JP2581278Y2 - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
内燃機関の冷却装置Info
- Publication number
- JP2581278Y2 JP2581278Y2 JP6504992U JP6504992U JP2581278Y2 JP 2581278 Y2 JP2581278 Y2 JP 2581278Y2 JP 6504992 U JP6504992 U JP 6504992U JP 6504992 U JP6504992 U JP 6504992U JP 2581278 Y2 JP2581278 Y2 JP 2581278Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- cooling
- internal combustion
- combustion engine
- aftercooler
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関の冷却装置に
係り、水管式空冷の冷却水冷却用のラジェータと、吸気
冷却用のアフタクーラを冷却する水管式空冷の冷却水冷
却用ラジェータとを備えた内燃機関の冷却装置に関す
る。
係り、水管式空冷の冷却水冷却用のラジェータと、吸気
冷却用のアフタクーラを冷却する水管式空冷の冷却水冷
却用ラジェータとを備えた内燃機関の冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関の冷却水冷却用のラジ
ェータに流れる冷却水の温度は約100°C以下であ
り、吸気冷却用のアフタクーラに流れる冷却水の温度は
約50°C以下である。
ェータに流れる冷却水の温度は約100°C以下であ
り、吸気冷却用のアフタクーラに流れる冷却水の温度は
約50°C以下である。
【0003】従って、水管式冷却器を用いた場合、両者
の熱膨張による変形に差があるため、従来、ラジェータ
と、アフタクーラ用ラジェータとを備えた内燃機関の冷
却装置においては、図4に示すように、それぞれ独立し
たラジェータ30とアフタクーラ用ラジェータ31とを
矢印に示す空気の流れに対して直列に配設するか、図5
に示すようにラジェータ33とアフタクーラ用ラジェー
タ32とを並列に配設している。
の熱膨張による変形に差があるため、従来、ラジェータ
と、アフタクーラ用ラジェータとを備えた内燃機関の冷
却装置においては、図4に示すように、それぞれ独立し
たラジェータ30とアフタクーラ用ラジェータ31とを
矢印に示す空気の流れに対して直列に配設するか、図5
に示すようにラジェータ33とアフタクーラ用ラジェー
タ32とを並列に配設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、ラジェータとアフタクーラ用ラジェータと
をそれぞれ独立して設けているため、場積も多く必要で
あり、構造も複雑となって経済的にも不利である。
成によれば、ラジェータとアフタクーラ用ラジェータと
をそれぞれ独立して設けているため、場積も多く必要で
あり、構造も複雑となって経済的にも不利である。
【0005】本考案は上記の問題点に着目してなされた
もので、ラジェータとアフタクーラ用ラジェータとの機
能を備え、構造簡単で、場積も小さい内燃機関の冷却装
置を経済的に提供することを目的としている。
もので、ラジェータとアフタクーラ用ラジェータとの機
能を備え、構造簡単で、場積も小さい内燃機関の冷却装
置を経済的に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る内燃機関の冷却装置においては、内燃
機関の冷却水と吸入空気とを冷却する水管式空冷冷却器
を備えた冷却装置において、冷却水冷却器と空気冷却器
用冷却水冷却器とが一体に成形されたアッパタンクとロ
アタンクとを備え、前記空気冷却器用冷却器が一部分に
湾曲部を設けた水管を備えたことを特徴としている。
め、本考案に係る内燃機関の冷却装置においては、内燃
機関の冷却水と吸入空気とを冷却する水管式空冷冷却器
を備えた冷却装置において、冷却水冷却器と空気冷却器
用冷却水冷却器とが一体に成形されたアッパタンクとロ
アタンクとを備え、前記空気冷却器用冷却器が一部分に
湾曲部を設けた水管を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、冷却水冷却器と吸気冷却器
用冷却水冷却器のアッパタンクとロアタンクとを一体成
形し、吸気冷却器用の冷却器の水管の一部を湾曲させた
ため、機関冷却水と吸気冷却器の冷却水とに温度差が生
じても、熱膨張による変形の差は水管の湾曲部で吸収す
ることができる。
用冷却水冷却器のアッパタンクとロアタンクとを一体成
形し、吸気冷却器用の冷却器の水管の一部を湾曲させた
ため、機関冷却水と吸気冷却器の冷却水とに温度差が生
じても、熱膨張による変形の差は水管の湾曲部で吸収す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下に本考案に係る、内燃機関の冷却装置の
実施例について、図面を参照して説明する。図1は本考
案の冷却装置を含む内燃機関の冷却回路を示し、内燃機
関101と、ファン102と、ターボチャージャー10
3と、アフタークーラ104と、ウォータポンプ10
5,106と、アフタクーラ用ラジェータ10と、ラジ
ェータ20から構成されている。エンジン用冷却水回路
110は冷却水を内燃機関101→ラジェータ20→ウ
ォータポンプ105→内燃機関101で循環させてい
る。アフタークーラ用冷却水回路120は冷却水をアフ
タークーラ用ラジェータ10→ウォータポンプ106→
アフタークーラ104→アフタークーラ用ラジェータ1
0で循環させている。図2は冷却装置の側面図であり、
吸気冷却器であるアフタクーラ用ラジェータ10と冷却
水冷却器であるラジェータ20とを、矢印に示す空気の
流れに対して直列に配設する。
実施例について、図面を参照して説明する。図1は本考
案の冷却装置を含む内燃機関の冷却回路を示し、内燃機
関101と、ファン102と、ターボチャージャー10
3と、アフタークーラ104と、ウォータポンプ10
5,106と、アフタクーラ用ラジェータ10と、ラジ
ェータ20から構成されている。エンジン用冷却水回路
110は冷却水を内燃機関101→ラジェータ20→ウ
ォータポンプ105→内燃機関101で循環させてい
る。アフタークーラ用冷却水回路120は冷却水をアフ
タークーラ用ラジェータ10→ウォータポンプ106→
アフタークーラ104→アフタークーラ用ラジェータ1
0で循環させている。図2は冷却装置の側面図であり、
吸気冷却器であるアフタクーラ用ラジェータ10と冷却
水冷却器であるラジェータ20とを、矢印に示す空気の
流れに対して直列に配設する。
【0009】アッパタンク1はアフタクーラ用ラジェー
タ部分2とラジェータ部分3と一体に成形され、ロアタ
ンク4もアフタクーラ用ラジェータ部分5とラジェータ
部分6と一体に成形されている。アンパタンク1とロア
タンク4とはアフタクーラ用ラジェータ10およびラジ
ェータ20の水管により連結されている。
タ部分2とラジェータ部分3と一体に成形され、ロアタ
ンク4もアフタクーラ用ラジェータ部分5とラジェータ
部分6と一体に成形されている。アンパタンク1とロア
タンク4とはアフタクーラ用ラジェータ10およびラジ
ェータ20の水管により連結されている。
【0010】図3は図2のA部の詳細断面図であり、ア
フタクーラ用ラジェータ10の水管11とラジェータ2
0の水管21とは、それぞれロアタンク4のアフタクー
ラ用ラジェータ部分5およびラジェータ部分6に接続し
ている。水管11および21にはフィン12が装着され
ている。
フタクーラ用ラジェータ10の水管11とラジェータ2
0の水管21とは、それぞれロアタンク4のアフタクー
ラ用ラジェータ部分5およびラジェータ部分6に接続し
ている。水管11および21にはフィン12が装着され
ている。
【0011】アフタクーラ用ラジェータ10の水管11
は図3に示すように一部分に湾曲部13を有しており、
その部分のフィン12は除去されている。
は図3に示すように一部分に湾曲部13を有しており、
その部分のフィン12は除去されている。
【0012】次に作用について説明する。機関が運転を
開始し、冷却水が冷却器に流れだすと、前述のように、
ラジェータ20の水管21に流入する冷却水温度は最高
約100°Cとなり、アフタクーラ用ラジェータ10の
水管11に流入する冷却水温度は最高約50°Cとな
る。
開始し、冷却水が冷却器に流れだすと、前述のように、
ラジェータ20の水管21に流入する冷却水温度は最高
約100°Cとなり、アフタクーラ用ラジェータ10の
水管11に流入する冷却水温度は最高約50°Cとな
る。
【0013】従って、ラジェータの水管21はアフタク
ーラ用ラジェータの水管11よりも熱膨張による伸びは
大きいが、膨張変形の差は水管11の湾曲部13により
吸収され、アッパタンク1やロアタンク4との接合部に
無理な力は加わらない。
ーラ用ラジェータの水管11よりも熱膨張による伸びは
大きいが、膨張変形の差は水管11の湾曲部13により
吸収され、アッパタンク1やロアタンク4との接合部に
無理な力は加わらない。
【0014】
【考案の効果】以上説明したごとく、本考案は水管式空
冷ラジェータおよびアフタクーラを備えた内燃機関の冷
却装置において、アッパタンクとロアタンクとを一体に
構成し、アフタクーラ用ラジェータの水管の一部分に湾
曲部を設けたため、冷却水に温度差が生じても熱膨張の
差は湾曲部で吸収され、接合部に無理な力が加わらない
ため耐久性が高く、構造簡単で、場積も小さい、経済的
な内燃機関の冷却装置が得られる。
冷ラジェータおよびアフタクーラを備えた内燃機関の冷
却装置において、アッパタンクとロアタンクとを一体に
構成し、アフタクーラ用ラジェータの水管の一部分に湾
曲部を設けたため、冷却水に温度差が生じても熱膨張の
差は湾曲部で吸収され、接合部に無理な力が加わらない
ため耐久性が高く、構造簡単で、場積も小さい、経済的
な内燃機関の冷却装置が得られる。
【図1】本考案の冷却装置を含む内燃機関の冷却回路図
である。
である。
【図2】本考案の冷却装置の側面図である。
【図3】本考案の冷却装置の部分詳細図である。
【図4】従来の冷却装置の第1例の側面図である。
【図5】従来の冷却装置の第2例の正面図である。
1 アッパタンク 2,5 アフタクーラ用ラジェータ部分 4 ロアタンク 3,6 ラジェータ部分 10 アフタクーラ用ラジェータ 11,21 水管 12 フィン 13 湾曲部
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の冷却水と吸入空気とを冷却す
る水管式空冷冷却器を備えた冷却装置において、冷却水
冷却器と空気冷却器用冷却水冷却器とが一体に成形され
たアッパタンクおよびロアタンクを備え、前記空気冷却
器が一部分に湾曲部を設けた水管を備えたことを特徴と
する内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6504992U JP2581278Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 内燃機関の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6504992U JP2581278Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 内燃機関の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622768U JPH0622768U (ja) | 1994-03-25 |
JP2581278Y2 true JP2581278Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13275721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6504992U Expired - Lifetime JP2581278Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 内燃機関の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581278Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017072091A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP6504992U patent/JP2581278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622768U (ja) | 1994-03-25 |
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