JP2563127B2 - 屋内空気循環設備 - Google Patents
屋内空気循環設備Info
- Publication number
- JP2563127B2 JP2563127B2 JP63127990A JP12799088A JP2563127B2 JP 2563127 B2 JP2563127 B2 JP 2563127B2 JP 63127990 A JP63127990 A JP 63127990A JP 12799088 A JP12799088 A JP 12799088A JP 2563127 B2 JP2563127 B2 JP 2563127B2
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- JP
- Japan
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- air
- building
- switching
- damper
- indoor air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Duct Arrangements (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、屋内空気循環設備に関するものである。
さらに詳しくは、この発明は、住宅等の建物内部におけ
る温度差の発生を制御して、全室内を均一温度とするこ
とのできる屋内空気循環設備に関するものである。
さらに詳しくは、この発明は、住宅等の建物内部におけ
る温度差の発生を制御して、全室内を均一温度とするこ
とのできる屋内空気循環設備に関するものである。
（従来の技術） 近年、サッシ構造、断熱構造等の進歩にともなって一
般の住宅建物においてもその気密性、断熱性は著しく向
上している。このような傾向とあいまって、建物内部全
体を集中制御により冷暖房するセントラル方式の空調設
備も普及してきている。
般の住宅建物においてもその気密性、断熱性は著しく向
上している。このような傾向とあいまって、建物内部全
体を集中制御により冷暖房するセントラル方式の空調設
備も普及してきている。
たとえば、冷温風による冷暖房としては、第５図に示
したように、熱交換器を連結した空気冷暖房装置（ア）
を用い、給気ダクト（イ）を通じて同一フロアの各室内
に冷風または温風を給気し、排気ダクト（ウ）により住
宅内の排気を回収することなどが行われ、またこれら設
備の改良も進められている。
したように、熱交換器を連結した空気冷暖房装置（ア）
を用い、給気ダクト（イ）を通じて同一フロアの各室内
に冷風または温風を給気し、排気ダクト（ウ）により住
宅内の排気を回収することなどが行われ、またこれら設
備の改良も進められている。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の冷暖房設備において
はその能力には限界があり、住宅用として使用できるも
のは一般的に小さな能力しかない。また、この冷暖房に
よる空調を住宅内部全体で効率的に行うための空気の流
れを形成することはそれほど容易ではない。特に、この
ことは、２階建て、さらには３階建てなどの複数の階層
を有する住宅においては上下の室温の差を解消すること
が難しいという事情にあらわれている。
はその能力には限界があり、住宅用として使用できるも
のは一般的に小さな能力しかない。また、この冷暖房に
よる空調を住宅内部全体で効率的に行うための空気の流
れを形成することはそれほど容易ではない。特に、この
ことは、２階建て、さらには３階建てなどの複数の階層
を有する住宅においては上下の室温の差を解消すること
が難しいという事情にあらわれている。
この複数の階層を有する住宅では、冷温風によるセン
トラル方式の空調を行ったとしても、暖房時には上部の
階では温度が高く下部階では低くなり、また冷房時にも
下部階よりも上部の階での温度が高く、この温度差は容
易には解消しないからである。
トラル方式の空調を行ったとしても、暖房時には上部の
階では温度が高く下部階では低くなり、また冷房時にも
下部階よりも上部の階での温度が高く、この温度差は容
易には解消しないからである。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、このような従来の住宅内における上下階または
広い範囲での空調時、さらには非空調時の温度差の発生
という問題を解決し、住宅建物内の全室を均一温度にす
る。居住性、さらには空調設備の熱効率と経済性を向上
させることのできる屋内空気循環設備を提供することを
目的としている。
であり、このような従来の住宅内における上下階または
広い範囲での空調時、さらには非空調時の温度差の発生
という問題を解決し、住宅建物内の全室を均一温度にす
る。居住性、さらには空調設備の熱効率と経済性を向上
させることのできる屋内空気循環設備を提供することを
目的としている。
（課題を解決するための手段） この発明は、上記の課題を解決するために、建物内に
設置した一方向または逆方向への空気の流れを形成する
循環ダクトに空調流れ切換え用のダンパと送風装置とを
連結し、ダンパ切換えによりいずれか一方への空気循環
路を形成してなることを特徴とする屋内空気循環設備を
提供する。
設置した一方向または逆方向への空気の流れを形成する
循環ダクトに空調流れ切換え用のダンパと送風装置とを
連結し、ダンパ切換えによりいずれか一方への空気循環
路を形成してなることを特徴とする屋内空気循環設備を
提供する。
この発明の設備には、建物内の上下部や居室毎等の温
度差を検知する検知装置とこれに連動するダンパの自動
切換えのためのコントローラとを備えることにより、よ
り効果的に屋内空気の循環を行うことができる。
度差を検知する検知装置とこれに連動するダンパの自動
切換えのためのコントローラとを備えることにより、よ
り効果的に屋内空気の循環を行うことができる。
循環ダクトには、たとえばダンパの切換えにより、上
方向または下方向への、複数階を連通させることもでき
る、いずれか一方向への空気の流れを形成する。
方向または下方向への、複数階を連通させることもでき
る、いずれか一方向への空気の流れを形成する。
（作用） この発明の屋内空気循環設備により、循環ダクトを通
じて、冷房時には建物内下部の冷たい空気を２階、３階
等の上部へ送風して冷やし、逆に、暖房時には上部の暖
かい空気を下部へ送風して下部を暖め、住宅建物内の全
体を均一の温度とすることができる。また、空調装置吹
出口からの距離の差による温度差が解消される。
じて、冷房時には建物内下部の冷たい空気を２階、３階
等の上部へ送風して冷やし、逆に、暖房時には上部の暖
かい空気を下部へ送風して下部を暖め、住宅建物内の全
体を均一の温度とすることができる。また、空調装置吹
出口からの距離の差による温度差が解消される。
この空気の流れの方向は、循環ダクトに連結したダン
パの切換えによって形成する。
パの切換えによって形成する。
（実施例） 次に図面に沿ってこの発明の実施例を説明する。もち
ろんこの発明は、以下の例によって限定されるものでは
ない。
ろんこの発明は、以下の例によって限定されるものでは
ない。
第１図は、この発明の屋内空気循環設備の一例を示し
たものである。この例においては、３階建て住宅の建物
内に、各階を連通する循環ダクト（１）を設け、これに
空気流れ切換え用のダンパ（11）（12）（13）（14）、
および送風ファン（２）とを連結している。３階の天井
部には空気の吸込・吹出口（３）を、また１階には空気
の吹出口（４）と吸込口（５）とを設けている。
たものである。この例においては、３階建て住宅の建物
内に、各階を連通する循環ダクト（１）を設け、これに
空気流れ切換え用のダンパ（11）（12）（13）（14）、
および送風ファン（２）とを連結している。３階の天井
部には空気の吸込・吹出口（３）を、また１階には空気
の吹出口（４）と吸込口（５）とを設けている。
切換え用ダンパ（11）（12）（13）（14）と送風ファ
ン（２）の作動は、建物の上下部に設けた温度センサ
（６）（７）に連結するコントローラ（８）によって制
御してもいる。
ン（２）の作動は、建物の上下部に設けた温度センサ
（６）（７）に連結するコントローラ（８）によって制
御してもいる。
この１台の送風ファン（２）を用いる例においては、
送風ファン（２）における送風の方向は矢印（Ａ）で示
したように一方向に限られているが、４個の切換え用ダ
ンパ（11）（12）（13）（14）の開閉のコントローラに
よって、循環ダクト（１）には、上方向または下方向へ
のいずれかの方向の空気の流れを形成する。
送風ファン（２）における送風の方向は矢印（Ａ）で示
したように一方向に限られているが、４個の切換え用ダ
ンパ（11）（12）（13）（14）の開閉のコントローラに
よって、循環ダクト（１）には、上方向または下方向へ
のいずれかの方向の空気の流れを形成する。
たとえば第２図の拡大図によって暖房時の場合につい
て説明すると、最上階の暖かい空気を第１図の吸込・吹
出口（３）から吸込み循環ダクト（１）を通じて下方へ
と送るが、この場合は、切換え用ダンパ（11）（14）を
閉じ、切換え用ダンパ（12）（13）を開くことによっ
て、吹出口（４）より暖かい空気を吹出す。逆に冷房時
には表１にも示したように、切換え用ダンパ（12）（1
3）を閉じ、ダンパ（11）（14）を開くことによって吸
込口（５）より冷たい空気を吸込んで循環ダクト（１）
を通じて上方へと送る。いずれの場合も送風ファン
（２）の送風方向（Ａ）は変わらない。
て説明すると、最上階の暖かい空気を第１図の吸込・吹
出口（３）から吸込み循環ダクト（１）を通じて下方へ
と送るが、この場合は、切換え用ダンパ（11）（14）を
閉じ、切換え用ダンパ（12）（13）を開くことによっ
て、吹出口（４）より暖かい空気を吹出す。逆に冷房時
には表１にも示したように、切換え用ダンパ（12）（1
3）を閉じ、ダンパ（11）（14）を開くことによって吸
込口（５）より冷たい空気を吸込んで循環ダクト（１）
を通じて上方へと送る。いずれの場合も送風ファン
（２）の送風方向（Ａ）は変わらない。
送風ファン（２）および切換え用ダンパ（11）（12）
（13）（14）については、以上の例にその配置が限定さ
れるものではない。たとえば、冷房用および暖房用の各
々の機能を分けた２台の送風ファンを用いてもよい。こ
の例を部分拡大図として示したものが第３図である。
（13）（14）については、以上の例にその配置が限定さ
れるものではない。たとえば、冷房用および暖房用の各
々の機能を分けた２台の送風ファンを用いてもよい。こ
の例を部分拡大図として示したものが第３図である。
この例においては、２台の送風ファン（21）（22）
と、２個の切換え用ダンパ（15）（16）とを循環ダクト
に連結している。
と、２個の切換え用ダンパ（15）（16）とを循環ダクト
に連結している。
暖房時には、切換え用ダンパ（15）を開き、他方の切
換え用ダンパ（16）を閉じて、送風ファン（21）を作動
させる。こうすることにより、建物内部の上部階の暖か
い空気は循環ダクト（１）を通じて下方に送られ、吹出
口（４）より吹出す。冷房時にはダンパの開閉を逆に
し、送風ファン（22）を作動させればよい。
換え用ダンパ（16）を閉じて、送風ファン（21）を作動
させる。こうすることにより、建物内部の上部階の暖か
い空気は循環ダクト（１）を通じて下方に送られ、吹出
口（４）より吹出す。冷房時にはダンパの開閉を逆に
し、送風ファン（22）を作動させればよい。
この送風ファンと切換え用ダンパの構成ばかりでな
く、循環ダクト（１）についても様々な態様が可能であ
ることはいうまでもない。
く、循環ダクト（１）についても様々な態様が可能であ
ることはいうまでもない。
たとえば第４図に示したように、住宅建物の居室等の
配置に応じて、吸込・吹出口（３）を各居室等の天井部
に設けたり、あるいは、各階層を連通する循環ダクト
（１）を分枝、複雑化してもよいことはいうまでもな
い。
配置に応じて、吸込・吹出口（３）を各居室等の天井部
に設けたり、あるいは、各階層を連通する循環ダクト
（１）を分枝、複雑化してもよいことはいうまでもな
い。
また、これら循環ダクト（１）の吸込・吹出口（３）
や、切換え用ダンパに連結する吹出口（４）、吸込口
（５）には、空気流れにともなう騒音を防止するため、
消音ガラリを設けてもよい。この他様々な細部の構成が
可能である。
や、切換え用ダンパに連結する吹出口（４）、吸込口
（５）には、空気流れにともなう騒音を防止するため、
消音ガラリを設けてもよい。この他様々な細部の構成が
可能である。
切換え用ダンパと送風ファンについては、前記のよう
に第１図の温度センサ（６）（７）とコントローラ
（８）とによって自動的に作動制御することができ、た
とえば、建物最上階の温度センサ（６）の温度（ｔ2）
と最下階の温度センサ（７）の温度（ｔ1）との温度差|
t2−ｔ1｜が、所定の値、たとえば３℃以上、 |t2−ｔ1｜＞Δｔ（３℃） の場合には自動的にコントローラ（８）によって、切換
え用ダンパ（11）（12）（13）（14）の開閉と、送風フ
ァン（２）のON/OFFを行うことができる。冷房時または
暖房時の適宜な段階で自動的に行うようにすることがで
きる。
に第１図の温度センサ（６）（７）とコントローラ
（８）とによって自動的に作動制御することができ、た
とえば、建物最上階の温度センサ（６）の温度（ｔ2）
と最下階の温度センサ（７）の温度（ｔ1）との温度差|
t2−ｔ1｜が、所定の値、たとえば３℃以上、 |t2−ｔ1｜＞Δｔ（３℃） の場合には自動的にコントローラ（８）によって、切換
え用ダンパ（11）（12）（13）（14）の開閉と、送風フ
ァン（２）のON/OFFを行うことができる。冷房時または
暖房時の適宜な段階で自動的に行うようにすることがで
きる。
この発明の設備は、同一フロアの場合でも、空調装置
の空気吹出口からの距離の差による温度差の解消にも有
利に適用できる。
の空気吹出口からの距離の差による温度差の解消にも有
利に適用できる。
（発明の効果） 以上詳しく説明したように、この発明の屋内空気循環
設備により、室内の空気循環を円滑に行うことができ、
建物内部の温度差は容易に解消することができる。ま
た、空気の循環が一方向または逆方向に随時切換えて行
えるので、冷温風の空調時にも利用でき、空調の熱効
率、経済性も向上させることができる。
設備により、室内の空気循環を円滑に行うことができ、
建物内部の温度差は容易に解消することができる。ま
た、空気の循環が一方向または逆方向に随時切換えて行
えるので、冷温風の空調時にも利用でき、空調の熱効
率、経済性も向上させることができる。
第１図は、この発明の一実施例を示した建物内の配置断
面図である。第２図は、切換え用ダンパと送風ファンに
ついて示した部分配置断面図である。 第３図は、この切換え用ダンパと送風ファンの別の配置
例を示した部分配置断面図である。 第４図は、循環ダクトの吸込・吹出しについての他の例
を示した部分断面図である。 第５図は、従来の空調設備について例示した平面図であ
る。 １……循環ダクト ２……送風ファン 11,12,13,14……切換え用ダンパ ３……吸込・吹出口 ４……吹出口 ５……吸込口 6,7……温度センサ ８……コントローラ 15,16……切換え用ダンパ 21,22……送風ファン
面図である。第２図は、切換え用ダンパと送風ファンに
ついて示した部分配置断面図である。 第３図は、この切換え用ダンパと送風ファンの別の配置
例を示した部分配置断面図である。 第４図は、循環ダクトの吸込・吹出しについての他の例
を示した部分断面図である。 第５図は、従来の空調設備について例示した平面図であ
る。 １……循環ダクト ２……送風ファン 11,12,13,14……切換え用ダンパ ３……吸込・吹出口 ４……吹出口 ５……吸込口 6,7……温度センサ ８……コントローラ 15,16……切換え用ダンパ 21,22……送風ファン
Claims (2)
- 【請求項１】建物内に設置した一方または逆方向への空
気流れを形成する循環ダクトに空気流れ切換え用のダン
パと送風装置とを連結し、ダンパ切換えによりいずれか
の方向への空気循環路を形成してなることを特徴とする
屋内空気循環設備。 - 【請求項２】建物内の上下の温度差を検知してダンパを
切換える請求項（１）記載の屋内空気循環設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63127990A JP2563127B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 屋内空気循環設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63127990A JP2563127B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 屋内空気循環設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01300136A JPH01300136A (ja) | 1989-12-04 |
| JP2563127B2 true JP2563127B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14973725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63127990A Expired - Lifetime JP2563127B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 屋内空気循環設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563127B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012073001A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Toto Ltd | 浴室乾燥装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3429875B2 (ja) * | 1994-12-13 | 2003-07-28 | 大成建設株式会社 | 空調方法及びそれに用いる空気流通回路を備えた空調設備 |
| JP2021032452A (ja) * | 2019-08-21 | 2021-03-01 | 株式会社トルネックス | 空気環境循環調整システム |
| JP7292154B2 (ja) * | 2019-08-27 | 2023-06-16 | トヨタホーム株式会社 | 建物の空調システム |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP63127990A patent/JP2563127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012073001A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Toto Ltd | 浴室乾燥装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01300136A (ja) | 1989-12-04 |
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