[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2021067694A - 試薬庫及び自動分析装置 - Google Patents

試薬庫及び自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021067694A
JP2021067694A JP2020180771A JP2020180771A JP2021067694A JP 2021067694 A JP2021067694 A JP 2021067694A JP 2020180771 A JP2020180771 A JP 2020180771A JP 2020180771 A JP2020180771 A JP 2020180771A JP 2021067694 A JP2021067694 A JP 2021067694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent storage
conduit
storage tank
reagent
height direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020180771A
Other languages
English (en)
Inventor
ヤオ ツゥイ
Yao Cui
ヤオ ツゥイ
ユウツイ ホウ
Yucui Hou
ユウツイ ホウ
新野 俊之
Toshiyuki Niino
俊之 新野
シンミン ワン
Xinmin Wang
シンミン ワン
シエン ナン ジュウ
Shengnan Zhu
シエン ナン ジュウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Publication of JP2021067694A publication Critical patent/JP2021067694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N2035/00346Heating or cooling arrangements
    • G01N2035/00435Refrigerated reagent storage

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】試薬庫内を均一に効率よく保冷すること。【解決手段】本実施形態に係る試薬庫は、試薬庫槽部、試薬庫カバー、導管、冷却部および流動ポンプを具備する。前記試薬庫槽部は、自動分析装置の分析に用いる試薬を収容した試薬容器を収納する。前記試薬庫カバーは、前記試薬庫槽部を覆う。前記導管は、前記試薬庫槽部の側面に沿って配置される。前記冷却部は、前記冷媒を冷却する。前記流動ポンプは、前記導管の始端および終端に連結し、前記冷媒を前記導管中で流動させる。【選択図】図2

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、試薬庫及び自動分析装置に関する。
自動分析装置は生化学検査項目や免疫検査項目などを対象とし、反応容器に分注した被検試料(血液や尿などの生体試料)と各項目に該当する試薬との混合液の反応によって生ずる色調などの変化を測定することにより、被検試料中の様々な成分の濃度や酵素の活性を求める。この自動分析装置では、被検試料毎に分析条件の設定により測定可能になった多数の項目の中から、検査に応じて選択された項目の測定が行われる。そして、被検試料及び選択された項目に該当する試薬は、サンプル及び試薬分注プローブで反応容器に分注され、分注された被検試料及び試薬の混合液は撹拌子で撹拌され、測光部で測定される。
被検試料の様々な成分を分析するための試薬は試薬容器に収容され、自動分析装置に設けられる試薬庫で保冷されている。例えば、試薬を収容した試薬容器は、試薬庫槽部および試薬庫カバーからなる試薬庫内に収納され、収納された試薬容器は試薬が変性して分析データが悪化するのを防ぐために保冷される。そして、試薬容器を保冷する方法には、試薬庫内にファンを使って冷媒を送り込むことで、試薬容器の周りを冷やす保冷方法が知られている。
しかし、冷媒を試薬庫内に送り込む方法では、多数の試薬容器が収納されると、試薬容器と試薬容器との間に冷気を当てるのは難しく、均一に保冷することが難しい。また、検査項目を多く処理する自動分析装置では、多くの種類の試薬を配置する必要があるので、試薬容器を2重同心円状に配置できる2重試薬庫のような大型の試薬庫を採用しており、このような大型の試薬庫内を所定の温度にまで下がるまでには時間がかかってしまう、という問題がある。
特開2017−150871号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、試薬庫内を均一に効率よく保冷することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る試薬庫は、試薬庫槽部、試薬庫カバー、導管、冷却部および流動ポンプを具備する。前記試薬庫槽部は、自動分析装置の分析に用いる試薬を収容した試薬容器を収納する。前記試薬庫カバーは、前記試薬庫槽部を覆う。前記導管は、前記試薬庫槽部の壁面に沿って配置される。前記冷却部は、前記冷媒を冷却する。前記流動ポンプは、前記導管の始端および終端に連結し、前記冷媒を前記導管中で流動させる。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置の構成を示す図である。 図2は、第1実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図3は、第2実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図4は、第3実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図5は、第9実施形態において、図1の第1試薬庫の底部を示す概略図である。 図6は、第4実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図7は、第5実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図8は、第6実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図9は、第7実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図10は、第8実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図11は、第11実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。 図12は、第8実施形態において、冷媒流路を制御する処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第10実施形態において、試薬庫カバー上の導管の配置を示す概略図である。
以下、本発明に係る試薬庫及び自動分析装置の実施形態を、図1乃至図13を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置の構成を示す図である。この自動分析装置100は、様々な項目の標準試料や被検試料を項目毎に測定する分析ユニットを有する分析部1と、分析部1における各分析ユニットの測定動作の制御を行う分析制御部2と、標準試料や被検試料の測定により分析部1から出力される標準試料データや被検試料データを処理して検量線の作成や分析データの生成を行うデータ処理部3とを備えている。
分析部1は、標準試料や被検試料等のサンプルを収容した試料容器4と、この試料容器4を回動可能に保持するディスクサンプラ5と、サンプルに含まれる各項目の成分を分析する第1試薬を収容した試薬容器6と、試薬容器6を回動可能に保持する保持部およびこの保持部が収納された試薬庫槽部を有する第1試薬庫7と具備する。
また、分析部1は、試薬容器6に貼付されたバーコードラベルの情報を読み取るリーダ8と、第1試薬と対をなす第2試薬を収容した試薬容器9と、試薬容器9を回動可能に保持する保持部およびこの保持部が収納された試薬庫槽部を有する第2試薬庫10と、試薬容器9に貼付されたバーコードラベルの情報を読み取るリーダ11とを備えている。
更に、分析部1は、試料容器4からサンプルを吸引して反応容器12に吐出する分注を行うサンプル分注プローブを回動および昇降可能に保持するサンプル分注アーム13と、第1試薬庫7の試薬容器6から第1試薬を吸引して反応容器12に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブを回動および昇降可能に保持する第1試薬分注アーム14と、第2試薬庫10から第2試薬を吸引して反応容器12に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブを回動および昇降可能に保持する第2試薬分注アーム15とを具備する。
更に、分析部1は、各分注プローブから吐出されたサンプル、第1試薬および第2試薬を収容する円周上に複数配置された反応容器12を回転移動可能に保持する反応ディスク16と、反応容器12内に分注されたサンプルおよび第1試薬の混合液や、サンプル、第1試薬、および第2試薬の混合液を撹拌する撹拌ユニット17と、各混合液を収容した反応容器12を測定する測光ユニット18(即ち、測光ユニット18は、反応容器12内の混合液を測光する)と、反応容器12内の測定を終えた各混合液を吸引すると共に反応容器12内を洗浄する洗浄ノズル、および反応容器12内を乾燥する乾燥ノズルを昇降移動可能に保持する洗浄ユニット19とを具備する。
測光ユニット18は回転移動する反応容器12に光を照射し、標準試料を含む混合液を透過した光を吸光度に変換して標準試料データを生成した後、データ処理部3に出力する。また、被検試料を含む混合液を透過した光を吸光度に変換して被検試料データを生成した後、データ処理部3に出力する。更に、測定後の反応容器12、サンプル分注アーム13のサンプル分注プローブ、第1試薬分注アーム14の第1試薬分注プローブ、第2試薬分注アーム15の第2試薬分注プローブ、撹拌ユニット19等の各分析ユニットは、洗浄された後、再び測定に使用される。
分析制御部2は、分析部1の各分析ユニットを駆動する機構を備えた機構部20と、機構部20の各機構を制御する制御部21とを具備する。機構部20は、第1試薬庫7の保持部、第2試薬庫10の保持部、およびディスクサンプラ5をそれぞれ回動する機構、反応ディスク16を回転する機構、サンプル分注アーム13、第1試薬分注アーム14、第2試薬分注アーム15、および撹拌ユニット17をそれぞれ回動および昇降移動する機構、洗浄ユニット19を昇降移動する機構等を具備する。
また、分析制御部2は、サンプル分注アーム13のサンプル分注プローブからサンプルの吸引及び吐出を行うサンプル分注ポンプを駆動する機構、第1試薬分注アーム14の第1試薬分注プローブから第1試薬の吸引および吐出を行う第1試薬ポンプを駆動する機構、第2試薬分注アーム15の第2試薬分注プローブから第2試薬の吸引および吐出を行う第2試薬ポンプを駆動する機構、撹拌ユニット17の撹拌子を撹拌駆動する機構、洗浄ユニット19の洗浄ノズルから混合液の吸引や洗浄液の吐出および吸引を行う洗浄ポンプを駆動する機構、洗浄ユニット19の乾燥ノズルから吸引を行う乾燥ポンプを駆動する機構等を具備する。
次に、図2と図5を参照して、分析部1における第1試薬庫7および第2試薬庫10の構成を説明する。ここでは、2重試薬庫である第1試薬庫7を例として説明する。
図2において、第1試薬庫7は、試薬容器6を収納する試薬庫槽部200と、この試薬庫槽部200を覆う着脱自在の試薬庫カバー202と、試薬庫槽部200に収納された試薬容器6を回動可能に保持する第1保持部203と第2保持部204(第1保持部203と第2保持部204は同心円状のテーブル形状)と、第1保持部203を回動させる第1モータ(駆動機構)205と、第2保持部204を回動させる第2モータ(駆動機構)206と、試薬庫槽部200の壁面に沿って配置される導管207と、冷媒を冷却する冷却部208と、導管207の始端および終端に連結し、冷媒を導管207中で流動させる流動ポンプ209とを具備する。また、第1試薬庫7は、試薬庫槽部200の外側に試薬庫槽部200を断熱する断熱部201を具備する。
また、図5において、第1試薬庫7の試薬庫槽部200の底部500には、第1試薬庫7内を保冷することによって発生する結露水を第1試薬庫7の外部へ排出するための排水口502が形成されている。
また、図5において、試薬庫槽部200に収納された試薬容器6を保持する第1保持部203および第2保持部204を回動するために、試薬庫槽部200の底部には伝動部503が形成されている。伝動部503は、試薬庫槽部200の外側に設けられた第1モータ205および第2モータ206の動力を、それぞれ、ギアとカム等の駆動機構により試薬庫槽部200内の第1保持部203および第2保持部204へ伝達する。
次に、第1試薬庫7内の導管207の配置方式について説明する。ここで、導管207の配置方式として、導管207が試薬庫槽部200の側面に沿って配置された場合について、第1実施形態(図2)、第2実施形態(図3)、第3実施形態(図4)、第4実施形態(図6)、第5実施形態(図7)、第6実施形態(図8)、第7実施形態(図9)、第8実施形態(図10、図12)、第11実施形態(図11)にて説明する。更に、導管207が試薬庫槽部200の底部に配置された場合について、第9実施形態(図5)にて説明し、導管207が試薬庫カバー202の内側に配置された場合について、第10実施形態(図13)にて説明する。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図2に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置される。このような構成によって、試薬庫槽部200の側面に沿って導管を配置して、その導管に冷媒(例えば、水等の液体または気体)を流動させるようにしたので、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
更に、本実施形態では、導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向において、高い位置に配置されている複数の導管層の間隔が低い位置に配置されている複数の導管層の間隔よりも小さくなるように配置されている。例えば、図2において、試薬庫槽部200の側面の高さ方向において高い位置であるエリアBにおいて導管層の密度を高くして隣接する導管層の間隔をエリアB以外のエリアにおいて隣接する導管層の間隔よりも小さくなるように導管を配置している。
一般的に、試薬容器6を試薬庫槽部200へ収納する際に試薬庫カバー202を空ける、また、試薬庫カバー202で第1試薬庫7を覆った状態で試薬容器6から第1試薬分注アーム14により試薬を吸引するために、試薬容器6の試薬吸引口付近は、試薬庫カバー202に孔が形成されていることによって、第1試薬庫7内の試薬庫槽部200の側面の高い方のエリア(試薬庫カバー202に近いエリア)は、第1試薬庫7内の試薬庫槽部200の側面の低い方のエリア(試薬庫槽部200の底部に近いエリア)に比べて、保冷効果を維持(均一に保冷)するのが難しい。本実施形態では、試薬庫槽部200の側面の高さ方向において高い位置であるエリアBにおいて導管層の密度を高くして隣接する導管層の間隔をエリアB以外のエリアにおいて隣接する導管層の間隔よりも小さくなるように導管を配置することによって、第1試薬庫7内の試薬庫槽部200の側面の高い方のエリア(試薬庫カバー202に近いエリア)の冷却効果を第1試薬庫7内の試薬庫槽部200の側面の低い方のエリア(試薬庫槽部200の底部に近いエリア)よりも高くしているので、試薬庫カバー202の開閉等による試薬庫カバー202に近いエリアでの温度上昇を抑えて保冷の均一性を維持することが可能である。
また、導管207を図2の上方から見ると、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向に試薬庫槽部200の側面の周方向の一部の領域を覆う。つまり、試薬庫槽部200の側面の高さ方向から見ると、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向に沿って円弧状に形成されることで、導管のコストを低減させる。また、保冷効果を向上させるために、導管207は、少なくとも試薬庫槽部200の側面の周方向の90%以上の長さの領域に配置されている。
また、導管207は、一つの導管を試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って螺旋状に延在配置させることで構成される場合に、試薬庫槽部200の側面の高さ方向から見ると、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向に沿って螺旋状に構成され、この場合に、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向の全長に亘る領域に配置されている。
また、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向に沿って円形に構成されている。この場合に、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向の全長に亘る領域に配置されている。
つまり、導管207は、試薬庫槽部200の側面の周方向に沿って、円形、螺旋状、円弧状の少なくとも1つの形状を有し、少なくとも試薬庫槽部200の側面の周方向の90%以上の長さの領域に配置される。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図3に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置される。このような構成によって、試薬庫槽部の側面に沿って導管を配置して、その導管に冷媒を流動させるようにしたので、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
更に、本実施形態では、試薬庫槽部200の側面には、温度が外的要因による影響を受けやすい位置があり、例えば、試薬庫槽部200の外側と内側の間に形成された配線やセンサー用の貫通孔301が設けられている。以下、貫通孔301を例として説明する。その貫通孔301の周囲には、導管207の支流である副導管302が配置され、即ち、試薬庫槽部200の側面に形成された貫通孔301に隣接する導管207の導管層はその支流である副導管302を形成する。
そのような貫通孔301は、断熱部201も貫通しており、貫通孔301を介して第1試薬庫7中の空気が外気に触れるので、貫通孔301付近の保冷効果が悪い。本実施形態では、貫通孔301の周囲に導管207の支流である副導管302を形成し、その副導管302内にも冷媒を循環させるようにすることで、貫通孔301の周囲において冷媒を流動させる流域面積を拡大して、貫通孔301付近での冷却効果を向上させることができ、貫通孔301付近での温度上昇を抑えて保冷の均一性を維持することが可能である。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図4に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置される。このような構成によって、試薬庫槽部の側面に沿って導管を配置して、その導管に冷媒を流動させるようにしたので、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
更に、本実施形態では、試薬庫槽部200の側面には、温度が外的要因による影響を受けやすい位置があり、例えば、試薬庫槽部200の外側と内側の間に形成された配線やセンサー用の貫通孔301が設けられている。以下、貫通孔301を例として説明する。その貫通孔301に隣接する導管207の導管層は試薬庫槽部200の側面の高さ方向に蛇行導管部401を形成し、その蛇行導管部401を貫通孔301付近に配置している。
そのような貫通孔301は、断熱部201も貫通しており、貫通孔301を介して第1試薬庫7中の空気が外気に触れるので、貫通孔301付近の保冷効果が悪い。本実施形態では、貫通孔301付近に導管207の蛇行導管部401を配置して、その蛇行導管部401に冷媒を循環させるようにすることで、貫通孔301の周囲において冷媒を流動させる流域面積を拡大して、貫通孔301付近での冷却効果を向上させることができ、貫通孔301付近での温度上昇を抑えて保冷の均一性を維持することが可能である。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207には、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に配置され、冷媒の循環を独立して行う第1部分303および第2部分304が含まれ、第1部分303および第2部分304は、それぞれ複数の導管層を有する。図6を参照しながら、第1部分303は試薬庫槽部200の側面の上半部に配置され、第2部分304は試薬庫槽部200の側面の下半部に配置されている構造を例として説明する。第1部分303および第2部分304は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、第1部分303および第2部分304はそれぞれ、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に各導管層を形成する。
冷気は比重が比較的大きいため、一般的に試薬庫槽部200内において下部に位置している。したがって、試薬庫槽部200の上部位置は下部位置よりも温度が高くなるため、上部位置に近い(即ち、試薬庫カバー202に近い)第1部分303の直径は、試薬庫槽部200の底部に近い第2部分304の直径よりも大きく設定され、それにより、試薬庫槽部200内の上部温度および下部温度を比較的均一化させることができる。
第1部分303と第2部分304のそれぞれの導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置されている。冷媒は第1部分303と第2部分304内をそれぞれ独立して循環し、試薬庫槽部200の側面の上部位置及び下部位置には2つの独立した冷媒サイクルがそれぞれ形成され、第1試薬庫7内を効果的に保冷することができる。また、試薬庫槽部200の上部位置と下部位置との温度差に応じて第1部分303の直径を第2部分304の直径よりも大きくすることができ、上部位置にある第1部分303の表面積が大きくなり、保冷効果が向上させる。
さらに、第1部分303は、第2部分304と比較して、各導管層がより密に分布させることができる。第1部分303と第2部分304内には異なる冷媒が設置されてもよい。この場合、上部位置にある第1部分303の冷却効果は、下部位置にある第2部分304の冷却効果よりも高くなる。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
試薬の入れ口では温度が比較的高いので、導管は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に交互に配置され、冷媒の循環を独立して行う第1部分303および第2部分304が含まれるように構成されている。第1部分303および第2部分304はそれぞれ複数の導管層を有する。第1部分303の直径は第2部分304の直径よりも大きい。温度が比較的高い場合は、直径が大きい第1部分303を使用し、温度が比較的低い場合は、直径が小さい第2部分304を使用することができる。
ただし、第1部分303および第2部分304はいずれも複数の導管層を有する。第1部分303および第2部分304は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置され、これにより、第1部分303および第2部分304は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に各導管層をそれぞれ形成する。第1部分303および第2部分304のそれぞれの導管層は、試薬庫槽部200の側面に交互に配置され、例えば、試薬庫槽部200の側面には、第1部分303の導管層、第2部分304の導管層、第1部分303の導管層及び第2部分304の導管層が上から順に配置されている。
第1部分303および第2部分304のそれぞれの導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置される。冷媒は第1部分303と第2部分304内をそれぞれ独立して循環し、2つの独立した冷媒サイクルは試薬庫槽部200の側面に亘って形成され、第1試薬庫7内の温度変化に応じて第1部分303内の冷媒サイクルと第2部分304内の冷媒サイクルを選択的に使用することで、保冷効果を向上させることができる。
(第6実施形態)
図8は、第6実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図8に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置される。このような構成によって、試薬庫槽部200の側面に沿って導管を配置して、その導管に冷媒を流動させるようにしたので、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
試薬庫槽部200の内部には、シールや断熱が不十分な位置(即ち、温度が外的要因による影響を受けやすい位置)があり、例えば、試薬庫槽部200の側面には、試薬庫槽部200の外側と内側の間の配線やセンサー用の貫通孔が形成されており、試薬庫槽部200内の空気が当該貫通孔を介して外気に触れるので、当該貫通孔付近の冷却効果が悪い。
そこで、本実施形態では、導管層の少なくとも一部には、導管層自体の直径よりも大きな拡張部305が形成されており、且つ該拡張部305は、試薬庫槽部200の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置(例えば、上述の貫通孔付近)に設けられている。このような構成によって、上述の貫通孔の周囲において冷媒を流動させる流域面積を拡大して、当該貫通孔付近での冷却効果を向上させることができる。拡張部305は、導管207の容積を部分的に外側に拡張して形成された、導管207の直径よりも大きな管体構造である。
(第7実施形態)
図9は、第7実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図9に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に互いに平行に配置されている。このような構成によって、試薬庫槽部200の側面に沿って導管を配置して、その導管207に冷媒を流動させるようにしたので、第1試薬庫7内を均一に効率よく保冷することができる。
試薬庫槽部200の内部には、シールや断熱が不十分な位置(即ち、温度が外的要因による影響を受けやすい位置)があり、例えば、試薬庫槽部200の側面には、試薬庫槽部200の外側と内側の間の配線やセンサー用の貫通孔が設けられ、試薬庫槽部200内の空気が当該貫通孔を介して外気に触れるので、当該貫通孔付近の冷却効果が悪い。
そのため、本実施形態では、導管層の表面の少なくとも一部にはエネルギー(本実施形態では、主に熱を指す)を吸収して変形する延出片306が設けられ、延出片306は、試薬庫槽部200の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置(例えば、上述の貫通孔付近)に設けられている。温度が局所的に上昇すると、延出片306はエネルギーを吸収して変形し導管層の外側に膨張することにより、導管の表面積を増加させ、冷却速度を大きくし、上述の貫通孔付近の冷却効果を向上させる。
また、延出片306は、試薬庫槽部200の側面上で、照光が外的要因による影響を受けやすい位置(例えば、試薬庫カバー202の開口部付近)に設けられてもよい。試薬庫カバー202を開けた所の照光が明るくなると、延出片306が変形し、導管層の外側に膨張することにより、導管の表面積を増加させ、冷却速度を大きくし、上述の貫通孔の付近の冷却効果を向上させる。
導管207の断面が多角形の場合では、延出片306を導管のある面に直接貼り付けたり溶接したりすることができる。断面が円形や楕円の導管を使用する場合では、延出片306を固定するのは困難である。この場合では、延出片306をクランプによって固定した後、該クランプをねじおよびナットによって導管207の外側に固定する。
延出片306は、変形可能な機能材料からなり、一般に感熱バイメタル、感光性変形材料などのシート状のものである。また、延出片306は、導管207に部分的に固定されている。
(第8実施形態)
図10は、第8実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
導管207は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に複数の導管層を有する。導管207は、複数でもよいし、一つでもよい。導管207が複数である場合に、複数の導管は、高さ方向に試薬庫槽部200の側面に沿って配置され、高さ方向において異なる位置にある各導管は、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。導管207が一つである場合に、一つの導管は、試薬庫槽部200の高さ方向に試薬庫槽部200の側面を沿って螺旋状に延在するように配置されることで、導管207の高さ方向の各導管層を形成する。
図10に示すように、導管207の各導管層は、試薬庫槽部200の側面の高さ方向に互いに平行に配置されている。このような構成によって、試薬庫槽部の側面に沿って導管を配置して、その導管に冷媒を流動させるようにしたので、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
試薬庫槽部200の内部には、シールや断熱が不十分な位置(即ち、温度が外的要因による影響を受けやすい位置)があり、例えば、試薬庫槽部200の側面には、試薬庫槽部200の外側と内側の間の配線やセンサー用の貫通孔が設けられ、試薬庫槽部200内の空気が当該貫通孔を介して外気に触れるので、当該貫通孔付近の冷却効果が悪い。
そのため、本実施形態では、導管層の少なくとも一部は、クロスパイプネットワーク307を有する。クロスパイプネットワーク307は、複数の分岐導管からなるネットワーク構造であり、冷媒は各分岐導管内を流れることができる。クロスパイプネットワーク307は、試薬庫槽部の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置に配置され、クロスパイプネットワーク307の外周側の試薬庫槽部の内壁には、異常な温度を監視する温度センサーが設けられている。クロスパイプネットワーク307上の少なくとも複数のクロスノードには、電磁弁が設けられ、クロスノードにある電磁弁は、温度センサーによって取得された温度データに応じて異なる実行状態を調整することができる。クロスパイプネットワーク307は、電磁弁の異なる実行状態に応じて、様々な異なる冷媒流路を形成する。
本実施形態では、自動分析装置100は、冷媒流路を制御するための制御部材をさらに含む。なお、制御部材は、自動分析装置100の分析制御部2自体であってもよい。温度センサーによって検出される各位置(高リスク位置)はそれぞれ、1つのクロスパイプネットワーク307の冷媒流路、すなわち、1つのクロスパイプネットワーク307上にあるすべての電磁弁の開閉状態に対応し、温度センサーが異常な温度データを取得すると(その検出位置を異常点という)、対応する電磁弁を開いて、異常点にある冷媒流路に冷媒を流して冷却の目的を達成する。
図12は、冷媒流路を制御する処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS1の開始時において、例えば、温度センサーの数をaとする。各温度センサーは、1つの冷媒流路にそれぞれ対応し、n番目の温度センサーの連続温度許容外偏差の数をMnとし、各温度センサーの連続温度許容外偏差の許容可能な数をb(b>0)とする。
次に、システムが初期化される(ステップS2)。ここで、ステップS3の初期状態では、n=1、M1=M2=・・・=Ma=0であり、電磁弁は通電しておらず、冷媒流路が閉じられていて、制御部材は、温度センサーが対応する温度監視点の温度データをリアルタイムで監視する。そして、n番目の温度センサーは、温度サンプリング値tnを読み取る(ステップS4)。
ここで、n番目の温度センサーが読み取った温度サンプリング値tnが、n番目の温度センサーの比較基準温度値Tnより小さく(ステップS5;Yes)、Mn=0であり(ステップS6)、且つMn≦bの場合(ステップS8;No)、制御部材は、対応するn番目の冷媒流路の電磁弁を通電させない(ステップS10)。
また、n番目の温度センサーが読み取った温度サンプリング値tnが、n番目の温度センサーの比較基準温度値Tnより大きい場合(ステップS5;No)、制御部材は、Mnに1をインクリメントする(Mn=Mn+1)(ステップS7)。ここで、Mn≦bの場合(ステップS8;No)、制御部材は、対応するn番目の冷媒流路の電磁弁を通電させない(ステップS10)。一方、Mn>bの場合(ステップS8;Yes)、制御部材は、対応するn番目の冷媒流路の電磁弁を通電させる(ステップS9)。
制御部材は、試薬庫槽部200内部の対応する位置におけるn番目の温度センサーの温度許容外偏差の状態を判断した後、a個の温度センサーが読み取った温度サンプリング値をすべて分析するまで、試薬庫槽部200内部の対応する位置におけるn+1番目の温度センサーの温度許容外偏差の状態を判断し続ける。この場合、制御部材は、ステップS9またはステップS10を実行した後に、nに1をインクリメントする(n=n+1)(ステップS11)。このとき、n≦aである場合(ステップS12;Yes)、ステップS4が実行される。
一方、a個の温度センサーが読み取った温度サンプリング値がすべて分析された場合、最初から始める。この場合、制御部材は、ステップS9またはステップS10を実行した後に、nに1をインクリメントする(n=n+1)(ステップS11)。このとき、n>である場合(ステップS12;No)、制御部材は、n=1とし(ステップS13)、その後、ステップS4が実行される。
本実施形態では、同一の温度検出点における温度がb回連続で基準を超えていると、該温度検出点は高リスク点であると判定し、高リスク点を判定した上で、(対応する冷媒流路を開く)対策を講じ、高リスク点の誤判定により生じる、温度が局所的に低すぎる現象を回避している。
(第9実施形態)
図5は、第9実施形態において、図1の第1試薬庫の底部の概略図である。
試薬庫槽部200の底部には導管207が配置されており、導管207全体は放射状に配置されている。
ここで、試薬庫槽部200の底部にある導管207は、試薬庫槽部200の側面の導管207と同時に配置されてもよく(第1実施形態乃至第9実施形態のいずれか一つの配置方式であってもよい)、または独立して配置されてもよい(試薬庫槽部200の底部のみに導管207を配置する)。
試薬庫槽部200の底部にある排水口502および伝動部503も断熱部201を通過し、第1試薬庫7内の空気は排水口502および伝動部503を介して外気と接触するため、排水口502および伝動部503付近の保冷効果が悪い。
導管207には、冷却効率を向上させるために、ヒートシンク501が配置されている。例えば、外気と接触しやすい試薬庫槽部200の底部500に形成された排水口502および/または伝動部503の近くでは、ヒートシンク501は、当該ヒートシンク501の分布密度が高くなるように複数配置される、または、個別に配置される。
このような構造によって、試薬庫槽部200の底部500付近(試薬庫槽部200の側面の高さ方向の下側領域)での冷却効果を向上させることができ、温度上昇を抑えて保冷の均一性を維持することが可能である。
(第10実施形態)
図13は、第10実施形態において、試薬庫カバー上の導管の配置を示す概略図である。
試薬庫カバー202の内側には、導管207が配置されており、導管207全体は円形構造であってもよい。導管207には、試薬庫カバー202の外周から中心に向けて径方向に分布している複数の導管層が含まれる。試薬庫カバー202上の導管207は、試薬庫槽部200の側面及び試薬庫槽部200の底部にある導管207と同時に配置されてもよく(第1実施形態乃至第9実施形態のいずれか一つの配置方式であってもよい)、または独立して配置されてもよい(試薬庫カバー202のみに導管207を配置する)。
導管207の表面には結露水が形成されているので、試薬容器6内への結露の落下を防ぐために、導管207は試薬容器6の開口部の上方に配置されていない。
(第11実施形態)
図11は、第11実施形態において、図1の第1試薬庫のA−A矢視図である。
試薬庫槽部200の内部には、シールや断熱が不十分な位置(即ち、温度が外的要因による影響を受けやすい位置)があり、例えば、試薬庫槽部200の側面には、試薬庫槽部200の外側と内側の間の配線やセンサー用の貫通孔が設けられ、試薬庫槽部200内の空気が当該貫通孔を介して外気に触れるので、当該貫通孔付近の冷却効果が悪い。例えば、試薬庫槽部200の底部にある排水口502および伝動部503付近の保冷効果も悪い。
したがって、試薬庫槽部200の内部には、ファン308および温度センサーが設けられている。ファン308および温度センサーは、いずれも試薬庫槽部200の内壁上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置(例えば、上記の貫通孔、排水口502および伝動部503)付近に配置されており、風速を上げることにより、熱交換効率を高めて温度を局所的に下げることができる。
本実施形態では、一般的に制御部材も含まれ、制御部材は、自動分析装置の分析制御部2であってもよい。温度センサーによって検出された高リスク位置の温度は設定された標準値よりも高いと、制御部材は高リスク位置にあるファン308を起動して温度を下げる。温度センサーによって検出された高リスク位置の温度は設定された標準値以下であると、該位置にあるファン308をオフにするか、またはファン308の回転速度を低下する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、試薬庫内を均一に効率よく保冷することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
7 第1試薬庫
9 試薬容器
10 第2試薬庫
100 自動分析装置
200 試薬庫槽部
202 試薬庫カバー
207 導管
208 冷却部
209 流動ポンプ

Claims (18)

  1. 自動分析装置の分析に用いる試薬を収容した試薬容器を収納する試薬庫槽部と、
    前記試薬庫槽部を覆う試薬庫カバーと、
    前記試薬庫槽部の壁面に沿って配置される導管と、
    前記冷媒を冷却する冷却部と、
    前記導管の始端および終端に連結し、前記冷媒を前記導管中で流動させる流動ポンプと、
    を具備する試薬庫。
  2. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の周方向に沿って円形、螺旋状、円弧状の少なくとも1つの形状を有する、
    請求項1に記載の試薬庫。
  3. 前記導管は、少なくとも前記試薬庫槽部の側面の周方向の90%以上の長さの領域に配置される、
    請求項1又は2に記載の試薬庫。
  4. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、前記複数の導管層は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に対して互いに平行に配置されると共に、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向において、高い位置に配置されている前記導管層の間隔が低い位置に配置されている前記複数の導管層の間隔より小さくなるように配置されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の試薬庫。
  5. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、前記試薬庫槽部の側面に形成された貫通孔に隣接する前記導管層はその支流である副導管を形成し、前記副導管は前記貫通孔の周囲に配置される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  6. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、前記試薬庫槽部の側面に形成された貫通孔に隣接する前記導管層は前記高さ方向に蛇行する蛇行導管部を形成し、前記蛇行導管部は前記貫通孔付近に配置される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  7. 前記導管には、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に配置され、冷媒の循環を独立して行う第1部分および第2部分が含まれ、前記第1部分および第2部分は、それぞれ複数の導管層を有し、
    前記第1部分は前記試薬庫槽部の側面上の前記試薬庫カバーに近い位置に配置され、前記第2部分は前記試薬庫槽部の側面上の底部に近い位置に配置され、前記第1部分の直径は前記第2部分の直径よりも大きい、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  8. 前記導管には、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に交互に配置され、冷媒の循環を独立して行う第1部分および第2部分が含まれ、前記第1部分および第2部分は、それぞれ複数の導管層を有し、前記第1部分の直径は前記第2部分の直径よりも大きい、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  9. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、
    前記導管層の少なくとも一部には、導管層自体の直径よりも大きな拡張部が形成されており、前記拡張部は、前記試薬庫槽部の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置に設けられている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  10. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、
    前記導管層の表面の少なくとも一部にはエネルギーを吸収して変形する延出片が設けられ、前記延出片は、前記試薬庫槽部の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置に設けられている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  11. 前記延出片は感熱バイメタルである、
    請求項10に記載の試薬庫。
  12. 前記導管は、前記試薬庫槽部の側面の高さ方向に複数の導管層を有し、
    前記導管層の少なくとも一部には、クロスパイプネットワークが形成されており、前記クロスパイプネットワークは、前記試薬庫槽部の側面上で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置に配置され、前記クロスパイプネットワークの外周側の前記試薬庫槽部の内壁には、異常な温度を監視する温度センサーが設けられ、前記クロスパイプネットワーク上の少なくとも複数のクロスノードには、電磁弁が設けられ、前記クロスノードにある電磁弁は、前記温度センサーによって取得された温度データに応じて異なる実行状態を調整し、前記クロスパイプネットワークは、電磁弁の異なる実行状態に応じて、様々な異なる冷媒流路を形成する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  13. 前記試薬庫槽部の内部には、ファンおよび温度センサーが設けられており、前記ファンおよび温度センサーは、いずれも前記試薬庫槽部の内部で、温度が外的要因による影響を受けやすい位置に配置されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  14. 前記試薬庫槽部の底部には前記導管が配置されており、前記導管全体は放射状に配置されている、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の試薬庫。
  15. 前記導管には、ヒートシンクが配置され、前記試薬庫槽部の底部において温度が外的要因による影響を受けやすい位置にあるヒートシンクは、前記試薬庫槽部の底部において他の位置にあるヒートシンクよりも大きな分布密度を有する、
    請求項14に記載の試薬庫。
  16. 前記試薬庫カバーの内側には、前記導管が配置されており、前記導管全体は円形構造であり、
    前記導管には、前記試薬庫カバーの外周から中心に向けて径方向に分布している複数の導管層が含まれる、
    請求項1〜15のいずれか一項に記載の試薬庫。
  17. 前記試薬庫槽部に収納された前記試薬容器を保持する保持部と、
    前記保持部を回動するための駆動機構と、
    前記試薬庫槽部の底部に配置されたヒートシンクと、
    前記試薬庫槽部の底部に形成され、前記試薬庫内の結露水を排出する排水口と、
    前記試薬庫槽部の底部に形成され、前記駆動機構の動力を前記保持部へ伝達する伝動部と、
    を更に具備し、
    前記ヒートシンクは、前記排水口または前記伝動部付近で、当該ヒートシンクの密度が高くなるように複数配置される、または、個別に配置される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の試薬庫。
  18. 被検試料を収容する試料容器から前記被検試料を反応容器に分注するサンプル分注アームと、
    試薬を収容する試薬容器から前記試薬を前記反応容器に分注する試薬分注アームと、
    前記反応容器内の混合液を測光する測光ユニットと、
    前記試薬容器を収納する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の試薬庫と、
    を具備する自動分析装置。
JP2020180771A 2019-10-28 2020-10-28 試薬庫及び自動分析装置 Pending JP2021067694A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201921825613.3 2019-10-28
CN201921825613 2019-10-28
CN202010833986.6A CN112730277A (zh) 2019-10-28 2020-08-18 自动分析装置及其试剂库
CN202010833986.6 2020-08-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021067694A true JP2021067694A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75597196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020180771A Pending JP2021067694A (ja) 2019-10-28 2020-10-28 試薬庫及び自動分析装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021067694A (ja)
CN (1) CN112730277A (ja)

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5622057A (en) * 1995-08-30 1997-04-22 Carrier Corporation High latent refrigerant control circuit for air conditioning system
JP2002014107A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Jeol Ltd 生化学自動分析装置の保冷庫
CN1908555A (zh) * 2005-08-01 2007-02-07 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的热交换器结构
US8883090B2 (en) * 2006-05-09 2014-11-11 Teledyne Instruments, Inc. Sample collector and components thereof
WO2008143611A1 (en) * 2007-05-17 2008-11-27 Carrier Corporation Economized refrigerant system with flow control
JP2009080034A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Olympus Corp 自動分析装置
CN101619935A (zh) * 2008-06-30 2010-01-06 上海良机冷却设备有限公司 管排式密闭型冷却水塔
JP2010048695A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Olympus Corp 自動分析装置および恒温槽安定化方法
JP2010217050A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Beckman Coulter Inc 自動分析装置とその液体試料の温度上昇抑制方法
JP5836850B2 (ja) * 2012-03-08 2015-12-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN102767929B (zh) * 2012-06-05 2017-04-05 海尔集团公司 一种冰箱及控制方法
CN202709606U (zh) * 2012-07-25 2013-01-30 澳柯玛股份有限公司 一种冷柜结构
CN204177034U (zh) * 2014-10-14 2015-02-25 合肥美的电冰箱有限公司 冷凝器组件、制冷剂回路及冰箱
EP3312612B1 (en) * 2015-06-17 2021-08-11 Hitachi High-Tech Corporation Automated analyzer
CN105318767A (zh) * 2015-08-15 2016-02-10 何家密 主动式热交换以及其应用
CN206849569U (zh) * 2017-05-22 2018-01-05 郑行良 一种可自动调节散热面积的电缆
CN207635687U (zh) * 2017-09-29 2018-07-20 南京工业大学 一种适用于冷链运输的半导体制冷储藏箱
CN108040453B (zh) * 2018-01-23 2023-09-29 珠海格力电器股份有限公司 散热片、具有此散热片的散热器及具有此散热器的电器盒
CN108278801A (zh) * 2018-01-25 2018-07-13 海信(山东)空调有限公司 一种冷凝器及空调器
CN209446605U (zh) * 2018-12-21 2019-09-27 昆明理工大学 一种基于水凝胶的液流控制及测量装置
TWM583533U (zh) * 2019-05-27 2019-09-11 趙建順 製冷物流箱
CN110167323B (zh) * 2019-06-18 2024-10-22 先歌国际影音股份有限公司 一种可伸展于空中散热的散热元件及散热器

Also Published As

Publication number Publication date
CN112730277A (zh) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4940032B2 (ja) 自動分析装置及びその試薬庫
JP5836850B2 (ja) 自動分析装置
US20110223064A1 (en) Sample analyzer
US20100248346A1 (en) Analyzer
US8834791B2 (en) Sample analyzer and non-transitory storage medium
JP6655087B2 (ja) 自動分析装置および試薬ボトルの搬入方法
JP2009139269A (ja) 自動分析装置
WO2017145672A1 (ja) 自動分析装置および洗浄方法
EP3971578A1 (en) Automated analyzer
JP2009270857A (ja) 自動分析装置
JP2019124607A (ja) 容器収容ユニット及び自動分析装置
JP2023181437A (ja) 自動分析装置
JP6858037B2 (ja) 試薬保冷装置、自動分析装置及び保冷システム
JP2021067694A (ja) 試薬庫及び自動分析装置
JP5752449B2 (ja) 検体分析装置
JP3578084B2 (ja) 自動分析装置と分析方法
JP5986436B2 (ja) 自動分析装置
JP6416673B2 (ja) 自動分析装置
JP3159759U (ja) 自動分析装置
JP5680383B2 (ja) 自動分析装置
JP4051355B2 (ja) 試薬保冷装置及びそれを用いた自動分析装置
JP2010159987A (ja) 自動分析装置
JP2007285760A (ja) 分析装置
JP2009264908A (ja) 自動分析装置
JP6857570B2 (ja) 容器収容ユニット及び自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240821