JP2018117081A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
工程2:絶縁膜の上に、レジストパターンを形成する。
工程3:ドライエッチング又はウェットエッチングにより、絶縁膜を開口させる。
A1.半導体装置の構成:
図1は、本発明の製造方法により製造された半導体装置100の構成を模式的に示す図である。図1には、本実施形態における半導体装置100の断面の一部を簡略化して示している。なお、図1は、半導体装置100の技術的特徴をわかりやすく示すための図であり、各部の寸法を正確に示すものではない。
図2は、半導体装置100の製造方法について示す工程図である。図2には、半導体装置100の製造方法のうち、特に、p型半導体領域112の形成方法が示されている。p型半導体領域112は、半導体層111に対するp型不純物のイオン注入によって形成される。本実施形態では、まず、基板110の上に形成された半導体層111の上に、イオン注入用マスクが形成されるイオン注入用マスク形成工程が行われる(S110)。
本実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、第1層21pは酸化アルミニウム(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、酸窒化アルミニウム(AlON)の少なくとも一つから主になるため、III族窒化物からなる半導体層111の表面がシリコン(Si)によって汚染されることを抑制することができる。また、ドライエッチング時には、第1層21pが半導体層111の保護層として機能するため、半導体層111にダメージが導入されることを抑制することができる。また、第2マスク層22はドライエッチングによって形成されるため、第2マスク層22の開口を所望のサイズに制御することができる。そのため、イオン注入用マスク20を用いたイオン注入によって、半導体層111に所望のサイズのp型半導体領域112を形成することができる。また、第2マスク層22は耐アルカリ性を有するため、第2マスク層22の形状がウェットエッチングによって変化することを抑制することができる。そのため、イオン注入用マスク20を用いたイオン注入によって、半導体層111に所望のサイズのp型半導体領域112を形成することができ、微細化された半導体装置100を製造することができる。
上述の実施形態では、耐アルカリ性を有する金属は、60℃、22質量%の水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)水溶液に浸漬した場合のエッチングレートが、5nm/min未満の性質を有している。これに対し、耐アルカリ性を有する金属は、60℃、22質量%の水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)水溶液に浸漬した場合のエッチングレートが、5nm/min以上であってもよく、例えば、6nm/min、10nm/min等の他の値であってもよい。
21…第1マスク層
21p…第1層
21t…端部
22…第2マスク層
22p…第2層
22t…端部
23…レジストパターン
100…半導体装置
100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、100i…製造過程における半導体装置
110…基板
111…半導体層
112…p型半導体領域
112p…p型注入領域
113…半導体層
114…半導体層
122…トレンチ
124…リセス
126…段差部
129…終端部
130…絶縁膜
142…ゲート電極
144…ソース電極
148…ドレイン電極
150…絶縁膜
160…配線電極
C…制御領域
D…膜厚
d…差
Claims (6)
- 半導体装置の製造方法であって、
III族窒化物から主に成り第1の方向に沿って広がる半導体層の上に、イオン注入用マスクを形成するイオン注入用マスク形成工程と、
前記イオン注入用マスクが形成された半導体層に、イオン注入によってp型不純物を注入するイオン注入工程と、を備え、
前記イオン注入用マスク形成工程は、
(a)前記半導体層の上に、酸化アルミニウム(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、酸窒化アルミニウム(AlON)の少なくとも一つから主になる第1層と、耐アルカリ性を有する金属から主になる第2層と、を順に積層する工程と、
(b)前記第2層の上にレジストパターンを形成する工程と、
(c)前記レジストパターンの上から前記第2層をドライエッチングして、第2マスク層を形成する工程と、
(d)アルカリ性溶液によって、前記第1の方向において、前記第1層の端部の位置が、前記第2マスク層の端部の位置と同じ又は前記第2マスク層の端部の位置よりも内側になるように前記第1層をウェットエッチングして、第1マスク層を形成する工程と、を備える、
半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法であって、
前記耐アルカリ性を有する金属は、60℃、22質量%の水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)に浸漬した場合のエッチングレートが、5nm/min未満の性質を有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1または請求項2記載の半導体装置の製造方法であって、
前記耐アルカリ性を有する金属は、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)の少なくとも一つである、半導体装置の製造方法。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(d)では、前記第1の方向において、前記第1層の端部の位置と、前記第2マスク層の端部の位置と、の差が、前記第2マスク層の膜厚の半分以下になるように前記第1層をウェットエッチングして前記第1マスク層を形成する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(a)では、前記半導体層の上に、前記第1層を50nm以上500nm以下の厚さで形成する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記第1層は、酸化アルミニウム(Al2O3)により形成されており、
前記イオン注入工程の後に、フッ酸(HF)によって前記第1マスク層と前記第2マスク層とを除去する工程を備える、半導体装置の製造方法。
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