JP2017181561A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うこと。【解決手段】複数の画像形成ユニット120を用いて画像形成を行うフルカラーモード、又は1の画像形成ユニット120を用いて画像形成を行うモノクロモードによる画像形成を指示する色モード情報を入力するための操作部330と、画像形成の開始指示が予測される操作を検知すると、色モード情報に応じて画像形成ユニット120が画像形成の前に行う準備動作を行うように制御するCPU301と、を備え、CPU301は、色モード情報がフルカラーモードであり(S1002 Y)、且つ複数の画像形成ユニット120のうち、ブラックの画像形成ユニットを除いたいずれかの画像形成ユニットが画像形成を実行できない制限動作状態の場合(S1004 N)には、モノクロモードに応じた準備動作を行う(S1007、S1008)。【選択図】図11
Description
本発明は、電子写真方式を利用して記録材に画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置のプリント準備動作に関する。
電子写真方式のカラー画像形成装置では、感光ドラム上に形成されたトナー像を、感光ドラムと対向配置された一次転写ローラによって中間転写ベルト上に転写するプロセスを複数のトナー色分、繰り返す。これにより、中間転写ベルト上にフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルトの回転方向に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの感光ドラムが配置され、感光ドラム上のトナー像を順次、中間転写ベルトに転写する、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置が主流となってきている。カラー画像形成装置においては、ファーストプリントアウトプットタイム(以下、FPOTともいう)や、ファーストコピーアウトプットタイム(以下、FCOTともいう)の時間短縮が望まれている。ここで、FPOTとは、プリント指示が入力されてから1枚目の記録材が出力されるまでの時間であり、FCOTとは、コピーキーが押下されてから、原稿をコピーした1枚目の記録材が出力されるまでの時間を指している。そして、時間短縮方法の一つとして、プリント開始又はコピー開始の指示が入力される前に、プリント準備動作を行う技術が広く知られている。
例えば、特許文献1では、画像形成装置の操作部への操作や原稿読取装置への原稿載置といった、プリント指示が予測される動作を検知した場合には、プリント指示に先行して、スキャナモータの回転を開始させるプリント準備方式が提案されている。一般的に、光走査装置の回転多面鏡を駆動するスキャナモータは、感光ドラムを駆動する駆動モータ等の画像形成に必要な他のモータと比較して、回転を開始してから回転速度が安定するまでの時間が長くかかる。そのため、プリント指示を受信する前に先行してスキャナモータの回転を開始することで、プリント指示が入力されてから、スキャナモータの回転が安定するまでの待機時間をなくし、プリントを開始することができる利点がある。
カラー画像形成装置においては、フルカラー画像で画像形成を行うフルカラーモードと、白黒画像で画像形成を行うモノクロモードの2つの色モードを選択することができる。従来技術では、色モード設定に応じてプリント準備動作制御を切り替えておらず、準備動作制御が最適ではなかった。そこで、操作部などから設定された色モード設定に応じて、プリント準備動作制御を切り替えることで、プリント準備動作制御を最適化することが可能となる。ところが、例えばカラートナーがなくなり、モノクロプリントしか行えない場合でも、フルカラーモードが設定された色モード設定に応じてプリント準備動作を行うと、不要なプリント準備動作制御を行ってしまうという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うことを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部を用いて画像形成を行う第1のモードと、前記複数の画像形成部のうち、1の画像形成部を用いて画像形成を行う第2のモードと、で動作することが可能な画像形成装置であって、前記第1のモード、又は前記第2のモードによる画像形成を指示する色モード情報を入力するための操作部と、画像形成の開始指示が予測される操作を検知すると、前記操作部より入力された前記色モード情報に応じて前記画像形成部が画像形成の前に行う準備動作を行うように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記色モード情報が前記第1のモードであり、且つ前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いたいずれかの画像形成部が画像形成動作を実行できない制限動作状態の場合には、前記第2のモードに応じた準備動作を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部を用いて画像形成を行う第1のモードと、前記複数の画像形成部のうち、1の前記画像形成部を用いて画像形成を行う第2のモードと、で動作することが可能な画像形成装置であって、前記第1のモード、又は前記第2のモードによる画像形成を指示する色モード情報を入力するための操作部と、画像形成の開始指示が予測される操作を検知すると、前記操作部より入力された前記色モード情報に応じて前記画像形成部が画像形成の前に行う準備動作を行うように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記色モード情報が前記第1のモードであり、且つ前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いたいずれかの画像形成部が画像形成を実行できない制限動作状態の場合には、準備動作を行わないように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うことができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<画像形成システムの概略構成>
図1は第1の実施の形態の画像形成装置の断面図、図2は第1の実施の形態の画像形成装置の制御ブロック図である。図1、図2を参照して、画像形成装置の基本的な構成を説明する。
<画像形成システムの概略構成>
図1は第1の実施の形態の画像形成装置の断面図、図2は第1の実施の形態の画像形成装置の制御ブロック図である。図1、図2を参照して、画像形成装置の基本的な構成を説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図2の制御部300は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303とタイマ291を有している。制御手段であるCPU301は画像形成装置のシステム制御を行うCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数や図1のイメージセンサ233によって読み取られた画像データを保存するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。記憶手段であるRAM303は画像形成装置への電源供給が停止しても保存された値を保持可能な不揮発性メモリである。また、時間を計測することが可能なタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301はタイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ計測値の取得を行う。CPU301は、原稿給送装置制御部480を介して、原稿搬送ローラ112の駆動や、検知手段である原稿有無センサ151による検知結果に基づいて原稿台152に載置された原稿の有無検知などを行う。また、CPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や、原稿圧板ガラス板55上の原稿画像や原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233による読取を行う。読取手段であるイメージセンサ233は、読み取った原稿画像の情報を、アナログ画像信号としてCPU301に出力する。CPU301は、イメージセンサ233から入力されたアナログ画像信号を、画像信号制御部281に転送する。
図2の制御部300は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303とタイマ291を有している。制御手段であるCPU301は画像形成装置のシステム制御を行うCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数や図1のイメージセンサ233によって読み取られた画像データを保存するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。記憶手段であるRAM303は画像形成装置への電源供給が停止しても保存された値を保持可能な不揮発性メモリである。また、時間を計測することが可能なタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301はタイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ計測値の取得を行う。CPU301は、原稿給送装置制御部480を介して、原稿搬送ローラ112の駆動や、検知手段である原稿有無センサ151による検知結果に基づいて原稿台152に載置された原稿の有無検知などを行う。また、CPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や、原稿圧板ガラス板55上の原稿画像や原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233による読取を行う。読取手段であるイメージセンサ233は、読み取った原稿画像の情報を、アナログ画像信号としてCPU301に出力する。CPU301は、イメージセンサ233から入力されたアナログ画像信号を、画像信号制御部281に転送する。
画像信号制御部281は、コピー動作時は、イメージセンサ233からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各種処理を施し、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。ここで、コピー動作は、原稿をイメージセンサ233により読み取って、読み取ったデータに基づきプリント動作を行う動作である。また、画像信号制御部281は、外部からの指示によるプリント動作時は、まず、外部コンピュータ283から外部I/F(インタフェース)282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施す。そして、画像信号制御部281は、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。
プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、画像形成部271へ画像形成を指示する。画像形成部271は、入力されたビデオ信号に基づき画像形成ユニット120を駆動する。また、プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、紙搬送部270へ記録材である用紙の給紙、搬送制御を行う。
操作部330は、画像形成を行う色モード情報(フルカラーモード/モノクロモード/自動)等の入力や、画像形成装置の状態表示、コピースタート等の指示を行うために用いられる。選択された色モード情報は、RAM303に格納される。
[画像形成装置の基本画像形成動作]
次に、図1、図2を参照して、基本的な画像形成動作について説明する。CPU301は、操作部330等から入力された色モードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉や原稿載置など印刷の開始指示が予測される操作を検知すると、プリント準備動作を行う。プリント準備動作では、CPU301は、定着器170の温度制御を開始する。更に、CPU301は、設定された色モードに合わせて、中間転写ベルトユニット140の当接離間状態の切り替えとレーザスキャナユニット103内のスキャナモータの駆動制御を開始する。なお、中間転写ベルトユニット140の当接離間状態の切り替え、及びプリント準備動作の詳細は、後述する。
次に、図1、図2を参照して、基本的な画像形成動作について説明する。CPU301は、操作部330等から入力された色モードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉や原稿載置など印刷の開始指示が予測される操作を検知すると、プリント準備動作を行う。プリント準備動作では、CPU301は、定着器170の温度制御を開始する。更に、CPU301は、設定された色モードに合わせて、中間転写ベルトユニット140の当接離間状態の切り替えとレーザスキャナユニット103内のスキャナモータの駆動制御を開始する。なお、中間転写ベルトユニット140の当接離間状態の切り替え、及びプリント準備動作の詳細は、後述する。
次に、CPU301は、操作部330等からプリント動作開始の指示を受信すると、原稿給送装置制御部480を介して原稿の画像の読み取り動作を開始する。CPU301は、原稿搬送ローラ112を駆動し、原稿台152から原稿をプラテンガラス上に搬送すると共に、プラテンガラスへ不図示のランプの光で照射を行う。原稿からの反射光は、ミラーを介してイメージセンサ233に導かれるように構成されており、イメージセンサ233により読み取られた原稿の画像データは、画像信号制御部281へ出力される。原稿読取は、原稿圧板ガラス板55上の原稿読取が完了するまで、又は原稿有無センサ151によって検知された最終原稿の画像の読み取りが完了するまで継続される。
一方で、CPU301は、中間転写ベルトユニット140の当接状態の切り替えが完了すると、画像形成部271を介して画像形成ユニット120を制御し、RAM303へ保存された画像データの画像形成動作を開始する。画像形成ユニット120は、トナーの色毎に、イエロー用の画像形成ユニット120y、マゼンタ用の画像形成ユニット120m、シアン用の画像形成ユニット120c、ブラック用の画像形成ユニット120kから構成される。以下、トナーの色を表す添え字y、m、c、kは、必要な場合を除き省略する。また、レーザスキャナユニット103は、レーザ光を出射するレーザ光源(不図示)、レーザ光源から出射されたレーザ光を偏向する回転多面鏡(不図示)、回転多面鏡を回転制御する駆動部であるスキャナモータ(不図示)を有している。更に、レーザスキャナユニット103は、回転多面鏡により偏向されたレーザ光を感光ドラム101へと反射させるミラー(不図示)を有している。レーザ光源は、上述したビデオ信号に応じて、レーザ光を出射する。
画像形成ユニット120は、感光体である感光ドラム101、現像器104、帯電ローラ102、感光ドラムクリーナー107などによって構成されている。画像形成ユニット120では、図中矢印方向(時計回り方向)に回転する感光ドラム101表面が帯電ローラ102により帯電された後、露光手段であるレーザスキャナユニット103から照射されたレーザ光により感光ドラム101上に潜像が形成される。そして、感光ドラム101上(感光体上)に形成された潜像は、現像器104内のトナーにより現像される。その後、感光ドラム101上に現像されたトナー像は、一次転写電圧が印加された一次転写ローラ105によって、図中矢印方向(反時計回り方向)に回転する中間転写ベルト130へ順次重畳して転写され、フルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト130へ転写されたフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって二次転写部118へ移動する。
また、CPU301は、二次転写部118に中間転写ベルト130上のトナー像が到着するタイミングに合わせて、紙搬送部270を介して搬送モータ(不図示)を駆動させる。不図示の搬送モータにより、給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114、レジストレーションローラ116、排紙ローラ139が駆動される。これにより、給紙ピックアップローラ113が回転駆動し、給紙カセット111から用紙が1枚ずつ給紙搬送される。そして、二次転写部118において二次転写電圧が印加されることで、搬送されてきた用紙に中間転写ベルト130上のトナー像が転写される。なお、図1の画像形成装置は、給紙カセット111の他に、用紙を手差し給送可能な手差し給送部として、様々な用紙を積載可能なマルチトレイ117を備えている。
二次転写部118においてトナー像が転写された用紙は、定着器170へ搬送される。定着器170では、用紙上の未定着のトナー像が加熱、加圧されることにより用紙に定着される。その後、CPU301は、紙搬送部270によって制御された排紙ローラ139により、用紙を排紙トレイ132に排紙する。なお、上述した画像形成動作は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。また、本実施の形態では、レーザスキャナユニット103は感光ドラム101毎に設けられている、即ち、1つの感光ドラム101に1つのレーザスキャナユニット103という構成になっている。例えば、1つのレーザスキャナユニット103で2つの感光ドラム101、又は4つの感光ドラム101を露光する構成でもよい。
[フルカラープリント制限動作]
次に、図1を用いてフルカラープリント制限動作についての説明を行う。画像形成装置では、第1のモードであるフルカラーモードでのプリント動作時に使用する負荷が故障していたり、いずれかの感光ドラムの累積使用量が所定量に達した状態(以下、寿命に到達という)になったりすることがある。この場合、CPU301はフルカラーモードでのプリント動作を禁止する。例えば、図1に記載の感光ドラム101は、各感光ドラム101に対応して各々設けられた駆動部である、不図示のドラムモータによって駆動される。ブラックの感光ドラム101kを駆動するドラムモータを除いた、感光ドラム101y、101m、101cを駆動する各ドラムモータのいずれかが故障すると、CPU301はフルカラーモードでのプリント動作は不可能であると判断する。以下では、ブラックの感光ドラム101kを駆動するドラムモータをドラムモータkとする。また、感光ドラム101y、101m、101cを駆動する各ドラムモータを、以下、ドラムモータy、m、cとする。このとき、第2のモードであるモノクロモードでのプリント動作に使用する負荷である感光ドラム101kを駆動するドラムモータk(不図示)は故障していないため、CPU301は、モノクロプリントのみに制限したプリント動作を行うことは可能である。このような機能制限を、本実施の形態ではフルカラープリント制限動作(以下、単にプリント制限動作ともいう)と呼ぶ。このようなプリント制限動作を行うことにより、サービスマンが故障した負荷を修理するまでの間、画像形成装置はモノクロモードによるプリント動作を継続できるため、ユーザに対し画像形成動作を許可することができる。プリント制限動作を行う対象となる部品としては、次のような部品が挙げられる。例えば、フルカラーモードでのプリント時に動作する不図示のドラムモータy、m、c、レーザスキャナユニット103y、103m、103cが挙げられる。また、一次転写ローラ105y、105m、105cに高電圧を印加する高電圧ユニット(y、m、c用)(不図示)なども挙げられる。また、現像器104y、104m、104cで使用するトナーがなくなったり、感光ドラム101y、101m、101cが寿命に到達したりした場合も、フルカラーモードでプリントすることはできないので、CPU301はプリント制限動作を行う。
次に、図1を用いてフルカラープリント制限動作についての説明を行う。画像形成装置では、第1のモードであるフルカラーモードでのプリント動作時に使用する負荷が故障していたり、いずれかの感光ドラムの累積使用量が所定量に達した状態(以下、寿命に到達という)になったりすることがある。この場合、CPU301はフルカラーモードでのプリント動作を禁止する。例えば、図1に記載の感光ドラム101は、各感光ドラム101に対応して各々設けられた駆動部である、不図示のドラムモータによって駆動される。ブラックの感光ドラム101kを駆動するドラムモータを除いた、感光ドラム101y、101m、101cを駆動する各ドラムモータのいずれかが故障すると、CPU301はフルカラーモードでのプリント動作は不可能であると判断する。以下では、ブラックの感光ドラム101kを駆動するドラムモータをドラムモータkとする。また、感光ドラム101y、101m、101cを駆動する各ドラムモータを、以下、ドラムモータy、m、cとする。このとき、第2のモードであるモノクロモードでのプリント動作に使用する負荷である感光ドラム101kを駆動するドラムモータk(不図示)は故障していないため、CPU301は、モノクロプリントのみに制限したプリント動作を行うことは可能である。このような機能制限を、本実施の形態ではフルカラープリント制限動作(以下、単にプリント制限動作ともいう)と呼ぶ。このようなプリント制限動作を行うことにより、サービスマンが故障した負荷を修理するまでの間、画像形成装置はモノクロモードによるプリント動作を継続できるため、ユーザに対し画像形成動作を許可することができる。プリント制限動作を行う対象となる部品としては、次のような部品が挙げられる。例えば、フルカラーモードでのプリント時に動作する不図示のドラムモータy、m、c、レーザスキャナユニット103y、103m、103cが挙げられる。また、一次転写ローラ105y、105m、105cに高電圧を印加する高電圧ユニット(y、m、c用)(不図示)なども挙げられる。また、現像器104y、104m、104cで使用するトナーがなくなったり、感光ドラム101y、101m、101cが寿命に到達したりした場合も、フルカラーモードでプリントすることはできないので、CPU301はプリント制限動作を行う。
図3は、プリント制限動作の要否を判断する際に起動され、CPU301により実行される制御シーケンスを示すフローチャートである。図3において、ステップ(以下、Sという)1201では、CPU301は、カラートナーなしが発生しているかどうかの判断を行う。カラートナーなしは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット120y、120m、120cの現像器104y、104m、104cにおいて、トナーがなくなっている状態が発生しているかどうかにより判断される。CPU301は、現像器104y、104m、104cのいずれかでトナーがなくなっている状態が生じていた場合には、カラートナーなしが発生していると判断し処理をS1207に進め、カラートナーなしが発生していない場合は処理をS1202に進める。なお、現像器104y、104m、104c、104kは、対応するトナーを補給するホッパー(不図示)を有し、ホッパー内のトナー残量を検知する検知部を備えている。CPU301は、検知部にて検知されるトナー残量に基づいて、カラートナーの有無を判断するものとする。
S1202では、CPU301は、カラードラムが寿命に到達しているかどうかの判断を行う。カラードラムとは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット120y、120m、120cの感光ドラム101y、101m、101cを指している。CPU301は、感光ドラム101y、101m、101cのうち、寿命に到達している状態の感光ドラムがある場合は、カラードラムが寿命に到達していると判断し処理をS1207に進め、寿命に到達したカラードラムがない場合は処理をS1203に進める。なお、CPU301は、感光ドラム101y、101m、101c、101kの使用開始から現在までの使用量についての情報をRAM303に保存している。なお、使用量としては感光ドラムの累積回転時間(回転量)が用いられる。CPU301は、この情報に基づいて、カラードラムの使用量が所定量に達して、寿命に到達しているかどうかを判断するものとする。なお、感光ドラムの寿命の判断は、他の方法であってもよい。例えば、画像形成部が有している電流検知回路により測定した感光ドラムに流れる電流が所定値以下になることで寿命と判断してもよい。
S1203では、CPU301は、カラーレーザスキャナユニットが故障しているかどうかの判断を行う。カラーレーザスキャナユニットとは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット120y、120m、120cの感光ドラム101y、101m、101cにレーザ光を照射するレーザスキャナユニット103y、103m、103cを指している。CPU301は、レーザスキャナユニット103y、103m、103cのうち、故障しているレーザスキャナユニット103がある場合には、カラーレーザスキャナユニットが故障していると判断し、処理をS1207に進める。一方、故障しているレーザスキャナユニット103がない場合には、CPU301は、カラーレーザスキャナユニットは故障していないと判断し、処理をS1204に進める。なお、スキャナモータは、駆動時にモータが回転していないと、ロック信号を出力する。CPU301は、レーザスキャナユニット103y、103m、103c、103kの各スキャナモータから、ロック信号を出力されているかどうかに基づいて、カラースキャナユニットの故障を検知するものとする。
S1204では、CPU301は、カラー高電圧ユニットが故障しているかどうかの判断を行う。カラー高電圧ユニットとは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット120y、120m、120cの一次転写ローラ105y、105m、105cに、各々一次転写電圧を印加する不図示の高電圧ユニット(y、m、c用)を指している。CPU301は、不図示の高電圧ユニット(y、m、c用)のうち、故障している高電圧ユニットがある場合には、高電圧ユニットが故障していると判断し、処理をS1207に進める。一方、故障している高電圧ユニットがない場合には、CPU301は、高電圧ユニットは故障していないと判断し、処理をS1205に進める。なお、CPU301は、各々の一次転写ローラ105に流れる電流を検知する検知部を有し、一次転写電圧を印加した際に検知部により検知された電流値に基づいて、各々のカラー高電圧ユニットの故障を検知するものとする。
S1205では、CPU301は、カラードラムモータが故障しているかどうかの判断を行う。カラードラムモータとは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット120y、120m、120cの感光ドラム101y、101m、101cを駆動する不図示のドラムモータy、m、cを指している。CPU301は、ドラムモータy、m、cのうち、故障しているドラムモータがある場合には、カラードラムモータが故障していると判断し、処理をS1207に進める。一方、故障しているドラムモータがない場合には、CPU301は、カラードラムモータは故障していないと判断し、処理をS1206に進める。
S1206では、CPU301は、プリント制限動作の実施不要をRAM303に保存し、処理を終了する。S1207では、CPU301は、プリント制限動作の実施が必要であることをRAM303に保存し、処理を終了する。なお、上述したプリント制限動作を行う対象部品は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
<画像形成装置の色モードによる制御>
[色モードの設定]
図4(a)は、本実施の形態の操作部330の正面図である。操作部330には、コピー動作を開始するためのスタートキー306、コピー動作を中断するためのストップキー307、置数設定等を行うテンキー313等が配置されている。また、操作部330の左側にはタッチパネルを備えた表示部311が配置されており、画面上には、ソフトキーを作成することが可能となっている。表示部311に表示された「カラー/モノクロ」キー318を押下することで、図4(b)に示す画面が表示部311へポップアップされて、画像形成装置のプリント/スキャン動作時の色モードの設定を行うことができる。図4(b)は、プリント/スキャン動作時の色モードを設定する設定ポップアップ画面である。図4(b)に示す表示画面において、キー操作を行うことにより、プリント/スキャン動作時の色モードの設定が行われる。色モードは、フルカラーモードを指定する「フルカラー」キー321、モノクロモードを指定する「モノクロ」キー322、フルカラーモード/モノクロモードを画像形成装置側で判断、決定し設定する「自動」キー323により指定される。そして、これらのいずれかのキーを選択して、「OK」キー328を押下することで、プリント/スキャン動作時の色モードの設定が行われる。
[色モードの設定]
図4(a)は、本実施の形態の操作部330の正面図である。操作部330には、コピー動作を開始するためのスタートキー306、コピー動作を中断するためのストップキー307、置数設定等を行うテンキー313等が配置されている。また、操作部330の左側にはタッチパネルを備えた表示部311が配置されており、画面上には、ソフトキーを作成することが可能となっている。表示部311に表示された「カラー/モノクロ」キー318を押下することで、図4(b)に示す画面が表示部311へポップアップされて、画像形成装置のプリント/スキャン動作時の色モードの設定を行うことができる。図4(b)は、プリント/スキャン動作時の色モードを設定する設定ポップアップ画面である。図4(b)に示す表示画面において、キー操作を行うことにより、プリント/スキャン動作時の色モードの設定が行われる。色モードは、フルカラーモードを指定する「フルカラー」キー321、モノクロモードを指定する「モノクロ」キー322、フルカラーモード/モノクロモードを画像形成装置側で判断、決定し設定する「自動」キー323により指定される。そして、これらのいずれかのキーを選択して、「OK」キー328を押下することで、プリント/スキャン動作時の色モードの設定が行われる。
「フルカラー」キー321と「自動」キー323は、フルカラーモードでのプリント動作を実施できないプリント制限動作状態でも設定可能である。これは、プリント制限動作中に色モードの設定を許可しないと、原稿読み取り装置で原稿スキャン動作を行う場合にカラー原稿の読み取り処理ができなくなってしまうためである。
CPU301は、操作部330におけるキー押下の操作や、操作部330にて設定された設定値等を検知可能な構成になっており、設定された値はRAM303へ格納される。また、CPU301は、操作部330への操作や、原稿有無センサ151により原稿が原稿台152に載置されたことを検知すると、RAM303に格納された色モード設定に応じて、プリント準備動作制御を実施する。更に、CPU301は、電源オンや省電力モードから復帰した際に行う初期化処理が完了したことを検知した場合にも、RAM303に格納された色モード設定に応じて、プリント準備動作制御を実施する。本実施の形態では、操作部330からの色モード設定キーによる操作で色モードを設定しているが、例えば外部I/F282を介して、外部コンピュータから283から、色モード設定を入力するようにしてもよい。
本実施の形態では、プリント準備動作として、定着器170の温度を色モード設定に応じた所定の温度へ移行させると共に、色モード設定に応じて中間転写ベルトユニット140の当接離間状態を切り替える。そして、プリント制限動作中の場合には、フルカラーモードのプリント準備動作を行わず、モノクロモードのプリント準備動作を行う点が本実施の形態の特徴である。詳細については後述する。
[色モードによる当接離間機構の切替制御]
次に、本実施の形態におけるフルカラーモード及びモノクロモードにおける中間転写ベルト130と感光ドラム101の当接・離間状態を切り替える切替手段である当接離間機構について説明する。
次に、本実施の形態におけるフルカラーモード及びモノクロモードにおける中間転写ベルト130と感光ドラム101の当接・離間状態を切り替える切替手段である当接離間機構について説明する。
(感光ドラム・中間転写ベルトの構成説明)
図5は、本実施の形態が適用された中間転写ベルトユニット140近傍の断面図である。図5(a)に示すように、中間転写ベルト130は、駆動ローラ201、アイドラローラ202、二次転写内ローラ203、テンションローラ204、補助ローラ205の5つのローラにより張架されている。これらの各ローラは、不図示の中間転写ベルト用のモータによって回転駆動され、ローラの回転に従動して中間転写ベルト130が回転する。駆動ローラ201、アイドラローラ202、及び二次転写内ローラ203は、中間転写ベルトユニット140のフレーム206に回転可能に支持されている。テンションローラ204は、フレーム206に対して図5の矢印C方向に移動可能な軸受207により、その両端近傍を回転可能に支持されている。また、軸受207は、ばね208により移動可能方向(図中、矢印C方向)に付勢されており、中間転写ベルト130は、ほぼ一定の張力で張架されている。中間転写ベルトユニット140の内側には、中間転写ベルト130を挟んで各感光ドラム101と対向する一次転写ローラ105が配置されており、各一次転写ローラ105の両端は、軸受210により回転可能に支持されている。軸受210は、フレーム206により一方向(図5において上下方向)に移動可能にガイドされており、軸受210は、ばね209により感光ドラム101方向に付勢されている。また、感光ドラム101は、各感光ドラム101に対応して設けられた不図示のドラムモータによって駆動される。
図5は、本実施の形態が適用された中間転写ベルトユニット140近傍の断面図である。図5(a)に示すように、中間転写ベルト130は、駆動ローラ201、アイドラローラ202、二次転写内ローラ203、テンションローラ204、補助ローラ205の5つのローラにより張架されている。これらの各ローラは、不図示の中間転写ベルト用のモータによって回転駆動され、ローラの回転に従動して中間転写ベルト130が回転する。駆動ローラ201、アイドラローラ202、及び二次転写内ローラ203は、中間転写ベルトユニット140のフレーム206に回転可能に支持されている。テンションローラ204は、フレーム206に対して図5の矢印C方向に移動可能な軸受207により、その両端近傍を回転可能に支持されている。また、軸受207は、ばね208により移動可能方向(図中、矢印C方向)に付勢されており、中間転写ベルト130は、ほぼ一定の張力で張架されている。中間転写ベルトユニット140の内側には、中間転写ベルト130を挟んで各感光ドラム101と対向する一次転写ローラ105が配置されており、各一次転写ローラ105の両端は、軸受210により回転可能に支持されている。軸受210は、フレーム206により一方向(図5において上下方向)に移動可能にガイドされており、軸受210は、ばね209により感光ドラム101方向に付勢されている。また、感光ドラム101は、各感光ドラム101に対応して設けられた不図示のドラムモータによって駆動される。
また、図5(a)は色モードとしてフルカラーモードが設定された場合の中間転写ベルトユニット140近傍の断面図を示し、図5(b)は色モードとしてモノクロモードが設定された場合の中間転写ベルトユニット140近傍の断面図を示している。フルカラーモードが設定された場合には、全ての色のトナーを用いた画像形成が必要となる。そのため、全ての一次転写ローラ105y、105m、105c、105kは、中間転写ベルト130を介して、対向する感光ドラム101y、101m、101c、101kと当接している状態となる。以下では、図5(a)に示すこのような状態を「当接モード」という。
一方、色モードとしてモノクロモードが設定された場合には、ブラックのトナーのみを使用した画像形成が行われる。そのため、ブラックの感光ドラム101kと対向する一次転写ローラ105kが中間転写ベルト130を介して当接した状態となる。他の一次転写ローラ105y、105m、105cは、中間転写ベルト130及び対向する感光ドラム101y、101m、101cから離間した状態となり、離間している感光ドラム101y、101m、101cを駆動する不図示のドラムモータは停止される。図5(b)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105y、105m、105c、及び補助ローラ205は、図中、上方向に退避し、中間転写ベルト130と当接していない離間状態となる。また、中間転写ベルト130は、イエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラム101y、101m、101cにも当接していない状態である。そして、ブラックの一次転写ローラ105kだけが、中間転写ベルト130を介してブラックの感光ドラム101kと当接している状態となる。以下では、図5(b)に示すこのような状態を「離間モード」という。
(当接離間切替機構の構成と制御)
次に、図6、図7、図8を参照して、上述した当接モードと離間モードの切替機構について、具体的に説明する。図6は、中間転写ベルトユニット140の内部に設けられ、当接モードと離間モードの切り替えを行う当接離間機構400を、図5に示す中間転写ベルトユニット140正面側から見たときの断面図である。当接離間機構400は、スライダ402が水平方向(図中、左右方向)にスライドすることにより、当接モードと離間モードの切り替えを行う構成となっている。図6(a)は、スライダ402がスライドする前の状態、即ち当接モード時の状態を示している。一方、図6(b)は、スライダ402が図中、矢印A方向にスライドした後の状態、即ち離間モード時の状態を示している。スライダ402がスライドしたときの作用については後述する。
次に、図6、図7、図8を参照して、上述した当接モードと離間モードの切替機構について、具体的に説明する。図6は、中間転写ベルトユニット140の内部に設けられ、当接モードと離間モードの切り替えを行う当接離間機構400を、図5に示す中間転写ベルトユニット140正面側から見たときの断面図である。当接離間機構400は、スライダ402が水平方向(図中、左右方向)にスライドすることにより、当接モードと離間モードの切り替えを行う構成となっている。図6(a)は、スライダ402がスライドする前の状態、即ち当接モード時の状態を示している。一方、図6(b)は、スライダ402が図中、矢印A方向にスライドした後の状態、即ち離間モード時の状態を示している。スライダ402がスライドしたときの作用については後述する。
まず、当接離間機構400の構成について、図6を参照して説明する。スライダ402にはスライドレバー401が固定接続されている。軸受210a、210y、210m、210cはそれぞれ、補助ローラ205、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105y、105m、105cの両端を回転可能に支持している支持部である。そして、リフトアーム404a、404y、404m、404cは、それぞれ補助ローラ205、一次転写ローラ105y、105m、105cの軸受210a、210y、210m、210cを図中、下方向から支持している。また、リフトアーム404a、404y、404m、404cは、それぞれスライダ402との接続部である軸受403a、403y、403m、403cにより、回転可能な状態で支持されている。更に、リフトアーム404a、404y、404m、404cが回転する際の支点となるリフトアーム支持部405a、405y、405m、405cが設けられている。
図7は、図6のスライダ402を水平方向(図中、左右方向)にスライドさせるためのカム機構の構成を説明する図である。図7(a)において、カムギア502及びカム部503は、軸(シャフト)501に固定されており、軸501が図中矢印方向に回転すると、それに伴い、カムギア502及びカム部503も図中矢印方向に回転する。また、スライダ402に固定接続されているスライドレバー401は、カムギア502のカム部503と接して配置されている。図7(a)は、カム部503がスライドレバー401に一切干渉していない状態、即ちカム部503がスライドレバー401を図中、右方向に押圧していない状態を示しており、図6(a)の当接離間機構400の状態を示している。図6(a)では、図6(b)に比べ、軸受210a、210y、210m、210cは下方に位置した状態であり、イエロー、マゼンタ、シアンの一次転写ローラ105y、105m、105c、及び補助ローラ205も、下方に位置した状態となっている。即ち、図6(a)は、一次転写ローラ105y、105m、105cが中間転写ベルト130と接している当接状態の当接モードを示している。
図8は、図7に示すカムギア502、カム部503、軸501を図7の上方向から見たときの上面図である。図8(a)に示すように、カムギア502及びカム部503は軸501に固定されている。更に、軸501には、当接離間を検知するためのフラグ601が固定されており、軸501の回転に伴い、フラグ601も回転する。フラグ601に対向する位置に、軸501を挟んで、当接センサ325と離間センサ326が配置されている。当接センサ325と離間センサ326は、光ビームが遮られることにより物体の有無を検知するフォトインタラプタを用いている。即ち、当接センサ325と離間センサ326は同様の構成を有しており、フラグ601が通過する一方の壁部に設けられた発光部から出射された光ビームを、他方の壁部に設けられた受光部で受光する構成を有している。そして、当接センサ325と離間センサ326は、発光部から出射された光ビームを受光部で受光できる状態と、フラグ601により遮られて受光できない遮光状態の2種類の受光状態の変化を検知する構成となっている。例えば、図8(a)は、図7(a)の状態を示している。図8(a)では、フラグ601が当接センサ325を遮光している状態であり、当接離間機構400が当接状態(当接モード)であると判断することができる。なお、このとき、離間センサ326では、フラグ601により遮光される状態ではないので、発光部から出射された光ビームが受光部で受光できる状態となっており、離間状態(離間モード)であるとは判断されない。
次に、当接離間機構400を駆動する当接離間モータ(不図示)を駆動したときの動作について説明する。不図示の当接離間モータを駆動させることにより、図7(a)に示す軸501が回転し、その回転に合わせてカムギア502が矢印方向(時計回り方向)に回転する。図7(b)では、カムギア502の回転により、カム部503が矢印A方向にスライドレバー401を押し込む。そして、図7(a)からカム部503が180°回転した時点の状態が図7(c)であり、このとき、スライドレバー401が矢印A方向に最も押し込まれている状態である。スライドレバー401はスライダ402に固定接続されているので、図7(c)はスライダ402が最も矢印A方向に押し込まれている状態でもある。
このときの当接離間機構400の状態を示した図が、図6(b)である。図6(b)では、比較のために、各部を実線と破線で表している。破線で表されている各部の状態は、図6(a)に示す状態(当接モード)であり、実線で表した各部の状態が図6(b)本来の状態を示している。図6(b)では、スライダ402の矢印A方向への移動を作用点、リフトアーム支持部405a、405y、405m、405cを支点として、リフトアーム404a、404y、404m、404cは破線の状態から実線の状態へ、時計回り方向に回転する。これにより、リフトアーム404a、404y、404m、404cの端部が支持する軸受210a、210y、210m、210cが図中、矢印B方向に押し上げられる。軸受210a、210y、210m、210cが押し上げられることにより、軸受210y、210m、210cが支持している一次転写ローラ105y、105m、105cも押し上げられる。その結果、一次転写ローラ105y、105m、105cが、中間転写ベルト130と接していない離間状態(離間モード)となる。このときのフラグ601の状態を示した図が図8(b)である。図8(b)では、フラグ601が離間センサ326を遮光している状態であり、当接離間機構400が離間状態(離間モード)であると判断することができる。なお、このとき、当接センサ325では、フラグ601により遮光される状態ではないので、発光部から出射された光ビームが受光部で受光される状態となっており、当接状態(当接モード)であるとは判断されない。なお、上述した当接離間検知の方法や構成は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。例えば、各感光ドラムが中間転写ベルト130に対して移動することで離間状態になる構成や、感光ドラムと中間転写ベルトの両方が移動することで離間状態になる構成でもよい。
図7(c)の状態から当接離間モータを駆動し、カムギア502を矢印方向(時計回り方向)に回転させると、図7(d)に示すように、カム部503によって押し込まれていたスライドレバー401は矢印D方向にスライドする。スライドレバー401は、矢印A方向とは逆方向である矢印D方向にスライドし、最終的には、図7(e)に示すように元の位置、即ち、図6(a)に示した当接状態(当接モード)に復帰する。なお、上述した当接離間機構400の構成は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
このように、色モードがモノクロモードの場合には、当接離間機構400を離間モードにすることで、中間転写ベルト130との摩擦による感光ドラム101y、101m、101c表面の摩耗を少なくすることができる。これにより、離間しない場合に比べて、感光ドラム101y、101m、101cの寿命を長くすることができる。また、これに伴い、感光ドラム101y、101m、101cを駆動する各ドラムモータ(不図示)も停止することができるので、省電力化も達成することができる。
本実施の形態の画像形成装置は、プリント待機時には、中間転写ベルトユニット140を離間した状態(離間モードの状態)で待機する。したがって、画像形成が完了したときやプリント準備動作を行い、所定時間ジョブが投入されずにタイムアウトしたときには離間モードの状態へ移行する。そのため、フルカラーモードで画像形成を行う場合は、画像形成開始前に中間転写ベルトユニット140を当接モードの状態へ移行させる必要がある。本実施の形態では、後述するプリント準備動作において、プリント動作に先立って中間転写ベルトユニット140を当接モード、又は離間モードに移行させておく。これにより、画像形成開始前の当接離間モード切り替えの時間を削減し、ファーストコピータイムを短くすることができる。
なお、プリント待機時における当接離間状態が、離間モードの状態の場合でも、画像形成を行う当接モードの状態を保持する場合でも、異なるモードでのプリント動作を行う場合には、当接離間モードを切り替える時間が必要となる。本実施の形態は、プリント動作に先立ち、当接離間モードを切り替えるものであり、プリント待機時における当接離間状態に限定されるものではない。
[定着器の温度調整制御]
次に、本実施の形態におけるフルカラーモード及びモノクロモードにおける定着器170の定着温度の調整制御について説明する。
次に、本実施の形態におけるフルカラーモード及びモノクロモードにおける定着器170の定着温度の調整制御について説明する。
(定着器の構成)
図9は、二次転写部118で記録材に転写された未定着トナー像Tを、記録材Pに定着させる定着手段である定着器170の断面図である。図9において、定着器170は、円筒状の金属部材の定着体である定着フィルム6と、加圧ローラ9と、ヒータ1と、温度検知手段であるサーミスタ5を有している。加圧ローラ9は、不図示の定着駆動モータによって回転駆動される。加圧ローラ9は、定着フィルム6を挟んでヒータ1と対向する位置に配置され、不図示の付勢ばねにより、例えば5〜20kgfの加圧力でヒータ1の下面に圧接されている。定着フィルム6は、加圧ローラ9の矢印方向(時計回り方向)の回転駆動に伴い、記録材Pの搬送方向と順方向の矢印方向(反時計回り方向)へ従動駆動される。
図9は、二次転写部118で記録材に転写された未定着トナー像Tを、記録材Pに定着させる定着手段である定着器170の断面図である。図9において、定着器170は、円筒状の金属部材の定着体である定着フィルム6と、加圧ローラ9と、ヒータ1と、温度検知手段であるサーミスタ5を有している。加圧ローラ9は、不図示の定着駆動モータによって回転駆動される。加圧ローラ9は、定着フィルム6を挟んでヒータ1と対向する位置に配置され、不図示の付勢ばねにより、例えば5〜20kgfの加圧力でヒータ1の下面に圧接されている。定着フィルム6は、加圧ローラ9の矢印方向(時計回り方向)の回転駆動に伴い、記録材Pの搬送方向と順方向の矢印方向(反時計回り方向)へ従動駆動される。
定着フィルム6は、加圧ローラ9との間に定着ニップ部を形成し、定着ニップ部を通過する記録材Pを加熱するために、ヒータ1が配置されている。ヒータ1は、長手方向(図中、紙面に垂直な方向)の両端から電力供給されるように構成されている。ヒータ1へ印加される交流電圧は、AC100Vであり、印加される電圧によりヒータ1は発熱する。ヒータ1の長手方向の中央部近傍には、ヒータ1の温度を検知するサーミスタ5が配置されている。画像形成時には、CPU301は、サーミスタ5の検知温度が所定の目標温度となるように、ヒータ1への電力供給の制御を行う。未定着トナー像Tを担持した記録材Pが、定着フィルム6と加圧ローラ9との間の定着ニップ部に導入されると、記録材Pはヒータ1により加熱されると共に、加圧ローラ9による加圧を受けながら搬送され、未定着のトナー像Tは、記録材Pに定着される。
(プリント準備動作における定着温度調整制御)
次に、前述したプリント準備動作における定着器170の温度調整制御について、図10(a)〜(d)を参照して説明する。図10(a)は、定着器170のプリント準備動作開始/プリント動作開始における、サーミスタ5による検知温度と、ヒータ1への供給電力の関係を表したタイミングチャートである。また、図10(b)は、色モードがフルカラーモード又はモノクロモードが指定された場合のプリント準備動作時及びプリント動作時の目標温度であるプリント準備温度とプリント温度を表した表である。本実施の形態では、操作部330からの入力により設定された色モードに応じて、プリント準備動作/プリント動作における定着器170の温度が最適な目標温度に設定される。図10(b)より、プリント準備動作における目標温度であるプリント準備温度は、色モードとしてフルカラーモードが設定された場合は第1の温度である80℃であり、モノクロモードが設定された場合は第2の温度である120℃である。一方、プリント動作を開始する場合の目標温度であるプリント温度は、色モードがフルカラーモードでもモノクロモードでも、第3の温度である150℃である。
次に、前述したプリント準備動作における定着器170の温度調整制御について、図10(a)〜(d)を参照して説明する。図10(a)は、定着器170のプリント準備動作開始/プリント動作開始における、サーミスタ5による検知温度と、ヒータ1への供給電力の関係を表したタイミングチャートである。また、図10(b)は、色モードがフルカラーモード又はモノクロモードが指定された場合のプリント準備動作時及びプリント動作時の目標温度であるプリント準備温度とプリント温度を表した表である。本実施の形態では、操作部330からの入力により設定された色モードに応じて、プリント準備動作/プリント動作における定着器170の温度が最適な目標温度に設定される。図10(b)より、プリント準備動作における目標温度であるプリント準備温度は、色モードとしてフルカラーモードが設定された場合は第1の温度である80℃であり、モノクロモードが設定された場合は第2の温度である120℃である。一方、プリント動作を開始する場合の目標温度であるプリント温度は、色モードがフルカラーモードでもモノクロモードでも、第3の温度である150℃である。
次に、図10(a)を参照して、プリント準備動作/プリント動作における定着器170の温度調整について説明する。図10(a)は、プリント準備動作/プリント動作における定着器170のヒータ1の温度変化(上図)と、ヒータ1への電力供給状態(下図)を示すタイミングチャートである。上図の横軸は時間を、縦軸はヒータ1の温度(図中、定着温度)を示し、下図の横軸は時間を、縦軸はヒータ1に供給される電力(図中、定着電力)を示す。図中のT1、T2、T2m、T3、T4m、T4は時刻(タイミング)を示し、時刻T1はプリント準備動作を開始するタイミングを示し、時刻T3はプリント動作を開始するタイミングを示している。また、図中の太い実線で示すグラフは、色モードがフルカラーモードの場合の状態を示し、破線で示すグラフは、色モードがモノクロモードの場合の状態を示す。
まず、操作部330から設定された色モードがフルカラーモードの場合の定着器170の温度調整について説明する。プリント準備動作を開始する時刻T1において、CPU301は、サーミスタ5によるヒータ1の検知温度が、フルカラーモードの場合のプリント準備温度である80℃に達するまで、ヒータ1へ1000Wの電力供給を行う。そして、時刻T2において、サーミスタ5による検知温度がプリント準備温度である80℃以上になると、CPU301は、サーミスタ5の温度がプリント準備温度である80℃に保たれるように、ヒータ1への電力供給を1000Wから300Wに切り替える。なお、サーミスタ5による検知温度がプリント準備温度である80℃以上になる時刻T2は、時刻T1でのサーミスタ5の検知温度によって変化する。
図10(c)は、プリント準備温度と、時刻T1でのサーミスタ5による検知温度との温度差と、プリント準備温度に到達するまでに要する時間ta(=時刻T2−時刻T1)の関係を表した表である。例えば、時刻T1の時点で、サーミスタ5の検知温度が30℃であれば、プリント準備温度が80℃のフルカラーモードの場合には、80℃まで50℃(=80℃−30℃)上昇するのに必要な時間taは、テーブル値より8秒である。一方、時刻T1の時点で、サーミスタ5の検知温度が90℃であるならば、既にフルカラーモードの場合のプリント準備温度である80℃以上なので、テーブル値より時間taは0秒である。なお、図10(c)の表のデータは、実験的に予め求められている。
続いて、プリント動作を開始する時刻T3において、CPU301は、サーミスタ5によるヒータ1の検知温度が、未定着トナー像を記録材Pへ定着させるプリント温度である150℃に達するまで、ヒータ1へ1000Wの電力供給を行う。そして、サーミスタ5による検知温度がプリント温度である150℃に達し、未定着トナー像が形成された記録材Pが定着器170に到達する時刻T4において、CPU301は、ヒータ1への電力供給を1000Wから600Wへ切り替える。即ち、CPU301は、サーミスタ5の温度がプリント温度である150℃を保つように、ヒータ1への電力供給を1000Wから600Wへ切り替え、記録材P上の未定着トナー像Tを定着させる。
次に、色モードがモノクロモードの場合、又はイメージセンサ233により読み取られた原稿画像がモノクロ画像かどうかに基づいて、フルカラーモード又はモノクロモードを設定する自動判断モードの場合の定着器170の温度調整について説明する。プリント準備動作を開始する時刻T1において、CPU301は、サーミスタ5によるヒータ1の検知温度が、モノクロモードの場合のプリント準備温度である120℃に達するまで、ヒータ1へ1000Wの電力供給を行う。そして時刻T2mにおいて、サーミスタ5による検知温度がプリント準備温度である120℃以上になると、CPU301はサーミスタ5の温度がプリント準備温度である120℃に保たれるように、ヒータ1への電力供給を1000Wから400Wに切り替える。なお、サーミスタ5による検知温度がプリント準備温度である120℃以上になる時刻T2mは、時刻T1でのサーミスタ5の検知温度によって変化する。
続いて、プリント動作を開始する時刻T3において、CPU301は、サーミスタ5によるヒータ1の検知温度が、未定着トナー像を記録材Pへ定着させるプリント温度である150℃に達するまで、ヒータ1へ1000Wの電力供給を行う。そして、サーミスタ5による検知温度がプリント温度である150℃に達し、未定着トナー像が形成された記録材Pが定着器170に到達する時刻T4mにおいて、CPU301は、ヒータ1への電力供給を1000Wから600Wへ切り替える。即ち、CPU301は、サーミスタ5の温度がプリント温度である150℃に保たれるように、ヒータ1への電力供給を1000Wから600Wへ切り替え、記録材P上の未定着トナー像Tを定着させる。
ここで、未定着トナー像Tを記録材Pへ定着させるために、記録材Pが定着器170へ到達する時刻T4の時点で、サーミスタ5によるヒータ1の検知温度が150℃以上になるように、プリント準備温度は設定される。そして、プリント準備温度が高く設定されるほど、プリント動作開始後にヒータ1の温度を早くプリント温度である150℃に到達させることができる。しかしながら、プリント準備温度が高く設定されるほど、ヒータ1をプリント準備温度に維持するために、より多くの電力供給を行わなければならず、省電力の観点から見ると効率的ではない。そこで、本実施の形態においては、操作部330から設定された色モードに応じて、色モードがフルカラーモードの場合とモノクロモードの場合でのプリント準備温度の設定を分けている。これにより、時刻T4(時刻T4m)において定着器170の温度がプリント温度である150℃に到達し、1枚目の出力時間であるファーストコピーアウトタイムを短縮することと、省電力の実現との両立を可能にしている。
次に、色モードがフルカラーモードの場合とモノクロモードの場合でのプリント準備温度の設定の違いについて説明する。図10(d)は、中間転写ベルトユニット140及び二次転写部118近傍の断面図であり、上側の図は、色モードとしてモノクロモードが設定された場合の断面図であり、下側の図は、色モードとしてフルカラーモードが設定された場合の断面図である。図10(d)の上側の図において、太い実線で示す距離DistMonoは、ブラックの画像形成ユニット120kが画像形成を開始してから、ブラックのトナー像Tが転写された記録材Pが定着器170へ到達するまでの距離を示している。一方、図10(d)の下側の図において、太い実線で示す距離DistFullは、イエローの画像形成ユニット120yが画像形成を開始してから、イエローのトナー像Tが転写された記録材Pが定着器170へ到達するまでの距離を示している。図10(d)から明らかなように、2つの距離DistMono、DistFullの関係は、距離DistFull>距離DistMonoの関係にある。モノクロプリントとフルカラープリントでの画像形成速度は同一なので、画像形成を開始してから記録材Pが定着器170に到達する距離関係と時間関係は同様になる。即ち、フルカラーモード時における記録材Pが定着器170へ到達する時間TsFullとモノクロモード時における記録材Pが定着器170へ到達する時間TsMonoの関係は、時間TsFull>時間TsMonoとなる。
そのため、画像形成ユニット120が画像形成を開始してから記録材Pが定着器170に到達するまでに、ヒータ1が電力供給される時間は、モノクロモードよりもフルカラーモードの方が長い。定着器170のプリント温度は、モノクロモードもフルカラーモードも同じである。そのため、プリント動作開始時の定着器170の温度であるプリント準備温度は、フルカラーモードの場合には、モノクロモードの場合よりも低い温度に設定することができる。プリント準備温度をカラーモードに応じて切り替えない場合と比べて、本実施の形態では、カラーモードがフルカラーモードの場合には、プリント準備温度を低く設定することができる。これにより、プリント準備温度を維持するための供給電力を小さくすることができるため、省電力化の面で効果を奏する。本実施の形態では、プリント準備温度や供給電力を固定値に設定しているが、例えば環境温度や電源電圧に応じて変更してもかまわない。
(プリント準備動作における当接離間機構の制御)
次に、前述したプリント準備動作における、当接離間機構400の制御について説明する。本実施の形態では、操作部330から設定された色モード設定に応じて、プリント準備動作において当接離間機構400の状態を切り替える。このとき、色モードとしてフルカラーモードが設定されている場合には、当接離間機構400の状態を当接モードの状態となるようにプリント準備動作を行う。一方、色モードとしてモノクロモード、又はフルカラーモードとモノクロモードのいずれかを自動的に設定する自動判断モード(第3のモード)が設定されている場合には、当接離間機構400の状態が離間モードの状態となるようにプリント準備動作を行う。自動判断モードが設定されている場合に、モノクロモードと同じプリント準備動作を行うのは、自動判断モードの場合には、プリント開始まで色モードが確定しない。そのため、色モードを予測してプリント準備動作を行う必要があり、使用頻度の高いモノクロモードのプリント準備動作を行った方が、ファーストコピーアウトタイムの改善が見込めるためである。
次に、前述したプリント準備動作における、当接離間機構400の制御について説明する。本実施の形態では、操作部330から設定された色モード設定に応じて、プリント準備動作において当接離間機構400の状態を切り替える。このとき、色モードとしてフルカラーモードが設定されている場合には、当接離間機構400の状態を当接モードの状態となるようにプリント準備動作を行う。一方、色モードとしてモノクロモード、又はフルカラーモードとモノクロモードのいずれかを自動的に設定する自動判断モード(第3のモード)が設定されている場合には、当接離間機構400の状態が離間モードの状態となるようにプリント準備動作を行う。自動判断モードが設定されている場合に、モノクロモードと同じプリント準備動作を行うのは、自動判断モードの場合には、プリント開始まで色モードが確定しない。そのため、色モードを予測してプリント準備動作を行う必要があり、使用頻度の高いモノクロモードのプリント準備動作を行った方が、ファーストコピーアウトタイムの改善が見込めるためである。
(プリント準備動作の制御シーケンス)
図11は、プリント準備動作の制御シーケンスを示すフローチャートであり、CPU301により実行される。図11の処理は、その後のプリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作、即ち原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉操作や原稿台152への原稿の載置、又は操作部330の操作を検知すると、起動される。
図11は、プリント準備動作の制御シーケンスを示すフローチャートであり、CPU301により実行される。図11の処理は、その後のプリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作、即ち原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉操作や原稿台152への原稿の載置、又は操作部330の操作を検知すると、起動される。
S1001では、CPU301は、所定の時間内にプリント動作開始指示が行われるかどうかを監視するために、タイマ291をリセットし、スタートさせる。なお、タイマ291は1ms(ミリ秒)毎にタイマ値を加算しており、CPU301はタイマ291のタイマ値を参照することで、S1001にてタイマ291をスタートさせてからの経過時間を判断することができる。S1002では、CPU301は、RAM303に保存された色モード設定を読み出し、設定された色モードがフルカラーモードかどうかを判断する。CPU301は、設定されたカラーモードがフルカラーモードであると判断した場合には処理をS1003に進め、フルカラーモードではない(モノクロモード、又は自動判断モードである)と判断した場合には、処理をS1007に進める。
S1003では、CPU301は、フルカラープリント制限動作を実施する必要があるかどうかを判断するため、図3で説明したフルカラープリント制限動作判断を行う処理を起動する。S1004では、CPU301は、RAM303よりS1003の処理の結果を読み出し、フルカラープリント制限動作は不要かどうかについて判断する。CPU301は、フルカラープリント制限動作は不要と判断した場合には、処理をS1005に進め、フルカラープリント制限動作は必要と判断した場合には、処理をS1007に進める。
S1005では、CPU301は、プリント準備動作の色モードをフルカラーモードに設定する。S1006では、CPU301は、定着器170のプリント準備温度をフルカラーモード時のプリント準備温度である80℃に設定して(プリント準備温度=フルカラープリント準備温度)、定着器170のヒータ1へ電力供給を行い、処理をS1009に進める。
S1007では、CPU301は、S1002でNの場合には、操作部330から設定されている色モードがモノクロモード、又は自動判断モードなので、プリント準備動作の色モードをモノクロモードに設定する。また、CPU301は、プリント制限動作実施の場合(S1004でNの場合)、操作部330から設定されている色モード設定によらずに、プリント準備動作の色モードをモノクロモードに設定する。S1008では、CPU301は、定着器170のプリント準備温度をモノクロモード時のプリント準備温度である120℃に設定して(プリント準備温度=モノクロプリント準備温度)、定着器170のヒータ1へ電力供給を行い、処理をS1009に進める。
S1009では、CPU301は、プリント準備動作の色モード設定に応じて、当接離間機構400の制御を実施する。当接離間機構400の制御はサブルーチンにより実行されるが、詳細については後述する。
S1010では、CPU301は、操作部330からのプリント動作開始指示を検知したかどうか(図中、プリント動作開始指示有り)を判断する。CPU301は、プリント動作開始指示を検知したと判断した場合には、処理を終了し、プリント動作開始指示を検知していないと判断した場合には、処理をS1013に進める。
S1013では、CPU301は、タイマ291のタイマ値を参照して、15秒以上が経過したかどうかを判断する。CPU301は、15秒以上経過していると判断した場合には、処理をS1014に進め、15秒未満の場合には処理をS1016に進める。なお、15秒は、プリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作が行われてから、プリント動作開始指示が検知されるまでの待ち時間の一例であり、15秒に限定されるものでない。S1014では、CPU301は、定着器170のヒータ1へ電力供給を停止する。S1015では、当接離間機構400の状態を離間モードの状態に制御して、処理を終了する。
S1016では、CPU301は、操作部330にてキー押下等の操作が行われたかどうかを判断し、操作が行われた場合には処理をS1001に戻し、操作が行われていない場合には、処理をS1010に戻す。
上述した処理により、CPU301は、プリント動作開始指示を検知した場合には、プリント準備動作を終了して、プリント動作を開始する。本実施の形態では、プリント動作を開始する前に、CPU301は、当接離間機構400の状態がプリント開始指示時の色モード設定と一致していることを確認し、異なる場合は当接離間機構400を色モードに応じた状態となるよう、制御を実施する必要がある。これは、自動判断モードの場合には、モノクロモードでプリント準備動作を行うために、当接離間機構400は離間した状態となっている。そのため、フルカラーモードの印刷ジョブが実行されると、そのままではフルカラープリント動作が実施できないためである。
また、本実施の形態では、プリント制限動作中に、フルカラーモードのプリント開始指示を受け取ると、フルカラープリントができないことを報知するため、次の処理を行う。即ち、CPU301は、モノクロプリントを行うかどうかを確認する旨のメッセージを操作部330の表示部311に表示する(図4(c)参照)。そして、CPU301は、ユーザがOKボタン329を押下した場合には、モノクロプリントを行う。予めモノクロモードによるプリント準備動作が完了しているため、ユーザがOKボタン329を押下すると、CPU301はプリント開始時に定着器170の温度をプリント温度である150℃に切り替え、画像形成動作を開始する。
(当接離間機構の制御シーケンス)
図12は、当接離間機構400の制御シーケンスを示すサブルーチンのフローチャートであり、図11のS1009を実行する際に起動され、CPU301により処理が実行されて、処理が終了すると、図11のS1010の処理に進む。
図12は、当接離間機構400の制御シーケンスを示すサブルーチンのフローチャートであり、図11のS1009を実行する際に起動され、CPU301により処理が実行されて、処理が終了すると、図11のS1010の処理に進む。
S1101では、CPU301は、プリント準備動作での色モード設定を読み出し、設定された色モードがフルカラーモードかどうかを判断する。CPU301は、設定されたカラーモードがフルカラーモードであると判断した場合には、処理をS1102に進め、フルカラーモードではない(モノクロモードである)と判断した場合には、処理をS1104に進める。S1102では、CPU301は、当接離間機構400の状態が離間状態(離間モード)かどうかを判断し、離間状態であると判断した場合には、処理をS1103に進める。一方、CPU301は、離間状態ではない(当接状態である)と判断した場合には、当接離間機構400の状態を変更せず、処理を終了する。S1103では、CPU301は、当接離間機構400の状態を当接状態(当接モード)に移行させて、処理を終了する。
S1104では、CPU301は、当接離間機構400の状態が当接状態(当接モード)かどうかを判断し、当接状態であると判断した場合には、処理をS1105に進める。一方、当接離間機構400の状態が当接状態ではない(離間状態である)と判断した場合には、CPU301は、当接離間機構400の状態を変更せずに、処理を終了する。S1105では、CPU301は、当接離間機構400の状態を離間状態(離間モード)に移行させて、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態では、色モード設定によってプリント準備動作制御を切り替えることにより、ファーストコピーアウトタイムを短縮することが可能となる。また、カラートナーがない場合や、フルカラープリント動作時にのみ使用する負荷が故障したなどのモノクロプリント動作しか行えないようなプリント制限動作中は、フルカラープリント準備動作制御を行わず、必ずモノクロプリント準備動作を行う。これにより、より最適なプリント準備動作を行うことが可能となる。その結果、プリント準備動作において不要な動作を行わないことによる駆動電力の省電力化と、中間転写ベルトとの摩擦による感光ドラムの摩耗を防止することによる感光ドラムの長寿命化と、を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うことができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、プリント制限動作中にはモノクロモードのプリント準備動作を行う実施の形態について説明した。第1の実施の形態の場合、プリント制限動作中に、ユーザが操作部330から色モードをフルカラーモードに設定した状態でスキャン動作だけを行う場合には、不要なプリント準備動作を行ってしまうことになる。これを回避する別の実施の形態として、第2の実施の形態では、フルカラーモードのプリント準備動作の指示を受けた際に、プリント制限動作中には、プリント準備動作を行わない実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、プリント制限動作中にはモノクロモードのプリント準備動作を行う実施の形態について説明した。第1の実施の形態の場合、プリント制限動作中に、ユーザが操作部330から色モードをフルカラーモードに設定した状態でスキャン動作だけを行う場合には、不要なプリント準備動作を行ってしまうことになる。これを回避する別の実施の形態として、第2の実施の形態では、フルカラーモードのプリント準備動作の指示を受けた際に、プリント制限動作中には、プリント準備動作を行わない実施の形態について説明する。
(プリント準備動作の制御シーケンス)
図13は、本実施の形態のプリント準備動作の制御シーケンスを示すフローチャートであり、CPU301により実行される。図13の処理は、その後のプリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作、即ち原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉操作や原稿台152への原稿の載置、又は操作部330の操作を検知すると、起動される。図13の処理は、第1の実施の形態の図11の処理と比べて、プリント制限動作中には、プリント準備動作を行わない点が異なる。
図13は、本実施の形態のプリント準備動作の制御シーケンスを示すフローチャートであり、CPU301により実行される。図13の処理は、その後のプリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作、即ち原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉操作や原稿台152への原稿の載置、又は操作部330の操作を検知すると、起動される。図13の処理は、第1の実施の形態の図11の処理と比べて、プリント制限動作中には、プリント準備動作を行わない点が異なる。
図13において、S1301〜S1308の処理は、S1304のNの場合の処理を除き、第1の実施の形態の図11のS1001〜S1008の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。S1304では、CPU301は、フルカラープリント制限動作は不要かどうかについて判断する。CPU301は、フルカラープリント制限動作は不要と判断した場合には、処理をS1305に進め、フルカラープリント制限動作は必要と判断した場合には、処理をS1310に進める。
S1309では、CPU301は、フルカラーモードでのプリント準備動作(S1305、S1306)、又はモノクロモードでのプリント準備動作(S1307、S1308)を実施したことを示すために、次の処理を行う。即ち、CPU301は、プリント準備動作実施フラグ(以下、実施フラグという)をオン(ON)して、RAM303に保存し、処理をS1311に進める。S1310では、CPU301は、プリント準備動作を実施していないことを示すために、実施フラグをオフ(OFF)して、RAM303に保存し、処理をS1312に進める。
S1311の処理は、図11のS1009と同様の処理であり、説明を省略する。S1312では、CPU301は、操作部330からのプリント動作開始指示を検知したかどうか(図中、プリント動作開始指示有り)を判断する。CPU301は、プリント動作開始指示を検知したと判断した場合には、処理を終了し、プリント動作開始指示を検知していないと判断した場合には、処理をS1313に進める。S1313では、CPU301は、RAM303より実施フラグを読み出し、実施フラグがオン(ON)かどうかを判断する。CPU301は、実施フラグがオン(ON)であると判断した場合には、処理をS1314に進め、実施フラグがオン(ON)ではない(オフ(OFF)である)と判断した場合には、処理をS1317に進める。S1314では、CPU301は、タイマ291のタイマ値を参照して、15秒以上が経過したかどうかを判断する。CPU301は、15秒以上経過していると判断した場合には、処理をS1315に進め、15秒未満の場合には処理をS1317に進める。なお、15秒は、プリント動作開始指示を予測させるプリント予測操作が行われてから、プリント動作開始指示が検知されるまでの待ち時間の一例であり、15秒に限定されるものでない。S1315、S1316、S1317の処理は、それぞれ、図11のS1014、S1015、S1016と同様の処理であり、説明を省略する。
上述した処理により、CPU301は、プリント動作開始指示を検知した場合には、プリント準備動作を終了する。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、プリント動作を開始する前に、CPU301は、当接離間機構400の状態がプリント開始指示の色モード、即ちRAM303に設定されている色モードと一致していることを確認する必要がある。そして、当接離間機構400の状態が色モードと異なる場合には、CPU301は、当接離間機構400を色モード設定に応じた状態にする必要がある。これは、自動判断モードの場合には、モノクロモードでプリント準備動作を行うために、当接離間機構400は離間した状態となっている。そのため、フルカラーモードの印刷ジョブが実行されると、そのままではフルカラープリント動作が実施できないためである。
また、本実施の形態では、プリント制限動作中に、色モード設定をフルカラーモードに設定した状態で、フルカラーのプリント開始指示を受け取った場合、フルカラープリントもモノクロプリントもできない。そのため、CPU301は、モノクロプリントを行うかどうかを確認する旨のメッセージを操作部330の表示部311に表示する(図4(c)参照)。そして、CPU301は、ユーザがOKボタン329を押下した場合には、モノクロプリントを行うため、プリント開始時に定着器170の温度がプリント温度である150℃となるように電力を供給した後、画像形成動作を開始する。
この場合、プリント制限動作中は、設定された色モードに関係なく、プリント準備動作を行わないので、定着器170には電力が供給されていない。したがって、予めモノクロモードでプリント準備動作を行っていた第1の実施の形態と比べると、ファーストコピーアウトタイムが長くなってしてしまう。一方、ユーザが色モード設定をフルカラーモードに設定した状態でスキャン動作を行う場合には、第1の実施の形態と異なり、第2の実施の形態では、モノクロモードによるプリント準備動作を行っていない。そのため、ブラックの感光ドラム101kが摩耗することが防止されて、感光ドラム101kの長寿命化を実現することができる。
第1の実施の形態、及び第2の実施の形態では。原稿圧板の開閉や原稿台152への原稿の載置、操作部330の操作を検知すると、CPU301は、プリント準備動作の制御を実施する。その他のプリントが予想される動作には、例えば、給紙カセット111の脱着操作や、マルチトレイ117への用紙の載置、外部I/F282を経由した外部コンピュータからのプリント条件設定、人感センサによる人の接近や近接検知等がある。そこで、図11のS1016、又は図13のS1317の判断条件に、これらの条件を加え、CPU301は、これらのプリントが予想される動作を検知した場合には、プリント準備動作を実施してもよい。また、上述した実施の形態では、プリント準備動作を行う対象として、当接離間機構400の制御と定着器170の温度調整の制御について説明した。例えば、プリント準備動作を行う対象として、レーザスキャナユニット103y、103m、103c、103kが対応する感光ドラム101にレーザ光を照射する際に駆動するスキャナモータ(不図示)の立ち上げ動作の制御を行ってもよい。この場合、プリント制限動作中にプリント準備動作を行うときには、レーザスキャナユニット103kのスキャナモータのみ、立ち上げ動作を行い、他のレーザスキャナユニット103y、103m、103cのスキャナモータの立ち上げ動作は行わない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成部の状態に応じたプリント準備動作制御を行うことができる。
120 画像形成ユニット
301 CPU
330 操作部
301 CPU
330 操作部
Claims (17)
- 記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を備え、
前記複数の画像形成部を用いて画像形成を行う第1のモードと、前記複数の画像形成部のうち、1の画像形成部を用いて画像形成を行う第2のモードと、で動作することが可能な画像形成装置であって、
前記第1のモード、又は前記第2のモードによる画像形成を指示する色モード情報を入力するための操作部と、
画像形成の開始指示が予測される操作を検知すると、前記操作部より入力された前記色モード情報に応じて前記画像形成部が画像形成の前に行う準備動作を行うように制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記色モード情報が前記第1のモードであり、且つ前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いたいずれかの画像形成部が画像形成動作を実行できない制限動作状態の場合には、前記第2のモードに応じた準備動作を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を備え、
前記複数の画像形成部を用いて画像形成を行う第1のモードと、前記複数の画像形成部のうち、1の前記画像形成部を用いて画像形成を行う第2のモードと、で動作することが可能な画像形成装置であって、
前記第1のモード、又は前記第2のモードによる画像形成を指示する色モード情報を入力するための操作部と、
画像形成の開始指示が予測される操作を検知すると、前記操作部より入力された前記色モード情報に応じて前記画像形成部が画像形成の前に行う準備動作を行うように制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記色モード情報が前記第1のモードであり、且つ前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いたいずれかの画像形成部が画像形成を実行できない制限動作状態の場合には、準備動作を行わないように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記準備動作を開始してから所定の時間が経過するまでの間に、前記開始指示が入力されない場合には、前記準備動作を終了することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 画像形成される画像を入力する入力手段を備え、
前記色モード情報は、前記入力手段により入力される画像に基づいて前記第1のモード、又は前記第2のモードを決定する第3のモードを有し、
前記制御手段は、前記色モード情報に前記第3のモードが設定された場合には、前記入力手段により入力された画像に基づいて前記第1のモード、又は前記第2のモードを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記第1のモード及び前記第3のモードは、前記制限動作状態の場合でも、前記色モード情報として設定可能であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記入力手段は原稿の画像を読み取る読取手段を含み、前記画像形成の開始指示が予測される操作は、読み取りが行われる原稿の前記読取手段への載置であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記読取手段は、読み取りが行われる原稿の有無を検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記原稿の載置を検知することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成の開始指示が予測される操作は、前記操作部から前記色モード情報を入力する操作であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記制限動作状態の場合に、前記開始指示が入力されると、前記第1のモードでの画像形成が行えないことを報知することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記複数の画像形成部は、各々、トナー像が形成される感光体を有し、
前記制限動作状態は、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他のいずれかの画像形成部の前記感光体の使用量が所定量に達している状態であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の画像形成部は、各々、トナー像を形成するためのトナーを有する現像器を有し、
前記制限動作状態は、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他のいずれかの画像形成部の現像器のトナーがない状態であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記複数の画像形成部は、各々、前記感光体を駆動する駆動部を有し、
前記制限動作状態は、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他のいずれかの画像形成部の前記駆動部が前記感光体を駆動できない状態であることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記複数の画像形成部は、各々、前記感光体を露光するための露光手段を有し、
前記露光手段は、対応する前記感光体を露光するために光源からのレーザ光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を回転させる駆動部と、を有し、
前記制御手段は、前記準備動作のために、
前記色モード情報が前記第1のモードの場合には、前記露光手段を制御して、全ての前記画像形成部の前記感光体に対応する前記回転多面鏡を回転させるよう、前記駆動部を制御し、
前記色モード情報が前記第2のモード、又は前記第3のモードの場合には、前記露光手段を制御して、前記1の前記画像形成部の前記感光体に対応する前記回転多面鏡を回転させ、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他の画像形成部の前記感光体に対応する前記回転多面鏡の回転を停止させるよう、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制限動作状態は、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他の画像形成部の前記感光体に対応する前記回転多面鏡を前記駆動部が駆動できない状態であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記感光体上に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、
前記複数の画像形成部の各々の感光体と、前記中間転写ベルトとを当接状態及び離間状態に切り替える切替手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記画像形成部の準備動作のために、
前記色モード情報が第1のモードの場合には、全ての画像形成部の前記感光体と前記中間転写ベルトとが前記当接状態になるように前記切替手段を制御し、
前記色モード情報が前記第2のモード、又は前記第3のモードの場合には、前記1の画像形成部の前記感光体と前記中間転写ベルトとが前記当接状態となり、前記複数の画像形成部のうち、前記1の画像形成部を除いた他の画像形成部の前記感光体と前記中間転写ベルトとは前記離間状態となるように、前記切替手段を制御することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記中間転写ベルトから記録材に転写された前記トナー像を前記記録材に定着させる定着手段を備え、
前記定着手段は、前記記録材に転写された前記トナー像を加熱するヒータと、前記ヒータの温度を検知する温度検知手段と、を有し、
前記制御手段は、前記準備動作のために、
前記色モード情報が前記第1のモードの場合には、前記温度検知手段により検知された前記ヒータの温度が第1の温度となるように前記定着手段を制御し、
前記色モード情報が前記第2のモード、又は前記第3のモードの場合には、前記温度検知手段により検知された前記ヒータの温度が前記第1の温度より高い第2の温度となるように前記定着手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記開始指示が入力されると、前記温度検知手段により検知された前記ヒータの温度が前記第2の温度より高い第3の温度となるように前記定着手段を制御することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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