JP2017039525A - 包装袋の無菌製袋充填方法 - Google Patents
包装袋の無菌製袋充填方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017039525A JP2017039525A JP2015162826A JP2015162826A JP2017039525A JP 2017039525 A JP2017039525 A JP 2017039525A JP 2015162826 A JP2015162826 A JP 2015162826A JP 2015162826 A JP2015162826 A JP 2015162826A JP 2017039525 A JP2017039525 A JP 2017039525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- bag
- hydrogen peroxide
- packaging bag
- attaching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Package Closures (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
【課題】殺菌に用いた過酸化水素が残留しても内容物に移りにくい包装袋の無菌製袋充填方法を提供する。
【解決手段】再封可能な包装袋100の無菌製袋充填方法であって、包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、表フィルムあるいは裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、再封部材が、雄型嵌合部を有する雄側チャックテープ10aと雌型嵌合部を有する雌側チャックテープ10bとからなるチャックテープ10であって、再封部材を取り付ける工程が、包装袋の開封予定線8の下方で、表フィルムの外面となる位置に、雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bとを折返予定線11を挟んで並行して取り付ける工程である。
【選択図】図1
【解決手段】再封可能な包装袋100の無菌製袋充填方法であって、包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、表フィルムあるいは裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、再封部材が、雄型嵌合部を有する雄側チャックテープ10aと雌型嵌合部を有する雌側チャックテープ10bとからなるチャックテープ10であって、再封部材を取り付ける工程が、包装袋の開封予定線8の下方で、表フィルムの外面となる位置に、雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bとを折返予定線11を挟んで並行して取り付ける工程である。
【選択図】図1
Description
本発明は、包装袋の無菌製袋充填方法に関するものである。
病院で患者さんなどに、栄養剤や医薬品などの流動食を投与するとき、胃や腸に挿入したチューブを通して投与することがある。この場合、あらかじめ、パウチ内に収納されていた内容物に希釈液などを追加して、パウチの下方に設けられた注出口にチューブを連結させて行っている。
このようなパウチでは、希釈液などを追加するための充填口が設けられ、この充填口を再封するためのチャックが設けられているものがある。例えば、特許文献1に記載の「注出口付きパウチ」がある。
この注出口付きパウチは、上部シール部分に外部より飲料水等を注入するための開口部を有し、かつ前記開口部に左右に跨る開閉封自在なチャックが形成され、さらには、パウチを吊り下げるための吊下孔がシール部分に形成され、開口部の左右に少なくとも僅かなシール幅を残し、シール部分の一部を切り取った形状からなる切欠き部が形成され、開口部のチャックの上方の位置にシール部分の左右から内方に突出するシール部分が設けられている。
このような、栄養剤や医薬品などの内容物は、保存性や体内に投与されることから、無菌であることが求められる。そのため、一般にパウチは内容物が充填密封された後、加圧加熱殺菌されている。
この加圧加熱殺菌では、内容物の中心部まで充分に殺菌するために、外側部分の内容物には過度の熱処理が行われ、その結果、内容物の変質により、栄養分の損失や吸収されにくくなることが考えられる。
このような過度の熱処理を行わずに、充分な無菌性を得る方法として、無菌充填方法がある。これは、内容物は液体殺菌機などで殺菌しておき、殺菌処理した包装材料に、無菌の雰囲気中で無菌的に内容物を充填し密封シールする方法である。
このような無菌充填の場合は、包装材料の殺菌処理には、過酸化水素水へ浸漬させたり、過酸化水素ガスの雰囲気中を通したりして殺菌し、その後、包装材料に残留した過酸化水素を除去している。
しかし、前述のパウチのように、再封のためのチャックが設けられていると、チャックの嵌合部に残留した過酸化水素は除去することが難しく、充分に除去しようとすると除去する時間が長くなり、コスト的な問題が生じる。
公知文献を以下に示す。
公知文献を以下に示す。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、殺菌に用いた過酸化水素が残留しても内容物に移りにくい包装袋の無菌製袋充填方法を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
本発明の請求項2の発明は、再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、互いに面々でくっつく前記面ファスナーを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、互いに面々でくっつく前記面ファスナーを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
本発明の請求項3の発明は、再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、外面に保護層を設けた粘着層からなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記保護層を設けた粘着層を並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、外面に保護層を設けた粘着層からなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記保護層を設けた粘着層を並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
本発明の請求項4の発明は、再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部の間を2回同方向に折り返すことにより前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部が嵌合するように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部の間を2回同方向に折り返すことにより前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部が嵌合するように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
本発明の請求項5の発明は、再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸
漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、互いに面々でくっつく2つの前記面ファスナーの間を2回同方向に折り返すことにより2つの前記面ファスナーがくっつくように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記面ファスナーを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸
漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、互いに面々でくっつく2つの前記面ファスナーの間を2回同方向に折り返すことにより2つの前記面ファスナーがくっつくように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記面ファスナーを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法である。
本発明の包装袋の無菌製袋充填方法は、殺菌に用いた過酸化水素の残留しやすい再封部材が、表フィルムや裏フィルムの外面に設けられているので、残留した過酸化水素が内容物に移りにくい。また、2回同方向に折り返すことにより再封部材を嵌合あるいはくっつけるようにした場合は、密封性が高い。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき説明する。
図1は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第1の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。図2は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第1の実施形態で製袋する包装袋の開封した状態を模式的に平面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき説明する。
図1は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第1の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。図2は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第1の実施形態で製袋する包装袋の開封した状態を模式的に平面で示した説明図である。
第1の実施形態で無菌製袋充填する包装袋100は、図1のように、表裏のフィルムが重ね合わされ、天シール部1、左側シール部2、右側シール部3と地シール部4で囲まれた未シール部からなる内容物収納部が設けられた包装袋である。
天シール部1の右側は広幅シール部1aになっていて、広幅シール部1aは包装袋100の左右中央より左側まで設けられている。また、左右中央には、上端から下方に向かう切り欠き5が設けられ、また、切り欠き5の下方には吊下孔6が設けられている。地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が表裏のフィルムに挟まれ、接着して取り付けられている。
そして、左側シール部2と広幅シール部1aの間が、希釈液などを追加するときの投入
路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
更に、開封予定線8の下方には、表フィルムの外面に再封部材のチャックテープ10が設けられている。チャックテープ10は、雄型嵌合部と、雄型嵌合部が嵌り込む雌型嵌合部とを有し、雄型嵌合部には、表フィルムに取り付けるための雄側取付基部が一体として設けられて、雄側チャックテープ10aを形成し、また、雌型嵌合部には、表フィルムに取り付けるための雌側取付基部が一体として設けられて雌側チャックテープ10bを形成している。この雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bが、折返予定線11を挟んで並行して取り付けられている。
このようになっているので、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開いた後、折返予定線11で上端部分を折り返して、雄側チャックテープ10aを雌側チャックテープ10bに重ね合わせ、雄型嵌合部を雌型嵌合部に嵌め込んで係止すると、図2のように、包装袋100が再封される。
<第2の実施形態>
以下、本発明を実施するための第2の実施形態につき説明する。
図3は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第2の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための第2の実施形態につき説明する。
図3は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第2の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
第2の実施形態で無菌製袋充填する包装袋200は、図3のように、表裏のフィルムが重ね合わされ、天シール部1、左側シール部2、右側シール部3と地シール部4で囲まれた未シール部からなる内容物収納部が設けられた包装袋である。
天シール部1の右側は広幅シール部1aになっていて、広幅シール部1aは包装袋200の左右中央より左側まで設けられている。また、左右中央には、上端から下方に向かう切り欠き5が設けられ、また、切り欠き5の下方には吊下孔6が設けられている。地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が表裏のフィルムに挟まれ、接着して取り付けられている。
そして、左側シール部2と広幅シール部1aの間が、希釈液などを追加するときの投入路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
更に、開封予定線8の下方には、表フィルムの外面に再封部材の面ファスナー20が設けられている。面ファスナー20は、面々で押し付けたときにくっついて係止でき、強く引っ張れば剥がせるものであればよい。構造としては、シート状やテープ状の基材に、ループ状とフック状の線状の樹脂を取り付け、ループ状の部分にフック状の部分が引っ掛かり、くっついて係止する構造が一般的である。
この面々で押し付けたときにくっついて係止できる面ファスナー20aと面ファスナー20bが、折返予定線11を挟んで並行して取り付けられている。
このようになっているので、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開いた後、折返予定線11で上端部分を折り返して、面ファスナー20aを面ファスナー20bに重ね合わせ、押し付け、くっつけて係止させる。このようにすると、図2の包装袋100ように、包装袋200も再封することができる。
<第3の実施形態>
以下、本発明を実施するための第3の実施形態につき説明する。
図4は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第3の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための第3の実施形態につき説明する。
図4は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第3の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
第3の実施形態で無菌製袋充填する包装袋300は、図4のように、表裏のフィルムが重ね合わされ、天シール部1、左側シール部2、右側シール部3と地シール部4で囲まれた未シール部からなる内容物収納部が設けられた包装袋である。
天シール部1の右側は広幅シール部1aになっていて、広幅シール部1aは包装袋300の左右中央より左側まで設けられている。また、左右中央には、上端から下方に向かう切り欠き5が設けられ、また、切り欠き5の下方には吊下孔6が設けられている。地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が表裏のフィルムに挟まれ、接着して取り付けられている。
そして、左側シール部2と広幅シール部1aの間が、希釈液などを追加するときの投入路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
更に、開封予定線8の下方には、表フィルムの外面に再封部材の粘着部材30が設けられている。粘着部材30は、保護層を設けた粘着層を有し、保護層が粘着層の外側になっていて粘着層を保護している。粘着部材30は折返予定線11の下方に設けている。これに限らず、折返予定線11の上方に設けてもよい。
このようになっているので、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開いた後、粘着部材30の保護層を剥がして、折返予定線11で上端部分を折り返して、粘着部材30の粘着層で折り返した上端部分をくっつけて係止させる。このようにすると、図2の包装袋100ように、包装袋300も再封することができる。
粘着部材30の保護層は、粘着層に剥離可能に接着して、粘着層を保護する層で、例えばシリコン処理した紙などが用いられる。また、粘着層は粘着剤からなり、直接表フィルムに塗布形成してもよいし、両面粘着テープなどを貼って形成してもよい。
<第4の実施形態>
以下、本発明を実施するための第4の実施形態につき説明する。
図5は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第4の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。図6は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第4の実施形態で製袋する包装袋の開封した状態を模式的に平面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための第4の実施形態につき説明する。
図5は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第4の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。図6は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第4の実施形態で製袋する包装袋の開封した状態を模式的に平面で示した説明図である。
第4の実施形態で無菌製袋充填する包装袋400は、図5のように、表裏のフィルムが重ね合わされ、天シール部1、左側シール部2、右側シール部3と地シール部4で囲まれた未シール部からなる内容物収納部が設けられた包装袋である。
天シール部1の右側は広幅シール部1aになっていて、広幅シール部1aは包装袋100の左右中央より左側まで設けられている。また、左右中央には、上端から下方に向かう切り欠き5が設けられ、また、切り欠き5の下方には吊下孔6が設けられている。地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が表裏のフィルムに挟まれ、接着して取り付けられている。
そして、左側シール部2と広幅シール部1aの間が、希釈液などを追加するときの投入路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左
側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
更に、開封予定線8の下方には、再封部材のチャックテープ10が設けられている。チャックテープ10は、雄型嵌合部と、雄型嵌合部が嵌り込む雌型嵌合部とを有し、雄型嵌合部には、フィルムに取り付けるための雄側取付基部が一体として設けられて、雄側チャックテープ10aを形成し、また、雌型嵌合部には、フィルムに取り付けるための雌側取付基部が一体として設けられて雌側チャックテープ10bを形成している。
本実施形態では、雄側チャックテープ10aは裏フィルムの外面に設けられ、雌側チャックテープ10bは表フィルムの外面に設けられている。雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bを逆に設けてもよい。
雄側チャックテープ10aは開封予定線8のすぐ下に設けられ、雌側チャックテープ10bは雄側チャックテープ10aから上下2つの折返予定線11a、11bを挟んで設けられている。折返予定線11aと折返予定線11bの距離は、開封予定線8と折返予定線11aの距離より長くなっている。
このようになっているので、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開いた後、折返予定線11aで上端部分を手前に折り返して、更に折返予定線11bで手前に折り返して、裏フィルムの外面に設けた雄側チャックテープ10aを、表フィルムの外面に設けた雌側チャックテープ10b重ね合わせ、雄型嵌合部を雌型嵌合部に嵌め込んで係止すると、図6のように、包装袋400が再封される。
<第5の実施形態>
以下、本発明を実施するための第5の実施形態につき説明する。
図7は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第5の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための第5の実施形態につき説明する。
図7は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法の第5の実施形態で製袋する包装袋を模式的に平面で示した説明図である。
第5の実施形態で無菌製袋充填する包装袋500は、図7のように、表裏のフィルムが重ね合わされ、天シール部1、左側シール部2、右側シール部3と地シール部4で囲まれた未シール部からなる内容物収納部が設けられた包装袋である。
天シール部1の右側は広幅シール部1aになっていて、広幅シール部1aは包装袋500の左右中央より左側まで設けられている。また、左右中央には、上端から下方に向かう切り欠き5が設けられ、また、切り欠き5の下方には吊下孔6が設けられている。地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が表裏のフィルムに挟まれ、接着して取り付けられている。
そして、左側シール部2と広幅シール部1aの間が、希釈液などを追加するときの投入路となっていて、天シール部1の近傍下方に開封予定線8が設けられ、開封予定線8の左側の左側シール部2には、開封用ノッチ9が設けられている。
更に、開封予定線8の下方には、再封部材の面ファスナー20が設けられている。面ファスナー20は、面ファスナー20aと面ファスナー20bを面々で押し付けたときにくっついて係止でき、強く引っ張れば剥がせるものであればよい。構造としては、シート状やテープ状の基材に、ループ状とフック状の線状の樹脂を取り付け、ループ状の部分にフック状の部分が引っ掛かり、くっついて係止する構造が一般的である。
本実施形態では、面ファスナー20aは裏フィルムの外面に設けられ、面ファスナー20bは表フィルムの外面に設けられている。雄面ファスナー20aは開封予定線8のすぐ下に設けられ、面ファスナー20bは雄面ファスナー20aから上下2つの折返予定線11a、11bを挟んで設けられている。折返予定線11aと折返予定線11bの距離は、開封予定線8と折返予定線11aの距離より長くなっている。
このようになっているので、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開いた後、折返予定線11aで上端部分を手前に折り返して、更に折返予定線11bで手前に折り返して、裏フィルムの外面に設けた雄面ファスナー20aを、表フィルムの外面に設けた面ファスナー20bに重ね合わせ、押し付け、くっつけて係止させる。このようにすると、図6の包装袋400ように、包装袋500も再封することができる。
以上のように、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法で製袋する包装袋は、開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って引き裂いて開封し投入路を開き、あらかじめ内容物収納部に収納されていている内容物に、希釈液などを追加することができる。また、再封部材が設けられているので、再封することができる。
そして、口栓7にチューブなどを接続し、吊下孔6をフックに掛けて吊下げ、患者さんなどに流動食を投与することができる。このとき、地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が設けられているので、スムーズに流れ出る。
図8は、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法のフローチャートである。
以下、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法について、図8のフローチャートを参照して説明する。
以下、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法について、図8のフローチャートを参照して説明する。
(ステップS1)包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する。表フィルムと裏フィルムを別々の長尺フィルムとして搬送してもよいが、表フィルムと裏フィルムが天シール部1側を幅方向中央にして連続している長尺フィルムを搬送する方が、見当ズレが起きにくく好ましい。
(ステップS2)表フィルムあるいは裏フィルムの外面の所定の位置になるように長尺フィルムに再封部材を取り付ける。また、包装袋の地シール部4の中央部になるように口栓7を接着して取り付ける。再封部材の取り付けは、前述の包装袋の形状に合わせて行う。
包装袋100では、表フィルムの外面で、開封予定線8の下方に、再封部材である雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bを、折返予定線11を挟んで並行して取り付ける。また、包装袋200では、表フィルムの外面で、開封予定線8の下方に、再封部材である面ファスナー20aと面ファスナー20bを、折返予定線11を挟んで並行して取り付ける。
包装袋300では、表フィルムの外面で、開封予定線8の下方に、再封部材である粘着部材30を折返予定線11の下方に設ける。あるいは、粘着部材30を折返予定線11の上方に設けてもよい。
包装袋400では、開封予定線8の下方に、再封部材のチャックテープ10である雄側チャックテープ10aと雌側チャックテープ10bを取り付ける。雄側チャックテープ10aは裏フィルムの外面に設け、雌側チャックテープ10bは表フィルムの外面に設ける。
雄側チャックテープ10aは開封予定線8のすぐ下に設け、雌側チャックテープ10bは雄側チャックテープ10aから2つの折返予定線11a、11bを挟んで、折返予定線11bの下に設ける。折返予定線11aと折返予定線11bの距離は、開封予定線8と折返予定線11aの距離より長くなっている。
包装袋500では、開封予定線8の下方に、再封部材の面ファスナー20の面ファスナー20aと面ファスナー20bを取り付ける。取り付ける位置は、面ファスナー20aが包装袋400の雄側チャックテープ10aと同じで、面ファスナー20bは雌側チャックテープ10bと同じである。
(ステップS3)再封部材を取り付けた長尺フィルムを過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する。
(ステップS4)過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理した再封部材を取り付けた長尺フィルムには、過酸化水素が表面に付着したり、表面近傍に浸透したりしているので、無菌エアーなどの無菌ガスを吹き付けて過酸化水素を除去する。場合によっては、無菌の水で洗ってから、無菌ガスを吹き付けてもよい。
(ステップS5)製袋・充填シールする。過酸化水素で殺菌して、過酸化水素を除去した再封部材を取り付けた長尺フィルムを、表フィルムと裏フィルムの内面どうしが対向して重なるようにして、内容物の充填口となるシール部を除き、周縁部をシールする。このとき、地シール部4は口栓7を挟んでシールする。
そして、シールしなかった内容物の充填口から、別途殺菌された内容物を充填し、充填口をシールし密封する。そして、外形を抜きや断裁により切断し、内容物の充填された包装袋が得られる。また、切り欠き5、吊下孔6や、開封用ノッチ9もこの抜きや断裁時に設ける。
以上のステップS1からステップS5の工程は、クリーンルームやクリーンブースなどの無菌雰囲気内にて行う。また、過酸化水素による殺菌や過酸化水素の除去は、更に囲われたゾーンを設けて、他の工程に酸化水素が拡散しないようにして行うことが好ましい。
本発明の包装袋の無菌製袋充填方法では、以上のようにして包装袋を製造するので、過酸化水素が残留しやすい再封部材が包装袋の外面に設けられ、内容物に過酸化水素が移りにくい。
本発明の包装袋の無菌製袋充填方法で用いる長尺フィルムには、基材層とシーラント層が積層された積層フィルムが好ましく用いられる。基材層としては、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂の2軸延伸、あるいは、1軸延伸、未延伸のフィルムが好ましく使用できる。その場合の厚さは12〜50μm程度である。
基材層を多層にして設けても良い。多層の基材層としては、外層側から、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン、ナイロン/ポリエチレンテレフタレート、ナイロン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート、ナイロン/エチレンビニル合うコール共重合体、などの積層したフィルムを用いることができる。蒸着に用いる無機酸化物としては、アルミナやシリカなどが好ましく用いられる。
シーラント層には、熱溶融性樹脂が用いられる。低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。また、これらの樹脂どうしあるいは他の樹脂とからなる多層の共押し出しフィルムを用いても良い。
シーラント層の厚さは、内容物の量によって、調整されるものであるが、50μmから180μmの厚さが用いられやすい。
基材層とシーラント層の貼り合せ方法、および、多層の基材層の基材どうしの貼り合せ方法は、ドライラミネート法で行うことが好ましい。また、場合によっては、サンドイッチラミネート法で行ってもかまわないし、シーラント層を押出機から製膜しながら押出して、基材層に貼り合わせる押出ラミネート法で行っても良い。
また、絵柄印刷層を基材層の裏面に設けることができる。また、多層の基材層の場合は、基材どうしの層の間に絵柄印刷層を設けることができる。絵柄印刷層を設ける印刷方式は、特に限定するものではないが、通常、グラビア印刷、あるいは、フレキソ印刷が用いられる。
このようにして、無菌製袋充填した包装袋を使用する場合、例えば内容物が流動食であれば、左側シール部2に設けられた開封用ノッチ9から開封予定線8に沿って切り欠き5まで引き裂いて開封し投入路を開き、あらかじめ内容物収納部に収納されている内容物に、希釈液などを追加する。そして、再封部材を用いて再封する。
次に、口栓7にチューブなどを接続し、吊下孔6をフックに掛けて吊下げ、患者さんに流動食を投与する。このとき、地シール部4は、左右が傾斜して中央部が低くなるように形成されていて、中央部に口栓7が設けられているので、内容物収納部の中のものはスムーズに流れ出る。
以上のように、本発明の包装袋の無菌製袋充填方法によれば、殺菌に用いた過酸化水素が残留しても内容物に移りにくい。
100、200、300、400、500・・・包装袋
1・・・天シール部
2・・・左側シール部
3・・・右側シール部
4・・・地シール部
1a・・・広幅シール部
5・・・切り欠き
6・・・吊下孔
7・・・口栓
8・・・開封予定線
9・・・開封用ノッチ
10・・・チャックテープ
10a・・・雄側チャックテープ
10b・・・雌側チャックテープ
11、11a、11b・・・折返予定線
20、20a、20b・・・面ファスナー
30・・・粘着部材
1・・・天シール部
2・・・左側シール部
3・・・右側シール部
4・・・地シール部
1a・・・広幅シール部
5・・・切り欠き
6・・・吊下孔
7・・・口栓
8・・・開封予定線
9・・・開封用ノッチ
10・・・チャックテープ
10a・・・雄側チャックテープ
10b・・・雌側チャックテープ
11、11a、11b・・・折返予定線
20、20a、20b・・・面ファスナー
30・・・粘着部材
Claims (5)
- 再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法。 - 再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、互いに面々でくっつく前記面ファスナーを並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法。 - 再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、外面に保護層を設けた粘着層からなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記表フィルムの外面となる位置に、前記保護層を設けた粘着層を並行して取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法。 - 再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、雄型嵌合部と雌型嵌合部を有するチャックテープからなり、
前記再封部材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部の間を2回同方向に折り返すことにより前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部が嵌合するように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法。 - 再封可能な包装袋の無菌製袋充填方法であって、
前記包装袋の表フィルムと裏フィルムとなる長尺フィルムを搬送する工程、前記表フィルムあるいは前記裏フィルムの外面の所定の位置に再封部材を取り付ける工程、過酸化水素水に浸漬あるいは過酸化水素ガス処理により殺菌する工程、前記過酸化水素を除去する工程、製袋・充填シールする工程を有し、
前記再封部材が、互いに面々でくっつくことのできる面ファスナーからなり、前記再封部
材を取り付ける工程が、前記包装袋の開封予定線の下方で、互いに面々でくっつく2つの前記面ファスナーの間を2回同方向に折り返すことにより2つの前記面ファスナーがくっつくように、前記表フィルムの外面となる位置と前記裏フィルムの外面となる位置にそれぞれ前記面ファスナーを取り付ける工程であることを特徴とする包装袋の無菌製袋充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162826A JP2017039525A (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | 包装袋の無菌製袋充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162826A JP2017039525A (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | 包装袋の無菌製袋充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017039525A true JP2017039525A (ja) | 2017-02-23 |
Family
ID=58206091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015162826A Pending JP2017039525A (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | 包装袋の無菌製袋充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017039525A (ja) |
-
2015
- 2015-08-20 JP JP2015162826A patent/JP2017039525A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20110293202A1 (en) | Spout member and packaging bag utilizing same | |
JP4805742B2 (ja) | チャックテープ付き包装袋 | |
JP2006111277A (ja) | チャックテープ付き包装袋 | |
JP7238919B2 (ja) | チャック付き包装袋の製造方法 | |
JP2007001584A (ja) | 滅菌用袋 | |
JP2007331805A (ja) | チャック及びそれを用いた加熱殺菌可能なチャック付き袋 | |
JP4689233B2 (ja) | 液体充填容器 | |
JP6859722B2 (ja) | チャック付きフィルムの製造方法、チャック付き包装袋の製造方法、およびチャック付き包装袋 | |
JP2006199337A (ja) | ガセット包装袋 | |
JP2009269640A (ja) | 再封可能袋体およびチャックテープ | |
JP2017043380A (ja) | チャック付き包装袋の無菌製袋充填方法 | |
JP2010143621A (ja) | 包装袋 | |
JP2009154929A (ja) | 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法 | |
JP2017039525A (ja) | 包装袋の無菌製袋充填方法 | |
JP2017039502A (ja) | チャック付き包装袋の無菌製袋充填方法 | |
JP4011921B2 (ja) | チャックテープ付き袋およびその製造方法 | |
JP2007276803A (ja) | 医療器具用の包装ラベル | |
EP1997470A1 (en) | Infusion solution bag package and packing bag | |
JP2017043383A (ja) | チャック付き包装袋の無菌製袋充填方法 | |
JP4497826B2 (ja) | 輸液バッグ用外装袋を形成するための袋形成基材 | |
AU2010101320A4 (en) | Medical instrument bag | |
JP2017186079A (ja) | チャック付き包装袋 | |
JPH10147352A (ja) | チャック付プラスチック容器 | |
JP7020038B2 (ja) | リクローズ機能つきパウチ | |
JP5103437B2 (ja) | ジッパー付き包装袋 |