JP2017075889A - ガス圧力確認装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガス導管100内に収縮させた状態で挿入され、ガス導管100内部にて膨張させることにより、ガス導管におけるガスの流れを遮断するガス圧力確認装置10であって、ガス導管100内の中心部付近にて連通部10Aを形成しつつ、中空円筒状に膨張にする第一のエアバッグ12を有し、第一のエアバッグ12の中心部付近に形成される連通部10Aは、第一のエアバッグ12の膨張時におけるガスの流路となるとともに、連通部10Aには第一のエアバッグ12を膨張させた際にガスの流れを遮る第二のエアバッグ14が設けられている。
【選択図】 図1
Description
また、配管の保安工事、引込工事に際しては工事箇所にてバイパス管を設置した上で工事を行うが、前述したようにガスの安定供給確保という観点から、設置したバイパス管でも両ガス状態の確認が必須である。
この際、B側に接続されたバイパス管106Bには、カラン108,110がバイパスバルブ104Bを挟む位置に取り付けられているとともに、圧力計112,114が同様に設置されている。そして、バイパスを設置した後、バイパス全体のエアパージを行い、圧力計112,114に表示される圧力を確認する。
正常とされる圧力範囲は、ガス事業者毎に社内基準として定められているが、圧力計に示される値が、事業者の定める所定値を下回る場合は何らかの異常の可能性もあることから、原因調査を行うことが望ましい。
e.そして、バイパスのA側のカラン108を開放してガスを一瞬放散させた後、圧力計112における圧力の維持又は復圧を確認する。
g.前述のe.f.と同様の作業を、バイパスB側のカラン110を開放して行い、圧力計114による管圧力が維持又は放散前の圧力に復圧する事を確認することで(復圧監視)、バイパスA側及びB側いずれも片ガスではないと判断することができる。
前記導出パイプ並びに空隙部から導入されるガス導管内のA側及びB側のガス圧を示すガス圧確認手段とを具備することを特徴としている。
図1は、本発明に係るガス圧力確認装置の第一の実施形態を示す説明図で、ガス導管との関係を示している。図1に示されるガス圧力確認装置10は、主に、第一のエアバッグ12と、第二のエアバッグ14とを主要な部材として構成されている。
第一及び第二のエアバッグ12,14への加圧空気の供給は加圧空気供給パイプ16を通して行われる。
さらに、外側パイプ16A、パイプ16Bは図示しないコンプレッサと接続されているとともに、各パイプ16A、パイプ16Bには開閉バルブ18A,18Bが取り付けられている。これらのバルブ18A,18Bについて開閉操作を行うことにより、第一及び第二のガスバッグ12,14への加圧空気の供給、膨張状態の維持、ガスバッグ12,14から空気を放散させるといった各種の作業を行うことができる。
つまり、ガス導管100にて、本実施形態におけるガス遮断バッグ10を利用することによりガス導管100におけるガスの遮断が可能であるとともに、連通部10Aによってガスの流路を確保し、バイパスとして機能させることが可能となっている。
A.先ず、ガス導管100の所定箇所にガス遮断用バッグ10を挿入するための穿孔部120を1か所だけ穿設する。
なお、圧力が復圧しない場合や急激な圧力低下があった場合は、第二のエアバッグ12内の空気を放出することによって連通部10Aを即時開放することで対処する。
図3は本発明に係るガス圧力確認装置の第二の実施形態を示しており、ガス圧力確認装置30とガス導管100との関係を示した説明図である。
図3に示されるガス圧力確認装置30は、支管などの比較的口径の小さなガス管用として利用されることを想定している。
次いで、本発明に係るガス圧確認装置の第三の実施形態について説明する。
図4及び図5は本発明に係るガス圧力確認装置の第三の実施形態を示しており、ガス圧力確認装置40とガス導管100との関係を示す断面説明図である。
図4に示されるように、本実施形態のガス圧力確認装置40は、ドーナツ状エアバッグ42、加圧空気供給パイプ43、導出パイプ44、ガス圧確認手段46等から構成されている。
また、両ガス状態の導管では、ガス導管内における遮断箇所の両側に本発明のガス圧力確認装置を一対設置することによって、その間のガスの供給を遮断した後、遮断区間のガスを本発明のガス圧力確認装置による放散機能を使用する事によりガス圧を大気圧まで低下出来るのに加え、残ガスを空気や窒素へ置換する事も可能となり、分岐管の設置工事、引込工事等の各種の工事を行うことができる。
このような遮断装置として使用した場合、工事の完了後、本発明のガス圧力確認装置のバイパス機能を使用する事により、遮断箇所へガスを導通させ空気からガスへの置換作業を行うことができる。
10A 連通部(バイパス)
12 第一のエアバッグ
14 第二のエアバッグ(開閉手段)
16 加圧空気供給パイプ
16A 外側パイプ
16B 内側パイプ
20 減圧・拡散及び圧力確認用パイプ
20A 内端部
20B 外端部
22 減圧・拡散及び圧力確認用パイプ
22A 内端部
22B 外端部
30 ガス圧力確認装置
30A 連通部(バイパス)
32 減圧・拡散及び圧力確認用パイプ
40 ガス圧力確認装置
42 ドーナツ状エアバッグ
42A 接続部
43 加圧空気供給パイプ
43A 圧力計
44 導出パイプ
46 ガス圧確認手段
50 穿孔部
52 ケーシング
53 穿孔用サドル
54 A側ガス確認室
54A 圧力計
54B 減圧・放散用バルブ
56 B側ガス確認室
56A 圧力計
56B 減圧・放散用バルブ
58 仕切板
58A リング状部
58B 58C Oリング
100 ガス導管
120 穿孔部
130 穿孔部
130A 空隙部
Claims (5)
- ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にガス流路となる連通部を形成する第一のエアバッグと、
前記連通部に設置され、ガスの流れを連通又は遮る開閉手段と、
ガス導管の外部と連通し、ガス導管内における前記第一のエアバッグのA側、該第一のエアバッグを介したB側に、それぞれ開口して設けられた一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプと、
前記一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプに設けられ、ガス導管内のガス圧の確認時に使用するガス圧確認手段と、を具備することを特徴とするガス圧力確認装置。 - 前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部にて膨張・収縮することにより、ガスの流れを連通又は遮るように形成された第二のエアバッグであることを特徴とする請求項1に記載のガス圧力確認装置。
- 前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部におけるガスの流れを開放・閉止するバルブであることを特徴とする請求項1に記載のガス圧力確認装置。
- ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にパイプの接続部を形成するドーナツ状エアバッグと、
前記接続部に連結されることにより一端側が、ガス導管内における前記ドーナツ状エアバッグのA側に開口して該B側のガスが導入されるとともに、B側がガス導管の穿孔部からガス導管の外部へ導かれた導出パイプと、
ガス導管内のB側のガスが導入されるとともに、前記導出パイプは、ガス導管の前記穿孔部の内径よりも小さく形成され、該穿孔部に挿通されることにより該穿孔部に形成されるリング状の空隙部と、
前記導出パイプ並びに空隙部から導入されるガス導管内のA側及びB側のガス圧を示すガス圧確認手段とを具備することを特徴とするガス圧力確認装置。 - 前記ガス圧確認手段として、ガス導管の前記穿孔部に密閉した状態でケーシングが取り付けられ、該ケーシングには内部をA側ガス確認室及びB側ガス確認室に隔てる仕切板が設置されているとともに、
該仕切板は前記ケーシング内にて移動可能に設置され、前記A側ガス確認室及びB側ガス確認室のうち、双方又は何れか一方にガス導管内のガスを導くように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のガス圧力確認装置。
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