JP2015172668A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本プリンタの要部を示す概略構成図である。
本プリンタは、イエロー,マゼンタ,シアン,黒(以下,Y,M,C,Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y,M,C,Kを備えている。4つのプロセスユニット6Y,M,C,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体1Y,M,C,Kをそれぞれ有している。感光体1Y,M,C,Kの回りにはそれぞれ帯電装置2Y,M,C,K、現像装置5Y,C,M,K、ドラムクリーニング装置4Y,M,C,K、除電装置(不図示)等を有している。プロセスユニット6Y,M,C,Kは、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。プロセスユニット6Y,M,C,Kの上方には、感光体1Y,M,C,Kの表面に対してレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込むための光書込ユニット20が配設されている。
潤滑剤210を二次転潤滑剤塗布ブラシ211で削り取る為に、スプリングのような弾性体である図示しない潤滑剤加圧手段により、潤滑剤210を二次転潤滑剤塗布ブラシ211に圧接する。
そこで、この画像形成装置では、中間転写ベルト8の転写ニップを形成する表面側に硬度の低い弾性層を設けた弾性中間転写ベルトを使用し、二次転写ニップ部でトナー層や平滑性の悪い転写紙に対して変形できるようにしている。
この画像形成装置における中間転写ベルト8は、好ましくは基層、弾性層、および表面のコート層から構成される。
具体的には、ブチルゴム、フッ素系ゴム、アクリルゴム、EPDM、NBR、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、熱可塑性エラストマー等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。
弾性層の硬度は、10°≦HS≦65°(JIS−A)であることが好ましい。中間転写ベルト8の層厚によって最適な硬度は異なるが、硬度が10°(JIS−A)より低いと転写中抜けが生じやすい。逆に硬度が65°(JIS−A)より高いと、ローラヘの掛け渡しが困難になるとともに、長期の張り渡しによって延伸するために耐久性が低くなり、早期の交換が必要になる。
芯体層に用いられる伸びを防止する材料としては、例えば、綿、絹などの天然繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維などの合成繊維を使用することができる。また、上記合成繊維と、炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維、鉄繊維、銅繊維等の金属繊維からなる群より選ばれる1種あるいは2種以上を用いることができる。それらの糸状あるいは織布状のものを使用することができる。
そのコート層に用いられる材料としては、特に制限はないが、一般的に中間転写ベルト8の表面へのトナーの付着力を小さくして、二次転写性を高める材料が用いられる。例えば、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上を使用する。あるいは、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、たとえば、フッ素材脂、フッ素化合物、フッ化炭素、酸化チタン、シリコンカーバイド等の粒子を1種類あるいは2種類以上使用してもよい。必要に応じて粒径を変えたものを分散させて使用することもできる。また、フッ素系ゴム材料のように、熱処理を行うことによって表面にフッ素層を形成させ、表面エネルギーを小さくさせたものを使用することもできる。
金属粉末としては、例えばカーボンブラック、グラファイト、アルミニウムやニッケル等が使用される。導電性金属酸化物としては、例えば酸化錫、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化インジウム、チタン酸カリウム、酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO)、酸化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等を用いることができる。
導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被覆したものでもよい。
パーソナルコンピュータ等のホスト装置からこの画像形成装置に画像情報が送られてくると、後述する制御部が、中間転写ユニット7の駆動ローラ11を矢示A方向へ回転駆動させ、中間転写ベルト8を矢示B方向へ一定速度で回動させる。駆動ローラ11以外の中間転写ベルト8を張り渡している各ローラは、中間転写ベルト8の回動に伴って従動回転する。
そして、各感光体1Y,1M,1C,1Kの表面を各帯電装置2Y,2M,2C,2Kによって一様に帯電させる。その各感光体1Y,1M,1C,1Kの帯電後の表面に対して、光書込ユニット20からの各色の画像情報に応じたレーザ光LY,LM,LC,LKの照射によって、それぞれ静電潜像を形成する。
また、フルカラーのトナー像を転写紙Pに二次転写した後の中間転写ベルト8の表面は、ベルトクリーニング装置100によって転写残トナーのクリーニング処理がなされた後、中転潤滑剤塗布装置300によって潤滑剤が塗布される。
それから、二次転写ベルト204の表面も二次転クリーニングブレード209と二次転ベルト清掃ブラシ208によりクリーニングされる。二次転写ベルト204は、昨今広く用いられているポリイミドからなるベルトを用いている。通常の画像出力では、二次転写ベルト204上には、本来、トナーが着かないはずであるが、中間転写ベルト8上の紙間にわずかなトナーが付着することがあり、これが二次転写ベルト204に付着するため、クリーニングが必要となる。また、本実施形態においては、後述するように、トナーパターンを二次転写ベルト204に付着させるため、トナーパターンに相当するトナーを取り除くようにする必要がある。二次転ベルト清掃ブラシ208,二次転クリーニングブレード209の条件は以下の通りである。
・クリーニングブレード加圧方式:圧管理(加圧)方式
・ブレード材質:ポリウレタンゴム(バンドー化学 X002)
・当接角:83deg
・当接圧:0.23N/cm
・ブラシ材質:導電性アクリルブラシ(東レ製 SA−7)
・ブラシ形態:直毛
・太さ :330T/48F
・植毛密度 :10000〜60000本/inch2
・毛足長さ :4mm
・ブラシ回転数:350〜950rpm
二次転ベルト清掃ブラシ208はトナーを散らす機能を達成できれば良く、ベルト移動方向に対して順方向逆方向ともに問題なく使用できる。
図2において、制御部140は、図1に示した実施形態の画像形成装置全体を制御するコントローラであり、CPU及びROM、RAM、入出力回路等からなるマイクロコンピュータを備えている。
この制御部140は、図1に示した各部を駆動制御して、前述した印刷時における転写紙への画像形成(プリント、印刷)処理を実行する。また、電源投入時あるいは所定枚数の画像形成ごとに、画像濃度調整及び色ずれ補正などの画像品質を調整するための処理、さらに、現像装置に関するリフレッシュモードの処理も行う。
制御部140は、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行う度に、各色の画像濃度を適正化するための画像濃度調整を実行する。
画像濃度調整は、まず、図3に示すような、トナーパターンとしての各色の階調パターンSk,Sm,Sc,Syを二次転写ベルト204上における光学センサユニット150の各光学センサ151Y,151M,151C,151Kに対向する位置に自動形成する。各色の階調パターンは、10個の画像濃度が異なる2[cm]×2[cm]の面積のトナーパッチからなっている。各色の階調パターンSk,Sm,Sc,Syを作成するとき、制御部140は、その他の被制御部145に含まれる帯電装置2Y,2M,2C,2Kに印加する電圧を制御する。そして、感光体1Y,1M,1C,1Kの帯電電位を、プリントプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値を徐々に大きくする。次に、レーザー光の走査によって階調パターン像を形成するための複数のパッチ静電潜像を感光体1Y,1M,1C,1Kにそれぞれ形成せしめながら、それらをY、M、C、K用の現像装置5Y,5M,5C,5Kによって現像する。この現像の際、制御部140は、現像バイアス回路141を制御して、Y、M、C、K用の現像ローラに印加される現像バイアスの値を徐々に大きくしていく。このような現像により、感光体1Y,1M,1C,1K上にはY、M、C、Kの階調パターン像が形成される。これらは、二次転写ベルト204の主走査方向(ベルト幅方向)に所定の間隔で並ぶように二次転写される。このときの、各色の階調パターンにおけるトナーパッチのトナー付着量は最小で0.1[mg/cm2]、最大で0.55[mg/cm2]ほどあり、また、トナーQ/d分布を測定すると、ほぼ正規帯電極性にそろっている。
制御部140は、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行う度に、色ずれ補正も実施する。そして、この色ずれ補正処理において、二次転写ベルト204の幅方向の一端部と他端部とにそれぞれ、図4に示すようなシェブロンパッチPVと呼ばれるY、M、C、Kの各色トナー像からなるトナーパターンとしての色ずれ検知用画像を形成する。シェブロンパッチPVは、図4に示すように、Y、M、C、Kの各色のトナー像を主走査方向から約45[°]傾けた姿勢で、副走査方向であるベルト移動方向に所定ピッチで並べたラインパターン群である。このシェブロンパッチPVの付着量は、0.3[mg/cm2]程度である。
低画像面積の画像形成動作が続くと、現像装置内に長時間とどまりつづける古いトナーが増えてくるため、トナー帯電特性等が劣化した劣化トナーの量が増えていき、現像能力低下、転写性低下等を引き起こし、画像品質の悪化につながる。このような劣化トナーが現像装置内に滞留しないように、制御部140は、所定のタイミングで、現像装置からトナーを感光体1の非画像領域へ強制的に吐き出させるトナー強制消費制御であるリフレッシュモードを実行する。このトナーの強制吐き出しによってトナー濃度が低下した現像装置には、新しいトナーが補給され、これにより、現像装置内の劣化トナーが新しいトナーと入れ替えられる。
本実施形態のベルトクリーニング装置100は、第一クリーニング部100aと、第二クリーニング部100bと、第三クリーニング部100cとを備えている。
3つのクリーニング部のうち、中間転写ベルト8表面移動方向最上流に配置された第一クリーニング部100aは、トナーの正規帯電極性(負極性)とは、逆極性(正極性)に帯電した逆帯電トナーを中間転写ベルト8から静電的に除去する。第二、第三クリーニング部100b,100cは、トナーの正規帯電極性に帯電した正規帯電極性のトナーを中間転写ベルト8から静電的に除去する。
各クリーニング部100a,100b,100cにおけるクリーニングブラシローラとクリーニング対向ローラとの配置関係は、次にようになっている。クリーニングブラシローラとクリーニング対向ローラとの配置関係は同じであるので、以下の説明では、第一クリーニングブラシローラ101とクリーニング対向ローラ13の配置関係を例にして説明する。
この図における中間転写ベルト8の移動方向は、図中右から左である。クリーニング対向ローラ13は、φ14[mm]のアルミローラであり、中間転写ベルト8と自らの表面との摩擦力で従動回転する。また、クリーニング対向ローラ13は、アースに接続されている。このクリーニング対向ローラ13の全周のうち、図中の点Bから点Cに至る弧状の領域(以下、対向ニップという)に対して、中間転写ベルト8が掛け回されている。同図における点Aは、クリーニング対向ローラ13の断面の中心点であり、点Dは、対向ニップにおけるベルト移動方向の中心点である。一方、第一クリーニングブラシローラ101は、中間転写ベルト8のおもて面に対して、ニップ入口点Fからニップ出口点Gまでの領域(以下、ブラシニップという)で中間転写ベルト8に接触している。この図の点Hは、ブラシニップのベルト移動方向の中心点である。そして、本ベルトクリーニング装置100では、図6に示すように、対向ニップにおけるベルト移動方向の中心点Dとブラシニップのベルト移動方向の中心点Hの位置がベルトを介して一致する配置になっている。また、ブラシニップの方が、対向ニップよりも長くなっている。
・ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
・ブラシ抵抗:106〜108[Ω]
・回転軸部材印加電圧[V]
第一クリーニングブラシローラ:−2000〜−2400[V]
第二クリーニングブラシローラ:+1600〜2000[V]
第三クリーニングブラシローラ:+800〜1200[V]
・ブラシ植毛密度:7万〜10万[本/inch2]
・ブラシ繊維径:約25〜35[μm]
・ブラシ先端の毛倒れ処理:あり
・ブラシ径φ:15〜16[mm]
・中間転写ベルト8へのブラシ繊維喰い込み量:1[mm]
また、ブラシ植毛密度、ブラシ抵抗、繊維径、印加電圧、繊維種類、ブラシ繊維喰込量はシステムによって最適化できるため、これに限らない。また、使用できる繊維の種類としては、ナイロン、アクリル、ポリエステルなどがある。
・回収ローラ芯金材質:SUS
・回収ローラへのブラシ繊維喰い込み量:1.5[mm]
・回収ローラ芯金印加電圧:
第一回収ローラ:−2400〜−2800[V]
第二回収ローラ:+2000〜+2400[V]
第三回収ローラ:+1000〜+1400[V]
各回収ローラ材質、ブラシ繊維喰込量、印加電圧はシステムによって最適化できるため、これに限らない。
・ブレード当接角度:20°
・ブレード厚み:0.1[mm]
・回収ローラへのブレード喰い込み量:1.0[mm]
ブレード当接角度、ブレード厚み、回収ローラへの喰い込み量は、システムによって最適化できるため、これに限らない。
図5に示すように、二次転写ニップを通過した転写残トナーおよび未転写トナー像は入口シール111の当接部を越え、第一クリーニングブラシローラ101の位置に中間転写ベルト8の回転により移送される。
第一クリーニングブラシローラ101には、トナーの正規帯電極性(負正極性)と同極性の電圧が印加されている。そして、中間転写ベルト8と第一クリーニングブラシローラ101表面電位との電位差で形成される電界により、中間転写ベルト8上の二次転写により正規帯電極性とは逆の極性(正極性)に帯電した逆帯電トナーを静電的に吸着する。また、このとき、電荷注入や放電により、第一クリーニングブラシブローラ101から負の電荷を受け取り正規極性に一部のトナーは帯電し中間転写ベルト8上に残る。
第三クリーニングブラシローラ107へ移送されるトナーは、第一クリーニングブラシローラ104により負極性に極性制御されている。また、第一クリーニングブラシローラ101や第二クリーニングブラシローラ104によって中間転写ベルト8上のトナーは、ほとんど除去されている。このため、この第三クリーニングブラシローラ107へ移送されるトナーは、ごく少量であり、ほぼ全てのトナーが負極性に帯電した正規帯電トナーである。
図7は、クリーニング電流と、第一クリーニングブラシローラ101を通過したクリーニング残トナー量との関係を調べたグラフである。
第一クリーニングブラシローラには、画像形成装置で使用する各色トナーの最大付着量のトナー像を二次転写ベルトに転写した後の二次転写残トナーを入力した。また、クリーニング残トナー量は、第一クリーニング通過後の中間転写ベルト上のトナーをテープに転写して測定した。また、静電ブラシクリーニングがもっとも厳しい(最もトナーがブラシに静電吸着し難い)高温高湿環境で行なった。このような測定を、クリーニング電流を変えて行った。また、この試験では、2種類のトナーについて、調べた。
図8に示すクリーニング電流と第二クリーニングブラシローラ104を通過したクリーニング残トナー量との関係は、次のようにして調べた。上述と同様高温高湿環境下で、画像形成装置で使用する各色トナーの最大付着量のトナー像を二次転写ベルトに転写した後の二次転写残トナーを第一クリーニングブラシローラに入力する。そして、第一クリーニングブラシローラを通過したトナーを第二クリーニングブラシローラに入力させる。このとき、第一クリーニングブラシローラには、クリーニング電流が−20μA〜−50μAのクリーニング電流となる電圧を印加する。そして、第二クリーニングブラシローラ104を通過後の中間転写ベルト上のトナーをテープに転写してクリーニング残トナー量測定した。
図9に示すクリーニング電流と第三クリーニングブラシローラ107を通過したクリーニング残トナー量との関係は、次のようにして求めた。上述と同様高温高湿環境下で、画像形成装置で使用する各色トナーの最大付着量のトナー像を二次転写ベルトに転写した後の二次転写残トナーを第一クリーニングブラシローラに入力する。そして、第一クリーニングブラシローラ101、第二クリーニングブラシローラ104を通過したトナーを第三クリーニングブラシローラ107に入力させる。このとき、第一クリーニングブラシローラ101には、クリーニング電流が−20μA〜−50μAのクリーニング電流となる電圧を印加する。第二クリーニングブラシローラ104には、クリーニング電流が+10μA〜+40μAのクリーニング電流となる電圧を印加する。そして、第三クリーニングブラシローラ107を通過後の中間転写ベルト上のトナーをテープに転写してクリーニング残トナー量測定した。
本プリンタに好適に使用されるトナーは、600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径が3〜6[μm]のものが好ましい。また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が、1.00〜1.40の範囲にあるトナーが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π)/4・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×100/(4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
以下に、このポリエステル樹脂を有するトナーの構成材料及び製造方法について説明する。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR1、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSYVP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージNEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LR1−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10−4μm以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上することより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
(態様1)
所定の極性の電圧が印加されて、中間転写ベルト8などの被清掃体上のトナーを静電的に除去するクリーニングブラシローラなどの3本のクリーニング部材を、被清掃体移動方向に順に並べて配置したベルトクリーニング装置100などのクリーニング装置において、上記被清掃体移動方向最上流に配置されたクリーニング部材の印加電圧の極性をトナーの正規帯電極性と同極性とし、残りのクリーニング部材の印加電圧の極性をトナーの正規帯電極性と反対の極性にした。
本出願人は、鋭意研究の結果、3本のクリーニングブラシローラのクリーニング部材にそれぞれ印加する印加電圧の極性を、最上流のクリーニング部材は、トナーの正規帯電極性と同極性、残りをトナーの正規帯電極性と逆の極性にすることにより、特許文献1に記載のクリーニング装置よりもクリーニング性を向上させることができた。
(態様1)において、中間転写ベルトなどの被清掃体の移動方向最上流に配置された第一クリーニングブラシローラ101などのクリーニング部材から被清掃体に向けて−1[μA]以上、−50[μA]以下の電流が流れるように、上記被清掃体移動方向最上流に配置されたクリーニング部材に印加する電圧を設定する。
かかる構成とすることにより、実施形態で説明したように、中間転写ベルト8などの被清掃体上の正極性に帯電したトナーを、第一クリーニングブラシローラ101などの最上流のクリーニング部材に良好に静電的に付着させることができる。
(態様1)または(態様2)において、第二,第三クリーニングブラシローラ104,107などの残りのクリーニング部材から中間転写ベルト8などの被清掃体に向けて+1[μA]以上、+50[μA]以下の電流が流れるように、残りのクリーニング部材に印加する電圧を設定する。
かかる構成とすることにより、実施形態で説明したように、中間転写ベルト8などの被清掃体上の負極性に帯電したトナーを、第二,第三クリーニングブラシローラ104,107などのクリーニング部材に良好に静電的に付着させることができる。
トナー像を担持する中間転写ベルト8などの像担持体と、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段(本実施形態では、光書込ユニット20、プロセスユニット6Y,M,C,K、一次転写ローラ9Y,M,C,Kなどで構成)と、像担持体の表面に付着しているトナーを除去するベルトクリーニング装置100などのクリーニング手段とを備え、像担持体の表面のトナー像を最終的に転写紙に転写する画像形成装置において、クリーニング手段として、(態様1)乃至(態様3)のいずれかに記載のクリーニング装置を用いた。
(態様4)によれば、中間転写ベルトの表面のトナーを良好に除去することができ、クリーニング不良による画像不良の発生を抑制することができる。
(態様4)において、ベルトクリーニング装置100などのクリーニング装置よりも中間転写ベルト8などの像担持体の表面移動方向上流側で、像担持体上に当接し像担持体上のトナー像が転写される二次転写ベルト204などの転写部材と、転写部材に当接して、転写部材上のトナーを掻き落とす二次転クリーニングブレード209などの転写クリーニング部材とを備え、転写紙Pに転写されないトナーパターンは、転写部材に転写して、転写クリーニング部材で除去する。
(態様5)によれば、ベルトクリーニング装置100などのクリーニング装置にトナーパターンが入力されない。これにより、ベルトクリーニング装置100にクリーニング不良が生じるのを抑制することができる。
(態様5)において、トナーパターンを二次転写ベルト204などの転写部材に転写するときの転写部材と、中間転写ベルト8などの像担持体との線速差を、通常の画像形成時の転写部材と、像担持体との線速差よりも大きくする。
(態様6)によれば、実施形態で説明したように、転写率を上げることができ、トナーパターン転写後の中間転写ベルト8などの像担持体表面に残留するトナー量を減らすことができる。これにより、ベルトクリーニング装置100などのクリーニング装置で、像担持体上のトナーを良好に除去することができる。また、通常の画像形成時は、線速差が小さいので、像担持体と転写部材との摺動を抑制することが、像担持体や転写部材の磨耗を抑制することができる。
また、(態様5)または(態様6)において、転写クリーニング部材として、クリーニングブレードを用いた。
これにより、二次転写ベルト204などの転写部材表面のトナーを良好に掻き取ることができる。
(態様4)乃至(態様7)において、像担持体が、弾性層を有する弾性中間転写ベルトである。
(態様8)によれば、実施形態で説明したように、二次転写ニップ部でトナー層や平滑性の悪い転写紙に対して変形できる。また、中間転写ベルト8の表面が局部的な凸凹に追従して変形できる。それにより、トナー層に対して過度に転写圧を高めることなく、良好な密着性が得られ、文字等の転写中抜けがなくなる。また、平滑性の悪い用紙等に対しても、転写ムラのない均一性に優れた転写画像を得ることができる。
8:中間転写ベルト
9:一次転写ローラ
20:光書込ユニット
100:ベルトクリーニング装置
100a:第一クリーニング部
100b:第二クリーニング部
100c:第三クリーニング部
101:第一クリーニングブラシブローラ
104:第二クリーニングブラシローラ
107:第三クリーニングブラシローラ
140:制御部
204:二次転写ベルト
208:二次転ベルト清掃ブラシ
209:二次転クリーニングブレード
Claims (8)
- 所定の極性の電圧が印加されて、被清掃体上のトナーを静電的に除去する3本のクリーニング部材を、被清掃体移動方向に順に並べて配置したクリーニング装置において、
上記被清掃体移動方向最上流に配置されたクリーニング部材の印加電圧の極性をトナーの正規帯電極性と同極性とし、残りのクリーニング部材の印加電圧の極性をトナーの正規帯電極性と反対の極性にしたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1に記載のクリーニング装置であって、
トナーの正規帯電極性が負極性であり、上記被清掃体移動方向最上流に配置されたクリーニング部材から被清掃体に向けて−1[μA]以上、−50[μA]以下の電流が流れるように、上記被清掃体移動方向最上流に配置されたクリーニング部材に印加する電圧を設定することを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1または2に記載のクリーニング装置であって、
トナーの正規帯電極性が負極性であり、上記残りのクリーニング部材から被清掃体に向けて+1[μA]以上、+50[μA]以下の電流が流れるように、上記残りのクリーニング部材に印加する電圧を設定することを特徴とするクリーニング装置。 - トナー像を担持する像担持体と、
上記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、上記像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリーニング手段とを備え、上記像担持体の表面のトナー像を最終的に転写紙に転写する画像形成装置において、
上記クリーニング手段として、請求項1乃至3のいずれかに記載のクリーニング装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置であって、
上記クリーニング装置よりも上記像担持体の表面移動方向上流側で、上記像担持体上に当接し上記像担持体上のトナー像が転写される転写部材と、
前記転写部材に当接して、前記転写部材上のトナーを掻き落とす転写クリーニング部材とを備え、
前記転写紙に転写されないトナーパターンは、上記転写部材に転写して、前記転写クリーニング部材で除去することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置であって、
上記トナーパターンを上記転写部材に転写するときの上記転写部材と、上記像担持体との線速差を、通常の画像形成時の上記転写部材と、上記像担持体との線速差よりも大きくすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5または6に記載の画像形成装置であって、
上記転写クリーニング部材として、クリーニングブレードを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4乃至7いずれかに記載の画像形成装置であって、
上記像担持体が、弾性層を有する弾性中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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