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JP2015045252A5 - - Google Patents

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JP2015045252A5
JP2015045252A5 JP2013176292A JP2013176292A JP2015045252A5 JP 2015045252 A5 JP2015045252 A5 JP 2015045252A5 JP 2013176292 A JP2013176292 A JP 2013176292A JP 2013176292 A JP2013176292 A JP 2013176292A JP 2015045252 A5 JP2015045252 A5 JP 2015045252A5
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Description

本発明の一態様は、燃料と空気との混合気が吸気される燃焼室内に、シリンダヘッドに装着された点火プラグの電極部を覆うプラグカバーが突出して配置され、上記燃焼室内に吸気される混合気が、上記プラグカバーに形成された複数の連通口から該プラグカバー内の点火室に取り込まれ、該点火室内及び上記燃焼室内において燃焼を行うよう構成されたガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法において、
上記燃焼室を形成するシリンダーのボア半径をB(mm)、上記複数の連通口の総開口面積をA(mm2)、上記点火室の内容積をC(mm3)、上記燃焼室内に吸気される混合気の空気過剰率をλとしたとき、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係を満たすよう、上記A及び上記Cを決定することを特徴とするガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法にある。
本発明の他の態様は、燃料と空気との混合気が吸気される燃焼室内に、シリンダヘッドに装着された点火プラグの電極部を覆うプラグカバーが突出して配置され、上記燃焼室内に吸気される混合気が、上記プラグカバーに形成された複数の連通口から該プラグカバー内の点火室に取り込まれ、該点火室内及び上記燃焼室内において燃焼を行うよう構成されたガスエンジンにおいて、
上記燃焼室を形成するシリンダーのボア半径をB(mm)、上記複数の連通口の総開口面積をA(mm2)、上記点火室の内容積をC(mm3)、上記燃焼室内に吸気される混合気の空気過剰率をλとしたとき、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係を有していることを特徴とするガスエンジンにある。
上記ガスエンジン及びガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法は、点火室の内容積及び複数の連通口の総開口面積を、適切に決定するための関係式を提供している。
具体的には、シリンダーのボア半径B(mm)と、混合気の空気過剰率λとの条件が与えられるとき、複数の連通口の総開口面積A(mm2)と、点火室の内容積C(mm3)とは、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係式を満たすように決定する。これにより、上記ガスエンジン及びガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法によれば、燃焼室内に点火室を設ける場合において、失火及び燃費の低下を防止して、混合気を効果的に燃焼させるための適切な設計をすることができる。
(実施例)
以下に、上記ガスエンジン及びガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例のガスエンジン1においては、図1に示すごとく、燃料と空気との混合気Mが吸気される燃焼室30内に、シリンダヘッド2に装着された点火プラグ4の電極部41を覆うプラグカバー5が突出して配置されている。また、ガスエンジン1においては、図2に示すごとく、燃焼室30内に吸気される混合気Mが、プラグカバー5に形成された複数の連通口521からプラグカバー5内の点火室50に取り込まれ、点火室50内及び燃焼室30内において燃焼が行われる。そして、ガスエンジン1におけるプラグカバー5を設計するに当たっては、燃焼室30を形成するシリンダー11のボア半径をB(mm)、複数の連通口521の総開口面積をA(mm2)、点火室50の内容積をC(mm3)、燃焼室30内に吸気される混合気Mの空気過剰率をλとしたとき、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係を満たすよう、A及びCを決定する。
本例のガスエンジン1及びその設計方法においては、シリンダー11のボア半径B(mm)と、混合気Mの空気過剰率λとの条件が与えられるとき、複数の連通口521の総開口面積A(mm2)と、点火室50の内容積C(mm3)とは、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係式を満たすように決定する。この関係式は、燃焼室30に吸気される混合気Mを、プラグカバー5の点火室50から複数の連通口521を介して燃焼室30内に噴出される火炎Hによって効果的に燃焼させることができる範囲として求めたものである。
上記関係式を満たすようにプラグカバー5を設計することにより、燃焼室30内に点火室50を設ける場合において、失火及び燃費の低下を防止して、混合気Mを効果的に燃焼させるための適切な設計をすることができる。
(確認試験)
本確認試験においては、ボア半径B及び空気過剰率λが与えられる条件で、プラグカバー5の設計を行った。そして、設計を行ったプラグカバー5を有するガスエンジン1について実機試験を行い、正味効率X(%)を評価した。この正味効率Xは、燃焼室30内に投入される混合気Mのエネルギーのどれだけの割合をガスエンジン1の動力に変換できたかを示す指標である。また、以下の説明において、(A×B)/C×λの値をプレチャンバーナンバーNと呼ぶ。

Claims (2)

  1. 燃料と空気との混合気が吸気される燃焼室内に、シリンダヘッドに装着された点火プラグの電極部を覆うプラグカバーが突出して配置され、上記燃焼室内に吸気される混合気が、上記プラグカバーに形成された複数の連通口から該プラグカバー内の点火室に取り込まれ、該点火室内及び上記燃焼室内において燃焼を行うよう構成されたガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法において、
    上記燃焼室を形成するシリンダーのボア半径をB(mm)、上記複数の連通口の総開口面積をA(mm2)、上記点火室の内容積をC(mm3)、上記燃焼室内に吸気される混合気の空気過剰率をλとしたとき、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係を満たすよう、上記A及び上記Cを決定することを特徴とするガスエンジンにおけるプラグカバーの設計方法。
  2. 燃料と空気との混合気が吸気される燃焼室内に、シリンダヘッドに装着された点火プラグの電極部を覆うプラグカバーが突出して配置され、上記燃焼室内に吸気される混合気が、上記プラグカバーに形成された複数の連通口から該プラグカバー内の点火室に取り込まれ、該点火室内及び上記燃焼室内において燃焼を行うよう構成されたガスエンジンにおいて、
    上記燃焼室を形成するシリンダーのボア半径をB(mm)、上記複数の連通口の総開口面積をA(mm2)、上記点火室の内容積をC(mm3)、上記燃焼室内に吸気される混合気の空気過剰率をλとしたとき、0.45≦(A×B)/C×λ≦0.6の関係を有していることを特徴とするガスエンジン。
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