JP2014148802A - あと施工アンカー及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】あと施工アンカー1は、アンカー孔Sに埋設される棒状のボルト(ネジ付きアンカー本体)3と、アンダーカット付き空間部S2内にセットされると共に、ボルト3を螺入させるネジ孔10aを有し、アンダーカット付き空間部S2の第1の傾斜面P1に対向する第2の傾斜面P2を有する駒部材10と、ボルト3に固定されると共に、ボルト3を駒部材10のネジ孔10a内に螺入させながら、アンダーカット付き空間部S2の第1の傾斜面P1と駒部材10の第2の傾斜面P2との間の隙間Rを埋めるように進入させる拡張片22を有する拡張部材20と、から構成されている。
【選択図】図1
Description
アンカー孔の底部側に形成された略円錐台形状のアンダーカット付き空間部内にセットされると共に、アンカー本体を螺入させるネジ孔を有し、アンダーカット付き空間部の第1の傾斜面に対向する第2の傾斜面を有する駒部材と、
アンカー本体に固定されると共に、アンカー本体を駒部材のネジ孔内に螺入させながら、アンダーカット付き空間部の第1の傾斜面と駒部材の第2の傾斜面との間の隙間を埋めるように進入させる拡張片を有する拡張部材と、を備えたことを特徴とする。
このような構成を採用すると、駒部材のネジ孔内に入り込んだグラウトをこの排出部を通って外部に排出させることができるので、あと施工アンカーを既存コンクリート構造物のアンカー孔内に挿入させる前に、グラウトをアンカー孔内に充填させることができる。このように、アンカー孔内にグラウトを予め充填させておくことで、アンカー孔内であと施工アンカーの周囲に確実にグラウトを充填させることができるので、アンカー孔内で空気溜まりが発生し難く、これによってあと施工アンカーを腐食し難くし、グラウトをアンカー本体の引き抜き強度の向上に寄与させ易い。
このような構成を採用すると、アンカー本体を回転させながら駒部材のネジ孔内に螺入させる際に、駒部材をアンカー孔の底面に確実に接地させることができ、爪部は、シンプルな形状で回り止めとして機能させることができる。
このような構成を採用すると、アンカー本体を回転させながら駒部材のネジ孔内に螺入させる際に、拡張部材の拡張片の先端を、アンダーカット付き空間部の第1の傾斜面と駒部材の第2の傾斜面との間の隙間にスムーズに進入させ易いといった効果を有する。これによって、拡張片に無理な負荷が加わることがなくなる。
このような係止部は、アンカー本体を回転させる際に、アンカー孔内の規定の位置でアンカー本体を停止させるストッパとして機能させることができる。これによって、既存コンクリート構造物からのアンカー本体の突出量を一定にさせ易い。
既存コンクリート構造物に形成された円柱状のアンカー孔本体と、アンカー孔本体の端部に連通する略円錐台形状のアンダーカット付き空間部と、からなるアンカー孔をドリルで形成する第1の工程と、
アンカー本体の途中に拡張部材が固定されると共にアンカー本体の先端に駒部材が螺着されたあと施工アンカーを、アンカー孔内に挿入する第2の工程と、
アンカー孔の底面に駒部材を接地させる第3の工程と、
アンカー本体を回転させながら、駒部材のネジ孔内に螺入させて、拡張部材に設けられた拡張片を、アンダーカット付き空間部の壁面に形成された第1の傾斜面と駒部材の表面に形成された第2の傾斜面との間の隙間を埋めるように進入させる第4の工程と、を備えたことを特徴とする。
このような方法を採用すると、駒部材のネジ孔内に入り込んだグラウトをこの排出部を通って外部に排出させることができるので、あと施工アンカーを既存コンクリート構造物のアンカー孔内に挿入させる前に、グラウトをアンカー孔内に充填させることができる。このように、アンカー孔内にグラウトを予め充填させておくことで、アンカー孔内であと施工アンカーの周囲に確実にグラウトを充填させることができるので、アンカー孔内で空気溜まりが発生し難く、これによってあと施工アンカーを腐食し難くし、グラウトをアンカー本体部の引き抜き強度の向上に寄与させ易い。なお、駒部材のネジ孔内にグラウトを予め充填させておいてもよい。
Claims (7)
- 既存コンクリート構造物に形成されたアンカー孔に埋設される棒状のネジ付きアンカー本体を有するあと施工アンカーにおいて、
前記アンカー孔の底部側に形成された略円錐台形状のアンダーカット付き空間部内にセットされると共に、前記アンカー本体を螺入させるネジ孔を有し、前記アンダーカット付き空間部の第1の傾斜面に対向する第2の傾斜面を有する駒部材と、
前記アンカー本体に固定されると共に、前記アンカー本体を前記駒部材の前記ネジ孔内に螺入させながら、前記アンダーカット付き空間部の前記第1の傾斜面と前記駒部材の前記第2の傾斜面との間の隙間を埋めるように進入させる拡張片を有する拡張部材と、を備えたことを特徴とするあと施工アンカー。 - 前記駒部材には、前記ネジ孔に連通して前記駒部材の底部側に位置する排出部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカー。
- 前記駒部材の底面には、前記アンカー孔の底面に引っ掛ける爪部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のあと施工アンカー。
- 前記拡張部材の前記拡張片の先端には、前記アンカー本体を前記駒部材の前記ネジ孔内に螺入させる際に、前記駒部材の前記第2の傾斜面に当接する第3の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のあと施工アンカー。
- 前記駒部材の底部側には、前記ネジ孔に向かって突出して、前記アンカー本体の端部に当接する係止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のあと施工アンカー。
- 既存コンクリート構造物に形成されたアンカー孔に棒状のネジ付きアンカー本体を埋設させるあと施工アンカーの施工方法において、
前記既存コンクリート構造物に形成された円柱状のアンカー孔本体と、前記アンカー孔本体の端部に連通する略円錐台形状のアンダーカット付き空間部と、からなるアンカー孔をドリルで形成する第1の工程と、
前記アンカー本体の途中に拡張部材が固定されると共に前記アンカー本体の先端に駒部材が螺着されたあと施工アンカーを、前記アンカー孔内に挿入する第2の工程と、
前記アンカー孔の底面に前記駒部材を接地させる第3の工程と、
前記アンカー本体を回転させながら、前記駒部材のネジ孔内に螺入させて、前記拡張部材に設けられた拡張片を、前記アンダーカット付き空間部の壁面に形成された第1の傾斜面と前記駒部材の表面に形成された第2の傾斜面との間の隙間を埋めるように進入させる第4の工程と、を備えたことを特徴とするあと施工アンカーの施工方法。 - 前記第1の工程と前記第2の工程との間で、前記アンダーカット付き空間部内にグラウトを注入し、
前記駒部材の前記ネジ孔内に入り込んだ前記グラウトは、前記アンカー本体を前記駒部材の前記ネジ孔内に螺入させるに伴って、前記駒部材に形成された排出部から前記アンダーカット付き空間部内に排出されることを特徴とする請求項6記載のあと施工アンカーの施工方法。
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JPS5244775Y1 (ja) * | 1970-03-12 | 1977-10-12 | ||
DE3707292A1 (de) * | 1987-03-06 | 1988-09-15 | Korte Jungermann Hans Werner | Verfahren zur verankerung eines ankerbolzens |
JP2001311224A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Kajima Corp | アンカー構造 |
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- 2013-01-31 JP JP2013017224A patent/JP5993751B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001311224A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Kajima Corp | アンカー構造 |
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