JP2012023017A - 燃料電池セル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池セル1は、燃料極11、空気極14、燃料極11と空気極14との間の電解質層15、電解質層15と空気極14との間のバリア層13、及びバリア層13と電解質層15との間の中間層16を備えている。、中間層16が気孔を含むことで、バリア層13と固体電解質層15との間の応力が低減され、バリア層13と固体電解質層15との間の剥離が抑制される。
【選択図】図1
Description
1−1.燃料電池の概要
図1に示すように、燃料電池10は、燃料電池セル(単に「セル」と称される)1と、集電部材4とを備える。燃料電池10は縦縞型燃料電池であるが、本発明は後述するように横縞型等の他の形態にも適用可能である。燃料電池10においては、複数のセル1が、集電部材4を介してy軸方向に重ねられる。つまり、燃料電池10は、スタックされた複数のセル1を備える。
セル1はセラミックスの薄板である。セル1の厚みは、例えば30μm〜300μmであり、セル1の直径は、例えば5mm〜50mmである。セル1は、図1に示すように、燃料極11、バリア層13、空気極14、電解質層15、及び中間層16を備える。
燃料極11の材料としては、例えば、公知の燃料電池セルにおいて燃料極の形成に用いられる材料が用いられる。燃料極11の材料として、より具体的には、NiO‐YSZ(酸化ニッケル‐イットリア安定化ジルコニア)及び/又はNiO‐Y2O3(酸化ニッケル‐イットリア)が挙げられる。燃料極11は、これらの材料を主成分として含むことができる。燃料極11は、アノードとして機能する。また、燃料極11は、セル1に含まれる他の層を支持する基板(支持体と言い換えてもよい)として機能してもよい。つまり、燃料極11の厚みは、セル1に含まれる複数の層の中で、最も大きな厚みを有していてもよい。燃料極11の厚みは、具体的には10μm〜300μm程度である。なお、燃料極11は、還元処理(例えばNiOをNiに還元する処理)を受けることで、導電性を獲得することができる。
バリア層13は、空気極14と燃料極11との間に設けられ、より具体的には、空気極14と電解質層15との間に設けられる。
空気極14の材料としては、例えば、公知の燃料電池セルの空気極の材料が用いられる。空気極14の材料として、より具体的には、LSCF(ランタンストロンチウムコバルトフェライト:(LaSr)(CoFe)O3)が挙げられる。LSCFの組成としては、例えばLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3が挙げられる。空気極14は、このような材料を主成分として含むことができる。空気極14の厚みは、5μm〜50μm程度であってもよい。
電解質層15は、固体電解質層の一例であって、バリア層13と燃料極11との間に設けられる。
電解質層15の気孔率は、中間層16の気孔率よりも低いことが好ましく、バリア層13の気孔率より低いことが好ましい。具体的には、電解質層15の気孔率は、7%以下であってもよく、5%以下であってもよく、3%以下であってもよい。電解質層15の気孔率は、後述の中間層16の気孔率と同様に算出される。
中間層16は、バリア層13と電解質層15との間に配置される。具体的には、中間層16は、第1面16a及び第2面16bを有し、第1面16aが電解質層15と接触し、第2面16bがバリア層13と接触する。中間層16は、バリア層13よりも高い気孔率を示す。
バリア層13、電解質層15及び中間層16は、共焼成されていてもよい。
中間層16は、複数の気孔16cを有する。気孔16cの形状は特に限定されないが、気孔16cの断面は略楕円(円を含む)であってもよい。気孔16cの長径Rは好ましくはR≦1μmを満たし、長径Rは好ましくは0.05μm≦Rを満たす。
‐中間層16の厚み方向における断面の電子顕微鏡(SEM)画像を取得すること、
‐この画像(視野)において気孔16cを特定すること、
‐この画像における中間層16の面積を取得すること、
‐この画像における気孔16cの面積の総和を取得すること、及び
‐この画像における[気孔16cの面積の総和/中間層16の総面積]を算出すること、
によって求められる。
なお、具体的には、断面画像の取得にはSEM及びFE−SEM等を用いることができ、その後の気孔の面積の数値化等には画像解析ソフト等を用いることができる。
1つの視野において算出された気孔率を中間層全体の気孔率とみなしてもよいし、複数の視野において同様の手順で気孔率を算出し、その平均値を中間層全体の気孔率とみなしてもよい。
中間層16は、ジルコニウムとセリウムとを含む。ジルコニウムはジルコニアとして、セリウムはセリアとして、中間層16に含まれていてもよい。中間層16においてセリウム(又はセリア)とジルコニウム(又はジルコニア)とは混合されており、中間層16は好ましくはセリアとジルコニアとの固溶体である。なお、中間層16は、セリウム及びジルコニウム以外の物質を含んでいてもよい。中間層16は例えば、バリア層13又は電解質層15に含まれる物質(添加剤等)を含んでいてもよい。電解質層15がイットリウム(Y)を含む場合、中間層16もイットリウムを含み得る。また、バリア層13がガドリニウム(Gd)を含む場合、中間層16もガドリニウムを含み得る。
中間層16において、セリウムの濃度D1及びジルコニウムの濃度D2は、下記(1)〜(8)を満たしてもよい。
(1)セリウムの濃度D1に対するジルコニウムの濃度D2の比率(D2/D1)は、好ましくは0.1≦D2/D1を満たす。
(2)D2/D1は、好ましくはD2/D1≦1を満たす。
(3)セリウムの濃度D1は、好ましくはD1≦80mol%を満たす。
(4)濃度D1は、好ましくは40mol%≦D1を満たす。
(5)ジルコニウムの濃度D2は、好ましくはD2≦50mol%を満たす。
(6)濃度D2は、好ましくは10mol%≦D2を満たす。
(7)バリア層13におけるセリウムの濃度D3に対する中間層16におけるセリウムの濃度D1の比率(D1/D3)は、D1/D3≦0.9を満たしてもよい。
(8)電解質層15におけるジルコニウムの濃度D4に対する中間層16におけるジルコニウムの濃度D2の比率(D2/D4)は、D2/D4≦0.5を満たしてもよい。
また、濃度D1〜D4及び本書で論じられる各層の成分の「濃度」とは、特に断らない限り、各層全体における濃度、つまり各層における成分(例えばジルコニウム又はセリウム)の平均含有量である。
なお、本明細書において、EPMAはEDS(Energy Dispersive x-ray Spectroscopy)を含む概念である。
厚み方向(y軸方向)に略平行なセル1の断面において、第1面16aは、以下のように規定可能である。すなわち、第1面16aの位置を決定するときは、厚み方向(y軸方向)に略平行な断面において、EPMAを用いて、層厚み方向(y方向)におけるライン分析を行うことにより、各元素の濃度分布データを取得する。この濃度分布データを用いて、セリウムの濃度とジルコニウムの濃度とが一致するラインの位置を、第1面16aの位置として決定する。
つまり、第1面16aの近傍では、ジルコニウム濃度とセリウム濃度とが、略同一である。
中間層16におけるセリウム濃度及びジルコニウム濃度の分布は、下記(a)〜(e)の条件を満たしていてもよい。
(a)中間層16は、セリウム濃度勾配を有することが好ましい。このセリウム濃度勾配を表すグラフにおいて、横軸が、第2面16bから中間層16中の任意の位置にある部分までの距離(この距離の最大値は、第2面16bから第1面16aまでの距離)を示し、縦軸が、その部分におけるセリウム濃度を示す場合、このグラフにおいて、セリウム濃度は、距離の増加に応じてほぼ単調に減少することが好ましい。
つまり、このようなセリウム濃度勾配が存在する場合、中間層16を第1面16aに平行な断面で複数の部分に分割した場合、中間層16の中で第2面16bに近い部分は、中間層16の中で第1面16aに近い部分よりも、高いセリウム濃度を有する傾向を示す。
(b)中間層16の一部であって第2面16b近傍に位置する部分のセリウム濃度は、バリア層13のセリウム濃度に近いことが好ましい。より具体的には、中間層16の一部であって第2面16b近傍に位置する部分のセリウム濃度は、バリア層13の一部であって第2面16bの近傍に位置する部分のセリウム濃度と略同一であることが好ましい。
(c)中間層16は、ジルコニウム濃度勾配を有することが好ましい。このジルコニウム濃度勾配を表すグラフの横軸が、上記(a)のグラフと同様に第2面16bからの距離を示し、縦軸がジルコニウム濃度を示すのであれば、このグラフにおいて、ジルコニウム濃度は、距離の増加に応じてほぼ単調に増加することが好ましい。
(d)中間層16の一部であって第1面16a近傍に位置する部分のジルコニウム濃度は、電解質層15のジルコニウム濃度に近いことが好ましい。より具体的には、中間層16の一部であって第1面16a近傍に位置する部分のジルコニウム濃度は、電解質層15の一部であって第1面16aの近傍に位置する部分のジルコニウム濃度と略同一であることが好ましい。
中間層16の厚み、すなわち第1面16aから第2面16bまでの距離は、0.5μm以上であることが好ましく、10μm以下であることが好ましい。中間層16の厚みは、5μm以下であることがさらに好ましい。
中間層16の熱膨張率(つまり線膨張率)は、電解質層15の熱膨張率とバリア層13の熱膨張率との間の値である。すなわち、バリア層13の熱膨張率が電解質層15の熱膨張率よりも高い場合は、中間層16の熱膨張率は、電解質層15よりも高く、バリア層13の熱膨張率よりも低い。例えば、中間層16の熱膨張率は、電解質層15の一例であるYSZの熱膨張率より大きく、バリア層13の一例であるGDCの熱膨張率より小さくてもよい。
燃料電池セルは、燃料極と、電解質層と、空気極とを有すればよい。つまり、以上に述べたセル1は、燃料電池セルの一例に過ぎない。よって、セル1において、さらなる構成要素の追加;並びにセル1の構成要素の形状、材料、及び寸法の変更等が可能である。例えば、セル1において、燃料極11と電解質層15との間及び/又は空気極14とバリア層13との間等に、以上に述べられた層以外の層がさらに設けられていてもよい。
図4に示すように、セル18は、バリア層13を第1のバリア層として備え、バリア層13と空気極14との間に設けられた第2のバリア層19を備える。第2のバリア層19を構成する材料としては、バリア層13と同様の材料を用いることができる。また、第2のバリア層19の密度は、第1のバリア層13の密度よりも低くてもよい。言い換えると、第2のバリア層19は気孔を含み、第2のバリア層19の気孔率は、第1のバリア層13の気孔率よりも大きくてもよい。
(1)セルの形状は、燃料極支持型、平板形、円筒形、縦縞型、横縞型、片端保持型スタック用、両端保持型スタック用等であってもよい。また、セルの断面は楕円形状であってもよい。
(2上述したセル1、20及び110とは逆に、燃料極がセルの外側に設けられ、空気極が内側に設けられていてもよい。
(3)異なる形態として挙げた構成は、互いに組み合わせ可能である。
集電部材4には、導電接続部41及び図示しない集電孔が設けられる。集電部材4には、複数の導電接続部41が設けられている。
上述した燃料電池10は、積み重ねられた複数のセル1と、セル1間を電気的に接続する集電部材4とを備える。すなわち、燃料電池10は、縦縞型の燃料電池である。ただし、本発明は、横縞型燃料電池にも適用可能である。横縞型燃料電池について、以下に説明する。
燃料極103は、燃料極集電層及び燃料極活性層を有していてもよい。燃料極集電層は支持基板102上に設けられ、燃料極活性層は燃料極集電層上に、インターコネクタ107とは重ならないように設けられる。
z軸方向において隣り合う電解質層104は、インターコネクタ107によって接続される。言い換えると、電解質層104は、あるインターコネクタ107から、支持基板102の長手方向(z軸方向)においてそのインターコネクタ107と隣り合うインターコネクタ107まで、連続するように設けられる。インターコネクタ107と電解質層104とは、支持基板102及び燃料極103と比べて緻密な構造を有する。よって、インターコネクタ107と電解質層104とは、燃料電池100において、z軸方向において連続する構造を有することで、空気と燃料ガスとを切り分けるシール部として機能する。
バリア層13は、中間層16と空気極106との間に設けられる。
支持基板102の幅W1 :1〜10cm
支持基板102の厚みW2:1〜10mm
支持基板102の長さW3:5〜50cm
支持基板102の外面(支持基板102と燃料極との界面)から流路123までの距離W4:0.1〜4mm
燃料極103の厚み :50〜500μm
(燃料極103が、燃料極集電層及び燃料極活性層を有する場合:
燃料極集電層の厚み:50〜500μm
燃料極活性層の厚み:5〜30μm)
電解質層104の厚み :3〜50μm
空気極106の厚み :10〜100μm
インターコネクタ107の厚み:10〜100μm
集電部108の厚み :50〜500μm
特に言及しなかった構成要素については、縦縞型燃料電池セルについて説明した寸法を採用してもよい。言うまでもなく、本発明はこれらの数値に限定されない。
また、図4を参照する等して説明した種々の形態に係る燃料電池セルは、それぞれ横縞型の燃料電池に適用可能である。
以下に述べる製造方法は、セル1の製造方法の一例に過ぎない。すなわち、以下に述べる材料、圧力、温度、時間、及び使用機器等の各種条件は、変更可能である。
燃料極11は、複数のセラミックグリーンシートを積層し、熱圧着することで形成可能である。燃料極11を構成するセラミックグリーンシートは、例えば、酸化ニッケル(NiO)、ジルコニア系材料(例えば8YSZ)、造孔剤(例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂))からなる。
燃料極11となる材料層の上に、ジルコニア系材料層、セリア系材料層を順番に積層することで、積層体を得ることができる。この積層体を脱脂及び焼成することで、焼成体を得ることができる。焼成によって、ジルコニア系材料層は電解質層15となり、セリア系材料層はバリア層13となり、ジルコニア系材料層とセリア系材料層との間には、中間層16が形成される。
酸化ニッケル(NiO)、ジルコニア系材料(8YSZ)、及び造孔剤(PMMA)からなるセラミックグリーンシート(厚み100μm)を、300μmとなるように積層し、熱圧着(60℃、3MPa)にて一体化した。
得られた積層体を、1300〜1500℃で1〜20時間、共焼成した。
以上の操作により、セル試料を作製した。
上記工程Aで得られた試料を、層の厚み方向に垂直に切断した。得られた断面の画像を、SEM−EDS(Scanning Electron Microscopy-Energy Dispersive x-ray Spectroscopy)によって観察した。
さらに、原子の濃度から、CeO2、Gd2O3、ZrO2、Y2O3の濃度を算出した。こうして、ライン毎の濃度、つまり厚み方向において異なる位置の濃度(濃度分布)が算出された。濃度分布の一例として、図2に示す視野において得られた各物質の分布を、図3に示す。図3において、横軸はバリア層13の上面近傍からの距離を示す。縦軸は各位置における物質の濃度を示す。
C.熱サイクル試験
熱サイクル試験を行うことで、異種材料の積層体であるセル試料における、接合界面の信頼性を評価した。手順は以下の通りである。
上記A.と同様の手順でセル試料を作製した。ただし、空気極は形成しなかった。このセル試料を、大気雰囲気の赤外線ランプ式電気炉において、700℃まで5分の条件で昇温し、炉冷によって20分で冷却する熱サイクル試験(連続100回)を行った。
試験終了後、セル試料における膜剥離の発生の有無を、目視及び顕微鏡観察により評価した。
図2に示すように、断面において、燃料極11、バリア層13、電解質層15、バリア層13と電解質層15との間に配置された中間層16が観察された。
また、20個の視野において中間層16に含まれる気孔の数を計測したところ、バリア‐緩衝界面17に平行な方向における10μm長さ当たりの気孔の数の平均値は、4個であった。中間層16における気孔率の平均値は、10%であった。
つまり、中間層16には気孔が見られるが、バリア層13は緻密であった。このようなバリア層13は、低い電気抵抗及び優れたバリア機能を有する。
10 燃料電池
11 燃料極
13 バリア層
14 空気極
15 電解質層
16 中間層
4 集電部材
41 導電接続部
1−1.燃料電池の概要
図1に示すように、燃料電池10は、燃料電池セル(単に「セル」と称される)1と、集電部材4とを備える。燃料電池10は縦縞型燃料電池であるが、本発明は後述するように横縞型等の他の形態にも適用可能である。燃料電池10においては、複数のセル1が、集電部材4を介してy軸方向に重ねられる。つまり、燃料電池10は、スタックされた複数のセル1を備える。
セル1はセラミックスの薄板である。セル1の厚みは、例えば30μm〜300μmであり、セル1の直径は、例えば5mm〜50mmである。セル1は、図1に示すように、燃料極11、バリア層13、空気極14、電解質層15、及び中間層16を備える。
燃料極11の材料としては、例えば、公知の燃料電池セルにおいて燃料極の形成に用いられる材料が用いられる。燃料極11の材料として、より具体的には、NiO‐YSZ(酸化ニッケル‐イットリア安定化ジルコニア)及び/又はNiO‐Y2O3(酸化ニッケル‐イットリア)が挙げられる。燃料極11は、これらの材料を主成分として含むことができる。燃料極11は、アノードとして機能する。また、燃料極11は、セル1に含まれる他の層を支持する基板(支持体と言い換えてもよい)として機能してもよい。つまり、燃料極11の厚みは、セル1に含まれる複数の層の中で、最も大きな厚みを有していてもよい。燃料極11の厚みは、具体的には10μm〜300μm程度である。なお、燃料極11は、還元処理(例えばNiOをNiに還元する処理)を受けることで、導電性を獲得することができる。
バリア層13は、空気極14と燃料極11との間に設けられ、より具体的には、空気極14と電解質層15との間に設けられる。
空気極14の材料としては、例えば、公知の燃料電池セルの空気極の材料が用いられる。空気極14の材料として、より具体的には、LSCF(ランタンストロンチウムコバルトフェライト:(LaSr)(CoFe)O3)が挙げられる。LSCFの組成としては、例えばLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3が挙げられる。空気極14は、このような材料を主成分として含むことができる。空気極14の厚みは、5μm〜50μm程度であってもよい。
電解質層15は、固体電解質層の一例であって、バリア層13と燃料極11との間に設けられる。
電解質層15の気孔率は、中間層16の気孔率よりも低いことが好ましく、バリア層13の気孔率より低いことが好ましい。具体的には、電解質層15の気孔率は、7%以下であってもよく、5%以下であってもよく、3%以下であってもよい。電解質層15の気孔率は、後述の中間層16の気孔率と同様に算出される。
中間層16は、バリア層13と電解質層15との間に配置される。具体的には、中間層16は、第1面16a及び第2面16bを有し、第1面16aが電解質層15と接触し、第2面16bがバリア層13と接触する。中間層16は、バリア層13よりも高い気孔率を示す。
バリア層13、電解質層15及び中間層16は、共焼成されていてもよい。
中間層16は、複数の気孔16cを有する。気孔16cの形状は特に限定されないが、気孔16cの断面は略楕円(円を含む)であってもよい。気孔16cの長径Rは好ましくはR≦1μmを満たし、長径Rは好ましくは0.05μm≦Rを満たす。
‐中間層16の厚み方向における断面の電子顕微鏡(SEM)画像を取得すること、
‐この画像(視野)において気孔16cを特定すること、
‐この画像における中間層16の面積を取得すること、
‐この画像における気孔16cの面積の総和を取得すること、及び
‐この画像における[気孔16cの面積の総和/中間層16の総面積]を算出すること、
によって求められる。
なお、具体的には、断面画像の取得にはSEM及びFE−SEM等を用いることができ、その後の気孔の面積の数値化等には画像解析ソフト等を用いることができる。
1つの視野において算出された気孔率を中間層全体の気孔率とみなしてもよいし、複数の視野において同様の手順で気孔率を算出し、その平均値を中間層全体の気孔率とみなしてもよい。
中間層16は、ジルコニウムとセリウムとを含む。ジルコニウムはジルコニアとして、セリウムはセリアとして、中間層16に含まれていてもよい。中間層16においてセリウム(又はセリア)とジルコニウム(又はジルコニア)とは混合されており、中間層16は好ましくはセリアとジルコニアとの固溶体である。なお、中間層16は、セリウム及びジルコニウム以外の物質を含んでいてもよい。中間層16は例えば、バリア層13又は電解質層15に含まれる物質(添加剤等)を含んでいてもよい。電解質層15がイットリウム(Y)を含む場合、中間層16もイットリウムを含み得る。また、バリア層13がガドリニウム(Gd)を含む場合、中間層16もガドリニウムを含み得る。
中間層16において、セリウムの濃度D1及びジルコニウムの濃度D2は、下記(1)〜(8)を満たしてもよい。
(1)セリウムの濃度D1に対するジルコニウムの濃度D2の比率(D2/D1)は、好ましくは0.1≦D2/D1を満たす。
(2)D2/D1は、好ましくはD2/D1≦1を満たす。
(3)セリウムの濃度D1は、好ましくはD1≦80mol%を満たす。
(4)濃度D1は、好ましくは40mol%≦D1を満たす。
(5)ジルコニウムの濃度D2は、好ましくはD2≦50mol%を満たす。
(6)濃度D2は、好ましくは10mol%≦D2を満たす。
(7)バリア層13におけるセリウムの濃度D3に対する中間層16におけるセリウムの濃度D1の比率(D1/D3)は、D1/D3≦0.9を満たしてもよい。
(8)電解質層15におけるジルコニウムの濃度D4に対する中間層16におけるジルコニウムの濃度D2の比率(D2/D4)は、D2/D4≦0.5を満たしてもよい。
また、濃度D1〜D4及び本書で論じられる各層の成分の「濃度」とは、特に断らない限り、各層全体における濃度、つまり各層における成分(例えばジルコニウム又はセリウム)の平均含有量である。
なお、本明細書において、EPMAはEDS(Energy Dispersive x-ray Spectroscopy)を含む概念である。
厚み方向(y軸方向)に略平行なセル1の断面において、第1面16aは、以下のように規定可能である。すなわち、第1面16aの位置を決定するときは、厚み方向(y軸方向)に略平行な断面において、EPMAを用いて、層厚み方向(y方向)におけるライン分析を行うことにより、各元素の濃度分布データを取得する。この濃度分布データを用いて、セリウムの濃度とジルコニウムの濃度とが一致するラインの位置を、第1面16aの位置として決定する。
つまり、第1面16aの近傍では、ジルコニウム濃度とセリウム濃度とが、略同一である。
中間層16におけるセリウム濃度及びジルコニウム濃度の分布は、下記(a)〜(e)の条件を満たしていてもよい。
(a)中間層16は、セリウム濃度勾配を有することが好ましい。このセリウム濃度勾配を表すグラフにおいて、横軸が、第2面16bから中間層16中の任意の位置にある部分までの距離(この距離の最大値は、第2面16bから第1面16aまでの距離)を示し、縦軸が、その部分におけるセリウム濃度を示す場合、このグラフにおいて、セリウム濃度は、距離の増加に応じてほぼ単調に減少することが好ましい。
つまり、このようなセリウム濃度勾配が存在する場合、中間層16を第1面16aに平行な断面で複数の部分に分割した場合、中間層16の中で第2面16bに近い部分は、中間層16の中で第1面16aに近い部分よりも、高いセリウム濃度を有する傾向を示す。
(b)中間層16の一部であって第2面16b近傍に位置する部分のセリウム濃度は、バリア層13のセリウム濃度に近いことが好ましい。より具体的には、中間層16の一部であって第2面16b近傍に位置する部分のセリウム濃度は、バリア層13の一部であって第2面16bの近傍に位置する部分のセリウム濃度と略同一であることが好ましい。
(c)中間層16は、ジルコニウム濃度勾配を有することが好ましい。このジルコニウム濃度勾配を表すグラフの横軸が、上記(a)のグラフと同様に第2面16bからの距離を示し、縦軸がジルコニウム濃度を示すのであれば、このグラフにおいて、ジルコニウム濃度は、距離の増加に応じてほぼ単調に増加することが好ましい。
(d)中間層16の一部であって第1面16a近傍に位置する部分のジルコニウム濃度は、電解質層15のジルコニウム濃度に近いことが好ましい。より具体的には、中間層16の一部であって第1面16a近傍に位置する部分のジルコニウム濃度は、電解質層15の一部であって第1面16aの近傍に位置する部分のジルコニウム濃度と略同一であることが好ましい。
中間層16の厚み、すなわち第1面16aから第2面16bまでの距離は、0.5μm以上であることが好ましく、10μm以下であることが好ましい。中間層16の厚みは、5μm以下であることがさらに好ましい。
中間層16の熱膨張率(つまり線膨張率)は、電解質層15の熱膨張率とバリア層13の熱膨張率との間の値である。すなわち、バリア層13の熱膨張率が電解質層15の熱膨張率よりも高い場合は、中間層16の熱膨張率は、電解質層15よりも高く、バリア層13の熱膨張率よりも低い。例えば、中間層16の熱膨張率は、電解質層15の一例であるYSZの熱膨張率より大きく、バリア層13の一例であるGDCの熱膨張率より小さくてもよい。
燃料電池セルは、燃料極と、電解質層と、空気極とを有すればよい。つまり、以上に述べたセル1は、燃料電池セルの一例に過ぎない。よって、セル1において、さらなる構成要素の追加;並びにセル1の構成要素の形状、材料、及び寸法の変更等が可能である。例えば、セル1において、燃料極11と電解質層15との間及び/又は空気極14とバリア層13との間等に、以上に述べられた層以外の層がさらに設けられていてもよい。
図4に示すように、セル18は、バリア層13を第1のバリア層として備え、バリア層13と空気極14との間に設けられた第2のバリア層19を備える。第2のバリア層19を構成する材料としては、バリア層13と同様の材料を用いることができる。また、第2のバリア層19の密度は、第1のバリア層13の密度よりも低くてもよい。言い換えると、第2のバリア層19は気孔を含み、第2のバリア層19の気孔率は、第1のバリア層13の気孔率よりも大きくてもよい。
(1)セルの形状は、燃料極支持型、平板形、円筒形、縦縞型、横縞型、片端保持型スタック用、両端保持型スタック用等であってもよい。また、セルの断面は楕円形状であってもよい。
(2)上述したセル1、20及び110とは逆に、燃料極がセルの外側に設けられ、空気極が内側に設けられていてもよい。
(3)異なる形態として挙げた構成は、互いに組み合わせ可能である。
集電部材4には、導電接続部41及び図示しない集電孔が設けられる。集電部材4には、複数の導電接続部41が設けられている。
上述した燃料電池10は、積み重ねられた複数のセル1と、セル1間を電気的に接続する集電部材4とを備える。すなわち、燃料電池10は、縦縞型の燃料電池である。ただし、本発明は、横縞型燃料電池にも適用可能である。横縞型燃料電池について、以下に説明する。
燃料極103は、燃料極集電層及び燃料極活性層を有していてもよい。燃料極集電層は支持基板102上に設けられ、燃料極活性層は燃料極集電層上に、インターコネクタ107とは重ならないように設けられる。
z軸方向において隣り合う電解質層104は、インターコネクタ107によって接続される。言い換えると、電解質層104は、あるインターコネクタ107から、支持基板102の長手方向(z軸方向)においてそのインターコネクタ107と隣り合うインターコネクタ107まで、連続するように設けられる。インターコネクタ107と電解質層104とは、支持基板102及び燃料極103と比べて緻密な構造を有する。よって、インターコネクタ107と電解質層104とは、燃料電池100において、z軸方向において連続する構造を有することで、空気と燃料ガスとを切り分けるシール部として機能する。
バリア層13は、中間層16と空気極106との間に設けられる。
支持基板102の幅W1 :1〜10cm
支持基板102の厚みW2:1〜10mm
支持基板102の長さW3:5〜50cm
支持基板102の外面(支持基板102と燃料極との界面)から流路123までの距離W4:0.1〜4mm
燃料極103の厚み :50〜500μm
(燃料極103が、燃料極集電層及び燃料極活性層を有する場合:
燃料極集電層の厚み:50〜500μm
燃料極活性層の厚み:5〜30μm)
電解質層104の厚み :3〜50μm
空気極106の厚み :10〜100μm
インターコネクタ107の厚み:10〜100μm
集電部108の厚み :50〜500μm
特に言及しなかった構成要素については、縦縞型燃料電池セルについて説明した寸法を採用してもよい。言うまでもなく、本発明はこれらの数値に限定されない。
また、図4を参照する等して説明した種々の形態に係る燃料電池セルは、それぞれ横縞型の燃料電池に適用可能である。
以下に述べる製造方法は、セル1の製造方法の一例に過ぎない。すなわち、以下に述べる材料、圧力、温度、時間、及び使用機器等の各種条件は、変更可能である。
燃料極11は、複数のセラミックグリーンシートを積層し、熱圧着することで形成可能である。燃料極11を構成するセラミックグリーンシートは、例えば、酸化ニッケル(NiO)、ジルコニア系材料(例えば8YSZ)、造孔剤(例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂))からなる。
燃料極11となる材料層の上に、ジルコニア系材料層、セリア系材料層を順番に積層することで、積層体を得ることができる。この積層体を脱脂及び焼成することで、焼成体を得ることができる。焼成によって、ジルコニア系材料層は電解質層15となり、セリア系材料層はバリア層13となり、ジルコニア系材料層とセリア系材料層との間には、中間層16が形成される。
酸化ニッケル(NiO)、ジルコニア系材料(8YSZ)、及び造孔剤(PMMA)からなるセラミックグリーンシート(厚み100μm)を、300μmとなるように積層し、熱圧着(60℃、3MPa)にて一体化した。
得られた積層体を、1300〜1500℃で1〜20時間、共焼成した。
以上の操作により、セル試料を作製した。
上記工程Aで得られた試料を、層の厚み方向に垂直に切断した。得られた断面の画像を、SEM−EDS(Scanning Electron Microscopy-Energy Dispersive x-ray Spectroscopy)によって観察した。
さらに、原子の濃度から、CeO2、Gd2O3、ZrO2、Y2O3の濃度を算出した。こうして、ライン毎の濃度、つまり厚み方向において異なる位置の濃度(濃度分布)が算出された。濃度分布の一例として、図2に示す視野において得られた各物質の分布を、図3に示す。図3において、横軸はバリア層13の上面近傍からの距離を示す。縦軸は各位置における物質の濃度を示す。
熱サイクル試験を行うことで、異種材料の積層体であるセル試料における、接合界面の信頼性を評価した。手順は以下の通りである。
上記A.と同様の手順でセル試料を作製した。ただし、空気極は形成しなかった。このセル試料を、大気雰囲気の赤外線ランプ式電気炉において、700℃まで5分の条件で昇温し、炉冷によって20分で冷却する熱サイクル試験(連続100回)を行った。
試験終了後、セル試料における膜剥離の発生の有無を、目視及び顕微鏡観察により評価した。
図2に示すように、断面において、燃料極11、バリア層13、電解質層15、バリア層13と電解質層15との間に配置された中間層16が観察された。
また、20個の視野において中間層16に含まれる気孔の数を計測したところ、バリア‐緩衝界面に平行な方向における10μm長さ当たりの気孔の数の平均値は、4個であった。中間層16における気孔率の平均値は、10%であった。
つまり、中間層16には気孔が見られるが、バリア層13は緻密であった。このようなバリア層13は、低い電気抵抗及び優れたバリア機能を有する。
10 燃料電池
11 燃料極
13 バリア層
14 空気極
15 電解質層
16 中間層
4 集電部材
41 導電接続部
Claims (13)
- 燃料極と、
空気極と、
ジルコニウムを含み、前記燃料層と前記空気極との間に設けられた固体電解質層と、
セリウムを含み、前記固体電解質層と前記空気極との間に設けられたバリア層と、
ジルコニウム及びセリウムを含み、前記バリア層と対向する第1面、及び前記固体電解質層と対向する第2面を備え、気孔を含み、かつ前記バリア層よりも高い気孔率を示す中間層と、
を備える燃料電池セル。 - 前記中間層のセリウム濃度は、前記バリア層におけるセリウム濃度の90%以下である
請求項1に記載の燃料電池セル。 - 前記中間層は、前記第2面近傍において最大のセリウム濃度を有し、前記第1面近傍において最小のセリウム濃度を有する
請求項1又は2に記載の燃料電池セル。 - 前記固体電解質層におけるジルコニウム濃度に対する前記中間層のジルコニウム濃度の比率が、0.5以下である
請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記中間層の気孔率は1%以上で15%以下である
請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記第1面から第2面までの距離は、0.5μm以上である
請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記第1面から第2面までの距離は、10μm以下である
請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記バリア層の気孔率は10%以下である
請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記中間層中において、気孔の長径は1μm以下である
請求項1〜8のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記中間層において、その厚み方向に垂直な方向における10μm長さ当たりの気孔の数は、5個以下である
請求項1〜9のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記中間層は閉気孔を含む、
請求項1〜10のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記中間層は、前記固体電解質層の熱膨張率と前記バリア層の熱膨張率との間に位置する熱膨張率を示す、
請求項1〜11のいずれかに記載の燃料電池セル。 - 前記固体電解質層、前記中間層及び前記バリア層は、共焼成されている、
請求項1〜12のいずれかに記載の燃料電池セル。
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