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JP2012017623A - 建具 - Google Patents

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Hiroki Takahashi
裕樹 高橋
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Abstract

【課題】下枠の排水性や防虫性を確保しつつ外観意匠性の向上や低コスト化を図ることができる建具を提供すること。
【解決手段】障子ストッパー20のカバー部25で排水孔361を覆ったことで、下枠3における排水性および防虫性を確保しつつ、排水孔361,381に別途の排水弁や防虫部品を設ける必要がないことから、部品点数の増加に伴う製品コストの上昇を抑制することができる。さらに、排水孔381に排水弁等を設ける必要がなくなることから、下枠3の屋外側に多くの取付部品が露出することもないため、引違い窓1の外観意匠性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、枠体に左右開閉自在に支持される面材を有した引違い窓や片引き窓等の建具であって、面材の屋外側に網戸等の防虫面材を備えた建具に関する。
従来、引違い窓等の建具において、室内外の障子(面材)よりも屋外側に網戸が設けられることが一般的であり、このような建具における下枠の排水構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された建具の排水構造では、下枠底面やレールの基端部などに複数の貫通孔が形成されるとともに、下枠の屋外側見付け面に複数の排水孔が形成され、これら複数の排水孔に各々排水弁が取り付けられており、排水弁を設けることで屋外側から雨水等が逆流せず、また虫等の侵入が防止できるようになっている。
特許第4172785号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の排水構造では、下枠底面の貫通孔から下枠中空部に落下させた水を排水するための第1排水孔と、網戸レールと屋外レールとの間で下枠底面に溜まった水を排水するための第2排水孔とが設けられ、これら高さの異なる第1および第2の排水孔に各々排水弁が取り付けられていることから、排水弁の設置箇所数が多くなってしまうという不都合がある。このため、従来の排水構造では、建具の屋外側から多くの排水弁が見えてしまって外観意匠性が低下するとともに、部品点数が多くなることから製品コストが増加してしまうという問題がある。
本発明の目的は、下枠の排水性や防虫性を確保しつつ外観意匠性の向上や低コスト化を図ることができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、下枠を有した枠体と、この枠体に左右開閉自在に支持される面材と、この面材よりも屋外側にて前記枠体に支持される防虫面材とを備えた建具であって、前記下枠は、前記面材を開閉支持する面材支持部と、見込み方向に延びて前記面材支持部よりも下方に設けられる下枠底面部と、この下枠底面部よりも屋外側に延びる第2底面部と、この第2底面部の屋外側端部から立ち上がって前記防虫面材を支持する防虫面材支持部とを有して構成され、前記下枠の長手方向一端部には、開放した前記面材に当接して当該面材の移動を規制する当接部材が取り付けられるとともに、前記第2底面部を上下に貫通する排水孔が形成され、前記当接部材は、前記面材に当接可能な当接本体と、前記下枠に取り付け支持される支持部と、前記当接本体よりも屋外側に突出して前記排水孔の上側を覆うカバー部とを有して形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具としては、引違い窓であってもよいし、片引き窓や引分け窓などであってもよい。すなわち、一対の面材がそれぞれ開閉自在に設けられた引違い窓であれば、屋外側の面材を移動規制する当接部材が設けられていればよい。また、開閉自在な面材である可動面材を1枚有する片引き窓や、可動面材を2枚有する引分け窓であれば、固定面材や壁等の屋外側に沿って可動面材が開閉自在に設けられ、このような可動面材を移動規制する当接部材が設けられていればよい。
以上の本発明によれば、下枠における防虫面材支持部よりも屋内側に位置する第2底面部に排水孔を形成し、この排水孔から第2底面部に溜まった水を排水することで、排水性を確保することができる。さらに、面材の開放移動を規制する当接部材にカバー部を形成し、このカバー部で排水孔の上側を覆うことで、排水孔からの虫等の侵入を防止して防虫性を確保することができるとともに、別途排水弁や防虫部品等を設ける必要がなく当接部材が兼用できるので、部品点数の増加に伴う製品コストの上昇を抑制することができる。さらに、下枠の屋外側などに排水弁等の取付部品が多く露出することもないため、建具の外観意匠性を向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記下枠は、前記面材よりも屋外側かつ前記防虫面材支持部の屋内側に対向して前記下枠底面部から立ち上がる立上り片部を有し、前記下枠の長手方向一端部における前記立上り片部に切欠きが形成され、前記当接部材は、前記当接本体が前記立上り片部よりも屋内側に位置し、前記カバー部が前記切欠きに挿通されて前記立上り片部よりも屋外側に突出して設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、立上り片部と防虫面材支持部および第2底面部とで凹溝状に形成された屋外凹溝部を下枠が有する場合であっても、立上り片部の切欠きを介して当接部材のカバー部を突出させることで、前述の通り排水孔をカバー部で覆い、排水孔からの虫等の侵入を防止して防虫性を確保することができる。
さらに、本発明の建具では、前記当接部材は、前記当接本体よりも屋外側に突出しかつ前記カバー部よりも上方に位置する突出部を有して形成され、この突出部が前記切欠きに挿通されて前記立上り片部よりも屋外側に突出して設けられ、前記防虫面材の下端部屋内側側面が当該突出部に摺接可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、立上り片部の切欠きを介して屋外側に突出する突出部を当接部材に形成し、この突出部に防虫面材の下端部屋内側側面を摺接させることで、摺接による摩擦抵抗によって防虫面材の移動を拘束することができ、閉じた防虫面材が風等によって不意に開くことを防止して防虫性をさらに高めることができる。
また、本発明の建具では、前記当接部材のカバー部は、前記当接本体の上面よりも低い位置に設けられ、このカバー部よりも上側を前記防虫面材の下端部が通過可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、当接本体の上面よりも低い位置にカバー部を形成し、このカバー部よりも上側を防虫面材の下端部が通過するように構成したことで、当接本体と面材との当接状態を確保しつつ防虫面材の開閉動作を阻害しないようにできるとともに、排水孔が防虫面材の下方まで延びて形成された場合であっても、この排水孔を確実にカバー部で覆って防虫性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具を示す横断面図である。 前記建具における下枠部分を拡大して示す縦断面図である。 前記下枠の一端部を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具としての引違い窓1を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、引違い窓1は、戸建て住宅等における外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る窓であって、上枠2、下枠3および左右の縦枠4を四周枠組みした枠体としての窓枠5と、この窓枠5の内部に左右開閉自在に支持された室内外一組の障子6,7と、室外側障子7よりも屋外側にて窓枠5に左右移動自在に支持された防虫面材としての網戸8とを備えて構成されている。室内側障子6および室外側障子7は、それぞれ上框11、下框12および左右の縦框13を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)14を嵌め込んで構成されている。網戸8は、それぞれアルミ形材製の上框15、下框16および左右の縦框17を四周框組みした内部に防虫ネット18を取り付けて構成されている。
窓枠5における上枠2、下枠3および左右の縦枠4は、それぞれ樹脂製の枠本体2A,3A,4Aを有して構成され、下枠3の枠本体3Aには、アルミ形材製の内レール部材3Bおよび外レール部材3Cが取り付けられ、これらのレール部材3B,3Cにそれぞれ案内されることで、室内側障子6および室外側障子7が左右に開閉移動できるようになっている。一方、室内側障子6および室外側障子7における上框11、下框12および左右の縦框13は、それぞれ樹脂製の框本体11A,12A,13Aと、樹脂製の押縁材11B,12B,13Bとを有して構成され、框本体11A,12A,13Aと押縁材11B,12B,13Bとで挟持することによってガラスパネル14が保持されている。
下枠3の枠本体3Aは、図3にも示すように、見込み方向に延びる下枠底面部31と、この下枠底面部31の下方に対向する下面部32と、下枠底面部31の屋内側端部から立ち上がる屋内側立上り片部33と、室内外の障子6,7間にて下枠底面部31から立ち上がる中間立上り片部34と、下枠底面部31の屋外側端部から立ち上がる屋外側立上り片部(立上り片部)35と、屋外側立上り片部35から屋外側に延びる第2底面部36と、この第2底面部36の屋外側端部から屋外側立上り片部35の屋外側に対向して立ち上がるとともに網戸8を支持する防虫面材支持部としての網戸レール部37とを有して形成されている。一方、縦枠4の枠本体4Aは、図4にも示すように、下枠3の枠本体3Aと略同様の断面を有するものであって、縦枠見込み面部41と、側面部42と、屋内側延出片部43と、中間延出片部44と、屋外側延出片部45と、網戸引寄せ片部47とを有して形成されている。
さらに、下枠3の枠本体3Aには、下枠底面部31と屋内側立上り片部33と中間立上り片部34とで三方を囲まれて上方に開口した凹溝3Dが形成され、この凹溝3Dに取り付けられた内レール部材3Bによって屋内障子支持部が構成され、下枠底面部31と中間立上り片部34と屋外側立上り片部35とで三方を囲まれて上方に開口した凹溝3Eが形成され、この凹溝3Eに取り付けられた外レール部材3Cによって屋外障子支持部(面材支持部)が構成されている。また、下枠底面部31と下面部32との間には下枠中空部3Fが形成され、この下枠中空部3Fは、複数の仕切り片321で仕切られるとともに、下枠中空部3Fの屋外側を囲む屋外見付け面部322には、図1に示すように排水弁3Gが取り付けられ、下枠中空部3F内に入った水が排水弁3Gを介して屋外側に排水可能に構成されている。また、第2底面部36および網戸レール部37の下側には、下枠第2中空部3Hが形成され、この下枠第2中空部3Hの下面を構成する下枠第2下面部38には、図3に破線で示すように排水孔381が形成され、下枠第2中空部3H内に入った水が排水孔381から屋外側に排水可能に構成されている。
以上の下枠3において、その長手方向一端部である室外側障子7の開放方向側(図2の右側)の端部には、開放した室外側障子7の縦框13下端部側面に当接して当該室外側障子7の開放移動を規制する当接部材としての障子ストッパー20が取り付けられている。この障子ストッパー20は、樹脂製の一体成形部品であって、室外側障子7に当接可能な当接本体としてのストッパー本体21と、屋外側の凹溝3Eに取り付け支持される支持部としての一対の支持片部22,23とを有して形成されている。一対の支持片部22,23のうち、屋内側の支持片部22は、中間立上り片部34の基端部に形成された係止突起341に係止され、屋外側の支持片部23は、屋外側立上り片部35の基端部に形成された係止突起351に係止され、これによって障子ストッパー20が枠本体3Aに取り付けられるようになっている。また、障子ストッパー20は、ストッパー本体21の過半の部分が縦枠4の枠本体4Aにおける中間延出片部44と屋外側延出片部45との間に挿入されるとともに、中間延出片部44および屋外側延出片部45の基端部に係止されることで、水平方向に移動不能に取り付けられるようになっている。
また、障子ストッパー20が設けられる下枠3の長手方向一端部において、枠本体3Aの屋外側立上り片部35には、縦枠4の屋外側延出片部45先端から所定の幅寸法の範囲が切り欠かれた切欠き352が形成されるとともに、第2底面部36には、切欠き352と連続して当該第2底面部36を上下に貫通する排水孔361が形成されている。そして、障子ストッパー20は、切欠き352に挿通されて屋外側立上り片部35よりも屋外側に突出する突出部24と、この突出部24よりもさらに屋外側に突出して排水孔361の上側を覆うカバー部25とを有して形成されている。突出部24は、ストッパー本体21の上面と略フラットな高さ寸法を有し、縦枠4の屋外側延出片部45先端と下枠3の屋外側立上り片部35における切欠き352側の端縁とに当接して設けられている。このような突出部24の屋外側立上り片部35からの突出寸法は、図3に示すように、当該突出部24の屋外側側面に網戸8の縦框17下端部側面が摺接可能な程度に設定されている。カバー部25は、突出部24と同一の見付け方向幅寸法を有するとともに、その下面が第2底面部36の上面に当接しつつ、屋外側先端部が網戸レール部37の近傍まで延びて形成されている。また、カバー部25の上面は、ストッパー本体21および突出部24よりも低い高さ位置に設けられ、図3に示すように、このカバー部25の上側を網戸8の縦框17が通過可能な程度の高さに設定されている。
以上のような下枠3の長手方向一端部における排水構造としては、先ず、屋内側の凹溝3Dや屋外側の凹溝3Eに入った雨水等は、下枠底面部31に形成された図示しない貫通孔から下枠中空部3Fに落ちて下面部32上面を流れ、仕切り片321に形成された図示しない貫通孔を通って屋外見付け面部322まで到達し、排水弁3Gを介して屋外に排水される。また、凹溝3Eの雨水等の一部は、屋外側立上り片部35の切欠き352から下枠第2中空部3Hに落ち、下枠第2下面部38の排水孔381から屋外に排水される。さらに、屋外側立上り片部35と網戸レール部37との間に入った雨水等は、第2底面部36上面を流れて障子ストッパー20に到達し、そのカバー部25の下面と第2底面部36との隙間に入り込み、排水孔361を通って下枠第2中空部3Hに落ちて排水孔381から屋外に排水される。なお、排水孔361と排水孔381とは、下枠3の長手方向に沿った異なる見付け位置に設けられており、屋外側からの風雨による水が逆流しにくくなっている。
また、排水孔381には、屋外見付け面部322に設けた排水弁3Gのような部品が取り付けられておらず、排水孔381から下枠第2中空部3Hに虫等が入る可能性があるものの、排水孔361が障子ストッパー20のカバー部25で覆われていることから、第2底面部36の上面側への虫等の侵入が防止できるようになっている。さらに、障子ストッパー20の屋外側の支持片部23と屋外側立上り片部35との隙間寸法、および外レール部材3Cと屋外側立上り片部35との隙間寸法は、それぞれ1.5mm以下あるいは2.5mm以下に設定され、隙間寸法が1.5mm〜2.5mmに設定された場合には、支持片部23や外レール部材3Cと屋外側立上り片部35とが互いに10mm以上の重なり代で重なり合うように部材寸法が設定されている。このような隙間寸法や部材寸法に設定することで、下枠第2中空部3Hに入った虫等が切欠き352を介して障子ストッパー20や外レール部材3Cよりも屋内側に侵入することが防止できるようになっている。
以上の実施形態によれば、障子ストッパー20のカバー部25で排水孔361を覆ったことで、下枠3における排水性および防虫性を確保しつつ、排水孔361,381に別途の排水弁や防虫部品を設ける必要がないことから、部品点数の増加に伴う製品コストの上昇を抑制することができる。さらに、排水孔381に排水弁等を設ける必要がなくなることから、下枠3の屋外側に多くの取付部品が露出することもないため、引違い窓1の外観意匠性を向上させることができる。また、障子ストッパー20の突出部24に網戸8の縦框17下端部側面を摺接させることで、摺接による摩擦抵抗によって網戸8の移動を拘束することができ、閉じた網戸8が風等によって不意に開くことを防止して防虫性をさらに高めることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、室内外一対の障子6,7を有する引違い窓1を例示して説明したが、本発明の建具は、例えば、室内側障子6を窓枠5に移動不能に固定した外動片引き窓であってもよいし、固定障子に代えて壁パネル等の固定面材を有した外動片引き窓であってもよく、さらには、一対の可動面材が引き分け形式で開閉自在に支持された引き分け窓であってもよい。
また、前記実施形態では、枠体である窓枠5の上枠2、下枠3および縦枠4が樹脂製の枠本体2A,3A,4Aを有し、面材である障子6,7の上框11、下框12および縦框13が樹脂製の框本体11A,12A,13Aおよび押縁材11B,12B,13Bを有して構成された樹脂建具を例示したが、本発明の建具において、枠体の枠材や面材の框材は樹脂製でなく金属製であってもよい。
さらに、前記実施形態では、下枠3の枠本体3Aにおいて、下枠底面部31と第2底面部36とが段差を有し、第2底面部36が下枠底面部31よりも高い位置に設けられていたが、これに限らず、下枠底面部31と第2底面部36とがフラットに形成されていてもよいし、下枠底面部31よりも第2底面部36が低い位置に形成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…引違い窓(建具)、3…下枠、3C…外レール部材(面材支持部)、5…窓枠(枠体)、7…室外側障子(面材)、8…網戸(防虫面材)、20…障子ストッパー(当接部材)、21…ストッパー本体(当接本体)、22,23…支持片部(支持部)、24…突出部、25…カバー部、31…下枠底面部、35…屋外側立上り片部(立上り片部)、36…第2底面部、37…網戸レール部(防虫面材支持部)、352…切欠き、361…排水孔。

Claims (4)

  1. 下枠を有した枠体と、この枠体に左右開閉自在に支持される面材と、この面材よりも屋外側にて前記枠体に支持される防虫面材とを備えた建具であって、
    前記下枠は、前記面材を開閉支持する面材支持部と、見込み方向に延びて前記面材支持部よりも下方に設けられる下枠底面部と、この下枠底面部よりも屋外側に延びる第2底面部と、この第2底面部の屋外側端部から立ち上がって前記防虫面材を支持する防虫面材支持部とを有して構成され、前記下枠の長手方向一端部には、開放した前記面材に当接して当該面材の移動を規制する当接部材が取り付けられるとともに、前記第2底面部を上下に貫通する排水孔が形成され、
    前記当接部材は、前記面材に当接可能な当接本体と、前記下枠に取り付け支持される支持部と、前記当接本体よりも屋外側に突出して前記排水孔の上側を覆うカバー部とを有して形成されている建具。
  2. 前記下枠は、前記面材よりも屋外側かつ前記防虫面材支持部の屋内側に対向して前記下枠底面部から立ち上がる立上り片部を有し、前記下枠の長手方向一端部における前記立上り片部に切欠きが形成され、
    前記当接部材は、前記当接本体が前記立上り片部よりも屋内側に位置し、前記カバー部が前記切欠きに挿通されて前記立上り片部よりも屋外側に突出して設けられている請求項1に記載の建具。
  3. 前記当接部材は、前記当接本体よりも屋外側に突出しかつ前記カバー部よりも上方に位置する突出部を有して形成され、この突出部が前記切欠きに挿通されて前記立上り片部よりも屋外側に突出して設けられ、前記防虫面材の下端部屋内側側面が当該突出部に摺接可能に設けられている請求項2に記載の建具。
  4. 前記当接部材のカバー部は、前記当接本体の上面よりも低い位置に設けられ、このカバー部よりも上側を前記防虫面材の下端部が通過可能に構成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
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