JP5475249B2 - 窓シャッター枠 - Google Patents
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Description
例えば掃き出しサッシに後付けされる窓シャッター500は、外壁501から枠部503が突出したサッシ505を包囲して外壁501に取り付けられる窓シャッター枠507を有する。
本発明の窓シャッター枠は、外壁3から枠部5が突出したサッシ7を包囲して前記外壁3に取り付けられる窓シャッター枠100であって、
前記枠部5の上側の外壁3aに取り付けられるシャッター収容部11と、
該シャッター収納部11の左右から垂下し前記枠部5を挟んで前記外壁3に取り付けられる一対のガイドレール13と、
該一対のガイドレール13の下端を両端上面15aで担持し前記枠部5における下部レール枠17の前面17aに固着(固定した形で取り付け)されるシャッター下枠15と、 を具備している。
前記枠部5の上側の外壁3に取り付けられるシャッター収容部11と、
該シャッター収納部11の左右から垂下し前記枠部5を挟んで前記外壁3に取り付けられる一対のガイドレール13と、
該一対のガイドレール13の下端を両端上面15aで担持し前記枠部5における下部レール枠17の前面17aに固着されるシャッター下枠15と、を具備し、
前記シャッター下枠15が、前記下部レール枠17の前面17aに固定されるベース部材27と、該ベース部材27に対し、前記外壁面に垂直な前後方向に調整移動可能となり、所望の調整移動位置において、該ベース部材27の前記上面の下部に、固定手段により固着される先端調整部材29と、を有し、該先端調整部材29は、その前端部に前面化粧板29aが上方に突出して設けられ、該前面化粧板29aの裏面側に前記一対のガイドレール13が設けられていることを特徴とする。
先端調整部材29の出寸法は、その前面化粧板29aの裏面側となるガイドレール13の位置に合わせて調整される。
請求項2では、前記ベース部材の前記上面には、ネジ部材よりなる前記固定手段の頭部が収容される凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項3では、前記ベース部材は、前記上面と下片とを垂直片で連結した断面略コ字形の収納空間部がその開口を前方向として形成され、前記先端調整部材は、その前記前面化粧板の背面下部に、前記ベース部材の前記収納空間部に挿入される角筒部が形成されていることを特徴とする。
請求項4では、前記ベース部材の前記収納空間部の内部には、挿入位置にある前記角筒部の後端が当接する段部が形成されていることを特徴とする。
該エンドキャップ45は、その先端部側の形状が前記先端調整部材29の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて両先端部が固着されるとともに、該先端調整部材29の先端部の位置を基準に、前記エンドキャップ45が後端部方向に延出形成され、
前記ベース部材27と前記先端調整部材29との前記外壁面3に垂直な方向の調整後、前記エンドキャップ45の後端部が、前記外壁面3に沿って切除されて長さ調整されて形成されており、
該エンドキャップ45が前記先端調整部材29と前記ベース部材27との両端を閉塞することを特徴とする。
前記空隙を画成する支持片33が前記シャッター下枠15から横方向に延在して前記下部レール枠17に向かって突設され、
該支持片33が、前記空隙31に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴37を有することを特徴とする。
先端調整部材の出寸法を、既に固定されたガイドレールの位置にに合わせて調整させることができることから、一種類のシャッター下枠にて現場ごとに異なるガイドレールの位置に対応できる。
請求項2では、固定手段の頭部が、ベース部材の凹部内に収容され、ベース部材の上面に衝接する他部材(シャッターの座板)と干渉しなくなり、その結果、固定手段がベース部材と先端調整部材の最適な固定位置に配置可能となる。
請求項3又は請求項4では、先端調節部材自体、及び、シャッター下枠全体の剛性、耐荷重を高めることができる。
図1は本発明に係る窓シャッター枠を備えた窓シャッターの斜視図、図2は図1に示した窓シャッターをサッシと共に表した縦断面図、図3は図2の要部拡大図である。
例えば掃き出しサッシに後付けされる窓シャッター1は、外壁3から枠部5が突出したサッシ7を包囲して外壁3に取り付けられる窓シャッター枠100を有する。
本発明において、シャッター下枠15は、一体の単一部材とすることができる。シャッター下枠15は、単一部材であっても、下部レール枠17の前面17aに固着されることで、基礎25と干渉しなくなり、その結果従来必要となっていた基礎25のはつり作業が無くなる大きな効果を有する。
また、下部レール枠17の前面17aにサッシ枠部の水抜き孔が形成されていても、空隙31が設けられることにより、この水抜き孔を塞いでしまうことを防ぐことが可能となる。なお、空隙31は、支持片33,35で、このサッシ枠の水抜き孔を塞いでしまったり、その機能を妨げることのないように、これら支持片33,35が水抜き孔の位置を避けるような配置位置として形成されることが好ましい。
なお、このシャッター下枠15のベース部材27の支持片33に設けられた水抜き穴37は省略することも可能である。
シャッター下枠15Aは、下片15bの中央部から起立し、上面15aを上端で支持する補強壁15fを有してもよい。補強壁15fを設ければ、シャッター下枠15Aが掃き出し用として使用された場合の上部からの耐荷重を高めることができる。
ベース部材27と先端調整部材29は、固定手段であるタップネジ39により上方から貫通固定される。ベース部材27の上面15aには、タップネジ39の頭部39aを収容する凹部41が形成される。凹部41には、この凹部41を平坦に塞いで頭部39aを覆うキャップ材43が嵌着され(嵌めることによってくっつけられ)る。頭部39aが、ベース部材27の凹部41内に収容され、ベース部材27の上面15aに衝接する他部材(シャッターの座板)と干渉しなくなり、その結果、タップネジ39がベース部材27と先端調整部材29の最適な固定位置に配置可能となる。
シャッター下枠15Bは、上記した垂直片15c、下片15b、角筒部29b、支持片33を省略して、断面逆L字形状のベース部材27Aと、断面L字形状の先端調整部材29Aを重ね合わせた簡易な構造としてもよい。このような簡略した構造においても、先端調整部材29Aを外壁面に垂直な方向(図7の矢印a方向9)に調整移動可能とすることができる。この例においても、先端調整部材29Aの位置が決まったら、タップネジでベース部材27Aにて固定する。この簡易シャッター下枠15Bは、例えば間口の小さいサッシなどに好適に用いることができる。また、形状成形のための素材(材料)が少なくて済み、安価に得られるとともに、軽量化を図ることが可能である。
シャッター下枠15の両端には樹脂製のエンドキャップ45が装着される。エンドキャップ45は、その先端部側の形状が先端調整部材29の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて、底板45aと、側面化粧板45bと、底板45aに突設されて側面化粧板45bに一体固定される嵌入部45cとからなる。エンドキャップ45は、シャッター下枠15の前後方向の長さLが、シャッター下枠15の最長調整長さで形成され、先端調整部材29の先端部の位置を基準に、エンドキャップ45が後端部方向に延出形成されている。つまり、先端調整部材29の出寸法が調整決定され、先端調整部材29とベース部材27が固定された後、その前後寸法に一致するように、エンドキャップ45の後端部である底板45aと側面化粧板45bの後端部45dが切除されて長さ調整され形成される。そして、両エンドキャップ45が先端調整部材29と前記ベース部材27との両端を閉塞する。
シャッター下枠15の両端は、このように、現場でエンドキャップ45が切除されて取り付けられた後、シーリング処理される。また、このようなエンドキャップ45を好ましくは軟質の樹脂製とし、着脱自在な閉鎖構造とすることで、両端のエンドキャップ45を取り外して、端部からのゴミ・塵埃の除去が可能となっている。また、このエンドキャップ45によれば、シャッター下枠15の両端が閉塞され、これによりシャッター下枠15の内部空間に塵埃などの侵入防止となり、また、シャッター下枠15の両端面が表出せず、エンドキャップ45で覆われることとなり、接触等に対する安全性の向上を図れ、且つ窓シャッター全体としての意匠性も向上することとなる。
図9はベース部材がサッシ枠部の下部レール枠に取り付けられた組立説明図、図10は先端調整部材が少量前方移動された窓シャッター用枠の要部断面図、図11は先端調整部材が最大量前方移動された窓シャッター用枠の要部断面図である。
サッシ7の取り付けられた外壁3に、窓シャッター枠100を取り付けるには、先ず、図9に示すように、下部レール枠17の前面17aに、ベース部材27の支持片35をタップネジ39にて固定する。
次に、左右ガイドレール13の基材(台座)となる図示しない外枠(縦枠)を建物外壁3に固定する。
次に、サッシ7の上方の外壁3に図1に示したシャッター収容部11を固定する。
次に、ベース部材27の収容空間15dに先端調整部材29を挿入する。そしてこのとき、先端調整部材29の出寸法を、既に固定されたガイドレール13に合わせて調整する。
先端調整部材29の調整は、現場ごとに異なる外壁3からの枠部5の突出長に応じて、図10に示すアジャスト量A1,A2(A1<A2)で調整される。
5…枠部
7…サッシ
11…シャッター収容部
13…ガイドレール
15…シャッター下枠
15a…両端上面
17…下部レール枠
17a…前面
27…ベース部材
29…先端調整部材
31…空隙
33…支持片
37…水抜き穴
39…固定手段(タップネジ)
39a…固定手段の頭部
41…凹部
43…キャップ材
100…窓シャッター枠
Claims (6)
- 外壁から枠部が突出したサッシを包囲して前記外壁に取り付けられる窓シャッター枠であって、
前記枠部の上側の外壁に取り付けられるシャッター収容部と、
該シャッター収納部の左右から垂下し前記枠部を挟んで前記外壁に取り付けられる一対のガイドレールと、
該一対のガイドレールの下端を両端上面で担持し前記枠部における下部レール枠の前面に固着されるシャッター下枠と、
を具備し、
前記シャッター下枠が、前記下部レール枠の前面に固定されるベース部材と、該ベース部材に対し、前記外壁面に垂直な前後方向に調整移動可能となり、所望の調整移動位置において、該ベース部材の前記上面の下部に、固定手段により固着される先端調整部材と、を有し、該先端調整部材は、その前端部に前面化粧板が上方に突出して設けられ、該前面化粧板の裏面側に前記一対のガイドレールが設けられていることを特徴とする窓シャッター枠。 - 前記ベース部材の前記上面には、ネジ部材よりなる前記固定手段の頭部が収容される凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の窓シャッター枠。
- 前記ベース部材は、前記上面と下片とを垂直片で連結した断面略コ字形の収納空間部がその開口を前方向として形成され、前記先端調整部材は、その前記前面化粧板の背面下部に、前記ベース部材の前記収納空間部に挿入される角筒部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の窓シャッター枠。
- 前記ベース部材の前記収納空間部の内部には、挿入位置にある前記角筒部の後端が当接する段部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の窓シャッター枠。
- 前記シャッター下枠の両端には、該両端を覆うエンドキャップが装着され、
該エンドキャップは、その先端部側の形状が前記先端調整部材の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて両先端部が固着されるとともに、該先端調整部材の先端部の位置を基準に、前記エンドキャップが後端部方向に延出形成され、
前記ベース部材と前記先端調整部材との前記外壁面に垂直な前後方向の調整後、前記エンドキャップの後端部が、前記外壁面に沿って切除されて長さ調整されて形成されており、
該エンドキャップが前記先端調整部材と前記ベース部材との両端を閉塞することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の窓シャッター枠。 - 前記シャッター下枠が、空隙を介して前記下部レール枠の前面に固着され、
前記空隙を画成する支持片が前記シャッター下枠から横方向に延在して前記下部レール枠に向かって突設され、
該支持片が、前記空隙に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の窓シャッター枠。
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