JP2011244782A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】コンバインに適した排気浄化装置の設置。
【解決手段】下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方の一側に脱穀装置3を他側にグレンタンク5を設け、機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、前記グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、走行装置2と脱穀装置3と刈取部4とを駆動するエンジン11の排気ガスを排気装置12により機外に排出する構成とし、該排気装置12はエンジン11に接続した排気管14の途中にDPF16からなる排気浄化装置15を設け、前記DPF16は、排気ガスの流動方向が機体進行方向に対して左右方向となるように横向きで、前記脱穀装置3の脱穀前板の前側に配置したことを特徴とするコンバイン。
【選択図】図1
【解決手段】下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方の一側に脱穀装置3を他側にグレンタンク5を設け、機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、前記グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、走行装置2と脱穀装置3と刈取部4とを駆動するエンジン11の排気ガスを排気装置12により機外に排出する構成とし、該排気装置12はエンジン11に接続した排気管14の途中にDPF16からなる排気浄化装置15を設け、前記DPF16は、排気ガスの流動方向が機体進行方向に対して左右方向となるように横向きで、前記脱穀装置3の脱穀前板の前側に配置したことを特徴とするコンバイン。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンバインに係るものである。
従来、機体フレームの上方の左側に脱穀装置を、右側にグレンタンクをそれぞれ設け、グレンタンクの前側にエンジンを設け、エンジンの排気装置を脱穀装置とグレンタンクの間の上方に突き出すように設けた構成は公知である(特許文献1)。
また、エンジンの排気ガス中の粒子状物質をDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)により除去する構成は公知である(特許文献2)。
また、エンジンの排気ガス中の粒子状物質をDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)により除去する構成は公知である(特許文献2)。
前記公知例のうち、前者のものは、エンジンの排気ガスの粒子状物質を除去する排気浄化装置を設けておらず、排気ガスを十分に浄化できない問題がある。
前記公知例のうち、後者のものは、エンジンの排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置について提案されているが、実際のコンバインにどのように搭載するかが不明である。
本願は、コンバインの特性に鑑み、排気浄化装置の設置箇所を工夫し、排気ガスの浄化効率を向上させたものである。
前記公知例のうち、後者のものは、エンジンの排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置について提案されているが、実際のコンバインにどのように搭載するかが不明である。
本願は、コンバインの特性に鑑み、排気浄化装置の設置箇所を工夫し、排気ガスの浄化効率を向上させたものである。
本発明は、下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方の一側に脱穀装置3を他側にグレンタンク5を設け、機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、前記グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、走行装置2と脱穀装置3と刈取部4とを駆動するエンジン11の排気ガスを排気装置12により機外に排出する構成とし、該排気装置12はエンジン11に接続した排気管14の途中にDPF16からなる排気浄化装置15を設け、前記DPF16は、排気ガスの流動方向が機体進行方向に対して左右方向となるように横向きで、前記脱穀装置3の脱穀前板の前側に配置したことを特徴とするコンバインとしたものであり、エンジン11を駆動して刈取作業を行い、エンジン11の駆動中に排出される排気ガス中の粒子状物質はDPF16により濾過除去される。
また、DPF16は脱穀装置3の脱穀前板の前側に設けられているので、脱穀装置3の外側方からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、エンジン11からの冷却風が操縦部6の反対側に向けて流れるので、DPF16周辺の熱気は送風により操縦部6の反対側に流れ、操縦部6の作業者はDPF16の熱気の影響を受けにくい。
本発明は、前記DPF16は、前記脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方に設けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、DPF16の上方を刈り取られた穀稈が搬送される。
本発明は、前記脱穀装置3に設けた唐箕の外気吸引口45から前記DPF16周辺の外気を吸引するように外気吸引口45を前記DPF16に接近させて配置したことを特徴とするコンバインとしたものであり、脱穀装置3の唐箕が外気吸引口45からDPF16周辺の熱気を吸引し、脱穀装置3内に取り込める。
また、DPF16は脱穀装置3の脱穀前板の前側に設けられているので、脱穀装置3の外側方からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、エンジン11からの冷却風が操縦部6の反対側に向けて流れるので、DPF16周辺の熱気は送風により操縦部6の反対側に流れ、操縦部6の作業者はDPF16の熱気の影響を受けにくい。
本発明は、前記DPF16は、前記脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方に設けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、DPF16の上方を刈り取られた穀稈が搬送される。
本発明は、前記脱穀装置3に設けた唐箕の外気吸引口45から前記DPF16周辺の外気を吸引するように外気吸引口45を前記DPF16に接近させて配置したことを特徴とするコンバインとしたものであり、脱穀装置3の唐箕が外気吸引口45からDPF16周辺の熱気を吸引し、脱穀装置3内に取り込める。
請求項1記載の発明では、DPF16をエンジン11の近傍に配置できて、エンジン11からの排気が冷えないうちにDPF16により粒子状物質を除去でき、また、脱穀装置3の外側方からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にでき、また、エンジン11からの冷却風によりDPF16周辺の熱気が操縦部6の反対側に流れ、操縦部6の作業者はDPF16の熱気の影響を受けにくくでき、作業環境を良好にできる。
請求項2記載の発明では、前記効果の他、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方にDPF16を配置するので、入り口漏斗38の下方の空間を有効利用でき、DPF16をエンジン11の近傍に配置できて、DPF16の性能を充分に発揮させることができる。
請求項3記載の発明では、前記効果の他、DPF16周辺の暖かい外気を外気吸引口45から脱穀装置3内に取り込むことで処理物の乾燥を促進でき、脱穀精度および脱穀能率を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、前記効果の他、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方にDPF16を配置するので、入り口漏斗38の下方の空間を有効利用でき、DPF16をエンジン11の近傍に配置できて、DPF16の性能を充分に発揮させることができる。
請求項3記載の発明では、前記効果の他、DPF16周辺の暖かい外気を外気吸引口45から脱穀装置3内に取り込むことで処理物の乾燥を促進でき、脱穀精度および脱穀能率を向上させることができる。
本発明の一実施例を図により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、本願はコンバインの実施例である。
機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方の一側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取部4を設け、脱穀装置3の側部にはグレンタンク5を設ける。6は操縦部である。
操縦部6の運転座席10の下方にはエンジン11を設け(図1)、エンジン11には排気装置12(図示省略)を接続する。排気装置には排気浄化装置15を設ける。
排気浄化装置15は、粒子状物質を濾過除去するDPF16(Diesel particulate filter、ディーゼルパティキュレートフィルタ)により構成する。本願はDPF16の配置に関するものであり、DPF16の具体的構成の説明は省略する。
機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方の一側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取部4を設け、脱穀装置3の側部にはグレンタンク5を設ける。6は操縦部である。
操縦部6の運転座席10の下方にはエンジン11を設け(図1)、エンジン11には排気装置12(図示省略)を接続する。排気装置には排気浄化装置15を設ける。
排気浄化装置15は、粒子状物質を濾過除去するDPF16(Diesel particulate filter、ディーゼルパティキュレートフィルタ)により構成する。本願はDPF16の配置に関するものであり、DPF16の具体的構成の説明は省略する。
前記DPF16は、左右方向に長い形状とし、前記エンジン11の後方であって、前記グレンタンク5の前側下部に配置する。
この場合、グレンタンク5の前側部分は前上がりの下側傾斜面17を形成し、下側傾斜面17の上方には略垂直に立ち上がってから前記エンジン11側に被さるように突き出る中間面18に形成し、中間面18の上方は後上がりに傾斜させた上側傾斜面19に形成し、下側傾斜面17と機体フレーム1の間に空間部20を形成し、該空間部20内にDPF16を配置する。
そのため、グレンタンク5の容積を拡大しつつ、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、その結果、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11からの排気が冷えないうちに、粒子状物質をDPF16により除去でき、DPF16の性能を充分に発揮させられる。
この場合、グレンタンク5の前側部分は前上がりの下側傾斜面17を形成し、下側傾斜面17の上方には略垂直に立ち上がってから前記エンジン11側に被さるように突き出る中間面18に形成し、中間面18の上方は後上がりに傾斜させた上側傾斜面19に形成し、下側傾斜面17と機体フレーム1の間に空間部20を形成し、該空間部20内にDPF16を配置する。
そのため、グレンタンク5の容積を拡大しつつ、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、その結果、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11からの排気が冷えないうちに、粒子状物質をDPF16により除去でき、DPF16の性能を充分に発揮させられる。
また、グレンタンク5の前側下部は穀粒が溜まらないように下側傾斜面17とし、この下側傾斜面17を利用してエンジン11との間にDPF16を設けるので、グレンタンク5の前側下方の空間部20を有効利用でき、合理的な構成にできる。
前記エンジン11とDPF16との間には遮断隔壁23を設ける。遮断隔壁23はエンジン11を冷却する冷却ファン24からの冷却風を遮断し、DPF16が冷えるのを抑制する。
遮断隔壁23はエンジンフレーム25に着脱自在に取付ける。
図4〜図6は、DPF16の他の実施例であり、DPF16の本体DPF16を前記エンジン11の後方内側に縦置きする。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の後方内側の空間を有効利用できる。
前記エンジン11とDPF16との間には遮断隔壁23を設ける。遮断隔壁23はエンジン11を冷却する冷却ファン24からの冷却風を遮断し、DPF16が冷えるのを抑制する。
遮断隔壁23はエンジンフレーム25に着脱自在に取付ける。
図4〜図6は、DPF16の他の実施例であり、DPF16の本体DPF16を前記エンジン11の後方内側に縦置きする。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の後方内側の空間を有効利用できる。
図7,図8は、DPF16の他の実施例であり、DPF16の本体DPF16を前記エンジン11の上方に横向きに配置する。また、DPF16は、エンジン11の側方に設けたエンジンカバー26の内側に配置している。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の上方空間を有効利用できる。
図9,図10の構成の場合、エアクリーナー28は、脱穀装置3の上方に配置する。
図11,図12は、DPF16の他の実施例であり、DPF16の本体DPF16を前記操縦部6の作業者が立つステップ30の下方に横向きに配置する。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、ステップ30の下方空間を有効利用できる。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の上方空間を有効利用できる。
図9,図10の構成の場合、エアクリーナー28は、脱穀装置3の上方に配置する。
図11,図12は、DPF16の他の実施例であり、DPF16の本体DPF16を前記操縦部6の作業者が立つステップ30の下方に横向きに配置する。
そのため、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、ステップ30の下方空間を有効利用できる。
この場合、ステップ30は操縦部6に対して着脱自在にして、ステップ30を取り外すと、DPF16のメンテナンスを行え、メンテナンス作業を容易にできる。
図13,図14は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、脱穀装置3の揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に配置する。
揺動選別装置32は、前後方向に往復揺動する構成とし、DPF16は脱穀装置3の後部に設けられる。
そのため、DPF16を揺動選別棚33の終端下方に配置しているので、脱穀装置3の後側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、揺動選別棚33の終端下方のDPF16は、操縦部6から遠く離れるので、DPF16から発生する熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
図13,図14は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、脱穀装置3の揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に配置する。
揺動選別装置32は、前後方向に往復揺動する構成とし、DPF16は脱穀装置3の後部に設けられる。
そのため、DPF16を揺動選別棚33の終端下方に配置しているので、脱穀装置3の後側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、揺動選別棚33の終端下方のDPF16は、操縦部6から遠く離れるので、DPF16から発生する熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
即ち、脱穀装置3は、前後方向に揺動選別棚33を揺動するように設け、揺動選別棚33の前側下方に唐箕を設け、揺動選別棚33は後方に被処理物を移送しながら選別するように構成し、この揺動選別棚33の終端下方にDPF16を配置しているので、DPF16を操縦部6から遠く離すことができる。
DPF16は、排ガスの通過方向が左右方向となる横置きで、揺動選別装置32の下方に設置する。
しかして、エンジン11に供給する燃料を貯留する燃料タンク35は、グレンタンク5の下方に位置させる(図14)。
即ち、グレンタンク5の下部は、上部に比し下方部分の左右幅が細くなる漏斗部36に形成し、漏斗部36の内側傾斜面37の下方に燃料タンク35を位置させる。
そのため、燃料タンク35をグレンタンク5の後部下方に配置しているので、メンテナンス性を向上させる。
DPF16は、排ガスの通過方向が左右方向となる横置きで、揺動選別装置32の下方に設置する。
しかして、エンジン11に供給する燃料を貯留する燃料タンク35は、グレンタンク5の下方に位置させる(図14)。
即ち、グレンタンク5の下部は、上部に比し下方部分の左右幅が細くなる漏斗部36に形成し、漏斗部36の内側傾斜面37の下方に燃料タンク35を位置させる。
そのため、燃料タンク35をグレンタンク5の後部下方に配置しているので、メンテナンス性を向上させる。
また、グレンタンク5の後部下方位置の燃料タンク35は、脱穀装置3内のDPF16から離れるので、DPF16からの熱気の影響を受けにくい。
即ち、排気浄化装置15は脱穀装置3内に設けられ、脱穀装置3の側板で外気と遮断され、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間が一層DPF16の熱気を遮断するので、グレンタンク5の後部下方位置に設けた燃料タンク35はDPF16からの熱気の影響を受けにくくなる。
図15,図16は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、脱穀装置3の前側付近に横向きに配置する。
実施例では、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方付近に設けている。
そのため、脱穀装置3の前側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
即ち、排気浄化装置15は脱穀装置3内に設けられ、脱穀装置3の側板で外気と遮断され、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間が一層DPF16の熱気を遮断するので、グレンタンク5の後部下方位置に設けた燃料タンク35はDPF16からの熱気の影響を受けにくくなる。
図15,図16は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、脱穀装置3の前側付近に横向きに配置する。
実施例では、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方付近に設けている。
そのため、脱穀装置3の前側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、エンジン11からの冷却風が操縦部6の反対側に向けて流れるので、DPF16から発生する熱気は送風により操縦部6に行かず、DPF16の熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
図17は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11の奥側に排気ガスが前から後に流れるようにした横向きに配置する。
そのため、脱穀装置3とグレンタンク5との間の空間に配置でき、スペースの有効利用が図れる。
図18、図19は、DPF16の他の実施例であり、脱穀装置3とグレンタンク5の間にDPF16を配置し、DPF16は脱穀装置3の唐箕の外気吸引口45付近に配置する。
即ち、前記脱穀装置3は、前後方向に往復揺動する揺動選別装置32の揺動選別棚33の始端下方に唐箕(図示省略)を設け、唐箕の外気吸引口45をグレンタンク5側に開口させ、この外気吸引口45付近に排気ガスが前から後に流れるよう横向きにDPF16を配置する。
図17は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11の奥側に排気ガスが前から後に流れるようにした横向きに配置する。
そのため、脱穀装置3とグレンタンク5との間の空間に配置でき、スペースの有効利用が図れる。
図18、図19は、DPF16の他の実施例であり、脱穀装置3とグレンタンク5の間にDPF16を配置し、DPF16は脱穀装置3の唐箕の外気吸引口45付近に配置する。
即ち、前記脱穀装置3は、前後方向に往復揺動する揺動選別装置32の揺動選別棚33の始端下方に唐箕(図示省略)を設け、唐箕の外気吸引口45をグレンタンク5側に開口させ、この外気吸引口45付近に排気ガスが前から後に流れるよう横向きにDPF16を配置する。
そのため、DPF16により暖められた乾燥風を外気吸引口45から脱穀装置3内に取り込め、湿った作物の脱穀のとき有効となって、脱穀精度および脱穀能率を向上させられる。
図20は、DPF16の他の実施例であり、排気装置12の排気管14Aは平面視においてDPF16およびDPF16より下手側に設けたマフラー47の左右幅よりも狭い左右幅(小径)に形成し、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方に凹部空間48を形成し、凹部空間48には、脱穀装置3より脱穀されて回収された穀粒をグレンタンク5に揚穀する揚穀装置49を配置する。
そのため、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48に揚穀装置49を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間により左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
図20は、DPF16の他の実施例であり、排気装置12の排気管14Aは平面視においてDPF16およびDPF16より下手側に設けたマフラー47の左右幅よりも狭い左右幅(小径)に形成し、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方に凹部空間48を形成し、凹部空間48には、脱穀装置3より脱穀されて回収された穀粒をグレンタンク5に揚穀する揚穀装置49を配置する。
そのため、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48に揚穀装置49を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間により左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
図21は、DPF16の他の実施例であり、揚穀装置49を設けた部分のグレンタンク5の上面は脱穀装置3の上面より高く形成し、DPF16および排気管14Aを脱穀装置3の上面上方に配置すると共に、DPF16とマフラー47の間の凹部空間48を揚穀装置49の側方に配置する。
そのため、脱穀装置3の上方にDPF16を設けることができ、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間隔を小さくでき、その結果機体全体の左右幅を小さくできる。
図22は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、グレンタンク5の下部の漏斗部36の内側傾斜面37の下方に、排気ガスが前から後に流れるようにした横向きに配置し、前記揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に排気ガスが左右方向に流れるように横向きにマフラー47を配置する。
そのため、グレンタンク5の下方と脱穀装置3の揺動選別棚33の下方の空間を有効利用してDPF16とマフラー47を配置できる。
そのため、脱穀装置3の上方にDPF16を設けることができ、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間隔を小さくでき、その結果機体全体の左右幅を小さくできる。
図22は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、グレンタンク5の下部の漏斗部36の内側傾斜面37の下方に、排気ガスが前から後に流れるようにした横向きに配置し、前記揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に排気ガスが左右方向に流れるように横向きにマフラー47を配置する。
そのため、グレンタンク5の下方と脱穀装置3の揺動選別棚33の下方の空間を有効利用してDPF16とマフラー47を配置できる。
図24,図25は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、グレンタンク5の前側の内側のカット部分の傾斜面50と操縦部6との間の空間51にDPF16を下から上に排気ガスが流れるようにした縦向きに配置し、排気管14Aとマフラー47を脱穀装置3の上方に配置する。
そのため、グレンタンク5と操縦部6の間のスペースを有効利用して、DPF16を設けることができる。
図26は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、走行装置2の左右のクローラー53の間で、機体フレーム1の上面よりDPF16の上面を低く配置して設ける。
そのため、機体フレーム1の下方空間を有効利用できる。
高温のDPF16を機体フレーム1の下方空間に配置するので、脱穀装置3やグレンタンク5への高温の影響を抑制でき、安全性が向上する。
DPF16および排気管14Aは機体フレーム1の下方空間に設置するので、配管の設計を容易にし、配管作業も容易に行える。
そのため、グレンタンク5と操縦部6の間のスペースを有効利用して、DPF16を設けることができる。
図26は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、走行装置2の左右のクローラー53の間で、機体フレーム1の上面よりDPF16の上面を低く配置して設ける。
そのため、機体フレーム1の下方空間を有効利用できる。
高温のDPF16を機体フレーム1の下方空間に配置するので、脱穀装置3やグレンタンク5への高温の影響を抑制でき、安全性が向上する。
DPF16および排気管14Aは機体フレーム1の下方空間に設置するので、配管の設計を容易にし、配管作業も容易に行える。
図27は、DPF16の他の実施例であり、前記走行装置2と機体フレーム1の間に車体水平機構を設け、車体水平機構の一部を構成するピッチングシリンダおよびピッチングシリンダ取付ステー55を脱穀装置3とグレンタンク5の間に設け、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方の凹部空間48を、前記ピッチングシリンダ取付ステー55の側方に配置する。
そのため、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48にピッチングシリンダ取付ステー55を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間により左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
そのため、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48にピッチングシリンダ取付ステー55を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間により左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
図28,図29は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11のエンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に前方から後方に排気ガスが流れるようにした横向きに配置する。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
図30,図31は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に外側から内側に排気ガスが流れるようにした横向きに配置する。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
図32,図33は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に上から下に排気ガスが流れるようにした縦向きに配置する。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
図30,図31は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に外側から内側に排気ガスが流れるようにした横向きに配置する。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
図32,図33は、DPF16の他の実施例であり、DPF16は、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に上から下に排気ガスが流れるようにした縦向きに配置する。
そのため、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
(実施例の作用)
エンジン11を始動し、エンジン11の回転により脱穀装置3と刈取部4の各部を駆動し、走行装置2を駆動して走行して刈取脱穀作業を行う。
エンジン11は供給された燃料を燃焼させて得た駆動力を各部に伝達し、燃焼した燃料は排気ガスとして排気装置12を通して機外に排出する。
排気装置12には、排気浄化装置15を設けているので、排気浄化装置15によりエンジン11の排気ガス中の粒子状物質を濾過除去する。
排気浄化装置15のDPF16の本体DPF16を左右方向に長い形状とし、エンジン11の後方であって、グレンタンク5の前側下部に配置しているので、グレンタンク5の容積を拡大しつつ、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、その結果、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11からの排気を冷さないうちに、粒子状物質をDPF16により除去でき、DPF16の性能を充分に発揮させられる。
エンジン11を始動し、エンジン11の回転により脱穀装置3と刈取部4の各部を駆動し、走行装置2を駆動して走行して刈取脱穀作業を行う。
エンジン11は供給された燃料を燃焼させて得た駆動力を各部に伝達し、燃焼した燃料は排気ガスとして排気装置12を通して機外に排出する。
排気装置12には、排気浄化装置15を設けているので、排気浄化装置15によりエンジン11の排気ガス中の粒子状物質を濾過除去する。
排気浄化装置15のDPF16の本体DPF16を左右方向に長い形状とし、エンジン11の後方であって、グレンタンク5の前側下部に配置しているので、グレンタンク5の容積を拡大しつつ、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、その結果、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11からの排気を冷さないうちに、粒子状物質をDPF16により除去でき、DPF16の性能を充分に発揮させられる。
また、グレンタンク5の前側下部は穀粒が溜まらないように下側傾斜面17とし、この下側傾斜面17を利用してエンジン11との間にDPF16を設けるので、グレンタンク5の前側下方の空間部20を有効利用でき、合理的な構成にできる。
エンジン11とDPF16との間には遮断隔壁23を設けているので、エンジン11を冷却する冷却ファン(図示省略)の冷却風を遮断隔壁23により遮断し、DPF16が冷えるのを抑制し、粒子状物質の除去能率を低下させない。
遮断隔壁23はエンジンフレームエンジンフレーム25に着脱自在に取付けているので、DPF16とエンジン11のメンテナンスを容易にする。
図4〜図6のDPF16の実施例では、DPF16をエンジン11の後方内側に縦置きで配置しているので、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の後方内側の空間を有効利用できる。
エンジン11とDPF16との間には遮断隔壁23を設けているので、エンジン11を冷却する冷却ファン(図示省略)の冷却風を遮断隔壁23により遮断し、DPF16が冷えるのを抑制し、粒子状物質の除去能率を低下させない。
遮断隔壁23はエンジンフレームエンジンフレーム25に着脱自在に取付けているので、DPF16とエンジン11のメンテナンスを容易にする。
図4〜図6のDPF16の実施例では、DPF16をエンジン11の後方内側に縦置きで配置しているので、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の後方内側の空間を有効利用できる。
図7,8のDPF16の実施例では、DPF16をエンジン11の上方に横向きで、エンジン11の側方に設けたエンジンカバーエンジンフレーム25の内側に配置しているので、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、エンジン11の上方空間を有効利用できる。
エンジン11の近傍に配置することで、DPF16を高温に維持でき、濾過効率の低下を防げる。
この場合、エアクリーナー28は、脱穀装置3の上方に配置する。
図11,12のDPF16の実施例では、DPF16を操縦部6の作業者が立つステップステップ30の下方に横向きに配置しているので、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、ステップ30の下方空間を有効利用できる。
この場合、ステップ30は操縦部6に対して着脱自在にしているので、ステップ30を取り外すと、DPF16のメンテナンスを行え、メンテナンス作業を容易にできる。
エンジン11の近傍に配置することで、DPF16を高温に維持でき、濾過効率の低下を防げる。
この場合、エアクリーナー28は、脱穀装置3の上方に配置する。
図11,12のDPF16の実施例では、DPF16を操縦部6の作業者が立つステップステップ30の下方に横向きに配置しているので、DPF16をエンジン11の近傍に配置でき、ステップ30の下方空間を有効利用できる。
この場合、ステップ30は操縦部6に対して着脱自在にしているので、ステップ30を取り外すと、DPF16のメンテナンスを行え、メンテナンス作業を容易にできる。
図13,14のDPF16の実施例では、DPF16を脱穀装置3の揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に配置しているので、脱穀装置3の後側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、揺動選別棚33の終端下方のDPF16は、操縦部6から遠く離れるので、DPF16から発生する熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
しかして、エンジン11に供給する燃料を貯留する燃料タンク35は、グレンタンク5の下方に位置させているので、メンテナンス性を向上させる。
また、グレンタンク5の後部下方位置の燃料タンク35は、脱穀装置3内のDPF16から離れるので、DPF16からの熱気の影響を受けにくい。
即ち、排気浄化装置15は脱穀装置3内に設けられ、脱穀装置3の側板で外気と遮断され、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間が一層DPF16の熱気を遮断するので、グレンタンク5の後部下方位置に設けた燃料タンク35はDPF16からの熱気の影響を受けにくくなる。
また、揺動選別棚33の終端下方のDPF16は、操縦部6から遠く離れるので、DPF16から発生する熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
しかして、エンジン11に供給する燃料を貯留する燃料タンク35は、グレンタンク5の下方に位置させているので、メンテナンス性を向上させる。
また、グレンタンク5の後部下方位置の燃料タンク35は、脱穀装置3内のDPF16から離れるので、DPF16からの熱気の影響を受けにくい。
即ち、排気浄化装置15は脱穀装置3内に設けられ、脱穀装置3の側板で外気と遮断され、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間が一層DPF16の熱気を遮断するので、グレンタンク5の後部下方位置に設けた燃料タンク35はDPF16からの熱気の影響を受けにくくなる。
図15、16のDPF16の実施例では、脱穀装置3の前側付近に横向きに配置しているので、脱穀装置3の前側からDPF16のメンテナンス作業を行え、メンテナンスを容易にできる。
また、エンジン11からの冷却風が操縦部6の反対側に向けて流れるので、DPF16から発生する熱気は送風により操縦部6に行かず、DPF16の熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
また、実施例では、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方付近に設けているので、入り口漏斗38の下方の空間を有効利用できる。
図17のDPF16の実施例では、エンジン11の奥側に排気ガスが前から後に流れるように横向きにDPF16を配置する。
図18,19のDPF16の実施例では、脱穀装置3とグレンタンク5の間に配置し、脱穀装置3の唐箕の外気吸引口45付近に配置しているので、DPF16により暖められた乾燥風を外気吸引口45から脱穀装置3内に取り込め、特に、湿った作物の脱穀のとき有効となって、脱穀精度および脱穀能率を向上させられる。
また、エンジン11からの冷却風が操縦部6の反対側に向けて流れるので、DPF16から発生する熱気は送風により操縦部6に行かず、DPF16の熱気の影響を操縦部6の作業者が受けにくい。
また、実施例では、脱穀装置3へ穀稈を取り込む入り口漏斗38の下方付近に設けているので、入り口漏斗38の下方の空間を有効利用できる。
図17のDPF16の実施例では、エンジン11の奥側に排気ガスが前から後に流れるように横向きにDPF16を配置する。
図18,19のDPF16の実施例では、脱穀装置3とグレンタンク5の間に配置し、脱穀装置3の唐箕の外気吸引口45付近に配置しているので、DPF16により暖められた乾燥風を外気吸引口45から脱穀装置3内に取り込め、特に、湿った作物の脱穀のとき有効となって、脱穀精度および脱穀能率を向上させられる。
図20のDPF16の実施例では、排気装置12の排気管14Aは平面視においてDPF16およびDPF16より下手側に設けたマフラーマフラー47の左右幅よりも狭い左右幅(小径)に形成し、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方に凹部空間48を形成し、凹部空間48には、脱穀装置3より脱穀されて回収された穀粒をグレンタンク5に揚穀する揚穀装置49を配置しているので、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48に揚穀装置49を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間に一層左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化能率を向上させられる。
図21のDPF16の実施例では、揚穀装置49を設けた部分のグレンタンク5の上面は脱穀装置3の上面より高く形成し、DPF16および排気管14Aを脱穀装置3の上面上方に配置すると共に、DPF16とマフラー47の間の凹部空間48を揚穀装置49の側方に配置しているので、脱穀装置3の上方にDPF16を設けることができ、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間隔を小さくでき、その結果機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48に揚穀装置49を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間に一層左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化能率を向上させられる。
図21のDPF16の実施例では、揚穀装置49を設けた部分のグレンタンク5の上面は脱穀装置3の上面より高く形成し、DPF16および排気管14Aを脱穀装置3の上面上方に配置すると共に、DPF16とマフラー47の間の凹部空間48を揚穀装置49の側方に配置しているので、脱穀装置3の上方にDPF16を設けることができ、しかも、脱穀装置3とグレンタンク5の間隔を小さくでき、その結果機体全体の左右幅を小さくできる。
図22のDPF16の実施例では、グレンタンク5の下部の漏斗部36の内側傾斜面37の下方に、排気ガスが前から後に流れるようにした横向きに配置し、揺動選別装置32の揺動選別棚33の終端下方に排気ガスが左右方向に流れるように横向きにマフラー47を配置しているので、グレンタンク5の下方と脱穀装置3の揺動選別棚33の下方の空間を有効利用してDPF16とマフラー47を配置できる。
図24,25のDPF16の実施例では、グレンタンク5の前側の内側のカット部分の傾斜面傾斜面50と操縦部6との間の空間空間51にDPF16を下から上に排気ガスが流れるようにした縦向きに配置し、排気管14Aとマフラー47を脱穀装置3の上方に配置しているので、グレンタンク5と操縦部6の間のスペースを有効利用して、DPF16を設けることができる。
図26のDPF16の実施例では、走行装置2の左右のクローラークローラー53の間で、機体フレーム1の上面よりDPF16の上面を低く配置して設けているので、機体フレーム1の下方空間を有効利用できる。
高温のDPF16を機体フレーム1の下方空間に配置するので、脱穀装置3やグレンタンク5への高温の影響を抑制でき、安全性が向上する。
図24,25のDPF16の実施例では、グレンタンク5の前側の内側のカット部分の傾斜面傾斜面50と操縦部6との間の空間空間51にDPF16を下から上に排気ガスが流れるようにした縦向きに配置し、排気管14Aとマフラー47を脱穀装置3の上方に配置しているので、グレンタンク5と操縦部6の間のスペースを有効利用して、DPF16を設けることができる。
図26のDPF16の実施例では、走行装置2の左右のクローラークローラー53の間で、機体フレーム1の上面よりDPF16の上面を低く配置して設けているので、機体フレーム1の下方空間を有効利用できる。
高温のDPF16を機体フレーム1の下方空間に配置するので、脱穀装置3やグレンタンク5への高温の影響を抑制でき、安全性が向上する。
また、DPF16および排気管14Aは機体フレーム1の下方空間に設置するので、配管の設計を容易にし、配管作業も容易に行える。
図27のDPF16の実施例では、走行装置2と機体フレーム1の間に車体水平機構を設け、車体水平機構の一部を構成するピッチングシリンダおよびピッチングシリンダ取付ステー55を脱穀装置3とグレンタンク5の間に設け、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方の凹部空間48を、前記ピッチングシリンダ取付ステー55の側方に配置しているので、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48にピッチングシリンダ取付ステー55を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間に一層左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
図28,29のDPF16の実施例では、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に前方から後方に排気ガスが流れるようにした横向きに配置しているので、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11から発生する熱でDPF16の作用条件を適切にできる。
図27のDPF16の実施例では、走行装置2と機体フレーム1の間に車体水平機構を設け、車体水平機構の一部を構成するピッチングシリンダおよびピッチングシリンダ取付ステー55を脱穀装置3とグレンタンク5の間に設け、DPF16とマフラー47の間の排気管14Aの側方の凹部空間48を、前記ピッチングシリンダ取付ステー55の側方に配置しているので、DPF16を脱穀装置3に接近させて設けることができ、機体全体の左右幅を小さくできる。
また、凹部空間48にピッチングシリンダ取付ステー55を配置するので、脱穀装置3とグレンタンク5との間に一層左右幅の大きいDPF16により構成した排気浄化装置15を設置することができ、エンジン11の排気の浄化効率を向上させられる。
図28,29のDPF16の実施例では、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に前方から後方に排気ガスが流れるようにした横向きに配置しているので、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11から発生する熱でDPF16の作用条件を適切にできる。
図30,31のDPF16の実施例では、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に外側から内側に排気ガスが流れるようにした横向きに配置しているので、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
図32、33のDPF16の実施例では、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に上から下に排気ガスが流れるように縦向きに配置しているので、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
また、理解を容易にするため、図中、DPF16の部分に斜線を付しているものがあるが、これにより構成は限定されない。
図32、33のDPF16の実施例では、エンジン11のエンジン出力軸エンジン出力軸56の軸芯より下側で、かつ、エンジン11の後方に上から下に排気ガスが流れるように縦向きに配置しているので、エンジン11の周辺の空間を有効利用でき、また、エンジン11による熱でDPF16の作用条件が適切にできる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
また、理解を容易にするため、図中、DPF16の部分に斜線を付しているものがあるが、これにより構成は限定されない。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、10…運転座席、11…エンジン、12…排気装置、15…排気浄化装置、16…DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)、17…下側傾斜面、18…中間面、19…上側傾斜面、20…空間部、23…遮断隔壁、25…エンジンフレーム、28…エアクリーナー、30…ステップ、32…揺動選別装置、33…揺動選別棚、35…燃料タンク、36…漏斗部、37…内側傾斜面、38…入り口漏斗、45…外気吸引口、47…マフラー、48…凹部空間、49…揚穀装置、50…傾斜面、51…空間、53…クローラー、55…ピッチングシリンダ取付ステー、56…エンジン出力軸、57…出力プーリー。
Claims (3)
- 下方に走行装置(2)を設けた機体フレーム(1)の上方の一側に脱穀装置(3)を他側にグレンタンク(5)を設け、機体フレーム(1)の前方に刈取部(4)を設け、前記グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、走行装置(2)と脱穀装置(3)と刈取部(4)とを駆動するエンジン(11)の排気ガスを排気装置(12)により機外に排出する構成とし、該排気装置(12)はエンジン(11)に接続した排気管(14)の途中にDPF(16)からなる排気浄化装置(15)を設け、前記DPF(16)は、排気ガスの流動方向が機体進行方向に対して左右方向となるように横向きで、前記脱穀装置(3)の脱穀前板の前側に配置したことを特徴とするコンバイン。
- 請求項1において、前記DPF(16)は、前記脱穀装置(3)へ穀稈を取り込む入り口漏斗(38)の下方に設けたことを特徴とするコンバイン。
- 請求項1または請求項2において、前記脱穀装置(3)に設けた唐箕の外気吸引口(45)から前記DPF(16)周辺の外気を吸引するように外気吸引口(45)を前記DPF(16)に接近させて配置したことを特徴とするコンバイン。
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