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JP2008242448A - 光学要素保持装置 - Google Patents

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JP2008242448A JP2008043071A JP2008043071A JP2008242448A JP 2008242448 A JP2008242448 A JP 2008242448A JP 2008043071 A JP2008043071 A JP 2008043071A JP 2008043071 A JP2008043071 A JP 2008043071A JP 2008242448 A JP2008242448 A JP 2008242448A
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Abstract

【課題】 光学要素を支持する支持部材の変形や光学要素と支持部材との傾きの差異によって生じる計測誤差を低減しつつ光学要素の位置を計測可能な保持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記光学要素の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学要素を保持するための保持装置に関する。
半導体露光装置等において、光学要素を保持するための保持装置が用いられる。
半導体露光装置はレチクルのパターンをシリコンウエハに転写して回路を形成する装置であり、高集積度の回路を形成するためにはウエハ上に多層に転写されるパターンの重ね合わせ精度を向上させる必要がある。
重ね合わせ精度を向上させるためには、アライメント誤差、倍率誤差、像歪みを抑える必要がある。アライメント誤差は、レチクルとウエハとの相対位置関係を調整することで低減することができる。倍率誤差は、投影光学系を構成する光学要素の一部を光軸方向に移動させることによって低減することができる。ここで光学要素を光軸方向に移動させるときには、光軸方向以外の他成分、とりわけ平行偏心および傾き誤差が大きくならないようにしなければならない。また像歪みは、投影光学系を構成する光学要素の一部を平行偏心あるいは傾き偏心させることによって低減することができる。
以上のことから、重ね合わせ精度を向上させるために光学要素を移動させる機構を備える保持装置が注目される。このような光学要素の保持装置として特許文献1に記載された構成を図14に示す。
図14において、可動レンズ38aは第1レンズセル46の内周面上に複数突設された受け座に設置された状態で、レンズ押さえ部材等により固定されている。また第1レンズセル46はインナリング部44aに固定され、インナリング部44aは連結アーム59を介してアクチュエータ50によって光軸方向に駆動される。
アクチュエータ50は、インナリング44aの外側に配置されたアウタリング44bの外周に沿って等角度間隔で3つ設けられる。またアウタリング部の外周方向に隣接するアクチュエータの中間には、アウタリング部44bに対するインナリング部44aの位置を計測するセンサ72が設けられる。センサ72は3箇所に設けられ、それぞれがインナリング部44aとアウタリング部44bとの光軸方向における相対移動量を計測できる。
また特許文献2に記載された保持装置を図15に示す。
図15において、複数のレンズ素子2aは環状のレンズ枠に保持され、各レンズ枠は鏡筒62a,62b,62cの内側張出部63a,63b,63cに支持される。また、投影光学系10の鏡筒62a,62b,62cに設けられた外側張出部36a,36b,36cに鏡筒を駆動するアクチュエータ60b、60cと、鏡筒間の変位を検出する変位検出器64a,64bが設置される。
特開2001−343575号公報 特開平10−054932号公報
特許文献1の構成では、インナリング部44aを傾斜させたときにインナリング部44aが変形してしまう。これは、主にインナリング部44aを駆動するアクチュエータ50とインナリング部44aとの接続部の回転方向のかわしが不十分であることに起因する。すると、センサによる傾斜量の検出結果がインナリング部44aの変形の影響を受けてしまい、インナリング部44aの傾斜を正しく検出することができなくなる。つまり、可動レンズ38aとインナリング部44aとの傾きにずれが生じてしまうことになる。
また、特許文献2の構成は、鏡筒間の変位を検出してアクチュエータで駆動するため、重量がある鏡筒を高い精度で位置決めすることが難しい。
本発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、光学要素を支持する支持部材の変形や光学要素と支持部材との傾きの差異によって生じる計測誤差を低減しつつ光学要素の位置を計測可能保持装置を提供することを目的とする。
本発明は、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記光学要素の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴としている。
また、本発明の別の観点では、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、
前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴としている。
また、本発明の別の観点では、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、前記前記センサによる複数の被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致することを特徴としている。
本発明の別の観点では、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記光学要素の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴としている。
また、本発明の別の観点では、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記複数の接触部により形成される多角形の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴としている。
さらに別の観点として、光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、前記センサによる複数の被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致することを特徴としている。
本発明によれば、光学要素を支持する支持部材の変形や光学要素と支持部材との傾きの差異によって生じる計測誤差を低減しつつ光学要素の位置を計測可能な保持装置を提供することができる。
(実施例1)
実施例1における光学要素保持装置を説明する。本実施例では、露光装置において投影光学系の一部を構成する光学要素を保持する例を示すがこれにかぎるものではない。すなわち、光学要素を高精度に位置決めする機器に本保持装置を適用することができる。
図1は、保持装置が適用される走査型露光装置の概略を示す図である。露光装置はスリット光をレチクルに照射する照明ユニット4と、レチクル5(原版)を搭載して移動するレチクルステージ6と、レチクル5のパターンをウエハ8上(基板上)に投影する投影光学系7と、ウエハ8(基板)を搭載して移動するウエハステージ9等を備える。
投影光学系7は、複数の鏡筒11を備え、これらが光軸AX方向(図中のZ軸方向)に積み重ねられて互いに締結される。投影光学系7は支持体としての鏡筒定盤12によって支持され、鏡筒定盤12は床に設置された本体13に除振機構14を介して支持される。この除振機構14によって床からの振動が投影光学系7に伝達することを抑えることができる。
上述の構成により、露光が開始されるとレチクルステージ6とウエハステージ9は同期して走査駆動される。ウエハステージ9は光軸方向に移動する機構を有しており、これによって露光中にフォーカス調整を行うことができる。
図2(a)は鏡筒11の内部を示す図であり、光軸方向から見た平面図である。図2(b)は図2(a)におけるA−A断面図である。ここで光軸方向に延びる軸をZ軸として、Z軸と直交する平面内で直交する軸をX軸およびY軸とする。また光学要素1の光軸をAXで示す。
投影光学系7は所定の光学パワーをもつ光学要素1を複数備え、光学要素1は鏡筒11の内側に配置される。本実施例では光学要素1としてレンズを用いた例を示すが、ミラーなどの光学要素を用いてもよく、その形状も限定されない。
以下、図2ないし図5を参照しつつ、光学要素1を保持する保持装置100について説明をする。
保持装置100は、光学要素1の周縁部の複数箇所で光学要素1を接触して支持する支持枠(支持部材)104を備える。さらに保持装置は光学要素1または光学要素1に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサ102と、センサ102の出力にもとづいて光学要素1を移動させるアクチュエータを含む駆動機構を備える。
光学要素1は、支持枠104に設けられた胴付き106によって光軸方向に接触して支持され、光学要素1と支持枠104との間に僅かに設けられた隙間に充填された接着剤によって半径方向に支持される。胴付き106は図9に示すような光学要素1と支持枠104が接する部分である。胴付き106は光学要素1の外周に沿って3箇所設けられ、光軸回りに略120°の間隔で設けられる。すなわち、支持枠104は、光軸回りの回転方向に関して等間隔な3箇所で光学要素1を支持する。このように支持することで、光学要素1の変形による影響を緩和することができる。光学要素1と支持枠104との間の隙間は0.05から0.2mmあればよい。接着剤は略全周にわたって充填されることが好ましく、接着剤の粘度と表面張力により、隙間内に接着剤はとどまって硬化する。
光学要素1を支持する支持枠104には外周に沿った6箇所に切り欠きが設けられ、そのうちの3箇所は駆動機構110の出力部に支持枠取り付けネジ105によって締結される。なお3箇所の締結部の高さを、駆動機構110と支持枠104の間に設けたスペーサ(不図示)によって相対的に同一にすることで、支持枠104および光学要素1に不要な変形が伝わるのを抑えることができる。また他の3箇所の切り欠きは、位置センサと対向する位置に設けられる。支持枠104の切り欠きの内側に位置センサ102による被検出部(被検出箇所)を配置することによって保持装置を小型化することができる。
駆動機構110および位置センサ102は鏡筒11の平坦部に取り付けられ、それぞれ光軸回りに略120°の間隔で3つずつ配置される。駆動機構110(もしくはアクチュエータ112)および位置センサ102は、互いに60°ずれた位置に配置されており、これによりスペース効率がよくなり装置が小型化できる。駆動機構110は光学要素制御系20によって制御され、所定の光学要素を駆動することによって投影光学系7の光学性能を最適化することができる。光学要素制御系20は、気圧センサ等の各種センサからの情報および予めメモリに記憶されたプログラムにもとづいて制御しうる。
つづいて位置センサ102の詳細について説明する。
位置センサ102は光学要素1の光軸方向および光軸と直行する半径方向における変位を検出するために用いられる。計測方法として、半導体レーザを用いた干渉型測長器、静電容量変位計、リニアエンコーダ、差動トランス変位計、渦電流変位計など要求精度に応じて好適に用いることが出来るが、本実施例では静電容量型の場合について述べることにする。
図3(a)に、図1で示した位置センサ102の断面斜視図を、図3(b)にセンサヘッドとブラケットの斜視図を示す。
位置センサ102は、センサブラケット122と、センサブラケット122にネジで固定されたセンサヘッドとを備える。センサヘッドは、光軸に沿った方向における鏡筒11に対する支持枠104の相対変位を計測できるように配置したZ−センサヘッド120と、光軸に直交する半径方向における相対変位を計測できるように配置したR−センサヘッド121とを備える。
また、光学要素1の側面(コバ部)には被検出部材としてのターゲット部材123が設けられる。ターゲット部材123は光学要素1と一体的に形成されてもよく、接着、溶着、ネジ締結のいずれかにより光学要素1に固定されていてもよい。ターゲット部材123の材質は、光学要素1と略同一の線膨張係数の材質であることが好ましく、同一の材質がより好ましい。しかしながら、位置センサ102として静電容量型センサを用いる場合には、被検出部は導電性材料でなければならないため、ターゲット部材123の表面(被検出部)にスパッタリング法や真空蒸着法などによってアルミなどの金属膜をつけなければならない。一例として、ターゲット部材123はガラス材からなり、ターゲット部材123の被検出箇所に金属膜が形成されることが好ましい。
また、位置センサ102が静電容量型センサの場合には、ターゲット部材123の電極と位置センサ102の変換器とを接続する電気配線が設けられる。本実施例ではこの電気配線を経由して光学要素1に振動が伝わらないように、電気配線を支持枠104に一旦固定している。
図1で説明したように、位置センサ102は光軸回りに略120度の間隔で3箇所に設けられ、各位置センサは光軸から略等距離に配置される。このような構成により、X軸方向,Y軸方向,Z軸方向における変位と、X軸回りの回転方向およびY軸回りの回転方向における角変位(回転量)を測定することができる。すなわち、3個のZ−センサヘッドから得られる各変位値の平均値を光学要素1の中心のZ軸方向における変位として算出し、3つの変位値と対応する点が形成する平面が、光軸と直交する平面となす角度から各回転方向における角変位を算出することができる。
本実施例では3つの駆動機構110によって光学要素1を3軸方向(Z軸方向、X軸回りの回転方向、Y軸回りの回転方向)に駆動することができる。したがって、3つの位置センサ102から得られるこれら3軸方向の変位にもとづいて光学要素1の位置を制御することができる。なお、位置センサ102から得られるX方向およびY方向における変位は、ウエハステージ9の駆動量または他の光学要素に設けた駆動機構の駆動量を補正するとよい。
本実施例によれば、光学要素1に取り付けられたターゲット部材123の変位を検出している。ただし、光学要素1または支持枠104の変位を検出するものであってもよい。このような構成であっても支持枠の変形に起因する光学要素1と支持枠との傾きの差を低減することができる。好適な例として光学要素1または光学要素1に取り付けられたターゲット部材123の変位を検出することによって、支持枠104の変形や、支持枠104と光学要素1との傾きの差異による計測誤差をさらに低減することができる。
また、光学要素1は胴付き106によって支持された部分以外は重力によって光軸方向に変形する。さらに駆動機構の動作によって、X軸回り、もしくはY軸回りに回転させられた場合、支持枠104は僅かに変形してしまう。本実施例によれば、胴付き106が光学要素1と接触する接触部と位置センサ102の被検出部(ターゲット部材123)は、ある回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置される。ここで、胴付き106が光学要素1と接触する接触部が実質的に第1平面上に存在し、光学要素1の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸とする。この同一方向の一致の範囲は、適用される光学要素1の光学敏感度、すなわち許容される誤差によって異なる。例えば±5度の範囲であれば、傾き角度検出の誤差に影響しない場合が多いうえ、比較的光学要素1の直径が小さい場合でも駆動機構110と干渉することなく配置することが可能である。これによって、上述の変形が小さい箇所で検出を行うことができる。すなわち変形による計測誤差をさらに低減することができる。
また、光学要素1の重心を通る回転軸の代わりに、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸としてもよい。もちろん、光学要素1の重心を通る回転軸と多角形の重心を通る回転軸とが一致してもよい。
本実施例では光学要素1の光軸が上述の回転軸と一致する例を示すが、光軸が回転軸と一致しない場合にも適用可能であり、これについては実施例3で説明する。すなわち、実施例1における光軸を上記回転軸と置き換えることも可能である。
また、観点を変えると、本実施例のように接触部とセンサが3つ以上ある場合に、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、センサの被検出部を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致するということができる。
以上のようにして、位置センサ102は鏡筒11に対する光学要素1またはターゲット部材123の相対変位を検出することができる。
つぎに駆動機構の詳細について説明する。図4(a)は駆動機構110を分解したものを光軸方向からみた平面図である。図4(b)は側面図であり、図4(c)は斜視図である。
駆動機構110は、ピエゾアクチュエータ112と、ピエゾアクチュエータ112の変位を伝える本体111と、本体から伝えられた変位の方向を変換する方向変換部材115等を備える。ピエゾアクチュエータ112は、電歪素子と電極とが交互に積層された駆動源と、駆動源を封入して伸縮可能な密閉型円筒容器とを備え、印加電圧に略比例してX軸方向の全長が増加する。なお、本実施例では好適な例としてピエゾアクチュエータを用いた例を説明するが、これにかぎるものではなく、モータとボールネジを組み合わせた直動機構などを用いることもできる。
本体111は略H型形状であり、複数のリンク(たとえば111a,111b,111h等)によってリンク機構を構成する。方向変換部材115は2つの窓部を有し、複数のリンク(たとえば115a,115b,115c,115d等)によってリンク機構を構成する。これらのリンク機構によってピエゾアクチュエータ12のX方向変位は本体111から方向変換部材115へ伝えられ、方向変換部材115によってZ方向変位として出力される。リンク機構の詳細については後述する。
ここで、本体111と方向変換部材115の製作方法について説明をする。
まず母材となる板状金属ブロックをフライス加工及びワイヤ放電加工することによって、本体部の外形(リンク機構)を形成する。つぎに、穴あけ加工機によって固定リンク111hのネジ用丸穴を加工したのち、変位取り出しリンク111a,111bの側面から取り付けネジ穴の下穴およびネジの逃げ穴を加工する。そして、ピエゾ調整ネジ113を装填するためのピエゾ調整ネジ穴111mをネジ加工し、加工が完了する。
同様に、母材となる板状金属ブロックをフライス加工及びワイヤ放電加工することによって、方向変換部材115の外形(リンク機構)を形成する。つぎに、穴あけ加工機によってレンズ枠取り付けネジ穴115jの下穴を加工したのち、両側側面から取り付けネジ穴の下穴およびネジの逃げ穴を加工する。最後にレンズ枠取り付けネジ穴115jと、水平リンク115a及び115bの下穴にネジ加工し、加工が完了する。
次に駆動機構の組立手順について説明する。
まず、方向変換部材115の2箇所の窓部に対して変位取り出しリンク111a,111bおよび連結リンク111e,111fを挿入し、変換部材結合ネジ116によって変位取り出しリンクと連結リンクを締結する。次に変位取り出しリンク111aと111bの間にピエゾ受けリンク111q,111rを介してピエゾアクチュエータを装填する。そして、ピエゾ調整ネジ穴111mの外側からピエゾ調整ネジ113をねじ込むことによって、ピエゾアクチュエータ112をピエゾ受けリンクに押しつけて接触させる。このようにしてピエゾ調整ネジ113は、ピエゾアクチュエータ112の寸法誤差を補正し、さらに予圧を与えるために用いられる。ピエゾ調整ネジのねじ込み量はピエゾアクチュエータの予圧量と概ね比例関係にあるため、このねじ込み量を調整することによって個々のピエゾアクチュエータの特性のばらつきによる影響を軽減することができる。ねじ込み量の調整はダイヤルゲージなどを用いればよく、例えばレンズ枠駆動リンク115gのZ軸方向の移動量をダイヤルゲージで計測すればよい。また、ピエゾ調整ネジが緩まないようにナットで留めることが好ましい。
最後に、駆動機構取り付けネジを用いて方向変換部材115のうち変位しない部分と、本体111の固定リンク111hを鏡筒11の平坦部に締結して組立が完了する。なお、図において方向変換部材115の下面の3箇所で鏡筒11に取り付けられているが、これは駆動機構による駆動力が鏡筒に伝わって不要な変形を発生させて、さらに位置センサ102の取り付け面を変形させて、計測誤差を引き起こすのを抑えるためである。鏡筒の平坦部が厚くするなどして剛性を十分高くした場合には、方向変換部材の下面全面で鏡筒に締結してもよい。
つぎに、図5(a)および図5(b)を参照しつつ本体部111および方向変換部材115のリンク機構の動作について説明する。図5(a)および図5(b)はそれぞれ図4(a)および図4(b)を模式的に表した図である。
変位取り出しリンク111a,111bとピエゾ受けリンク111q,111rとは弾性ヒンジH11,H21を介して連結される。また変位取り出しリンク111a,111bと固定リンク111hとは弾性ヒンジH12,H22を介して連結される。さらに変位取り出しリンク111a,111bと連結リンク111e,111fとは弾性ヒンジH13,H23を介して連結される。
なお、上述したピエゾ調整ネジ113をピエゾ受けリンク111q,111rの両方に設けることによって、これらの弾性ヒンジの位置を調整することが容易となる。本体111に配置された弾性ヒンジH11,H12,H13をY軸と平行な直線上に並べて、弾性ヒンジH21,H22,H23をY軸と平行な直線上に並べる方が運動の精度上好ましい。
ピエゾアクチュエータ112に設けられた2本の電極端子(不図示)に電圧を印加すると、ピエゾアクチュエータ112の全長LはX軸方向にdLだけ伸張する。すると、一方のピエゾ受けリンク111qは図中左方向にdX1=dL/2だけ変位し、他方のピエゾ受けリンク111rは図中右方向にdX2=dL/2だけ変位する。その結果、ヒンジH12及びH22を中心に変位取り出しリンク111a,111bはZ軸回りに微小角度だけ回転し、連結リンク111eは図中右方向にdX3だけ変位し、連結リンク111fは図中左方向にdX4だけ変位する。
図5(a)に記載されるように、アクチュエータ変位前(実線)の変位取り出しリンク111a,111bの長さをa+bのように定義すると、変位量dX3,dX4はそれぞれ変位量dX1,dX2のおよそb/a倍となる。ここで、この倍率を本体部の幾何倍率αと定義する。変位取り出しリンク111a及び111bの撓み変形や弾性ヒンジの伸びなどにより幾何倍率αが低下し、駆動ロスにつながるため、リンク形状には十分注意する必要がある。
連結リンク111e及び111fのX軸方向の変位は、図5(b)に示したように、方向変換部材115の水平リンク115a及び115bに伝達される。水平リンク115a,115bがX軸方向に変位すると、X軸に対して角度θをなして配置された方向変換リンク115c及び115dが回転し、方向変換リンクと連結されたレンズ枠駆動リンク115gをZ軸方向にdZだけ変位する。ここで、水平リンク115a,115bと方向変換リンク115c,115dとは弾性ヒンジH15,H25を介して連結され、方向変換リンク115c,115dとレンズ枠駆動リンク115gとは弾性ヒンジH14,H24を介して連結される。
変位dZ5は、水平リンク115a及び115bの変位(平均値)の概ねcotθ倍となる。ここで、この倍率を方向変換部材115の幾何倍率βと定義する。本体111と方向変換部材115を組合わせた駆動機構全体の幾何倍率γは、両者の幾何倍率の積(α×β)で表すことができる。
ピエゾアクチュエータ112の僅かな発生変位dLから大きな変位を取り出して光学要素の駆動範囲を大きくするためにはαおよびβの少なくとも一方を大きくとることが望ましい。αを大きくとるには、変位取り出しリンク111a,111bの形状パラメータaを小さくしてbを大きくすればよい。βを大きくするためには、θを小さくとればよい。しかし、bを大きくとると鏡筒11の直径が大きくなるため、設計上制約がある。また拡大率を大きくすると、駆動機構110の固有振動数の低下につながり、例えば鏡筒外部からの振動を光学要素1に伝えて像性能の悪化、駆動速度の低下を引き起こしうるため、配慮が必要である。振動を考慮すると、幾何倍率γは0.7以上2以下でとるのが好ましい。また、Z軸方向のスペースを考慮すると方向変換リンクがX軸となす角度θは30〜60度の間でとることが好ましく、この場合に幾何倍率βはおよそ0.57〜1.72の間をとることになる。
以上にように、ピエゾアクチュエータ112の伸張に伴いレンズ枠駆動リンク115gがZ軸方向に変位するが、このリンクはX軸方向及びY軸方向には変位せずにZ軸方向のみに変位することが望ましい。そこで以下のような補助リンクが設けられる。
レンズ枠駆動リンク115gのX軸方向の変位を規制するために、リンクの左右両側にサポートリンク115e及び115fが連結される。このリンクにより、レンズ枠駆動リンク115gはZ軸方向に自由度をもち、X軸方向に自由度をもたない。
また、レンズ枠駆動リンク115gのY軸方向の変位を規制するために、サポートリンク115s及び115tが設けられる。サポートリンク115s,115tは、弾性ヒンジH16,H26を介して水平リンク115a,115bに連結され、弾性ヒンジH17,H27を介して固定リンク115wに連結される。このリンクは、水平リンク115a及び115bの中央寄りに配置され、水平リンクのX軸方向の自由度を維持したまま、Y軸方向の自由度を規制する。水平リンク115a,115bがY軸方向に規制されることによって、方向変換リンク115c,115d,レンズ枠駆動リンク115gはY軸方向に規制される。以上の構成により、レンズ枠駆動リンク115g上のネジ穴115jの領域はZ軸方向のみに変位し、X軸方向及びY軸方向への自由度が規制されるため、レンズ枠駆動リンク115gに締結されたレンズ枠104をZ軸方向に正確に駆動することができる。
本体111は、変位取り出しリンク111a、及び111bがそれぞれ弾性ヒンジH12、H22を中心に回転する機構である。そのため、方向変換部材の水平リンク115a、115bが厳密にはわずかにY軸方向に変位しやすく、それにつれてレンズ枠駆動リンク115gもY軸方向に変位しやすい。補助リンクによりこの変位は軽減されているが、要求される駆動精度によっては十分でない場合がある。このようなZ軸方向以外の変位はレンズ枠104の変形を引き起こし、さらにはレンズの変形を招き、光学性能の悪化につながる有害な成分になる可能性がある。したがって、レンズ枠駆動リンク115gのY軸方向の変位をできるだけ小さく抑えることが望ましい。
以上のようにして、アクチュエータ112は鏡筒11に対して支持枠104を駆動する。
次に、図6を用いて光学要素を制御する光学要素制御系について説明する。
光学要素制御系20は、複数の光学要素用CPU22(または制御回路)を備え、各CPUがセンサ102の出力にもとづいて各光学要素の駆動を制御する。各光学要素用CPU22には、3つのピエゾドライバ21および3つの位置センサ102が接続される。各ピエゾドライバにはピエゾアクチュエータ112が接続され、各位置センサ102は前述したように光軸方向検出用と半径方向検出用の2つのセンサを備える。
また、各光学要素用CPU22は露光装置の制御を行うための露光装置用CPU23と接続される。露光装置用CPU223は除振機構制御系24、照明ユニット4の照明モードおよび光量を制御する照明制御系25、レチクルステージ制御系26、ウエハステージ制御系27等と接続される。
図7を用いて図6における光学要素制御系を用いた光学要素の制御フローについて説明する。
光学要素用CPU22は、露光装置用CPU23と通信することによって、光学要素駆動ルーチンを開始する(ステップS101)。
駆動ルーチンが開始されると、光学要素用CPU22は露光装置用CPUから光学要素の駆動波形に関するルックアップテーブルを読み込む(ステップS103)。このテーブルには照明モードによる光学要素の駆動補正量、スキャン駆動にともなって発生するレチクル像の各種収差を実時間で補正するための駆動波形、光学要素の光学特性変化を補正するための補正量などの補正パラメータが含まれる。ここで、光学要素の光学特性変化は、たとえば照明光が光学要素に吸収されて発熱することによって生じうる。
つぎに、気圧センサ(不図示)によって光学要素の周囲の気圧を検出し、この気圧にもとづいて光学要素の位置補正量を算出する(ステップS105)。このように光学要素の位置を補正することによって気圧に起因する屈折率変動の影響を低減することができる。
そして、ステップS103およびS105で取得した情報にもとづいて光学要素1のZ軸方向における駆動波形、θx方向及びθy方向における駆動波形を生成する(ステップS107)。
ここで、ステップS107で生成した3軸方向の駆動波形(Z,θx,θy)を軸変換して、各駆動機構110のZ軸方向における駆動波形(Za,Zb,Zc)にする(ステップS109)。
この状態で光学要素用CPUは、露光装置用CPU23と通信して駆動開始指令を待つ。駆動開始指令を受けない場合にはそのまま待機し(ステップS111)、駆動開始指令を受けたら光学要素の駆動を開始する(ステップS113)。
ステップS113では、ステップS109にて生成した駆動波形で光学要素を駆動するために位置センサ102の出力をモニタしながら駆動制御する。
S101〜S113を経て1回の光学要素駆動ルーチンが終了し、リターンすることによってルーチンを繰り返すことができる(ステップS115)。
以上のフローを実行することで光学要素の結像性能を向上させることができる。また、複数の光学要素で同様の駆動制御を行うことによって、投影光学系全体の結像性能を最適化し、レチクルのパターンをウエハに正確に投影することができる。
(実施例2)
図8および図9を用いて実施例2における光学要素保持装置について説明をする。なお、実施例1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、本実施例で言及しない箇所については実施例1と同様であるものとする。
図8(a)は図1における鏡筒11の内部を示す図であり、光軸方向から見た平面図である。図8(b)は図8(a)におけるA−A断面図である。
保持装置は、光学要素1の周縁部の複数箇所で光学要素1を接触して支持する支持枠(支持部材)104を備える。保持装置は光学要素1または光学要素1に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサ102と、センサ102の出力にもとづいて光学要素1を移動させるアクチュエータを含む駆動機構を備える。
光学要素1は、支持枠104に設けられた胴付き(支持部)106によって光軸方向に接触して支持され、光学要素1と支持枠104との間に僅かに設けられた隙間に充填された接着剤によって半径方向に支持される。胴付き106は光学要素1の外周に沿って3箇所設けられ、光軸回りに略120°の間隔で設けられる。すなわち、支持枠104は、光軸回りの回転方向に関して等間隔な3箇所で光学要素1を支持する。
光学要素1を支持する支持枠104には外周に沿った6箇所に切り欠きが設けられ、そのうちの3箇所は駆動機構110の出力部に支持枠取り付けネジ105によって締結される。
また他の3箇所の切り欠きは、位置センサと対向する位置に設けられる。支持枠104の切り欠きの内側に位置センサ102による被検出箇所を配置することによって保持装置を小型化することができる。ここで、実施例1の場合に比べて切り欠きを小さくでき、この3箇所の切り欠きを省略することもできる。
駆動機構110および位置センサ102は、それぞれ光軸回りに略120°の間隔で3つずつ配置される。駆動機構110(もしくはアクチュエータ112)および位置センサ102は、互いに60°ずれた位置に配置されており、これによりスペース効率がよくなり装置が小型化できる。
図9(a)は図8(a)における位置センサ102の詳細を示す図である。位置センサ102は、鏡筒11に設けられ鏡筒11に対する支持枠104の相対変位を検出する第1センサ124を備える。さらに、支持枠104に設けられ支持枠104に対する光学要素1または光学要素1に取り付けられたターゲット部材131の位置を検出する第2センサ125とを備える。図においてはターゲット部材131の位置を検出する例を示す。
第1センサ124は、鏡筒に配置されたセンサブラケット126と、センサブラケット126にネジで固定されたセンサヘッドとを備える。センサヘッドは、光軸方向の相対変位を検出できるように配置したZ−センサヘッド127と、光軸に直交する半径方向の相対変位を検出できるように配置したR−センサヘッド128とを備える。
また、支持枠104にはセンサヘッド127,128によって検出される被検出部が設けられる。本実施例では支持枠104が有する光軸と直交する平面および半径方向と直交する面を被検出箇所としたが、別途接着、溶着、ネジ締結のいずれかにより支持枠104に被検出箇所としてターゲット部材が固定されていてもよい。
図9(b)は第2センサ125を分解した図である。第2センサ125は、支持枠104に配置されたセンサブラケット129と、センサブラケット129にネジで固定されたセンサヘッドとを備える。センサヘッドは、光軸に沿った方向の相対変位を検出できるように配置したZ−センサヘッド130を備える。
また、光学要素1にはセンサヘッド130によって検出される被検出部としてのターゲット部材131が設けられる。光学要素1に設けられたターゲット部材131については実施例1で説明したターゲット部材123と同様のものが用いられる。
本実施例によれば、光学要素1に取り付けられたターゲット部材123の変位を検出している。ただし、光学要素1または支持枠104の変位を検出するものであってもよい。このような構成であっても支持枠の変形に起因する光学要素1と支持枠との傾きの差を低減することができる。好適な例として光学要素1または光学要素1に取り付けられたターゲット部材123の変位を検出することによって、支持枠104の変形や、支持枠104と光学要素1との傾きの差異による計測誤差を低減することができる。
また、光学要素1は胴付き106によって支持された部分以外は重力によって光軸方向に変形する。さらに駆動機構の動作によって、X軸回り、もしくはY軸回りに回転させられた場合、支持枠104は僅かに変形してしまう。本実施例によれば、胴付き106が光学要素1と接触する接触部と位置センサ125の被検出部(ターゲット部材131)は、ある回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置される。ここで、胴付き106が光学要素1と接触する接触部が実質的に第1平面上に存在し、光学要素1の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸とする。この同一方向の一致の範囲は、適用される光学要素1の光学敏感度、すなわち許容される誤差によって異なる。例えば、±5度の範囲であれば、傾き角度検出の誤差に影響しない場合が多いうえ、比較的光学要素1の直径が小さい場合でも駆動機構110と干渉することなく配置することが可能である。これによって、上述の変形が小さい箇所で検出を行うことができる。すなわち変形による計測誤差をさらに低減することができる。
また、光学要素1の重心を通る回転軸の代わりに、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸としてもよい。もちろん、光学要素1の重心を通る回転軸と多角形の重心を通る回転軸とが一致してもよい。
本実施例では光学要素1の光軸が上述の回転軸と一致する例を示すが、光軸が回転軸と一致しない場合にも適用可能であり、これについては実施例3で説明する。すなわち、実施例2における光軸を上記回転軸と置き換えることも可能である。
また、観点を変えると、本実施例のように接触部とセンサが3つ以上ある場合に、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、センサによる被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致するということができる。
第1センサ124についても胴付き部に設けてもよいが、スペースの観点から第1センサ124と第2センサ125は光軸回りの回転方向において角度をずらして配置するようにしてもよい。
駆動機構や制御系については実施例1で説明したものと同様であるので省略する。
以上のようにして、位置センサ124は鏡筒11に対する支持枠104の相対変位を検出し、位置センサ125は支持枠104に対する光学要素1またはターゲット部材131の相対変位を検出する。
また、本実施例によれば、第2センサ125によって支持枠104に対する光学要素1の傾きを検出して光学要素1の位置制御に用いている。すなわち、第1センサの出力と第2センサの出力を合わせたものを利用して光学要素1を制御している。このため、光学要素1を傾斜駆動させたときに支持枠104が変形して光学要素1と支持枠104の傾きに差が生じたとしても、光学要素1を所望の位置に制御することができる。このようにすれば、支持枠の剛性が不足している場合であっても支持枠の変形による悪影響を低減することができる。すなわち、支持枠に切り欠きを設けたり、支持枠の厚さが薄くしたりして装置の小型軽量化、スペース効率の向上を図ることができる。
なお、第2センサ125は光軸方向のみ検出しているが、必要であれば半径方向においても検出してもよい。たとえば、光学要素1の駆動によって光学要素と支持枠が半径方向にずれてしまい、光学性能に大きな影響を及ぼしてしまう場合には半径方向において検出することが好ましい。
(実施例3)
図10を用いて実施例3における光学要素保持装置について説明する。なお、実施例1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、本実施例で言及しない箇所については実施例1と同様であるものとする。
実施例1及び2は、光学要素1が主にレンズの場合を想定して述べており、位置センサ102や胴付き106が、光軸周りに配置されていた。光学要素1として、ミラーなどを用いる反射型の光学系の場合、図10のように、光学要素1の形状が円形状でない場合がある。この場合、光学要素1と支持枠104の接する胴付き106は、光学要素1の重心(CG)に対して均等に配置されるのが良い。3箇所の胴付き106にかかる光学要素1の自重が均一になるからである。
本実施例において、接触部と位置センサ102の被検出部(ターゲット部材)は、ある回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置される。ここで、胴付き106が光学要素1と接触する接触部が実質的に第1平面上に存在し、光学要素1の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸とする。この同一方向の一致の範囲は、適用される光学要素1の光学敏感度、すなわち許容される誤差によって異なるが、±5度の範囲であれば、傾き角度検出の誤差に影響しない場合が多いうえ、比較的光学要素1の直径が小さい場合でも駆動機構110と干渉することなく配置することが可能である。
また、光学要素1の重心を通る回転軸の代わりに、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸としてもよい。光学要素1の重心を通る回転軸と多角形の重心を通る回転軸とが一致することがより好ましい。
この一致の精度は、光学要素1の光学敏感度と、重さによって異なるが、上述の平面内で半径30mmの範囲以内であるのが良い。また、観点を変えると、本実施例のように接触部とセンサが3つ以上ある場合に、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、センサの被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致するということができる。
(実施例4)
図11を用いて実施例4における保持装置について説明する。実施例1では、光学要素1と支持枠104が3箇所の胴付き106と接着剤で結合するのに対して、実施例4では機械的にクランプしている。
図11において、光学要素の周縁部の3箇所で接触して光学要素を支持する支持部材として、クランプ機構140を備える。センサやアクチュエータは図示を省略しているが、実施例1および2と同様に適用されるものとする。
本実施例によれば、クランプ機構140が光学要素1と接触する接触部と位置センサによる被検出箇所は、ある回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置される。ここで、クランプ機構140が光学要素1と接触する接触部が実質的に第1平面上に存在し、光学要素1の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸とする。この同一方向の一致の範囲は、適用される光学要素1の光学敏感度、すなわち許容される誤差によって異なる。例えば、±5度の範囲であれば、傾き角度検出の誤差に影響しない場合が多いうえ、比較的光学要素1の直径が小さい場合でも駆動機構と干渉することなく配置することが可能である。
これによって、上述の変形が小さい箇所で検出を行うことができる。すなわち変形による計測誤差をさらに低減することができる。
また、光学要素1の重心を通る回転軸の代わりに、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り第1平面に垂直な軸を回転軸としてもよい。もちろん、光学要素1の重心を通る回転軸と多角形の重心を通る回転軸とが一致してもよい。
本実施例では光学要素1の光軸が上述の回転軸と一致する例を示すが、光軸が回転軸と一致しない場合にも適用可能である。
また、観点を変えると、本実施例のように接触部とセンサが3つ以上ある場合に、複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、センサによる被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致するということができる。なお、接触部は接触領域における面積重心を代表点として考えてもよい。
(露光装置を用いたデバイス製造方法の例)
次に、図12及び図13を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図12は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップS2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスクを製作する。ステップS3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップS4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。ステップS5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップS6(検査)では、ステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップS7)される。
図13は、ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップS11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップS12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップS13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップS15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップS16(露光)では、露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに露光する。ステップS17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップS18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップS19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
露光装置の概要を示す図 実施例1における保持装置を示す図 保持装置の位置センサの詳細を示す図 駆動機構を示す図 駆動機構のリンク機構の動作を示す図 光学要素を制御する制御系を示す図 光学要素の制御フローチャート図 実施例2における保持装置を示す図 実施例2における位置センサの詳細を示す図 実施例3における保持装置を示す図 実施例4における保持装置を示す図 露光装置を使用したデバイスの製造を説明するためのフローチャート図 図10に示すフローチャートのステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャート図 特許文献1に記載された先行技術を示す図 特許文献2に記載された先行技術を示す図
符号の説明
1 光学要素
4 照明ユニット
5 レチクル
6 レチクルステージ
7 投影光学系
8 ウエハ
9 ウエハステージ
11 鏡筒
12 鏡筒定盤
13 本体
14 除振機構
20 制御ユニット
21 ドライバ
22 光学要素用CPU
23 露光装置用CPU
24 除振機構制御ユニット
25 照明制御ユニット
26 レチクルステージ制御ユニット
27 ウエハステージ制御ユニット
102 位置センサ
104 支持枠
105 支持枠取り付けネジ
106 胴付き
110 駆動機構
111 本体
112 ピエゾアクチュエータ
113 ピエゾ調整ねじ
115 方向変換部材
116 変換部材結合ネジ
121 センサヘッド
122 センサブラケット
123 ターゲット
124 第1センサ
125 第2センサ
126 センサブラケット
127 Z−センサヘッド
128 R−センサヘッド
129 センサブラケット
130 Z−センサヘッド
131 ターゲット
140 保持機構

Claims (14)

  1. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記光学要素の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、
    前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴とする光学要素保持装置。
  2. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、
    前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴とする光学要素保持装置。
  3. 前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所とが、前記光学要素の光軸回りの回転方向において実質的に同一の方向に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学要素保持装置。
  4. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記支持部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、前記前記センサによる複数の被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致することを特徴とする光学要素保持装置。
  5. 前記支持部材は、前記光軸回りの回転方向に関して等間隔な3箇所で前記光学要素を支持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学要素保持装置。
  6. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記光学要素の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、
    前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴とする光学要素保持装置。
  7. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部が実質的に第1平面上に存在し、前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形の重心を通り前記第1平面に垂直な軸を回転軸とするとき、
    前記複数の接触部と前記センサによる複数の被検出箇所は、前記回転軸の回転方向において、実質的に同一の方向に配置されることを特徴とする光学要素保持装置。
  8. 光学要素の周縁部の複数箇所で接触して前記光学要素を支持する支持部材と、前記支持部材を支持する鏡筒と、前記光学要素または前記光学要素に取り付けられたターゲット部材の変位を複数箇所で検出するセンサと、前記センサの出力にもとづいて前記光学要素を移動させるアクチュエータとを備える光学要素保持装置であって、
    前記複数の接触部を直線でつないで形成される多角形と、前記センサによる複数の被検出箇所を直線でつないで形成される多角形の各頂点の向きが実質的に一致することを特徴とする光学要素保持装置。
  9. 前記支持部材は前記センサと対向する位置に切り欠きが設けられ、前記切り欠きの内側に前記被検出箇所が配置されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の光学要素保持装置。
  10. 前記光学要素は鏡筒の内側に配置され、前記アクチュエータは前記鏡筒に対して前記支持部材を駆動し、前記センサは前記鏡筒に対する前記光学要素または前記ターゲット部材の相対変位を検出することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の光学要素保持装置。
  11. 前記光学要素は鏡筒の内側に配置され、前記アクチュエータは前記鏡筒に対して前記支持部材を駆動し、前記センサは前記支持部材に対する前記光学要素または前記ターゲット部材の相対変位を検出し、さらに前記鏡筒に対する前記支持部材の相対変位を検出する第2センサを備えることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の光学要素保持装置。
  12. 前記ターゲット部材はガラス材からなり、前記被被検出箇所に金属膜が形成されることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の光学要素保持装置。
  13. 原版のパターンを投影光学系によって基板上に投影して露光する露光装置であって、
    前記投影光学系の一部を構成する光学要素を請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光学要素保持装置で保持することを特徴とする露光装置。
  14. 請求項13に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    露光された基板を現像する工程とを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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