JP2008139985A - 現場点検監視支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現場において作業者に対して適切な情報を提供すると共に、作業効率を向上できる現場点検監視支援装置を提供する。
【解決手段】現場点検監視支援端末12は、タグデータ読取手段121により点検対象の機器のタグ装置よりタグコード及び機器状態データを読み取る。データサーバ21のデータ検索手段25は、点検対象の機器のタグ装置より読み取ったタグコードに基づき履歴データDB24aを検索し、点検対象の機器の前回点検時の機器状態データを取得する。現場点検監視支援端末12の表示手段123は、履歴データDB24aから得られた前回点検時の機器状態データを、タグデータ読取手段121にて読み取った今回点検時の機器状態データと共に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は発電所等に設置されるプラントに属する複数の機器の点検作業に用いる現場点検監視支援装置に関する。
通常、発電所は複数のプラントで構成され、また各プラントにはそれぞれ複数の機器が設置されており、現場にて作業者により機器毎に点検作業が行われている。この点検作業は機器毎に点検項目や点検手順が異なるため、作業者は点検対象機器の仕様書やマニュアルを参照しながら点検操作を行っている。各機器の点検操作後は、機器のデータを計測し記録している。日々の点検作業は全ての機器を毎日点検するのではなく、複数の点検コースから予め選択されたコースに従いコース上に配置された各機器に対して点検を実施している。
また、定期検査後の各機器の試運転作業においては、作業前準備として各機器の運転マニュアルを参照して現場作業手順書を作成し、手順書を機器試運転作業時に携帯して機器の操作を行っている。
さらに、作業者は、各機器の点検作業を行う際、その現場点検開始前に事務所にて各機器の閾値を携帯端末に取り込む作業を行っている。閾値は、過去の点検時に測定した機器状態データをもとに決定される各機器の正常値範囲に相当する基準値である。作業者は各機器の閾値を取り込んだ携帯端末を現場に持ち込み各機器の点検作業を実施する。作業者は、機器に備えられた計器からその機器の機器状態データを測定し記録をとる。また、作業者は、測定した機器の機器状態データと携帯端末の閾値とを比較し、測定した機器の機器状態データが閾値を逸脱する場合その機器を異常と判定する。機器の異常を発見した場合、前回点検時の機器状態データを参照して、計測結果が大きく変化している個所について、点検マニュアルを参照して、原因を特定している。作業者は、復旧手順書を参照して異常と判定された機器に対する現場での復旧作業を実施している。この現場の復旧作業において参照される最終的な復旧手順書は対象機器の前回復旧時の作業手順や各種マニュアルに基づいて事前に作成されるものである。異常と判定された機器から測定されたデータは、作業者により現場にて記録される。現場にて記録された機器状態データは、作業者が事務所に持ち帰りデータ登録し蓄積を行う。
なお、従来のプラントの機器の点検作業に用いる現場点検監視支援装置としては特許文献1に記載されているものがある。
特開平5−35228号公報
しかしながら、このような従来技術による現場点検作業には次のような課題があった。
現場点検作業では複数の点検コースがあり経路が複雑である。このためコースを熟知していない作業者にとっては、点検すべき機器がどこにあるのか把握することが難しい。点検項目や点検方法が複雑である場合は、経験の少ない作業者のみでの点検作業は難しく、経験者が同伴して一緒に作業する必要があった。
また、試運転作業において試運転中に機器のマニュアルや以前の点検時の記録を参照する際に、作業前準備に不備があり機器のマニュアルや点検時の記録などの資料を用意していなかった場合、作業者は、これらの資料を保管しているデータ保管場所である事務所へ戻り、資料を確認する必要があった。
さらに、作業者自身が測定した機器の機器状態データと携帯端末の閾値とを比較し異常判定を行なうため、計測値が異常値であっても見逃してしまうことがあった。また、異常値を発見できても異常値を発見した機器の操作経験が無い場合、データ保管場所である事務所に戻り、機器の復旧手順書や過去の対応記録を確認する必要があった。
その他に、計測した機器の機器状態データは、事務所において作業者が手動で携帯端末からデータ登録用のデータサーバに登録する必要があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するために提案するものであり、その目的は、現場において作業者に対して適切な情報を提供すると共に、作業効率を向上できる現場点検監視支援装置を提供することにある。
本発明に係わる現場点検監視支援装置は、点検対象となるプラントの機器に設置されたタグ装置と、前記機器の機器状態データを収集する現場点検監視支援端末と、前記現場点検監視支援端末により収集された前記機器状態データを履歴データとして格納するデータサーバを具備した現場点検監視支援装置において、
前記タグ装置は、前記タグ装置を識別するためのタグコードを格納するタグコード保存手段と、前記タグ装置の設置された前記機器の機器状態データを収集する機器データ収集手段とを備え、
前記現場点検監視支援端末は、前記タグ装置の前記タグコード保存手段により格納された前記タグコード及び前記機器データ収集手段により収集された前記機器状態データを読み取るタグデータ読取手段と、前記タグデータ読取手段により読み取られた前記タグコード及び前記機器状態データを前記データサーバへ伝送するデータ伝送手段と、データを表示する表示手段とを備え、
前記データサーバは、前記機器状態データを履歴データとして格納する履歴データデータベースと、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグコード及び前記機器状態データを受信するデータ伝送手段と、 前記データ伝送手段により受信された前記機器状態データを前記履歴データデータベースに保存するデータ保存手段と、前記データ伝送手段により受信された前記タグデータに基づき前記履歴データデータベースを検索し、前回点検時の機器状態データを取得するデータ検索手段とを備え、
更に、前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記前回点検時の機器状態データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記前回点検時の機器状態データを受信し、
前記表示手段は、前記受信された前記前回点検時の機器状態データを前記タグデータ読取手段により読み取られた前記機器状態データと共に表示することを特徴とする。
前記タグ装置は、前記タグ装置を識別するためのタグコードを格納するタグコード保存手段と、前記タグ装置の設置された前記機器の機器状態データを収集する機器データ収集手段とを備え、
前記現場点検監視支援端末は、前記タグ装置の前記タグコード保存手段により格納された前記タグコード及び前記機器データ収集手段により収集された前記機器状態データを読み取るタグデータ読取手段と、前記タグデータ読取手段により読み取られた前記タグコード及び前記機器状態データを前記データサーバへ伝送するデータ伝送手段と、データを表示する表示手段とを備え、
前記データサーバは、前記機器状態データを履歴データとして格納する履歴データデータベースと、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグコード及び前記機器状態データを受信するデータ伝送手段と、 前記データ伝送手段により受信された前記機器状態データを前記履歴データデータベースに保存するデータ保存手段と、前記データ伝送手段により受信された前記タグデータに基づき前記履歴データデータベースを検索し、前回点検時の機器状態データを取得するデータ検索手段とを備え、
更に、前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記前回点検時の機器状態データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記前回点検時の機器状態データを受信し、
前記表示手段は、前記受信された前記前回点検時の機器状態データを前記タグデータ読取手段により読み取られた前記機器状態データと共に表示することを特徴とする。
本発明によれば、現場において作業者に対して適切な情報を提供すると共に、作業効率を向上できる現場点検監視支援装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なおこれら図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の現場点検監視支援装置1の全体構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態の現場点検監視支援装置1の全体構成を示すブロック図である。
この図1に示すとおり現場点検監視支援装置1は、発電所10内のプラント11の機器111〜11mに設置された複数のタグ装置131〜13mと、現場点検時に作業員により携帯され使用される現場点検監視支援端末12と、発電所10と異なる場所である総合場所20内に設置されたデータサーバ21とを備える。
タグ装置131〜13mは、当該タグ装置が設置された機器を識別するためのタグコードを保存するタグコード保存手段131a〜13maと、対応する機器111〜11mの機器状態データを収集する機器データ収集手段131b〜13mbとをそれぞれ備える。なお図1では、便宜上、一つのプラント11のみ記載しているが、発電所10にはこれ以外にも複数のプラントが設置されており、これらプラント11以外の複数のプラントに属する機器にもプラント11と同様なタグ装置が設置されている。
現場点検監視支援端末12は、タグ装置131〜13mからタグデータ及び機器状態データを読み取るタグデータ読取手段121と、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21とデータ伝送を行うデータ伝送手段122と、データ表示を行う表示手段123と、作業者からの指示及びデータ入力を行うための入力手段124を備える。
データサーバ21は、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援装置12とデータ伝送を行なうデータ伝送手段22と、現場点検監視支援端末12から伝送される機器状態データを履歴データDB24aに出力し保存させるデータ保存手段23と、機器状態データを履歴データとして格納する履歴データDB24aと、現場点検監視支援端末12からのデータ検索要求に応じて履歴データDB24aの履歴データを検索するデータ検索手段25を備える。
次に、上述した構成を有する現場点検監視支援装置1の動作を説明する。
ここでは、作業者が、現場点検監視支援端末12をプラント11の設置場所に持ち運び、機器11に対して点検作業を行なう場合について説明する。先ず、作業者は、現場点検監視支援端末12のタグデータ読取手段121を機器111に設置されたタグ装置131に近づけ、次いで、入力手段124を操作し機器111の機器状態データの読取を指示する。作業者から機器状態データの読取の指示が行われると、タグデータ読取手段121は、タグ装置131のタグコード保存手段131aよりタグ装置131が設置されている機器111を特定するための固有のタグコードを読み取る。同時に、タグデータ読取手段121は、タグ装置131の機器データ収集手段131bから機器111の機器状態データを読み取る。タグデータ読取手段121は、読み取った機器111のタグコードと機器状態データをデータ伝送手段122に出力する。
データ伝送手段122は、タグコード読取手段121から出力されたタグコードと機器状態データを、通信ネットワークN1を介してタグコードをデータサーバ21に伝送する。また、データ伝送手段122は、タグコード読取手段121から出力される機器状態データを、機器111の今回点検時の機器状態データとして表示手段123へ出力する。
一方、データサーバ21では、データ伝送手段22が、現場点検監視支援端末12から伝送されたタグコードを受信する。データ伝送手段22は、受信したタグコードをデータ検索手段25へ出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力されたタグコードに基づき履歴データDB24aを検索し、このタグコードに対応する機器111の前回点検時の機器状態データを取得し、データ伝送手段22へ出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された機器111の前回点検時の機器状態データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12のデータ伝送手段122は、データサーバ21から伝送される機器111の前回点検時の機器状態データを受信し、表示手段123へ出力する。そして、表示手段123では、データ伝送手段122から出力された機器111の前回点検時の機器状態データを今回取得した機器111の今回点検時の機器状態データと併せて作業者が比較可能な形式で表示する。
機器111の点検作業が終了すると、作業者は、現場点検監視支援端末12の入力手段124を操作し、今回点検時の機器状態データをデータサーバ21へ伝送するよう指示する。この作業者の指示に応じて、現場点検監視支援端末12のデータ伝送手段122は、タグコード読取手段121にて読み取られた機器111の今回点検時の機器状態データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21においては、データ伝送手段22が、現場点検監視支援端末12から伝送された機器111の今回点検時の機器状態データを受信し、この受信した機器111の今回点検時の機器状態データをデータ保存手段23へ出力する。データ保存手段23は、データ伝送手段22から出力された機器111の今回点検時の機器状態データを履歴データとして履歴データDB24aに保存する。
このように第1の実施形態では、表示手段123において、前回点検時の機器状態データを今回点検時の機器状態データと併せて比較可能な形式で表示するので、作業者が、前回点検時の機器状態データに基づいて、今回点検時の機器状態データが異常か否かを確認することができる。よって、作業者は、現場にて機器に異常が発生しているか否かを容易に確認することができる。
なお、履歴データDB24aには、履歴データとして、機器状態データに加えて、この機器状態データの正常値範囲を示す閾値データを併せて格納しても良い。この場合、データサーバ21のデータ検索手段25は、履歴データDB24aの検索時には前回点検時の機器状態データと共に閾値データも検索する。現場点検監視支援端末12の表示手段123では、今回点検時の機器状態データ、前回点検時の機器状態データと共に、閾値データも併せて作業者が比較可能な形式で表示する。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器の前回点検時の機器状態データを表示する場合も同様の動作により行なえる。
また、上述した実施形態では、データサーバ21から所定の機器の機器状態データを個別に取得する方法について説明した。しかしこれに限らず、例えば、作業者が指定する点検作業対象の点検コースについて、その点検コース上に配置された全て或いは複数の機器の機器状態データと対応するタグコードを、予め一括してデータサーバ21から現場点検監視支援端末12に伝送し、現場点検監視支援端末12の記憶手段(図示せず)にて記憶させておいても良い。この場合、現場点検監視支援端末12では、次の動作を行なう。すなわち、データ伝送手段122は、タグコード読取手段121が読み取ったタグコードについて現場点検監視支援端末12の記憶手段に記憶されているか否かを判断する。タグコードが記憶手段に記憶されていない場合、データ伝送手段122は上述した場合と同様にタグコードをデータサーバ21に伝送する。一方、タグコードが記憶手段に既に記憶されている場合、データ伝送手段122は記憶手段から対応する機器状態データを取得し、表示手段123に出力する。この場合、データ伝送手段122はタグコードをデータサーバ21に伝送しない。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bの全体構成を示すブロック図である。第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bは、第1の実施形態の現場点検監視支援装置1の構成に対し、データサーバ21に、設備データを格納する設備データDB24bを更に備えた構成を有する。
図2は、第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bの全体構成を示すブロック図である。第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bは、第1の実施形態の現場点検監視支援装置1の構成に対し、データサーバ21に、設備データを格納する設備データDB24bを更に備えた構成を有する。
設備データDB24bは、設備データとして、発電所10の複数のプラントの各機器に関する図面データ、点検マニュアルデータ(点検項目、点検内容を含む)、機器の操作方法に関する操作マニュアルデータ(機器の異常を発見した際の復旧手順を示すマニュアルデータも含む)を格納している。
このように設備データDB24bを備えることで、現場で、現場点検監視支援端末12にて、前回点検時の機器状態データの表示に加え、設備データも表示するようにした。
次に第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bの動作を説明する。作業者から機器状態データの読取の指示が行われると、タグデータ読取手段121は、タグ装置131のタグコード保存手段131aよりタグ装置131が設置された機器111を特定するための固有のタグコードを読み取る。そしてデータ伝送手段122が、タグデータ読取手段121より読み取られたタグコードを、通信ネットワークN1を介して、データサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が、データ伝送手段122より伝送された機器111のタグコードを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力された機器111のタグコードに基づき、履歴データDB24aを検索して機器111の前回点検時の機器状態データを取得する。また、データ検索手段25は、機器111のタグコードに基づき設備データDB24bを検索して機器111の設備データを取得する。データ検索手段25は、取得した機器111の前回点検時の機器状態データと設備データをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された機器111の前回点検時の機器状態データと設備データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12のデータ伝送手段122は、データサーバ21から伝送される機器111の前回点検時の機器状態データと設備データを受信し、表示手段123へ出力する。そして、表示手段123において、機器111の前回点検時の機器状態データと機器111の今回点検時の機器状態データとを比較可能な形式で表示すると共に、更に機器111の設備データも表示する。
このように第2の実施形態では、点検作業時に作業対象の機器の図面データ、点検マニュアルデータ、操作マニュアルデータといった設備データを現場点検監視支援端末12に表示するようにしたので、作業者が現場で容易に確認することが可能となる。
また、第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bにおいて上述した点検対象機器の設備データを表示する動作以外の動作は、上述した第1の実施形態の現場点検監視支援装置1と同様である。
なお、上記では点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器の設備データを表示する場合も同様の動作により行なえる。
また、上述した実施形態では、データサーバ21から所定の機器の機器状態データと設備データを個別に取得する方法について説明した。しかしこれに限らず、例えば、作業者が指定する点検作業対象の点検コースについて、その点検コース上に配置された全て或いは複数の機器の機器状態データ、設備データ及び対応するタグコードを、予め一括してデータサーバ21から現場点検監視支援端末12に伝送し、現場点検監視支援端末12の記憶手段(図示せず)にて記憶させておいても良い。この場合、データ伝送手段122は、タグコード読取手段121が読み取ったタグコードについて現場点検監視支援端末12の記憶手段に記憶されているか否かを判断する。タグコードが記憶手段に記憶されていない場合、データ伝送手段122は上述した場合と同様にタグコードをデータサーバ21に伝送する。一方、タグコードが記憶手段に既に記憶されている場合、データ伝送手段122は記憶手段から対応する機器状態データ、設備データを取得し、表示手段123に出力する。この場合、データ伝送手段122はタグコードをデータサーバ21に伝送しない。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cの全体構成を示すブロック図である。第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cは、第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bの構成に対し、データサーバ21に点検履歴データを格納する点検履歴データDB24cを更に備えた構成を有する。
図3は、第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cの全体構成を示すブロック図である。第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cは、第2の実施形態の現場点検監視支援装置1bの構成に対し、データサーバ21に点検履歴データを格納する点検履歴データDB24cを更に備えた構成を有する。
点検履歴データDB24cは、点検履歴データとして、作業者より入力される点検作業時の各機器のチェック結果データや気付き事項データや点検試運転時の各機器の点検試運転履歴データを格納している。
これにより現場点検監視支援装置1cでは、現場点検監視支援端末12にて、点検対象機器のタグ装置からタグコードを読み取ることにより、該当機器の前回点検時の機器状態データと設備データに加え、点検履歴データも表示するようにした。
次に第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cの動作を説明する。
機器111に対する点検作業時に、作業者からの現場点検監視支援端末12の操作により、データ入力手段124によって機器111の点検時のチェック結果や気付き事項に関するデータが入力される。データ伝送手段122は入力された機器111のチェック結果データや気付き事項データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。機器111に対する点検試運転時に作業者からデータ入力手段124によって点検試運転履歴データが入力されたときも、データ伝送手段122は入力された機器111の点検試運転履歴データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
一方、データサーバ21においては、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送される機器111のチェック結果データ、気付き事項データ、点検試運転履歴データを受信し、受信したこれら機器111の点検履歴データをデータ保存手段23に出力する。データ保存手段23は、データ伝送手段22から出力された機器111の点検履歴データを点検履歴データDB24cに保存する。
上記したように機器111の点検履歴データが点検履歴データBD24cに格納された後、機器111に対する点検作業(次回点検作業)が行われる場合、次の通り機器111の点検履歴データを表示する。
即ち、次回点検作業時に、作業者から機器状態データの読取の指示が行われると、タグデータ読取手段121は、タグ装置131のタグコード保存手段131aよりタグ装置131が設置された機器111を特定するための固有のタグコードを読み取る。そしてデータ伝送手段122が、タグデータ読取手段121より読み取られたタグコードを、通信ネットワークN1を介して、データサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送される機器111のタグコードを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、この機器111のタグコードに基づき履歴データDB24a及び設備データDB24bをそれぞれ検索して機器111の前回点検時の機器状態データ及び設備データを取得する。更に、データ検索手段25は、機器111のタグコードに基づき点検履歴データDB24cを検索して機器111の点検履歴データを取得する。データ検索手段25は、取得した機器111の前回点検時の機器状態データ、設備データ及び点検履歴データをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された機器111の前回点検時の機器状態データと設備データ及び点検履歴データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12のデータ伝送手段122は、データサーバ21から伝送される機器111の前回点検時の機器状態データと設備データ及び点検履歴データを受信し、表示手段123へ出力する。そして、表示手段123において、機器111の前回点検時の機器状態データと機器111の今回点検時の機器状態データとを比較可能な形式で表示し、更に、機器111の設備データと点検履歴データとを併せて表示する。
このように、設備データの点検マニュアルデータ(点検項目、点検内容)と合わせて点検履歴データ(前回点検時のチェック結果データ、気付き事項データ、点検試運転履歴データ)を表示するので、作業者は、点検履歴データを参照することにより、今回の点検作業における重点事項や注意事項について容易に確認することができる。
なお、第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cにおいて上述した点検対象機器の点検履歴データを表示する動作以外の動作は、上述した第2の実施形態の現場点検監視支援装置1cと同様である。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器の点検履歴データを表示する場合も同様の動作により行える。
また、上述した実施形態では、データサーバ21から所定の機器の機器状態データ、設備データ、点検履歴データを個別に取得する方法について説明した。しかしこれに限らず、例えば、作業者が指定する点検作業対象の点検コースについて、その点検コース上に配置された全て或いは複数の機器の機器状態データ、設備データ、点検履歴データ及び対応するタグコードを、予め一括してデータサーバ21から現場点検監視支援端末12に伝送し、現場点検監視支援端末12の記憶手段(図示せず)にて記憶させておいても良い。この場合、データ伝送手段122は、タグコード読取手段121が読み取ったタグコードについて現場点検監視支援端末12の記憶手段に記憶されているか否かを判断する。タグコードが記憶手段に記憶されていない場合、データ伝送手段122は上述した場合と同様にタグコードをデータサーバ21に伝送する。一方、タグコードが記憶手段に既に記憶されている場合、データ伝送手段122は記憶手段から対応する機器状態データ、設備データ、点検履歴データを取得し、表示手段123に出力する。この場合、データ伝送手段122はタグコードをデータサーバ21に伝送しない。
(第4の実施形態)
図4は、第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dの全体構成を示すブロック図である。第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dは、第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cの構成に対し、データサーバ21が機器配置図データを格納する機器配置図データDB24dと点検順路データを格納する点検順路データDB24eとを更に備えた構成を有する。
図4は、第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dの全体構成を示すブロック図である。第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dは、第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cの構成に対し、データサーバ21が機器配置図データを格納する機器配置図データDB24dと点検順路データを格納する点検順路データDB24eとを更に備えた構成を有する。
機器配置図データDB24dに格納された機器配置図データは、発電所10の建屋内に配置されている各機器の配置位置を示したデータである。点検順路データDB24eは、発電所10内の複数の点検順路について、点検順路毎に点検対象となる複数の機器の点検順序及びその点検順路を示したデータである。
次に第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dの動作を説明する。
先ず、点検作業開始時に、作業者による現場点検監視支援端末12のデータ入力手段124の操作により、点検作業の対象とする点検順路が指定されると、データ伝送手段122は、データ入力手段124から入力された点検順路を示す点検順路指定データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送された点検順路指定データを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力された点検順路指定データに基づいて点検順路データDB24d及び機器配置図データDB24eをそれぞれ検索し、対応する点検順路データ及び機器配置図データをそれぞれ取得する。そして、データ検索手段25は、取得した点検順路データ及び機器配置図データをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された点検順路データ及び機器配置図データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12では、データ伝送手段122が、データサーバ21から伝送された点検順路データ及び機器配置図データを受信し、表示手段123に出力する。そして、表示手段123は、データ伝送手段122から出力された点検順路データ及び機器配置図データを表示する。
ここで、例えば、作業者が、プラント11の機器111を含み且つ機器111を最初の点検対象とする点検ルートを点検開始時に指定した場合を説明する。このとき、表示手段123では、機器111が配置された建屋の入口から機器111の配置位置までの順路を点検順路データとして表示し、また、建屋内の機器111の配置図を機器配置図データとして表示する。
機器111に対する点検作業が終了すると、作業者から現場点検監視支援端末12のデータ入力手段124により機器111の点検終了データが入力される。データ入力手段124により機器111の点検終了データが入力されると、データ伝送手段122は、この機器111の点検終了データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送された機器111の点検終了データを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力された機器111の点検終了データに基づいて点検順路データDB24d及び機器配置図データDB24eをそれぞれ検索し、機器111の次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データをそれぞれ取得する。そして、データ検索手段25は、取得した次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12では、データサーバ21から伝送された次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データをデータ伝送手段122にて受信し、表示手段123に出力する。そして、表示手段123にて、データ伝送手段122から出力された次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データを表示する。
第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dにおいて上述した点検順路データ及び機器配置図データを表示する動作以外の動作は、上述した第3の実施形態の現場点検監視支援装置1cと同様である。
このように第4の実施形態では、点検作業時に作業対象の機器の点検順路データ及び機器配置図データを表示するので、作業者は、作業対象の機器の点検順路及び配置位置を容易に確認できる。このため、建屋内の機器に不慣れな作業者でも点検作業の作業を容易に行なうことが可能となる。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器の点検順路データ及び機器配置図データを表示する場合も同様の動作により行なえる。
また、上述した実施形態では、データサーバ21から所定の機器の点検順路データ及び機器配置図データを個別に取得する方法について説明した。しかしこれに限らず、例えば、作業者が指定する点検作業対象の点検コースについて、その点検コース上に配置された全て或いは複数の機器の点検順路データ、機器配置図データを、予め一括してデータサーバ21から現場点検監視支援端末12に伝送し、現場点検監視支援端末12の記憶手段(図示せず)にて記憶させておいても良い。この場合、データ入力手段124により所定の機器の点検終了データが入力されると、データ伝送手段122は、次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データが現場点検監視支援端末12の記憶手段に記憶されているか否かを判断する。次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データが記憶手段に記憶されていない場合、データ伝送手段122は上述した場合と同様に所定の機器の点検終了データをデータサーバ21に伝送する。一方、次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データが記憶手段に既に記憶されている場合、データ伝送手段122は記憶手段から次の点検順番の機器に関する点検順路データ及び機器配置図データを取得し、表示手段123に出力する。この場合、データ伝送手段122は所定の機器の点検終了データをデータサーバ21に伝送しない。
(第5の実施形態)
図5は、第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eの全体構成を示すブロック図である。第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eは、第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dの構成に対し、更に、発電所10のプラント11の建屋の各階に統合タグ装置14を備えると共に、タグ装置131〜13mに通信手段131c〜13mc及び発光手段131d〜13mdをそれぞれ備え、また、現場点検監視支援端末12に通信手段125を備えた構成を有する。ここで、便宜上、図5には統合タグ装置14は一つのみ記載しているが、プラント11の建屋の階数に対応する個数分の統合タグ装置14が設置されている。
図5は、第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eの全体構成を示すブロック図である。第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eは、第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dの構成に対し、更に、発電所10のプラント11の建屋の各階に統合タグ装置14を備えると共に、タグ装置131〜13mに通信手段131c〜13mc及び発光手段131d〜13mdをそれぞれ備え、また、現場点検監視支援端末12に通信手段125を備えた構成を有する。ここで、便宜上、図5には統合タグ装置14は一つのみ記載しているが、プラント11の建屋の階数に対応する個数分の統合タグ装置14が設置されている。
機器111〜11mの各機器はプラント11の建屋の各階に分かれてそれぞれ配置されており、機器配置図データDB24eには、プラント11の建屋の各階ごとに、対応する階に存在する機器の配置位置を示すフロワ全体の機器配置図データが格納されている。
次に第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eの動作を説明する。
プラント11の建屋の各階の入口に到達すると、作業者は現場点検監視支援端末12を操作し、タグデータ読取手段121によって階入口に設置された統合タグ装置14から統合タグコードを読み取る。例えば、1階入口の場合、タグデータ読取手段121は1階の入口に設置された統合タグ装置14の統合タグコードを読み取る。データ伝送手段122は、タグデータ読取手段121にて読み取った1階の統合タグ装置14の統合タグコードを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送された1階の統合タグ装置14の統合タグコードを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力された1階の統合タグ装置14の統合タグコードに基づいて機器配置図データDB24eを検索し、1階のフロア全体の機器配置図データを取得する。そして、データ検索手段25は、取得した1階のフロア全体の機器配置図データをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された1階のフロア全体の機器配置図データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12では、データ伝送手段122がデータサーバ21から伝送された1階のフロア全体の機器配置図データを受信し、表示手段123に出力する。表示手段123では、データ伝送手段122から出力された1階のフロア全体の機器配置図データを表示する。
表示手段123において1階のフロア全体の機器配置図データを表示すると、作業者は、データ入力手段124を操作し、表示手段123に表示された機器配置図の機器の中から点検対象とする機器を選択する。データ入力手段124により所定の機器が選択されると、通信手段125は、選択された所定の機器のタグ装置に対して、当該タグ装置の設置された機器が選択された旨を通知する機器選択通知データを送信する。例えば、機器111が選択された場合、通信手段125はタグ装置131に対して機器111が選択された旨を通知する機器選択通知データを送信する。タグ装置131では、その通信手段131cが、現場点検監視支援端末12より送信された機器選択通知データを受信する。通信手段131cにより機器選択通知データが受信されると、発光手段131dが発光する。
なお、第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eにおいて、上述した発光手段を発光させる際の動作以外の動作については、第4の実施形態の現場点検監視支援装置1dと同様である。
このように第5の実施形態では、作業者により選択された機器に設置したタグ装置の発光手段を発光させることにより、プラントの設置された建屋のフロア内の機器の設置位置を容易に確認することが可能になる。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器に設置したタグ装置の発光手段を発光させる場合も同様の動作により行なえる。
(第6の実施形態)
図6は、第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fの全体構成を示すブロック図である。第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fは、第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eの構成に対し、更に、データサーバ21においてタグコード関連付けデータDB24fを備えた構成を有する。また、機器を構成する部品に対してもタグ装置を設置した構成を有しており、例えば、図6のように、機器111を構成する部品111a〜111mに対してタグ装置が設置される。なお、図6では、部品111aに設置されているタグ装置1311のみ記載しているが、機器111のその他の部品のタグ装置もタグ装置1311と同様の構成を有する。また、プラント11の機器111以外の機器を構成する部品に設置されているタグ装置もタグ装置1311と同様の構成を有する。
図6は、第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fの全体構成を示すブロック図である。第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fは、第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eの構成に対し、更に、データサーバ21においてタグコード関連付けデータDB24fを備えた構成を有する。また、機器を構成する部品に対してもタグ装置を設置した構成を有しており、例えば、図6のように、機器111を構成する部品111a〜111mに対してタグ装置が設置される。なお、図6では、部品111aに設置されているタグ装置1311のみ記載しているが、機器111のその他の部品のタグ装置もタグ装置1311と同様の構成を有する。また、プラント11の機器111以外の機器を構成する部品に設置されているタグ装置もタグ装置1311と同様の構成を有する。
また、データサーバ21のタグコード関連付けデータDB24fの例を図7に示す。図7に示すように、タグコード関連付けデータDB24fは、発電所内のプラント11の各階の統合タグ装置14の統合タグコードと各機器111〜11mに設置されたタグ装置131〜13mのタグコードを親子関係として関連付け、更に各機器111〜11mに設置されたタグ装置131〜13mのタグコードと各機器111〜11mそれぞれの部品に設置されたタグ装置のタグコードを親子関係として関連付けたタグコード関連付けデータを格納している。
次に第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fの動作を説明する。
ここで、例えば、第5の実施形態にて説明した動作によって現場点検監視支援端末12の表示手段123において、プラント11の建屋内の1階のフロア全体の機器配置図データが表示されているとする。このとき、作業者によりデータ入力手段124が操作され、表示手段123にて表示された1階のフロア全体の機器配置図の機器の中から点検対象とする機器が選択されると、データ伝送手段122は、選択された点検対象の機器を示す点検対象機器データを、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が現場点検監視支援端末12から伝送された点検対象機器データを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力された点検対象機器データに基づいてタグコード関連付けデータDB24fを検索し、点検対象の機器の機器タグコードと当該点検対象の機器に設置された部品の部品タグコードを取得する。更に、データ検索手段25は、取得した点検対象の機器の機器タグコードと当該点検対象の機器に設置された部品の部品タグコードに基づいて履歴データDB24a、設備データDB24b、点検履歴データDB24cを検索し、点検対象の機器の履歴データ、設備データ、点検履歴データを取得すると共に、更に、当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを取得する。そして、データ検索手段25は、取得した点検対象の機器及び当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データ、部品タグコードをデータ伝送手段22に出力する。データ伝送手段22は、データ検索手段25から出力された点検対象の機器及び当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データ、部品タグコードを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12では、データ伝送手段122が、データサーバ21から伝送された点検対象の機器及び当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データ、部品タグコードを受信し、表示手段123に出力する。
また、データ伝送手段122は、受信された点検対象の機器及び当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データ、部品タグコードを現場点検監視支援端末12の図示しない記憶手段に記憶する。
表示手段123では、データ伝送手段122から出力された点検対象の機器及び当該点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを表示する。ここで、表示手段123における表示では、先ず、点検対象の機器の履歴データ、設備データ、点検履歴データを表示すると共に、当該点検対象の機器に設置された各部品の一覧などを表示する。なお、部品タグコードは各部品の一覧に対応させて表示しても良い。或いは、部品タグコードは表示しないが、表示手段123が、一覧表示している各部品に対応する部品タグコードとして内部的に保持しておいても良い。
作業者によりデータ入力手段124が操作され、表示手段123に表示された当該点検対象の機器に設置された各部品の一覧から所定の部品が選択された場合、表示手段123は、選択された部品に対応する部品タグコードに基づき記憶手段を検索し、記憶手段から対応する部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを取得し、表示する。
このように第6の実施形態では、点検対象の機器の履歴データ、設備データ、点検履歴データだけでなく、当該点検対象の機器の部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを表示することにより、作業者は、部品の図面や点検履歴を現場で容易に確認することが可能になる。
なお、第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fにおいて上述した点検対象の機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを表示する際の動作以外の動作は、上述した第5の実施形態の現場点検監視支援装置1eと同様である。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器に設置された各部品の履歴データ、設備データ、点検履歴データを表示する場合も同様の動作により行なえる。
(第7の実施形態)
図8は、第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gの全体構成を示すブロック図である。第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gは、第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fの構成に対し、更に、データサーバ21において閾値データDB24g及び判定手段26を備えた構成を有する。
図8は、第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gの全体構成を示すブロック図である。第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gは、第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fの構成に対し、更に、データサーバ21において閾値データDB24g及び判定手段26を備えた構成を有する。
閾値データDB24gは、閾値データとして、プラント11の各機器111〜11mについて予め設定された機器状態データの正常値範囲を示す閾値をそれぞれ格納している。判定手段26は、点検対象の機器から測定した機器状態データの現在値と閾値データDB24gの対応する閾値データの閾値を比較し、現在値が閾値データの閾値を超過しているか否かを判定するものである。
次に第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gの動作を説明する。
ここでは、例えば、機器111の機器状態データを測定する場合を説明する。
作業者からの現場点検監視支援端末12の操作により、機器111の機器状態データの読取が指示されると、タグデータ取込手段121は、タグ装置131のタグコード保存手段131a及び機器データ収集手段131bより、タグ装置131のタグコード及び機器111の機器状態データをそれぞれ読み取る。これら読み取ったタグ装置131のタグコード及び機器111の機器状態データは、データ伝送手段122により、通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送される。
一方、データサーバ21では、データ伝送手段22が、現場点検監視支援端末12から伝送されたタグ装置131のタグコードと機器111の機器状態データを受信する。そして、データ伝送手段22は、タグ装置131のタグコードと機器111の機器状態データを判定手段26に出力する。また、データ伝送手段22は、タグ装置131のタグコードをデータ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、伝送されたタグ装置131のタグコードに基づき閾値データDB24gを検索し、対応する機器111の機器状態データの閾値データを取得し、判定手段26に出力する。判定手段26は、データ検索手段25から出力された機器111の機器状態データの閾値データで示される閾値とデータ伝送手段22から出力された機器111の機器状態データの現在値とを比較し、現在値が閾値を超過しているか否かを判定する。この結果、現在値が閾値を超過していると判定した場合、機器の状態が警報すべき警報状態になっていることを作業者に警報すべく、判定手段26は、現在値が閾値を超過していることを示す警報データをデータ伝送手段22に出力する。このとき、判定手段26は、タグ装置131のタグコードを警報データに付加してデータ伝送手段22に出力する。そして、データ伝送手段22は、このタグ装置131のタグコードの付加された警報データを、通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送される。
現場点検監視支援端末12では、データ伝送手段122が、データサーバ21から伝送されたタグ装置131のタグコードの付加された警報データを受信し、通信手段125に出力する。通信手段125は、データ伝送手段122から出力された警報データに付加されたタグコードに基づき警報対象となる機器111を特定し、当該機器111に対応するタグ装置131に対して、警報データを送信する。
タグ装置131では、その通信手段131cが現場点検監視支援端末12の通信手段125から送信された警報データを受信すると、発光手段131dが発光する。
第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gにおいて上述した機器の警報状態の警報を行う際の動作以外の動作は、上述した第6の実施形態の現場点検監視支援装置1fと同様である。
このように第7の実施形態では、点検対象の機器の中で警報状態になっている機器について点検作業前に対応するタグ装置を発光するようにしたので、作業員が点検作業前に点検対象の機器の異常を検知することが可能となる。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器の中で警報状態になっている機器について点検作業前に対応するタグ装置を発光する場合も同様の動作により行なえる。
(第8の実施形態)
図9は、第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hの全体構成を示すブロック図である。第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hは、第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gの構成に対し、更に、データサーバ21において機器交換履歴データDB24hと算出手段27を備えた構成を有する。
図9は、第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hの全体構成を示すブロック図である。第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hは、第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gの構成に対し、更に、データサーバ21において機器交換履歴データDB24hと算出手段27を備えた構成を有する。
機器交換履歴データDB24hは、機器交換履歴データとして、プラント11の各機器111〜11mについて過去の交換年月日などを示す機器交換履歴データをそれぞれ格納している。また、設備データDB24bには、機器情報データとして、更に各機器111〜11mについて予め設定されている総運転時間、運転回数、運転期間などの交換条件データをそれぞれ格納している。算出手段27は、機器交換履歴データDB24hの機器交換履歴データと設備データDB24bの交換条件データとから所定機器の次回交換時期を算出する。
次に第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hの動作を説明する。ここでは、例えば、機器111を点検する場合を説明する。
作業者からの現場点検監視支援端末12の操作により、機器111のタグコードの読取が指示されると、タグデータ取込手段121は、タグ装置131のタグコード保存手段131aからタグ装置131のタグコードを読み取る。この読み取ったタグ装置131のタグコードは、データ伝送手段122が通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送する。
データサーバ21では、データ伝送手段22が、現場点検監視支援端末12から伝送されたタグ装置131のタグコードを受信し、データ検索手段25に出力する。データ検索手段25は、データ伝送手段22から出力されたタグ装置131のタグコードに基づき、設備データDB24b及び機器交換履歴データDB24hをそれぞれ検索し、対応する機器111の交換条件データ及び機器交換履歴データをそれぞれ取得する。データ検索手段25は、取得した機器111の交換条件データ及び機器交換履歴データを、算出手段27に出力する。算出手段27は、データ検索手段25から出力された機器111の交換条件データと機器交換履歴データに基づき機器111の次回交換時期を算出し、この算出した次回交換時期が近づいているか否かを判定する。次回交換時期が近づいていると判定した場合、算出手段27は、次回交換時期が近づいていることを示す交換アラームデータをデータ伝送手段22に出力する。ここで、算出手段27から出力される交換アラームデータには、次回交換時期を示すデータを含む。
データ伝送手段22は、算出手段27から出力された交換アラームデータを、データ検索手段25によって別途取得され出力される点検項目等の設備データに付加し、これらデータを通信ネットワークN1を介して現場点検監視支援端末12に伝送する。
現場点検監視支援端末12では、データ伝送手段122が、データサーバ21から伝送された機器111に対する交換アラームデータと点検項目等の設備データを受信し、表示手段123に出力する。表示手段123は、データ伝送手段122から出力された点検項目等の設備データを表示すると共に、交換アラームデータに基づいて機器111の次回交換時期が近づいている旨を警告表示する。この警告表示では次回交換時期を示すデータの表示も行なう。
また、例えば、機器111の交換作業を行った場合、作業者は、現場点検監視支援端末12のデータ入力手段124を操作し、機器111の交換作業を行った旨を示す機器交換データを入力する。このデータ入力手段124より入力された機器111の機器交換データは、データ伝送手段122より通信ネットワークN1を介してデータサーバ21に伝送される。
データサーバ21では、データ伝送手段22が、現場点検監視支援端末12から伝送された機器111の機器交換データを受信し、データ保存手段23に出力する。データ保存手段23は、データ伝送手段22から出力された機器111の機器交換データを機器交換履歴データとして機器交換履歴データDB24hに格納する。
第8の実施形態の現場点検監視支援装置1hにおいて上述した次回交換時期が近づいている旨の警告表示を行う際の動作以外の動作は、上述した第7の実施形態の現場点検監視支援装置1gと同様である。
このように第8の実施形態では、作業者が点検対象の機器の点検項目を現場で参照するタイミングに合わせて次回交換時期が近づいている旨を警告表示し、またその次回交換時期を表示することにより、作業者は現場にて次回交換次期が近づいていることを容易に確認できるため、機器やその機器の部品の交換漏れを防ぐことを可能とする。
以上は点検作業時について説明したが、点検試運転時に試運転の対象となるプラントの機器について次回交換時期が近づいている旨の警告表示を行う場合も同様の動作により行なえる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1,1b,1c,1d,1e,1f,1h…現場点検監視支援装置、10…発電所、11…プラント、12…現場点検監視支援端末、14…統合タグ装置、20…統合場所、21…データサーバ、22,122…データ伝送手段、23…データ保存手段、24a…履歴データDB、24b…設備データDB、24c…点検履歴データDB、24d…点検順路データDB、24e…機器配置図データDB、24f…タグコード関連付けデータDB、24g…閾値データDB、24h…機器交換履歴データDB、26…判定手段、27…算出手段、N1…通信ネットワーク、111…機器1、11m…機器m、111a…部品1、111m…部品m、121…タグデータ読取手段、123…表示手段、124…データ入力手段、125,131c,13mc,1311c…通信手段、131d,13md,1311d…発光手段、131,13m,1311…タグ装置、131a,13ma,1311a…タグコード保存手段、131b,13mb,1311b…機器データ収集手段。
Claims (8)
- 点検対象となるプラントの機器に設置されたタグ装置と、前記機器の機器状態データを収集する現場点検監視支援端末と、前記現場点検監視支援端末により収集された前記機器状態データを履歴データとして格納するデータサーバを具備した現場点検監視支援装置において、
前記タグ装置は、
前記タグ装置を識別するためのタグコードを格納するタグコード保存手段と、
前記タグ装置の設置された前記機器の機器状態データを収集する機器データ収集手段とを備え、
前記現場点検監視支援端末は、
前記タグ装置の前記タグコード保存手段により格納された前記タグコード及び前記機器データ収集手段により収集された前記機器状態データを読み取るタグデータ読取手段と、
前記タグデータ読取手段により読み取られた前記タグコード及び前記機器状態データを前記データサーバへ伝送するデータ伝送手段と、
データを表示する表示手段とを備え、
前記データサーバは、
前記機器状態データを履歴データとして格納する履歴データデータベースと、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグコード及び前記機器状態データを受信するデータ伝送手段と、
前記データ伝送手段により受信された前記機器状態データを前記履歴データデータベースに保存するデータ保存手段と、
前記データ伝送手段により受信された前記タグデータに基づき前記履歴データデータベースを検索し、前回点検時の機器状態データを取得するデータ検索手段とを備え、
更に、前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記前回点検時の機器状態データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記前回点検時の機器状態データを受信し、
前記表示手段は、前記受信された前記前回点検時の機器状態データを前記タグデータ読取手段により読み取られた前記機器状態データと共に表示する
ことを特徴とする現場点検監視支援装置。 - 前記データサーバは、前記機器の図面又は点検項目などの設備データを格納する設備データデータベースを更に備え、
前記データサーバの前記データ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグデータに基づき前記設備データデータベースを検索し、対応する設備データを取得し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記設備データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記設備データを受信し、
前記表示手段は、前記受信された前記設備データを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記データサーバは、前記機器の点検時のチェック結果などの点検履歴データを格納する点検履歴データデータベースを更に備え、
前記データサーバのデータ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグデータに基づき前記点検履歴データデータベースを検索し前記点検履歴データを取得し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記点検履歴データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記点検履歴データを受信し、
前記現場点検監視支援端末の前記表示手段は、前記受信された前記点検履歴データを表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記データサーバは、前記プラント内の機器の配置位置を示した機器配置図データを格納する機器配置図データデータベースと、前記機器の点検順路を示した点検順路データを格納する点検順路データデータベースとを更に備え、
前記データサーバのデータ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグデータに基づき前記機器配置図データデータベース及び前記点検順路データデータベースを検索し、前記機器配置図データ及び点検順路データを取得し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得された前記機器配置図データ及び点検順路データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記機器配置図データ及び点検順路データを受信し、
前記現場点検監視支援端末の前記表示手段は、前記受信された前記機器配置図データ及び点検順路データを表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記機器が設置された建物に設置された統合タグ装置を備え、
前記データサーバは、前記建物内のフロアに存在する機器の配置位置を示したフロア全体の機器配置図データを格納する機器配置図データデータベースを備え、
前記現場点検監視支援端末は、前記タグ装置と通信を行なう第1の通信手段を備え、
前記タグ装置は、前記現場点検監視支援端末の前記第1の通信手段と通信を行なう第2の通信手段と、発光手段とを備え、
前記現場点検監視支援端末の前記タグデータ読取手段は、前記統合タグ装置から統合タグコードを読み取り、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記タグデータ読取手段により読み取った前記統合タグ装置の統合タグコードを前記データサーバに伝送すると共に、前記データサーバから伝送された前記フロア全体の機器配置図データを受信し、
前記現場点検監視支援端末の前記表示手段は、前記データ伝送手段により受信された前記フロア全体の機器配置図データを表示し、
前記現場点検監視支援端末の前記入力手段は、前記表示手段により表示された前記フロア全体の機器配置図データから点検対象とする機器を選択し、
前記現場点検監視支援端末の前記第1の前記通信手段は、前記入力手段にて選択された機器のタグ装置に対して当該機器が選択された旨を通知する機器選択通知データを送信し、
前記データサーバのデータ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記統合タグ装置の統合タグコードに基づき前記機器配置図データデータベース及び前記点検順路データデータベースを検索し、前記機器配置図データ及び点検順路データを取得し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により取得した前記フロア全体の機器配置図データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記タグ装置の前記第2の通信手段は、前記現場点検監視支援装置の前記第1の通信手段から送信された前記機器選択通知データを受信し、
前記タグ装置の前記発光手段は、前記第2の通信手段により前記機器選択通知データが受信された場合に発光する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記機器を構成する部品に設置されたタグ装置と、
前記データサーバは、前記機器に設置されたタグ装置の機器タグコードと前記機器を構成する部品に設置されたタグ装置の部品タグコードとの関連を示す関連付けデータを格納するタグコード関連付けデータデータベースを備え、
前記現場点検監視支援端末の前記表示手段は、当該表示手段に表示した所定の機器に対する前記入力手段からの選択に応じて当該選択された機器を構成する複数の部品を表示し、この表示した複数の部品の中から点検対象とする部品に対する前記入力手段からの選択に応じて当該選択された部品の前記前回点検時の機器状態データなどの関連データを表示し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記入力手段により選択された部品に対応するタグコードを前記データサーバに伝送し、
前記データサーバの前記データ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記部品に対応するタグコードに基づき前記部品の前記前回点検時の機器状態データなどの関連データを検索し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記データ検索手段により検索された前記部品の前記前回点検時の機器状態データなどの関連データを前記現場点検監視支援端末に伝送する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記データサーバは、前記プラントの各機器について予め設定された機器状態データの閾値を示す閾値データを格納する閾値データデータベースと、前記閾値データデータベースに格納された前記閾値データと前記現場点検監視支援端末により取得された前記機器の機器状態データの現在値に基づいて、前記機器の状態が警報すべき警報状態になっているか否かを判定する判定手段とを備え、
前記現場点検監視支援端末は、前記タグ装置と通信を行なう第1の通信手段を備え、
前記タグ装置は、前記現場点検監視支援端末の前記第1の通信手段と通信を行なう第2の通信手段と、発光手段とを備え、
前記データサーバの判定手段は、警報状態と判定した場合、当該警報状態と判定した機器に対する警報データを出力し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記判定手段により出力された前記警報データを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバから伝送された前記警報データを受信し、
前記現場点検監視支援端末の前記第1の前記通信手段は、前記データ伝送手段により受信された前記警報データを、該当する機器のタグ装置に対して送信し、
前記タグ装置の前記第2の通信手段は、前記現場点検監視支援装置の前記第1の通信手段から送信された前記警報データを受信し、
前記タグ装置の前記発光手段は、前記第2の通信手段により前記警報データが受信された場合に発光する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。 - 前記データサーバは、前記プラントの各機器について過去の交換日などを示す機器交換履歴データを格納する機器交換履歴データデータベースと、前記機器の次回交換時期を算出する算出手段とを更に備え、
前記データサーバの前記設備データデータベースは、各機器について予め設定された交換条件を示す交換条件データを格納し、
前記データサーバのデータ検索手段は、前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段から伝送された前記タグデータに基づき前記機器交換履歴データベース及び前記設備データデータベースを検索し、前記機器交換履歴データ及び前記交換条件データを取得し、
前記データサーバの前記算出手段は、前記データ検索手段により取得された前記機器交換履歴データ及び前記交換条件データに基づき、前記機器の次回交換時期を算出し、この算出した前記次回交換時期が近づいているか否かを判定し、この判定の結果、次回交換時期が近づいていると判定した場合、前記機器の次回交換時期が近づいている旨を示す交換アラームデータを出力し、
前記データサーバの前記データ伝送手段は、前記算出手段により出力された前記交換アラームデータを前記現場点検監視支援端末に伝送し、
前記現場点検監視支援端末の前記データ伝送手段は、前記データサーバの前記データ伝送手段から伝送された前記交換アラームデータを受信し、
前記現場点検監視支援端末の前記表示手段は、前記受信された前記交換アラームデータに基づいて前記機器の次回交換時期が近づいている旨を警告表示する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現場点検監視支援装置。
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