JP2008154657A - 液状化粧料収納容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は塗布軸の先端部の塗布面に十分な液状化粧料を保持できるようにして、使用時に液状化粧料を突出させる操作回数を少なくして、楽に使用することができるとともに、突出させた液状化粧料が塗布面より脱落するのを効率よく防止することができる液状化粧料収納容器を得るにある。
【解決手段】 塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成して液状化粧料収納容器を構成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成して液状化粧料収納容器を構成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は液状化粧料を収納する液状化粧料収納容器に関する。
従来、この種の液状化粧料収納容器は塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を使用している。
このため、使用に際しては塗布軸の塗布面に開口された液状化粧料供給孔より液状化粧料を突出させて使用しているため、液状化粧料は十分な量の液状化粧料を突出させての使用ができず、突出させる操作を複数回行なわなければならず、面倒で、使用しずらいという欠点があった。
特公平6−39827
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、塗布軸の先端部の塗布面に十分な液状化粧料を保持できるようにして、使用時に液状化粧料を突出させる操作回数を少なくして、楽に使用することができるとともに、突出させた液状化粧料が塗布面より脱落するのを効率よく防止することができる液状化粧料収納容器を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成して液状化粧料収納容器を構成している。
本発明は塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の液状化粧料供給孔の周縁部に液状化粧料を保持する材質で形成された保持部を設けて液状化粧料収納容器を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成したので、塗布軸の先端部の塗布面に形成した液状化粧料を保持する凹部に液状化粧料を保持させることができる。
したがって、従来のように塗布面に突出させた液状化粧料がメカで引き出された時に、液状化粧料供給孔へ戻って、化粧に使用する液状化粧料が十分に確保できなくなる等の不具合を確実に防止することができる。
したがって、従来のように塗布面に突出させた液状化粧料がメカで引き出された時に、液状化粧料供給孔へ戻って、化粧に使用する液状化粧料が十分に確保できなくなる等の不具合を確実に防止することができる。
(2)前記(1)によって、塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成するだけでよいので、容易に実施することができる。
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られる。
(4)請求項3も前記(1)、(2)と同様な効果が得られる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の液状化粧料収納容器で、この液状化粧料収納容器1は液状化粧料の押し出し、引き戻し機構2を備える容器3と、この容器3の押し出し、引き戻し機構2により先端部の塗布面4に液状化粧料を導くことができる塗布軸5と、この塗布軸5を覆う前記容器本体3に着脱可能に取付けられるキャップ6とで構成されている。
前記容器本体3は液状化粧料を収納する収納室7が形成された筒体8と、この筒体8内の液状化粧料の押し出し、引き戻し機構2とからなり、該押し出し、引き戻し機構2は前記筒体8の後端部に回転可能に取付けられた後端部閉塞の回転筒9と、この回転筒9内に固定された該回転筒9の開口端より外方に突出した部位にねじ孔10が形成されたねじ筒11と、このねじ筒11のねじ孔10と螺合されるねじ棒12と、このねじ棒12の先端部に取付けられた前記収納室7内の液状化粧料を押し出すピストン13と、前記収納室7の後端部寄りの部位の前記筒体8の内壁面より内側へ突出し、前記ねじ棒12を回転しないように嵌合固定する回り止め隔壁14とで構成されている。
前記塗布軸5は前記容器本体3の筒体8の先端部に嵌合固定された先端部の塗布面4が傾斜面に形成された塗布軸本体15と、この塗布軸本体15の中央部に形成された前記収納室7内の液状化粧料を前記塗布面4へ導く小径の液状化粧料供給孔16と、前記塗布軸本体15の塗布面4の液状化粧料供給孔16の外周部位に形成された液状化粧料を保持するリング状の凹部17とで構成されている。
上記構成の液状化粧料収納容器1は、容器本体3の筒体8を持って回転筒9を回転させると、ねじ筒11が一体となって回転するため、ねじ棒12が上下方向に移動する。
このため、使用時にはピストン13で液状化粧料を塗布軸5の塗布面4へ押し出すように回転筒9を回転し、液状化粧料供給孔16より塗布面4へ押し出された液状化粧料がリング状の凹部17に入り込むように押し出した後、回転筒9を逆方向に回転すると、液状化粧料供給孔16の塗布面4部位の液状化粧料は引き戻されても、リング状の凹部17に液状化粧料が残り、使用することができる。
なお、液状化粧料を塗布面4へ最適量突出させながら使用できるのは勿論、出しすぎた場合でも前述のように戻すことにより、塗布面4に最適量の液状化粧料を突出させた状態と同様にして使用することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
このため、使用時にはピストン13で液状化粧料を塗布軸5の塗布面4へ押し出すように回転筒9を回転し、液状化粧料供給孔16より塗布面4へ押し出された液状化粧料がリング状の凹部17に入り込むように押し出した後、回転筒9を逆方向に回転すると、液状化粧料供給孔16の塗布面4部位の液状化粧料は引き戻されても、リング状の凹部17に液状化粧料が残り、使用することができる。
なお、液状化粧料を塗布面4へ最適量突出させながら使用できるのは勿論、出しすぎた場合でも前述のように戻すことにより、塗布面4に最適量の液状化粧料を突出させた状態と同様にして使用することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7ないし図22に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、弧状のやや窪み18を形成した塗布面4Aにした塗布軸5Aを用いた点で、このような塗布軸5Aを用いて構成した液状化粧料収納容器1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図10および図11に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、先端部19をスポンジやシリコンゴム等の軟質材で形成した塗布軸5Bを用いた点で、このように形成された塗布軸5Bを用いて構成した液状化粧料収納容器1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図12ないし図14に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、液状化粧料供給孔16よりリング状の凹部17へスムーズに液状化粧料を導くことができる複数個の連通溝20、20、20を形成した塗布軸5Cを用いた点で、このような塗布軸5Cを用いて構成した液状化粧料収納容器1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図15および図16に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、複数個の半円弧状の凹部17Aを塗布面4に形成した塗布軸5Dを用いた点で、このような塗布軸5Dを用いて構成した液状化粧料収納容器1Dにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図17および図18に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、3個の弧状の凹部17B、17B、17Bを塗布面4に形成した塗布軸5Eを用いた点で、このような塗布軸5Eを用いて構成した液状化粧料収納容器1Eにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図19および図20に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、先端部の液状化粧料供給孔16の外周縁部に液状化粧料を含ませたり、保持するスポンジ、布、多孔質材で形成されたリング状の保持部21を設けた塗布軸5Fを用いた点で、このような塗布軸5Fを用いて構成した液状化粧料収納容器1Fにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図21および図22に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための第5の形態と主に異なる点は、先端部の複数個の半円弧状の凹部17Aの外周縁部に液状化粧料を含ませたり、保持するスポンジ、布、多孔質材で形成されたリング状の保持部21を設けた塗布軸5Gを用いた点で、このような塗布軸5Gを用いて構成した液状化粧料収納容器1Gにしても、前記本発明を実施するための第5の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明の実施の形態ではリング状の保持部21を設けるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、三日月状、半月状等の形状に形成した保持部21を塗布軸の先端部に設けても同様な効果が得られる。
本発明の実施の形態ではリング状の保持部21を設けるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、三日月状、半月状等の形状に形成した保持部21を塗布軸の先端部に設けても同様な効果が得られる。
なお、前記本発明の各実施の形態では押し出し、引き戻し機構2を備える容器本体3を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、引き戻し機構のない押し出し機構だけを備える容器本体を用いても、液状化粧料供給孔16より突出した液状化粧料を使用時に凹部17、17A、17Bや保持リング21に含ませてり保持させたりして、塗布面より脱落したりする不具合を効率よく防止することができる。
本発明は液状化粧料収納容器を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G:液状化粧料収納容器、
2:押し出し、引き戻し機構、 3:容器本体、
4、4A:塗布面、
5、5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G:塗布軸、
6:キャップ、 7:収納室、
8:筒体、 9:回転筒、
10:ねじ孔、 11:ねじ筒、
12:ねじ棒、 13:ピストン、
14:回り止め隔壁、 15:塗布軸本体、
16:液状化粧料供給孔、 17、17A、17B:凹部、
18:弧状のやや窪み、 19:先端部、
20:連通溝、 21:保持リング。
2:押し出し、引き戻し機構、 3:容器本体、
4、4A:塗布面、
5、5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G:塗布軸、
6:キャップ、 7:収納室、
8:筒体、 9:回転筒、
10:ねじ孔、 11:ねじ筒、
12:ねじ棒、 13:ピストン、
14:回り止め隔壁、 15:塗布軸本体、
16:液状化粧料供給孔、 17、17A、17B:凹部、
18:弧状のやや窪み、 19:先端部、
20:連通溝、 21:保持リング。
Claims (3)
- 塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成したことを特徴とする液状化粧料収納容器。
- 塗布面が形成された先端部へ押し出し、引き戻し機構を備えた容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の塗布面に液状化粧料を保持する凹部を形成したことを特徴とする液状化粧料収納容器。
- 塗布面が形成された先端部へ、容器本体の収納室内の液状化粧料を導く液状化粧料供給孔が形成された塗布軸を備える液状化粧料収納容器において、前記塗布軸の先端部の液状化粧料供給孔の周縁部に液状化粧料を保持する材質で形成された保持部を設けたことを特徴とする液状化粧料収納容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012135465A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 液体塗布具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08229462A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-09-10 | L'oreal Sa | 塗布用チップを具備した液状からペースト状の粘度を持つ物質用ディスペンサ |
WO2006001552A1 (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-05 | Kim Yoon-Hoi | Lip package |
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2006
- 2006-12-21 JP JP2006344069A patent/JP2008154657A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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WO2006001552A1 (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-05 | Kim Yoon-Hoi | Lip package |
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