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JP2008022666A - モータおよび圧縮機 - Google Patents

モータおよび圧縮機 Download PDF

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JP2008022666A
JP2008022666A JP2006193966A JP2006193966A JP2008022666A JP 2008022666 A JP2008022666 A JP 2008022666A JP 2006193966 A JP2006193966 A JP 2006193966A JP 2006193966 A JP2006193966 A JP 2006193966A JP 2008022666 A JP2008022666 A JP 2008022666A
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Yoshihiro Kataoka
義博 片岡
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】ステータに掛かる加振力を低減して、振動や騒音を低減したモータを提供する。
【解決手段】ロータ10と、このロータ10の径方向外側に配置されたステータ20とを有する。上記ロータ10の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータ10と上記ステータ20との間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば空気調和機や冷蔵庫の圧縮機等に用いられるモータ、および、このモータを用いている圧縮機に関する。
従来、圧縮機に用いられるモータとしては、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備えている。上記ロータは、磁石を有し、上記ステータは、コイルを有し、上記コイルに電流を流して上記ステータに発生する電磁力によって、上記ロータを、回転させていた(特開2003−32921号公報:特許文献1参照)。
特開2003−32921号公報
しかしながら、この従来のモータを密閉容器内に圧縮要素と共に組み込んで圧縮機を構成したところ、上記モータが発生する電磁加振力により振動や騒音が発生していた。
このモータの振動や騒音は、上記ステータに掛かる加振力が主原因であり、この加振力の発生の主要因は、上記ロータの振れ回りと、上記ロータと上記ステータとの間に働く磁力のアンバランスとであるということを、本発明者は発見した。
そこで、この発明の課題は、上記ステータに掛かる加振力を低減して、振動や騒音を低減したモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のモータは、
ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備え、
上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータと上記ステータとの間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたことを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータと上記ステータとの間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたので、上記ステータに掛かる加振力を低減できて、上記モータの振動や騒音を低減できる。
また、一実施形態のモータでは、上記ロータの振れ回り方向に直交すると共に上記ロータの回転軸を通る平面を境界として、上記ロータの振れ回り側に働く上記ロータと上記ステータとの間の磁力よりも、上記ロータの振れ回り側と反対側に働く上記ロータと上記ステータとの間の磁力を、大きくした。
ここで、「上記ロータの振れ回り方向」とは、上記ロータと上記ステータとの間に径方向にバランスのとれた磁力を生ずるようにした状態で、上記ロータの部分であって回転しながら半径方向外方に最も大きく変位しようとする部分と、上記ロータの上記回転軸とを、結ぶ半径方向の外方をいう。
この実施形態のモータによれば、上記平面を境界として、上記ロータの振れ回り側に働く上記磁力よりも、上記ロータの振れ回り側と反対側に働く上記磁力を、大きくしたので、上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスを確実にキャンセルできる。
また、一実施形態のモータでは、上記ステータは、周方向に略等間隔に配列された複数のコイルを有し、この複数のコイルのうちの少なくとも一つのコイルに流れる電流の大きさは、他のコイルに流れる電流の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにした。
この実施形態のモータによれば、上記複数のコイルのうちの少なくとも一つのコイルに流れる電流の大きさは、他のコイルに流れる電流の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたので、上記ロータの振れ回りの大きさに応じて、上記コイルに流れる電流の大きさを可変して、上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルできる。
また、一実施形態のモータでは、上記ロータは、周方向に略等間隔に配列された複数の磁石を有し、この複数の磁石のうちの少なくとも一つの磁石の磁力の大きさは、他の磁石の磁力の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにした。
この実施形態のモータによれば、上記複数の磁石のうちの少なくとも一つの磁石の磁力の大きさは、他の磁石の磁力の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたので、簡単な構成で上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルできる。
また、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮要素と、
上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動する上記モータと
を備えることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、上記モータの振動や騒音が低減された圧縮機を実現できる。
この発明のモータによれば、上記ロータの振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータと上記ステータとの間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたので、上記ステータに掛かる加振力を低減できて、上記モータの振動や騒音を低減できる。
また、この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、上記モータの振動や騒音が低減された圧縮機を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明のモータの一実施形態である横断面図を示している。このモータは、例えば空気調和機や冷蔵庫の圧縮機等に用いられる。このモータは、ロータ10と、このロータ10の径方向外側にエアギャップを介して配置されたステータ20とを備える。上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く磁力によって、上記ロータ10は、矢印R方向に回転する。
上記ロータ10は、ロータ本体11と、上記ロータ本体11に埋設されて周方向に略等間隔に配列された複数の磁石12とを有する。上記ロータ本体11は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体11の中央の孔部には、シャフト30が取り付けられている。
上記ロータ本体11は、周方向に略等間隔に並んで配列される複数(この実施形態では6つ)のスロット11aを有する。このスロット11aは、略周方向に延びて形成されている。つまり、このスロット11aは、上記ロータ10の回転軸10a方向からみて、上記ロータ10の径方向に直交する弦状に形成されている。
この各スロット11a内に、上記磁石12が一つずつ嵌め込まれている。つまり、上記磁石12は、正六角形をなす辺のそれぞれに配置されている。上記磁石12は、上記ロータ10の回転軸10a方向からみて、直線状の平板状であり、例えば永久磁石からなる。上記磁石12の磁性は、上記ロータ10の径方向外側の部分が、S極またはN極の一方であり、上記ロータ10の径方向内側の部分が、S極またはN極の他方である。隣り合う上記磁石12,12の極性は、互いに、逆である。
上記ステータ20は、上記ロータ10の回転軸10a方向からみて、環状のステータ本体21と、このステータ本体21の内周面から径方向内側に突出している複数(この実施形態では9つ)のティース22と、このティース22に巻かれて周方向に略等間隔に配列された複数のコイル23とを有する。なお、図1では、上記コイル23を一部省略して、描いている。
上記複数のティース22は、上記ステータ本体21の周方向に略等間隔に並んで配列されている。上記ステータ本体21と上記ティース22は、例えば鉄からなる。上記コイル23は、上記各ティース22に巻かれた、いわゆる集中巻きである。なお、上記コイル23を、上記複数のティース22にわたって巻いた、いわゆる分布巻きとしてもよい。
次に、上記構成のモータの作用を説明する。
上記コイル23に電流を流して上記ステータ20に発生する電磁力によって、上記ロータ10を、上記シャフト30と共に、矢印R方向に回転させる。このとき、上記ロータ10の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータ10と上記ステータ20との間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしている。
ここで、径方向にアンバランスとなる磁力とは、上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く全ての径方向の磁力の合力が、ゼロでないことをいう。
つまり、上記ロータ10の振れ回り方向(矢印F方向)に直交すると共に上記ロータ10の回転軸10aを通る平面Sを境界として、上記ロータ10の振れ回り側に働く上記ロータ10と上記ステータ20との間の磁力よりも、上記ロータ10の振れ回り側と反対側に働く上記ロータ10と上記ステータ20との間の磁力を、大きくしている。
ここで、「上記ロータ10の振れ回り方向F」とは、上記ロータ10と上記ステータ20との間に径方向にバランスのとれた磁力を生ずるようにした状態で、上記ロータ10の部分であって回転しながら半径方向外方に最も大きく変位しようとする部分と、上記ロータ10の上記回転軸10aとを、結ぶ半径方向の外方をいう。上記ロータ10の振れ回りは、上記ロータ10の上記回転軸10aと上記ロータ10の重心(または中心)との偏心によって発生する。
詳説すると、上記ロータ10の振れ回り方向Fと反対方向よりも上記ロータ10の回転方向(矢印R方向)と逆方向における上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く磁力を、最も大きくしている。
具体的に述べると、上記ロータ10の振れ回り方向Fよりも、上記ロータ10の回転方向Rと逆方向に、所定の中心角度θだけずれた位置に、中心が一致する一の上記磁石12を、第1の磁石121とする。この第1の磁石121よりも矢印R方向の上記磁石12を、順に、第2の磁石122、第3の磁石123、第4の磁石124、第5の磁石125、第6の磁石126とする。
そして、上記第1の磁石121から、上記ロータ10の回転軸10aに関して上記第1の磁石121と反対側に位置する上記第4の磁石124へ、次第に、大きな磁力が働くようにする。つまり、上記第1の磁石121、上記第2の磁石122および上記第6の磁石126、上記第3の磁石123および上記第5の磁石125、上記第4の磁石124に、順に、大きな磁力が働くようにする。
このように、最も大きな磁力が働く上記第4の磁石124は、上記平面Sを境界として上記ロータ10の振れ回り側と反対側で、上記ロータ10の振れ回り方向Fと反対方向よりも上記ロータ10の回転方向Rと逆方向に位置している。
ここで、上記複数のコイル23のうちの少なくとも一つのコイル23に流れる電流の大きさを、他のコイル23に流れる電流の大きさに相違するようにして、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしてもよく、上記ロータ10の振れ回りの大きさに応じて、上記コイル23に流れる電流の大きさを可変して、上記ロータ10の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルできる。
または、上記複数の磁石12のうちの少なくとも一つの磁石12の磁力の大きさを、他の磁石12の磁力の大きさに相違するようにして、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしてもよく、簡単な構成で上記ロータ10の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルできる。
上記構成のモータによれば、上記ロータ10の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータ10と上記ステータ20との間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたので、上記ステータ20の上記ティース22に掛かる加振力を低減できて、上記モータの振動や騒音を低減できる。
要するに、上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く磁力のアンバランスと、上記ロータ10の振れ回りとの個々では、上記ステータ20に加振力が掛かるが、本発明では、上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く磁力のアンバランスを利用して、上記ロータ10の振れ回りによる加振力を低減した。
また、上記ロータ10の振れ回り方向Fと反対方向よりも上記ロータ10の回転方向Rと逆方向における上記ロータ10と上記ステータ20との間に働く磁力を、最も大きくしたので、上記ロータ10の振れ回りによる加振力を一層低減できて、上記モータの振動や騒音を一層低減できる。なお、上記中心角度θが40°〜70°であるときに、次数7Nの加振力が最小になる。
(第2の実施形態)
図2は、この発明の圧縮機の一実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器201と、この密閉容器201内に配置された圧縮要素202と、上記密閉容器201内に配置され、上記圧縮要素202を上記シャフト30を介して駆動する上記第1実施形態のモータ1とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器201内に、上記圧縮要素202を下に、上記モータ1を上に、配置している。このモータ1のロータ10によって、上記シャフト30を介して、上記圧縮要素202を駆動するようにしている。
上記圧縮要素202は、図示しないアキュムレータから吸入管211を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の吐出ガスを、上記圧縮要素202から吐出して密閉容器201の内部に満たすと共に、上記モータ1のステータ20とロータ10との間の隙間を通して、上記モータ1を冷却した後、吐出管213から外部に吐出するようにしている。上記密閉容器201内の高圧領域の下部に、潤滑油209を溜めている。
上記圧縮要素202は、シリンダ本体221と、このシリンダ本体221の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材250および下側の端板部材260とを備える。上記シリンダ本体221、上記上側の端板部材250および上記下側の端板部材260によって、シリンダ室222を形成する。
上記上側の端板部材250は、円板状の本体部251と、この本体部251の中央に上方へ設けられたボス部252とを有する。上記本体部251および上記ボス部252は、上記シャフト30に挿通されている。上記本体部251には、上記シリンダ室222に連通する上記吐出口251aが設けられている。
上記本体部251に関して上記シリンダ本体221と反対側に位置するように、上記本体部251に吐出弁231が取り付けられている。この吐出弁231は、例えば、リード弁であり、上記吐出口251aを開閉する。
上記本体部251には、上記吐出弁231を覆うように、カップ型のマフラ本体240が取り付けられている。このマフラ本体240は、(ボルト等の)固定部材235によって、上記本体部251に固定されている。上記マフラ本体240は、上記ボス部252に挿通されている。
上記マフラ本体240および上記上側の端板部材250によって、マフラ室242を形成する。上記マフラ室242と上記シリンダ室222とは、上記吐出口251aを介して、連通されている。
上記マフラ本体240は、孔部243を有する。この孔部243は、上記マフラ室242と上記マフラ本体240の外側とを連通する。
上記下側の端板部材260は、円板状の本体部261と、この本体部261の中央に下方へ設けられたボス部262とを有する。上記本体部261および上記ボス部262は、上記シャフト30に挿通されている。
要するに、上記シャフト30の一端部は、上記上側の端板部材250および上記下側の端板部材260に支持されている。すなわち、上記シャフト30は、片持ちである。上記シャフト30の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室222の内部に進入している。
上記シャフト30の支持端側には、上記圧縮要素202側の上記シリンダ室222内に位置するように、偏心ピン226を設けている。この偏心ピン226は、ローラ227に嵌合している。このローラ227は、上記シリンダ室222内で、公転可能に配置され、このローラ227の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト30の一端部は、上記偏心ピン226の両側において、上記圧縮要素202のハウジング207で支持されている。このハウジング207は、上記上側の端板部材250および上記下側の端板部材260を含む。
ここで、上記シリンダ室222の圧縮作用を説明する。
図3に示すように、上記ローラ227に一体に設けたブレード228で上記シリンダ室222内を仕切っている。すなわち、上記ブレード228の右側の室は、上記吸入管211が上記シリンダ室222の内面に開口して、吸入室(低圧室)222aを形成している。一方、上記ブレード228の左側の室は、(図2に示す)上記吐出口251aが上記シリンダ室222の内面に開口して、吐出室(高圧室)222bを形成している。
上記ブレード228の両面には、半円形状のブッシュ225,225が密着して、シールを行っている。上記ブレード228と上記ブッシュ225,225との間は、上記潤滑油209で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン226が、上記シャフト30と共に、偏心回転して、上記偏心ピン226に嵌合した上記ローラ227が、このローラ227の外周面を上記シリンダ室222の内周面に接して、公転する。
上記ローラ227が、上記シリンダ室222内で公転するに伴って、上記ブレード228は、このブレード228の両側面を上記ブッシュ225,225によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管211から低圧の冷媒ガスを上記吸入室222aに吸入して、上記吐出室222bで圧縮して高圧にした後、(図2に示す)上記吐出口251aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図2に示すように、上記吐出口251aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室252を経由して、上記マフラ本体240の外側に排出される。
上記構成の圧縮機によれば、上記第1の実施形態のモータ1を備えるので、上記モータ1の振動や騒音が低減された圧縮機を実現できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記磁石12や上記ティース22の数量の増減は自由である。上記圧縮要素202として、上記ローラと上記ブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素202として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
本発明のモータの一実施形態を示す横断面図である。 本発明の圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。
符号の説明
1 モータ
10 ロータ
10a 回転軸
11 ロータ本体
12 磁石
20 ステータ
21 ステータ本体
22 ティース
23 コイル
30 シャフト
201 密閉容器
202 圧縮要素
R ロータの回転方向
F ロータの振れ回り方向
S 平面
θ 中心角度

Claims (5)

  1. ロータ(10)と、このロータ(10)の径方向外側に配置されたステータ(20)とを備え、
    上記ロータ(10)の振れ回りによる磁力アンバランスをキャンセルするように、上記ロータ(10)と上記ステータ(20)との間に、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    上記ロータ(10)の振れ回り方向(F)に直交すると共に上記ロータ(10)の回転軸(10a)を通る平面(S)を境界として、上記ロータ(10)の振れ回り側に働く上記ロータ(10)と上記ステータ(20)との間の磁力よりも、上記ロータ(10)の振れ回り側と反対側に働く上記ロータ(10)と上記ステータ(20)との間の磁力を、大きくしたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載のモータにおいて、
    上記ステータ(20)は、周方向に略等間隔に配列された複数のコイル(23)を有し、
    この複数のコイル(23)のうちの少なくとも一つのコイル(23)に流れる電流の大きさは、他のコイル(23)に流れる電流の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項1に記載のモータにおいて、
    上記ロータ(10)は、周方向に略等間隔に配列された複数の磁石(12)を有し、
    この複数の磁石(12)のうちの少なくとも一つの磁石(12)の磁力の大きさは、他の磁石(12)の磁力の大きさに相違し、径方向にアンバランスとなる磁力を生じるようにしたことを特徴とするモータ。
  5. 密閉容器(201)と、
    この密閉容器(201)内に配置された圧縮要素(202)と、
    上記密閉容器(201)内に配置され、上記圧縮要素(202)をシャフト(30)を介して駆動する請求項1に記載のモータ(1)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
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