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JP2007318894A - 同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置および検出方法 - Google Patents

同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置および検出方法 Download PDF

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JP2007318894A JP2006144949A JP2006144949A JP2007318894A JP 2007318894 A JP2007318894 A JP 2007318894A JP 2006144949 A JP2006144949 A JP 2006144949A JP 2006144949 A JP2006144949 A JP 2006144949A JP 2007318894 A JP2007318894 A JP 2007318894A
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Abstract

【課題】専用補正回路を設置せず、また磁極位置センサーの取り付け位置調整作業を行わずに、同期モーターの磁極位置検出誤差を正確に補正する。
【解決手段】3相同期モーターに連結されてモーターの磁極位置を検出する磁極位置センサーの誤差を検出するときに、3相交流とdq軸2相直流との間で座標変換を行ってインバーターを制御し、モーターに流れる電流を制御する電流制御系に対して、モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値を与え、モーターを無負荷状態にして駆動したときの、モーターの回転速度とモーターに流れる電流を検出し、回転速度検出値と電流検出値に基づいてdq軸電流の位相差βを演算し、モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値の位相差βとdq軸電流の位相差との位相ズレ量β−βを磁極位置センサーの磁極位置検出誤差とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置および検出方法に関する。
同期モーターの制御において、レゾルバーなどの磁極位置センサーにより検出されたローターの磁極位置検出値が実際の磁極位置とずれていると、所望のモータートルクに制御することができないため、センサーの検出位置と実際の磁極位置とのズレ(位相ズレ)が所定範囲内に収まるようにセンサーの取り付け位置を調整する必要がある。そこで、基準角度生成回路を設けて位相ズレ量を求め、同期モーターの制御を行うようにしたモーター制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002−325493号公報
しかしながら、上述した従来の装置では、同期モーターの磁極位置の検出誤差を補正するための基準角度生成回路という専用補正回路を必要とする。
3相同期モーターに連結されてモーターの磁極位置を検出する磁極位置センサーの誤差を検出するときに、3相交流とdq軸2相直流との間で座標変換を行ってインバーターを制御し、モーターに流れる電流を制御する電流制御系に対して、モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値を与え、モーターを無負荷状態にして駆動したときの、モーターの回転速度とモーターに流れる電流を検出し、回転速度検出値と電流検出値に基づいてdq軸電流の位相差を演算し、モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値の位相差とdq軸電流の位相差との位相ズレ量を磁極位置センサーの磁極位置検出誤差とする。
本発明によれば、専用補正回路を設置せず、また磁極位置センサーの取り付け位置調整作業を行わずに、同期モーターの磁極位置検出誤差を正確に補正することができる。
エンジンとモーターの両方またはいずれか一方の駆動力により走行するハイブリッド車両に本願発明を適用した一実施の形態を説明する。
《発明の第1の実施の形態》
図1は第1の実施の形態の構成を示す。モータージェネレーター104はクラッチ103を介してエンジン102と接続され、エンジン102を始動する。また、モータージェネレーター104はクラッチ105を介してトランスミッション106と接続され、車両を走行駆動する。車両の総合制駆動力は、エンジン102とモータージェネレーター104の合成制駆動力、またはいずれか一方の制駆動力となる。
なお、モータージェネレーター104は3相同期電動機(3相同期モーター)であり、負荷を駆動する電動機と負荷により駆動されて回生発電を行う発電機との両方の機能を有することを明確にするために“モータージェネレーター”と呼ぶ。一般に、電動機(モーター)は電動機としての機能と発電機としての機能を有しており、制御装置によっていずれかの機能を選択して駆動制御することが可能である。
車両コントローラー101は、車速センサー(不図示)により検出した車速、シフトセンサー(不図示)により検出した自動変速機のシフト位置、アクセルセンサー(不図示)により検出したアクセルペダル操作量、ブレーキセンサー(不図示)により検出したブレーキペダル操作量などの情報に基づいて、車両走行のための制駆動力制御およびエネルギーマネージメントを行い、エンジン102、モーターコントローラー109、クラッチ103,105を制御する。なお、エンジン102およびクラッチ103,105はそれぞれ図示しない制御装置を内蔵している。
モーターコントローラー109は、車両コントローラー101からのトルク指令にしたがってインバーター108を制御し、バッテリー107の直流電力を交流電力に変換してモータージェネレーター104へ供給し、トルク指令値に応じたトルクを発生させる。
図2は第1の実施の形態のモータージェネレーター104の制御ブロック図を示す。電流指令部109aは、電流テーブル(不図示)からトルク指令値Tとモータージェネレーター104の電気角周波数ωに応じたd、q軸電流指令値id、iqを表引き演算し、2相直流であるd、q軸電流指令値id、iqを設定する。電流制御部109bは、d、q軸電流指令値id、iqと実電流id、iqの偏差を演算増幅し、偏差を0にするd、q軸電圧指令値vd、vqを出力する。
2相3相変換部109cは、磁極位置θに基づいてd、q軸電圧指令値vd、vqを3相交流電圧指令値vu、vv、vwに変換する。インバーター108は、3相交流電圧指令値vu、vv、vwにしたがってIGBTなどのパワースイッチング素子から構成される電力変換部108aを駆動制御し、バッテリー107の直流電力を交流電力へ変換する。また、インバーター108は電流センサー108b、108c、108dによりモータージェネレーター104に流れる3相交流電流iu、iv、iwを検出する。3相2相変換部109dは、電流センサー108b、108c、108dにより検出した3相交流電流iu、iv、iwを磁極位置θに基づいて2相直流実電流id、iqに変換する。
モータージェネレーター104には磁極位置センサー104aが接続されており、モータージェネレーター104の磁極位置信号を出力する。磁極位置検出部109eは、磁極位置センサー104aの磁極位置信号を磁極位置θ1とモータージェネレーター104の回転角速度ωに変換する。磁極位置誤差演算部109fは、d、q軸実電流id、iqに基づいて磁極位置センサー104aによる磁極位置検出値θ1と実際の磁極位置との差、すなわち位相ズレ量を演算し、この位相ズレ量を用いて磁極位置検出値θ1に含まれる位相ズレ量を補償した磁極位置θを求める。
ここで、位相ズレ量の演算方法を説明する。モータージェネレーター104の運動方程式は次式で与えられる。
J・d(ωre)/dt=T−TL ・・・(1)
(1)式において、Jはモータージェネレーター104とその出力軸に接続される機器のイナーシャの合計値、ωreはモータージェネレーター104の回転子の回転角速度、Tはモータージェネレーター104のトルク、TLは負荷トルクである。TLにはモータージェネレーター104自身の摩擦トルクなどが含まれる。なお、(1)式では粘性制動係数を除いている。モータージェネレーター104の回転角速度ωreを測定することによって、(1)式により実際に生じているモータージェネレーター104のトルクを求めることができる。
また、トルクTは(2)式で与えられる。
T=Pn・{ψa・Ia・cosβ+(Ld−Lq)・Ia・sin2β/2} ・・・(2)
(2)式において、Pnは極対数、ψaは永久磁石の鎖交磁束、Iaはモータージェネレーター104の電機子電流、βは2相実電流IdとIqの位相差(図3参照)、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンスである。
(2)式によりdq軸実電流位相差βとトルクTの関係をグラフ化した一例を図4に示す。図4において、dq軸実電流位相差βが±90degであればT=0になる。一方、モーター制御において位相差βの指令値βは磁極位置センサー104aの信号に基づいて求めるため、磁極位置センサー104aに位相ズレがある場合には位相差指令値βと実際の位相差βとが一致しない。したがって、トルクT=0となるように位相差指令値βを指令しているにも関わらずトルクTが発生しているときはβ≠βになり、磁極位置センサー104aに位相ズレが生じていることがわかる。つまり、トルクT=0となるようにdq軸実電流位相差βを指令したときの回転角速度ωreを測定することによって、磁極位置センサー104aの位相ズレ量を求めることができる。
精度よく位相ズレ量を求めるためには、次のようにすればよい。(イ)負荷トルクTLを小さくする。(1)式から明らかなように、負荷トルクTLが大きいとモータージェネレーター104が回転し始めるトルクTも大きくなるため、位相ズレ量の検出精度が低下する。(ロ)モータージェネレーター104の電機子電流Iaを大きくする。(2)式から明らかなように、電機子電流Iaが大きくなるとトルクTも大きくなるため、電機子電流Iaを大きくすれば位相ズレ量が小さくともモータージェネレーター104が回転しやすくなる。(ハ)dq軸実電流位相差βの変化に対してトルクTが大きく変化する(dT/dtが大)位相差βを位相差指令値βとする。図4に示すように、位相差β=−90degよりも位相差β=+90degの方が位相差βの変化に対するトルクTの感度が高いため、位相差指令値β=+90degの方が小さな位相ズレ量でも大きなトルクTが得られる。
図5は、第1の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャートである。ステップ1において、モータージェネレーター104が回転していない状態で車両コントローラー101からクラッチ103,105へ開放指令を出力するとともに、モーターコントローラー109へトルク指令値T=0の指令を出力する。これにより、クラッチ103,105が開放され、モータージェネレーター104が無負荷状態になる。つまり、モータージェネレーター104の負荷トルクTLを最小にすることによって、精度よく位相ズレ量を検出することができる。また、クラッチ105が開放されているのでモータージェネレーター104の回転が駆動輪へ伝達されず、位相ズレ量算出および補正処理を行っているときにモータージェネレーター104が回転したとしても、乗員にショックなどの違和感を感じさせないようにすることができる。
続くステップ2で、モーターコントローラー109は予め記憶している電流マップ(不図示)からトルク指令値T=0となるd、q軸電流指令値Id、Iqを設定し、このd、q軸電流指令値Id、Iqに応じた3相交流電圧指令値Vu、Vv、Vwをインバーター108へ出力する。インバーター108は、3相交流電圧指令値Vu、Vv、Vwに応じた3相交流電圧をモータージェネレーター104の巻線に印加し、モータージェネレーター104の巻線に3相交流電流iu、iv、iwを流す。
ステップ3において、磁極位置センサー104aからの磁極位置信号によりモータージェネレーター104の回転角速度ωreを検出する。続くステップ4では回転角速度ωreに変化があるか否かを判別する。dωre/dt=0すなわち回転角速度ωreに変化がないときはステップ7へ進み、dq軸実電流の位相差をβ=βであるとみなす。すなわちモーターコントローラー109は位相ズレ量=0と記憶し、以降は磁極位置をθ1=θとしてモータージェネレーター104の駆動制御を行う。
一方、ステップ4でdωre/dt≠0すなわち回転角速度ωreに変化があるときはステップ5へ進み、測定した回転角速度ωreと、予めモーターコントローラー109に記憶されているイナーシャJおよび負荷トルクTLを用いて、(1)式および(2)式によりモータートルクT=0となるdq軸実電流位相差βを逆算する。モータージェネレーター104には負荷が接続されていないので、イナーシャJおよび負荷トルクTLはモータージェネレーター104自身のイナーシャと摩擦トルクである。また、一般にモータージェネレーター104の摩擦トルクは小さな値であるため、dq軸実電流位相差βを精度よく逆算することができる。
ステップ6において、ステップ2で設定したd、q軸電流指令値Id、Iqからdq軸実電流位相差の指令値βを求め、ステップ5で求めた位相差βとの差分(β−β)を位相ズレ量として記憶する。これ以降は、磁極位置センサー104aの磁極位置信号に基づいて検出した磁極位置θ1から位相ズレ量(β−β)を差し引いた値を磁極位置θとしてモータージェネレーター104の駆動制御を行う。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、3相同期モータージェネレーター104に連結されてモータージェネレーター104の磁極位置を検出する磁極位置センサー104aの誤差を検出する装置であって、モータージェネレーター104の回転速度を検出する磁極位置検出部109eと、モーターに流れる電流を検出する電流センサー108b、108c、108dと、3相交流とdq軸2相直流との間で座標変換を行ってインバーター108を制御し、モータージェネレーター104に流れる電流を制御する電流制御部109bと、モータージェネレーター104を無負荷状態にし、モータージェネレーター104のトルクTが0となるdq軸電流指令値id、iqを電流制御部109bへ与えてモータージェネレーター104を駆動したときの、磁極位置検出部109eの回転速度検出値ωと電流センサー108b、108c、108dの電流検出値(id、iq)とに基づいて、dq軸電流の位相差βを演算する磁極位置誤差演算部109fと、モータージェネレーター104のトルクTが0となるdq軸電流指令値id、iqの位相差βと、磁極位置誤差演算部109fにより演算したdq軸電流id、iqの位相差βとの位相ズレ量(β−β)を演算する磁極位置誤差演算部109fとを備え、磁極位置誤差演算部109fで演算した位相ズレ量(β−β)を磁極位置センサー104aの磁極位置検出誤差とするようにした。
これにより、専用補正回路を設置せず、また磁極位置センサーの取り付け位置調整作業を行わずに、同期モーターの磁極位置検出誤差を正確に補正することができる。また、磁極位置センサーの取り付け作業後に位相ズレが発生しても、一定のトルク精度を保ちながらモーター制御、例えば車両の駆動力制御やエネルギーマネイジメントを行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、クラッチ103,105を開放して位相ズレ量の算出と補正を行うので、システムの起動と停止時の他、アイドルストップ時にも実施することができ、頻繁に位相ズレ量の有無が確認できるため、常に高精度なモータージェネレーター104のトルク制御を行うことができる。
《発明の第2の実施の形態》
図6は第2の実施の形態の構成を示し、図7は第2の実施の形態のモータージェネレーター104の制御ブロック図を示す。なお、図1および図2に示す第1の実施の形態の機器と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。この第2の実施の形態のハイブリッド車両は記憶装置110を備えている。記憶装置110には、モータージェネレーター104の組立段階などにおいて取得した磁極位置センサー104aの位相ズレ量を記憶しておく。モータージェネレーター104の駆動制御時には、記憶装置110に記憶されている位相ズレ量を補償した制御を行う。これにより、磁極位置センサー104aの取り付け時の調整作業が不要となる。
図8は、第2の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャートである。なお、図5に示す第1の実施の形態の処理と同様な処理を行うステップに対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。ステップ21において、車両のイグニッションスイッチ(不図示)がオンして車両コントローラー101からモーターコントローラー109へ起動指令が出力されると、モーターコントローラー109は起動処理を行う。この起動処理において、モーターコントローラー109は記憶装置110から磁極位置センサー104aの位相ズレ量の読み込みを行う。
ステップ22で記憶装置110から磁極位置センサー104aの位相ズレ量の読み込みができたか否かを確認し、位相ズレ量の読み込みができなかったときはステップ25へ進む。位相ズレ量の読み込みができたときはステップ23へ進み、読み込んだ位相ズレ量の値が磁極位置センサー104aの取り付け機械公差で決まる値を超えるなど、異常な値でないか確認する。読み込んだ位相ズレ量が正常な範囲内であればステップ24へ進み、そうでなければステップ25へ進む。
記憶装置110から読み込んだ位相ズレ量が正常な範囲内の値である場合は、ステップ24で、モーターコントローラー109は記憶装置110から読み込んだ位相ズレ量を記憶し、以降は磁極位置センサー104aの磁極位置信号に基づいて検出した磁極位置θ1から位相ズレ量を差し引いた値を磁極位置θとしてモータージェネレーター104の駆動制御を行う。
一方、記憶装置110から読み込んだ位相ズレ量が異常な値であった場合、または位相ズレ量を読み込めなかった場合は、ステップ25で、モーターコントローラー109は位相ズレ量の算出と磁極位置の補正処理を行う旨を車両コントローラー101へ送信し、車両コントローラー101はクラッチ103,105を開放する。そして、図5のステップ2〜7で説明した位相ズレ量の算出と磁極位置の補正処理を行う。
外部の記憶装置110に記憶した値により位相ズレ補償を行うモーター制御システムにおいては、磁極位置センサー104aの取り付け調整作業が不要になるものの、外部の記憶装置110から位相ズレ量を正常に読み込めなかった場合にはモーター制御が正常に行えなくなるか、または想定される最大の位相ズレが発生したという前提でモーター制御を行わざるを得ず、運転範囲が大幅に制約される。しかし、この第2の実施の形態によれば、外部の記憶装置110から位相ズレ量を正常に読み込めなかった場合でも、常に高精度なモータージェネレーター104のトルク制御を行うことができる。
《発明の第3の実施の形態》
図9は第3の実施の形態の構成を示し、図10は第3の実施の形態のモータージェネレーター104の制御ブロック図を示す。なお、図1および図2に示す第1の実施の形態の機器と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。この第3の実施の形態のハイブリッド車両は、バッテリー107とインバーター108の間にリレーBOX111を備える。なお、図1、図2、図6、図7では図示を省略したが、インバーター108の直流電源側にキャパシター108eと電圧センサー108fが接続されている。
リレーBOX111のリレーは、車両コントローラー101からの指令にしたがってハイブリッド車両システムの起動時にオンされ、インバーター108へバッテリー107の直流電源を供給するとともに、ハイブリッド車両システムの停止時にオフされ、インバーター108へのバッテリー107の直流電源の供給を停止する。また、キャパシター108eは、インバーター電力変換部108aのスイッチングによりバッテリー107側に生じるリップル電圧を平滑する。電圧センサー108fはインバーター108の直流電源電圧を検出し、検出結果はハイブリッド車両システムの起動と停止時のキャパシター108eの充放電や、モーターコントローラー109の電流制御に用いられる。
図11は、第3の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャートである。なお、図5に示す第1の実施の形態の処理と同様な処理を行うステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。ステップ31において、車両のイグニッションスイッチ(不図示)がオフして車両コントローラー101からリレーBOX111へリレー開放指令を出力するとともに、クラッチ103,105へ開放指令を出力し、さらに車両コントローラー101からモーターコントローラー109へ放電指令を出力する。
これにより、リレーBOX111はリレーを開放し、バッテリー107からインバーター108への直流電源の供給を停止するとともに、クラッチ103,105が開放され、モータージェネレーター104が無負荷状態になる。
続くステップ32で、モーターコントローラー109は予め記憶しておいた電流マップ(不図示)を参照し、トルクTが0となるd、q軸電流指令値Id、Iqを設定し、d、q軸電流指令値Id、Iqに応じた3相交流電圧指令値Vu、Vv、Vwをインバータ108へ出力する。インバーター108は3相交流電圧指令値Vu、Vv、Vwにしたがってモータージェネレーター104の巻線に3相交流電圧を印加し、モータージェネレーター104に3相交流電流を流す。
このとき、リレーBOX111は開放されているので、キャパシター108eに蓄積された電荷がインバーター108を介してモータージェネレーター104の巻線へ供給され、電流が流れる。これにより、キャパシター108eの電荷が放電され、キャパシター108eの両端電圧が低下していく。キャパシター108eの両端電圧は電圧センサー108fにより検出され、キャパシター108eの両端電圧が予め設定した規定電圧以下になるまで放電を続ける。以降の動作は図5に示すステップ3〜7の動作と同様であり、説明を省略する。
このようにして得られた位相ズレ量を記憶しておくことによって、次回のハイブリッド車両システム起動以降にこの位相ズレ量を補償したモーター制御を行うことができる。また、インバーターキャパシター108eの蓄積電荷をモーター巻線に放電する方式を採用しているシステムの場合は、上述した第3の実施の形態を実施することによってシステム動作に何ら変更を加えることなく、磁極位置センサー104aの位相ズレ量を補償することができる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、モータージェネレーター104がモーターを、磁極位置検出部109eが回転速度検出手段を、電流センサー108b、108c、108dが電流検出手段を、電流制御部109bが電流制御手段を、磁極位置誤差演算部109fが位相差演算手段および位相ズレ量演算手段を、記憶装置110が記憶手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項との対応関係になんら限定も拘束もされない。
上述した一実施の形態では、モータージェネレーター104の出力軸にクラッチ103,105を接続し、これらのクラッチ103,105を開放することによってモータージェネレーター104の無負荷状態を実現する例を示したが、モータージェネレーター104を無負荷状態にする方法はこの一実施の形態の方法に限定されない。なお、モータージェネレーター104を完全に無負荷状態にする必要はなく、無負荷状態に近い状態であって、かつそのときの負荷トルクTLが変動しない状態であればよい。
また、上述した一実施の形態ではハイブリッド車両に本願発明を適用した例を説明したが、本願発明はハイブリッド車両に限定されず、同期電動機を有するあらゆる装置に適用することができ、上述した効果を得ることができる。
第1の実施の形態の構成を示す図 第1の実施の形態のモータージェネレーターの制御ブロック図 2相直流実電流IdとIqの位相差を示す図 dq軸実電流位相差βとトルクTの関係をグラフ化した一例を示す図 第1の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャート 第2の実施の形態の構成を示す図 第2の実施の形態のモータージェネレーターの制御ブロック図 第2の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャート 第3の実施の形態の構成を示す図 第3の実施の形態のモータージェネレーターの制御ブロック図 第3の実施の形態の位相ズレ量算出および補正処理を示すフローチャート
符号の説明
101 車両コントローラー
103,105 クラッチ
104 モータージェネレーター
104a 磁極位置センサー
107 バッテリー
108 インバーター
108a 電力変換部
108b〜108d 電流センサー
108e キャパシター
108f 電圧センサー
109 モーターコントローラー
109a 電流指令部
109b 電流制御部
109c 2相/3相変換部
109d 3相/2相変換部
109e 磁極位置検出部
109f 磁極位置誤差演算部
110 記憶装置
111 リレーBOX

Claims (4)

  1. 3相同期モーターに連結されて前記モーターの磁極位置を検出する磁極位置センサーの誤差を検出する装置であって、
    前記モーターの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記モーターに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    3相交流とdq軸2相直流との間で座標変換を行ってインバーターを制御し、前記モーターに流れる電流を制御する電流制御手段と、
    前記モーターを無負荷状態にし、前記モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値を前記電流制御手段へ与えて前記モーターを駆動したときの、前記回転速度検出手段の回転速度検出値と前記電流検出手段の電流検出値とに基づいて、dq軸電流の位相差を演算する位相差演算手段と、
    前記モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値の位相差と、前記位相差演算手段により演算したdq軸電流の位相差との位相ズレ量を演算する位相ズレ量演算手段とを備え、
    前記位相ズレ量演算手段で演算した位相ズレ量を前記磁極位置センサーの磁極位置検出誤差とすることを特徴とする同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置。
  2. 請求項1に記載の同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置において、
    予め測定された前記磁極位置センサーの磁極位置検出誤差を記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段から前記磁極位置センサーの磁極位置検出誤差を読み込めないときに、前記位相ズレ量演算手段により演算した位相ズレ量を前記磁極位置センサーの磁極位置検出誤差とすることを特徴とする同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置。
  3. 請求項1に記載の同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置において、
    前記位相差演算手段は、前記モーターにd軸電流指令値のみを与えて前記インバーターの平滑キャパシターの蓄積電荷を放電するときに、前記回転速度検出手段の回転速度検出値と前記電流検出手段の電流検出値とに基づいて、dq軸電流の位相差を演算することを特徴とする同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置。
  4. 3相同期モーターに連結されて前記モーターの磁極位置を検出する磁極位置センサーの誤差を検出する方法であって、
    3相交流とdq軸2相直流との間で座標変換を行ってインバーターを制御し、前記モーターに流れる電流を制御する電流制御系に対して、前記モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値を与え、前記モーターを無負荷状態にして駆動したときの、前記モーターの回転速度と前記モーターに流れる電流を検出し、前記回転速度検出値と前記電流検出値に基づいてdq軸電流の位相差を演算し、前記モーターのトルクが0となるdq軸電流指令値の位相差と前記dq軸電流の位相差との位相ズレ量を前記磁極位置センサーの磁極位置検出誤差とすることを特徴とする同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出方法。
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