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JP2007210269A - 液体噴射装置 - Google Patents

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JP2007210269A JP2006034791A JP2006034791A JP2007210269A JP 2007210269 A JP2007210269 A JP 2007210269A JP 2006034791 A JP2006034791 A JP 2006034791A JP 2006034791 A JP2006034791 A JP 2006034791A JP 2007210269 A JP2007210269 A JP 2007210269A
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Abstract

【課題】縁無し印刷を繰り返し行っても、捨てインクを確実に吸引でき、しかもプラテンとキャッピング手段に対する吸引手段の兼用を実現して、小型化と製造コストの低減を実現できる液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジ101とを有し、前記キャリッジが非印刷領域にある際に前記ノズルを覆うキャッピング手段120と、前記キャリッジが印刷領域にあって、縁無し印刷を行う際に、前記印刷対象物の外縁からはみ出す領域で噴射された前記液体を受けるようにされた縁無し印刷用吸収材126と、前記キャッピング手段と、前記プラテンのそれぞれに接続され、吸引力を発揮するためのひとつの吸引手段130とを備え、前記吸引手段から前記キャッピング手段および前記プラテンとにそれぞれ延びる接続路11,12が、前記キャリッジの動きに応じて開閉される構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置に関するものである。
従来より、液体噴射装置である例えば、インクジェット式記録装置には、インクジェット式記録ヘッドが備えられている。このインクジェット式記録ヘッドには、記録用紙等にインクを吐出するために、多数のノズルが列状に配列されて設けられている。
ところが、記録用紙にノズルからインクを吐出しない非印刷時(休止時)に、そのままの状態でノズルを放置すると、ノズル内のインクが乾燥等して、印刷を開始したときに吐出不良等が生じるおそれがある。
このため、非印刷時には、ノズルを覆うためのキャップがノズルプレートに当接して、ノズルを覆い、ノズル内のインクの乾燥等を未然に防止する構成となっている。
このとき、ノズルを覆うキャップ内の雰囲気が、ノズル内のインクを一層乾燥等させないための工夫として、キャップ内にインク吸収材が配置されている(例えば特許文献1参照)。
このようにキャップ内にインクが含浸されているインク吸収材を配置することで、キャップでノズルを覆ったときのキャップ内の雰囲気が湿潤状態に維持されるので、ノズル内のインクの乾燥等を適切に防止することができるようになっている。
また、キャップ内の雰囲気は、吸引ポンプにより吸引されるように構成されて、インク吸収材に含浸されているインクが該吸引ポンプによって排出される構成とされている。
一方、液体噴射ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動されるキャリッジが、印刷領域にあって、ターゲットである用紙に印刷する場合に、その印刷の形式のひとつに縁無し印刷と呼ばれるものがある。
すなわち、縁無し印刷は、図8の用紙Pの周縁部SPの領域にもインクなどの液体を噴射して、例えば写真印刷などを行うものである。
このような縁無し印刷を行う場合には、用紙Pが紙送りされる際に、該用紙Pを下から支えるプラテンの内側で、紙送りされる該用紙Pの周縁部SPに相当する箇所に縁無し印刷用吸収材を配置し、用紙Pの外縁から外側に吐出されるインクを受けて吸収するようにしている。
しかし、このような構成では、縁無し印刷により捨てられるインクの吸収の総容量はきわめて限られたものになってしまう。
そこで、この場合、プラテン内の縁無し印刷用吸収材に、上記インクを確実に導くために、縁無し印刷用吸収材の底面側から吸引を行うことが好ましい。
特に顔料インクなどの浸透能力の低いインクを使用して縁無し印刷を行う場合には、吸引の必要性が高い。そのため、プラテン内を吸引する手法も知られている(特許文献2参照)。
特開2001−96756号公報(図2等) 特開2002−225311号公報(図1、図5等)
しかしながら、縁無し印刷の際の吸引に使用する吸引手段(ポンプ)と、上記したキャップ内を吸引するための吸引手段(ポンプ)とを別々に設けることは、この種の液体噴射装置の小型化を阻害する要因になるし、製造コストの上昇にもつながる。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、縁無し印刷を繰り返し行っても、捨てインクを確実に吸引でき、しかもプラテンとキャッピング手段に対する吸引手段の兼用を実現して、小型化と製造コストの低減を実現できる液体噴射装置を提供することを目的とする。
上述の目的は、本発明にあっては、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動されるキャリッジとを有する液体噴射装置であって、前記キャリッジが非印刷領域にある際に前記ノズルを適宜覆うことができるように配置されるキャッピング手段と、前記キャリッジが印刷領域にあって、縁無し印刷を行う際に、印刷対象物の背後に配置されたプラテン内に設けられていて、前記印刷対象物の外縁からはみ出す領域で噴射された前記液体を受けるようにされた縁無し印刷用吸収材と、前記キャッピング手段と、前記プラテンのそれぞれに接続され、吸引力を発揮するためのひとつの吸引手段とを備えており、前記吸引手段から前記キャッピング手段および前記プラテンとにそれぞれ延びる接続路が、前記キャリッジの動きに応じて開閉される構成とした液体噴射装置により、達成される。
上記構成によれば、吸引力を発揮するための吸引手段がひとつだけ設けられていて、この吸引手段から、プラテン内と、キャッピング手段とにそれぞれ延びる接続路が、前記キャリッジの動きに応じて開閉される構成である。
このため、吸引手段がひとつしか設けられていなくても、キャリッジの位置に応じて、プラテン内と、キャッピング手段とが、それぞれ吸引される。
したがって、縁無し印刷を数多く行っても、プラテン内への捨てインクは、適宜吸引廃棄できるので、縁無し印刷用の吸収材である廃液吸収材がスペース的制約からすぐに一杯になって、例えばメンテナンスエラーとなることが有効に防止される。
かくして、縁無し印刷を繰り返し行っても、捨てインクを確実に吸引でき、しかもプラテンとキャッピング手段に対する吸引手段の兼用を可能として、小型化と製造コストの低減を実現できる液体噴射装置を提供することができる。
また、好ましくは、前記吸引手段から前記キャッピング手段と前記プラテンとにそれぞれ延びる接続路が、択一的に開閉される構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、吸引手段により生成される負圧が、前記キャッピング手段と前記プラテンのどちらか一方に作用することにより、より確実な吸引を実現できる。
また、好ましくは、前記キャリッジが非印刷領域にある際に前記キャッピング手段と前記吸引手段とを接続する接続路が開き、前記キャリッジが印刷領域にある際には、前記吸引手段と前記プラテンとを接続する接続路が開く構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、キャリッジが印刷領域にあって、液体噴射ヘッドが縁無し印刷をしている時、あるいは、キャリッジが非印刷領域にあって、液体噴射ヘッドがキャッピングされている状態で、それぞれ吸引が行われる。
また、好ましくは、少なくとも一定の方向へ突出する複数の突出部が、前記キャリッジの前記主走査方向に沿って配置され、該キャリッジが、非印刷領域と印刷領域の各位置にある際に、前記各突出部が前記接続路である各チューブを択一的に押して閉塞する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、各接続路の開閉が、特別の駆動手段を付加することなく、キャリッジの動作に正確に対応して行われる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は本発明の液体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置(以下「記録装置」という)100を示す概略斜視図である。
図1に示すように、記録装置100は、キャリッジ101を有し、このキャリッジ101はキャリッジモータ102により駆動されるタイミングベルト103を介し、ガイド部材104に案内されて、主走査方向であるガイド部材104の軸方向に往復移動されるように構成されている。
図1のキャリッジ101のターゲットである例えば、記録用紙200に対向する側には、液体噴射ヘッドである例えば、インクジェット式記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)110が搭載され、その上部には、記録ヘッド110に液体である例えば、インクを供給するインクカートリッジ部106が着脱可能に装填されている。インクカートリッジ部106は後述する図3で説明するように、独立して交換可能な複数のインクカートリッジを含んでいる。
また、記録用紙200は、その下面をプラテン10により支持されて、給紙ローラ等により主走査方向と直交する副走査方向に沿って送られるようになっている。
また、図1に示すように、記録用紙200が配置されない非印字領域(ホームポジションH)には、キャッピング手段120、吸引手段としての吸引ポンプ130そしてワイピング部材140等が配置されている。
図2は、図1のキャリッジ101がホームポジションに移動し、キャッピング手段120が記録ヘッド110に当接した状態を示す概略図である。
図2に示すように、記録ヘッド110の下面にはインクを吐出するための複数のノズルが形成されたノズルプレート111が配置されている。
また、ノズルプレート111は、図1のホームポジションから印字領域へ、記録ヘッド110がキャリッジ101と共に移動する際に、ワイピング部材140に当接し、このワイピング部材140によりノズルプレート111面が払拭され、クリーニングされる構成となっている。
キャッピング手段120は、図2に示すように、上面が開放され、凹状に形成されているキャップホルダ121、キャップホルダ121内に収容されるキャップ部材122を有している。
また、キャップ部材122の内底にはインクを含浸した液体保持手段である例えば、インク吸収材123が配置されている。インク吸収材123は、好ましくは、親水性の材質で形成されたものであり、例えば、発泡性の材料であるポリビニルアルコールでなるスポンジなどで形成することができる。
また、キャッピング手段120には、スライダ124と、このスライダ124を上下動させるための回動アーム125を有している。
そして、この回動アーム125によってキャッピング手段120が移動し、図2に示すようにキャッピング手段120のキャップ部材122が、記録ヘッド110のノズルプレート111に当接すると、キャッピング手段120がノズルを覆うように配置されることになる。
また、図2に示すように、キャッピング手段120には、大気開放口128が設けられるとともに、吸引ポンプ130が接続手段としての第1のチューブ11に接続されている。この第1のチューブ11は気密性、液密性にすぐれ、可撓性あるチューブで、吸引ポンプ130としてチューブポンプと組み合わせることができるものが好ましい。
このため、この大気開放口128を閉状態として、吸引ポンプ130でキャッピング手段120内の雰囲気を吸引すると、キャッピング手段120内の雰囲気は負圧となりインク吸収材123に含浸されているインクが吸引ポンプ130によって、第3のチューブ13を介して、廃インクタンク14に排出される構成となっている。
さらに、吸引ポンプ130は、第2のチューブ12を介してプラテン10に接続されており、後述するように、プラテン10内の縁無し印刷用吸収材に含浸されているインクが吸引ポンプ130によって、第3のチューブ13を介して、廃インクタンク14に排出される構成となっている。
図3は、キャリッジ101の動きに応じて、吸引ポンプ130が吸引する対象を切り換える構成に関して、その一例を説明するための要部構成図である。
なお、キャリッジ101やプラテン10等は実際にはより複雑な形状であり、しかもその形状構成は種々に変更できるので、簡略化して示している。
同様にして、図4および図5はプラテン10の構成例、図6はキャリッジ101の動きに応じて、吸引ポンプ130が吸引する対象を切り換える動作を説明するための動作図である。
先ず、図4および図5を参照する。
図4はプラテン10の一部を示す概略平面図、図5は図4のA−A線切断端面図である。
図4において、矢印Aは上記したキャリッジが移動する方向である主走査方向、矢印Bは、主走査方向と直交する副走査方向であり、用紙Pが送られる方向である。
図4に示すように、プラテン10は一方向に長い矩形のものであり、少なくとも用紙P(用紙Pは、B5やA4等の複数のサイズがある。)の幅方向よりも大きな長さ寸法を有している。
プラテン10は、例えば浅いトレイ状であり、内側の底面からは、リブ状の低い支持部15が起立している。支持部15は、長さ方向に所定の間隔を置いて、15a,15b,15c,15d・・・と複数個形成されている。
支持部15は、プラテン10の内側底面から上方の位置で、用紙Pを支持することができる。用紙Pは図示しない紙送りローラ等により、副走査方向Bに沿って送られるようになっている。
図4において、プラテン10の内側でその外縁部に近い所定の領域17には、縁無し印刷用吸収材16(以下、「吸収材16」という)が配置されている。吸収材16は、キャップ部材122の吸収材123と同様のものが使用でき、例えば、親水性の材質で形成されたものであり、例えば、発泡性の材料であるポリビニルアルコールでなるスポンジなどで形成することができる。
また、後述する吸引を行うことで、これまで課題とされていたインクミストに対応できる吸着シート等も支障無く使用できる。
すなわち、用紙Pに縁無し印刷を行う場合には、該用紙Pに関して、図4の周縁部SPの外縁を超えて外に吐出される捨てインクを確実に受けることができる範囲に上記吸収材16が配置されている(あわせて図5参照)。
図3を参照して、吸引力を伝えるための接続路であるチューブに対する吸引ポンプの接続を開閉するための切替手段20について説明する。
図3において、キャリッジ101には、その側方において主走査方向Aと直交する方向である副走査方向Bに突出する張り出し部21が形成されている。張り出し部21をベースとして、該張り出し部21の下面には、下方へ突出する2つのカム部22,23が形成されている。
各カム部22,23もしくは、少なくとも、それぞれの下面に突出したカム面22a,23aは主走査方向Aの方向にずれた位置で、かつ副走査方向であるBの方向にずれた位置に形成されている。
各カム部22,23の下方には、開閉部25が配置されている。
開閉部25は、対応する各接続路である第1のチューブ11と、第2のチューブ12の途中を押しつぶして塞ぎ、あるいは元の形状に復帰させて開くための押圧片26,27を備えている。
すなわち、各押圧片26,27は、例えば、一方向に長い形状であり、先端部はチューブを傷つけないように比較的丸く、他端部は回動自在に枢支されている。しかも、例えばその回動軸の軸回りにトーションスプリングなどを配置することで、先端部が倒れる方向に付勢されている。
第1のチューブ11と、第2のチューブ12は、例えば、開閉部25の箇所で平行に同じ高さに固定されている。
押圧片27が第1のチューブ11を押圧して、一部を押しつぶすと、吸引ポンプ130の吸引力は、キャッピング手段120のキャップ部材122内を吸引できなくなる。このため、吸引ポンプ130の吸引力は第2のチューブ12を介して、プラテン10にだけ作用する。
逆に押圧片27の先端部が起立して押圧を解除し、他方、押圧片26が第2のチューブ12を押圧して、一部を押しつぶすと、吸引ポンプ130の吸引力は、第1のチューブ11を介して、キャッピング手段120のキャップ部材122内だけに作用するようになっている。これにより、一つの吸引ポンプに2つのチューブをつなげても吸引力が半減することはない。
図6および図7は、このような動作がキャリッジ101の動きに対応して行われることを表している。なお、押圧片26,27は、理解の便宜上、主走査方向のずらした位置に表現されているが、実際には、図3のように、主走査方向に関しては同じ位置で、並んで配置されているものである。
プリンタ10が縁無し印刷を行っている時、キャリッジ101は、印刷領域にある。縁無し印刷を行うことにより、図4の用紙Pの周縁部SP一杯に印刷を行うことで、該周縁部SPの外縁を超えて、それより外に吐出されたインクは、吸収材16に保持される。このとき吸収材16に保持されているインク量をカウントしたり、縁無し印刷の時間をカウントし、所定値を越えたとき、キャリッジを印刷領域から矢印A1方向に少し動いた状態である図6の位置へ移動させる。この位置では、キャリッジ101の開閉部25(図3参照)においては、カム部22の下方に突出したカム面22aの頂点が、押圧片27の一端部を下方へ一杯に押し下げすることで、第1のチューブ11を押しつぶしている。このため、吸引ポンプ130とキャッピング手段120との接続は閉止されている。
一方、キャリッジ101の開閉部25のカム部23は、押圧片26から離れているから、該押圧片26は上記した付勢手段により起立状態に付勢されたままで、第2のチューブ12を押しつぶすことがない。このため、吸引ポンプ130とプラテン10とが接続されている。
したがって、キャリッジ101の位置によって、吸引ポンプ130の吸引力はプラテン10にのみ作用するので、吸引ポンプ130の吸引力を損なうことはなく、インク吸収材126に含浸されたインクは、第3のチューブ13を介して、図2の廃インクタンク14に排出される。
次に、キャリッジ101が主走査方向の図7における矢印A1方向、すなわち、図3の奥行き方向に移動されると、キャリッジ101は非印刷領域であるホームポジションに移動する。そして、図2で説明したように、キャッピング手段120が記録ヘッド110に当接した状態とされる。
この位置では、キャリッジ101の開閉部25(図3参照)においては、カム部23の下方に突出したカム面23aの頂点が、押圧片26の一端部を下方へ一杯に押し下げすることで、第2のチューブ12を押しつぶしている。このため、吸引ポンプ130とプラテン10との接続は閉止されている。
一方、キャリッジ101の開閉部25のカム部22は、押圧片27から離れているから、該押圧片27は上記した付勢手段により起立状態に付勢されたままで、第1のチューブ11を押しつぶすことがない。このため、吸引ポンプ130とキャッピング手段120とが接続されている。
これにより、図2で説明したように、吸引ポンプ130でキャッピング手段120内の雰囲気を吸引することで、キャッピング手段120内の雰囲気が負圧となり、インク吸収材123に含浸されているインクが吸引ポンプ130によって、第3のチューブ13を介して、廃インクタンク14に排出される。
以上説明したように、吸引ポンプ130がひとつしか設けられていなくても、他の切替え駆動部を設けることなくキャリッジ101の位置に応じて、プラテン10内と、キャッピング手段120とが、それぞれ吸引される。
したがって、縁無し印刷を数多く行っても、プラテン10内への捨てインクは、適宜吸引廃棄できるので、縁無し印刷用の廃液吸収材16がスペース的制約からすぐに一杯になって、例えばメンテナンスエラーとなることが有効に防止される。
かくして、縁無し印刷を繰り返し行っても、捨てインクを確実に吸引でき、しかもプラテンとキャッピング手段に対する吸引手段の兼用を可能として、小型化と製造コストの低減を実現できる記録装置100を提供することができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。さらに、上述の実施の形態の構成はその一部を省略してもよいし、言及されていない他の構成と組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明では、第2のチューブを押し潰す機構を省いて、第1のチューブを押し潰す機構のみにして、キャッピング手段の吸引のときのみ第1のチューブを押し潰すようにしてもよい。
本発明では、カム22aとカム23aをキャリッジの主走査方向で同じ位置とし、押圧片26と27を主走査方向でずらした位置関係としてもよい。つまり、キャリッジの位置関係によりつぶされるチューブが選択できればよい。
本発明では、キャッピング手段120内のインクを吸引することを記載したが、キャッピング手段120で記録ヘッド110を封止した状態で吸引ポンプ130を駆動させて、記録ヘッド110からインクを吸引してもよい。
また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の液体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置を示す概略斜視図。 図1のキャリッジがホームポジションに移動し、キャッピング手段が記録ヘッドに当接した状態を示す概略図。 図1の記録装置の要部の構成図。 プラテンの一部を示す概略構成図。 図4のA−A線切断端面図。 図1の記録装置の切替手段の動作の説明図。 図1の記録装置の切替手段の動作の説明図。 縁無し印刷の説明図。
符号の説明
10・・・プラテン、11・・・第1のチューブ、12・・・第2のチューブ、13・・・第3のチューブ、20・・・切替手段、22,23・・・カム部、25・・・開閉部、26・・・押圧片、27・・・押圧片、100・・・インクジェット式記録装置、101・・・キャリッジ、102・・・キャリッジモータ、103・・・タイミングベルト、104・・・ガイド部材、120・・・キャッピング手段、121・・・キャップホルダ、122・・・キャップ部材、123・・・インク吸収材、125・・・回動アーム、128・・・大気開放口、130・・・吸引ポンプ、140・・・ワイピング部材

Claims (4)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動されるキャリッジとを有する液体噴射装置であって、
    前記キャリッジが非印刷領域にある際に前記ノズルを適宜覆うことができるように配置されるキャッピング手段と、
    前記キャリッジが印刷領域にあって、縁無し印刷を行う際に、印刷対象物の背後に配置されたプラテン内に設けられていて、前記印刷対象物の外縁からはみ出す領域で噴射された前記液体を受けるようにされた縁無し印刷用吸収材と、
    前記キャッピング手段と、前記プラテンのそれぞれに接続され、吸引力を発揮するためのひとつの吸引手段と
    を備えており、
    前記吸引手段から前記キャッピング手段および前記プラテンとにそれぞれ延びる接続路が、前記キャリッジの動きに応じて開閉される構成とした
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記吸引手段から前記キャッピング手段と前記プラテンとにそれぞれ延びる接続路が、択一的に開閉される構成としたことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記キャリッジが非印刷領域にある際に前記キャッピング手段と前記吸引手段とを接続する接続路が開き、前記キャリッジが印刷領域にある際には、前記吸引手段と前記プラテンとを接続する接続路が開く構成としたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の液体噴射装置。
  4. 少なくとも一定の方向へ突出する複数の突出部が、前記キャリッジの前記主走査方向に沿って配置され、該キャリッジが、非印刷領域と印刷領域の各位置にある際に、前記各突出部が前記接続路である各チューブを択一的に押して閉塞する構成としたことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
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