JP2007069320A - 機能素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】振動子11を変位可能に支持する振動子支持基板14と、前記振動子11と対向する電極21を有した電極支持基板22との間に、金属薄膜30を介在させ、当該金属薄膜30の圧着接合機能を利用して、前記電極21が前記振動子11と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板14と前記電極支持基板22とを接合する。
【選択図】図2
Description
このような金属薄膜による接合の場合には、陽極接合の場合のような大きな電界分布が生じることがないため、振動子が変位可能に支持されていても、その振動子の貼り付きを抑制し得るようになる。しかも、金属薄膜による接合を行えば、金属薄膜は耐荷重性や非変形性等に優れていることから、その金属薄膜の膜厚管理を通じて、振動子と電極との間隔を所望間隔とすることが容易となる。
つまり、本発明によれば、挟ギャップに対応しつつ、そのギャップのバラツキ発生を抑制し、しかも陽極接合時のような振動子の貼り付きをも抑制して、高感度で、かつ、ウエハ面内制御性の良好な機能素子およびその製造方法を提供することができる。
先ず、本発明に係る機能素子について、その基本的な概略構成および処理動作を、容量検出型センサ素子の一種である角速度センサ素子に適用した場合を例に挙げて説明する。
電極16aに対してある周期を持った電流が流れると、その電流の周期性により、別の時点では流れる方向が逆になることもある。したがって、電極16aに電流が流れると、磁石41からの磁界により、ローレンツ力がX方向(バネ部12の弾性方向に沿った方向)に発生する。ローレンツ力Florentzは下記の(1)式で表され、配線方向との直交方向にその力が誘起される。
ここで、Iは電極16aに流れる電流、Bは磁束密度、Lは電極配線の長さである。
ここで、mは振動子の質量、vは駆動方向の振動速度、Ωは外部から印加される角速度である。
なお、角速度が印加されたときには、それぞれの電極21と振動子11間に発生する容量変化量が異なるが、並進加速度が印加された際には、発生する容量変化量は異ならないため、差分を取っても容量差が生じない。よって、それぞれにおける容量差分を検出することで、印加される角速度を算出すれば、角速度印加の時に発生する加速度成分を除去することができる。
また、ローレンツ力を発生させた際、電極16bには誘導起電力が発生する。この誘導起電力は、ローレンツ力と同じ周期を持って発生している。したがって、容量変化を読み取る際に、電極21と振動子11間に搬送波を乗せ、容量変化により発生した電流を増幅することにより実際の信号を取り出せば、搬送波は同期検波により除去され、また駆動波に関しても誘導起電力の周期成分で検波できるので、角速度に対応した直流信号を取り出せるようになる。
次に、本発明に係る機能素子の特徴的な構成について、ここでも角速度センサ素子を例に挙げて説明する。
次に、以上のような構成の機能素子の製造方法を説明する。ここでも、上述した角速度センサ素子を例に挙げて、その製造方法を説明する。
次に、振動子11と対向する電極21を有した電極支持基板22側の製造手順について説明する。
次に、以上のような手順で製造されたSi基板14側と電極支持基板22側との接合手順について説明する。
なお、上述した実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。ここで、本発明の他の実施具体例について簡単に説明する。
図12および図13は、本発明が適用された角速度センサ素子の他の構成例を示す説明図である。
Claims (8)
- 振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子であって、
前記振動子支持基板と前記電極支持基板との間に当該振動子支持基板と当該電極支持基板とを接合するための金属薄膜が介在していることを特徴とする機能素子。 - 前記金属薄膜の膜厚が前記所定間隔に基づいて特定され、あるいは前記金属薄膜の膜厚から前記所定間隔が特定されていることを特徴とする請求項1記載の機能素子。
- 前記振動子と前記電極間の静電容量変化を検出する構造の容量検出型センサ素子であることを特徴とする請求項2記載の機能素子。
- 前記金属薄膜の膜厚が50nm以上1000nm以下であることを特徴とする請求項3記載の機能素子。
- 前記所定間隔が10μmより狭いことを特徴とする請求項3記載の機能素子。
- 前記金属薄膜は、Au膜、Auを含む化合物膜、または、少なくともAu層を含む積層膜のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の機能素子。
- 振動子を変位可能に支持する振動子支持基板と、前記振動子と対向する電極を有した電極支持基板とを備え、前記電極が前記振動子と所定間隔を持って対向するように前記振動子支持基板と前記電極支持基板とが接合されてなる機能素子の製造方法であって、
前記振動子支持基板における前記電極支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成するとともに、前記電極支持基板における前記振動子支持基板との接合箇所に金属薄膜を形成し、
前記振動子支持基板および前記電極支持基板のそれぞれに形成した金属薄膜同士を突き合わせて圧着接合する
ことを特徴とする機能素子の製造方法。 - 前記振動子支持基板および前記電極支持基板に形成する金属薄膜のそれぞれについて、その形成膜厚を前記所定間隔の所望値に基づいて特定する
ことを特徴とする請求項7記載の機能素子の製造方法。
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