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JP2006311357A - 自動原稿給送装置、画像処理装置、原稿読取方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

自動原稿給送装置、画像処理装置、原稿読取方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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JP2006311357A
JP2006311357A JP2005133318A JP2005133318A JP2006311357A JP 2006311357 A JP2006311357 A JP 2006311357A JP 2005133318 A JP2005133318 A JP 2005133318A JP 2005133318 A JP2005133318 A JP 2005133318A JP 2006311357 A JP2006311357 A JP 2006311357A
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Abstract

【課題】 第2モード(高速両面モード)動作時に、所定長さ以上の搬送方向長さを有する原稿が混載されていることに起因するジャムの発生を未然に回避することができる自動原稿給送装置を提供する。
【解決手段】 自動原稿給送装置1においては、両面読取モード時に、先頭原稿(1枚目の原稿)が給紙される際に、その原稿長さLが求められ、この求められた先頭原稿の原稿長さLが基準長さより長い場合、原稿搬送モードとして、通常両面モードが実行される。これに対し、求められた先頭原稿の原稿長さLが基準長さより短い場合、高速両面モードが実行される。そして、高速両面モード時において、2枚目以降の原稿のいずれかの原稿長さが基準長さ以上になると、両面モード切替処理により高速両面モードから通常両面モードへ切替が行われる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、スキャナ、複写機などの画像処理装置に用いられる自動原稿供給装置、それを備える画像処理装置、原稿読取方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来、複写機に搭載される画像読取装置、またはスキャナのように単独で用いられる画像読取装置として、原稿固定読取および原稿流し読取の両方の読取方式が可能なものがある。このような原稿流し読取が可能な画像読取装置には、原稿流し読取を実現すために、原稿を原稿トレイから読取位置を経て排紙トレイへ自動的に給送する自動原稿給送装置が搭載されている。ここで、原稿流し読取は、原稿が上記読取位置を通過する際に、ラインCCDなどの読取センサにより原稿上の画像を読み取る方式である。また、このような画像読取装置においては、原稿トレイと排紙トレイとが互いに上下の関係になるように配置され、固定原稿読取と原稿流し読取とがコンパクトな構成で実現される。
また、原稿流し読取方式を用いて原稿の両面を読み取る両面読取モードに対応可能な自動原稿給送装置がある。この両面読取モードが実行される際には、原稿の第1面(以下、表面という)の読取後、原稿を反転させて原稿の第2面(以下、裏面という)を読み取り、さらに排紙面順を合わせるためにもう一度原稿を空反転させて排紙するように自動原稿給送装置により原稿の搬送が行われる。すなわち、原稿の両面を読み取る際には、1枚の原稿が3回読取位置を通過するように原稿の搬送動作が行われる。
また、自動原稿給送装置においては、両面読取動作の生産性を高めるために、自動原稿給送装置内の搬送パス上に所定サイズ以下の2枚の原稿を送り込む高速両面モードが可能なものがある。具体的には、前原稿に対する裏面の読取後の空反転排紙と同時に、次原稿表面を読み取るようにしたものである。すなわち、この場合、読取位置を通過する原稿順は、1枚目表→1枚目裏→2枚目表→1枚目空反転→2枚目裏→3枚目表→2枚目空反転→3枚目裏→……となる。
また、両面が読み取られる原稿の搬送方向長さが所定値より短い場合は、先行原稿の3回目の読取位置の通過に先立ち、次原稿が1回目の読取位置を通過するように原稿の搬送が行われ、原稿の搬送方向長さが所定値以上である場合は、先行原稿の3回目の読取位置の通過後に、次原稿が1回目の読み取り位置を通過するように原稿の搬送を行う自動原稿給送装置が知れられている(例えば特許文献1を参照)。
特開2000−143104号公報
しかしながら、上述した自動原稿給送装置においては、先行原稿の空反転排紙と同時に次原稿の表面読取を行う場合、先行原稿の空反転排紙と、次原稿の表面読取を排他的に行うことが可能な駆動系および搬送パス長が必要である。ここで、あらゆるサイズの原稿を高速両面モードで動作させるために、このような排他的な駆動系を確保しようとすると、駆動系を細分化する必要があり、またモータの数が多くなる。その結果、コストが増大し、装置が大型化する。
また、高速両面モード時に、原稿トレイ上の原稿束に、所定サイズ以上の長さの原稿が混在する場合、動作途中で原稿の搬送が不可能になり、紙詰まり(以下、ジャム)が発生することになる。この場合には、ユーザは搬送パス内の用紙を取り除くジャム処理を行わなければならず、利便性が悪い。
そこで、本発明は、上記問題を解決するために、第2モード(高速両面モード)動作時に、所定長さ以上の搬送方向長さを有する原稿が混載されていることに起因するジャムの発生を未然に回避することができる自動原稿給送装置、画像処理装置、原稿給送方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間の位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および、前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うように原稿搬送動作を制御する制御手段とを備える自動原稿給送装置であって、前記制御手段は、前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により、先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行し、前記制御手段は、前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切替えることを特徴とする自動原稿給送装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記自動原稿給送装置を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間にある位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および、前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うことが可能な自動原稿給送装置の原稿搬送方法であって、前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて原稿搬送モードとして、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により、先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行するモード実行工程と、前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切り替えるモード切替工程とを有することを特徴とする自動原稿給送装置の原稿搬送方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間にある合流位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および、前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うことが可能な自動原稿給送装置を制御するためのプログラムであって、前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて原稿搬送モードとして、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により、先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行するモード実行モジュールと、前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切り替えるモード切替モジュールとを有することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、第2モード(高速両面モード)動作時に、所定長さ以上の搬送方向長さを有する原稿が混載されていることに起因するジャムの発生を未然に回避することができる。また、駆動系を細分化する必要がなく、製造コストを低減することができるとともに、コンパクトな構成が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る自動原稿給送装置が搭載されている複写機の構成を模式的に示す縦断面図である。
複写機は、図1に示すように、複写機本体(以下、本体という)50を備え、本体50の上部には、自動原稿給送装置(ADF)1が開閉可能に設けられている。この自動原稿給送装置1は、読み取る原稿Pを積載する積載トレイ2を有し、積載トレイ2に積載された原稿Pは、一枚毎に分離給紙される。給紙された原稿は、本体50の流し読みプラテンガラス(プラテン)51上の読取位置53を経て排紙トレイ3に向けて搬送され、排紙トレイ3上に排紙される。ここで、原稿は、上記読取位置53を通過する際に、読み取られる。この自動原稿給送装置1の詳細については後述する。
本体50は、原稿Pを読み取るリーダ部60と、用紙上に画像を形成するプリンタ部70とを有する。リーダ部60は、原稿Pに記録された画像情報を光学的に読み取り、工学的に読み取られた画像を光電変換して画像データとして出力する。リーダ部60は、流し読みプラテン51、ブックプラテン52、ランプ61およびミラー62を含むスキャナユニット63、複数のミラー64,65、レンズ66、イメージセンサ67などを有する。
自動原稿給送装置1を使用して原稿を読み取る場合は、スキャナユニット63は、読取位置53に停止された状態で、流し読みプラテン51上を搬送される原稿上の画像を読み取る。自動原稿給送装置1を使用せずに原稿を読み取る場合は、プラテン52上に原稿が載置され、スキャナユニット63が移動される。これにより、プラテン52上に載置された原稿の画像が読み取られる。
プリンタ部70は、電子写真方式を用いて用紙上に画像を形成する。このプリンタ部70は、上、下段カセット71,73、手差しガイド75、およびシートデッキ78を有する。上段カセット71は、シートを収納する。上段カセット71に収納されているシートは、分離爪(図示せず)と給送ローラ72により1枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。同様に、下段カセット73は、シートを収納する。下段カセット73に収納されているシートは、分離爪(図示せず)と給送ローラ74により、1枚ずつ分離給送されてレジストローラ77に導かれる。手差しガイド75には、シートがユーザにより供給され、この供給されたシートは、1枚ずつシートがローラ76を介してレジストローラ77に導かれる。シートデッキ78は、シートが積載される中板78aを備え、中板78aは、それに積載されているシート高さに応じて、モータなどにより昇降される。中板78a上のシートは、給送ローラ79と分離爪(図示せず)の作用により、1枚ずつ分離給送されて搬送ローラ80に導かれ、該搬送ローラ80によりレジストローラ77に導かれる。レジストローラ77は、シートを所定のタイミングで後述する感光体ドラム81と転写帯電器85との間に送り込む。
また、プリンタ部70は、感光体ドラム81を有し、感光体ドラム81の周囲には、一次帯電器82、光学ユニット83、現像器84、転写帯電器85、分離帯電器86、クリーニング器87が配置される。一次帯電器82は、感光体ドラム81表面を均一に帯電させる。光学ユニット83は、リーダ部60からの画像情報を入力し、入力された画像情報に応じたレーザ光を感光体ドラム81表面に対して走査しながら照射する。このレーザ光により感光体ドラム81表面には、静電潜像が形成される。感光体ドラム81表面に形成された静電潜像は、現像器84から供給されるトナーによりトナー像として可視像化される。
感光体ドラム81上のトナー像は、転写帯電器85により、レジストローラ77により所定のタイミングで給紙されたシート上に転写される。そして、シートは、分離帯電器86により、感光体ドラム81から分離された後に、搬送ベルト88に向けて送り出される。転写後の感光体ドラム81表面に残留したトナーは、クリーニング器87により、除去される。
トナー像が転写されたシートは、搬送ベルト88により、定着装置89に向けて搬送される。定着装置89は、シート上のトナー像をシートに定着させる。これにより、シート上に画像が形成される。画像形成されたシートは、搬送ローラ90により、ダイバータ91を経て排出ローラ92に導かれ、そして、排出ローラ92によりソータ93内に搬送される。ソータ93は、ノンソートトレイ94、ソートビントレイ95、ノンソートトレイ排出ローラ96、およびソートビントレイ排出ローラ97を有する。シートを区分けする際には、ノンソートトレイ94とソートビントレイ95が昇降し、シートが対応するトレイに区分けされて排紙される。なお、ソータ93に代えて、本体50の出口に排出トレイが装着される場合もある。
また、両面複写、多重複写の場合には、定着後のシートはダイバータ91により搬送ローラ101に向けて送られ、そして搬送ローラ101により搬送される。ここで、両面複写の場合、搬送ローラ101により搬送されたシートは、ベルト102,104、パス106、排出ローラ105を経て中間トレイ100に一旦排紙される。中間トレイ100上に排紙されたシートは、半月ローラ109,110および分離ローラ対111により中間トレイ100から送り出され、搬送ローラ113,114,115によりレジストローラ77へ向けて搬送される。
次に、自動原稿給送装置1について図2および図3を参照しながら詳述する。図2は図1の自動原稿給送装置の構成を示す縦断面図、図3は図2の自動原稿給送装置の制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る自動原稿供給装置1は、片面に画像情報を有する原稿(片面原稿)を搬送しながらその画像情報を読み取る片面読取モードと、両面に画像情報を有する原稿(両面原稿)を搬送しながらそれぞれの面の画像情報を読み取る両面読取モードとのそれぞれに対応するように、原稿の搬送動作を行うことが可能である。ここで、両面読み取りモード時には、先頭原稿の搬送方向長さ(以下、原稿長さという)に応じて、原稿搬送モードとして、通常両面モードと高速両面モードとのうちのいずれか一方が選択されて実行される。通常両面モードおよび高速両面モードの詳細については、後述する。
自動原稿給送装置1は、図2に示すように、原稿束が積載される積載トレイ2を有する。また、自動原稿給送装置1は、原稿給紙部、原稿搬送部、原稿排紙部および原稿反転部の4つの原稿搬送系を含む。上記原稿給紙部は、積載トレイ2から第1レジストローラ7a,7bへ至る搬送路を有する。この原稿給紙部においては、積載トレイ2に積載された原稿束に対して、その最上の原稿が、繰り出しローラ4により給送ローラ5および摩擦分離パッド6間に引き込まれて分離され、第1レジストローラ7a,7bへ向けて送り出される。第1レジストローラ7a,7bは、原稿先端の到着時には停止しており、第1レジストローラ7a,7bには、給紙された原稿先端が第1レジストローラ7a,7bに突き当てられる。この状態で、給送ローラ5により原稿の搬送が行われ、原稿にループが形成される。これにより、原稿に対する斜行補正が行われ、この斜行補正後に、当該原稿は第1レジストローラ7a,7bにより原稿搬送部へ送り出される。
原稿搬送部は、第2レジストローラ8から読取位置53を経て第3リードローラ15へ至る搬送路を有する。この原稿搬送部においては、上記原稿給紙部から搬送された原稿が第2レジストローラ8、第1リードローラ9、リードコロローラ10、プラテンローラ11により、流し読みプラテン51上を所定の速度で搬送される。また、原稿先端が第1リードローラ9とリードコロローラ10との間に到達する前に、解除モータM4(図示せず)が駆動される。これにより、第1リードローラ9とリードコロローラ10とは、互いに所定の圧力で押し付けられ、この状態で原稿を搬送する。このとき、流し読みプラテン51上の読取位置53の下方には、スキャナユニット63(図1参照)が位置決めされており、スキャナユニット63による露光動作(読取動作)が行われる。この露光動作が行われている最中に、第1リードローラ9とリードコロローラ10は、徐々に離間される。これは、原稿の後端が第1リードローラ9とリードコロローラ10との間を通過する前に上記解除モータM4の駆動により行われる。このとき、原稿先端は、第2リードローラ12と第3リードローラ15との間を通過しており、原稿の搬送は、第2リードローラ12および第3リードローラ15によって行われることになる。
原稿排紙部は、第3リードローラ15から排紙反転ローラ13a,13bを経て排紙トレイ3へ至る搬送路を有する。この原稿排紙部においては、読取位置53で露光動作が行われている間は、排紙反転ローラ13a,13bが互いに離間した状態にある。そして、原稿後端が読取位置53を通過してその原稿の読取が終了した後に、ソレノイドSL1(図示せず)がオンされ、排紙反転ローラ13bが上方に移動される。これにより、排紙反転ローラ13aと排紙反転ローラ13bとの間に原稿を狭持搬送するためのニップが形成される。このニップにより、原稿は、排紙トレイ3へ向けて搬送され、表面を装置下方に向けた状態(フェイスダウン状態)で排紙トレイ3へ排紙される。また、排紙反転ローラ13a,13bは、後述する両面モード時において原稿をスイッチバックして再度上記原稿搬送部へ送るために、逆転駆動される。
原稿反転部は、第3リードローラ15と排紙反転ローラ13a,13bとの間の位置から分岐し、第2レジストローラ8の手前位置へ至る搬送路を有する。原稿反転部が原稿排紙部から分岐する位置には、反転フラッパ16が設けられ、原稿反転部の搬送路の途中位置には、反転ローラ14が設けられている。両面モード時においては、一旦原稿排紙部に送られた原稿を原稿反転部へ導くことによって、原稿の読取面(表裏面)の反転が行われる。この原稿反転部を用いた原稿の反転動作については、後述する。
また、給送ローラ5の下流位置には、分離給送される原稿の先端および後端を検知すると同時に原稿の搬送方向長さ(原稿長さ)Lを求めるためのサイズセンサS1が設けられている。また、第1レジストローラ7a,7bの手前位置には、原稿の先端を検出するレジストセンサS2が設けられている。また、第1リードローラ9の手前位置には、原稿の先端を検知するリードセンサS3が設けられ、リードセンサS3のセンサ信号は、本体50のリーダ部60に読取開始信号として入力される。第3リードローラ15の下流側位置には、原稿の先端および後端を検知する排紙センサS4が設けられている。また、図示されていないが、積載トレイ2には、積載トレイ2上の原稿の有無を検知するための原稿セットセンサS5が設けられている。
自動原稿給送装置1の制御構成は、図3に示すように、CPU回路部1000を有する。CPU回路部1000は、自動原稿給送装置1全体を制御するCPU1001と、ROM1002と、RAM1003と、EEPROM1004とを含む。ROM1002にはCPU1001により実行されるプログラムおよびデータが格納されている。RAM1003は、制御データを一時的に保持する領域、制御に伴う演算の作業領域などを提供する。
CPU回路部1000には、リーダ部60の画像読取手段制御部1006と通信を行うインターフェイスである外部I/F1005が接続される。また、CPU回路部1000は、画像読取手段制御部1006から外部I/F1005を介して入力される信号および上述した各センサS1〜S5の出力に基づいて原稿の搬送動作を制御するとともに、自動原稿給送装置状態を検出し、その検出結果を、外部I/F1005を介して画像読取手段制御部1006へ通知する。また、CPU回路部1000は、各モータM1〜M4、ソレノイドSL1および電磁クラッチCL1を駆動制御する。ここで、モータM1は、繰り出しローラ4、給送ローラ5、第1レジストローラ7a,7bなどを駆動するための分離給紙モータである。モータM2は、原稿搬送部の第2レジストローラ8、第1リードローラ9、プラテンローラ11、第2リードローラ12、第3リードローラ15を駆動するためのリードモータである。モータM3は、排紙反転ローラ13a,13b、反転ローラ14を正転および逆転方向へ駆動するための排紙反転モータである。モータM4は、第1リードローラ9のリードコロローラ10に対する押圧を解除するための解除モータである。ソレノイドSL1は、排紙反転ローラ13bを上下方向へ移動させるためのものである。
自動原稿給送装置1において、片面読取モード時には、表面が装置上方に向けられて積載トレイ2上に積載された原稿が、上記原稿給紙部により一枚ずつ分離されて、原稿搬送部へ搬送される。上記原稿搬送部においては、原稿が、所定速度で、流し読みプラテン51上の読取位置53を経て排紙トレイ3へ向けて搬送される。そして、片面原稿は、その表面が下方に向けられた状態(フェイスダウン状態)で排紙トレイ3上に積載される。
両面読取モード時には、先頭原稿の原稿長さ(搬送方向長さ)Lに応じて、原稿搬送モードとして、通常両面モードと高速両面モードとのうちのいずれか一方が選択されて実行される。具体的には、先頭原稿が給紙される際に、その原稿長さLが求められ、この求められた先頭原稿の原稿長さLが基準長さより長い場合、通常両面モードが実行される。これに対し、求められた先頭原稿の原稿長さLが基準長さより短い場合、高速両面モードが実行される。
通常両面モードとは、原稿搬送部により先行原稿を読取位置53へ搬送する第1面読取搬送と、第1面読取搬送後の先行原稿を原稿反転部により反転した後に原稿搬送部により読取位置53へ搬送する第2面読取搬送と、第2面読取搬送後の先行原稿を原稿反転部により反転した後に原稿搬送部を経て原稿排紙部へ搬送する空搬送とを行い、先行原稿が上記空搬送により読取位置53を通過した後に、次原稿に対する第1面読取搬送を開始するモードである。
これに対し、高速両面モードとは、上記第1面読取搬送および上記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、先行原稿に対する空搬送に先立ち、次原稿に対する第1面読取搬送を開始するモードである。
ここで、この原稿長さLを求める方法としては、原稿がリードセンサS3に到達した時点すなわちリードセンサS3がオンしてからサイズセンサS1がオフするまでのリードモータM2のクロックをカウントし、このカウント数に基づいて原稿長さを求める方法が採用されている。また、上記基準長さとは、第2レジストローラ8から、第1リードローラ9、プラテンローラ11、第2リードローラ12、第3リードローラ15を経て、排紙反転ローラ13a,13bへ至る搬送長に等しい長さである。これは、高速両面モードにおいて、上記第1面読取搬送および上記第2面読取搬送により原稿を搬送し、当該原稿に対する空搬送に先立ち、次原稿に対する第1面読取搬送を開始することを許容する最大値であり、本実施の形態においては、原稿長さLが上記基準長さ以上である場合に高速両面モードを実行すると、ジャムが発生するので、原稿長さLが上記基準長さ以上である場合には、高速両面モードの実行を禁止し、通常両面モードを実行するように設定されている。
両面読取モード時においては、まず、積載トレイ2に積載された原稿束のうち、1枚目の原稿(先頭原稿)が、上記原稿給紙部により分離されて原稿搬送部へ搬送される。この際に、1枚目の原稿の原稿長さが上述の方法で求められる。そして、求められた原稿長さが基準長さより長い場合、通常両面モードが原稿搬送モードとして選択され、通常両面モードによる原稿搬送が行われる。
原稿搬送モードとして通常両面モードが選択された場合、まず、第1面読取搬送が行われる。原稿搬送部においては、片面読取モード時と同様に、所定速度で、原稿給紙部から給紙された1枚目の原稿が流し読みプラテン51上を搬送される。このとき、読取位置53の下方位置には、スキャナユニット63が位置決めされており、1枚目の原稿表面の露光動作(読取動作)が行われる。このとき、第1リードローラ9、リードコロローラ10の離間動作は行われる。そして、1枚目の原稿は、反転フラッパ16により、原稿排紙部へ導かれ、排紙反転ローラ13a、13b間に形成されたニップにより排紙トレイ3へ向けて搬送される。
次いで、1枚目の原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、排紙反転ローラ13a、13bは停止され、逆転駆動されるとともに、反転フラップ16が切り換えられる。そして、第2面読取搬送が行われる。すなわち、1枚目の原稿は、その排紙方向とは逆方向に位置する原稿反転部の反転ローラ14および第2レジストローラ8へ向けてスイッチバックして搬送される。第2レジストローラ8は、原稿先端の到着時には停止しており、1枚目の原稿に対して両面読取時の斜行補正が行われた後に、1枚目の原稿を読取位置53へ向けて送り出す。ここで、上記斜行補正は、原稿の先端を第2レジストローラ8へ突き当てた状態で、反転ローラ14の駆動により原稿にループを形成することにより行われる。また、この間に、第1リードローラ9とリードコロローラ10とを互いに押し付け合う動作が行われる。原稿搬送部においては、原稿表面と同様にして1枚目の原稿裏面の露光動作(読取動作)が行われ、そして、1枚目の原稿は、原稿排紙部へ搬送される。このときも、第1リードローラ9、リードコロローラ10の離間動作は行われる。
原稿裏面の読取後に原稿排紙部に搬送された1枚目の原稿をそのまま排紙トレイ3へ排紙すると、当該原稿は、フェイスアップ状態(表面が上方を向いている状態)で排紙されることになる。すなわち、排紙トレイ3には、積載トレイ2に積載された原稿のページ順と異なるページ順で原稿が積載されることになる。よって、排紙トレイ3へ原稿を排紙する前に原稿を再度反転する必要がある。そのため、空搬送が行われる。
この空搬送を行うために、原稿排紙部においては、1枚目の原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、排紙反転ローラ13a,13bが逆転し、再び1枚目の原稿が原稿反転部を経て原稿搬送部へ搬送される。このとき、原稿反転部においては、フェイスダウン状態での排紙を行うために、1枚目の原稿をスイッチバックして搬送するための動作のみが行われ、第2レジストローラ8による斜行補正は行われない。そして、原稿搬送部を通過した1枚目の原稿は、再度原稿排紙部へ搬送され、排紙反転ローラ13a,13b間に狭持されて排紙トレイ3上へ送られる。これにより、1枚目の原稿は、表面が装置下方を向いている状態すなわちフェイスダウン状態で排紙される。
また、次原稿(2枚目の原稿)が積載トレイ2上に存在する場合は、先行原稿(1枚目の原稿)が読取位置53を通過した後に、次原稿は原稿搬送部へ搬送され、次原稿の表面が読み取られた後に、1枚目の原稿と同様に、第2面読取搬送および空搬送が行われる。
上記求められた先頭原稿の原稿長さが基準長さより短い場合、原稿搬送モードとして高速両面モードが選択され、このモードによる原稿搬送が行われる。この高速両面モードについて図4〜図7を参照しながら説明する。図4〜図7は図2の自動原稿給送装置における高速両面モード時の原稿の搬送状態の一例を示す図である。ここで、図4〜図7に示す例は、2枚の原稿を高速両面モードで搬送する場合の例である。また、各図中、各原稿には、原稿の表面、原稿の先端を表す指標としての三角印(△印)が付されている。また、ここでは、高速両面モードにより、同一サイズの2枚の原稿を搬送する場合について説明する。
上述したように、積載トレイ2から原稿給紙部により給紙された1枚目の原稿(先頭原稿)は、原稿搬送部へ搬送される。そして、1枚目の原稿が読取位置53を通過する際に、1枚目の原稿表面がスキャナユニット63により読み取られる。この1枚目の原稿表面の読取動作中に、当該原稿の後端がリードセンサS3を通過すると、2枚目の原稿が給紙され、第1レジストローラ7a,7b位置で原稿にループが形成されて斜行補正が行われる。そして、2枚目の原稿は、第1レジストローラ7a,7bの位置において待機する(図4(a)参照))。
次いで、1枚目の原稿は反転フラッパ16により原稿排紙部へ進入し、排紙反転ローラ13a,13b間に形成されたニップにより排紙トレイ3方向へ搬送される。1枚目の原稿の後端が排紙センサS4を通過すると、排紙反転ローラ13a,13bは一旦停止された後に、逆転駆動され、反転フラッパ16が切り換えられる。これにより、1枚目の原稿は、スイッチバックされて原稿反転部へ向けて搬送される。そして、1枚目の原稿が第2レジストローラ8に到達する手前で、ソレノイドSL1はオフされ、排紙反転ローラ13a、13bのニップが解除される。
次いで、1枚目の原稿は、反転ローラ14により、第2レジストローラ8へ向けて搬送される。そして、1枚目の原稿先端が第2レジストローラ8に突き当てられ、当該原稿には、反転ローラ14の駆動によりループが形成される。これにより、裏面読取に対する斜行補正が行われる。この斜行補正後、1枚目の原稿は、第2レジストローラ8により、原稿搬送部へ搬送される。
原稿搬送部において、1枚目の原稿表面と同様にして、その原稿裏面の露光動作(読取動作)が行われる(図4(b)参照)。このとき、2枚目の原稿が、1枚目の原稿後端が第2レジストローラ8を通過してから所定時間経過後に、第2レジストローラ8に到達するように、2枚目の原稿に対する給紙動作が開始される(図5(a)参照)。そして、2枚目の原稿長さが求められる。ここでは、2枚目の原稿長さは、1枚目の原稿長さと同じとする。すなわち、2枚目の原稿長さは、基準長さより短いとする。
1枚目の原稿裏面の読取終了後、ソレノイドSL1がオンされて排紙反転ローラ13bが上方に移動され、排紙反転ローラ13a、13b間にニップが形成される。そして、このニップにより、1枚目の原稿が排紙トレイ3へ向けて搬送される。これと同時に、2枚目の原稿は、そのまま原稿搬送部へ搬送されて2枚目の原稿表面の読取が開始される(図5(b)参照)。
その後、1枚目の原稿を再度反転するために、1枚目の原稿後端が排紙センサS4を通過した後、排紙反転ローラ13a,13bが逆転される。これにより、1枚目の原稿は、再び、スイッチバックされて原稿反転部に向けて搬送される。
ここで、2枚目の原稿表面の読取開始後、2枚目の原稿先端が反転フラッパ16に到達する前に、1枚目の原稿は反転フラッパ16を通過する。また、2枚目の原稿先端が排紙反転ローラ13a,13bに到達する前までに、ソレノイドSL1はオフされ、排紙反転ローラ13a,13bのニップが解除される(図6(a)参照)。このとき、1枚目の原稿先端は、反転ローラ14を通過している状態にある。また、裏面の読取が終了した1枚目の原稿が再度反転されるときには、斜行補正は行われない。
2枚目の原稿表面の読取終了後、2枚目の原稿後端が第3リードローラ15を抜ける前に、ソレノイドSL1がオンされ、排紙反転ローラ13a、13bとの間にニップが形成される。これにより、2枚目の原稿が排紙トレイ3方向へ搬送される。また同時に、1枚目の原稿も原稿搬送部へ搬送される(図6(b)参照)。そして、2枚目の原稿の裏面読取を行うために、この原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、排紙反転ローラ13a,13bは逆転され、再び2枚目の原稿は、原稿反転部を経て原稿搬送部へ搬送される。このとき、1枚目の原稿は読取位置53を通過するが、この原稿に対する画像読取動作は行われない。また、2枚目の原稿に対して斜行補正を行うために、第2レジストローラ8は2枚目の原稿先端の到着時には停止している必要があるので、1枚目の原稿後端が第2レジストローラ8を抜けてから所定時間1枚目の原稿が搬送された後に、リードモータM2は停止される。また、2枚目の原稿先端が反転ローラ14を通過すると、ソレノイドSL1はオフされ、排紙反転ローラ13a,13b間のニップは解除される(図7(a)参照)。
次いで、第2レジストローラ8位置で2枚目の原稿の裏面読取に対する斜行補正が行われた後に、リードモータM2は駆動され、2枚目の原稿は、原稿搬送部へ搬送される。これと同時に、1枚目の原稿も原稿搬送部において搬送される。そして、2枚目の原稿後端が排紙反転ローラ13a,13bを抜け、1枚目の原稿後端が第3リードローラ15を通過する前に、ソレノイドSL1はオンされ、排紙反転ローラ13a,13b間にニップが形成される。これにより、排紙トレイ3上へ1枚目の原稿が排紙される。同時に2枚目の原稿裏面の読取動作が行われ(図7(b)参照)、この読取動作終了後、2枚目の原稿は、原稿反転部を経て再度反転された後に、排紙トレイ3上へフェイスダウン状態で排紙される。
次に、両面読取モード時における自動原稿給送装置1の動作について図8〜図10を参照しながら説明する。図8は図2の自動原稿給送装置における両面読取モード時の動作の手順を示すフローチャート、図9は図8のステップS200の通常両面モードの動作の手順を示すフローチャート、図10は図8のステップS300の高速両面モードの動作の手順を示すフローチャートである。各図のフローチャートでそれぞれ示される動作の手順は、CPU回路部1000のCPU1001の制御下で実行されるものである。
まず、両面が読み取られる原稿が積載トレイ2上に積載される。そして、両面読取モードが選択されてスタートボタンが押下されると、図8に示すように、1枚目(N=1枚目)の原稿の分離が行われる(ステップS101)。第1レジストローラ7a,7b位置でループが形成されて斜行補正が行われた後、1枚目の原稿が給紙される(ステップS102)。そして、CPU1001は、上述したように、サイズセンサS1がオフしてからリードセンサS3がオンするまでの分離給紙モータM1のクロックをカウントし、このカウント数に基づいて原稿長さLを求める(ステップS103)。
次いで、CPU1001は、求められた原稿長さLが基準長さより短いか否かを判定し(ステップS104)、求められた原稿長さLが基準長さより短い場合、高速両面モード(ステップS300)を実行する。これに対し、求められた原稿の長さLが基準長さより長い場合、CPU1001は、通常両面モード(ステップS200)を実行する。
次に、上記通常両面モードについて図9を参照しながら説明する。
通常両面モードの場合、図9に示すように、まず、1枚目の原稿の先端が読取位置53に到達すると、1枚目の原稿表面の読取動作が開始される(ステップS201)。この原稿の表面の読取動作が終了すると(ステップS202)、CPU1001は、原稿セットセンサS5の出力に基づいて原稿が積載トレイ2上にあるか否かを判定する(ステップS203)。ここで、次原稿すなわち2枚目(N+1枚目)が積載トレイ2上にある場合、2枚目の原稿が分離されて送り出される。そして、第1レジストローラ7a,7bで原稿にループが形成されて当該原稿の斜行補正が行われ、2枚目の原稿は第1レジストローラ7a,7b位置で待機する(ステップS204)。
次いで、表面の読取動作が終了した1枚目の原稿の表裏を反転するための反転動作が行われ(ステップS205)、1枚目の原稿裏面の読取動作が開始される(ステップS206)。原稿裏面の読取が終了すると、当該原稿を反転するための反転動作が再度行われ、1枚目の原稿後端が第2レジストローラ8を通過してから所定時間経過後に、2枚目の原稿が第2レジストローラ8に到達するように給紙される(ステップS207)。そして、2枚目の原稿先端がリードセンサS3により検知されると、2枚目の原稿の原稿長さLが求められる(ステップS208)。
次いで、上記1枚目の原稿は、排紙トレイ3へ排紙され、原稿枚数Nが1インクリメントされる(ステップS209)。そして、2枚目(N+1枚目)の原稿表面の読取動作が開始され(ステップS201)、上述したと同様の動作が繰り返される。
上記ステップS203において原稿セットセンサS5がオフしており、次原稿がないと判定された場合は、表面の読取動作が終了した1枚目の原稿に対する反転動作が行われ(ステップS210)、1枚目の原稿裏面の読取動作が開始される(ステップS211)。そして、1枚目の原稿裏面の読取が終了すると、再度1枚目の原稿に対する反転動作が行われ(ステップS212)、その後、1枚目の原稿が排紙され(ステップS213)、動作が終了する。
次に、高速両面モード処理について図10を参照しながら説明する。ここでは、2枚目(N=2)の原稿を搬送する場合を説明する。
2枚目の原稿の先端が読取位置53に到達すると、2枚目の原稿表面の読取動作が開始される(ステップS301)。そして、原稿表面の読取動作が終了すると(ステップS302)、CPU1001は、原稿セットセンサS5の出力に基づいて次原稿(N+1枚目)が積載トレイ2上にあるか否かを判定する(ステップS303)。ここで、次原稿(N+1枚目)すなわち3枚目がある場合、3枚目の原稿の分離動作が開始され、この原稿の先端は第1レジストローラ7a,7bに突き当てられる。そして、3枚目の原稿に対して、ループが形成されて斜行補正が行われた後に、3枚目の原稿は、第1レジストローラ7a,7b位置で待機する(ステップS304)。
次いで、表面の読取動作が終了した1枚目の原稿に対する反転動作が行われ(ステップS305)、この原稿の裏面の読取動作が開始される(ステップS306)。1枚目の原稿裏面の読取が行われている途中で、再度反転された1枚目(N−1枚目)の原稿は排紙され、3枚目の原稿が給紙される(ステップS306)。3枚目の原稿の先端がリードセンサS3により検知されると、3枚目の原稿長さLが求められる(ステップS307)。そして、CPU1001は、測定した3枚目の原稿長さLが基準長さより短いか否かを判定する(ステップS308)。ここで、原稿長さLが基準長さより短い場合、原稿枚数Nが1インクリメントされる(ステップS309)。そして、3枚目の原稿表面の読取動作が行われると同時に、2枚目の原稿が再度反転され(ステップS310)、上記動作が繰り返される。これに対し、3枚目の原稿長さLが基準長さより長い場合、後述する両面モード切替処理への移行が行われる(ステップS400)。
上記ステップS303において原稿セットセンサS5がオフしており、次原稿がないと判定された場合、表面の読取が終了した2枚目の原稿が反転され(ステップS311)、2枚目の原稿裏面の読取が開始される。2枚目の原稿裏面の読取が行われている途中で、再度反転された1枚目(N−1枚目)の原稿は排紙される(ステップS312)。その後、2枚目の原稿は再度反転され(ステップS313)、この反転後、2枚目の原稿は排紙される(ステップS314)。そして、本動作は終了する。
次に、両面モード切替処理について図11〜図16を参照しながら説明する。図11〜図15は両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図、図16は図10のステップS400の両面モード切替処理の動作手順を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、両面読取モード時に、1枚目の原稿長さLが基準長さより短い場合、高速両面モードによる原稿搬送が開始される。そして、高速両面モード時において、2枚目以降の原稿のいずれかの原稿長さが基準長さ以上になると、両面モード切替処理が行われる。ここでは、両面が読み取られる原稿の枚数が3枚である場合において、2枚目の原稿長さLが基準長さ以上の場合を説明する。
自動原稿給送装置1により、積載トレイ2上に積載されている3枚の両面原稿の搬送が開始されると、図4(a)および図4(b)に示すように、1枚目の原稿は、その表面が読み取られた後に、反転され、再度読取位置53へ搬送される。また、2枚目の原稿は、第1レジストローラ7a,7b位置で待機される。
次いで、2枚目の原稿は、第1レジストローラ7a,7bにより、1枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を通過して所定時間経過後に第2レジストローラ8に到達するように、送り出される。2枚目の原稿がリードセンサS3位置に到達すると、この原稿の長さが求められ、求められた原稿の長さが基準長さ以上の場合(図11(a))、1枚目の裏面の読取終了後、ソレノイドSL1がオンされ、排紙反転ローラ13bが上方に移動される。これにより、1枚目の原稿は、排紙反転ローラ13a,13b間のニップを経て、排紙トレイ3に向けて搬送される。同時に、2枚目の原稿表面の読取が開始される(図11(b))。
1枚目の原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、排紙反転ローラ13a,13bは一旦停止された後に、逆転駆動される。これにより、1枚目の原稿は、反転ローラ14に向けて搬送され、そして、1枚目の原稿が第2レジストローラ8に到達する手前で、ソレノイドSL1はオフされ、排紙反転ローラ13a、13bのニップが解除される。次いで、1枚目の原稿は、反転ローラ14により、第2レジストローラ8へ向けて搬送される(図12(a)参照)。ここで、反転ローラ14は、1枚目の原稿を第2レジストローラ8へ搬送するために、サイズセンサS1によって2枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を通過してから所定時間(所定距離)経過後に、逆転駆動される。すなわち、2枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を通過した後に、1枚目の原稿が第2レジストローラ8により再び原稿搬送部へ向けて搬送される。この際、1枚目の原稿の斜行補正は行われない。
2枚目の原稿の後端がリードセンサS3位置を通過すると、3枚目の原稿の給紙が開始される。この3枚目の原稿は、同様に、第1レジストローラ7a,7b位置で斜行補正されて待機する(図12(b))。
2枚目の原稿表面の読取終了後、2枚目の原稿の後端が第3リードローラ15を抜ける前に、ソレノイドSL1がオンされ、排紙反転ローラ13a,13b間のニップにより、2枚目の原稿は、原稿排紙部へ向けて搬送される。また、同時に、1枚目の原稿も原稿搬送部へ搬送される(図13(a))。2枚目の原稿は、その裏面の読取を行うために、原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、原稿反転部を経て原稿搬送部へ向けて搬送される。このとき、1枚目の原稿は、その読取が行われることなく、読取位置53を通過する。また、2枚目の原稿裏面の読取前の当該原稿の斜行補正を行うために、第2レジストローラ8は、その原稿先端の到着時には停止しておかなければならないため、1枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を抜けてから1枚目の原稿が所定時間(所定量)搬送された時点で、停止される。
2枚目の原稿の先端が反転ローラ14を通過すると、ソレノイドSL1はオフされ、排紙反転ローラ13a,13bのニップは解除される(図13(b))。そして、2枚目の原稿は、第2レジストローラ8位置で斜行補正された後、第2レジストローラ8により、原稿搬送部へ再び送り出される。これと同時に、1枚目の原稿は、原稿排紙部へ搬送される。そして、2枚目の原稿後端が排紙反転ローラ13a、13bを抜け、1枚目の原稿後端が第3リードローラ15を通過する前に、ソレノイドSL1がオンされ、排紙反転ローラ13bが上方に移動し、原稿を排紙反転ローラ13a、13b間のニップは解除される(図14(a))。
次いで、1枚目の原稿は、排紙トレイ3上へ排紙される。同時に、2枚目の原稿の裏面の読取が行われる。また、このとき、3枚目の原稿は、まだ、第1レジストローラ7a,7b位置で待機された状態にある(図14(b))。
裏面が読み取られた2枚目の原稿は、再度反転するために、この原稿の後端が排紙センサS4を通過した後、原稿反転部および原稿搬送部へ搬送される。そして、2枚目の原稿後端が第2レジストローラ8を通過して所定時間経過後に、3枚目の原稿が、第1レジストローラ7a,7bにより、第2レジストローラ8に到達するように給紙される(図15(a))。
次いで、給紙された3枚目の原稿の表面の読取が行われる(図15(b))。同時に、排紙トレイ3上へ2枚目の原稿が排紙される。3枚目の原稿の後端が排紙センサS4を通過すると、3枚目の原稿を再度反転するために、排紙反転ローラ13a、13bは一旦停止された後に、逆転駆動される。そして、3枚目の原稿は、その斜行補正が行われた後に、原稿搬送部へ搬送される。次いで、3枚目の原稿裏面の読取が行われ、この原稿は、再度反転するために、原稿反転部を経て原稿搬送部へ搬送される。そして、反転された3枚目の原稿は、フェイスダウン状態で排紙トレイ3上へ排紙される。そして、本動作は終了する。3枚目の原稿の動作は、通常両面モードそのものとなる。
次に、本実施形の両面モード切替処理の手順について図16を参照しながら説明する。
高速両面モード(図10のステップS300)の動作中に、N+1枚目の原稿の長さが基準長さより長くなると(図10のステップS308)、両面モード切替処理が実行される(図10のステップS400)。ここでは、3枚目((N+1枚)目)の原稿長さLが基準長さより長かいものとして説明する。
図10のS307において3枚目の原稿長さが求められ、この原稿長さが基準長さより長かいと判定された場合、図16に示すように、両面モード切替処理が開始され(ステップS400)、N=N+1とされる(ステップS401)。本例においては、Nは「3」とされる。そして、給紙された3枚目の原稿が読取位置53に到達すると、当該原稿の表面の読取動作が開始され、これと同時に、裏面の読取が終了した2枚目の原稿は、反転される(ステップS402)。ここで、2枚目の原稿は、第2レジストローラ8の手前位置で停止される(ステップS403)。3枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を通過すると、2枚目の原稿は再度原稿搬送部へ搬送され、3枚目の原稿表面の読取動作が行われる(ステップS404)。
3枚目の原稿表面の読取動作が終了すると、原稿セットセンサS5の出力に基づいて次原稿が積載トレイ2上にあるか否かの判定が行われる(ステップS405)。ここで、4枚目(N+1枚目)がある場合には、4枚目の原稿が分離給送され、第1レジストローラ7a,7b位置で待機される(ステップS406)。
表面の読取が終了した3枚目の原稿は反転され(ステップS407)、斜行補正が行われた後、第2レジストローラ8により原稿搬送部へ搬送される。そして、3枚目の原稿裏面の読取が開始される。3枚目の原稿裏面の読取途中において、2枚目(N−1枚目、前原稿)の原稿は、排紙される(ステップS408)。この時点では、まだ、4枚目の原稿の給紙は開始されない。その後、処理が図9のステップS207へ移行され、3枚目の原稿は再反転され、4枚目の原稿は、3枚目の原稿の後端が第2レジストローラ8を通過してから所定時間経過後に第2レジストローラ8に到達するように、給紙される。そして、4枚目以降の原稿は、通常両面モードで動作される。
上記ステップS405において原稿セットセンサS5がオフしており、次原稿がないと判定された場合は、表面の読取が終了した3枚目の原稿は反転され(ステップS409)、3枚目の原稿裏面の読取が開始される。3枚目の原稿裏面の読取途中において、2枚目(N−1枚目)の原稿は排紙される(ステップS410)。その後、3枚目の原稿は、再度反転された後(ステップS411)、排紙トレイ3上へ排紙される(ステップS412)。そして、本動作は終了する。
このように、本実施の形態によれば、高速両面モード動作時に、所定長さ以上の搬送方向長さを有する原稿が混載されていることに起因するジャムの発生を未然に回避することができる。また、駆動系を細分化する必要がなく、製造コストを低減することができるとともに、コンパクトな構成が可能である。
なお、本実施の形態においては、複写機1に搭載される自動原稿給送装置1を説明したが、自動原稿給送装置を他の画像処理装置例えばスキャナなどに搭載することも可能である。この場合も、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の一実施の形態に係る自動原稿給送装置が搭載されている複写機の構成を模式的に示す縦断面図である。 図1の自動原稿給送装置の構成を示す縦断面図である。 図2の自動原稿給送装置1の制御構成を示すブロック図である。 図2の自動原稿給送装置1における高速両面モード時の原稿の搬送状態の一例を示す図である。 図2の自動原稿給送装置1における高速両面モード時の原稿の搬送状態の一例を示す図である。 図2の自動原稿給送装置1における高速両面モード時の原稿の搬送状態の一例を示す図である。 図2の自動原稿給送装置1における高速両面モード時の原稿の搬送状態の一例を示す図である。 自動原稿給送装置1における両面読取モード時の動作の手順を示すフローチャートである。 図8のステップS200の通常両面モードの動作の手順を示すフローチャートである。 図8のステップS300の高速両面モードの動作の手順を示すフローチャートである。 両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図である。 両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図である。 両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図である。 両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図である。 両面モード切替処理時における原稿の搬送状態の一例を示す図である。 図10のステップS400の両面モード切替処理の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動原稿給送装置
2 積載トレイ
7a,7b 第1レジストローラ
8 第2レジストローラ
13a,13b 排紙反転ローラ
14 反転ローラ
16 反転フラッパ
53 読取位置
1000 CPU回路部
1001 CPU
1002 ROM
S1 サイズセンサ
S3 リードセンサ

Claims (8)

  1. 原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間の位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うように原稿の搬送動作を制御する制御手段とを備える自動原稿給送装置であって、
    前記制御手段は、前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて原稿搬送モードとして、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行し、
    前記制御手段は、前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切替えることを特徴とする自動原稿給送装置。
  2. 前記制御手段は、読み取られる原稿のうち、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さより短い場合は、前記第1モードを選択し、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを選択することを特徴とする請求項1記載の自動原稿給送装置。
  3. 請求項1記載の自動原稿給送装置を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間にある位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および、前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うことが可能な自動原稿給送装置の原稿搬送方法であって、
    前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて原稿搬送モードとして、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行するモード実行工程と、
    前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切り替えるモード切替工程と
    を有することを特徴とする自動原稿給送装置の原稿搬送方法。
  5. 前記モード実行工程では、読み取られる原稿のうち、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さより短い場合は、前記第1モードを選択し、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを選択することを特徴とする請求項4記載の自動原稿給送装置の原稿搬送方法。
  6. 原稿の給紙位置から読取位置を経て排紙位置へ至る搬送路と、前記読取位置と前記排紙位置との間にある分岐位置で前記搬送路から分岐し、前記給紙位置と前記読取位置との間にある合流位置で前記搬送路と再度合流する反転搬送路と、原稿の搬送方向長さを検出する原稿長さ検出手段と、原稿を前記給紙位置から前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第1面読取搬送、前記第1面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記分岐位置まで搬送する第2面読取搬送、および、前記第2面読取搬送後の原稿を前記反転搬送路および前記搬送路に沿って前記排紙位置まで搬送する空搬送を行うことが可能な自動原稿給送装置を制御するためのプログラムであって、
    前記原稿長さ検出手段の検出結果に応じて原稿搬送モードとして、前記第1面読取搬送、前記第2面読取搬送および前記空搬送により、先行原稿を搬送し、前記先行原稿が前記空搬送により前記読取位置を通過した後に、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第1モードと、前記第1面読取搬送および前記第2面読取搬送により先行原稿を搬送し、前記先行原稿に対する前記空搬送に先立ち、次原稿に対する前記第1面読取搬送を開始する第2モードとのうちのいずれか一方を選択して実行するモード実行モジュールと、
    前記第2モードの実行時に、前記原稿長さ検出手段により検出された原稿の搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを前記第1モードへ切り替えるモード切替モジュールと
    を有することを特徴とするプログラム。
  7. 前記モード実行モジュールは、読み取られる原稿のうち、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さより短い場合は、前記第1モードを選択し、先頭原稿に対して前記原稿長さ検出手段により検出された搬送方向長さが所定長さ以上である場合は、前記第2モードを選択することを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 請求項6記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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