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JP2006139452A - ネットワークトレーニングシステム - Google Patents

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JP2006139452A
JP2006139452A JP2004327465A JP2004327465A JP2006139452A JP 2006139452 A JP2006139452 A JP 2006139452A JP 2004327465 A JP2004327465 A JP 2004327465A JP 2004327465 A JP2004327465 A JP 2004327465A JP 2006139452 A JP2006139452 A JP 2006139452A
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Takeshi Masuda
武史 増田
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Abstract

【課題】ネットワーク経由で装置の操作方法に関するヘルプ情報を問い合わせ可能にすると共に、その問い合わせた内容を装置の開発等に反映させることができるネットワークトレーニングシステムを提供すること。
【解決手段】装置の操作方法に関するヘルプ情報を格納したヘルプ情報データベース2と、ネットワーク経由で、要求元からのヘルプ情報要求指令を受信し、要求に係るヘルプ情報をヘルプ情報データベースから抽出するデータベース検索部50と、抽出されたヘルプ情報を装置に返信させる返信部と、要求指令を送信してきた要求元を特定する要求元識別データと、要求に係るヘルプ情報とを対応付けて履歴情報として保存させる履歴情報保存部53とをサーバーシステムに備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置の操作方法に関するヘルプ情報を格納したヘルプ情報データベースと、ネットワーク経由で、要求元からのヘルプ情報要求指令を受信し、要求に係るヘルプ情報をヘルプ情報データベースから抽出するデータベース検索部と、抽出されたヘルプ情報を装置に返信させる返信部とを有するネットワークトレーニングシステムに関するものである。
装置の一例として、現像済みの写真フィルムのコマ画像をフィルムスキャナーで読み取り、読み取った画像データに基づいて写真プリントを作成する写真処理装置が知られている。かかる写真処理装置は、写真店(ミニラボ店、大型写真店等)に設置され、写真店のオペレータは、写真処理装置の操作方法をマスターする必要がある。そのための操作マニュアルなども用意されている。
また、写真処理装置の場合は、一般的な家電とは異なり、使い方をマスターするには時間を要する。そこで、写真処理装置を提供するメーカーで操作方法をトレーニングする機会を創出している。例えば、写真店の操作担当者を1箇所に集めて、トレーニングのための講習会等を行っている。あるいは、メーカー側から写真店へ人材を派遣して、操作方法の説明や指導等を行っている。
しかしながら、このような方法は人件費や交通費などが発生するため、かかるコストは写真処理装置の製造原価として転嫁されることになり、写真処理装置を安価に提供することが難しくなる。
これに対して、下記特許文献1,2に開示するように情報をネットワークを介して提供するシステムが知られている。特許文献1は、監視制御装置に関するものであり、監視制御対象プロセス内の設備機器の情報を収集して運転故障状態を監視し、異常が発生した場合に異常の内容に対応したアニメーション情報を検索してCRTに表示させる。これにより、オペレータは、異常の確認・対応を迅速かつ確実に行うことができる。
特許文献2はヘルプデスクシステムに関し、ユーザー端末からコンピュータネットワークを介して行った商品やサービスに対する問い合わせを受信し、ヘルプデスクは問い合わせの内容に対応するストリーミング映像を含むデータ形式の回答を事例データベースから検索してユーザー端末へ送信する。これにより、ユーザーは、コンピュータネットワークを利用した動画による分かりやすい回答を得ることが可能になる。
しかしながら、特許文献2の場合、単に問い合わせに対してネットワーク経由で回答を行うのみでは、将来の商品やサービスの新規開発に対して反映させることができない。特許文献1の場合も、異常が発生した場合に、単にアニメーション情報を表示させるのみでは、設備機器に対する設計などに反映させることができない。従って、写真処理装置の操作方法を説明したマニュアルを電子データでデータベース化する場合にも、操作方法の問い合わせに対して単に回答するのみでは、操作方法のどの部分に問題があるのか等といった分析を行うことができず、写真処理装置の操作方法あるいはマニュアルの記述方法などに対する反映を行うことができない。
特開平5−127948号公報 特開2004−133495号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ネットワーク経由で装置の操作方法に関するヘルプ情報を問い合わせ可能にすると共に、その問い合わせた内容を装置の開発等に反映させることができるネットワークトレーニングシステムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るネットワークトレーニングシステムは、
装置の操作方法に関するヘルプ情報を格納したヘルプ情報データベースと、
ネットワーク経由で、要求元からのヘルプ情報要求指令を受信し、要求に係るヘルプ情報をヘルプ情報データベースから抽出するデータベース検索部と、
抽出されたヘルプ情報を装置に返信させる返信部と、
要求指令を送信してきた要求元を特定する要求元識別データと、要求に係るヘルプ情報とを対応付けて履歴情報として保存させる履歴情報保存部とをサーバーシステムに備えさせたことを特徴とするものである。
このネットワークトレーニングシステムの作用・効果を説明する。このトレーニングシステムは、インターネット等のネットワーク上に置かれるサーバーシステムにより構成される。ヘルプ情報データベースには、装置の操作方法に関するヘルプ情報が格納されている。このシステムは、ネットワーク経由で要求元からのヘルプ情報要求指令を受信し、その要求指令に係るヘルプ情報をヘルプ情報データベースを検索することで抽出する。抽出されたヘルプ情報は、要求元に対してネットワーク経由で返信される。要求元では、返信されたヘルプ情報に基づいて、操作方法を確認することができる。
一方、サーバーシステムでは、要求元を特定する要求元識別データと、要求に係るヘルプ情報とを対応付けて、履歴情報として保存する。これにより、どのようなヘルプ情報が要求されたのかということを分析することができる。例えば、どのヘルプ情報が頻繁に要求されているのかを分析できる。この分析結果に基づいて、装置の操作方法を改善したり、マニュアルの記述内容を工夫するという点に反映することができる。その結果、ネットワーク経由で装置の操作方法に関するヘルプ情報を問い合わせ可能にすると共に、その問い合わせた内容を装置の開発等に反映させることができるネットワークトレーニングシステムを提供することができる。
本発明において、ヘルプ情報を特定するヘルプ情報識別データと、前記要求元識別データとを対応付けることが好ましい。ヘルプ情報には、その内容に応じて、識別データを付与することができる。このヘルプ情報識別データと要求元識別データとを対応付けて履歴情報とすることができる。識別データ同士で対応付けることで、履歴情報のデータ量を少なくすることができる。
本発明において、ヘルプ情報の内容ごとに統計を取るヘルプ情報統計部を備えていることが好ましい。
これにより、どのヘルプ情報に対するアクセスが多いのかを統計的に分析することができる。この統計結果に基づいて、装置の操作方法について改善を行うなどの反映を適確に行うことができる。
本発明に係るヘルプ情報が要求元にダウンロードされてモニター画面に表示された場合、更なる説明を要求するための追加説明要求手段もモニター画面に表示されるように構成されることが好ましい。
ヘルプ情報をダウンロードすることで、要求元のコンピュータのモニター画面でヘルプ情報の内容を確認することができる。しかし、ヘルプ情報の内容のみでは、操作方法を完全に把握できないこともある。そこで、追加説明要求手段を設けることで、更なる追加説明を得ることができる。例えば、追加説明要求手段により、サービスマンと装置のオペレータとが、オンラインで会話をすることで、操作方法に関する疑問を解消することができる。
本発明に係る要求元は装置であり、前記要求元識別データは、装置識別データであることが好ましい。要求元としては、一般的なパソコン(コンピュータ)でも良いが、ヘルプ情報の対象となっている装置が直接要求元として、サーバーシステムにアクセスするようにしてもよい。その場合、履歴情報として、その装置を特定する装置識別データと、ヘルプ情報とを対応付けて保存することができる。これにより、機種ごとに履歴情報を分析したり、写真店ごとに履歴情報を分析することができ、種々の側面からの傾向を把握することができる。
<トレーニングシステムの構成>
本発明に係るネットワークトレーニングシステムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、ネットワークトレーニングシステムの構成を示す模式図である。
トレーニングシステムの中核をなすサーバーシステム1がインターネット(ネットワークの1例)上に設置されており、ヘルプ情報が格納されたヘルプ情報データベース2が構築されている。インターネットを介してトレーニングシステムと接続される写真処理装置3が設けられている。写真処理装置3には、インターネットへ接続可能なコンピュータが内蔵されている。写真処理装置3は、写真店などに設置されるものであり、写真店のオペレータにより操作される。写真処理装置3の操作方法を説明した紙媒体によるマニュアルもあるが、操作方法を電子データ化し、ヘルプ情報としてヘルプ情報データベース2に格納している。
写真処理装置3は一般的な家電とは異なり、その操作方法は容易にマスターできるものではない。このような点に鑑み、従来は、操作方法の講習会を開催したり、サービスマンが写真店に直接出向いて操作方法を指導するなどの対処を行っていたが、人件費や交通費などのコストがかさむという問題がある。そこで、ヘルプ情報をデータベース化すると共に、ヘルプ情報を動画ファイルで保存するようにしている。動画ファイルとすることで、よりオペレータに対する操作方法の説明を分かり易くすることができ、擬似的にサービスマンから直接指導を受けるのと同じような効果を発揮する。
写真処理装置3の基本的な機能は、現像済みネガフィルムのコマ画像をフィルムスキャナーにより読み取り、取得した画像データに基づいて、写真プリントを作成することである。写真処理装置3のオペレータは、モニター30の画面を見ながら、プリント作成処理を行うための種々のデータの入力や動作の指令などを行う。また、写真処理装置3の操作方法の問い合わせをサーバーシステム1に対して行う場合にも、モニター30画面を見ながら操作を行う。また、写真処理装置30には、カメラ31とマイク32とスピーカ17が設けられており、サービスセンターのサービスマンと操作方法に関する詳細なアドバイスを受けることができる。
写真処理装置3のメーカー側は、写真処理装置30のユーザーに対するアフターサービスを行うサービスセンターを設置している。サービスセンターには、多数のパソコン4が設けられており、インターネットを介して写真処理装置3やサーバーシステム1と接続されている。パソコン4には、カメラ41とマイク42とスピーカ47とが接続され、インターネット経由でサービスマンと写真店のオペレータとは、お互いにモニター画面を見ながらオンラインで会話をすることができる。写真店側では、サーバーシステム1からのヘルプ情報のみでは、操作方法を完全に理解できない場合は、サービスセンターにアクセスすることで、サービスマンからのアドバイスを受けることができる。
<写真処理装置の構成>
次に、写真処理装置3の構成について説明する。図2は写真処理装置の構成を示す模式図である。フィルムスキャナー10は、現像済みのネガフィルムFに形成されているコマ画像を読み取るための装置である。フィルムスキャナー10は、読み取り用光源11と、ネガフィルムFを搬送させるためのフィルム搬送ユニット12と、読み取り用のCCDラインセンサー13とを備えている。フィルム搬送ユニット12は、搬送ローラ12aを備えており、ネガフィルムFを搬送経路に沿って搬送させながら、コマ画像を走査読み取りすることができる。
読み取られたコマ画像の画像データは、画像データ保存部14に保存される。画像処理部15は、読み取られた画像データに対して画像処理を行う機能を有する。読み取られた画像データは、表示制御部16を介してモニター30の画面に表示される。モニター画面に読み取った画像を表示させて、オペレータによる画像に対する判定作業(プレジャッジ)が行われる。これは、写真プリントを作成する処理を行う前に、予め適切な写真プリントが作成されるかどうかのチェックを行うものである。オペレータは、モニター30を見ながら、必要に応じて色・濃度の補正データや、赤目補正・逆光補正・階調補正等の補正パラメータを設定することができる。入力手段18は、マウスやキーボード等により構成され、補正データの入力等のデータ入力や、写真処理装置に対する動作指令をモニター画面を介して行う。
画像転送部19は、補正データあるいは補正パラメータとオリジナルの画像データに基づいて生成されたプリント用画像データをプリンター部へと転送する。プリンター部は、プリント用画像データに基づいてペーパー(写真感光材料)に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する機能を有する。
ペーパーマガジン20には、ペーパーがロールの形態で収容されている。いずれかのペーパーマガジン20からペーパーが引き出され、搬送機構により搬送される。ペーパーカッター21は、長尺状のペーパーをプリントサイズに切断する。露光エンジン22は、画像転送部19から転送されてきたプリント用画像データを受け取り、ペーパーの乳剤面に対して画像データに基づいた走査露光を行う。これにより、ペーパー表面に画像が焼付露光される。画像が焼付露光されたペーパーは、搬送機構23により現像処理部24に送り込まれ、現像処理が施される。現像処理されたペーパーは、乾燥処理部25において乾燥処理された後、ペーパー排出部26から仕上がりの写真プリントとして排出される。写真プリントは集積部27にて、オーダー単位で集積される。
写真処理操作部33は、写真プリントを作成するための種々の操作をモニター画面を介して行う機能を提供するものであり、ソフトウェアにより構成される。画像処理部15による画像処理作業を行うための操作・データ入力などを行うための操作画面を提供する機能等も有する。また、インターフェース34を介してカメラ31及びマイク32及びスピーカ17とも接続されており、サービスセンターのサービスマンとオンラインで会話することができる。
ヘルプ情報問い合わせ部35は、写真処理装置3の操作方法がわからない場合に、サーバーシステム1に対して問い合わせを行うための機能を提供する。すなわち、問い合わせを行いたいヘルプ情報を特定し、サーバーシステム1に対してヘルプ情報の要求指令を出すことができる。ヘルプ情報は、その内容に応じて識別データが設定されている。ヘルプ情報識別データ保存部36には、個々のヘルプ情報ごとに割り当てられた識別データが保存されている。例えば、「色・濃度の補正データの入力方法」「赤目補正の設定方法」「モニター画面に表示させる画像枚数の切り替え方法」「プリント処理を一時中断させる方法」「ペーパーマガジンを交換する方法」などがヘルプ情報に相当し、夫々に固有の識別データが付与される。
要求元識別データ保存部37には、写真処理装置を特定するための要求元識別データ(装置識別データに相当)が保存されている。この識別データは、写真処理装置3に対して割り当てられた固有の識別データであり、写真店と機種名などを特定することができる。ヘルプ情報の問い合わせを行う場合は、これらのヘルプ情報識別データと要求元識別データがサーバーシステム1へと送信される。データの送受信部38を介して行われる。問い合わせを行いヘルプ情報が返信されてくると、その具体的な内容がモニター30に表示される。なお、ヘルプ情報は動画ファイルとなっており、モニター画面には動画でヘルプ情報が表示され、オペレータへの理解を容易にしている。
ヘルプ情報が表示されることで操作方法の内容を知ることができるが、完全に理解できないこともある。その場合は、サービスマンからの直接のアドバイスを受けることができる。そのために、追加説明要求手段33aの機能が設けられている。例えば、画面上の特定のボタンをクリックすることで、オンラインで会話をできるシステムを立ち上げる。オペレータは、マイク32及びスピーカ17を使用して相手と会話をすることができ、カメラ31により、オペレータの顔や装置の状態を撮影して送信することができる。データ処理部39は、音声データや映像データを処理して送受信部38を介してインターネットへ送出する。なお、カメラ31を設けない場合、音声のみでやり取りを行うことができる。
このようにオンラインで会話をできるようにすることで、対応時間を短縮化することができ、より良いサービスを提供することができる。また、問い合わせ内容の確認時間、操作方法の説明に要する時間を短縮化することができる。
<サーバーシステム(トレーニングシステム)の構成>
次に、サーバーシステム1の構成を図3の模式図により説明する。ヘルプ情報データベース2は、ヘルプ情報が動画ファイルの形式で保存されている。ヘルプ情報は、ヘルプ情報識別データと対応付けられて保存されているので、識別データを指定することで対応するヘルプ情報の動画ファイルを抽出することができる。データベース検索部50は、送受信部51を介して受信したヘルプ情報要求信号に含まれる識別データに基づいて、データベース2を検索し該当する動画ファイルを抽出する。
データ処理部52は、送受信部51を介して受信した信号を解析して、解析結果に基づいた処理を実行する。例えば、データベース2の検索に関する要求が来た場合は、そのキーワード(識別データ)等をデータベース検索部50に引き渡す。また、特定のWebページの要求であれば、そのWebページを要求元に返信させる。Webページは、Webページ保存部55にHTMLファイルの形式で保存されている。
サーバーシステム1のヘルプ情報データベース2は、すべてのコンピュータのアクセスを受け付けるわけでなく、予め会員登録を行った者のみがアクセス可能としている。会員登録は、会員登録用のWebページを介して行うことができる。会員登録を行うことにより、IDとパスワードが付与される。従って、データベース2の検索を行う場合には、認証手段56の機能に基づいて、IDとパスワードのチェックが行われる。
履歴情報保存部53には、ヘルプ情報のアクセスに関する履歴情報が保存される。ここに保存される内容は、ヘルプ情報識別データと要求元識別データとが対応付けられた状態で保存される。その他、アクセス日時やIDなどの情報もあわせて保存される。これにより、どの写真店のどの機種が、どのようなヘルプ情報を要求したのかということを分析することができる。ヘルプ情報統計部54は、履歴情報保存部53に保存されている履歴情報の統計を行う機能を有する。例えば、ヘルプ情報の中で、どのヘルプ情報が最も要求が多いのか、また、写真店ごと、機種ごとの統計を取ることもできる。このようにアクセス状況を分析することで、写真処理装置3のどの操作方法がわかり難いのかということが分かり、次期機種の開発に反映して改善することができる。また、追加説明要求手段33aを操作したか否かについてのデータも履歴情報として保存する。これにより、動画ファイルによる操作方法の説明が分かりやすいのか否かの分析についても行うことができ、動画ファイルの内容の改善に反映させることができる。また、写真処理装置3の紙媒体による使用説明書に対する反映も行うことができる。
<サービスセンター>
図4は、サービスセンターに設けられるパソコン4にインストールされる機能を示す模式図である。トレーニングシステム管理部43は、サーバーシステム1に構築されるトレーニングシステムを管理するためのソフトウェアにより構成される。インターフェース44を介してカメラ41とマイク42とスピーカ47とが接続されており、写真処理装置3のオペレータに対してカメラ41とマイク42を使って、オンラインでアドバイスをすることができる。また、写真処理装置3側のカメラ31で撮影した装置の状態の画像等を受信した場合、この画像に対して説明や場所の指示等の追記を行って返信するようにすることもできる。追記を行うための追記手段としては、マウスや入力ペン等を用いることができる。また、写真処理装置3から送信される画像にも追記手段による追記が行われてもよい。
データ処理部45は、送受信部46を介して受信したデータを解析し、解析結果に基づいた処理を行う。例えば、Webページデータを受信した場合は、ブラウザによりモニター49に表示させるようにする。モニター49は、表示制御部48により制御される。
トレーニングシステム管理部43は、サーバーシステム1に格納されている履歴情報の確認や、ヘルプ情報統計部54により得られた統計結果の確認をモニター49の画面で行うことができる。また、ヘルプ情報データベース2に登録すべきヘルプ情報のメンテナンスを行うことができる。例えば、ヘルプ情報の動画ファイルの新規登録・削除・内容更新等を行う。これは、保存されている履歴情報の内容も考慮した上で行われる。
<ヘルプ情報を要求するときの手順>
次に、サーバーシステム1にヘルプ情報を要求する場合の手順の1例を説明する。図5は、写真処理装置3の操作を行うときの画面の一例を示し、具体的には画像処理作業(プレジャッジ)を行うときの画面構成例である。ここには、フィルムスキャナー10により読み取ったコマ画像が6枚分表示されている。オペレータは、この6枚の画像の中から画像処理対象の画像を選択することができ、図例では中央上部の画像が選択されている。選択されている画像は、枠60により囲まれている。入力エリア61は、色・濃度の補正を行う場合に補正値が入力されるエリアである。入力エリア62は、プリント枚数を設定するためのエリアである。ボタン63をクリックすると、別ウィンドウが開き、赤目補正や逆光補正などの特殊補正を行うことができる。
前ページボタンと後ページボタン64をクリックすると、同じオーダー内の他の画像を見ることができる。画面の操作方法が分からなくなった場合は、ヘルプボタン65,66をクリックする。第1ヘルプボタン65は、今現在開いている画面の操作方法に関するヘルプ情報を知りたい場合にクリックする。第2ヘルプボタン66は、写真処理装置3の操作方法について全体的に調べたい場合にクリックする。
図6は、第2ヘルプボタン66をクリックした場合の画面構成例を示す図である。これにより、別ウィンドウ70が立ち上がる。どのようなヘルプ情報を求めているのかをキーワードで指定し、検索ボタン71をクリックすればよい。なお、キーワード一覧表72の中から選択することもできる。検索結果は表示欄73に表示される。ここに表示された項目の1つを選択し、動画ファイルを要求するボタン74をすると、動画表示エリア75に要求したヘルプ情報について、動画による表示がされる。動画による表示のみでは操作方法を理解できない場合は、追加説明ボタン76(追加説明要求手段に相当)をクリックすると、サービスセンター側と接続され、サービスマンと直接話をすることができる。なお、別ウィンドウ70の大きさは変更可能である。
次に、図8A,Bのフローチャートにより、画像処理作業を行う場合のヘルプ情報を要求する時の手順を説明する。画像処理作業をスタートし、操作方法にわからないところがあれば、ヘルプボタンをクリックする(#1,2,3)。ここでは、第2ヘルプボタン66をクリックする。これにより、図6に示すように別ウィンドウ70が立ち上がる。次に、キーワードに基づいて要求すべきヘルプ情報を決定し、要求ボタン74をクリックする(#4,5)。要求すべきヘルプ情報に対応したヘルプ情報識別データと、その写真処理装置を特定する要求元識別データとが、サーバーシステム1へと送信される。また、送信の際には、予め付与されているIDとパスワードも合わせて送信される。
サーバーシステム1では、要求信号を受信する(#6)。サーバーシステム1の認証手段56により、IDとパスワードのチェック(認証処理)を行う(#7)。チェックの結果OKであれば、ヘルプ情報データベース2の検索を行う(#8)。データベース検索部50は、送信されてきたヘルプ情報識別データに基づいて、対応する動画ファイルを抽出する(#9)。また、ヘルプ情報に関するアクセスがあった場合は、履歴情報保存部53に履歴情報が保存される(#10)。この場合、要求元識別データとヘルプ情報識別データとを対応付けて保存するようにするので、後で分析を行うことができる。動画ファイルは、要求元へと配信される(#11)。
要求を出した写真処理装置3は、動画ファイルを受信して再生する(#13)。再生は、図6に示す動画表示エリア75で行われる。動画の表示は、動画ファイルをダウンロードしながら行うストリーミング再生で行われる。これは、動画ファイルのデータ量が膨大であるためであり、従って、動画ファイルは、ストリーミング・ソフトウェアにより構成される。なお、本発明として動画ファイルをすべてダウンロードした後に再生するようにしてもよい。
再生される動画を見て操作方法がわからない場合は、追加説明を聞くことができる(#14)。その場合は、追加説明ボタン76をクリックする(#15)。これにより、サービスセンターのパソコン4との接続処理が行われる(#16)。また、このボタン76がクリックされたことについても履歴情報として、履歴情報保存部53に保存される。これにより、動画ファイルによる説明が分かりやすいか否かの判断や、操作方法の改良などに反映することができる。
接続処理が完了すると、写真処理装置3のオペレータと、サービスセンターのパソコン4を操作するサービスマンとがオンラインで会話をすることができる(#17)。このとき、写真処理装置3のカメラ31によりオペレータの顔画像が撮影され、この映像データはパソコン4へ送信されパソコン4のモニター49に表示される。また、サービスマンの顔画像がカメラ41により撮影され、この映像データは写真処理装置3へと送信され、モニター30に表示される。また、マイク42,32によりお互いに会話をすることができ、送信された音声データは、スピーカ47,17により再生される。
オンラインによる説明が終了した場合には、切断処理を行う(#18,19)。そして、画像処理作業も終了した場合は、プリント処理に移行することができる(#20,21)。
<別実施形態>
図7によりヘルプ情報を要求する場合の別実施形態を説明する。ヘルプボタンにより直接ヘルプ情報を要求するのではなく、エラーメッセージが出た時に、ヘルプ情報を要求できるように構成することができる。図7は、エラーメッセージが別ウィンドウ80で表示された状態を示す。エラーメッセージは、例えば、操作方法を間違えた場合や、装置内部で異常現象(故障や消耗品の消尽)が発生した場合にモニターに表示される。図7では、データの入力に間違いがあった場合を例としてあげている。例えば、補正限界を超えてしまうような数値を入力したような場合である。この場合は、入力操作をやりなおす必要があるが、その操作方法がわからない場合は、ヘルプボタン81をクリックすることで、図6で説明したようなヘルプ情報を要求するための画面に移行することができる。
図5において、第2ヘルプボタン66をクリックした場合の画面構成例を図7で説明したが、第1ヘルプボタン65をクリックした場合も同様である。第1ヘルプボタン65をクリックした場合は、ヘルプ情報を検索できる範囲が、現在表示されている画面の操作に係るものに限定される。従って、キーワードの選択なども最初から絞り込まれているため、検索も容易に行うことができる。
本発明に係るサーバーシステム1を構成するサーバー装置(ハードウェア)については、特定の構成に限定されるものではなく、例えば、Webサーバ、データベースサーバーなどのように、複数のサーバーに機能を分散させてもよい。
本実施形態では、写真処理装置3の内部に設けられたコンピュータからサーバーシステム1アクセスするように構成しているが、写真店で管理する別のパソコンによりアクセスするように構成してもよい。例えば、写真処理装置3とネットワーク(例えばLAN)により接続される端末コンピュータ(パソコン)により、ヘルプ情報を検索できるようにしてもよい。これにより、写真処理装置3においては、他の作業を行うことができ、写真店における写真処理の作業効率を低下させなくてすむ。端末コンピュータによりアクセスする場合は、そのコンピュータを特定する要求元識別データがサーバーシステム1へと送信されることになる。
本発明として、ヘルプ情報が必要な時にサーバーシステム1にアクセスするのではなく、写真処理装置3を購入した直後の最初の操作方法のトレーニングをこのサーバーシステム1を利用して行うこともできる。これにより、写真処理装置3を提供するメーカー側は、トレーニングを行うためのコストを削減することができる。
ネットワークトレーニングシステムの構成を示す模式図 写真処理装置の構成を示す模式図 サーバーシステムの構成を示す模式図 サービスセンターのパソコン内部の構成を示す模式図 画像処理作業を行う場合の画面構成例を示す図 ヘルプボタンをクリックした場合の画面構成例を示す図 エラー表示が出た場合の画面構成例を示す図 ヘルプ情報を要求する場合の手順を示すフローチャート(1) ヘルプ情報を要求する場合の手順を示すフローチャート(2)
符号の説明
1 サーバーシステム
2 ヘルプ情報データベース
3 写真処理装置
4 パソコン
35 ヘルプ情報問い合わせ部
36 ヘルプ情報識別データ保存部
37 要求元識別データ保存部
43 トレーニングシステム管理部
50 データベース検索部
53 履歴情報保存部
54 ヘルプ情報統計部
65 第1ヘルプボタン
66 第2ヘルプボタン
75 動画表示エリア
76 追加説明ボタン

Claims (5)

  1. 装置の操作方法に関するヘルプ情報を格納したヘルプ情報データベースと、
    ネットワーク経由で、要求元からのヘルプ情報要求指令を受信し、要求に係るヘルプ情報をヘルプ情報データベースから抽出するデータベース検索部と、
    抽出されたヘルプ情報を装置に返信させる返信部と、
    要求指令を送信してきた要求元を特定する要求元識別データと、要求に係るヘルプ情報とを対応付けて履歴情報として保存させる履歴情報保存部とをサーバーシステムに備えさせたことを特徴とするネットワークトレーニングシステム。
  2. ヘルプ情報を特定するヘルプ情報識別データと、前記要求元識別データとを対応付けることを特徴とする請求項1に記載のネットワークトレーニングシステム。
  3. ヘルプ情報の内容ごとに統計を取るヘルプ情報統計部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークトレーニングシステム。
  4. ヘルプ情報が要求元にダウンロードされてモニター画面に表示された場合、更なる説明を要求するための追加説明要求手段もモニター画面に表示されるように構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワークトレーニングシステム。
  5. 要求元は装置であり、前記要求元識別データは、装置識別データであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワークトレーニングシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152515A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法並びにプログラム
JP2011508321A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 シマンテック コーポレーション 遠隔支援のための画像ベースの案内の提供

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