JP2006129548A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直流電源1の両端に接続されたスイッチング素子2,3の直列回路と絶縁変圧器4Aと制御回路14,16とを備え、各制御回路により主スイッチング素子2、副スイッチング素子3を交互にオン、オフして巻線4aに発生する電圧を整流平滑し負荷7に供給する。絶縁変圧器4Aは一次側の巻線4dを備え、主制御回路14は、巻線4dの電圧を信号電圧として、負荷7に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子2をオン、オフさせ、副制御回路16は、副スイッチング素子3の両端電圧が基準電圧より低下したときに副スイッチング素子3をオンさせる。主制御回路14の電源電圧を巻線4dの電圧を整流平滑した電圧とし、副制御回路16の電源電圧を主スイッチング素子2のオン動作を利用して得る。
【選択図】図1
Description
また、30は主制御回路であり、装置の出力電圧(コンデンサ6の電圧)が入力されてその値を一定値に保つように主スイッチング素子2をオン、オフ制御する。40は主スイッチング素子2とは反対の論理で副スイッチング素子3をオン、オフ制御する副制御回路である。
副制御回路40は、変圧器4の巻線4e、コンデンサ41,45、抵抗42,44、インダクタの一種であるビーズ43及びトランジスタ46により構成されており、巻線4eの両端にコンデンサ41,45の各一端が接続されている。
また、主制御回路30によって主スイッチング素子2がオフすると、巻線4aに蓄積されていた励磁エネルギーが巻線4bを介して電気エネルギーとして放出され、ダイオード5a及び平滑コンデンサ6により整流平滑されて負荷に供給される。
主スイッチング素子2のターンオフに伴い、副制御回路40内の巻線4eに主スイッチング素子2のオン時とは逆極性の電圧が発生し、この電圧がコンデンサ41,抵抗42、ビーズ43を介して副スイッチング素子3のゲートに印加され、副スイッチング素子3がターンオンする。これにより、変圧器4のリーケージインダクタンスに蓄積されていたエネルギーをコンデンサ10が吸収するため、主スイッチング素子2にサージ電圧が印加されるのを防止している。
更に、変圧器4のリーケージインダクタンスとコンデンサ10とが直列共振することにより、コンデンサ10に吸収されたエネルギーは変圧器4及びダイオード5a、平滑コンデンサ6を介して負荷側に放出される。
トランジスタ46のオンにより、副スイッチング素子3のゲート−ソース間の電位差がなくなり、巻線4eから副スイッチング素子3のゲートに印加されていた電圧が消失し、副スイッチング素子3は急速にターンオフする。ここで、巻線4eに電圧が発生してからコンデンサ45の電圧がトランジスタ46のしきい値電圧に達するまでの時間が、抵抗44及びコンデンサ45からなる時定数回路の時定数である。
なお、図14は図13の従来技術におけるダイオード5aを流れる電流の波形を模式的に示したものである。
図15において、4’は巻線4a,4b,4eを有する変圧器、60は副制御回路である。この副制御回路60は、前記巻線4e、抵抗61,63、コンデンサ62、ダイオード64、トランジスタ65及びツェナーダイオード66により構成され、ツェナーダイオード66のカソードが副スイッチング素子3のゲートに接続されている。また、50は交流電源から直流電源を得るためのダイオードブリッジ、11は平滑コンデンサである。
なお、主スイッチング素子2の制御回路(主制御回路)は図示を省略してある。
Vaは変圧器4’の巻線4eの電圧であり、その極性は巻き始めから巻き終わりの向きに電圧が発生する方向を正にとっている。VGS3は副スイッチング素子3のゲート・ソース間電圧、ID3は同じくドレイン電流である。ID0はダイオード5aの電流である。また、点線で示したImは変圧器4’に流れる励磁電流である。
[数式1]
Va=−(平滑コンデンサ11の両端電圧)×(巻線4eの巻数)/(巻線4aの巻数)
この間、副スイッチング素子3のゲート・ソース間電圧VGS3はツェナーダイオード66の順方向電圧で逆バイアスされており、副スイッチング素子3はオフしている。
[数式2]
Va=+(平滑コンデンサ6の両端電圧)×(巻線4eの巻数)/(巻線4bの巻数)
時刻t=t4で主スイッチング素子2がオンし、以後、同様の動作が繰り返される。
例えば、図15に示した第2の従来技術において、交流入力電圧の値が国によって異なり、ダイオードブリッジ50を介した平滑コンデンサ22の両端電圧が大きく変わると、数式1に示したように変圧器4’の巻線4eに発生する負電圧値も大きく変わる。ここで、副スイッチング素子3のゲート・ソース間容量を充電する抵抗63の値は、副スイッチング素子3のドレイン電流が負に流れている期間にそのゲート・ソース間電圧が駆動しきい値電圧を上回るように設定する必要があり、その値は数十〜数百Ωのオーダーとするのが一般的である。
また、主スイッチング素子2がオンする際に、そのドレイン・ソース間電圧が零になっていない場合には、図16におけるドレイン電流波形ID2で示したようにサージ電流が発生し、ノイズやスイッチング損失が増加するという問題があった。
これらの問題は、図13に示した第1の従来技術に関してもほぼ同様に当てはまるものである。
加えて、第1の従来技術では、変圧器4の巻線の数が多いため、変圧器4が大形化し、装置全体の小型軽量化を損なうという問題もあった。
この直流電源の正極と負極との間に順次接続された主スイッチング素子と副スイッチング素子との直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に、コンデンサとインダクタとの直列回路を介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、副スイッチング素子の両端電圧が基準電圧より低下したときに副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を、第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得るものである。
副制御回路により制御される副スイッチング素子のオン期間を、前記コンデンサとインダクタとによる共振周期のほぼ1/2に設定したものである。
副制御回路により副スイッチング素子をオンするタイミングを、副制御回路に供給される主制御回路の電源電圧に基づいて決定するものである。
この直流電源の正極と負極との間に、少なくとも主スイッチング素子と副スイッチング素子とが順次接続された直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に少なくともインダクタを介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線及び第4巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、第4巻線の電圧を信号電圧として、その電圧値が所定値を超えている期間に副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得るものである。
この直流電源の正極と負極との間に、少なくとも主スイッチング素子と副スイッチング素子とが順次接続された直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に少なくともインダクタを介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、副スイッチング素子の両端電圧が基準電圧より低下したときに副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を、第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得るものである。
前記変圧器の励磁インダクタンスを大きく設定し、負荷が大きい時には前記変圧器の励磁電流が零クロスしないようにしたものである。
また、直流入力電圧の変化に関係なくスイッチング周波数やディーティ比を一定にできるため、変換効率の高い電力変換装置を実現することができる。
また、絶縁変圧器の一次側の巻線に直列接続されたインダクタと直流電源の正極側に接続されたコンデンサとの直列共振周期を高電位側のスイッチング素子(副スイッチング素子)のオン期間よりも長くすれば、低電位側のスイッチング素子(主スイッチング素子)の零電圧スイッチングが可能となり、サージ電流やノイズを低減した電力変換装置を提供することができる。
更に、請求項6に記載するように、絶縁変圧器の励磁インダクタンス値を大きめに設定し、直流出力が供給される負荷が大きいときには励磁電流が零クロスしないようにすることで、一層高効率な電力変換装置の実現が可能である。
図1は、請求項1〜3に相当する本発明の第1実施形態を示す回路図であり、図13、図15と同一の機能を有するものには同一記号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
前記変圧器4Aの巻線4dの両端には、整流用のダイオード17及び平滑コンデンサ11を介して降圧回路12が接続され、その出力電圧は、平滑コンデンサ13を介して主制御回路14に電源電圧として加えられている。
なお、降圧回路12及びコンデンサ13は、装置の全動作条件でコンデンサ11の電圧が主制御回路14の入力電圧範囲を超えなければ省略可能である。
主制御回路14によって主スイッチング素子2がオンすることにより、インダクタ19及び巻線4aに励磁エネルギーが蓄積される。主スイッチング素子2がオフする前は、副スイッチング素子3の両端電圧は中間電圧に等しくなっている。主スイッチング素子2のオフにより、巻線4aに蓄積されていた励磁エネルギーが電気エネルギーとして巻線4b、ダイオード5a、平滑コンデンサ6を介して負荷7に供給される。
更に、副スイッチング素子3のオフにより、変圧器4Aの巻線4dに正方向の電圧が発生し、主制御回路14を介して主スイッチング素子2がオンする。この主スイッチング素子2は、主制御回路14のPWM制御によって演算された時間を経過した後にオフする。
この実施形態では、以上の動作を繰り返しながら電力変換動作を行うことにより、ダイオード5aを流れる電流波形は図3のようになる。
また、数式3に示す負荷電力Po(中間電圧Ed、コンデンサ20の容量Cr、インダクタ19のインダクタンス値Lrから決まる)を超える負荷や、装置の直流入力電圧に関係なく、スイッチング周波数及びデューティが一定の制御を行うことができる。
[数式3]
Po=(Ed 2/2π)×√(Cr/Lr)
なお、副スイッチング素子3のスイッチング期間を、共振周期と関係なく設定すると、従来と同様の動作となる。
図4はこの第2実施形態の回路構成図であり、図1と同一の機能を有するものには同一記号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
また、ダイオード15は、第1実施形態と同様に、主スイッチング素子2のオン時に導通してコンデンサ13→ダイオード15→コンデンサ18→主スイッチング素子2→コンデンサ13の経路で通流させることによりコンデンサ18を充電し、このコンデンサ18の電圧により副制御回路16Aの電源電圧を供給するものである。つまり、副制御回路16Aの電源電圧は主制御回路14の電源電圧とほぼ等しくなる。
時刻t=t1〜t2の期間は主スイッチング素子2がオンしている期間であり、インダクタ19と変圧器4Bの巻線4aに励磁エネルギーを蓄積する。この時、巻線4eには負の電圧Vaが発生する。副制御回路16A内のコンパレータ163の正入力端子の電圧はツェナーダイオード170の電圧が順方向電圧となって基準電源164の電圧より低いため、そのツェナーダイオード163の出力はローレベルとなる。このため、ゲートドライバ168の出力はローレベルであり、副スイッチング素子3はオフしている。
また、インダクタ19に蓄積されていたエネルギーはコンデンサ10により吸収されるため、主スイッチング素子2のドレイン・ソース間電圧VDS2にはサージ電圧が発生しない。更に、インダクタ19とコンデンサ10とが直列共振し、コンデンサ10に吸収されたエネルギーは変圧器4Bの巻線4a,4b、ダイオード5a及び平滑コンデンサ6を介して負荷7側に放出される。
コンデンサ10により吸収されたエネルギーが完全に放出されると、ダイオード5aに流れる電流ID0は零となり、ダイオード5aはオフする。
副スイッチング素子3のドレイン・ソース間電圧が上昇すると同時に主スイッチング素子2のドレイン・ソース間電圧が下降し、これが零になると、主スイッチング素子2のボディダイオードが導通し、励磁電流Imは巻線4a→インダクタ19→直流電源1→主スイッチング素子2→巻線4aの経路に転流する。このタイミングで主スイッチング素子2をオンすると、零電圧スイッチングとなり、主スイッチング素子2にはサージ電流が流れないため、低ノイズなスイッチングを実現することができる。以後は、上記t1〜t4の動作が繰り返される。
図6は、上記の点に着目して駆動しきい値Vthを調整した場合の副スイッチング素子3のスイッチング周波数及びドレイン・ソース間ピーク電圧の関係を示す。また、図7は、駆動しきい値Vthに対する各スイッチング素子2,3のドレイン電流ID2,ID3のピーク値の関係を示す。図8は、駆動しきい値Vthに対する各スイッチング素子2,3のドレイン電流ID2,ID3の実効値の関係を示す。
図9の回路では、補助巻線4eの電圧を抵抗169,172により分圧した電圧がトランジスタ175のベース・エミッタ間飽和電圧を超えることにより、負論理のゲートドライバ176を介して副スイッチング素子3をオンする。
この請求項5の発明では、変圧器4Bの励磁インダクタンス値を大きめに設定することで、負荷が大きい時には励磁電流Imが正に流れ続け、図5に示したように零クロスしないことを特徴としている。すなわち、図5の動作波形と異なる点は、ダイオード5aに流れる電流ID0が零になる前に副スイッチング素子3がオフするように動作させる点にある。
この着想は、請求項5の発明に相当するものである。
2:主スイッチング素子
3:副スイッチング素子
4A,4B:絶縁変圧器
4a〜4e:巻線
5a,5b,15,17:ダイオード
6,11,13:平滑コンデンサ
7:負荷
8:電圧検出回路
9:起動回路
12:降圧回路
14:主制御回路
16,16A,16B,16C:副制御回路
160:定電流源
161,162:分圧抵抗
163,166:コンパレータ
164,167:基準電源
165:コンデンサ
168:ゲートドライバ
169:抵抗
170:ツェナーダイオード
171,179:ダイオード
172,173,174,178,180,181:抵抗
175,177,182,183,184:トランジスタ
18,20:コンデンサ
19:インダクタ
Claims (6)
- 直流電源と、
この直流電源の正極と負極との間に順次接続された主スイッチング素子と副スイッチング素子との直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に、コンデンサとインダクタとの直列回路を介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、副スイッチング素子の両端電圧が基準電圧より低下したときに副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を、第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得ることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載した電力変換装置において、
副制御回路により制御される副スイッチング素子のオン期間を、前記コンデンサとインダクタとによる共振周期のほぼ1/2に設定したことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1または請求項2に記載した電力変換装置において、
副制御回路により副スイッチング素子をオンするタイミングを、副制御回路に供給される主制御回路の電源電圧に基づいて決定することを特徴とする電力変換装置。 - 直流電源と、
この直流電源の正極と負極との間に、少なくとも主スイッチング素子と副スイッチング素子とが順次接続された直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に少なくともインダクタを介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線及び第4巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、第4巻線の電圧を信号電圧として、その電圧値が所定値を超えている期間に副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得ることを特徴とする電力変換装置。 - 直流電源と、
この直流電源の正極と負極との間に、少なくとも主スイッチング素子と副スイッチング素子とが順次接続された直列回路と、
直流電源の正極と、主スイッチング素子及び副スイッチング素子の相互接続点との間に少なくともインダクタを介して接続された一次側の第1巻線を有し、かつ、整流平滑回路を介して負荷に接続される二次側の第2巻線を有する絶縁変圧器と、
主スイッチング素子をオン、オフ制御する主制御回路と、
副スイッチング素子をオン、オフ制御する副制御回路と、を備え、
主制御回路及び副制御回路により主スイッチング素子及び副スイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフして前記第2巻線に発生する電圧を前記整流平滑回路を介し直流電力に変換して負荷に供給する電力変換装置において、
前記絶縁変圧器は一次側の第3巻線を備え、
前記主制御回路は、第3巻線の電圧を信号電圧として、負荷に供給される直流電圧が一定になるように主スイッチング素子をオン、オフさせ、
前記副制御回路は、副スイッチング素子の両端電圧が基準電圧より低下したときに副スイッチング素子をオンさせると共に、
前記主制御回路の電源電圧を、第3巻線に発生する電圧を整流平滑した電圧とし、前記副制御回路の電源電圧を、主スイッチング素子のオン動作を利用して得ることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載した電力変換装置において、
前記変圧器の励磁インダクタンスを大きく設定し、負荷が大きい時には前記変圧器の励磁電流が零クロスしないようにしたことを特徴とする電力変換装置。
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