JP2006045803A - 引戸の戸閉装置。 - Google Patents
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Abstract
【課題】 引戸の戸閉側端部付近に近接させることで、その引戸を戸閉側端部に強制的に引き寄せるとともに、その戸閉終了間際における引戸の速度が適正に減速され良好な戸閉動作とすることができ、且つ開閉開始時における引戸の動作を安定させること。
【解決手段】 ガイドレールの端部箇所に装着されたケーシングA内において適宜の領域を摺動する摺動部材1に回動自在にフック部材2が装着されること。前記摺動部材1が弾性部材3を介して戸閉側に付勢されること。ガイドレール17に沿って走行するガイド走行体Bが前記フック部材2に係止された状態から前記摺動部材1の摺動領域を戸閉方向に移動するとともに、前記弾性部材3の弾性力による移動速度を低減させる抵抗手段Dが具備されてなること。
【選択図】 図1
【解決手段】 ガイドレールの端部箇所に装着されたケーシングA内において適宜の領域を摺動する摺動部材1に回動自在にフック部材2が装着されること。前記摺動部材1が弾性部材3を介して戸閉側に付勢されること。ガイドレール17に沿って走行するガイド走行体Bが前記フック部材2に係止された状態から前記摺動部材1の摺動領域を戸閉方向に移動するとともに、前記弾性部材3の弾性力による移動速度を低減させる抵抗手段Dが具備されてなること。
【選択図】 図1
Description
本発明は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具における引戸において、特に引戸の戸閉側端部付近に近接させることで、その引戸を戸閉側端部に強制的に引き寄せるとともに、その戸閉終了間際における引戸の速度が適正に減速され良好な戸閉動作とすることができ、且つ開閉開始時における引戸の動作を安定させることができる引戸の戸閉装置に関する。
従来より下記特許文献1等に見られるような引戸装置が存在している。そして食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具には、ガラス窓を備えた引戸が装着されることが多い。この引戸は、小さい間口の収納家具であれば間口箇所の上下にガイドレールが形成され、ガラス板の上下端部がそのガイドレールに挿入された極めて簡単な構造のものでよい。しかし、高級な家具や高級なキャビネットでは、引戸の開き及び閉めの動作にも重厚且つ上品であることが要求される。特に、大型の家具では引戸も大型となり、引戸自体の重量も極めて大きくなる。
このような大型の引戸は、その重量が重いため、引戸が一旦,移動し始めるとその勢いにより、戸閉端部に大きな衝撃を有して衝突状に当接するおそれがある。このような状態は、家具の品質を低下させ、高級家具やキャビネットに相応しいとはいえないものである。また、前述したような引戸の戸閉側端部における戸閉の衝突状態を防止しようとすると、結局,引戸の戸閉動作の勢いをなるべく小さくすることになり、それゆえに引戸の戸閉状態が不完全なものになりやすい。
このようなことも家具の品質を低下させる原因となる。さらに、引戸の戸閉動作における緩衝機能を有するものでは、その装置が大型化することが多く、それゆえに戸閉装置が引戸装置の外部に露出してしまい、余分なスペースを必要とし、且つその外観も損なうことになる。また、引戸を開けるときに、把手の位置によっては、引戸には移動方向にモーメントがかかり、引戸がガイドレールに対して傾斜してしまうことがあり、開閉動作が安定しにくいことがありうる。本発明の目的は、特に高級家具及びキャビネットにおける引戸の戸閉側端部付近に近接させることで、その引戸を戸閉側端部に強制的に引き寄せ、その戸閉終了間際における引戸の速度が適正に減速され良好な戸閉動作とし、さらに戸閉装置を小型なものとし、引戸のガイドレールに直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとし、さらに引戸開閉時における動作を安定させることを目的とする。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、ガイドレールの端部箇所に装着されたケーシング内において適宜の領域を摺動する摺動部材に回動自在にフック部材が装着され、前記摺動部材が弾性部材を介して戸閉側に付勢され、ガイドレールに沿って走行するガイド走行体が前記フック部材に係止された状態から前記摺動部材の摺動領域を戸閉方向に移動するとともに、前記弾性部材の弾性力による移動速度を低減させる抵抗手段が具備されてなる引戸の戸閉装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、摺動部材と、該摺動部材に枢支連結する回動基部と被係止片と被当接片と前記回動基部の回動動作にて上方に突出する係合部とからなるフック部材と、前記摺動部材を戸閉側方向に弾性的に付勢する弾性部材と、前記摺動部材の前記弾性部材による戸閉力を減少させる抵抗手段と、前記摺動部材,フック部材,弾性部材,抵抗手段が装着され且つ前記摺動部材が水平方向に沿って案内される主案内部と該主案内部の戸開き寄り箇所に被係合面部が形成され且つガイドレールに装着されるケーシングと、前記ガイドレールに沿って走行するガイド走行体に設けられ,移動方向に沿って延出する腕状部の先端に前記被係止片に係止し且つ被当接片に当接する係止部が形成された案内部材とからなり、前記フック部材は、前記摺動部材が戸開側端部の位置のみ揺動し、前記係合部が前記被係合面部に係合自在とし、前記抵抗手段は、前記摺動部材を適宜に押圧して、前記弾性部材による移動速度を低減させてなる引戸の戸閉装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、前述の構成において、前記抵抗手段は、前記摺動部材に略直交する方向に弾性的に押圧する押圧部からなる引戸の戸閉装置としたり、前記押圧部は、押圧バネが装着され、該押圧バネの長手方向を微調整する調整部が具備されてなる引戸の戸閉装置としたことにより上記課題を解決したものである。
次に、前述の構成において、前記押圧部の押圧先端には、摩擦材が貼着されてなる引戸の戸閉装置としたり、前記抵抗手段の押圧部の押圧先端に対して、前記摺動部材の被押圧面は、戸閉方向に向かって次第に下がるように傾斜を有してなる引戸の戸閉装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、前述の構成において、前記抵抗手段の押圧部は、ローラ部材とし、該ローラ部材は戸閉方向において停止状態としたり、前記抵抗手段は、略車輪形の転動部材とし、該転動部材は、回動中心が扁心し、前記摺動部材が戸閉方向に移動すると共に前記転動部材が次第に下方に下がる構成としたり、前記抵抗手段の押圧部は、前記摺動部材の幅方向両側を押圧する構成としたり、前記抵抗手段の押圧部は、前記摺動部材側に形成されてなる引戸の戸閉装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明によれば、引戸の開閉では、初期動作でガタついたり振動することなく、スムーズに開閉でき、特に高級な家具やキャビネット等の引戸装置として使用した場合に引戸の動作が極めて良好であり、且つ戸閉完了時は極めて静かである。また引戸を戸閉側端部に強制的に引き寄せ、その戸閉終了間際における引戸の速度が適正に減速され良好な戸閉動作とし、さらに戸閉装置を小型なものとし、引戸のガイドレールに直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとすることができる。
請求項2の発明によれば、極めて簡単な構成にて確実な動作ができる。請求項3の発明によれば、構造を極めて簡単にすることができる。請求項4の発明によれば、長期の使用に応じて押圧バネの劣化に対応することができる。請求項5の発明によれば、摩擦材の摩擦係数により、戸閉方向の速度を種々のものに調整できる。請求項6の発明によれば、押圧部による抵抗力を適宜に大きくすることができる。請求項7の発明によれば、戸開き方向において引戸の動作を軽くすることができる。請求項8乃至請求項10の発明によれば、抵抗手段の構成を極めて簡単にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の主に上下のガイドレール側に固定する摺動部材1,フック部材2,弾性部材3、抵抗手段D及びケーシングA等からなる戸閉装置構成部(戸閉具)と、引戸18側に装着されるガイド走行体Bと、上下のガイドレール及びこれらが装着されるキャビネット等から構成される。まず、戸閉装置構成部(戸閉具)において、前記摺動部材1は、図2、図4、図5等に示すように、略角軸状の摺動本体部1aを有している。該摺動本体部1aは、断面略方形状に形成されたもので、その上面側が平坦面として形成されている。
その摺動本体部1aの長手方向一端側には、図2、図4(A)に示すように、枢支連結部1cが形成されている。該枢支連結部1cには、連結軸片1c1 が形成され、該連結軸片1c1 を介して、図4(A)に示すように、後述するフック部材2と枢支連結されるものである。さらに前記摺動本体部1aの長手方向端面で前記枢支連結部1cの付近には被案内突起片1dが形成されている。該被案内突起片1dは、図2、図4(B)に示すように、摺動本体部1aの長手方向に対して略直交するようにして水平方向に突出した部位であり、且つその上面は平坦面状に形成されている。
そして、後述するケーシングAの主案内部6に沿って摺動する部位となる。さらに前記被案内突起片1dの下部には、後述する弾性部材3の端部が固着される弾性部材連結部1eが形成されている。また、さらに被案内突起片1d箇所から下方に向けて突出するようにして摺動部材操作片1fが形成されている。また前記摺動本体部1aには、後述するケーシングA側に形成された摺動規制部11に係合する摺動規制突起1gが形成される。該摺動規制突起1gは、その摺動部材1の長手方向において戸閉側寄り端部に形成され、且つ摺動部材1の長手方向に直交する方向に突出形成されたものである。
また、摺動部材1の戸開側端部には、上方に突出する突出部1hが形成され、該突出部1hの先端が後述するフック部材2に当接して、フック部材2の揺動範囲を規制する役目をなすものとすることもある。なお、ここで、戸閉側及び戸開側について説明すると、その戸閉側とは引戸18を閉める場合に移動する方向であり、図1において左側から右側に向かう方向である。また戸開側とは図1において右側から左側に向かう方向である。さらに、ケーシングA内においては、図1(B)に示すように、右側寄りが戸閉側であり、左側寄りが戸開側である。
次に、フック部材2は、回動基部2aと、フック部2bと、前記回動基部2aの揺動動作にて上方に突出する係合部2cとから構成される。そのフック部2bは、被係止片2b1 と被当接片2b2 から構成され、該被係止片2b1 と被当接片2b2 とは略平行状態となっている。その被係止片2b1 は、図5(A),(B)に示すように、被当接片2b2 よりもその高さ方向の寸法が低く形成されている。
また、被係止片2b1 と被当接片2b2 との間の形状は略U字形状の凹み部2b3 となっており、その凹み部2b3 に後述するガイド走行体Bの案内部材15が挿入することができるようになっている。その回動基部2aには、前記摺動部材1に枢支連結部1cに形成された連結軸片1c1 が挿入される枢支孔2a1 が形成され、前記連結軸片1c1 が枢支孔2a1 に挿入されることで、摺動部材1とフック部材2とが連結され、該フック部材2は摺動部材1に対して上下方向に回動自在となる〔図4,図5,図7(A),図8等参照〕。前記係合部2cは、前記回動基部2aの枢支孔2a1 を中心として円弧状に形成された部位である。具体的には、その係合部2cは、回動基部2aの外周側面として形成された部位である。該係合部2cは、後述するケーシングA内に形成された被係合面部7と円弧状に回動可能に近接又は接触する部分である。そして前述したように、フック部材2と摺動部材1との枢支連結部1cの連結軸片1c1 が枢支孔2a1 により、揺動するときの中心を、前記係合部2cの円弧の中心としたものである。
また、フック部材2のフック部2bには、ガイド突起2dが形成されることもある。該 ガイド突起2dは、後述するケーシングAに形成された補助案内部12に挿入して、フック部材2をケーシングAの長手方向に沿って良好に移動させるとともに、そのフック部材2の回動動作も良好且つ正確に行わせようとするものである。
さらに、前記回動基部2aには、図4(B),図5等に示すように、下方に向かってフック操作片2eが形成されている。該フック操作片2eは誤動作により、ケーシングA内に納まってしまった場合に、フック操作片2eを介して強制的にケーシングAの外部に移動させる役目をなすものである。そして、そのフック操作片2eは、前記摺動部材操作片1fとともにケーシングAの外部に突出して、ケーシングAの外部より摺動部材1及びフック部材2の強制移動の操作ができるものである(図3参照)。さらに、前記回動基部2aの頂部箇所で且つフック部2bの幅方向より直角となるように係止用突起片2fが形成されている。該係止用突起片2fは、フック部材2が摺動部材1とともに後述する主案内部6に沿って移動するときに、前記係止用突起片2fが主案内部6に当接して移動するものである。
次に、ケーシングAは、2つに分割されたものであり、第1ケーシング部A1 及び第2ケーシング部A2 とから構成される。図6は、第1ケーシング部A1 の内部側より見た図である。その第1ケーシング部A1 の第1本体5の内部側には、主案内部6が形成されている。その主案内部6は、第1ケーシング部A1 の長手方向に沿って直線状に形成された部位であり、且つその下面側が平坦状に形成されたものである。具体的には、その主案内部6は、第1本体5の表面より内方側に膨出した形状となっている。
また、上記主案内部6は、前記第1本体5の長手方向の戸開側の略半分の領域に形成されたものである。主案内部6は前述したように、下面側が平坦状となって形成され、前記摺動部材1の被案内突起片1dの上端面が当接し、また前記フック部材2の係止用突起片2fも主案内部6に当接する。その主案内部6の開き側方向端部箇所には、被係合面部7が形成されている。該被係合面部7は、図6,図8等に示すように、円弧状に形成されている。具体的には、前記フック部材2が凸状の円弧状面、すなわち円弧状凸面部であり、前記被係合面部7が凹状の円弧状面すなわち円弧状凹面部である。前記係合部2cと被係合面部7との曲率の半径は略等しく、前記係合部2cは被係合面部7に沿ってスムーズに回動動作を行うことができるものである。
そして、そのフック部材2は、主案内部6に沿って移動し被係合面部7の箇所に到達すると係合部2cが被係合面部7に沿って摺動するようにして移動しフック部材2の揺動動作を行うことができるものである。そして前記フック部材2の係合部2cが前記被係合面部7に係合することによりフック部材2は被係合面部7箇所に弾性部材3の弾性力に抗して仮停止状態となる。この仮停止状態とは、多少の振動等では動作しないが、ガイド走行体Bの係止部15bが当接したときに移動できる程度の停止維持が可能な状態をいう。
このときフック部材2は、被係止片2b1 の上端が被当接片2b2 の上端よりも低くなるように傾斜状態にある。この状態でガイド走行体Bの案内部材15は被係止片2b1 と被当接片2b2 との間に出入自在なる状態となる。さらに第1ケーシング部A1 内には抵抗手段Dが装着される。その主案内部6の下方側に前記摺動部材1の被案内突起片1dが当接される。前記弾性部材3の弾性力Fは、抵抗手段Dによって生じる抵抗力Tよりも大きいことが条件であるが、その弾性力Fと抵抗力Tとの差は適宜に設定される。
次に、第2ケーシング部A2 について説明する。図1(B)は、第2ケーシング部A2 内部を見た図で、摺動部材1,フック部材2,弾性部材3及び抵抗手段Dが装着されたものである。図3(B)は、第2ケーシング部A2 を外部より見た図である。なお図3(A)は、第2ケーシング部A2 と第1ケーシング部A1 とを組み合わせた図であり、第1ケーシング部A1 側より見た図である。
その第2本体10に、摺動規制部11及び補助案内部12が形成されている。その摺動規制部11は、直線状であり、前記摺動部材1の摺動規制突起1gが挿入し、摺動部材1のケーシングA内での移動範囲を規制するものである。すなわち、摺動部材1がケーシングA内を適正に移動できるようにするとともに、摺動部材1及びフック部材2がケーシングAの外部へ脱落しないようにするための役目をなす。また、摺動部材1の適正な移動とは、ガイド走行体Bの係止部15bにより戸開方向に引き出されたフック部材2が被係合面部7箇所で仮停止できる範囲の移動のことをいう。前記摺動規制部11は、スリット状に形成されたものであり、前記摺動部材1の摺動規制突起1gがスムーズに移動できる程度の溝幅を有している。
次に、前記補助案内部12は、前記フック部材2のガイド突起2dが挿入し、フック部材2が安定した状態でケーシングAの長手方向の移動及び揺動動作を案内する部位でる。該補助案内部12は、直線スリット状に形成された直線摺動案内部12aと、且つフック部材2が揺動する揺動案内部12bとから構成されている。前記直線摺動案内部12aは、フック部材2が摺動部材1とともにケーシングA内を長手方向に移動するときにフック部材2の移動を支持する役目をなしている。また、揺動案内部12bは、フック部材2が揺動動作を行うときに安定した状態で移動することができるようになっている。
この補助案内部12は、前記第1ケーシング部A1 の主案内部6及び被係合面部7による摺動部材1とフック部材2との動作をより一層確実にする役目をなしている。したがって、この補助案内部12は、形成されないこともある。また、前記主案内部6と被係合面部7とが形成されずに、補助案内部12のみが形成されることも可能であるが、この場合には、摺動部材1を摺動させるための別のガイド部が必要となる。
その第2ケーシング部A2 には、後述する上ガイドレール17及び下ガイドレール20の端部に装着するための装着用突出部13が形成されている。該装着用突出部13は、ガイドレール17の長手方向の端部より長手方向に沿って差し込むことにより、ケーシングAをガイドレール17に安定した状態に維持できるものである。また、前記補助案内部12の揺動案内部12bは装着用突出部13に形成されることで、フック部材2の一部がケーシングAから突出した状態で、安定した揺動動作を行わせることができる。なお、第2ケーシング部A2 の下部には前記第1ケーシング部A1 との接合箇所に、筋状で且つ前記摺動部材操作片1f及びフック操作片2eがケーシングA外部に突出する操作用スリットが形成可能な、切除部10aが形成されている。
次に、前記弾性部材3は、弾性部3aの長手方向の両側に連結部3b,3bが形成され、その一方の連結部3bが第2ケーシング部A2 の弾性部材連結部14に連結され、またその他端の連結部3bが摺動部材1の弾性部材連結部1eに連結される。前記弾性部3aは、コイルスプリングである。第2ケーシング部A2 内には、その弾性部3aが伸縮自在に収納されスプリング収納部9が形成されている。その弾性部材3は、スプリング収納部9内にて直線状となるように収納されている。また、弾性部材3は、図13(A)に示すように、その弾性部3aが略横U字形状となるようにカーブして折り畳み形成されて収納されることもある。特にスプリング収納部9において弾性部材3がカーブする部分は、円弧状或いはC字形状に形成されている。
次に、抵抗手段Dは、前記弾性部材3の弾性力Fによる摺動部材1の戸閉方向の速度を減少させる役目をなすものである。その抵抗手段Dには種々のタイプが存在する。その第1タイプとしては、図1,図2に示すように、押圧部22が装着されたものである。該押圧部22は、前記摺動部材1の長手方向に対して略直交する方向より押圧することにより、前記摺動部材1の戸閉方向の移動速度を減少させるものである。その押圧部22は、ケーシングAに装着された押圧バネ23の弾性力により、前記摺動部材1の摺動本体部1aの被押圧面1a1 を押圧するものである。前記押圧部22は、押圧板22a及びバネ装着部22bからなる。前記押圧板22aは板片状をなし、バネ装着部22bは前記押圧バネ23が押圧部22に安定した状態で装着できる役目をなす部位である。
そして、前記ケーシングA側には、押圧部案内部24が形成されており、該押圧部案内部24内に前記押圧部22及び押圧バネ23が装着される。その押圧部案内部24は、具体的には、図1(B)に示すように、前記第2ケーシング部A2 側に形成されたり、或いは第2ケーシング部A2 と第1ケーシング部A1 側にそれぞれ分割されて形成されている。前記押圧バネ23は、その長手方向一方側が前記押圧部案内部24に固定されることもある。前記押圧板22aの摺動部材1に当接する部位は押圧面22a1 と称する。該押圧面22a1 は、平坦状に形成されており、該押圧面22a1 が前記押圧バネ23の弾性力によって、適宜の押圧力を有して摺動部材1に当接することができる。そして、その押圧面22a1 と摺動部材1との当接状態は、適宜の摩擦を生じることにより、前記弾性部材3に対する抵抗力Tを発生し、前記摺動部材1の弾性部材3による戸閉方向の移動速度を減少させることができる。
前記押圧面22a1 の摩擦係数や押圧バネ23の弾性力により、前記摺動部材1の戸閉方向における移動速度が適宜に変化するものである。その摺動部材1の被押圧面1a1 と、押圧部22の押圧面22a1 とが当接する部位には、グリースが塗布されることもある。すなわち、押圧面22a1 と摺動部材1との当接における摩擦が大きすぎる場合に、両当接面にグリースが存在することにより、摩擦係数を小さくして、摺動部材1の戸閉方向における移動速度を調整するものである。
さらに、第1タイプの抵抗手段Dの変形例として、前記押圧部22の押圧先端となる押圧面22a1 には、図14(A),(B)に示すように、摩擦材25が貼着されることもある。該摩擦材25は、シート状をなし、接着剤等を介して押圧面22a1 に固着される。その摩擦材25は、種々のものが存在し、摩擦係数の大きなざらざら状の表面形状としたものから、摩擦係数の極めて小さな表面が極めて滑らかとなるつるつる状としたものが存在する。そして、前記弾性部材3の弾性力Fや、この弾性部材3による摺動部材1の戸閉方向の移動速度を所望の速度に合わせる場合に、この種々の摩擦係数を有する摩擦材25から、適宜の摩擦係数のものを選択することにより適宜の抵抗力Tを発生するようにして使用する。
次に、第1タイプの抵抗手段Dの別の変形例として、図13に示すように、前記押圧バネ23の長手方向の寸法を微調整することができる調整部26が設けられることもある。該調整部26は、前記ケーシングAの押圧部案内部24に装着される。その調整部26には、図13(B),(C)に示すように、調整端部26a及び外螺子部26bとから構成される。その調整端部26aには、前記押圧バネ23を固定するために突起部26a1 が形成され、該突起部26a1 に押圧バネ23が連結されている。そして、前記ケーシングAの押圧部案内部24には、内螺子部26cが形成され、前記外螺子部26bと内螺子部26cとが螺合される構造である〔図13(B)参照〕。前記外螺子部26bには、ドライバの溝26dが形成され、ケーシングAの外部から溝26dにドライバ等の工具にて押圧バネ23の長手方向の長さを微調整し、その弾性力を調整することができるようになっている〔図13(C)参照〕。
さらに、前記摺動部材1の押圧部22との当接面である被押圧面1a1 は、図13(A)に示すように、戸閉方向に向かって次第に下がるように傾斜角度θを有する傾斜面とすることもある。この被押圧面1a1 を傾斜面としたことにより、摺動部材1の戸閉方向の移動では、前記押圧部22はその傾斜面に対して上方に登るようにして相対的に移動することになる。そして、その押圧部22による摺動部材1の移動に対する抵抗力Tをより一層大きくすることができるものである。これは、特に前記弾性部材3の弾性力Fが大きすぎるような場合に採用される。
次に、第2タイプの抵抗手段Dとしては、ローラ部材27とし、該ローラ部材27は摺動部材1の戸閉方向において停止状態とし、戸開方向では回転自在となる構造としたものである〔図15(A),(B)参照〕。その具体的な構成としては、図15(B),(C)に示すように、ローラ部材27につめ車機構部28が備わったものである。前記ローラ部材27は、ローラ27aがホルダ27bによって、支持されたものである。そのホルダ27bはケーシングAの押圧部案内部24に装着されている。前記つめ車機構部28は、つめ車28a及びつめ28bから構成され、そのつめ車28aが前記ローラ27aに固着されている。前記ローラ27aは、摺動部材1が戸閉方向に移動する時には、回転せずに、前記摺動本体部1aの被押圧面1a1 との間に摩擦を発生させ、摺動本体部1aの移動方向に対する抵抗力Tを生じて、前記引戸18の速度を適正に減速させることができる〔図15(D)参照〕。また、前記ローラ27aは、摺動部材1が戸開方向に移動する時には、摺動部材1の被押圧面1a1 に対して回転することができるようになっており、前記引戸18を戸開方向においては、比較的小さな力で移動させることができる〔図15(E)参照〕。
次に、第3タイプの抵抗手段Dは、図16(A)に示すように、略車輪形の転動部材29とし、該転動部材29は、回動中心が扁心したものである。該転動部材29の材質としては、ゴム材が好適である。そして摺動部材1が戸開側から戸閉側に向かって移動すると共にその被押圧面1a1 に接触している前記転動部材29は、次第に下方に下がる構成としたものである。この転動部材29の直径方向の中心p0 と、回転中心p1 との間の距離dとする。この距離dの量は僅かでよい。また、該転動部材29の半周と摺動部材1の移動距離とを略一致させるようにしておく。そして、摺動部材1が初期状態〔図16(A)に示すように、摺動部材1が戸開側に位置している状態〕において、前記摺動部材1と転動部材29との当接位置を摺動部材1の戸閉側端部に設定しておく。これによって、前記摺動部材1が戸閉方向に移動すると共に、前記転動部材29が回転して転動部材29は摺動部材1に対する押圧力が次第に大きくなり、最終的には、距離dの分量だけ転動部材29が摺動部材1の被押圧面1a1 を押圧することになる。
さらに、第4タイプの抵抗手段Dは、図17(A),(B)に示すように、前記摺動部材1の幅方向両側面を押圧するものが存在する。これは、摺動部材1の摺動本体部1aの幅方向両側を挟持押圧することにより、前記弾性部材3による摺動部材1の移動に対する抵抗力Tを生じさせるものである。またさらに、第5タイプの抵抗手段Dは、摺動部材1側に装着されるものである(図18参照)。この抵抗手段Dは、球体30と押圧バネ23と筺体部31から構成され、該筺体部31が前記摺動部材1に装着され、該筺体部31に押圧バネ23と球体30が内装される。そして、その球体30が前記押圧バネ23によって、ケーシングAの上面に押圧されるようにしたものである。
上記抵抗手段Dにおいては、前記摺動部材1を戸閉側に移動させる弾性力Fに対する抵抗力Tを生じて、弾性力Fから抵抗力Tを差し引いた戸閉力Pにより、摺動部材1及びフック部材2を戸閉側に移動させるものである。すなわち、引戸18を支持するガイド走行体Bは、F−T=Pによる力にて移動するものであり、また図16(B)に示すように、引戸18の初速Vnを、ガイド走行体Bの係止部15bがフック部材2と係止した状態から戸閉が完了するまでの戸閉力Pによる低速な速度Vmとすることができるものである。
次に、案内部材15は、ガイド走行体Bに装着され,該ガイド走行体Bの移動方向に沿って延出する腕状部15aと,該腕状部15aの先端に形成された係止部15bとから構成されており、該係止部15bは、前記腕状部15aの長手方向に対して水平方向に鉤状として突出形成されている。そして、戸閉動作では前記被係合面部7に仮停止状態となっているフック部材2の被当接片2b2 と当接して、フック部材2を被係合面部7から主案内部6に移動させるとともに、係止部15bが被係止片2b1 と被当接片2b2 との間に収まり、前記フック部材2に係合される。
前記案内部材15は、ガイド走行体Bとの連結部位であり、具体的にはガイド走行体Bの主要部位である走行部16に装着される。前記ガイド走行体Bは、図9に示すように、引戸18をガイドレール17に沿って移動させる役目をなすものである。そのガイドレール17には、引戸18の上方に位置するものと、引戸18の下方に位置するものとがある。何れのガイドレール17も、1本又は複数本のレール部17a,17aが形成されている。これらのガイドレール17のレール部17a,17aは、全て下方にガイド用開口17a1 が形成され、そのガイド用開口17a1 の片側或いは両側にレール部17a2 ,17a2 が形成されている。
前記ガイド走行体Bは、上部のガイドレール17に対応するものとして、ハングローラタイプで、走行部16は、走行本体部16aとローラ部16b,16bとから構成されている。その走行本体部16aには、引戸18に対する上下方向に位置調整する役目をなす支持軸部16cが具備され、該支持軸部16cの下部には引戸18との接続をするための接続具19が装着されている。そして、ガイド走行体Bと引戸18とは接続具19を介して接続が行われる。
また、引戸18の下部側にもガイド走行体Bが装着されている。該下部側のガイド走行体Bは、下部のガイドレール17に装着されており、上部側のガイドレール17に装着されているガイド走行体Bと略同等のものが装着されるものであり、下部のガイド走行体Bは、前記ガイドレール17内を摺動する構造となっている。この下部側のガイドレール17にも、戸閉具が装着され、また下部側のガイド走行体Bには案内部材15が設けられている。下部側のガイド走行体Bに案内部材15を装着する構造は上部のガイド走行体Bに案内部材15を装着する場合と略同様である。
なお、上部のガイドレール17に戸閉具が装着され、ガイド走行体Bに案内部材15が装着されている場合には、下部のガイドレール17には、特に戸閉具を装着しないこともある。また、上部のガイドレール17に本発明の戸閉装置を装着しないで、下部のガイドレール17に本発明の戸閉装置を装着することもある。なお、図14は、本発明の戸閉装置が装着された引戸装置を有する家具を示したものである。
次に、本発明における戸閉装置による引戸18の戸閉及び戸開きのそれぞれの動作を説明する。まず引戸の戸閉動作を図10,図11に基づいて説明すると、図10(A)に示すように、摺動部材1とフック部材2と枢支連結されており、その初期状態でフック部材2の係合部2cがケーシングA(第1ケーシング部A1 )の被係合面部7に係合された状態で仮停止状態にある。そして、開き状態の引戸18が戸閉方向〔図10(A)において左側から右側方向〕に移動すると、フック部材2に次第に近接し、図10(B)に示すように、案内部材15の係止部15b先端がフック部材2の被当接片2b2 に当接する。
さらに、ガイド走行体Bが戸閉方向に移動すると、係止部15bが被当接片2b2 を押し付けるように作用し、フック部材2の回動基部2aが摺動部材1に対して回動しながら前記係合部2cがケーシングAの被係合面部7から離脱し、フック部材2の仮停止状態が解除される。具体的には、図7(B)及び図8(B)において回動基部2aが時計方向に回転しながら、係合部2cが被係合面部7から離脱する。このとき、ガイド走行体Bの係止部15bは、図10(C)及び図11(A)に示すような過程を経て、フック部材2の被当接片2b2 と当接しながら被係止片2b1 と被当接片2b2 との間の略U字形状の凹み内に収まる。
そして、係止部15bとフック部材2との係止動作とともに、該フック部材2の仮停止状態が解除され、略同時に該フック部材2の平坦状に形成されたガイド突起2dが主案内部6に接触する状態に移行され、そのフック部材2の摺動面部2dが前記摺動部材1の被案内突起片1dとともに前記弾性部材3の弾性力Fによって戸閉方向に移動する。その弾性部材3による摺動部材1及びフック部材2の戸閉方向への移動動作時には、抵抗力Tが弾性部材3の弾性力Fによる弾性付勢方向に対して作動する。これによって、弾性部材3の弾性力Fから抵抗手段Dの抵抗力Tを差し引いた力,すなわちF−Tなる力が実質的な戸閉力Pとなる。そして、この戸閉力Pにより、引戸18は、人の戸閉作業による初期戸閉速度Vnから前記減速されて、その戸閉力Pにより緩やかな速度Vmとなって、戸閉動作が行われ、戸閉側に強制的に移動され、戸閉方向端部に到達して戸閉動作を完了するものである〔図11(B)参照〕。
次に、引戸18の戸開き動作を図12に基づいて説明する。まず、フック部材2は、図12(A)に示すように、初期状態で戸閉側寄り〔図12(A)において右側寄り〕に位置しており、前記ガイド走行体Bに装着された案内部材15はフック部材2の被係止片2b1 と係止状態にある。そして図12(B)に示すように、前記引戸18を戸開き方向(図12(B)において右側から左側方向〕に移動させることで、ガイド走行体Bに装着された案内部材15が係止状態にあるフック部材2の被係止片2b1 を引っ張るようにして主案内部6に沿って戸開き側へフック部材2及び摺動部材1を強制的に移動させる。
さらに、引戸18を戸開き方向に移動させ、フック部材2が被係合面部7箇所に到達すると、摺動規制突起1gが摺動規制部の戸開側端部に当接して、摺動部材1の摺動動作におけるストッパの役目をなし、摺動部材1の摺動が停止される。このときには、フック部材2の係合部2cは被係合面部7箇所に到達している。さらに前記引戸18の戸開動作が続行されることにより、ガイド走行体Bの係止部15bによってフック部材2の被係止片2b1 が引き出されるようにしてフック部材2が回動基部2aを介して回転する。具体的には、図7(B),図8(B),図12(C)に示すように、フック部材2は回動基部2aを中心とし反時計方向に回転し、係合部2cが被係合面部7に移動して係合される。フック部材2は、摺動部材1と該摺動部材1に連結されている弾性部材3の弾性力により、係合部2cと被係合面部7とが適宜の圧力により係合当接した状態が維持され、これによって、フック部材2は被係合面部7箇所で仮停止状態となる。
そのフック部材2は、戸開側にて傾斜した状態となっているので、被係止片2b1 の頂部箇所が低くなることにより、ガイド走行体Bの係止部15bは、被係止片2b1 から離脱し、係止部15bとフック部材2との係止状態が解除され、引戸18はさらに開き側に移動し、開き動作を完了する。なお、図10乃至図12において、主案内部6及び被係合面部7は、第1ケーシング部A1 側に形成されたものであるから、その主案内部6及び被係合面部7は、想像線で記載することにする。
本発明は、キャビネットの開口部33の上部30及び底部32における戸閉側箇所にそれぞれ装着されるものであって、ケーシングA内において適宜の領域を摺動する摺動部材1に回動自在にフック部材2が装着され、前記摺動部材1が弾性部材3を介して戸閉側に付勢され、且つ該弾性部材3の弾性力Fを減少させる抵抗手段Dによる抵抗力Tにて、上ガイドレール17及び下ガイドレール20に沿って走行する上ガイド走行体B1 及び下ガイド走行体B2 が前記フック部材2に係止された状態から前記摺動部材1の摺動領域を戸閉方向に移動することにより、緩やかな引戸18の戸閉動作を得ることができ、しかも戸閉及び戸開きの初期動作をガタの無い安定したものにできる。
すなわち、摺動部材1とフック部材2とは、枢支連結されてフック部材2が揺動自在としたものである。また、その摺動部材1がケーシングA内を戸閉方向に移動する力は、弾性部材3の弾性力Fによるが、この弾性力Fを減少させる抵抗手段Dが具備されているので、ガイド走行体Bは弾性部材3の弾性力Fから抵抗手段Dの抵抗力Tを差し引いた力にて戸閉方向に移動させることができ、極めて緩やかで安定した極めて良好なる戸閉動作を行うことができる。その上ガイドレール17及び下ガイドレール20には、共に戸閉装置構成部(戸閉具)が装着され、上ガイド走行体B1 及び下ガイド走行体B2 はそれぞれの案内部材15,15によって、ガタの無い安定した戸閉,戸開き動作をすることができるものである。
次に、摺動部材1と、該摺動部材1に枢支連結する回動基部2aと被係止片2b1 と被当接片2b2 と前記回動基部2aの回動動作にて上方に突出する係合部2cとからなるフック部材2と、前記摺動部材1を戸閉側方向に弾性的に付勢する弾性部材3と、該弾性部材3の弾性力Fを減少させる抵抗力Tを発生する抵抗手段Dと、前記摺動部材1,フック部材2,弾性部材3及び抵抗手段Dが装着され且つ前記摺動部材1が水平方向に沿って案内される主案内部6と該主案内部6の戸開き寄り箇所に被係合面部7が形成され且つキャビネットの開口部33に装着された上ガイドレール17及び下ガイドレール20のそれぞれに装着されるケーシングAと、前記ガイドレール17に沿って走行する上ガイド走行体B1 及び下ガイド走行体B2 に設けられ,移動方向に沿って延出する腕状部15aの先端に前記被係止片2b1 に係止し且つ被当接片2b2 に当接する係止部15bが形成された案内部材15とからなり、前記フック部材2は、前記摺動部材1が戸開側端部の位置のみ揺動し、前記係合部2cが前記被係合面部7に係合自在としたことにより、引戸18の戸閉側端部付近に近接させることで、その引戸18を戸閉側端部に強制的に引き寄せるとともに、その戸閉終了間際における引戸18の速度が緩やかに減速され良好な戸閉動作を得ることができる。さらに戸閉装置を小型なものとし、引戸18のガイドレール17に直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとすることができる。また、戸閉及び戸開きの初期動作において引戸18が傾いたりすることなくガタの無い安定したものにできる。
すなわち、被係止片2b1 と被当接片2b2 とが形成されたフック部材2は、摺動部材1に対して揺動自在であり、また、前記回動基部2aの回動動作にて係合部2cが上方に突出するようになっている。前記フック部材2は、前記摺動部材1が戸開側端部の位置のみ揺動し、前記係合部2cが前記被係合面部7に係合自在である。したがって、戸閉動作の場合には、初期状態でフック部材2が戸開側に安定した状態で仮停止状態にできる。すなわち、フック部材2は、揺動動作を行うときに左右方向への振れが少なく、よって故障も極めて少ないものにできる。
さらに、ガイド走行体Bの係止部15bがフック部材2に係止しようとするときには、滑らかに係止され、且つ弾性部材3により摺動部材1とフック部材2とが戸閉方向に移動するが、このとき弾性部材3に弾性力Fを減少させるように抵抗手段Dの抵抗力Tが作用し、ガイド走行体Bを移動させる摺動部材1及びフック部材2はケーシングA内で適正に緩やかな速度にて移動させることができるものである。また、本発明では、ケーシングA内の摺動部材1及びフック部材2は、ケーシングAの長手方向に沿って移動し、且つその移動方向は、ガイドレール17内のガイド走行体Bの移動方向と同一である。
よって、本発明におけるケーシングAはガイド走行体Bの長手方向の端部に装着することができ、それゆえに、ガイドレール17と略一体化され、本発明の装置の装着容易且つ装着箇所の省スペース化を実現することができる。また、上ガイドレール17と下ガイドレール20には、それぞれ戸閉装置構成部(戸閉具)が装着されており、引戸18の戸閉及び戸開きでは、上ガイドレール17と下ガイドレール20のそれぞれに装着した戸閉装置構成部(戸閉具)と上ガイド走行体B1 と下ガイド走行体B2 とは案内部材15,15を介してバランス良く、動作することができ、戸閉及び戸開きの初期動作において、引戸18が傾いたりすることなくガタの無い安定したものにできる。
前述した構成において、前記ケーシングAは、上ガイドレール17及び下ガイドレール20の長手方向端部に略一直線状に設置されたことにより、戸閉装置の全体構成をコンパクトにまとめることができる。また、前記ケーシングAはキャビネットの頂板裏面側及び底板上面側で且つ上ガイドレール17及び下ガイドレール20に平行状態に隣接して設置されることにより、戸閉装置構成部(戸閉具)のケーシングAをキャビネットの上部30及び底部32に装着するので、比較的強固な取付構造にすることができる。
次に、前記係合部2cと被係合面部7は枢支連結部を回動中心とする円弧状凸面部と円弧状凹面部に形成することにより、フック部材2が主案内部6から被係合面部7箇所に移動して、係合部2cと前記被係合面部7に係合するときに、フック部材2の回動動作が極めて滑らかにできるものである。
A…ケーシング、B…ガイド走行体、D…抵抗手段、1…摺動部材、2…フック部材、3…弾性部材、2a…回動基部、2b1 …被係止片、2b2 …被当接片、
15…案内部材、17…ガイドレール、23…押圧バネ、25…摩擦材、
29…転動部材。
15…案内部材、17…ガイドレール、23…押圧バネ、25…摩擦材、
29…転動部材。
Claims (10)
- ガイドレールの端部箇所に装着されたケーシング内において適宜の領域を摺動する摺動部材に回動自在にフック部材が装着され、前記摺動部材が弾性部材を介して戸閉側に付勢され、ガイドレールに沿って走行するガイド走行体が前記フック部材に係止された状態から前記摺動部材の摺動領域を戸閉方向に移動するとともに、前記弾性部材の弾性力による移動速度を低減させる抵抗手段Dが具備されてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 摺動部材と、該摺動部材に枢支連結する回動基部と被係止片と被当接片と前記回動基部の回動動作にて上方に突出する係合部とからなるフック部材と、前記摺動部材を戸閉側方向に弾性的に付勢する弾性部材と、前記摺動部材の前記弾性部材による戸閉力を減少させる抵抗手段と、前記摺動部材,フック部材,弾性部材,抵抗手段が装着され且つ前記摺動部材が水平方向に沿って案内される主案内部と該主案内部の戸開き寄り箇所に被係合面部が形成され且つガイドレールに装着されるケーシングと、前記ガイドレールに沿って走行するガイド走行体に設けられ,移動方向に沿って延出する腕状部の先端に前記被係止片に係止し且つ被当接片に当接する係止部が形成された案内部材とからなり、前記フック部材は、前記摺動部材が戸開側端部の位置のみ揺動し、前記係合部が前記被係合面部に係合自在とし、前記抵抗手段は、前記摺動部材を適宜に押圧して、前記弾性部材による移動速度を低減させてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項1又は2において、前記抵抗手段は、前記摺動部材に略直交する方向に弾性的に押圧する押圧部からなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項3において、前記押圧部は、押圧バネが装着され、該押圧バネの長手方向を微調整する調整部が具備されてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項3又は4において、前記押圧部の押圧先端には、摩擦材が貼着されてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項3,4又は5において、前記抵抗手段の押圧部の押圧先端に対して、前記摺動部材の被押圧面は、戸閉方向に向かって次第に下がるように傾斜を有してなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項3において、前記抵抗手段の押圧部は、ローラ部材とし、該ローラ部材は戸閉方向において停止状態としてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項1又は2において、前記抵抗手段は、略車輪形の転動部材とし、該転動部材は、回動中心が扁心し、前記摺動部材が戸閉方向に移動すると共に前記転動部材が次第に下方に下がる構成としてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項1又は2において、前記抵抗手段の押圧部は、前記摺動部材の幅方向両側を押圧する構成としてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
- 請求項1又は2において、前記抵抗手段の押圧部は、前記摺動部材側に形成されてなることを特徴とする引戸の戸閉装置。
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