[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2005171482A - 室内における間仕切り用引戸装置 - Google Patents

室内における間仕切り用引戸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005171482A
JP2005171482A JP2003408336A JP2003408336A JP2005171482A JP 2005171482 A JP2005171482 A JP 2005171482A JP 2003408336 A JP2003408336 A JP 2003408336A JP 2003408336 A JP2003408336 A JP 2003408336A JP 2005171482 A JP2005171482 A JP 2005171482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
sliding
guide
casing
partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003408336A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagata
将宏 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
Original Assignee
SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIMODAIRA KK, Shimodaira Co Ltd filed Critical SHIMODAIRA KK
Priority to JP2003408336A priority Critical patent/JP2005171482A/ja
Publication of JP2005171482A publication Critical patent/JP2005171482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

【課題】 部屋の間仕切り用引戸を収納箇所付近に近接させて、間仕切り用引戸を収納部に強制的に引き寄せるとともに、その移動の終了間際における速度が適正に減速され良好な終了動作とすることができ、且つ移動開始時における間仕切り用引戸の動作を滑らかにすること。
【解決手段】 適宜の領域を摺動する摺動部材1に回動自在にフック部材2が装着され、前記摺動部材1が弾性部材3を介して付勢され,該弾性部材3の弾性力を減少させる緩衝部材4が設けられたケーシングAと、天井30に装着されたガイドレール17をガイド走行体Bを介して移動自在とした間仕切り用引戸18とからなること。前記緩衝部材4による抵抗力Tにて前記間仕切り用引戸18が前記摺動部材1の摺動領域を収納方向に移動してなる室内における間仕切り用引戸装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部屋の間仕切り用引戸において、特に間仕切り用引戸を収納部付近に近接させることで、その間仕切り用引戸を収納部に強制的に引き寄せるとともに、その間仕切り用引戸の移動の終了間際における速度が適正に減速され良好な終了動作とすることができ、且つ移動開始時における間仕切り用引戸の動作を滑らかにすることができる室内における間仕切り用引戸装置に関する。
従来より下記特許文献1等に見られるような引戸装置が存在している。そして室内を二つに仕切る間仕切り用の引戸が装着されることが多い。この引戸は、その移動動作の開始にも重厚且つ上品であることが要求される。特に、天井の高い部屋での間仕切り用引戸は大型となり、引戸自体の重量も極めて大きくなる。
特開2002−138739号
このような大型の間仕切り用引戸は、その重量が重いため、引戸が一旦,移動し始めるとその勢いにより、収納部に大きな衝撃を有して衝突状に当接するおそれがある。このような状態は、住宅の品質を低下させることとなり、快適な操作に相応しいとはいえないものである。また、前述したような引戸の戸閉側端部における戸閉の衝突状態を防止しようとすると、結局,引戸の戸閉動作の勢いをなるべく小さくすることになり、それゆえに引戸の戸閉状態が不完全なものになりやすい。
このようなことも大型の間仕切り用引戸の品質を低下させる原因となる。さらに、引戸の移動収納動作における緩衝機能を有するものでは、その装置が大型化することが多く、それゆえに戸閉装置が引戸装置の外部に露出してしまい、余分なスペースを必要とし、且つその外観も損なうことになる。本発明の目的は、特に間仕切り用引戸を収納部付近に近接させることで、その引戸を移動収納部に強制的に引き寄せ、その移動終了間際における引戸の速度が適正に減速され良好な移動動作とし、さらに戸閉装置を小型なものとし、引戸のガイドレールに直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとし、さらに引戸移動時における動作を安定させることを目的する。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、適宜の領域を摺動する摺動部材に回動自在にフック部材が装着され、前記摺動部材が弾性部材を介して付勢され,該弾性部材の弾性力を減少させる緩衝部材が設けられたケーシングと、天井に装着されたガイドレールをガイド走行体を介して移動自在とした間仕切り用引戸とからなり、前記緩衝部材による抵抗力にて前記間仕切り用引戸が前記摺動部材の摺動領域を収納方向に移動してなる室内における間仕切り用引戸装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、摺動部材と、該摺動部材に枢支連結する回動基部と被係止片と被当接片と前記回動基部の回動動作にて上方に突出する係合部とからなるフック部材と,前記摺動部材を収納方向に弾性的に付勢する弾性部材と,該弾性部材の弾性力を減少させる抵抗力を発生する緩衝部材と,前記摺動部材,フック部材,弾性部材及び緩衝部材が装着され且つ前記摺動部材が水平方向に沿って案内される主案内部と該主案内部の間仕切り用引戸の引出し側寄り箇所に被係合面部が形成されたケーシングと、天井に装着されるガイドレールと、該ガイドレールに装着されるガイド走行体と、該ガイド走行体を介して前記ガイドレールに沿って移動自在とした間仕切り用引戸と、先端に前記被係止片に係止し且つ被当接片に当接する係止部が形成された腕状部からなる案内部材とからなり、前記ケーシング内のフック部材は前記摺動部材が引出し側端部の位置のみ揺動し、前記係合部が前記被係合面部に係合自在とし、前記案内部材の係止部が前記フック部材と係止することにより、前記緩衝部材による抵抗力にて、前記間仕切り用引戸が移動してなる室内における間仕切り用引戸装置としたことにより上記課題を解決したものである。
次に、前述の構成において前記ケーシングは、ガイドレールの長手方向端部に略一直線状に設置されてなる室内における間仕切り用引戸装置としたり、或いは前記ケーシングはガイドレールに平行状態に隣接して天井に設置されてなる室内における間仕切り用引の戸閉装置としたことにより、上記課題を解決したものである。さらに前述の構成において、前記ケーシングは間仕切り用引戸に装着され、案内部材は、収納側壁部に装着されてなる室内における間仕切り用引戸装置としたことにより上記課題を解決したものである。
請求項1の発明によれば、間仕切り用引戸は、収納時において収納側に近接した位置で、端部に強制的に引き寄せられ、その収納完了間際における間仕切り用引戸の速度が適正に減速され良好な収納移動動作とすることができる。さらに収納装置を小型なものとし、請求項3の発明によれば間仕切り用引戸のガイドレールに直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとすることができる。請求項4の発明によれば、極めて簡単な構成にて確実な動作ができる。請求項5の発明によれば、装置全体の構造を簡単にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の主にガイドレール側に固定する摺動部材1,フック部材2,弾性部材3、緩衝部材4、ケーシングA等からなる収納装置構成部と、間仕切り用引戸18側に装着されるガイド走行体Bと、ガイドレール17及びこれらが装着される室内とから構成される。まず、収納装置構成部において、前記摺動部材1は、図4(B),図7(A),(B)等に示すように、略角軸状の摺動本体部1aの長手方向に沿ってラック部1bが形成されている。該ラック部1bは、多数の歯片から形成され、後述する緩衝部材4の抵抗歯車と噛み合う箇所となる。
その摺動本体部1aの長手方向一端側には、図4(B)に示すように、枢支連結部1cが形成されている。該枢支連結部1cには、連結軸片1c1 が形成され、該連結軸片1c1 を介して、図4(A)に示すように、後述するフック部材2と枢支連結されるものである。さらに前記摺動本体部1aの長手方向端面で前記枢支連結部1cの付近には被案内突起片1dが形成されている。該被案内突起片1dは、図4(B)に示すように、摺動本体部1aの長手方向に対して略直交するようにして水平方向に突出した部位であり、且つその上面は平坦面状に形成されている。
そして、後述するケーシングAの主案内部6に沿って摺動する部位となる。さらに前記被案内突起片1dの下部には、後述する弾性部材3の端部が固着される弾性部材連結部1eが形成されている。また、さらに被案内突起片1d箇所から下方に向けて突出するようにして摺動部材操作片1fが形成されている。また前記摺動本体部1aには、後述するケーシングA側に形成された摺動規制部に係合する摺動規制突起1gが形成される。該摺動規制突起1gは、その摺動部材1の長手方向において収納側寄り端部に形成され、且つ摺動部材1の長手方向に直交する方向に突出形成されたものである。
また、摺動部材1の引出し側端部には、上方に突出する突出部1hが形成され、該突出部1hの先端が後述するフック部材2に当接して、フック部材2の揺動範囲を規制する役目をなすものとすることもある。なおここで、収納側及び引出し側について説明すると、その収納側とは部屋の間仕切りを行わない場合に、間仕切り用引戸18を収納箇所に収納するために移動する方向であり、図1において右側から左側に向かう方向である。また引出し側とは図1において左側から右側に向かう方向である。さらに、ケーシングA内においては、図1に示す、右側寄りが収納側であり、左側寄りが引出し側である。その間仕切り用引戸18を収納する収納箇所とは、たとえば図2,図3等に示すように、室内壁面寄りの部位のことである。
次に、フック部材2は、回動基部2aと、フック部2bと、前記回動基部2aの揺動動作にて上方に突出する係合部2cとから構成される。そのフック部2bは、被係止片2b1 と被当接片2b2 とから構成され、該被係止片2b1 と被当接片2b2 とは略平行状態となっている。その被係止片2b1 は、図8(A),(B)に示すように、被当接片2b2 よりもその高さ方向の寸法が低く形成されている。
また、被係止片2b1 と被当接片2b2 との間の形状は略U字形状の凹み部2b3 となっており、その凹み部2b3 に後述するガイド走行体Bの係止部15bを挿入することができるようになっている。その回動基部2aには、前記摺動部材1の枢支連結部1cに形成された連結軸片1c1 が挿入される枢支孔2a1 が形成され、前記連結軸片1c1 が枢支孔2a1 に挿入されることで、摺動部材1とフック部材2とが連結され、該フック部材2は摺動部材1に対して上下方向に回動自在となる〔図4,図7(A),図8等参照〕。
前記係合部2cは、前記回動基部2aの枢支孔2a1 を中心として円弧状に形成された部位である。具体的には、その係合部2cは、回動基部2aの外周側面として形成された部位である。該係合部2cは、後述するケーシングA内に形成された被係合面部7と円弧状に回動可能に近接又は接触する部分である。そして前述したように、フック部材2と摺動部材1との枢支連結部1cの連結軸片1c1 が枢支孔2a1 により、揺動するときの中心を、前記係合部2cの円弧の中心としたものである。
また、フック部材2のフック部2bには、ガイド突起2dが形成されることもある。該ガイド突起2dは、後述するケーシングAに形成された補助案内部12に挿入して、フック部材2をケーシングAの長手方向に沿って良好に移動させるとともに、そのフック部材2の回動動作も良好且つ正確に行わせようとするものである。
さらに、前記回動基部2aには、図4(B),図7等に示すように、下方に向かってフック操作片2eが形成されている。該フック操作片2eは誤動作により、ケーシングA内に収まってしまった場合に、フック操作片2eを介して強制的にケーシングAの外部に移動させる役目をなすものである。そして、そのフック操作片2eは、前記摺動部材操作片1fとともにケーシングAの外部に突出して、ケーシングAの外部より摺動部材1及びフック部材2の強制移動の操作ができるものである(図4参照)。さらに、前記回動基部2aの頂部箇所で且つフック部2bの幅方向より直角となるように係止用突起片2fが形成されている。該係止用突起片2fは、フック部材2が摺動部材1とともに後述する主案内部6に沿って移動するときに、前記係止用突起片2fが主案内部6に当接して移動するものである。
次に、ケーシングAは、2つに分割されたものであり、第1ケーシング部A1 及び第2ケーシング部A2 とから構成される。図9は、第1ケーシング部A1 の内部側より見た図である。その第1ケーシング部A1 の第1本体5の内部側には、主案内部6が形成されている。その主案内部6は、第1ケーシング部A1 の長手方向に沿って直線状に形成された部位であり、且つその下面側が平坦状に形成されたものである。具体的には、その主案内部6は、第1本体5の表面より内方側に膨出した形状となっている。
また、上記主案内部6は、前記第1本体5の長手方向の引出し側の略半分の領域に形成されたものである。主案内部6は前述したように、下面側が平坦状となって形成され、前記摺動部材1の被案内突起片1dの上端面が当接し、また前記フック部材2の係止用突起片2fも主案内部6に当接する。その主案内部6の開き側方向端部箇所には、被係合面部7が形成されている。該被係合面部7は、図9,図11等に示すように、円弧状に形成されている。具体的には、前記フック部材2が凸状の円弧状面、すなわち円弧状凸面部であり、前記被係合面部7が凹状の円弧状面すなわち円弧状凹面部である。前記係合部2cと被係合面部7との曲率の半径は略等しく、前記係合部2cは被係合面部7に沿ってスムーズに回動動作を行うことができるものである。
そして、そのフック部材2は、主案内部6に沿って移動し被係合面部7の箇所に到達すると係合部2cが被係合面部7に沿って摺動するようにして移動しフック部材2の揺動動作を行うことができるものである。そして前記フック部材2の係合部2cが前記被係合面部7に係合することによりフック部材2は被係合面部7箇所に弾性部材3の弾性力に抗して仮停止状態となる。この仮停止状態とは、多少の振動等では動作しないが、ガイド走行体Bの係止部15bが当接したときに移動できる程度の停止維持が可能な状態をいう。
このとき、フック部材2は、被係止片2b1 の上端が被当接片2b2 の上端よりも低くなるように傾斜状態にある。この状態でガイド走行体Bの係止部15bは被係止片2b1 と被当接片2b2 との間に出入自在なる状態となる。さらに第1ケーシング部A1 内には緩衝部材4が装着される緩衝部材取付け部8が形成されており、該緩衝部材取付け部8を介して緩衝部材4がケーシングA内に装着される。その主案内部6の下方側に前記摺動部材1の被案内突起片1dが当接される。前記弾性部材3の弾性力Fは、緩衝部材4が発生する抵抗力Tよりも大きいことが条件であるが、その弾性力Fと抵抗力Tとの差は適宜に設定される。
次に、第2ケーシング部A2 について説明する。図4(A)は、第2ケーシング部A2 内部を見た図で、摺動部材1,フック部材2,弾性部材3及び緩衝部材4が装着されたものである。図5(B)は、第2ケーシング部A2 を外部より見た図である。なお図5(A)は、第2ケーシング部A2 と第1ケーシング部A1 とを組み合わせた図であり、第1ケーシング部A1 側より見た図である。
その第2本体10に、摺動規制部11及び補助案内部12が形成されている。その摺動規制部11は、直線状であり、前記摺動部材1の摺動規制突起1gが挿入し、摺動部材1のケーシングA内での移動範囲を規制するものである。すなわち、摺動部材1がケーシングA内を適正に移動できるようにするとともに、摺動部材1及びフック部材2がケーシングAの外部へ脱落しないようにするための役目をなす。また、摺動部材1の適正な移動とは、ガイド走行体Bの係止部15bにより引出し方向に引き出されたフック部材2が被係合面部7箇所で仮停止できる範囲の移動のことをいう。前記摺動規制部11は、スリット状に形成されたものであり、前記摺動部材1の摺動規制突起1gがスムーズに移動できる程度の溝幅を有している。
次に前記補助案内部12は、前記フック部材2のガイド突起2dが挿入し、フック部材2が安定した状態でケーシングAの長手方向の移動及び揺動動作を案内する部位である。該補助案内部12は、直線スリット状に形成された直線摺動案内部12aと、且つフック部材2が揺動する揺動案内部12bとから構成されている。前記直線摺動案内部12aは、フック部材2が摺動部材1とともにケーシングA内を長手方向に移動するときにフック部材2の移動を支持する役目をなしている。また、揺動案内部12bは、フック部材2が揺動動作を行うときに安定した状態で移動することができるようになっている。
この補助案内部12は、前記第1ケーシング部A1 の主案内部6及び被係合面部7による摺動部材1とフック部材2との動作をより一層確実にする役目をなしている。したがって、この補助案内部12は、形成されないこともある。また、前記主案内部6と被係合面部7とが形成されずに、補助案内部12のみが形成されることも可能であるが、この場合には、摺動部材1を摺動させるための別のガイド部が必要となる。
その第2ケーシング部A2 には、後述するガイドレール17及びの端部に装着するための装着用突出部13が形成されている。該装着用突出部13は、ガイドレール17の長手方向の端部より長手方向に沿って差し込むことにより、ケーシングAをガイドレール17に安定した状態に維持できるものである。また、前記補助案内部12の揺動案内部12bは装着用突出部13に形成されることで、フック部材2の一部がケーシングAから突出した状態で、安定した揺動動作を行わせることができる。なお、第2ケーシング部A2 の下部には、前記第1ケーシング部A1 との接合箇所に、前記摺動部材操作片1f及びフック操作片2eがケーシングA外部に突出する筋形状の切除部10aが形成されている。
次に、前記弾性部材3は、弾性部3aの長手方向の両側に連結部3b,3bが形成され、その一方の連結部3bが第2ケーシング部A2 の弾性部材連結部14に連結され、またその他端の連結部3bが摺動部材1の弾性部材連結部1eに連結される。前記弾性部3aは、コイルスプリングである。第2ケーシング部A2 内には、その弾性部3aが伸縮自在に収納されスプリング収納部9が形成されており、図4に示すように、その弾性部3aがほぼ横U字形状となるように折り畳み形成されて収納される。特にスプリング収納部9において弾性部材3がカーブする部分は、円弧状或いはC字形状に形成されている。
次に、緩衝部材4は、前記弾性部材3の弾性力Fを減少させる役目をなすものである。具体的には、図4(C)に示すように、歯車部4aが緩衝容器4bに装着され、該緩衝容器4bにはフランジ4c,4cが形成されている。そのフランジ4c,4cを介して緩衝容器4bが第1ケーシング部A1 に装着されるものである。緩衝容器4bには、前記歯車部4aの回転に対して抵抗力Tを生じる機構となっており、たとえば、内部にグリース等の高粘度の材質があり、歯車部4aの軸に掻き混ぜ専用の板片が装着され、歯車部4aによって伝達された外力に対する抵抗力Tを生じるというものである。
この緩衝部材4は、図4(A),図16(A)等に示すように、歯車部4aは、前記摺動部材1のラック部1bと噛み合い、摺動部材1を収納側に移動させる弾性力Fに対する抵抗力Tを生じて、弾性力Fから抵抗力Tを差し引いた収納方向力Pにより、摺動部材1及びフック部材2を収納側に移動させるものである。すなわち、間仕切り用引戸18を支持するガイド走行体Bは、F−T=Pによる力にて移動するものであり、また図16(B)に示すように、間仕切り用引戸18の初速Vnを、ガイド走行体Bの係止部15bがフック部材2と係止した状態から戸閉が完了するまでの収納方向力Pによる低速な速度Vmとすることができるものである。なお、緩衝部材4は、図4(C)のように歯車部4aを介して抵抗力Tを発生するタイプとしたが、シリンダタイプのとしても構わない。
次に、案内部材15は、ガイド走行体Bに装着され、移動方向に沿って延出する腕状部15aと,該腕状部15aの先端に形成された係止部15bとから構成されており、該係止部15bは、前記腕状部15aの長手方向に対して水平方向に鉤状として突出形成されている。そして、戸閉動作では前記被係合面部7に仮停止状態となっているフック部材2の被当接片2b2 と当接して、フック部材2を被係合面部7から主案内部6に移動させるとともに、係止部15bが被係止片2b1 と被当接片2b2 との間に収まり、前記フック部材2に係合される。
前記案内部材15は、前記ガイド走行体Bに設けられた連結部位であり、具体的にはガイド走行体Bの主要部位である走行部16に装着される。前記ガイド走行体Bは、図12(B)に示すように、間仕切り用引戸18をガイドレール17に沿って移動させる役目をなすものである。そのガイドレール17は、1本又は複数本のレール部17aが形成されている。これらのガイドレール17のレール部17aは、下方側にガイド用開口17a1 が形成され、その各レール部17aのガイド用開口17a1 の付近にレール17a2 が形成されている。
まず前記ガイド走行体Bは、ガイドレール17に対応するものとして、ハングローラタイプで、走行部16は、走行本体部16aとローラ部16b,16bとから構成されている。その走行本体部16aには、間仕切り用引戸18に対する上下方向に位置調整する役目をなす支持軸部16cが具備され、該支持軸部16cの下部には間仕切り用引戸18との接続をするための接続具19が装着されている。そして、ガイド走行体Bと間仕切り用引戸18とは接続具19を介して行われる。
次に、間仕切り用引戸18,収納装置構成部,ガイドレール17及びを室内に組付ける構成の具体例を以下に示す。第1タイプの組付け例として、前記間仕切り用引戸18の上下端部箇所に対応するようにして、ガイドレール17が室内の天井30に装着される。そのガイドレール17は、図2,図3及び図12等に示すように、1つレーンとなるレール部17aを有するものが使用される。そして、2枚の間仕切り用引戸18,18が室内の間仕切りを設置したい箇所に装着することができるようになっている。そのガイドレール17のレール部17aには、ガイド走行体Bが装着され、ガイド走行体Bにて間仕切り用引戸18の上端を支持するようにして前記接続具19等の接続装置を介して間仕切り用引戸18に接続される。この2枚の間仕切り用引戸18、18は、図3に示すように、一つのレール部17aにおいて、突き合わせられるようにした当接状態で部屋の間仕切りが行われるものである。
その収納装置構成部のケーシングAは、図2に示すように、ガイドレール17のレール部17aの長手方向において、その収納側端部に略一直線状となるようにして、接続されている。すなわち、ガイドレール17のレール部17aに対して同一線状に連続的に接続された構造である。これは、収納装置構成部を装着することにおいて省スペース化を実現でき、且つガイド走行体Bと収納装置構成部との係合動作を円滑ならしめるものである。なお、第1タイプでは、そのケーシングAの装着は、該ケーシングA内の歯車部4aが垂直面上を回動する方向となるように装着されるものである。
次に、第2タイプの組付け例として、図17に示すように、収納装置構成部のケーシングAがガイドレール17に並設されるものである。具体的には、収納装置構成部のケーシングAがガイドレール17の長手方向に直交する方向に隣接して配置されている。そのケーシングAは、前記歯車部4aが水平面上に回動する方向となるように装着されるものである。すなわち、前述した第1タイプの組付け例の場合におけるケーシングAの装着状態に対して直角となるように設置されるものである。また、ケーシングAと室内の天井30との間には、高さ調整のためのスペーサ34が設けられ、前記ケーシングAにおける前記案内部材15の挿入口と、ガイド走行体Bの案内部材15の位置とが一致するように設定される。
また、図17(B)は、第2タイプの組付け例に対応する案内部材15であって、腕状部15aが主腕片15a1 と突出片15a2 とから構成され、その主腕片15a1 と突出片15a2 とで略L字形状をなしている。その突出片15a2 は、走行本体部16aの移動方向に対して直交する方向に該走行本体部16aから突出形成されている。前記主腕片15a1 は、走行本体部16aの移動方向に沿って突出形成されたものである。その主腕片15a1 の先端に係止部15bが形成されている。
前記主腕片15a1 が突出する方向は、間仕切り用引戸18の収納方向に向かって延出形成されるものである。この案内部材15と走行本体部16aとは、一体成形されたり、或いは別部材として形成されることもある。このような構造としているので、案内部材15は、ガイドレール17の長手方向に直交する方向に突出するものである。
次に、第3タイプの組付け例として、収納装置構成部のケーシングAが間仕切り用引戸18に装着されたものである。このタイプでは、図20(A)乃至(C)に示すように、ケーシングAが間仕切り用引戸18の内部に埋め込まれるようにして装着されたものである。具体的には、間仕切り用引戸18の縦方向の側面にケーシングAが埋め込まれる空隙部18aが形成され、該空隙部18aにケーシングAを収納し、ビス等の固着具にて固着されるものである。そして、フック部材2側が間仕切り用引戸18の側面開口に位置している。
一方、前記案内部材15は、独立した部材として収納側壁面31に装着される。具体的には、腕状部15a,係止部15b及び、取付基部15cとから構成される。そして、その取付基部15cが収納側壁面31にビス等の固着具にて固着され、その腕状部15aが収納側壁面31から間仕切り用引戸18のケーシングAの装着位置に向かって突出状に配置されている。
前記間仕切り用引戸18が収納側壁面に近接すると案内部材15の腕状部15aがフック部材2に当接し、係止部15bとフック部材2とが係止することにより、間仕切り用引戸18が収納側壁面に収納状態となるように移動案内される。また、第3タイプの変形例として、ケーシングAが間仕切り用引戸18の外部に装着されることもある。具体的には、図21(A),(B)に示すように、前記ケーシングAが間仕切り用引戸18の正面又は背面のいずれかの上部に装着されるものである。すなわち、ケーシングA全体が間仕切り用引戸18から露出した状態で装着されるものである。
次に、第1タイプにおける間仕切り用引戸装置の間仕切り用引戸18の収納側及び引出し側のそれぞれの動作を図13乃至図15に基づいて説明する。なお、図13乃至図15は、ガイドレール17,ガイド走行体B及び前記ガイドレール17に装着されたケーシングA等の収納装置構成部による間仕切り用引戸18の収納及び引出しのそれぞれの動作を示すものである。また、ケーシングA等の収納装置構成部による間仕切り用引戸18の収納及び引出しのそれぞれの動作に関しては、ガイドレール17,ガイド走行体B及びケーシングA等の収納装置構成部による間仕切り用引戸18の収納及び引出しの動作と同等の動作をなすものである。
まず、間仕切り用引戸18の収納動作を図13,図14に基づいて説明する。図13(A)に示すように、摺動部材1とフック部材2と枢支連結されており、その初期状態でフック部材2の係合部2cがケーシングA(第1ケーシング部A1 )の被係合面部7に係合された状態で仮停止状態にある。そして、開き状態の間仕切り用引戸18が収納方向〔図13(A)において左側から右側方向〕に移動すると、フック部材2に次第に近接し、図13(B)に示すように、案内部材15の係止部15b先端がフック部材2の被当接片2b2 に当接する。
さらに、ガイド走行体Bが収納方向に移動すると、係止部15bが被当接片2b2 を押し付けるように作用し、フック部材2の回動基部2aが摺動部材1に対して回動しながら前記係合部2cがケーシングAの被係合面部7から離脱し、フック部材2の仮停止状態が解除される。具体的には、図10(B)及び図11(B)において回動基部2aが時計方向に回転しながら、係合部2cが被係合面部7から離脱する。このとき、ガイド走行体Bの係止部15bは、図13(C)及び図14(A)に示すような過程を経て、フック部材2の被当接片2b2 と当接しながら被係止片2b1 と被当接片2b2 との間の略U字形状の凹み内に収まる。
そして、係止部15bとフック部材2との係止動作とともに、該フック部材2の仮停止状態が解除され、略同時に該フック部材2の平坦状に形成された摺動面部2gが主案内部6に接触する状態に移行され、そのフック部材2の摺動面部2gが前記摺動部材1の被案内突起片1dとともに前記弾性部材3の弾性力Fによって収納方向に移動する。その弾性部材3による摺動部材1及びフック部材2の収納方向への移動動作時には、摺動部材1に形成されたラック部1bと緩衝部材4の歯車部4aとの噛合による抵抗力Tが弾性部材3の弾性力Fによる弾性付勢方向に対して作動する。
これによって、弾性部材3の弾性力Fから緩衝部材4の抵抗力Tを差し引いた力,すなわちF−Tなる力が実質的な収納方向力Pとなる。そして、この収納方向力Pにより、間仕切り用引戸18は、人の収納作業による初期収納速度Vnから前記減速されて、その収納方向力Pにより緩やかな速度Vmとなって、収納動作が行われ、収納側に強制的に移動され、収納方向端部に到達して収納動作を完了するものである〔図14(B)参照〕。
この一連の収納動作は、ガイドレール17とにそれぞれ装着された収納装置構成部により、ガイド走行体Bとをそれぞれの案内部材15,15を介して同時に間仕切り用引戸18を収納方向に減速状態で移動させるものである。これによって、間仕切り用引戸18は、収納装置構成部により収納側に強制的に移動するときに、間仕切り用引戸18の上方及び下方がバランス良く減速し、ガタの無い安定した収納方向移動ができるものである。
次に、間仕切り用引戸18の引出し動作を図15に基づいて説明する。まず、フック部材2は、図15(A)に示すように、初期状態で収納側寄り〔図15(A)において右側寄り〕に位置しており、前記ガイド走行体Bに装着された案内部材15はフック部材2の被係止片2b1 と係止状態にある。そして、図15(B)に示すように、前記間仕切り用引戸18を引出し方向〔図15(B)において右側から左側方向〕に移動させることで、ガイド走行体Bに装着された案内部材15が係止状態にあるフック部材2の被係止片2b1 を引っ張るようにして、主案内部6に沿って引出し側へフック部材2及び摺動部材1を強制的に移動させる。
さらに、間仕切り用引戸18を引出し方向に移動させ、フック部材2が被係合面部7箇所に到達すると、摺動規制突起1gが摺動規制部の引出し側端部に当接して、摺動部材1の摺動動作におけるストッパの役目をなし、摺動部材1の摺動が停止される。このときには、フック部材2の係合部2cは被係合面部7箇所に到達している。さらに前記間仕切り用引戸18の引出し動作が続行されることにより、ガイド走行体Bの係止部15bによってフック部材2の被係止片2b1 が引き出されるようにしてフック部材2が回動基部2aを介して回転する。具体的には、図10(B),図11(B),図15(C)に示すように、フック部材2は回動基部2aを中心とし反時計方向に回転し、係合部2cが被係合面部7に移動して係合される。フック部材2は、摺動部材1と該摺動部材1に連結されている弾性部材3の弾性力により、係合部2cと被係合面部7とが適宜の圧力により係合当接した状態が維持され、これによって、フック部材2は被係合面部7箇所で仮停止状態となる。
そのフック部材2は、引出し側にて傾斜した状態となっているので、被係止片2b1 の頂部箇所が低くなることにより、ガイド走行体Bの係止部15bは、被係止片2b1 から離脱し、係止部15bとフック部材2との係止状態が解除され、間仕切り用引戸18はさらに開き側に移動し、開き動作を完了する。なお、図13乃至図15において、主案内部6及び被係合面部7は、第1ケーシング部A1 側に形成されたものであるから、その主案内部6及び被係合面部7は、想像線で記載することにする。
上記一連の引出し動作は、ガイドレール17にそれぞれ装着された収納装置構成部により、ガイド走行体Bと案内部材15を介して、収納装置構成部内の弾性部材3,3の弾性力に抗して間仕切り用引戸18を移動させることができる。これによって、前記間仕切り用引戸18の上方及び下方においてバランス良く、且つガタの無い安定した引出し方向の強制移動を行うことができる。
次に、第2タイプにおける、間仕切り用引戸18の収納及び引出し動作も、前述した第1タイプと略同様であり、図18乃至図19に示されている。なお図18乃至図19は引戸装置の上方より見た平面図である。まず、収納動作については、図18(A)に示すように、摺動部材1とフック部材2とが枢支連結されており、その初期状態でフック部材2の係合部2cがケーシングAの被係合面部7に係合された状態で仮停止状態にある。
そして、開き状態の間仕切り用引戸18が収納方向〔図18(A)において左側から右側方向〕に移動すると、フック部材2に次第に近接し、図18(B)に示すように、案内部材15の係止部15b先端がフック部材2の被当接片2b2 に当接する。さらに、ガイド走行体Bが収納方向に移動すると、前記フック部材2の仮停止状態が解除され、係止部15bとフック部材2との係止動作とともに、弾性部材3の弾性力Fによってガイド走行体Bが収納方向に移動する。このとき第1タイプと同様に、弾性部材3の弾性力Fから緩衝部材4の抵抗力Tを差し引いた力,すなわちF−Tなる力が実質的な収納方向力Pとなって作用する。
次に、引出し動作は、第1タイプと構造的に同一の動作をなすものであり、ケーシングA内の動作は図15と略同様であり、これを参照すると、フック部材2は、初期状態で収納側寄り〔図15(A)において右側寄り〕に位置している。前記ガイド走行体Bに装着された案内部材15はフック部材2の被係止片2b1 と係止状態にある。そして、前記間仕切り用引戸18を引出し方向〔図15(B)において右側から左側方向〕に移動させることで、ガイド走行体B(を含む)に装着された案内部材15が係止状態にあるフック部材2の被係止片2b1 を引っ張るようにして、主案内部6に沿って引出し側へフック部材2及び摺動部材1を強制的に移動させる。
そのフック部材2が被係合面部7箇所に到達すると、摺動規制突起1gが摺動規制部の引出し側端部に当接して、摺動部材1の摺動動作におけるストッパの役目をなし、摺動部材1の摺動が停止され、さらに前記間仕切り用引戸18の引出し動作が続行されることにより、ガイド走行体Bの係止部15bによってフック部材2の被係止片2b1 が引き出されるようにしてフック部材2が回動基部2aを介して回転する。
そのフック部材2は、引出し側にて傾斜した状態となっているので、被係止片2b1 の頂部箇所が低くなることにより、ガイド走行体Bの係止部15bは、被係止片2b1 から離脱し、係止部15bとフック部材2との係止状態が解除され、間仕切り用引戸18はさらに引出し側に移動し、引出し動作を完了する。
本発明は、適宜の領域を摺動する摺動部材1に回動自在にフック部材2が装着され、前記摺動部材1が弾性部材3を介して付勢され,該弾性部材3の弾性力を減少させる緩衝部材4が設けられたケーシングAと、天井に装着されたガイドレール17をガイド走行体Bを介して移動自在とした間仕切り用引戸18とからなり、前記緩衝部材4による抵抗力Tにて前記間仕切り用引戸18が前記摺動部材1の摺動領域を収納方向に移動してなる室内における間仕切り用引戸装置としたことにより、間仕切り用引戸18の緩やかな収納動作を得ることができ、しかも収納及び引出し方向移動における初期動作をガタの無い安定したものにできる。
すなわち、摺動部材1とフック部材2とは、枢支連結されてフック部材2が揺動自在としたものである。また、その摺動部材1がケーシングA内を収納方向に移動する力は、弾性部材3の弾性力Fによるが、この弾性力Fを減少させる緩衝部材4が具備されているので、ガイド走行体Bは弾性部材3の弾性力Fから緩衝部材4の抵抗力Tを差し引いた力にて収納方向に移動させることができ、極めて緩やかで安定した極めて良好なる収納動作を行うことができる。そのガイドレール17には、収納装置構成部が装着され、ガイド走行体Bは案内部材15によって、ガタの無い安定した収納,引出し動作をすることができるものである。
次に、摺動部材1と、該摺動部材1に枢支連結する回動基部2aと被係止片2b1 と被当接片2b2 と前記回動基部2aの回動動作にて上方に突出する係合部2cとからなるフック部材2と,前記摺動部材1を収納方向に弾性的に付勢する弾性部材3と,該弾性部材3の弾性力を減少させる抵抗力を発生する緩衝部材4と,前記摺動部材1,フック部材2,弾性部材3及び緩衝部材4が装着され且つ前記摺動部材1が水平方向に沿って案内される主案内部6と該主案内部6の間仕切り用引戸18の引出し側寄り箇所に被係合面部7が形成されたケーシングAと、天井に装着されるガイドレール17と、該ガイドレール17に装着されるガイド走行体Bと、該ガイド走行体Bを介して前記ガイドレール17に沿って移動自在とした間仕切り用引戸18と、先端に前記被係止片2b1 に係止し且つ被当接片2b2 に当接する係止部15bが形成された腕状部15aからなる案内部材15とからなり、前記ケーシングA内のフック部材2は前記摺動部材1が引出し側端部の位置のみ揺動し、前記係合部2cが前記被係合面部7に係合自在とし、前記案内部材15の係止部15bが前記フック部材2と係止することにより、前記緩衝部材4による抵抗力Tにて、前記間仕切り用引戸18が移動してなる室内における間仕切り用引戸装置としたことにより、間仕切り用引戸18の収納側端部付近に近接させることで、その間仕切り用引戸18を収納側端部に強制的に引き寄せるとともに、その収納終了間際における間仕切り用引戸18の速度が緩やかに減速され良好な収納動作を得ることができる。
さらに収納装置を小型なものとし、間仕切り用引戸18のガイドレール17に直接組付け引戸装置に組み込むためのスペースを僅かなものとすることができる。また、収納及び引出しの初期動作において間仕切り用引戸18が傾いたりすることなくガタの無い安定したものにできる。
すなわち、被係止片2b1 と被当接片2b2 とが形成されたフック部材2は、摺動部材1に対して揺動自在であり、また、前記回動基部2aの回動動作にて係合部2cが上方に突出するようになっている。前記フック部材2は、前記摺動部材1が引出し側端部の位置のみ揺動し、前記係合部2cが前記被係合面部7に係合自在である。したがって、収納動作の場合には、初期状態でフック部材2が引出し側に安定した状態で仮停止状態にできる。すなわち、フック部材2は、揺動動作を行うときに左右方向への振れが少なく、よって故障も極めて少ないものにできる。
さらに、ガイド走行体Bの係止部15bがフック部材2に係止しようとするときには、滑らかに係止され、且つ弾性部材3により摺動部材1とフック部材2とが収納方向に移動するが、このとき弾性部材3に弾性力Fを減少させるように緩衝部材4の抵抗力Tが作用し、ガイド走行体Bを移動させる摺動部材1及びフック部材2はケーシングA内で適正に緩やかな速度にて移動させることができるものである。また、本発明では、ケーシングA内の摺動部材1及びフック部材2は、ケーシングAの長手方向に沿って移動し、且つその移動方向は、ガイドレール17内のガイド走行体Bの移動方向と同一である。よって、本発明におけるケーシングAはガイド走行体Bの長手方向の端部に装着することができ、それゆえに、ガイドレール17と略一体化され、本発明の装置の装着容易且つ装着箇所の省スペース化を実現することができる。
次に、前述した構成において、前記ケーシングAは、ガイドレール17及びの長手方向端部に略一直線状に設置されたことにより、収納装置の全体構成をコンパクトにまとめることができる。また、前述の構成において、前記ケーシングAはガイドレール17に平行状態に隣接して天井30に設置されてなる室内における間仕切り用引戸閉装置としたことにより、収納装置構成部のケーシングAを天井30に装着するので、比較的強固な取付構造にすることができる。また、ガイド走行体Bは、案内部材15を介してバランス良く、動作することができ、収納及び引出しの初期動作において、間仕切り用引戸18が傾いたりすることなくガタの無い安定したものにできる。
次に、前述の構成において、前記ケーシングAは間仕切り用引戸18に装着され、案内部材15は、収納側壁部31に装着されたことにより、間仕切り用引戸18を僅かに加工するのみでケーシングAを装着することができ、既存の間仕切り用引戸装置への装着が比較的簡単にできるものである。
本発明の第1タイプの間仕切り用引戸装置の一部断面にした要部正面図である。 第1タイプの間仕切り用引戸装置の斜視図である。 第1タイプの間仕切り用引戸装置を設けた部屋の平面図である。 (A)は本発明の戸閉装置の要部正面図、(B)は摺動部材とフック部材との分解斜視図、(C)は緩衝部材の斜視図である。 (A)は戸閉装置の要部を第1ケーシング部側から見た側面図、(B)は戸閉装置の要部を第2ケーシング部側から見た側面図である。 (A)は図5(A)のX1 −X1 矢視断面図、(B)は図5(A)のX2 −X2 矢視断面図である。 (A)は摺動部材とフック部材との側面図、(B)は摺動部材とフック部材との斜視図である。 (A)は摺動部材と傾斜した状態のフック部材との拡大側面図、(B)は摺動部材とフック部材との拡大側面図である。 第1ケーシング部の側面図である。 (A)はフック部材が主案内部に位置している状態の作用図、(B)はフック部材が被係合面部に位置している状態の作用図である。 (A)はフック部材が主案内部に位置している状態の拡大作用図、(B)はフック部材が被係合面部に位置している状態の拡大作用図である。 (A)は第1タイプの間仕切り用引戸装置の拡大縦断側面図、(B)は第1タイプにおけるガイド走行体の斜視図である。 (A)は第1タイプの引戸装置のガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に近接する状態の作用図、(B)はガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材の被当接片に当接した状態の作用図、(C)はガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に係止した状態の作用図である。 (A)は第1タイプの引戸装置のガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に係止してフック部材の仮停止状態を解除した作用図、(B)は戸閉が完了した状態の作用図である。 (A)は第1タイプの引戸装置のガイド走行体の係止部がケーシング内のフック部材に係止している戸開開始の作用図、(B)は引戸を戸開方向に移動させてフック部材を戸開端部に移動させた状態の作用図、(C)はガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材から離脱しフック部材を仮停止状態とした作用図である。 (A)は摺動部材のラック部と緩衝部材の歯車部とが噛み合った状態の拡大図、(B)は本発明における引戸の動作を示す作用略示図である。 (A)は第2タイプの間仕切り用引戸装置の一部断面にした正面図、(B)は第2タイプにおけるガイド走行体の斜視図である。 (A)は第2タイプの引戸装置におけるガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に近接する状態の作用図、(B)はガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材の被当接片に当接した状態の作用図、(C)はガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に係止した状態の作用図である。 (A)は第2タイプの引戸装置におけるガイド走行体の係止部がケーシングのフック部材に係止してフック部材の仮停止状態を解除した作用図、(B)は戸閉が完了した状態の作用図である。 (A)は第3タイプの間仕切り用引戸装置の一部断面にした正面図、(B)は(A)の横断平面図、(C)は(A)の要部斜視図である。 (A)は第2タイプの間仕切り用引戸装置の変形例を示す正面図、(B)は(A)の横断平面図である。
符号の説明
A…ケーシング
B…ガイド走行体
1…摺動部材
1b…ラック部
2…フック部材
2a…回動基部
2b1 …被係止片
2b2 …被当接片
2c…係合部
3…弾性部材
4…緩衝部材
4a…歯車部
7…被係合面部
15a…腕状部
17…ガイドレール

Claims (5)

  1. 適宜の領域を摺動する摺動部材に回動自在にフック部材が装着され、前記摺動部材が弾性部材を介して付勢され,該弾性部材の弾性力を減少させる緩衝部材が設けられたケーシングと、天井に装着されたガイドレールをガイド走行体を介して移動自在とした間仕切り用引戸とからなり、前記緩衝部材による抵抗力にて前記間仕切り用引戸が前記摺動部材の摺動領域を収納方向に移動してなることを特徴とする室内における間仕切り用引戸装置。
  2. 摺動部材と、該摺動部材に枢支連結する回動基部と被係止片と被当接片と前記回動基部の回動動作にて上方に突出する係合部とからなるフック部材と,前記摺動部材を収納方向に弾性的に付勢する弾性部材と,該弾性部材の弾性力を減少させる抵抗力を発生する緩衝部材と,前記摺動部材,フック部材,弾性部材及び緩衝部材が装着され且つ前記摺動部材が水平方向に沿って案内される主案内部と該主案内部の間仕切り用引戸の引出し側寄り箇所に被係合面部が形成されたケーシングと、天井に装着されるガイドレールと、該ガイドレールに装着されるガイド走行体と、該ガイド走行体を介して前記ガイドレールに沿って移動自在とした間仕切り用引戸と、先端に前記被係止片に係止し且つ被当接片に当接する係止部が形成された腕状部からなる案内部材とからなり、前記ケーシング内のフック部材は前記摺動部材が引出し側端部の位置のみ揺動し、前記係合部が前記被係合面部に係合自在とし、前記案内部材の係止部が前記フック部材と係止することにより、前記緩衝部材による抵抗力にて、前記間仕切り用引戸が移動してなることを特徴とする室内における間仕切り用引戸装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ケーシングは、前記ガイドレールの長手方向端部に略一直線状に設置されてなることを特徴とする室内における間仕切り用引戸装置。
  4. 請求項1又は2において、前記ケーシングはガイドレールに平行状態に隣接して天井に設置されてなることを特徴とする室内における間仕切り用引戸閉装置。
  5. 請求項1又は2において、前記ケーシングは間仕切り用引戸に装着され、案内部材は、収納側壁部に装着されてなることを特徴とする室内における間仕切り用引戸装置。
JP2003408336A 2003-12-05 2003-12-05 室内における間仕切り用引戸装置 Pending JP2005171482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408336A JP2005171482A (ja) 2003-12-05 2003-12-05 室内における間仕切り用引戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408336A JP2005171482A (ja) 2003-12-05 2003-12-05 室内における間仕切り用引戸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005171482A true JP2005171482A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34730066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003408336A Pending JP2005171482A (ja) 2003-12-05 2003-12-05 室内における間仕切り用引戸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005171482A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267076A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Murakoshi Mfg Corp 引き違い戸装置
JP2009030384A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Cleanup Corp スライド扉開閉機構及びこれを備えた収納庫
JP2011089353A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Okamura Corp 吊支式ドア装置
JP2012052370A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Kobayashi Seisakusho:Kk 引戸のスライドアシスト装置およびその取付方法
CN105089444A (zh) * 2015-08-31 2015-11-25 许姜德 一种便于安装阻尼器的导滑装置
CN112096227A (zh) * 2020-08-25 2020-12-18 和县薛氏木制品制造有限公司 一种室内房屋用具有缓冲机构的组合式隔断木门

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267076A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Murakoshi Mfg Corp 引き違い戸装置
JP2009030384A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Cleanup Corp スライド扉開閉機構及びこれを備えた収納庫
JP2011089353A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Okamura Corp 吊支式ドア装置
JP2012052370A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Kobayashi Seisakusho:Kk 引戸のスライドアシスト装置およびその取付方法
CN105089444A (zh) * 2015-08-31 2015-11-25 许姜德 一种便于安装阻尼器的导滑装置
CN112096227A (zh) * 2020-08-25 2020-12-18 和县薛氏木制品制造有限公司 一种室内房屋用具有缓冲机构的组合式隔断木门

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006063767A (ja) 引戸の戸閉装置。
JP3930459B2 (ja) 引戸の戸閉装置
JP2006045803A (ja) 引戸の戸閉装置。
JP2008057259A (ja) 戸閉具及び引戸の戸閉装置
JP2005171482A (ja) 室内における間仕切り用引戸装置
JP2021536540A (ja) スライド式パネルおよびドアのための衝撃吸収制動装置
JP2008008104A (ja) 戸閉具及び引戸の戸閉装置。
JP5290538B2 (ja) 引戸の引込み装置及び引戸装置
JP2012012816A (ja) 移動式間仕切装置
JP4808200B2 (ja) 戸の緩衝装置および戸構造
JP4152867B2 (ja) キャビネットにおける引戸の戸閉装置。
JP2008057258A (ja) 戸閉具及び引戸の戸閉装置
JPH1171957A (ja) スライド・スイング式ドア装置
JP2004089221A (ja) 収納具
JPH10205213A (ja) 戸のストッパー装置及びそのストッパー具
JP2008163554A (ja) 引戸の減速装置
JP3213896U (ja) 仏壇
JP2007023554A (ja) 戸閉具及び引戸の戸閉装置
JP2005220564A (ja) ロック機構付きステー装置
JPH09303007A (ja) 扉におけるラッチ機構の取付構造
JP2020012242A (ja) 建具
JP7477871B2 (ja) 引戸ストッパ機構、並びに、引戸
JP2007231524A (ja) 戸閉具
JP4799258B2 (ja) エキスパンションジョイント構造
JP2020002609A (ja) パネル装置