JP2005309067A - 複合シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 取り扱いしやすく、かつ被着体に貼られた状態でできるかぎり薄くなるシールを作製可能な複合シートを提供する。
【解決手段】 複合シート1は、基材シート部3の片面に、この基材シート部3から分離可能に接合された記録インク等の保持層5を形成するとともに、他面が剥離面7Aとされた第1剥離シート11と、第1剥離シート11の剥離面7Aに剥離可能に粘着された両面粘着シート13と、両面粘着シート13の第1剥離シート11と反対側の面に、剥離可能に粘着された第2剥離シート15とが接合されてなる。
【選択図】 図1
Description
ところが、薄いシールは、その取り扱いが困難である。すなわち、シールを剥離紙から剥がした際に、シールがあまりに薄いとコシがなく、手に絡みついて、所定の場所に貼ることが困難である。
かといって、取り扱いやすいようにコシを持たせようとすると、シールにある程度の厚みを持たせなければならなかった。
複合シートの保持層には、印刷等によりインク等を保持させる。そして、第1剥離シートを、両面粘着シートから剥離し、かつ裏返して保持層を両面粘着シートに再接合する。その後、基材シート部を有する第1剥離シートと両面粘着シートとが接合したシールを、第2剥離シートから剥離して、両面粘着シート側で、被着物に貼り付ける。その後、シールから、基材シート部を分離する。
このように、基材シート部が備えられたシールの状態で被着物に貼り付けられ、その後に基材シート部が分離されるから、貼り付けるときには基材シート部によりコシがでてシールの取扱いがしやすく、かつ、被着体に貼られた状態でシールを薄くすることができる。
第2剥離シートと両面粘着シートとの接合力は、第1剥離シートの剥離面と両面粘着シートとの接合力より強く設定されているから、第1剥離シートを、両面粘着シートから剥離するときに、単に第1剥離シートを捲るように剥がすだけて、両面粘着シートが第2剥離シート側に付着した状態で、第1剥離シートのみが両面粘着シートから剥がされる。
本請求項の発明の構成によれば、第1剥離シートが、両面粘着シートから剥離され、かつ裏返されて保持層を両面粘着シートに再接合された際に、保持層と両面粘着シートの接合力は、保持層と基材シート部の接合力よりも強く設定されている。よって、図5(B)に示されるように、第1剥離シート11と両面粘着シート13とが接合したシール29から、基材シート部3を分離する際に、インク等を保持した保持層5を確実に被着物31に貼られた両面粘着シート13側に残すことができる。
複合シート1は、基材シート部3の片面に、この基材シート部3から分離可能に接合された記録インク等の保持層5を形成するとともに、他面が剥離面7Aとされた第1剥離シート11と、第1剥離シート11の剥離面7Aに剥離可能に粘着された両面粘着シート13と、両面粘着シート13の第1剥離シート11と反対側の面に、剥離可能に粘着された第2剥離シート15とが接合されてなる。
第1剥離シート11は、例えば、厚さ約100μmの透明なポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」という)製の基材シート部3の片面に、この基材シート部3から分離可能に接合された記録インク等の保持層5を形成するとともに、他面に剥離層7を形成することで剥離面7Aとされている。保持層5は、例えば、紙や透明な樹脂製であり、インクジェットプリンタ用のインク、レーザプリンタのトナー等の記録物質を保持することが可能な層とされている
また、第1剥離シート11及び両面粘着シート13には、共に予め線対称形状の例えば長方形状にハーフカット線Lが形成されている。
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態の複合シート1には、ハーフカット線Lが設けられていたが、これを形成しないものであってもよい。また、ハーフカット線Lを入れる場合には、その形状は、長方形に限られず、線対称形状であれば、どのような形状であってもよい。例えば、ハーフカット形状は、ハートマーク、円、楕円、星形等にしてもよい。
(2)なお、前記実施形態の各層の材質は例示したものに限らず、各種のものが使用できることは勿論である。
3…基材シート部
5…保持層
7…剥離層
7A…剥離面
11…第1剥離シート
13…両面粘着シート
15…第2剥離シート
17…支持体
19,21…粘着層
19A…粘着面
21A…粘着面
23…紙
25…剥離層
L…ハーフカット線
29…シール
31…被着物
Claims (3)
- 基材シート部の片面に、この基材シート部から分離可能に接合された記録インク等の保持層を形成するとともに、他面が剥離面とされた第1剥離シートと、
前記第1剥離シートの前記剥離面に剥離可能に粘着された両面粘着シートと、 前記両面粘着シートの前記第1剥離シートと反対側の面に、剥離可能に粘着された第2剥離シートと、が積層状態で接合された複合シート。 - 前記第2剥離シートと前記両面粘着シートとの接合力は、前記第1剥離シートの剥離面と前記両面粘着シートとの接合力より強く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の複合シート。
- 前記第1剥離シートが、前記両面粘着シートから剥離され、かつ裏返されて前記保持層を前記両面粘着シートに再接合された際に、前記保持層と前記両面粘着シートの接合力は、前記保持層と前記基材シート部の接合力よりも強く設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004125443A JP2005309067A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 複合シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004125443A JP2005309067A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 複合シート |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005309067A true JP2005309067A (ja) | 2005-11-04 |
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JP2004125443A Pending JP2005309067A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 複合シート |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013522071A (ja) * | 2010-03-09 | 2013-06-13 | エイブリィ デニソン コーポレーション | 再構成可能な多層ラミネート及び方法 |
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2004
- 2004-04-21 JP JP2004125443A patent/JP2005309067A/ja active Pending
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