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JP2005300909A - 積層シート - Google Patents

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JP2005300909A JP2004116953A JP2004116953A JP2005300909A JP 2005300909 A JP2005300909 A JP 2005300909A JP 2004116953 A JP2004116953 A JP 2004116953A JP 2004116953 A JP2004116953 A JP 2004116953A JP 2005300909 A JP2005300909 A JP 2005300909A
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Kazutomi Shigemi
一臣 重見
Aoba Noguchi
青葉 野口
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

【課題】2枚のシートが、一方のシートの一部に塗布された接着剤によって互いに接着されてなる積層シートにおいて、接着剤が塗布された領域とそれ以外の領域との接着剤による厚さの差を小さくする。
【解決手段】 樹脂シート10aと紙シート10bとが積層され、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面の一部に塗布された接着剤20によってこれらが接着されてなる積層シートにおいて、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面のうち、接着剤20が塗布されていない領域にニス30を塗布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2枚のシートが積層、接着されてなる積層シートに関し、特に、2枚のシートが一方のシートの一部に塗布された接着剤によって互いに接着されてなる積層シートに関する。
従来より、2枚のシートが積層、接着されてなる積層シートにおいては、互いに対向する面に記載された情報を後に外部から視認可能としたり、あるいは、積層された2枚のシートのうち一方のシートの一部を他の部分から切り離し可能な構成としたりする場合、積層される2枚のシートの互いに対向する面の一部に接着剤が付与され、この接着剤によって、積層される2枚のシートが接着されている。
図11は、2枚のシートが、その一部が接着されて積層された積層シートの一構成例を示す図であり、(a)は積層状態を示す図、(b)は(a)に示した紙シート210aの構成を示す図、(c)は(a)に示した紙シート210b上の構成を示す図である。
本従来例は図11に示すように、印刷情報211a,211bがそれぞれ印刷された2枚の紙シート210a,210bが積層され、紙シート210bの一部に塗布された接着剤220によって紙シート210aと紙シート210bとが接着されて構成されている。
このように構成された積層シートにおいては、紙シート210aと紙シート210bとが接着剤220によってその一部のみが接着された構成となっているため、互いに接着された場合であっても、下の層となる紙シート210bの紙シート210aと対向する面に印刷された印刷情報211bを外部から視認可能とすることができる。
また、上述したものと類似した構造を有するものとして、単片用紙の一方の面の一部に剥離不能な接着剤が塗布されるとともに、その面の全面に剥離可能な接着剤が塗布され、これらの接着剤が塗布された面が内側となるように折り畳まれて接着されたくじ用紙が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このくじ用紙においては、折り畳まれて接着された後、単片用紙の剥離不能な接着剤が塗布された領域を切り離し、剥離可能な接着剤が塗布された領域を剥離して見開くことにより、内側となる部分に印刷された印刷情報が視認可能となる。
特開2001−171276号公報
しかしながら、上述したような2枚のシートが、一方のシートの一部に塗布された接着剤によって互いに接着されてなる積層シートにおいては、接着剤が塗布された領域が他の領域と比べて厚さが厚くなるため、積層シートを断裁する場合に断裁位置にずれが生じる虞れがあり、これを回避するために作業性が低下してしまうという問題点がある。特に、接着剤として、ホットメルト糊等の厚さが厚いものを用いた場合、積層シートを断裁する場合に断裁位置にずれが生じる可能性が大きくなってしまう。ここで、接着剤を塗布する領域を広くすることにより、積層シートを断裁する場合に断裁位置にずれが生じる可能性を低減することが考えられるが、その場合、積層シートを断裁するためのカッター等の断裁手段に接着剤が付着してしまう虞れがあり、接着剤は2枚のシートを接着するための接着領域のみに付与しておくことが好ましい。また、このような積層シートの一方の面に粘着剤を塗布して積層シートをラベルとして用いる場合、積層シートを物品等に貼付する際、上述したように厚さが異なる領域が存在すると、積層シートの物品への貼付作業性が低下してしまうという問題点がある。
また、上述した積層ラベルにおいては、他のシートと対向する面に印刷された情報が後に外部から視認可能となるものの、情報が印刷されるシートの材質や印刷方法によっては、その情報の見栄えが悪くなってしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、2枚のシートが、一方のシートの一部に塗布された接着剤によって互いに接着されてなる積層シートにおいて、接着剤が塗布された領域とそれ以外の領域との接着剤による厚さの差を小さくすることができ、また、対向する面に印刷された情報の見栄えを良くすることができる積層シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面の一部に接着剤が塗布された第1のシートと、前記第1のシートの前記接着剤が塗布された面に対向するように前記第1のシートに積層され、前記接着剤によって前記第1のシートと接着された第2のシートとを有してなる積層シートにおいて、
前記第1のシートは、前記接着剤が塗布された面のうち前記接着剤が塗布されていない領域に透明塗料が塗布されていることを特徴とする。
また、一方の面の一部に接着剤が塗布された第1のシートと、前記第1のシートの前記接着剤が塗布された面に対向するように前記第1のシートに積層され、前記接着剤によって前記第1のシートと接着された第2のシートとを有してなる積層シートにおいて、
前記第2のシートは、前記第1のシートに対向する面のうち前記接着剤に対向する領域以外に透明塗料が塗布されていることを特徴とする。
また、前記第1のシートは、前記接着剤が塗布されていない面に粘着剤が塗布されていることを特徴とする。
また、前記第2のシートは、前記接着剤によって前記第1のシートと接着されていない領域の一部が他の領域から切り離し可能に構成されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、第1のシートと第2のシートとが積層された積層シートの厚さは、第1のシートに接着剤が塗布された領域が、第1及び第2のシートの厚さと接着剤の厚さとを加えたものとなり、それ以外の領域が、第1及び第2のシートの厚さと第1のシートあるいは第2のシートに塗布された透明塗料の厚さとを加えたものとなる。
これにより、第1のシートと第2のシートとが積層され、これらが第1のシートに塗布された接着剤によって接着された積層シートにおいて、第1のシートに接着剤が塗布された領域とそれ以外の領域との接着剤による厚さの差が小さくなる。
また、第1のシートまたは第2のシートの透明塗料が塗布された領域に情報が印刷されている場合、その情報は透明塗料によって覆われ、見栄えがよくなる。
以上説明したように本発明においては、積層された第1のシートと第2のシートとが、第1のシートの一部に塗布された接着剤によって互いに接着されているとともに、第1のシートの接着剤が塗布された面のうち接着剤が付与されていない領域、または、第2のシートの第1のシートに対向する面のうち接着剤に対向する領域以外に透明塗料が塗布されている構成としたため、第1のシートに接着剤が塗布された領域とそれ以外の領域との接着剤による積層シートの厚さの差を透明塗料によって小さくすることができる。また、第1のシートまたは第2のシートの透明塗料が塗布された領域に情報が印刷されている場合は、その情報が透明塗料によって覆われることになり、それにより、その情報の見栄えを良くすることができる。
また、このように、第1のシートの接着剤が塗布された領域とそれ以外の領域との接着剤による積層シートの厚さの差を小さくすることができるため、第1のシートの接着剤が塗布されていない面に粘着剤を塗布し、積層シートをラベルとして用いた場合であっても、積層シートを物品等に貼付する際、積層シートの物品への貼付作業性が低下してしまうことがなくなる。
また、第2のシートを、接着剤によって第1のシートと接着されていない領域の一部が他の領域から切り離し可能に構成し、第2のシートに透明塗料が塗布された構成とすれば、切り離された領域に印刷された情報を透明塗料によって保護することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の積層シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示した樹脂シート10aを裏面から見た図、(d)は(b)に示した紙シート10b上の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、第1のシートである紙シート10bと第2のシートである樹脂シート10aとが積層され、これらが、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面の一部にコの字型に塗布された接着剤20によって互いに接着されて構成されている。また、これにより、樹脂シート10aと紙シート10bとが互いに接着されていない開口部14が形成されている。また、紙シート10bの樹脂シート10aが積層されていない面の全面には粘着剤40が塗布されており、これにより、積層シートがラベルとして用いられる。また、樹脂シート10aにおいては、樹脂シート10aと紙シート10bとが積層された場合に接着剤20に取り囲まれる領域に接着剤20に沿ってミシン目13aが形成されている。また、樹脂シート10aには、その表面に印刷情報11aが印刷されているとともに、その裏面にはミシン目13aによって切り離し可能とされる領域に印刷情報12aが印刷されている。また、紙シート10b上には、紙シート10bと樹脂シート10aとを接着するための接着剤20が塗布されているとともに、接着剤20が塗布されていない領域に透明塗料であるニス30が塗布されている。また、接着剤20が塗布された領域に囲まれた領域には印刷情報11bが印刷されている。
以下に、上記のように構成された積層シートの製造方法について説明する。
図2〜図4は、図1に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。
まず、PET等からなり、断裁されることにより図1に示した樹脂シート10aとなる樹脂基材1aの表面に、樹脂シート10a毎に印刷情報11aを印刷するとともに(図2(a))、その裏面に樹脂シート10a毎に印刷情報12aを印刷する(図2(b))。ここで、樹脂基材1aの表面に印刷される印刷情報11aにおいては、樹脂基材1aが後工程にて樹脂シート10a毎に断裁された際に樹脂シート10aとなる領域内に印刷される必要があり、また、樹脂基材1aの裏面に印刷される印刷情報12aにおいては、後工程にて樹脂基材1aにミシン目13aが形成された場合にそのミシン目13aによって切り離し可能とされる領域に印刷される必要がある。これにより、樹脂基材1aの表面に印刷情報11aが、また、樹脂基材1aの裏面に印刷情報12aがそれぞれマトリクス状に印刷されることになる。
また、断裁されることにより図1に示した紙シート10bとなる紙基材1bの表面に、紙シート10b毎に印刷情報11bを印刷する(図3(a))。なお、紙基材1bの表面に印刷される印刷情報11bにおいては、後工程にて紙基材1b上に接着剤20が塗布された際に接着剤20に囲まれるような領域に印刷される必要がある。これにより、紙基材1bの表面にマトリクス状に印刷情報11bが印刷されることになる。
次に、紙基材1bの印刷情報11bが印刷された面のうち、後工程にて接着剤20が塗布された際に接着剤20が塗布されない領域にニス30を塗布する(図3(b))。ここで、紙基材1bへのニス30の塗布は、例えば、フレキソ印刷によって5〜10μm厚程度のニスが印刷されることによって行うことが考えられる。
次に、紙基材1bのニス30が塗布された面のうち、ニス30が塗布されていない領域に接着剤20を塗布する(図3(c))。なお、この接着剤20としては、例えば、ホットメルト糊等が考えられ、紙基材1b上に塗布されたニス30と同一の厚さだけの接着剤が塗布される。
次に、図3(c)に示した紙基材1b上に図2に示した樹脂基材1aを積層し、紙基材1b上に塗布された接着剤20によって紙基材1bと樹脂基材1aとを接着する(図4(a))。この際、接着剤20としてホットメルト糊を用いた場合は、紙基材1bと樹脂基材1aとを積層した後、加熱加圧することによって紙基材1bと樹脂基材1aとを接着することになるが、紙基材1bと樹脂基材1aとを接着する際に、紙基材1b上に塗布されたホットメルト糊がまだ硬化していない状態であれば、加圧することのみによって紙基材1bと樹脂基材1aとを接着することになる。
次に、紙基材1b上に積層され、接着剤20によって紙基材1bと接着された樹脂基材1aに対して、樹脂シート10a毎に、紙基材1bに塗布された接着剤20に取り囲まれる領域に接着剤20に沿ってミシン目13aを形成する(図4(b))。なお、このミシン目13aは、樹脂基材1aを貫通する必要があるが、樹脂基材1aは紙基材1b上に積層されているため、樹脂基材1aを貫通するようにミシン目13aを形成した場合においても、ミシン目13aを形成するための刃が紙基材1bの一部に食い込み、積層シートの裏面から突出することがなくなる。これにより、例えば、互いに積層された樹脂基材1a及び紙基材1bを搬送するコンベヤー等の搬送手段上において、ミシン目13aを形成する刃に対向する領域に積層シートの裏面から突出した刃を受けるための受け台を設ける必要がなくなる。
次に、互いに積層され、接着剤20によって接着された樹脂基材1a及び紙基材1bを、図1に示した積層シート毎に断裁する(図4(c))。これにより、樹脂シート10aと紙シート10bとが積層され、これらが接着剤20によって接着された積層シートが形成される。また、この際、積層シート毎に、樹脂シート10aと紙シート10bとが互いに接着されていない開口部14が形成される。
その後、積層シート毎に断裁されてなる樹脂シート10a及び紙シート10bのうち、紙シート10bの樹脂シート10aが積層されていない面に粘着剤40を塗布し、図1に示した積層シートを作製し、この粘着剤40によって積層シートを物品等に貼付する。
このように作製された積層ラベルにおいては、樹脂シート10aと紙シート10bとが、紙シート10bの一部に塗布された接着剤20によって接着されていながらも、紙シート10bには、接着剤20が塗布されていない領域に接着剤20と同一の厚さだけニス30が塗布されているため、積層シートの接着剤20が塗布された領域とそれ以外の領域とで厚さの差が生じてしまうことがなくなる。
図5は、図1に示した積層シートが物品等に貼付された後、使用される際の状態を示す図である。
図1に示した積層シートが物品等に貼付された後、積層シートの開口部14から樹脂シート10aを捲り上げ、樹脂シート10aに形成されたミシン目13aによって樹脂シート10aを切り離していくと、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面に印刷された印刷情報11bが視認可能となるとともに、樹脂シート10aの紙シート10bと対向する面に印刷された印刷情報12aが視認可能となる。この際、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面にはニス30が塗布されているため、紙シート10bの樹脂シート10aと対向する面に印刷された印刷情報11bの見栄えが良くなる。また、樹脂シート10aの印刷情報12aが印刷された領域は、ミシン目13aによって切り離され、その後、例えば、懸賞等に利用されることになる。
なお、本形態においては、紙基材1b上にニス30を塗布した後に接着剤20を塗布しているが、これは、紙基材1b上にて接着剤20とニス30とが混ざり合ってしまうことを防ぐためであり、接着剤20としてホットメルト糊を用いた場合、紙基材1b上に接着剤20を塗布した後、接着剤20を一旦硬化させ、その状態でニス30を塗布するようにすれば、紙基材1b上に接着剤20を塗布した後にニス30を塗布する構成とすることも考えられる。ただし、その場合、紙基材1bと樹脂基材1aとを接着する際に接着剤20を加熱して溶融させる必要がある。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の積層シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示した樹脂シート110aの裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した紙シート110b上の構成を示す図である。
本形態は図6に示すように、第1のシートである紙シート110bと第2のシートである樹脂シート110aとが積層され、これらが、紙シート110bの樹脂シート110aと対向する面の一部にコの字型に塗布された接着剤120によって互いに接着されて構成されている。また、これにより、樹脂シート110aと紙シート110bとが互いに接着されていない開口部114が形成されている。また、紙シート110bの樹脂シート110aが積層されていない面の全面には粘着剤140が塗布されており、これにより、積層シートがラベルとして用いられる。また、樹脂シート110aにおいては、樹脂シート110aと紙シート110bとが積層された場合に接着剤120に取り囲まれる領域に接着剤120に沿ってミシン目113aが形成されている。また、樹脂シート110aには、その表面に印刷情報111aが印刷されているとともに、その裏面にはミシン目113aによって切り離し可能とされる領域に印刷情報112aが印刷されている。さらに、樹脂シート110aの裏面には、樹脂シート110aと紙シート110bとが積層された場合に接着剤120に対向しない領域に透明塗料であるニス130が塗布されている。また、紙シート110b上には、紙シート110bと樹脂シート110aとを接着するための接着剤120が塗布されているとともに、接着剤120が塗布された領域に囲まれた領域には印刷情報111bが印刷されている。
以下に、上記のように構成された積層シートの製造方法について説明する。
図7〜図9は、図6に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。
まず、PET等からなり、断裁されることにより図6に示した樹脂シート110aとなる樹脂基材101aの表面に、樹脂シート110a毎に印刷情報111aを印刷するとともに(図7(a))、その裏面に樹脂シート110a毎に印刷情報112aを印刷する(図7(b))。ここで、樹脂基材101aの表面に印刷される印刷情報111aにおいては、樹脂基材101aが後工程にて樹脂シート110a毎に断裁された際に樹脂シート110aとなる領域内に印刷される必要があり、また、樹脂基材101aの裏面に印刷される印刷情報112aにおいては、後工程にて樹脂基材101aにミシン目113aが形成された場合にそのミシン目113aによって切り離し可能とされる領域に印刷される必要がある。これにより、樹脂基材101aの表面に印刷情報111aが、また、樹脂基材101aの裏面に印刷情報112aがそれぞれマトリクス状に印刷されることになる。
次に、樹脂基材101aの印刷情報112aが印刷された面のうち、後工程にて樹脂基材101aに紙基材101bが積層された際に、紙基材101bに塗布された接着剤120と対向しない領域にニス130を塗布する(図7(c))。ここで、樹脂基材101aへのニス130の塗布は、例えば、フレキソ印刷によって5〜10μm厚程度のニスが印刷されることによって行うことが考えられる。
また、断裁されることにより図6に示した紙シート110bとなる紙基材101bの表面に、紙シート110b毎に印刷情報111bを印刷する(図8(a))。なお、紙基材101bの表面に印刷される印刷情報111bにおいては、後工程にて紙基材101b上に接着剤120が塗布された際に接着剤120に囲まれるような領域に印刷される必要がある。これにより、紙基材101bの表面にマトリクス状に印刷情報111bが印刷されることになる。
次に、紙基材101bの印刷情報111bが印刷された面に対して、印刷情報111bを取り囲むようにコの字型に接着剤120を塗布する(図8(b))。なお、この接着剤120としては、例えば、ホットメルト糊等が考えられ、樹脂基材101a上に塗布されたニス130と同一の厚さだけの接着剤が塗布される。
次に、図8(b)に示した紙基材101b上に図7(c)に示した樹脂基材101aを積層し、紙基材101b上に塗布された接着剤120によって紙基材101bと樹脂基材101aとを接着する(図9(a))。この際、接着剤120としてホットメルト糊を用いた場合は、紙基材101bと樹脂基材101aとを積層した後、加熱加圧することによって紙基材101bと樹脂基材101aとを接着することになるが、紙基材101bと樹脂基材101aとを接着する際に、紙基材101b上に塗布されたホットメルト糊がまだ硬化していない状態であれば、加圧することのみによって紙基材101bと樹脂基材101aとを接着することになる。
次に、紙基材101b上に積層され、接着剤120によって紙基材101bと接着された樹脂基材101aに対して、樹脂シート110a毎に、紙基材101bに塗布された接着剤120に取り囲まれる領域に接着剤120に沿ってミシン目113aを形成する(図9(b))。
次に、互いに積層され、接着剤120によって接着された樹脂基材101a及び紙基材101bを、図6に示した積層シート毎に断裁する(図9(c))。これにより、樹脂シート110aと紙シート110bとが積層され、これらが接着剤120によって接着された積層シートが形成される。また、この際、積層シート毎に、樹脂シート110aと紙シート110bとが互いに接着されていない開口部114が形成される。
その後、積層シート毎に断裁されてなる樹脂シート110a及び紙シート110bのうち、紙シート110bの樹脂シート110aが積層されていない面に粘着剤140を塗布し、図6に示した積層シートを作製し、この粘着剤140によって積層シートを物品等に貼付する。
このように作製された積層ラベルにおいては、樹脂シート110aと紙シート110bとが、紙シート110bの一部に塗布された接着剤120によって接着されていながらも、紙シート110bに積層される樹脂シート110aには、接着剤120と対向しない領域に接着剤120と同一の厚さだけニス130が塗布されているため、積層シートの接着剤120が塗布された領域とそれ以外の領域とで厚さの差が生じてしまうことがなくなる。
図10は、図6に示した積層シートが物品等に貼付された後、使用される際の状態を示す図である。
図6に示した積層シートが物品等に貼付された後、積層シートの開口部114から樹脂シート110aを捲り上げ、樹脂シート110aに形成されたミシン目113aによって樹脂シート110aを切り離していくと、紙シート110bの樹脂シート110aと対向する面に印刷された印刷情報111bが視認可能となるとともに、樹脂シート110aの紙シート110bと対向する面に印刷された印刷情報112aが視認可能となる。また、樹脂シート110aの印刷情報112aが印刷された領域は、ミシン目113aによって切り離され、その後、例えば、懸賞等に利用されることになるが、樹脂シート110aの印刷情報112aが印刷された面にはニス130が塗布されているため、印刷情報112aの見栄えが良くなるとともに、切り離された樹脂シート110aの印刷情報112aがニス130によって保護されることになる。
なお、上述した2つの実施の形態においては、紙シート10b,110bに塗布される接着剤20,120と、紙シート10bあるいは樹脂シート110aに塗布されるニス30,130とを同一の厚さとしたが、これらの厚さは同一とすることに限定されず、紙シート10b,110bに塗布される接着剤20,120の厚さと紙シート10bあるいは樹脂シート110aに塗布されるニス30,130との厚さの差が、紙シート10b,110bに塗布される接着剤20,120の厚さ以上とならなければ、紙シート10bあるいは樹脂シート110aにニス30,130が塗布されていない場合と比べて、積層シートの接着剤20,120が塗布された領域とそれ以外の領域との厚さの差を小さくすることができる。
また、樹脂基材1a,101aにミシン目13a,113aを形成する際、ミシン目13a,113aと開口部14,114とが交わる部分に切り欠きを形成し、それにより、樹脂シート10a,110aを開口部14,114から捲り上げる際、樹脂シート10a,110aを摘みやすくすることも考えられる。
また、樹脂シート10a,110aが積層されるシートとして紙シート10b,110bを例に挙げて説明したが、紙シート10b,110bの代わりに、PETからなる樹脂シートやユポ紙からなるシートを用いることも考えられる。また、樹脂シート10a,110aの代わりに紙からなるシートを用いることも考えられる。
また、紙シート10b,110bの樹脂シート10a,110aが積層されていない面に粘着剤40,140を塗布することにより積層シートをラベルとして用いたが、粘着剤40,140を塗布することなく、シートやタグとして用いることも考えられる。
また、紙シート10bあるいは樹脂シート110aに塗布される透明塗料としてニス30,130を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、紙シート10b,110bに塗布される接着剤20,120と同一の厚さを形成することができ、かつ、紙シート10bに印刷された印刷情報11bまたは樹脂シート110aに印刷された印刷情報112aを視認可能なものであればよい。また、透明塗料であれば、無色透明なものであっても着色透明なものであってもよい。
図1は、本発明の積層シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示した樹脂シートを裏面から見た図、(d)は(b)に示した紙シート上の構成を示す図である。 図1に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図1に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図1に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図1に示した積層シートが物品等に貼付された後、使用される際の状態を示す図である。 本発明の積層シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示した樹脂シートの裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した紙シート上の構成を示す図である。 図6に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図6に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図6に示した積層シートの製造方法を説明するための図である。 図6に示した積層シートが物品等に貼付された後、使用される際の状態を示す図である。 2枚のシートが、その一部が接着されて積層された積層シートの一構成例を示す図であり、(a)は積層状態を示す図、(b)は(a)に示した紙シートの構成を示す図、(c)は(a)に示した紙シートの構成を示す図である。
符号の説明
1a,101a 樹脂基材
1b,101b 紙基材
10a,110a 樹脂シート
10b,110b 紙シート
11a,11b,12a 印刷情報
13a,113a ミシン目
14,114 開口部
20,120 接着剤
30,130 ニス
40,140 粘着剤

Claims (4)

  1. 一方の面の一部に接着剤が塗布された第1のシートと、前記第1のシートの前記接着剤が塗布された面に対向するように前記第1のシートに積層され、前記接着剤によって前記第1のシートと接着された第2のシートとを有してなる積層シートにおいて、
    前記第1のシートは、前記接着剤が塗布された面のうち前記接着剤が塗布されていない領域に透明塗料が塗布されていることを特徴とする積層シート。
  2. 一方の面の一部に接着剤が塗布された第1のシートと、前記第1のシートの前記接着剤が塗布された面に対向するように前記第1のシートに積層され、前記接着剤によって前記第1のシートと接着された第2のシートとを有してなる積層シートにおいて、
    前記第2のシートは、前記第1のシートに対向する面のうち前記接着剤に対向する領域以外に透明塗料が塗布されていることを特徴とする積層シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の積層シートにおいて、
    前記第1のシートは、前記接着剤が塗布されていない面に粘着剤が塗布されていることを特徴とする積層シート。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の積層シートにおいて、
    前記第2のシートは、前記接着剤によって前記第1のシートと接着されていない領域の一部が他の領域から切り離し可能に構成されていることを特徴とする積層シート。

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JP2016007777A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 大日本印刷株式会社 チラシ

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