JP2005238834A - ポリビニルアルコール系フィルムの製造方法、及びポリビニルアルコール系フィルム、それを用いた偏光フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリビニルアルコール系樹脂水溶液をドラム型ロールに流延してフィルム状とし、該フィルムの表面と裏面とを通過複数個の乾燥用金属ロールに交互に通過、乾燥させて製膜するにあたり、第1番目の乾燥用金属ロールとして、その表面のぬれ張力が25〜50mN/mであるロールを用いるポリビニルアルコール系フィルムの製造方法であり、ぬれ張力の調整は鏡面仕上げしたクロム表面をpH1〜3の酸水溶液で処理したり、製膜用ポリビニルアルコール系樹脂水溶液に予め、界面活性剤を添加しておくことによって行われる。
Description
このようにして得られたポリビニルアルコール系フィルムは、形状安定性に優れたフィルムとして多くの用途に利用されており、その有用な用途の一つに光学用フィルム、特に偏光フィルムが挙げられる。
かかる偏光フィルムは、上記ポリビニルアルコール系フィルムを一軸延伸し、染色したフィルムであり、液晶ディスプレーの基本構成要素として用いられている。近年では高品位で高信頼性の要求される機器、特に大画面の液晶ディスプレー等への用途展開が行われ、それに伴う要求物性である大型化、面内均一性、広視野角等の高品位化への改善が強く求められている。
中でもポリビニルアルコール系フィルムの厚さ均一性を得る方法として、製膜用の原液を表面粗さが3S以下である金属表面上に流延して製膜する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、製造面においても、生産性を向上するためには最低でも7日間は連続して製膜が続けられる程度のロングラン製膜性も重要である。
まず、本発明のポリビニルアルコール系フィルムを製造するに当たって使用するポリビニルアルコール系樹脂は、通常、酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化して製造されるが、本発明では必ずしもこれに限定されるものではなく、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、ニトリル等を含む)、炭素数2〜30のオレフィン類(エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブテン等)、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共重合可能な成分を含有させた変性ポリビニルアルコール系樹脂であっても良い。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液中のポリビニルアルコール系樹脂の濃度は5〜50重量%が実用的である。
かかるドラム型ロールの材質としては、特に限定されないが、通常ステンレスが好適に用いられ、かかるロール表面は傷つき防止のため金属メッキが施されていることが好ましい。金属メッキの種類としては、例えばクロムメッキ、ニッケルメッキ、亜鉛メッキなどが好適に用いられ、単独でまたは2種以上の多層の組み合わせで使用することができるが、特に表面平滑化の容易さやその耐久性の点から最表面がクロムメッキされ、表面粗さが3S以下、特に0.5S以下であることが好ましい。ドラム型ロールの直径は1000〜5000mm、幅は1000〜5000mmが好適である。製膜時のドラム型ロールの温度は50〜120℃が実用的であり、フィルムの含水率が5〜30重量%程度に達した時点でロールから剥離する。
本発明において、ぬれ張力はJIS K 6768に準じて測定される。
かかるpH1〜3の酸水溶液としては 酢酸、硫酸、塩酸、硝酸などの水溶液が挙げられ、中でも酢酸、硝酸の水溶液が特に好ましい。pHが上記範囲以外の酸水溶液では、上記範囲のぬれ張力を得ることが難しく好ましくない。
本発明の方法を実施するに当たっては、上記に説明した(A)及び(B)の両方法を併用して製膜することも勿論可能である。
乾燥用金属ロールの温度は40〜100℃が実用的であり、適宜ロール間で温度勾配や、回転速度差をつけてもよい。
フィルムの含水率が5〜30重量%程度に達した時点でフィルムは乾燥用金属ロールから剥離される。
以下、偏光フィルムの製造方法について説明する。
通常は、ヨウ素−ヨウ化カリウムの水溶液が用いられ、ヨウ素の濃度は0.1〜20g/l、ヨウ化カリウムの濃度は10〜70g/l、ヨウ化カリウム/ヨウ素の重量比は10〜100が適当である。染色時間は30〜500秒程度が実用的である。処理浴の温度は5〜60℃が好ましい。水溶媒以外に水と相溶性のある有機溶媒を少量含有させても差し支えない。
接触手段としては浸漬、塗布、噴霧等の任意の手段が適用できる。
処理法は浸漬法が望ましいが勿論塗布法、噴霧法も実施可能である。処理時の温度は40〜70℃程度、処理時間は2〜20分程度が好ましく、又必要に応じて、処理中に延伸操作を行っても良い。
かかる保護フィルムとしては、例えば、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリエーテルスルホン、ポリアリーレンエステル、ポリ−4−メチルペンテン、ポリフェニレンオキサイド等のフィルム又はシートが挙げられる。
尚、例中「%」とあるのは特に断りのない限り重量基準である。
GPC−LALLS法により以下の条件で測定した。
装置:Waters製244型ゲル浸透クロマトグラフ
カラム:東ソー製TSK−gel−GMPWXL(内径8mm、長さ30cm、2本)
溶媒:0.1M−トリス緩衝液(pH7.9)
流速:0.5ml/min
温度:23℃
試料濃度:0.040%
ろ過:東ソー製0.45μmマイショリディスクW−25−5
注入量:0.2ml
検出感度(示差屈折率検出器):4倍
装置:Chromatrix製KMX−6型低角度レーザー光散乱光度計
温度:23℃
波長:633nm
第2ビリアル係数×濃度:0mol/g
屈折率濃度変化(dn/dc):0.159ml/g
フィルター:MILLIPORE製0.45μmフィルターHAWP01300
ゲイン:800mV
GPC−LALLS法により求められる重量平均分子量80000、ケン化度99.7モル%のポリビニルアルコール系樹脂を用いて、40%濃度のポリビニルアルコール系樹脂水溶液(ポリビニルアルコール系樹脂に対して、可塑剤としてグリセリン10%、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル0.1%を含む)を調製した後、該水溶液をT型スリットダイより90℃の下記の如きドラム型ロールで流延製膜し、続いて10個の下記の如き乾燥用金属ロール間をフィルムの表面と裏面とが交互に通過するようにして乾燥を行い、含水率10%の状態で最後のロールから剥離し、更に120℃で3分間熱処理を行い、最後に調湿を行って芯管に巻き取ることにより、フィルムロールとして含水率が4%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み75μm、巻き取り長さ7000m)を得た。
直径3.0m、ロール幅4.0mのステンレス母材にニッケルメッキ、更にクロムメッキを施し鏡面仕上げした表面粗さ0.3Sのドラム型ロール
[乾燥用金属ロール]
直径0.3m、ロール幅4.0mのステンレス母材にニッケルメッキ、更にクロムメッキを施し鏡面仕上げした表面粗さ0.3Sの10個のロールで、全てのロール表面に、pH1の硝酸水溶液(濃度6%)を総塗布量が460g/m2となるように塗布しロール表面のぬれ張力を32mN/mとした。
(膜厚の均一性)
JIS K 6900に基づき、フィルムシックネステスタ(アンリツ(株)製「K306C」)を用いて、フィルムの幅方向(TD方向)の厚みプロファイルを、フィルムの流れ方向(MD方向)に1m間隔で3ヵ所について、測定し、幅方向の単位mmあたりの厚み変動の最大値を求めた。
ポリビニルアルコール系フィルムをクロスニコル状態の2枚の偏光板(単体透過率43.5%、偏光度99.9%)の間に45°の角度で挟んだ後に、暗室で表面照度が14000ルックスのライトボックスを用いて、透過モードで光学的色ムラ(Rd均一性)を観察した。
GPC−LALLS法により求められる重量平均分子量130000、ケン化度99.7モル%のポリビニルアルコール系樹脂を用いた以外は実施例1と同様の実験を行い、含水率3.5%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み74μm、巻き取り長さ7000m)を得た。但しポリビニルアルコール系樹脂水溶液の濃度は33%とし、乾燥用金属ロールは以下のものを使用した。
直径0.3m、ロール幅4.0mのステンレス母材にニッケルメッキ、更にクロムメッキを施し鏡面仕上げした表面粗さ0.1Sの10個のロールで、全てのロール表面に、pH3の酢酸水溶液(濃度0.5%)を総塗布量が460g/m2となるように塗布しロール表面のぬれ張力を35mN/mとした。
又、上記フィルムの製造を連続して11日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは74μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.4μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
得られた保護フィルム付き偏光フィルムについて、実施例1と同様に光学的色ムラを評価したところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
GPC−LALLS法により求められる重量平均分子量240000、ケン化度99.7モル%のポリビニルアルコール系樹脂を用いて、アニオン系界面活性剤としてラウリル硫酸エステルナトリウムを0.2%含有させてなる25%濃度のポリビニルアルコール系樹脂水溶液を使用した以外(但し、乾燥用金属ロールの酸水溶液による処理はなし、ぬれ張力は57mN/m)は実施例1と同じ実験を行い、含水率4%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み75μm、巻き取り長さ7000m)を得た。
製膜開始1時間後の乾燥用金属ロール表面のぬれ張力を測定したところ、第1番目のロールから順に33mN/m、33mN/m、33mN/m、34mN/m、35mN/m、35mN/m、37mN/m、38mN/m、40mN/m、40mN/mであった。
又、上記フィルムの製造を連続して27日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは75μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.4μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
得られた保護フィルム付き偏光フィルムについて、実施例1と同様に光学的色ムラを評価したところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
実施例3において、アニオン系界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを0.1%用い、熱処理は120℃で2分間行った以外は同様の実験を行い、含水率3.0%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み50μm、巻き取り長さ12000m)を得た。
製膜開始1時間後の乾燥用金属ロール表面のぬれ張力を測定したところ、第1番目のロールから順に32mN/m、32mN/m、33mN/m、34mN/m、35mN/m、35mN/m、37mN/m、38mN/m、40mN/m、40mN/mであった。
得られたポリビニルアルコール系フィルムについて、実施例1と同様の評価を行ったところ、膜厚均一性(厚み変動)は0.3μm/mmであり、光学的色ムラは認められなかった。
又、上記フィルムの製造を連続して25日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは50μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.3μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
得られた保護フィルム付き偏光フィルムについて、実施例1と同様に光学的色ムラを評価したところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
GPC−LALLS法により求められる重量平均分子量170000、ケン化度99.8モル%のポリビニルアルコール系樹脂を用いた以外は実施例1と同じ実験を行い、含水率4.0%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み80μm、巻き取り長さ6000m)を得た。但しポリビニルアルコール系樹脂水溶液の濃度は30%とした。
又、上記フィルムの製造を連続して11日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは80μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.9μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
得られた保護フィルム付き偏光フィルムについて、実施例1と同様に光学的色ムラを評価したところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
実施例5においてフィルムの平均厚さを70μmとした以外は同様にして行い、含水率3.5%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、巻き取り長さ7000m)を得た。
又、上記フィルムの製造を連続して15日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは70μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.4μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
更に、得られたポリビニルアルコール系フィルムを用いて、実施例5と同様にして偏光フィルムを作製し光学的色ムラの評価を行ったところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
実施例5においてフィルムの平均厚さを60μmとし、熱処理を120℃で2.5分間とした以外は同様にして行い、含水率3%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、巻き取り長さ10000m)を得た。
又、上記フィルムの製造を連続して18日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは60μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.4μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
更に、得られたポリビニルアルコール系フィルムを用いて、実施例5と同様にして偏光フィルムを作製し光学的色ムラの評価を行ったところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
実施例5において、さらにアニオン系界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを0.1%を添加したポリビニルアルコール系樹脂水溶液を用いて製膜、乾燥し、熱処理を120℃で2分行い、フィルムの平均厚さを45μmとした以外は同様にして行い、含水率3%のポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、巻き取り長さ12000m)を得た。
得られたポリビニルアルコール系フィルムについて、実施例1と同様の評価を行ったところ、膜厚均一性(厚み変動)は0.2μm/mmであり、光学的色ムラは認められなかった。
又、上記フィルムの製造を連続して32日間運転を続けた後に、上記と同様にして、フィルムの膜厚の均一性及び光学的色ムラを評価したところ、平均厚みは45μm、膜厚均一性(厚み変動)は0.2μm/mmであり、光学的色ムラも認められずロングラン性は良好であった。
更に、得られたポリビニルアルコール系フィルムを用いて、実施例5と同様にして偏光フィルムを製造し光学的色ムラの評価を行ったところ、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラは認められなかった。
実施例1において、全ての乾燥用金属ロールの酸水溶液の処理を行わずに、ぬれ張力を57mN/mのままで同様の実験を行い、ポリビニルアルコール系フィルム(幅3.0m、平均厚み75μm、巻き取り長さ7000m)を得た。
得られたポリビニルアルコール系フィルムについて、実施例1と同様の評価を行ったところ、膜厚均一性(厚み変動)は2.4μm/mmであり、光学的色ムラは全面に多く認められた。
又、上記フィルムの製造を連続して3日間運転を続けた後のフィルムの膜厚均一性(厚み変動)は2.6μm/mmであった。
更に、得られたポリビニルアルコール系フィルムを用いて、実施例1と同様にして製造した偏光フィルムにも、該ポリビニルアルコール系フィルムに起因する光学的色ムラが全面に認められた。
実施例1において、全ての乾燥用金属ロールのステンレス母材にニッケルメッキ、更にクロムメッキ及びフッ素処理を施して、ぬれ張力を23mN/mとした以外は同様の実験を行ったところ、得られたフィルムはネックインのため幅は2.9m、平均厚みは73μmであった。また、得られたポリビニルアルコール系フィルムは、フィルムのいたる所に擦り傷があり、良好なフィルムではなかった。
Claims (9)
- ポリビニルアルコール系樹脂水溶液をドラム型ロールに流延してフィルム状とし、該フィルムの表面と裏面とを複数個の乾燥用金属ロールに交互に通過、乾燥させて製膜するにあたり、乾燥用金属ロールの第1番目のロールの表面のぬれ張力を25〜50mN/mとすることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 乾燥用金属ロールの全てのロールの表面のぬれ張力を25〜50mN/mとすることを特徴とする請求項1記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 乾燥用金属ロールが、鏡面仕上げしたクロム表面をもち、該表面がpH1〜3の酸水溶液で処理されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 界面活性剤が添加されたポリビニルアルコール系樹脂水溶液を用いることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 請求項1〜4いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法により得られることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルム。
- フィルムの厚さが30〜70μmであることを特徴とする請求項5記載のポリビニルアルコール系フィルム。
- フィルムの幅が2m以上であることを特徴とする請求項5又は6記載のポリビニルアルコール系フィルム。
- フィルムの長さが、4000〜15000mであることを特徴とする請求項5〜7いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルム。
- 請求項5〜8いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムに、染色、一軸延伸及びホウ素化合物処理を施してなる偏光フィルム。
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