[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2005173411A - 光偏向器 - Google Patents

光偏向器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005173411A
JP2005173411A JP2003415786A JP2003415786A JP2005173411A JP 2005173411 A JP2005173411 A JP 2005173411A JP 2003415786 A JP2003415786 A JP 2003415786A JP 2003415786 A JP2003415786 A JP 2003415786A JP 2005173411 A JP2005173411 A JP 2005173411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
gimbal
fixed
movable mirror
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003415786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005173411A5 (ja
Inventor
Yasuhiro Shimada
康弘 島田
Takahisa Kato
貴久 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003415786A priority Critical patent/JP2005173411A/ja
Priority to US11/003,455 priority patent/US7220009B2/en
Publication of JP2005173411A publication Critical patent/JP2005173411A/ja
Publication of JP2005173411A5 publication Critical patent/JP2005173411A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/085Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting means being moved or deformed by electromagnetic means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】二軸それぞれの駆動信号間のクロストークを低減できるジンバル構造による二軸駆動光偏向器である。
【解決手段】光偏向器は、可動ミラー1と、可動ミラー1を第1の支持部2により回転軸の回りで揺動可能に支持するジンバル3と、ジンバル3を第2の支持部4により可動ミラー1の回転軸と角度をなす回転軸の回りで揺動可能に支持するフレーム5と、ジンバル3の揺動方向とほぼ平行な面を持つジンバル3上の可動電極6と、可動電極6の面と対向し合うように配置された固定電極7と、可動電極6と固定電極7との間に働く静電力によりジンバル3を変位させる静電駆動手段と、電磁力により可動ミラー1を変位させる電磁駆動手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロメカニクスの手法などにて作製される光偏向器に関するものである。
従来の技術
近年、マイクロメカニクス技術を用いたマイクロアクチュエータの開発が盛んである。駆動手段は静電駆動・圧電駆動・電磁駆動等がある。こうしたマイクロアクチュエータに対しては、コストダウンやモバイル機器等への需要に伴い、小型化・大出力(小電力で比較的大きな偏向角を得られること)の要請が強くなってきている。特に、2つのトーションバー(ねじり梁)で支持された可動ミラーを偏向させる光偏向器は、簡便な構成で光センサーや画像形成装置を形成することが可能なデバイスとして開発が進んでいる。
この様な構成の可動ミラーを駆動する方法としては、まず、図6に断面図と平面図で示すように対向電極と可動ミラーとの間に働く静電力により可動ミラーをトーションバーの回転軸の回りで偏向(変位)させる方法がある(特許文献1参照)。また、図7に示すように可動ミラー上に櫛型電極を形成し、これと隙間を隔てて互いに噛み合うように櫛型電極を配置し、2つの櫛型電極の間に働く静電力により可動ミラーをトーションバーの回転軸の回りで偏向させる方法がある(特許文献2参照)。また、図8に示すように可動ミラー上にコイルを配線し、コイルの近傍に永久磁石を配置し、コイルに電流を流すことで発生する磁場が永久磁石と作用することにより可動ミラーをトーションバーの回転軸の回りで偏向させる、ムービングコイルと呼ばれる方法がある(特許文献3参照)。また、図9に示すように可動ミラー上に磁石を配置し、磁石の近傍にコイルを配置し、コイルに電流を流すことで発生する磁場が永久磁石と作用することにより可動ミラーをトーションバーの回転軸の回りで偏向させる、ムービングマグネットと呼ばれる方法がある(特開平6−82711)。
さらに、図10に示すように上記のような偏向器を二軸偏向可能に配置した構造のアクチュエータも開発されている(特許文献5参照)。すなわち、可動ミラーが2つのトーションバーでジンバル(可動な基板ないしフレーム)に支持され、ジンバルが他の2つのトーションバーで基板に支持され、可動ミラーとジンバルとの駆動軸が互いに直交する構造を有しており、可動部と二対の対向電極との間の静電力により可動部を駆動する。ここには、磁気的な手段による可動部の駆動も開示されている。この構成においては、可動ミラーとジンバルとの共振周波数を所望の値にして、ラスタ走査による画像形成が可能な二軸光偏向器を提供することができる。
特公昭60−57051号公報 特開平4−343318号公報 特公昭60−57052号公報 特開平6−82711号公報 特開昭60−107017号公報
上記のようなジンバル構造を有するアクチュエータにおいて、二軸の回りの駆動を静電駆動で行う場合、対向電極であるか櫛型電極であるか、また、その他の方法であるかに関わらず、二軸駆動のためにそれぞれの電極を配置する為、互いの作る電場のクロストークが問題となる。同様に、二軸の回りの駆動を電磁駆動で行う場合、ムービングマグネットであるかムービングコイルであるか、また、その他の方法であるかに関わらず、二軸駆動のためにそれぞれの永久磁石や電磁コイルを配置する為、磁石の配置の制限や、互いの作る磁場のクロストークが問題となる。また、一方の駆動が対向電極による静電駆動の場合、対向電極の構造上の欠点として、可動部駆動用発生力と可動部変位量とのどちらかを犠牲にしなければならない。すなわち、変位量が大きく取れるように電極間距離を大きくすると所望の変位角を得る為の駆動電圧が高くなるという問題点がある。
上記課題に鑑み、本発明の光偏向器は、可動ミラーと、該可動ミラーを第1の支持部により回転軸の回りで揺動可能に支持するジンバルと、該ジンバルを第2の支持部により該可動ミラーの回転軸と角度をなす回転軸の回りで揺動可能に支持するフレームと、前記ジンバル上の該ジンバルの揺動方向とほぼ平行な面を持つ可動電極と、該可動電極の面と対向し合うように配置された固定電極と、可動電極と固定電極との間に働く静電力により該ジンバルを変位させる静電駆動手段と、電磁力により該可動ミラーを変位させる電磁駆動手段とを有することを特徴とする。
上記基本構成に基づいて、以下の様な態様が可能である。
前記可動電極が可動櫛型電極であり、前記固定電極が、可動櫛型電極と隙間を隔てて互いに噛み合うように配置される固定櫛型電極である様にできる。或いは、ジンバルの両端部(ジンバルの回転軸に直交する方向の両端)に設けた可動電極に、ジンバルの揺動方向とほぼ平行な比較的広い面積の平面を持たせ、これと対向して比較的広い面積の平面を固定電極に持たせる様な態様にすることも可能である。また、第1の支持部が、ジンバルに対して可動ミラーを回転軸の回りでねじり回転可能に支持する2つのトーションバーであり、第2の支持部が、フレームに対してジンバルを、可動ミラーの回転軸と直交する回転軸の回りでねじり回転可能に支持する2つのトーションバーである様にできる。ねじり回転可能なトーションバーを用いる場合、共振駆動を容易に実現できて高速走査が可能となる。勿論、支持部としては、可動ミラーやジンバルを揺動可能に支持するものであればどの様なものでもよく、また、可動ミラーの回転軸とジンバルの回転軸は角度をなしていれば、直角以外の角度で交差する様になっていてもよい。
また、前記電磁駆動手段は、固定コイルと、可動ミラー上に配置される可動磁石とを有し、固定コイルと可動磁石との間に働く電磁力により該可動ミラーを変位させる構成を有したり、少なくとも1つ以上の固定磁石と、可動ミラー上に配置される可動コイルとを有し、固定磁石と可動コイルとの間に働く電磁力により該可動ミラーを変位させる構成を有したりする。この場合、前記固定磁石が複数であり、かつ、ジンバルの回転軸と平行に一列に離散的に配置されている態様にできる。こうした構成により、偏向角を大きく取れる。
また、前記フレーム、固定電極、固定コイルが形成されたコイル基板、固定磁石のうちの少なくとも1つが共通基板に支持されている構成にもできる。この場合、前記固定電極、コイル基板、固定磁石のうちの少なくとも1つが共通基板に形成された凹部に設置されている様にできる。この構成において、固定電極が共通基板上に形成された取り出し電極上に設置されている構成や、フレームがスペーサを介して共通基板に支持されている構成を採り得る。
また、前記電磁駆動手段と静電駆動手段の少なくとも一方が、可動ミラーまたはジンバルを共振駆動させる手段である様にもできる。
更に、上記課題に鑑み、本発明の画像形成装置は、光源、該光源からの光を偏向する上記の光偏向器を具備し、該光偏向器からの光で画像を形成することを特徴とする。
本発明により、比較的変位角を大きくでき、比較的低電圧で駆動でき、コンパクトな構成にでき、高速走査が可能で、二軸それぞれの駆動信号間のクロストークを低減できるジンバル構造による二軸駆動光偏向器を実現できる。すなわち、ジンバルの揺動方向とほぼ平行な面同士で対向し合う可動電極と固定電極による静電駆動を用いるので比較的変位角を大きくでき、電磁力により可動ミラーを変位させる電磁駆動を用いるので比較的低電圧で駆動でき、こうした静電駆動手段や電磁駆動手段を用いるのでコンパクトな構成にでき、可動ミラーを変位させるのに電磁駆動を用いることでその慣性モーメントを比較的小さくできて高速走査が可能となり、二軸それぞれの駆動力の性質を異ならせているのでクロストークを低減できる。また、共通基板に凹部を形成する場合、そこに配置する固定電極や固定コイルや固定磁石の位置精度を向上させることができる。また、ジンバルの回転軸と平行な方向に固定磁石を離散的に一列に配置する場合、二軸の偏向角を共に大きくすることができる。更に、本発明により、コンパクトな構成にでき、比較的低電圧で駆動でき、比較的偏向角を大きくでき、高精細な画像が得られる画像形成装置を実現できる。
上述した様に、本発明は、ジンバル構造を有する二軸光偏向器において、ジンバル(可動な第1の基板)の揺動方向とほぼ平行な面を持つ電極(櫛型電極など)による静電駆動でジンバルを固定の第2の基板に対して揺動駆動し、かつ、可動ミラーを電磁駆動でジンバルに対して揺動駆動することを特徴とする。こうした特徴を有する本発明による光偏向器の一実施形態について、図1を用いて説明する。図1(a)は、光偏向器の反射面と反対側の面から見た可動部分の構成図、図1(b)はA-A’断面図である。
本実施形態では、反射膜11を備えた可動ミラー1が、2つのトーションバー2により、ジンバル3にねじり回転可能に支持されている。ジンバル3は、他の2つのトーションバー4により、可動ミラー1の回転軸と直交する軸方向にねじり回転可能にフレーム5に支持されている。ジンバル3には2つの可動櫛型電極6が形成され、可動櫛型電極6と適当な隙間を隔てて互いに噛み合うように2つの固定櫛型電極7が配置されている。2つの固定櫛型電極7は取り出し電極8を介して共通基板9上に配置されている。また、フレーム5はスペーサ10を介して共通基板9に接合されている。こうして、ジンバル3は静電力で駆動される。
一方、可動ミラー1は電磁力により駆動される。この電磁力は、可動ミラー1上の磁石20と、コイル基板22、取り出し電極23を介して共通基板9上に配置された固定コイル21との間で発生する。この構成では、コイル基板22により固定コイル21は磁石20に接近して配置できて、電磁力は有効に磁石20に作用する。図1においては固定コイル21の作る磁場により可動ミラー1上の磁石20が力を受けて変位するが、可動ミラー上のコイルに流れる電流が固定磁石の作る磁場と作用して変位する方法も、同様に用いることが可能である。
本実施形態においては、上記した様にジンバル3を櫛型電極6、7による静電駆動で駆動するが、櫛型電極駆動では、櫛歯のピッチや対向面積の設計により、背景技術ところで説明した対向電極より低電圧にでき、かつ、変位量を大きくできる。特に、ジンバル3は可動ミラー1と比較して端の辺の長さが大きいので、櫛歯の本数を多くできる為、駆動用発生力を大きくすることが可能である。
他方、ラスタ走査の高速走査に対応する可動ミラー1の揺動は電磁駆動によるので、櫛型電極のジンバル3と比較して可動ミラー1の慣性モーメントを小さくでき、その共振周波数を高くできる。この結果、可動ミラー1は小型でかつ高速走査が可能となる。また、電磁駆動の特徴として比較的低電圧で駆動でき、可動体1が高電圧にならないので、ショートの問題が無いという利点がある。さらに、可動ミラー1を電磁駆動、ジンバル3を櫛型電極による静電駆動とすることで二軸それぞれの駆動信号間のクロストークを低減でき、高性能なデバイスを提供できる。
図2は本実施形態による光偏向器の駆動の様子を示したものである。図2(a)は駆動前の状態(中立の状態)、図2(b)はジンバル3を偏向させた状態、図2(c)はジンバル3と可動ミラー1との両方を偏向させた状態である。すなわち、可動ミラー1およびジンバル3を支持するそれぞれのトーションバー2、4が捻れることにより、可動ミラー1およびジンバル3が偏向する。こうして、可動ミラー1の偏向にはジンバル3の偏向が重畳され、可動ミラー1の二次元的な偏向が可能となる。偏向には後述するDC駆動を用いてもよいが、可動ミラー1およびジンバル3それぞれの共振振動を利用することにより、比較的小さい消費電力で可動ミラー1を駆動できる。
本発明の光偏向器においては、また、固定櫛型電極と共通基板とを別体で形成し、固定櫛型電極を共通基板上に設置した構成をも採り得る(図3等参照)。この構成により、固定櫛型電極と可動櫛型電極との位置関係を任意に設計できる。また、固定櫛型電極やコイル基板や固定磁石を共通基板上の凹部に設置することにより、位置制御を容易にすることが可能となる。
本発明の光偏向器においては、また、固定磁石をジンバルの回転軸と平行に一列に配置した構成をも採り得る(図4等参照)。この配置方法により、ジンバルの変位の影響を受けずに可動ミラーを偏向させることができる。
本発明は、また、本発明の光偏向器を用いた画像形成装置をも対象とする。本発明による低電圧駆動が可能で、高速走査に対応でき、変位角を大きく取れる光偏向器を用いることで、小型かつ低コストで、消費電力が小さく、解像度の高い画像形成装置を実現することが可能となる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例は本発明による光偏向器の第一態様である。図1にその構成を示す。その概略構成は上記実施形態のところで説明した通りである。本実施例において、可動ミラー1、トーションバー2、ジンバル3、トーションバー4、およびフレーム5は、厚さ150μmのシリコン基板をエッチング加工することにより一体形成される。可動ミラー1上には、反射膜11が形成され、また、可動ミラー1の反射膜11と反対面上には2つの可動磁石20が接合されている。
固定コイル21は、コイル基板22上に形成され、コイル基板22は2つの取り出し電極23を介して共通基板9上に配置されている。2つの取り出し電極23は、それぞれコイル基板22に形成された貫通配線を経由して、固定コイル21の最内周と最外周とに接続される。
本実施例による光偏向器は、さらに、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間に電位差を発生させ、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間に働く静電力によりジンバル3を駆動させる静電駆動手段(不図示)と、固定コイル21に電流を流すことで発生する磁場が可動磁石20に作用することにより可動ミラー1を駆動させる電磁駆動手段(不図示)とを有している。
本実施例の駆動方法を説明する。本実施例においては、可動ミラー1およびジンバル3を共振駆動により駆動させる。まず、ジンバル3の駆動方法について説明する。駆動電源と制御回路よりなる静電駆動手段により、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間にジンバル3のねじり振動周波数と同じ周波数の交流電圧を印加して、ジンバル3を振動させる。
この共振駆動されるジンバル3の外形寸法は4×10mm、厚さは150μmとする。ジンバル3用のトーションバー4の長さは5mm、幅は20μm、厚さは150μmとする。また、ジンバル3は一回往復振動する間にラスタ走査の2フレームを描画する様にする。ここでのフレームレートは60Hzで、従ってジンバル3の共振周波数は30Hzである。偏向角は±10°とする。
さらに、ジンバル3の慣性モーメントIは約1×10−10 [kgm2]、トーションバー4のばね定数k は約3.6×10−6 [Nm] とする。その共振のQ値は約100であり、偏向角±10°の振動に必要なトルクを求めると約5×10−9
[kgm2]となる。ジンバル3の長辺は上記の如く10mmであり、トルクより必要な力を求めると力F=約1×10−6
[N]である。
一方、櫛型電極の発生力Fは、ジンバル3の変位(偏向)に伴う可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間の静電容量Cの変化を用いて、
F=1/2・dC/dx・V(変位量x)
で表現される。櫛歯の間隔は10μm、櫛歯の幅は10μmとしたので、櫛歯は片側40μmピッチである。櫛歯の形成されるジンバル3の辺の長さは4000μm(4mm)なので、櫛歯の本数は片側100本となる。1本の櫛歯の長さは300μmとする。共振のQ値は100であるので、偏向角±10°の振動に必要な電圧を上式を用いて求めると約6Vであった。
次に、可動ミラー1の駆動方法について説明する。駆動電源と制御回路よりなる電磁駆動手段を用いて、固定コイル21に可動ミラー1のねじり振動周波数と同じ周波数の交流電流を流すことにより交流磁界を発生させ、この磁界と可動磁石20との作用により可動ミラー1を駆動させる。
可動ミラー1の外形寸法は1.1×1.3mm、厚さは150μm、慣性モーメントIは7×10−14 [kgm2]とする。可動ミラー1用のトーションバー2の長さは3.7mm、幅は100μm、厚さは150μmとする。可動ミラー1の共振周波数は20kHzで偏向角は±12°である。また、固定コイル21の配線幅は30μm、高さは50μm、ターン数は40ターンとする。ここにおいて、共振のQ値は約3000であり、駆動に必要な電圧は約8Vであった。
上記構成の本実施例により、比較的変位角(偏向角)が大きく、比較的低電圧で駆動でき、コンパクトな構成であり、高速走査が可能で、2つの駆動信号のクロストークを低減できる光偏向器を実現できた。
(実施例2)
本実施例は本発明による光偏向器の第二態様である。図3にその構成を示す。図3(a)は、光偏向器の反射面と反対側の面から見た可動部分の構成図、図3(b)はA-A’断面図であり、その構成は実施例1と略同様である。
本実施例が実施例1と異なる点は、共通基板9に設けた複数の凹部25に、固定櫛型電極7とコイル基板22とを設置したことにある。凹部25はフォトリソグラフィーとエッチングの手法により共通基板9に精度良く形成することが可能である。本実施例においては、共通基板9として面方位(100)の単結晶シリコン基板を用い、100℃に加熱した30%の水酸化カリウム水溶液を用いて200μmの深さの凹部25を形成する。
本実施例に示す様に、凹部25に固定櫛型電極7とコイル基板22とを設置することにより、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との相対位置、および、可動ミラー1とコイル基板22との相対位置を精度良く形成することができた。
(実施例3)
本実施例は本発明による光偏向器の第三態様である。図4にその構成を示す。図4(a)は、光偏向器の反射面と反対側の面から見た可動部分の構成図、図4(b)はA-A’断面図、図4(c)はB-B’断面図である。本実施例においても、可動ミラー1は2つのトーションバー2によりジンバル3にねじり回転可能に支持されている。可動ミラー1上には反射膜11が形成され、また、可動ミラー1の反射膜11と反対面上には可動コイル31が形成されている。可動コイル31の最内周端と最外周端からは、トーションバー2、ジンバル3、トーションバー4上を経て配線が引き出され、フレーム5上の電極パッド33にそれぞれ接続されている。
さらに、本実施例においても、ジンバル3は2つのトーションバー4により可動ミラー1の回転軸と直交する軸方向にねじり回転可能にフレーム5に支持されている。そして、可動ミラー1、トーションバー2、ジンバル3、トーションバー4、およびフレーム5は、厚さ150μmのシリコン基板をエッチング加工することにより一体形成される。また、上記実施例と同様に、ジンバル3には2つの可動櫛型電極6が形成され、可動櫛型電極6と隙間を隔てて互いに噛み合うように2つの固定櫛型電極7が配置されている。フレーム5はスペーサ10を介して共通基板9に接合される。
本実施例では、共通基板9の表面に設けた複数の凹部25に、2つの固定櫛型電極7と3つの固定磁石32とが設置されている。2つの固定櫛型電極7は取り出し電極8を介して凹部25に配置されている。また、3つの固定磁石32は接着剤により凹部25に固定されている。本実施例の凹部25は高密度プラズマを用いたドライエッチングにより形成した。
3つの固定磁石32はいずれもFeとCrとCoを含有する円筒状の永久磁石であり、長手方向に着磁されている。また、中央の固定磁石32と両脇の固定磁石32とは互いに逆方向に着磁されており、可動ミラー1を駆動させる磁場が可動コイル31に対して効果的に作用する配置となっている。ただし、固定磁石の数、着磁方向、配置形態はこれに限らず、磁場が可動コイル31に対して効果的に作用する態様であれば、どの様なものでもよい。また、3つの固定磁石32は、図4(a)のようにジンバル3を支持するトーションバー4の伸長方向と平行な方向に一列に配置されている。これにより、ジンバル3の揺動範囲が3つの固定磁石32の存在で制限されず、ジンバル3の偏向角を大きく取れる構造となっている。更に、3つの固定磁石32は、可動コイル31を支持するトーションバー2の伸長方向と直角な方向に配置されているが、3つが図4(c)に示すごとく空間を開けて離散的に配置されているので可動ミラー1が揺動する際にその端部が固定磁石32に触れる恐れは無く、可動ミラー1の偏向角も大きく取れる構造となっている。
本実施例による光偏向器は、さらに、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間に電位差を発生させ、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間に働く静電力によりジンバル3を駆動させる静電駆動手段(不図示)と、可動コイル31に電流を流すことで発生する磁場が固定磁石32と作用することにより、可動ミラー1を駆動させる電磁駆動手段(不図示)とを有している。
本実施例の駆動方法を説明する。本実施例においては、可動ミラー1を共振駆動により駆動し、ジンバル3をノコギリ波駆動信号を用いたDC制御により駆動する。まず、ジンバル3の駆動方法について説明すると、駆動電源と制御回路よりなる静電駆動手段により、可動櫛型電極6と固定櫛型電極7との間に60Hzのノコギリ波を印加して、ジンバル3を±10°の偏向角範囲で偏向させる。
本実施例では、ジンバル3の外形寸法は4×10mm、厚さは150μmとする。また、トーションバー4の長さは4mm、幅は130μm(上記実施例のものより相当大きくなっている)、厚さは150μmである。ジンバル3の共振周波数は600Hz、トーションバー4のばね定数は1.5×10−3[Nm]であって、ジンバル3を±10°偏向させるために必要なトルクは2.5×10−4[Nm]である。ここにおいて必要とされる電圧は約1.2kVであった。本実施例においては、上記の様に、ジンバル3の駆動に共振駆動でなくノコギリ波によるDC駆動を用いる。DC駆動では駆動電圧が比較的高くなる欠点はあるが、画像形成において画像データを並べ替える必要が無い点で、1フレーム分のメモリが必要な往復利用の共振駆動と比較して有利である。
次に、可動ミラー1の駆動方法について説明する。駆動電源と制御回路よりなる電磁駆動手段を用いて、可動コイル31に可動ミラー1のねじり振動周波数と同じ周波数の交流電流を流すことにより交流磁界を発生させ、この磁界と3つの固定磁石32との作用により可動ミラー1を電磁駆動させる。
本実施例では、可動ミラー1の外形寸法は1.1×1.3mm、厚さは150μm、慣性モーメントIは7×10−14 [kgm2]とする。トーションバー2の長さは3.7mm、幅は100μm、厚さは150μmである。また、可動ミラー1の共振周波数は20kHzで、偏向角は±12°である。さらに、可動コイル31の配線幅は30μm、厚さは1μm、ターン数は10ターンである。この場合、共振のQ値は約3000であり、駆動に必要な電圧は約10Vであった。
上記構成の本実施例では、ジンバル3の回転軸伸長方向と平行な方向に固定磁石32を一列に配置することにより、ジンバル3の偏向角を妨げずに可動ミラー1の偏向を行なえた。また、凹部25を形成してそこに固定磁石32を納めることで固定磁石32の長さを大きくすることができ、磁場発生力を大きくできた。
(実施例4)
本実施例は、本発明による光偏向器を用いた画像形成装置の例である。図5に本実施例の構成を示す。まず、光源変調駆動部51から出た変調信号52により直接変調光源53の変調を行う。本実施例においては、直接変調光源53として赤色の半導体レーザを用いた。直接変調光源53は、また、赤色、青色、緑色の直接変調可能な光源を用い、これらを混色光学系にて混色して用いてもよい。直接変調光源53から直接変調された出力光54は、光偏向器55の反射面に照射される。さらに、光偏向器55により2次元的に偏向された反射光は、補正光学系56を通って画像表示体57上に画像として表示される。補正光学系56は、投影による画像の歪みを補正する光学系である。
本実施例の光偏向器55は、両方向において共振駆動である実施例2による光偏向器であり、光偏向器55を用いて出力光54をラスタ走査することにより、画像表示体57に画像を表示する。高速走査(可動ミラー)は、周波数20kHzの往復描画であり、偏向角は±10°で、反射角にすると±20°である。低速走査(ジンバル)は、30Hzの往復描画であり、偏向角は±8°で、反射角にすると±16°である。また、光偏向器55の駆動電圧は8Vである。
上記構成の本実施例により、コンパクトな構成を有し、比較的低電圧で駆動でき、偏向角が大きく、高精細な画像が得られる画像形成装置を実現することができた。
本発明の一実施形態および実施例1による光偏向器を示す図。 図1の光偏向器の駆動状態を示す図。 実施例2による光偏向器を示す図。 実施例3による光偏向器を示す図。 実施例4による画像形成装置を示す図。 従来例による光偏向器を示す図。 従来例による光偏向器を示す図。 従来例による光偏向器を示す図。 従来例による光偏向器を示す図。 従来例による光偏向器を示す図。
符号の説明
1 可動ミラー
2、4 トーションバー
3 ジンバル
5 フレーム
6 可動櫛型電極
7 固定櫛型電極
8 固定櫛型電極の取り出し電極
9 共通基板
10 スペーサ
11 反射膜
20 可動磁石
21 固定コイル
22 コイル基板
23 固定コイルの取り出し電極
25 凹部
31 可動コイル
32 固定磁石
33 電極パッド
51 光源変調駆動部
52 変調信号
53 直接変調光源
54 直接変調された出力光
55 光偏向器
56 補正光学系
57 画像表示体

Claims (9)

  1. 可動ミラーと、該可動ミラーを第1の支持部により回転軸の回りで揺動可能に支持するジンバルと、該ジンバルを第2の支持部により該可動ミラーの回転軸と角度をなす回転軸の回りで揺動可能に支持するフレームと、前記ジンバル上の該ジンバルの揺動方向とほぼ平行な面を持つ可動電極と、該可動電極の面と対向し合うように配置された固定電極と、可動電極と固定電極との間に働く静電力により該ジンバルを変位させる静電駆動手段と、電磁力により該可動ミラーを変位させる電磁駆動手段とを有することを特徴とする光偏向器。
  2. 前記可動電極は可動櫛型電極であり、前記固定電極は、該可動櫛型電極と隙間を隔てて互いに噛み合うように配置される固定櫛型電極である請求項1記載の光偏向器。
  3. 前記電磁駆動手段は、固定コイルと、前記可動ミラー上に配置される可動磁石とを有し、該固定コイルと該可動磁石との間に働く電磁力により該可動ミラーを変位させる請求項1または2に記載の光偏向器。
  4. 前記電磁駆動手段は、少なくとも1つ以上の固定磁石と、前記可動ミラー上に配置される可動コイルとを有し、該固定磁石と該可動コイルとの間に働く電磁力により該可動ミラーを変位させる請求項1または2に記載の光偏向器。
  5. 前記固定磁石が複数であり、かつ、ジンバルの回転軸と平行に一列に配置されている請求項4に記載の光偏向器。
  6. 前記フレーム、前記固定電極、前記固定コイルが形成されたコイル基板、前記固定磁石のうちの少なくとも1つが共通基板に支持されている請求項1乃至5のいずれかに記載の光偏向器。
  7. 前記固定電極、前記コイル基板、前記固定磁石のうちの少なくとも1つが前記共通基板に形成された凹部に設置されている請求項6に記載の光偏向器。
  8. 前記電磁駆動手段と前記静電駆動手段の少なくとも一方が、前記可動ミラーまたは前記ジンバルを共振駆動させる手段である請求項1乃至7のいずれかに記載の光偏向器。
  9. 光源、該光源からの光を偏向する請求項1乃至8のいずれかに記載の光偏向器を具備し、該光偏向器からの光で画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2003415786A 2003-12-12 2003-12-12 光偏向器 Pending JP2005173411A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415786A JP2005173411A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 光偏向器
US11/003,455 US7220009B2 (en) 2003-12-12 2004-12-06 Optical deflector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415786A JP2005173411A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 光偏向器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005173411A true JP2005173411A (ja) 2005-06-30
JP2005173411A5 JP2005173411A5 (ja) 2007-01-25

Family

ID=34650592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415786A Pending JP2005173411A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 光偏向器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7220009B2 (ja)
JP (1) JP2005173411A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224224A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Fujitsu Ltd マイクロ揺動素子およびその製造方法
JP2007212262A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Canon Inc 揺動体装置、電位測定装置、及び光偏向装置
JP2008191513A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Seiko Epson Corp アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置
WO2009119568A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 日本ビクター株式会社 2次元光偏向器及びこれを用いた画像表示装置
JP2010011547A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 発電デバイス
JP2011242799A (ja) * 2011-07-28 2011-12-01 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2012252265A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Jvc Kenwood Corp 光走査装置
JP2019104098A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 三菱電機株式会社 微小電子機械デバイス及びその検査方法、加速度センサ並びに可動ミラー装置
JP2021177214A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱電機株式会社 光走査装置及び光走査装置の調整方法

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4027359B2 (ja) 2003-12-25 2007-12-26 キヤノン株式会社 マイクロ揺動体、光偏向器、画像形成装置
JP4574396B2 (ja) * 2005-03-02 2010-11-04 キヤノン株式会社 光偏向器
US7312915B2 (en) * 2005-05-23 2007-12-25 Texas Instruments Incorporated Microelectromechanical devices with low inertia movable elements
JP4484778B2 (ja) * 2005-07-08 2010-06-16 富士フイルム株式会社 微小薄膜可動素子および微小薄膜可動素子アレイ並びに微小薄膜可動素子の駆動方法
US7817318B2 (en) * 2005-12-09 2010-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Oscillating system and optical deflector
KR100718143B1 (ko) * 2005-12-15 2007-05-14 삼성전자주식회사 2축 구동 스캐너
US7978388B2 (en) * 2006-01-12 2011-07-12 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Mirror device and mirror device manufacturing method incorporating a collision preventive structure
JP5151065B2 (ja) * 2006-05-19 2013-02-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 光スキャナ及び走査型プロジェクタ
JP2007316443A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Canon Inc 光偏向器、及びそれを用いた光学機器
US7593934B2 (en) * 2006-07-28 2009-09-22 Microsoft Corporation Learning a document ranking using a loss function with a rank pair or a query parameter
US8508098B2 (en) * 2006-12-03 2013-08-13 Maradin Technologies Ltd. Gimbaled scanning micro-mirror actuation scheme and architecture
JP2008191537A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Canon Inc 振動素子、及び振動素子を備える光偏向器
JP2009042737A (ja) * 2007-07-13 2009-02-26 Canon Inc 揺動体装置、及びそれを用いた光偏向器
JP2009025617A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Canon Inc 揺動体装置、光偏向器およびそれを用いた光学機器
JP2009122383A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Canon Inc 揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器
JP2009128463A (ja) 2007-11-21 2009-06-11 Canon Inc 揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器
JP2009163198A (ja) * 2007-12-10 2009-07-23 Canon Inc 揺動体装置の製造方法、光偏向器、画像形成装置
WO2009147654A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-10 Maradin Technologies Ltd. Gimbaled scanning micro-mirror apparatus
DE102009000599B4 (de) * 2009-02-04 2021-03-18 Robert Bosch Gmbh Elektrostatischer Antrieb, Verfahren zum Betreiben eines mikromechanischen Bauteils mit einem elektrostatischen Antrieb und Herstellungsverfahren für einen elektrostatischen Antrieb
JP5335654B2 (ja) 2009-12-04 2013-11-06 キヤノン株式会社 モード変換素子
JP2013102060A (ja) 2011-11-09 2013-05-23 Canon Inc 荷電粒子光学系、及びそれを用いた描画装置
CN102963857B (zh) * 2012-10-17 2015-04-15 东南大学 一种电磁驱动调变齿间隙的微机电梳齿机构
GB201312817D0 (en) * 2012-11-29 2013-08-28 Dann Engineering Ltd Scanning apparatus
CN108347239B (zh) * 2018-05-04 2024-01-26 上海交通大学 一种电磁驱动双稳态光开关
KR102581631B1 (ko) 2018-06-26 2023-09-22 미쓰미덴기가부시기가이샤 회전 왕복 구동 액추에이터
EP3628964B1 (de) * 2018-09-28 2024-02-14 Hexagon Technology Center GmbH Opto-elektro-mechanisches strahlmanipulationssystem

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4421381A (en) 1980-04-04 1983-12-20 Yokogawa Hokushin Electric Corp. Mechanical vibrating element
US4317611A (en) 1980-05-19 1982-03-02 International Business Machines Corporation Optical ray deflection apparatus
JPS6057051A (ja) 1983-09-05 1985-04-02 Mitsubishi Electric Corp 遠心式無段変速装置
JPS6057052A (ja) 1983-09-05 1985-04-02 Mitsubishi Electric Corp 遠心式無段変速装置
JPS6082711A (ja) 1983-10-13 1985-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線バ−ナ
JPS60107017A (ja) 1983-11-16 1985-06-12 Hitachi Ltd 光偏向素子
US6334573B1 (en) * 1990-05-29 2002-01-01 Symbol Technologies, Inc. Integrated scanner on a common substrate having an omnidirectional mirror
JPH04343318A (ja) 1991-05-20 1992-11-30 Fuji Electric Co Ltd ねじり振動子
US5819822A (en) * 1996-03-29 1998-10-13 Caterpillar Inc. Fluid filler tool for a spin-on fluid filter
JPH10293134A (ja) 1997-02-19 1998-11-04 Canon Inc 光検出または照射用のプローブ、及び該プローブを備えた近視野光学顕微鏡・記録再生装置・露光装置、並びに該プローブの製造方法
JPH11166935A (ja) 1997-09-25 1999-06-22 Canon Inc 光検出または照射用の光プローブと該プローブを備えた近視野光学顕微鏡、及該光プローブの製造方法とその製造に用いる基板
US6477132B1 (en) 1998-08-19 2002-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Probe and information recording/reproduction apparatus using the same
JP3554233B2 (ja) 1998-10-28 2004-08-18 キヤノン株式会社 光プローブの製造方法
US6327087B1 (en) 1998-12-09 2001-12-04 Canon Kabushiki Kaisha Optical-thin-film material, process for its production, and optical device making use of the optical-thin-film material
US6436265B1 (en) 1999-03-29 2002-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Microstructure array, and apparatus and method for forming the microstructure array, and a mold for fabricating a microstructure array
JP3513448B2 (ja) 1999-11-11 2004-03-31 キヤノン株式会社 光プローブ
US6330102B1 (en) 2000-03-24 2001-12-11 Onix Microsystems Apparatus and method for 2-dimensional steered-beam NxM optical switch using single-axis mirror arrays and relay optics
JP2003015064A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Fujitsu Ltd マイクロミラー素子
JP3970066B2 (ja) * 2002-03-18 2007-09-05 オリンパス株式会社 光偏向器及び電磁型アクチュエータ
JP3862623B2 (ja) 2002-07-05 2006-12-27 キヤノン株式会社 光偏向器及びその製造方法
JP2005173436A (ja) 2003-12-15 2005-06-30 Canon Inc 光偏向器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224224A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Fujitsu Ltd マイクロ揺動素子およびその製造方法
JP4573664B2 (ja) * 2005-02-16 2010-11-04 富士通株式会社 マイクロ揺動素子およびその製造方法
US8142670B2 (en) 2005-02-16 2012-03-27 Fujitsu Limited Micro-oscillating element and method of making the same
JP2007212262A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Canon Inc 揺動体装置、電位測定装置、及び光偏向装置
JP2008191513A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Seiko Epson Corp アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置
WO2009119568A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 日本ビクター株式会社 2次元光偏向器及びこれを用いた画像表示装置
JP2010011547A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 発電デバイス
JP2012252265A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Jvc Kenwood Corp 光走査装置
JP2011242799A (ja) * 2011-07-28 2011-12-01 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2019104098A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 三菱電機株式会社 微小電子機械デバイス及びその検査方法、加速度センサ並びに可動ミラー装置
JP2021177214A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱電機株式会社 光走査装置及び光走査装置の調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7220009B2 (en) 2007-05-22
US20050128609A1 (en) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005173411A (ja) 光偏向器
JP4928301B2 (ja) 揺動体装置、その駆動方法、光偏向器、及び光偏向器を用いた画像表示装置
JP4092283B2 (ja) 2次元光スキャナ及び光学装置
US9293975B2 (en) Actuator, optical scanner, and image forming apparatus
WO2012070610A1 (ja) 光走査装置
US8988750B2 (en) Optical scanner, mirror chip, method of manufacturing optical scanner, and image forming apparatus
CN109521561A (zh) 一种电磁mems微镜
CN100380172C (zh) 电磁扫描微镜以及使用其的光学扫描装置
JP2015087444A (ja) 光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP2005169553A (ja) マイクロアクチュエータ
JP2008122622A (ja) 光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置
JP2003195204A (ja) 光偏向器及び光偏向器アレイ
JP2005250078A (ja) 光偏向器
JP2006115683A (ja) 静電アクチュエータ及び光走査装置
JP5092406B2 (ja) アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置
JP6579241B2 (ja) 光スキャナーおよびヘッドマウントディスプレイ
JP7546752B2 (ja) アクチュエーター
JP4446345B2 (ja) 光偏向素子と光偏向器と光走査装置及び画像形成装置
JP7562469B2 (ja) マイクロミラーデバイス及び光走査装置
WO2024062856A1 (ja) マイクロミラーデバイス及び光走査装置
JP4448425B2 (ja) 小型撮像装置
JP2011100074A (ja) 光学デバイス、光走査装置及び画像形成装置
JP2006133387A (ja) 揺動体装置、及びその作製方法
JP2006145962A (ja) 二次元光偏向器及び該二次元光偏向器を用いた光学機器
JPWO2009072515A1 (ja) 光スキャナ及び光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080819