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JP2004324877A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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JP2004324877A JP2003416982A JP2003416982A JP2004324877A JP 2004324877 A JP2004324877 A JP 2004324877A JP 2003416982 A JP2003416982 A JP 2003416982A JP 2003416982 A JP2003416982 A JP 2003416982A JP 2004324877 A JP2004324877 A JP 2004324877A
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Abstract

【課題】ラインフィルタを通り抜けた異物や、油路の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等を除去することができるトロイダル型無段変速機を提供することにある。
【解決手段】入力軸と、この入力軸に互いに同心に、かつ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクの中心軸の方向に対して直角方向となる位置に傾転軸22を有し、この傾転軸を中心として傾転する少なくとも一対のトラニオン21と、このトラニオンにパワーローラベアリング11を介して回転自在に支持されるとともに前記入力ディスク及び出力ディスクのトラクション面同士の間に挟持された複数個のパワーローラ10と、ラインフィルタ42から潤滑油を油路30,31,34を通じて前記パワーローラベアリングへ供給する潤滑系とを備え、前記ラインフィルタ42から前記油路出口31aまでの間に、この区間の異物を捕捉するメッシュフィルタ47を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば自動車用の変速機として用いるトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用の変速機として用いるトロイダル型無段変速機は、図11及び図12に示すように構成されている。すなわち、エンジン等の駆動源(図示しない)に連結される入力軸1には入力ディスク2と出力ディスク3がニードルベアリングを介して回転自在に支持されている。入力ディスク2の背面側にはカム板4が入力軸1に対してスプライン係合しており、カム板4と入力ディスク2との間にはローラ5が介在され、入力ディスク2を出力ディスク3側に押し付けるローディングカム式あるいは油圧ローディング式の押圧機構6が設けられている。
入力ディスク2と出力ディスク3との間には傾転軸7を中心として揺動するトラニオン8a,8bが設けられている。トラニオン8a,8bにはラジアルニードルベアリング8を介して変位軸9が設けられている。そして、この変位軸9にはニードルベアリング9aを介してパワーローラ10が回転自在に支持されている。このパワーローラ10は入力ディスク2及び出力ディスク3と接するトラクション部を有し、入力ディスク2と出力ディスク3との間に傾転自在に転接されている。
また、トラニオン8a,8bとパワーローラ10との間にはパワーローラベアリング11が設けられている。このパワーローラベアリング11はパワーローラ10に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、パワーローラ10の回転を許容するものである。このようなパワーローラベアリング11の複数個の玉12はトラニオン8a,8b側に設けられた円環状の外輪13と回転部としてのパワーローラ10との間に設けられた円環状の保持器14によって保持されている。さらに、前記トラニオン8a,8bを傾転自在に支持するヨーク15にはラジアルベアリング16が設けられ傾転軸7を支持している。
前述したトロイダル型無段変速機において、トラクション性の確保のため、入出力ディスクとパワーローラ間の動力伝達は、両者の間に油膜を介在させ、この油膜の剪断力によって動力を伝達させている。このため、吸込み側にラインフィルタを有したエンジン駆動式のオイルポンプによってオイルパンに集溜された潤滑油を吸い上げ、トラニオンの駆動ロッドに設けた油路を介して入出力ディスクのトラクション面に供給したり、パワーローラのトラクション面に供給する潤滑系が設けられた技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平11−153203号公報 特開2002−286110号公報
前述のように、オイルポンプの吸込み側にラインフィルタを設けることにより、ある規定以上の大きさの異物を取り除くことができる。しかし、ラインフィルタで取り切れない異物やラインフィルタから油路出口までの油路中にバリが残っている場合や、変速機の組立て時にゴミが入った場合、潤滑油とともに異物がパワーローラへ噴出してしまう。
トロイダル型無段変速機のパワーローラベアリングは、特に高面圧、高回転で使用されるため、こうした異物の噛み込みにより、パワーローラベアリングの寿命を低下させてしまうという問題がある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、パワーローラベアリングの異物の噛み込みを防止し、パワーローラベアリングの寿命を延ばすことができるトロイダル型無段変速機を提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、入力軸と、この入力軸に互いに同心に、かつ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクの中心軸の方向に対して直角方向となる位置に傾転軸を有し、この傾転軸を中心として傾転する少なくとも一対のトラニオンと、このトラニオンにパワーローラベアリングを介して回転自在に支持されるとともに前記入力ディスク及び出力ディスクのトラクション面同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、ラインフィルタから潤滑油を油路を通じて前記パワーローラベアリングへ供給する潤滑系とを備えたトロイダル型無段変速機において、前記ラインフィルタから前記油路の出口までの間に、この区間の異物を捕捉するメッシュフィルタを設けたことを特徴とする。
請求項2は、入力軸と、この入力軸に互いに同心に、かつ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクの中心軸の方向に対して直角方向となる位置に傾転軸を有し、この傾転軸を中心として傾転する少なくとも一対のトラニオンと、このトラニオンにパワーローラベアリングを介して回転自在に支持されるとともに前記入力ディスク及び出力ディスクのトラクション面同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、ラインフィルタを通過した潤滑油を油路を通じて前記パワーローラベアリングへ供給する潤滑系とを備えたトロイダル型無段変速機において、前記ラインフィルタから前記油路の出口までの間に、この区間の異物を捕捉する磁石部材を設けたことを特徴とする。
請求項3は、請求項1または2において、前記パワーローラベアリングの外周側にシール部材を設けたことを特徴とする。
請求項4は、請求項1に記載のメッシュフィルタと請求項2の磁石部材を組合わせてなることを特徴とする。
請求項5は、請求項1に記載のメッシュフィルタと請求項2記載の磁石部材と請求項3のシール部材を組合わせてなることを特徴とする。
請求項6は、請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記トラニオンの下端に設けられた軸内に配置したことを特徴とする。
請求項7は、請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記パワーローラの内輪と外輪との間に配置したことを特徴とする。
請求項8は、請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記パワーローラの外輪と一体に設けられた変位軸の油穴に配置したことを特徴とする。
請求項9は、請求項8において、前記トラニオンと前記パワーローラの外輪との間に配置されたスラスト軸受の外周部にシール部材を設けたことを特徴とする。
前記構成によれば、ラインフィルタからパワーローラベアリングの油路出口の間に異物を捕捉するメッシュフィルタ及び/または磁石部材を設けることにより、ラインフィルタを通り抜けた異物や、油路の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等を除去することができる。従って、潤滑油とともに異物がパワーローラへ噴出するのを防止できる。
この発明によれば、ラインフィルタからパワーローラベアリングの油路出口の間に異物を捕捉するメッシュフィルタ及び/または磁石部材を設けることにより、ラインフィルタを通り抜けた異物や、油路の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等を除去することができる。従って、潤滑油とともに異物がパワーローラへ噴出するのを防止できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は第1の実施形態を示し、図1はトラニオンの縦断側面図、図2(a)〜(c)はバルブボディを拡大した縦断側面図であり、従来と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
図1に示すように、トラニオン21の両端部には互いに同心の一対の傾転軸22が設けられている。これら傾転軸22の周囲には外輪23が同心に配置されている。外輪23の内周面と傾転軸22の外周面との間にはそれぞれ複数本のニードル24が転動自在に設けられ、ラジアルニードルベアリング25を構成している。そして、トラニオン21の傾転軸22はラジアルニードルベアリング25を介してトラニオン支持部材としてのヨーク26に回転自在に支持されている。
傾転軸22の下端部には軸方向に固定孔27が設けられている。この固定孔27には駆動ロッド28の上端部が挿入され、駆動ロッド28は軸方向と直角方向に貫通するピン29によって傾転軸22に対して一体的に結合されている。
駆動ロッド28の軸心には軸方向に貫通する油路30が設けられている。この油路30の上端部はトラニオン21に設けられた油路31と連通し、ラジアルニードルベアリング8及びパワーローラベアリング11に潤滑油を供給するようになっている。この油路30の下端部は駆動ロッド28の径方向に貫通する貫通孔32を介してバルブボディ33の油路34と連通している。
また、駆動ロッド28の下端部には油圧ピストン35が設けられている。バルブホディ33は上部バルブボディ33aと下部バルブボディ33bとに分割され、分割面には油圧ピストン35を収納する駆動シリンダ36が設けられている。駆動シリンダ36の上側は上部バルブボディ33aに設けられた案内胴37と連通し、この案内胴37の内周面との油圧ピストン35のボス部38とはシール材39によってシールされている。駆動シリンダ36の下側は下部バルブボディ33bに設けられた案内胴40と連通し、この案内胴40の内周面との油圧ピストン35のボス部38とはシール材41によってシールされている。
バルブボディ33に設けられた油路34は、吸込み側にラインフィルタ42を有したエンジン駆動式のオイルポンプ43と配管44を介して連通している。そして、オイルポンプ43によって潤滑油を潤滑系としての油路34、30、31の順に圧送し、パワーローラ12のラジアルニードルベアリング8及びパワーローラベアリング11に潤滑油を供給するとともに、入出力ディスク2,3のトラクション面に供給したり、パワーローラ10のトラクション面に潤滑油を供給するようになっている。
さらに、トラニオン21に設けられた油路31の油路出口31aはトラニオン21の内面21aに開口している。この油路出口31aと対向する変位軸9には軸心に対して偏心した位置に軸方向に空洞部45が設けられ、この空洞部45には変位軸9の外周面に開口する油供給ポート46が設けられている。そして、油路出口31aから空胴部45に供給された潤滑油を油供給ポート46からパワーローラベアリング11やニードルベアリング9aに供給するようになっている。
さらに、図2(a)に示すように、下部バルブボディ33bの油路34の吐出側、つまり案内胴37に近接した位置にはラインフィルタ42を通り抜けた異物や、油路34の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等を捕捉するメッシュフィルタ47が設けられている。このメッシュフィルタ47のメッシュサイズは、パワーローラベアリング11の寿命、潤滑油の流動性、メッシュフィルタ47の目詰まりを考えて50〜200μmが望ましい。
図2(b)は第1の実施形態の変形例1を示し、下部バルブボディ33bの油路34の内部における下面に1個もしくは複数個の磁石部材48が設けられている。この磁石部材48はバリ、鉄系の異物を吸着して潤滑油中の異物を減少させることができる。
図2(c)は第1の実施形態の変形例2を示し、下部バルブボディ33bの油路34の吐出側、つまり案内胴37に近接した位置にはラインフィルタ42を通り抜けた異物や、油路34の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等を捕捉するメッシュフィルタ47が設けられている。さらに、油路34の内部における下面に磁石部材48が設けられている。
従って、ラインフィルタ42を有したエンジン駆動式のオイルポンプ43から配管44を介して潤滑油が圧送されると、下部バルブボディ33bの油路34、30、31の順に導かれる。このとき、油路34,30,31の途中にあったゴミ、バリ、鉄粉等の異物はメッシュフィルタ47または磁石部材48によって捕捉され、潤滑油とともにパワーローラ12のラジアルニードルベアリング8、パワーローラベアリング11や入出力ディスク2,3、パワーローラ10のトラクション面に異物が供給されることはなく、パワーローラベアリング11等への異物の噛み込みを防止し、パワーローラベアリング11等の寿命を延ばすことができる。
図3(a)は第2の実施形態を示し、駆動ロッド28の軸方向に設けられた油路30の入口30aには第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。
図3(b)は第2の実施形態の変形例1を示し、駆動ロッド28の軸方向に設けられた油路30の内部には第1の実施形態と同様の1個もしくは複数個の磁石部材48が設けられている。
図3(c)は第2の実施形態の変形例2を示し、駆動ロッド28の軸方向に設けられた油路30の入口30aには第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。さらに、駆動ロッド28の軸方向に設けられた油路30の内部には第1の実施形態と同様の磁石部材48が設けられている。
図4(a)は第3の実施形態を示し、トラニオン21に設けられた油路31の油路出口31aに第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。
図4(b)は第3の実施形態の変形例1を示し、トラニオン21に設けられた油路31の内部には第1の実施形態と同様の磁石部材48が設けられている。
図4(c)は第3の実施形態の変形例2を示し、トラニオン21に設けられた油路31の油路出口31aに第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。さらに、トラニオン21に設けられた油路31の内部には第1の実施形態と同様の磁石部材48が設けられている。
図5(a)は第4の実施形態を示し、変位軸9の空洞部45の入口45aには第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。
図5(b)は第4の実施形態の変形例1を示し、変位軸9の空洞部45の内部には第1の実施形態と同様の磁石部材48が設けられている。
図5(c)は第4の実施形態の変形例2を示し、変位軸9の空洞部45の入口45には第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。さらに、変位軸9の空洞部45の内部には第1の実施形態と同様の磁石部材48が設けられている。
図6は第5の実施形態を示し、トラニオン21の内面21aとパワーローラ10の背面との間で、トラニオン21に設けられた油路31の油路出口31aに対向して第1の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。
図7(a)は第6の実施形態を示し、パワーローラベアリング11の外周にはシール部材49が設けられている。このシール部材49は円環状で、その一端がパワーローラ10に固定され、他端は外輪13の外周にラップしている。このシール部材49はパワーローラベアリング11が回転停止したとき、潤滑油中に掻き揚げられていた異物が落下してパワーローラベアリング11に混入するのを防止することができる。回転中は遠心力でパワーローラベアリング11の内側から外側へ潤滑油が飛散するため、外側から異物がパワーローラベアリング11に入らないが、パワーローラベアリング11の回転が止まっているときも潤滑油が供給されており、このとき、パワーローラベアリング11の外側から異物が入ることがあるが、前述のようにシール部材49によってパワーローラベアリング11の外周を覆うことにより、異物の入り込みを防止できる。
図7(b)は第6の実施形態の変形例を示し、パワーローラベアリング11の外周にはシール部材49が設けられている。このシール部材49は第6の実施形態と同様で、その一端がパワーローラ10に固定され、他端は外輪13の端面に近接して設けられている。
なお、第6の実施形態は、シール部材49について説明したが、このシール部材49と第1〜第5の実施形態のメッシュフィルタ47、磁石部材48とを組合わせることにより、一層効果的である。
図8は第7の実施形態を示し、トラニオン21の下端に設けられた軸、すなわち駆動ロッド28の油路30の途中には第1〜第6の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。従って、トラニオン21の下端に設けられる駆動ロッド28の穴加工の際に発生したバリ等がパワーローラベアリング11へ運ばれることはなく、パワーローラベアリング11の高寿命化が実現できる。
図9は第8の実施形態を示し、パワーローラ10の内輪10aと外輪13との間には変位軸9を囲繞するように、第1〜第7の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。従って、パワーローラベアリング11の玉12と転走面との間に異物の混入を防止でき、パワーローラベアリング11の高寿命化が実現できる。
図10は第9の実施形態を示し、パワーローラ10の外輪13と変位軸9とが一体に形成され、変位軸9の空洞部45の内部には第1〜第8の実施形態と同様のメッシュフィルタ47が設けられている。通常、外輪13を変位軸9に挿入するとき、隙間から潤滑油が流れる可能性があるが、本実施形態のように、外輪13と変位軸9とを一体とすることにより、空洞部45からのみ潤滑油が流れる。しかし、この空洞部45にメッシュフィルタ47が配置されているため、コンタミを確実に除去できる。さらに、本実施形態は、トラニオン21とパワーローラ10の外輪13との間に配置されたスラスト軸受50の外周部にはシール部材51が設けられている。従って、コンタミが詰まって流れにくくなったときに、潤滑油がスラスト軸受50側から流れるのを防止できる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示し、トラニオンの縦断側面図。 (a)は同実施形態のバルブボディを拡大した縦断側面図、(b)(c)は同実施形態の変形例を示す縦断側面図。 (a)はこの発明の第2の実施形態を示し、駆動ロッドの縦断側面図、(b)(c)は同実施形態の変形例を示す縦断側面図。 (a)はこの発明の第3の実施形態を示し、トラニオンの縦断側面図、(b)(c)は同実施形態の変形例を示す縦断側面図。 (a)はこの発明の第4の実施形態を示し、変位軸の縦断側面図、(b)(c)は同実施形態の変形例を示す縦断側面図。 この発明の第5の実施形態を示し、トラニオン及びパワーローラ周辺の縦断側面図。 (a)はこの発明の第6の実施形態を示し、パワーローラの一部を示す縦断側面図、(b)は同実施形態の変形例を示す縦断側面図。 この発明の第7の実施形態を示し、トラニオンの縦断側面図。 この発明の第8の実施形態を示し、パワーローラ周辺部の縦断側面図。 この発明の第9の実施形態を示し、トラニオンの縦断側面図。 従来のトロイダル型無段変速機の縦断側面図。 図11のX−X線に沿う断面図。
符号の説明
1…入力軸、2…入力ディスク、3…出力ディスク、7…傾転軸、10…パワーローラ、21…トラニオン、30,31,34…油路、42…ラインフィルタ、47…メッシュフィルタ、48…磁石部材

Claims (9)

  1. 入力軸と、この入力軸に互いに同心に、かつ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクの中心軸の方向に対して直角方向となる位置に傾転軸を有し、この傾転軸を中心として傾転する少なくとも一対のトラニオンと、このトラニオンにパワーローラベアリングを介して回転自在に支持されるとともに前記入力ディスク及び出力ディスクのトラクション面同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、ラインフィルタから潤滑油を油路を通じて前記パワーローラベアリングへ供給する潤滑系とを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記ラインフィルタから前記油路の出口までの間に、この区間の異物を捕捉するメッシュフィルタを設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 入力軸と、この入力軸に互いに同心に、かつ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクの中心軸の方向に対して直角方向となる位置に傾転軸を有し、この傾転軸を中心として傾転する少なくとも一対のトラニオンと、このトラニオンにパワーローラベアリングを介して回転自在に支持されるとともに前記入力ディスク及び出力ディスクのトラクション面同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、ラインフィルタを通過した潤滑油を油路を通じて前記パワーローラベアリングへ供給する潤滑系とを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記ラインフィルタから前記油路の出口までの間に、この区間の異物を捕捉する磁石部材を設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  3. 請求項1または2において、前記パワーローラベアリングの外周側にシール部材を設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  4. 請求項1に記載のメッシュフィルタと請求項2の磁石部材を組合わせてなることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  5. 請求項1に記載のメッシュフィルタと請求項2記載の磁石部材と請求項3のシール部材を組合わせてなることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  6. 請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記トラニオンの下端に設けられた軸内に配置したことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  7. 請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記パワーローラの内輪と外輪との間に配置したことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  8. 請求項1または2において、前記メッシュフィルタを前記パワーローラの外輪と一体に設けられた変位軸の油穴に配置したことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  9. 請求項8において、前記トラニオンと前記パワーローラの外輪との間に配置されたスラスト軸受の外周部にシール部材を設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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