JP2004348380A - シンクライアントシステム、シンクライアント端末機、中継装置、サーバ装置及びシンクライアント端末画面表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機15とサーバ17との間に接続されたゲートウェイ19によって、携帯電話機15の画面と、サーバ17で制御可能状態となっているウィンドウ57との双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機15の画面にウィンドウ57をこの画面のスクロールバーと共に表示するためのウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求める。サーバ17にて、その求められた表示部位の情報に対応するウィンドウ57の表示部位を取得し、この表示部位を縮尺率に応じて拡大又は縮小を行って画面情報を作成し、ゲートウェイ19を介して携帯電話機15へ送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント−サーバコンピューティングモデルの一変形として、シンクライアント端末機の処理負荷を大幅に軽減し、システム全体としての運用・管理コストを削減するために構築されたシンクライアントシステム、シンクライアント端末機、中継装置、サーバ装置及びシンクライアント端末画面表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業のOA(Office Automation)化が進み、一般社員にも専用のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)が割り当てられるようになり、その導入コストが増大傾向にある。これに加えて、個々のPCにおけるアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとも称す)のインストールやバージョンアップ、ハードウェアのメンテナンス等にかかる運用・管理コスト(TCO)も増大している。
【0003】
これらのコストの低減を図るために、クライアント−サーバコンピューティングモデルを拡張し、一般社員が使用するクライアントコンピュータには、複雑で高価なパソコンは使用せず、画面表示やキー/マウス入力など最低限の機能のみを持った低価格な専用のコンピュータを配備し、アプリケーションなどの資源は、サーバで一元管理するという方式が提案されている。
【0004】
この様なモデルのことをシンクライアント−サーバコンピューティングモデルと称する(以下では単にシンクライアントシステムと称する)。また、このような用途で利用することを目的としたコンピュータ端末機をシンクライアント端末機、サーバをアプリケーションサーバというが、このアプリケーションサーバは、以下では単にサーバとも称する。
【0005】
一方で、携帯電話機において、JAVA(登録商標)実行環境がサポートされる用になる等、高機能化が進むことにより、携帯電話機をシンクライアント端末機とすることも実現可能となっている。これによって、外出先等から企業内、家庭内のPCを遠隔操作するという新たな用途に、シンクライアントシステムを適用することが可能となる。
【0006】
この為の携帯電話機向けシンクライアントシステム等の研究も進んでいる。下記の非特許文献1では、主として、サーバと携帯電話機の入出力仕様の違い、例えば、サーバではキーボード及びマウス入力に対して携帯電話機ではダイヤルボタン入力、サーバではVGA(VideoGraphics Array)表示及びSVGA(Super Video Graphics Array)表示に対して携帯電話機では液晶画面表示などの違いに着目し、この仕様差を克服する為の方式について研究している。
【0007】
具体的には、携帯電話機において、携帯電話機に適した仕様で、サーバのGUI(Grgp11ical User Interface)をエミュレートする機能を有した疑似GUI機能を提供する。そして、サーバ上のアプリケーションのGUIを、その疑似GUI用の仕様に変換するゲートウェイを導入することにより、電子メールの作成や送受信並びに受信したメールの保存・管理を行なうソフトウェアであるメーラや、ワープロ操作等のテキスト制御系のアプリケーションや、ウィンドウシステムにおけるメニュー操作等の効率化を実現している。
【0008】
また、非特許文献1では、疑似GUIを利用したグラフィック系ソフトウェアの制御を行う機能も有している。この場合、ゲートウェイは、サーバの画面を複製して、シンクライアント端末機である携帯電話機へ送信し、携帯電話機の液晶画面上にサーバ画面を縮小表示する。また、疑似GUIは、サーバ上のマウスポインタをローカルにエミュレートする機能(疑似ポインタ機能)を提供している。
【0009】
ユーザは、その携帯電話機上に縮小表示されたサーバ画面上において、任意の地点まで疑似ポインタを移動し、当該地点においてマウスボタン操作イベントを要求することができる。疑似GUIは、そのイベントが要求された地点の座標と、イベント種別(右、左クリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップ)をゲートウェイに送信する。
【0010】
ゲートウェイは、その座標をサーバ画面の座標に変換し、サーバ上において、先の要求イベントを発生させる。更に、ゲートウェイは、その要求イベントに対するサーバのレスポンスを取得するため、再度サーバの画面情報を収集し、携帯電話機へ送信する。携帯電話機上の疑似GUIは、そのゲートウェイによって収集されたサーバ画面情報を取得すると、携帯電話機の画面上に更新後のサーバ画面を縮小表示する。
【0011】
ところで、サーバは、通常デスクトップPCやワークステーションであるが、一般に携帯電話機の画面とデスクトップPCの画面とは、縦横比が異なる。そこで、図6に示すように、サーバ(アプリケーションサーバ)画面11の一部分の表示領域(以下、一部表示領域と称する)11aを、携帯電話機画面13に表示し、ユーザの要求操作に応じて、サーバの一部表示領域11aを矢印Y1又はX1の方向にスライド(スクロール)することにより、携帯電話機画面13にサーバ画面11の全画面を表示可能としている。
【0012】
また、携帯電話機画面13は、サーバであるデスクトップPCの画面11と比較すると解像度が低い上に、物理的なサイズも極端に小さい。このため、単純にサーバ画面11を縮小表示しただけでは、文字等の確認ができない。
そこで、非特許文献1では、携帯電話機画面13に表示されるサーバ画面11の拡大/縮小を可能とすることによって文字等の認識を可能としている。更に、この場合にも、一部表示領域11aをスライドすることにより、全画面を認識可能としている。
【0013】
また、サーバのアプリケーション自体がウィンドウ機能を利用する場合、通常はサーバ画面11のスクロールバー11bと称する表示領域切り替え機能を有し、長大な文章や、大きな図面の一部分のみの表示を行っている。即ち、非特許文献1の方式を利用して携帯電話機からサーバの遠隔制御を行うユーザは、携帯電話機画面13に表示されているサーバの一部表示領域11aを、携帯電話機のキー操作によって矢印Y1方向にスクロールして、サーバのアプリケーションのスクロールバー11bを見つけた後、このスクロールバー11bを調節して、サーバ画面11の表示領域のスクロールを行うようになっている。
【0014】
【非特許文献1】
高橋竜男、“モバイル向けシンクライアントシステムの検討”情報処理学会、DICOMO 2002シンポジウム論文集、pp.491−494,Jul,2002。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した非特許文献1の方式を利用したシンクライアントシステムにおいては、携帯電話機からサーバの遠隔制御を行うユーザは、携帯電話機のキー操作によるスクロールと、携帯電話機画面13に表示 されたサーバのアプリケーションのスクロールバー11bの調節によるスクロールとの2段階のスクロール操作を行う必要がある。このため、ユーザの画面表示操作の作業量の増大と混乱を招くという問題がある。
【0016】
また、アプリケーションが、上述したようにサーバ画面11の一部表示領域11aのみを表示する場合、ユーザが制御しなくてはならないのは、ユーザが利用しているサーバのアプリケーションによってサーバで現在制御可能となっているウィンドウのみであるにもかかわらず、携帯電話機画面13に不要な背景部分11cや、サーバの別のウィンドウ(図示せず)も、そのまま表示されるため、携帯電話機の小さい画面13を効率的に利用することができないという問題がある。
【0017】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、携帯電話機等のシンクライアント端末機の画面に表示されたサーバ画面をユーザがスクロール操作で参照する際にユーザの作業量を低減することができ、シンクライアント端末機の画面を効率的に利用することができるシンクライアントシステム、シンクライアント端末機、中継装置、サーバ装置及びシンクライアント端末画面表示方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるシンクライアントシステムは、アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置と、このサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得し、この画面情報を画面に表示するシンクライアント端末機とを有するシンクライアントシステムにおいて、前記シンクライアント端末機と前記サーバ装置との間に、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求める中継装置を備え、前記サーバ装置は、前記中継装置で求められた前記表示部位の情報に対応する前記ウィンドウ画面の表示部位を取得し、この表示部位を前記縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行って得た画面情報を、前記中継装置を介して前記シンクライアント端末機へ送信することを特徴としている。
【0019】
この構成によれば、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、サーバ装置のウィンドウ画面がスクロールバーと共に表示されるので、シンクライアント端末機のユーザが所望の画面を見つけるためのスクロール操作を行う際に、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、拡大又は縮小を行って表示するので、シンクライアント端末機の小さい画面を効率よく使用することができる。
【0020】
また、本発明の請求項2によるシンクライアント端末機は、アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末機において、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信し、この送信された縮尺率及び表示部位の情報に応じて前記サーバ装置から返信される画面情報を受信することを特徴としている。
【0021】
この構成によれば、請求項1と同様な作用によって、ユーザは、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。
また、本発明の請求項3による中継装置は、アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置と、このサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末機との間に接続される中継装置において、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信し、この送信された縮尺率及び表示部位の情報に応じて前記サーバ装置から返信される画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0022】
この構成によれば、請求項1と同様な作用によって、ユーザは、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。
また、本発明の請求項4による中継装置は、請求項3において、各種のシンクライアント端末機の機種名に、該当シンクライアント端末機の画面のサイズ及び座標を対応付けて記憶する記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記シンクライアント端末機から前記サーバ装置への接続要求時に送信されてくる機種名で前記記憶手段を検索することによって、当該シンクライアント端末機の画面サイズを取得することを特徴としている。
【0023】
この構成によれば、シンクライアント端末機の機種に応じて、適正な画面のサイズ及び座標を取得することができる。
また、本発明の請求項5による中継装置は、請求項3または4において、前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の縦方向に、前記ウィンドウ画面の縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信することを特徴としている。
【0024】
この構成によれば、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、縦方向のスクロールバーの全体がウィンドウ画面と共に表示されるので、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーはシンクライアント端末機の画面の例えば右端に表示されるので、ウィンドウ画面の表示の視認性を下げることは無い。
【0025】
また、本発明の請求項6による中継装置は、請求項3または4において、前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の横方向に、前記ウィンドウ画面の横方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信することを特徴としている。
【0026】
この構成によれば、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、横方向のスクロールバーの全体がウィンドウ画面と共に表示されるので、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーはシンクライアント端末機の画面の例えば下端に表示されるので、ウィンドウ画面の表示の視認性を下げることは無い。
【0027】
また、本発明の請求項7による中継装置は、請求項3または4において、前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の横及び縦方向に、前記ウィンドウ画面の横及び縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信することを特徴としている。
【0028】
この構成によれば、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、横及び縦方向のスクロールバーの全体がウィンドウ画面と共に表示されるので、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーはシンクライアント端末機の画面の例えば右端及び下端に表示されるので、ウィンドウ画面の表示の視認性を下げることは無い。
【0029】
また、本発明の請求項8によるサーバ装置は、アプリケーションプログラムを実行すると共に、シンクライアント端末機からの画面情報の取得要求に応じて当該シンクライアント端末機へ画面情報を送信するサーバ装置において、前記シンクライアント端末機の画面に、当該サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための当該ウィンドウ画面の表示部位を取得し、この取得された表示部位が前記シンクライアント端末機の画面に表示されるように当該表示部位の拡大及び縮小の少なくとも一方を行って画面情報を作成し、この画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する画面転送手段を備えたことを特徴としている。
【0030】
この構成によれば、請求項1と同様な作用によって、ユーザは、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。
また、本発明の請求項9によるシンクライアント端末画面表示方法は、シンクライアント端末機からアプリケーションプログラムを実行するサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことによって当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末画面表示方法において、前記シンクライアント端末機の画面のサイズ及び座標の情報を取得する第1のステップと、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面のサイズ及び座標関の情報を取得する第2のステップと、前記第1及び第2のステップで取得されたシンクライアント端末機の画面と、ウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求める第3のステップと、前記第3のステップで求められた前記表示部位の情報に対応する前記ウィンドウ画面の表示部位を取得する第4のステップと、前記第4のステップで取得された表示部位を、前記第3のステップで求められた前記縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行うことにより画面情報を作成する第5のステップと、前記第5のステップで作成された画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する第6のステップとを含むことを特徴としている。
【0031】
この方法によれば、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、サーバ装置のウィンドウ画面がスクロールバーと共に表示されるので、シンクライアント端末機のユーザが所望の画面を見つけるためのスクロール操作を行う際に、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、拡大又は縮小を行って表示するので、シンクライアント端末機の小さい画面を効率よく使用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るシンクライアントシステムの構成を示す図である。
この図1に示すシンクライアントシステム10は、無線回線を含む移動通信網やインターネットなどの通信網12a,12bで接続される携帯電話機(シンクライアント端末機)15とアプリケーションサーバ(以下、サーバという)17との間にゲートウェイ(中継装置)19が接続されて構成されている。
携帯電話機15は、擬似ポインタ部21及び画面表示部23に、アクティブウィンドウ表示指定部25が新たに追加された擬似GUI部27と、通信部29とを備えて構成されている。
【0033】
ゲートウェイ19は、通信部31及びシンクビューワ部33に、アクティブウィンドウ制御部35と、アクティブウィンドウサイズ検出部41と、端末機仕様DB(データベース)43とが新たに設けられて構成されている。
サーバ17は、表示部位調整部45及び縦横変倍拡大縮小部47が新たに設けられた画面転送部49と、また、コマンド実行部51と、マウスイベント実行部53と、これら構成要素45,47,51,53が制御に用いるアプリケーションプログラム55とを備えて構成されている。但し、アプリケーションプログラム55は、図示せぬデータ記憶手段に記憶されている。
【0034】
本実施の形態の特徴は、図2に示すように、サーバ17の画面17aで現在制御可能な状態(以下、アクティブ状態と称す)となっているウィンドウ(以下、アクティブウィンドウと称す)57のみを、ゲートウェイ19で取得して携帯電話機15の画面15aに表示することにより、携帯電話機15の小さな画面15aを有効に利用することを可能としたことにある。但し、アクティブウィンドウ57には、縦スクロールバー57a及び横スクロールバー57bが表示されている。
【0035】
また、アクティブウィンドウ57の形状が、携帯電話機15の画面15aの形状と合致しない場合に、図2(a)に示すように、携帯電話機15の画面15aの右端部分にアクティブウィンドウ57の縦スクロールバー57aの全体が表示されるように、ゲートウェイ19にて縮尺率及び表示部位を調整して表示する。この調整を縦マッチング(略して縦マッチ)といい、携帯電話機15においてユーザがキー操作により指定できるようになっている。なお、(a)に符号57cで示す領域は、縦マッチの場合に切り捨てられるアクティブウィンドウ57の領域であり、これを切り捨て領域57cと称する。
【0036】
又は、図2(b)に示すように、携帯電話機15の画面15aの下端部分にアクティブウィンドウ57の横スクロールバー57bの全体が表示されるように、ゲートウェイ19にて縮尺率及び表示部位を調整して表示する。この調整を横マッチング(略して横マッチ)といい、携帯電話機15にてユーザが指定できるようになっている。
【0037】
又は、図2(c)に示すように、携帯電話機15の画面の右端部分にアクティブウィンドウ57の縦スクロールバー57aの全体が表示されると共に、下端部分にアクティブウィンドウ57の横スクロールバー57bの全体が表示されるように、ゲートウェイ19にて縮尺率及び表示部位を調整して表示する。この調整を縦横マッチング(略して縦横マッチ)といい、携帯電話機15にてユーザが指定できるようになっている。
【0038】
これら縦マッチ、横マッチ、縦横マッチの何れかを携帯電話機15にてユーザが指定(選択)することで、何れかのマッチ形式でスクロールバー57a,57bが表示されたアクティブウィンドウ57を、携帯電話機15の画面15aに表示させることによって、ユーザがアクティブウィンドウ57のスクロール操作を行う際に、従来のように最初にアクティブウィンドウ57のスクロールバー57a,57bを見つけるためのスクロール操作を不要とした。
【0039】
次に、シンクライアントシステム10の構成要素の説明を行う。
擬似GUI部27は、携帯電話機15において、当該携帯電話機15に適した仕様でサーバ17のアプリケーションプログラム55に応じたGUIをエミュレートするものであり、サーバ17からゲートウェイ19を介して送信されてきたサーバ画面を画面表示部23で表示し、この表示された画面に、擬似ポインタ部21によりサーバ17上のマウスポインタを表示する機能を有する。
【0040】
また、擬似ポインタ部21は、ユーザによって、画面表示部23に表示された画面の所望位置をクリックするマウス操作が実行された際に、そのマウスイベントのイベント種別と、クリックされたポイントの座標(Xe、Ye)とを、ゲートウェイ19のアクティブウィンドウ制御部35へ送信するものである。
通信部29,31は、通信網12aを介して携帯電話機15とゲートウェイ19との間で、各種の情報信号の送受信を行うものである。
【0041】
アクティブウィンドウ表示指定部25は、ユーザにより携帯電話機15において、アクティブウィンドウ57を指定する操作及び、そのアクティブウィンドウ57の表示種別である縦マッチ、横マッチ、縦横マッチの3種類の何れかを指定する操作が行われた際に、アクティブウィンドウ指定信号及び、ユーザによって指定された何れかのマッチを指定するためのアクティブウィンドウ表示種別指定信号を、通信部29及び通信網12aを介してゲートウェイ19へ送信するものである。
【0042】
端末機仕様DB43は、各種の携帯電話機の機種名に、携帯電話機画面15aの仕様である画面サイズの情報(以下、単に画面サイズと称す)を対応付けて記憶するものである。
その画面サイズは、図3に座標形式で示すような、携帯電話機画面15aの縦横の表示画素数(X0C,Y0C)である。また、携帯電話機画面15a中に(XC,YC)で示す領域は、サーバ17から取得したアクティブウィンドウ57を表示するための画像表示領域である。この画像表示領域(XC,YC)の右及び下側の余白領域(X0C−XC,Y0C−YC)は、携帯電話機画面15aのモード(Mode)やメニューなどの操作情報や携帯電話機15の状態情報が表示される端末状態表示領域である。
【0043】
アクティブウィンドウ制御部35は、携帯電話機15からのサーバ17への接続要求情報に含まれた識別子から、携帯電話機15の機種名を取得し、この機種名により端末機仕様DB43を検索することによって、機種名に応じた携帯電話機画面15aの仕様である画面サイズ(X0C,Y0C)を取得するものである。
また、アクティブウィンドウ制御部35は、アクティブウィンドウ指定信号及びアクティブウィンドウ表示種別指定信号に応じて、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウ57の名称、サイズ及び中心位置をサーバ17から取得するための要求を、アクティブウィンドウサイズ検出部41に行う。
【0044】
但し、アクティブウィンドウ57の名称は、アクティブウィンドウサイズ検出部41が、後述するように、サイズ及び中心位置をサーバ17から取得するために必要となるパラメータであり、アクティブウィンドウ制御部35で、実質的に取得したい情報はサイズ及び中心位置である。
図3に、アクティブウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を示す。また、図3に示すように、サーバ画面17aは(Xmax,Ymax)である。また、サーバ画面17aに非アクティブウィンドウ59を示した。サーバ画面17aのアクティブウィンドウ57及び非アクティブウィンドウ59以外の部分は、背景画像である。
【0045】
また、アクティブウィンドウ制御部35は、上記の取得要求に応じてアクティブウィンドウサイズ検出部41を介してサーバ17から取得したアクティブウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)と、上記のアクティブウィンドウ表示種別指定信号によるアクティブウィンドウ表示種別と、端末機仕様DB43より取得した携帯電話機画面15aの画面サイズ(X0C,Y0C)から端末状態表示領域(X0C−XC,Y0C−YC)を差し引いて得た画像表示領域(XC,YC)とを、下式(1)〜(18)に当てはめることより、アクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の計算を行う。
縦マッチ、横マッチ、縦横マッチの場合のアクティブウィンドウ57の縦の縮尺率(縦縮尺率)と、横の縮尺率(横縮尺率)と、表示部位の上端、下端、左端、右端とを求めるための計算式は次のようになる。
【0046】
(縦マッチの縮尺率と表示部位の計算式)
縦縮尺率=YC/Y…(1)
横縮尺率=YC/Y…(2)
表示部位上端=Y0−Y/2…(3)
表示部位下端=Y0+Y/2…(4)
表示部位左端=X0+X/2−XC・Y/YC…(5)
表示部位右端=X0+X/2…(6)
(横マッチの縮尺率と表示部位の計算式)
縦縮尺率=XC/X…(7)
横縮尺率=XC/X…(8)
表示部位上端=Y0+Y/2−YC・X/XC…(9)
表示部位下端=Y0+Y/2…(10)
表示部位左端=X0−X/2…(11)
表示部位右端=X0+X/2…(12)
(縦横マッチの縮尺率と表示部位の計算式)
縦縮尺率=YC/Y…(13)
横縮尺率=XC/X…(14)
表示部位上端=Y0−Y/2…(15)
表示部位下端=Y0+Y/2…(16)
表示部位左端=X0−Y/2…(17)
表示部位右端=X0+X/2…(18)
【0047】
また、アクティブウィンドウ制御部35は、上記のように計算された表示部位及び縮尺率の情報をサーバ17へ送信することによって画面情報の取得要求を行い、この要求に応じてサーバ17から取得された加工画面情報(後述にて説明)を、携帯電話機15へ送信するものである。
更に、アクティブウィンドウ制御部35は、携帯電話機画面15aに現在表示されている画面情報に関する上端座標、縦方向拡大縮小率、左端座標、横方向拡大縮小率を求め、携帯電話機15の擬似ポインタ部21から取得するマウスイベントの座標(Xe、Ye)と共に、下式(19)及び(20)に当てはめることによって、そのマウスイベントの座標(Xe、Ye)をサーバ画面17aの座標(Xse、Yse)に変換する。
【0048】
Xse=Xe×横方向拡大縮小率+左端座標…(19)
Yse=Ye×縦方向拡大縮小率+上端座標…(20)
この求められたサーバ画面17aの座標(Xse、Yse)と、擬似ポインタ部21からマウスイベントの座標(Xe、Ye)と共に取得するイベント種別とをサーバ17のマウスイベント実行部53へ送信するものである。
マウスイベント実行部53は、そのイベント種別からマウスイベントであることを認識し、サーバ画面17aの座標(Xse、Yse)に従ってマウスイベントを実行するものである。
【0049】
アクティブウィンドウサイズ検出部41は、アクティブウィンドウ制御部35からのアクティブウィンドウ57の名称、サイズ及び中心位置の取得要求に応じて、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウの名称を取得するためのコマンドであるシステムコールを生成し、このシステムコールを、シンクビューワ部33を介してサーバ17へ送信することによって、アクティブウィンドウ名の発行をサーバ17に要求する。この要求に応じてサーバ17から取得したアクティブウィンドウ名のサイズ及び中心位置を取得するためのシステムコールを生成し、このシステムコールを、シンクビューワ部33を介してサーバ17へ送信することによって、アクティブウィンドウ57のサイズ及び中心位置の発行をサーバ17に要求する。この要求に応じてサーバ17から取得したアクティブウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を取得して、アクティブウィンドウ制御部35へ送信するものである。
【0050】
シンクビューワ部33は、アクティブウィンドウ制御部35及びアクティブウィンドウサイズ検出部41の双方と、サーバ17との間で、情報信号の伝送を行うものである。
画面転送部49は、サーバ17の画面情報を転送するものであり、表示部位調整部45は、アクティブウィンドウ制御部35からの表示部位の情報に応じてアクティブウィンドウ57の必要部分のみを切り出す。縦横変倍拡大縮小部47は、その切り出された部分を、アクティブウィンドウ制御部35からの縮尺率の情報に応じて拡大縮小することによって、加工画面情報を得るものである。
【0051】
コマンド実行部51は、アクティブウィンドウサイズ検出部41からのアクティブウィンドウ57の名称を取得するためのシステムコールを実行することによって、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウ57の名称を取得し、このアクティブウィンドウ名をアクティブウィンドウサイズ検出部41へ返信する。また、先のアクティブウィンドウ名のウィンドウのサイズ及び中心位置を取得するためのシステムコールを実行することによって、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を取得し、アクティブウィンドウサイズ検出部41へ返信するものである。
【0052】
次に、このような構成のシンクライアントシステムにおけるシンクライアント端末画面表示処理を、図4及び図5に示すシーケンス図を参照して説明する。
ステップS1で、携帯電話機15において、ユーザによりサーバ17に対する接続要求の操作が行われたとすると、その接続要求情報が通信部29から送信され、通信網12aを介してゲートウェイ19の通信部31で受信され、アクティブウィンドウ制御部35に入力される。
【0053】
ステップS2において、アクティブウィンドウ制御部35は、その接続要求情報に含まれた識別子から、携帯電話機15の機種名を取得し、ステップS3において、その機種名により端末機仕様DB43を検索する。この検索によって、ステップS4で、機種名に応じた携帯電話機画面15aの仕様である画面サイズ(縦横の表示画素数X0C,Y0C)を取得する。
【0054】
また、上記の接続要求後に、ステップS5において、ユーザにより携帯電話機15でアクティブウィンドウ57を指定する操作及びアクティブウィンドウ57の表示種別である縦マッチ、横マッチ、縦横マッチの3種類の何れかを指定(選択)する操作が行われたとする。
この操作に応じてステップS6において、アクティブウィンドウ表示指定部25から、アクティブウィンドウ指定信号及び縦横マッチを指定するためのアクティブウィンドウ表示種別指定信号が、通信部29及び通信網12aを介してゲートウェイ19へ送信される。各指定信号は、ゲートウェイ19の通信部31で受信された後、アクティブウィンドウ制御部35に入力される。
【0055】
ステップS7において、アクティブウィンドウ制御部35は、各指定信号に応じて、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウ57の名称、サイズ及び中心位置の取得を、アクティブウィンドウサイズ検出部41に要求する。
ステップS8において、アクティブウィンドウサイズ検出部41は、その要求に応じて、アクティブウィンドウ57の名称を取得するためのコマンドであるシステムコールを生成し、ステップS9において、そのシステムコールを、シンクビューワ部33を介してサーバ17へ送信することによって、アクティブウィンドウ名の発行をサーバ17に要求する。そのシステムコールは、シンクビューワ部33から通信網12bを介してコマンド実行部51に入力される。
【0056】
ステップS10において、コマンド実行部51は、そのシステムコールを実行することによって、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウの名称を取得し、このアクティブウィンドウ名を、ステップS11において、アクティブウィンドウサイズ検出部41へ返信する。
また、ステップS12において、アクティブウィンドウサイズ検出部41は、取得したアクティブウィンドウ名のウィンドウのサイズ及び中心位置を取得するためのシステムコールを生成し、ステップS13において、そのシステムコールを、シンクビューワ部33を介してサーバ17へ送信することによって、アクティブウィンドウ57のサイズ及び中心位置の発行をサーバ17に要求する。
【0057】
ステップS14において、コマンド実行部51は、そのシステムコールを実行することによって、サーバ17で現在アクティブとなっているウィンドウのサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を取得し、このサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を、ステップS15において、アクティブウィンドウサイズ検出部41へ返信する。
【0058】
更に、ステップS16において、アクティブウィンドウサイズ検出部41は、サーバ17から受け取ったアクティブウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)を、アクティブウィンドウ制御部35へ送信する。
次に、図5のステップS17において、アクティブウィンドウ制御部35は、その取得したアクティブウィンドウ57のサイズ(X,Y)及び中心位置(X0,Y0)と、上記のアクティブウィンドウ表示種別指定信号によるアクティブウィンドウ表示種別と、端末機仕様DB43より取得した携帯電話機画面15aの画面サイズ(X0C,Y0C)から端末状態表示領域(X0C−XC,Y0C−YC)を差し引いて得た画像表示領域(XC,YC)とを、上式(1)〜(18)に当てはめることより、アクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の算出を行う。
【0059】
ここで、アクティブウィンドウ表示種別指定が縦マッチの場合は、上式(1)〜(6)によって、アクティブウィンドウ57の縦縮尺率と、横縮尺率と、表示部位の上端、下端、左端、右端とが求められる。横マッチの場合は上式(7)〜(12)、縦横マッチの場合は上式(13)〜(18)によって、アクティブウィンドウ57の縦縮尺率と、横縮尺率と、表示部位の上端、下端、左端、右端とが求められる。
【0060】
この求められた表示部位と縮尺率の情報を、ステップS18において、アクティブウィンドウ制御部35がサーバ17へ送信することによって、携帯電話機15に表示するための画面情報の取得要求を行う。
この要求により、ステップS19において、画面転送部49の表示部位調整部45が表示部位の情報に応じてアクティブウィンドウ57の必要部分のみを切り出し、この切り出した部分を縦横変倍拡大縮小部47が、縮尺率の情報に応じて拡大縮小することによって、加工画面情報を得る。
【0061】
この加工画面情報は、ステップS20において、アクティブウィンドウ制御部35へ返信され、更に、ステップS21において、携帯電話機15へ送信される。
この加工画面情報を受信した携帯電話機15は、ステップS22において、画面表示部23で加工画面情報の表示を行う。
【0062】
ここで、ステップS23において、ユーザによって、画面表示部23に表示された画面の所望位置をクリックするマウス操作が実行されたとすると、このマウスイベントを制御する擬似ポインタ部21が、ステップS24において、そのマウスイベントのイベント種別と、クリックされたポイントの座標(Xe、Ye)とを、ゲートウェイ19のアクティブウィンドウ制御部35へ送信する。
【0063】
アクティブウィンドウ制御部35は、ステップS25において、携帯電話機画面15aに現在表示されている画面情報に関する上端座標、縦方向拡大縮小率、左端座標、横方向拡大縮小率を取得し、先に取得されたマウスイベントの座標(Xe、Ye)と共に、上式(19)及び(20)に当てはめることによって、マウスイベントの座標(Xe、Ye)をサーバ画面17aの座標(Xse、Yse)に変換する。
【0064】
そして、ステップS26において、そのサーバ画面17aの座標(Xse、Yse)とイベント種別とをサーバ17のマウスイベント実行部53へ送信する。マウスイベント実行部53は、ステップS27において、そのイベント種別からマウスイベントであることを認識し、サーバ画面17aの座標(Xse、Yse)に従ってマウスイベントを実行する。
【0065】
このような本実施の形態のシンクライアントシステム10によれば、携帯電話機15とサーバ17との間にゲートウェイ19を接続する。このゲートウェイ19のアクティブウィンドウ制御部35及びアクティブウィンドウサイズ検出部41の双方から成る制御手段によって、携帯電話機画面15aと、サーバ17で制御可能状態となっているアクティブウィンドウ57との双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機画面15aにアクティブウィンドウ57をこの画面の縦及び横のスクロールバー57a,57bと共に表示するためのアクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求める。そして、サーバ17によって、ゲートウェイ19で求められた表示部位の情報に対応するアクティブウィンドウ57の表示部位を取得し、この表示部位を縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行って画面情報を作成し、ゲートウェイ19を介して携帯電話機15へ送信するようにした。
【0066】
これによって、サーバ17のアクティブウィンドウ57と携帯電話機画面15aとのサイズが合致しない場合でも、携帯電話機画面15aに、サーバ17のアクティブウィンドウ57がスクロールバーと共に表示されるので、携帯電話機15のユーザが所望の画面を見つけるためのスクロール操作を行う際に、従来のような最初にアクティブウィンドウ57のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。これによって、携帯電話機15の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。
【0067】
従って、携帯電話機等のシンクライアント端末機の画面に表示されたサーバ画面をユーザがスクロール操作で参照する際にユーザの作業量を低減することができる。また、縮小又は拡大を行って画面情報を表示するので、シンクライアント端末機の画面を効率的に利用することができる。
また、ゲートウェイ19の端末機仕様DB43に、各種の携帯電話機15の機種名に、該当携帯電話機15の画面のサイズ及び座標を対応付けて記憶しておき、制御手段が、携帯電話機15からサーバ17への接続要求時に送信されてくる機種名で端末機仕様DB43を検索することによって、当該携帯電話機15の画面サイズを取得するようにした。これによって、携帯電話機15の機種に応じて、適正な画面のサイズ及び座標を取得することができる。
【0068】
また、ゲートウェイ19の制御手段が、携帯電話機15の画面と、サーバ17で制御可能状態となっているアクティブウィンドウ57との双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機15の画面端の縦方向に、アクティブウィンドウ57の縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、アクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求めてサーバ17へ送信するようにした。
【0069】
これによって、携帯電話機15の画面に、縦方向のスクロールバーの全体がアクティブウィンドウ57と共に表示されるので、携帯電話機15の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーは携帯電話機15の画面の例えば右端に表示されるので、アクティブウィンドウ57の表示の視認性を下げることは無い。
【0070】
また、ゲートウェイ19の制御手段は、上記双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機15の画面端の横方向に、アクティブウィンドウ57の横方向のスクロールバーの全体が表示されるように、アクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求めてサーバ17へ送信するようにしたので、携帯電話機15の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーは携帯電話機15の画面の例えば下端に表示されるので、アクティブウィンドウ57の表示の視認性を下げることは無い。
【0071】
また、ゲートウェイ19の制御手段は、上記双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機15の画面端の横及び縦方向に、アクティブウィンドウ57の横及び縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、アクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求めてサーバ17へ送信するようにしたので、携帯電話機15の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。また、スクロールバーは携帯電話機15の画面の例えば右端及び下端に表示されるので、アクティブウィンドウ57の表示の視認性を下げることは無い。
【0072】
この他の実施の形態として、ゲートウェイ19のアクティブウィンドウ制御部35及びアクティブウィンドウサイズ検出部41の機能を携帯電話機15に設けても良い。この場合も、携帯電話機15において、携帯電話機15の画面と、サーバ17で制御可能状態となっているアクティブウィンドウ57との双方のサイズ及び座標関係から、携帯電話機15の画面にアクティブウィンドウ57をこの画面のスクロールバーと共に表示するためのアクティブウィンドウ57の縮尺率及び表示部位の情報を求めてサーバ17へ送信し、この送信された縮尺率及び表示部位の情報に応じてサーバ17から返信される画面情報を受信することが可能となる。
この構成の場合、端末機仕様DB43を用いる必要が無いので、その分、シンクライアントシステム10全体としてみれば、構成要素の簡略化を図ることが可能となる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、シンクライアント端末機とサーバ装置との間に中継装置を接続し、この中継装置によって、シンクライアント端末機の画面と、サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、シンクライアント端末機の画面にウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するためのウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求める。そして、サーバ装置によって、中継装置で求められた表示部位の情報に対応するウィンドウ画面の表示部位を取得し、この表示部位を縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行って得た画面情報を、中継装置を介してシンクライアント端末機へ送信するようにした。
【0074】
これによって、サーバ装置のウィンドウ画面とシンクライアント端末機の画面とのサイズが合致しない場合でも、シンクライアント端末機の画面に、サーバ装置のウィンドウ画面をスクロールバーと共に表示することができるので、シンクライアント端末機のユーザが所望の画面を見つけるためのスクロール操作を行う際に、従来のような最初にウィンドウ画面のスクロールバーを見つけるためのスクロール操作が不要となる。つまり、シンクライアント端末機の画面に表示されたスクロールバーによるスクロール操作を行うだけで、所望の画面を見つけることができる。
【0075】
従って、携帯電話機等のシンクライアント端末機の画面に表示されたサーバ画面をユーザがスクロール操作で参照する際にユーザの作業量を低減することができ、シンクライアント端末機の画面を効率的に利用することができるという効果がある。また、拡大又は縮小を行って表示するので、シンクライアント端末機の小さい画面を効率よく使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシンクライアントシステムの構成を示す図である。
【図2】上記実施の形態に係るシンクライアントシステムの特徴を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態に係るシンクライアントシステムにおけるアプリケーションサーバ画面と携帯電話機画面との内容を座標で示した図である。
【図4】上記実施の形態に係るシンクライアントシステムによるシンクライアント端末画面表示処理を説明するための第1のシーケンス図である。
【図5】上記実施の形態に係るシンクライアントシステムによるシンクライアント端末画面表示処理を説明するための第2のシーケンス図である。
【図6】従来のシンクライアントシステムにおけるアプリケーションサーバ画面と携帯電話機画面との表示関係を示す図である。
【符号の説明】
10 シンクライアントシステム
11,17a アプリケーションサーバ画面
11a 一部表示領域
11b スクロールバー
11c 背景部分
12a,12b 通信網
13,15a 携帯電話機画面
15 携帯電話機(シンクライアント端末機)
17 アプリケーションサーバ
19 ゲートウェイ
21 擬似ポインタ部
23 画面表示部
25 アクティブウィンドウ表示指定部
27 擬似GUI部
29,31 通信部
33 シンクビューワ部
35 アクティブウィンドウ制御部
41 アクティブウィンドウサイズ検出部
43 端末機仕様DB(データベース)
45 表示部位調整部
47 縦横変倍拡大縮小部
49 画面転送部
51 コマンド実行部
53 マウスイベント実行部
55 アプリケーションプログラム
57 アクティブウィンドウ
57a 縦スクロールバー
57b 横スクロールバー
57c 切り捨て領域
Claims (9)
- アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置と、このサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得し、この画面情報を画面に表示するシンクライアント端末機とを有するシンクライアントシステムにおいて、
前記シンクライアント端末機と前記サーバ装置との間に、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求める中継装置を備え、
前記サーバ装置は、前記中継装置で求められた前記表示部位の情報に対応する前記ウィンドウ画面の表示部位を取得し、この表示部位を前記縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行って得た画面情報を、前記中継装置を介して前記シンクライアント端末機へ送信する
ことを特徴とするシンクライアントシステム。 - アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末機において、
前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信し、この送信された縮尺率及び表示部位の情報に応じて前記サーバ装置から返信される画面情報を受信する
ことを特徴とするシンクライアント端末機。 - アプリケーションプログラムを実行するサーバ装置と、このサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことにより当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末機との間に接続される中継装置において、
前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信し、この送信された縮尺率及び表示部位の情報に応じて前記サーバ装置から返信される画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する制御手段
を備えたことを特徴とする中継装置。 - 各種のシンクライアント端末機の機種名に、該当シンクライアント端末機の画面のサイズ及び座標を対応付けて記憶する記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、前記シンクライアント端末機から前記サーバ装置への接続要求時に送信されてくる機種名で前記記憶手段を検索することによって、当該シンクライアント端末機の画面サイズを取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の中継装置。 - 前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の縦方向に、前記ウィンドウ画面の縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の中継装置。 - 前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の横方向に、前記ウィンドウ画面の横方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の中継装置。 - 前記制御手段は、前記シンクライアント端末機の画面と、前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面端の横及び縦方向に、前記ウィンドウ画面の横及び縦方向のスクロールバーの全体が表示されるように、前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求めて前記サーバ装置へ送信する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の中継装置。 - アプリケーションプログラムを実行すると共に、シンクライアント端末機からの画面情報の取得要求に応じて当該シンクライアント端末機へ画面情報を送信するサーバ装置において、
前記シンクライアント端末機の画面に、当該サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための当該ウィンドウ画面の表示部位を取得し、この取得された表示部位が前記シンクライアント端末機の画面に表示されるように当該表示部位の拡大及び縮小の少なくとも一方を行って画面情報を作成し、この画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する画面転送手段
を備えたことを特徴とするサーバ装置。 - シンクライアント端末機からアプリケーションプログラムを実行するサーバ装置ヘ画面情報の取得要求を行うことによって当該サーバ装置から画面情報を取得して画面に表示するシンクライアント端末画面表示方法において、
前記シンクライアント端末機の画面のサイズ及び座標の情報を取得する第1のステップと、
前記サーバ装置で制御可能状態となっているウィンドウ画面のサイズ及び座標関の情報を取得する第2のステップと、
前記第1及び第2のステップで取得されたシンクライアント端末機の画面と、ウィンドウ画面との双方のサイズ及び座標関係から、前記シンクライアント端末機の画面に前記ウィンドウ画面をこの画面のスクロールバーと共に表示するための前記ウィンドウ画面の縮尺率及び表示部位の情報を求める第3のステップと、
前記第3のステップで求められた前記表示部位の情報に対応する前記ウィンドウ画面の表示部位を取得する第4のステップと、
前記第4のステップで取得された表示部位を、前記第3のステップで求められた前記縮尺率に応じて拡大及び縮小の少なくとも一方を行うことにより画面情報を作成する第5のステップと、
前記第5のステップで作成された画面情報を前記シンクライアント端末機へ送信する第6のステップと
を含むことを特徴とするシンクライアント端末画面表示方法。
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