[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2004102018A - クリーニング装置、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004102018A
JP2004102018A JP2002265393A JP2002265393A JP2004102018A JP 2004102018 A JP2004102018 A JP 2004102018A JP 2002265393 A JP2002265393 A JP 2002265393A JP 2002265393 A JP2002265393 A JP 2002265393A JP 2004102018 A JP2004102018 A JP 2004102018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning device
irregular
cleaning
roller
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002265393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Yano
矢野 英俊
Naomi Sugimoto
杉本 奈緒美
Masahiko Akafuji
赤藤 昌彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002265393A priority Critical patent/JP2004102018A/ja
Publication of JP2004102018A publication Critical patent/JP2004102018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】感光体、中間転写体、紙搬送ベルトなどの被クリーニング体の残留トナーをクリーニングブラシ28でクリーニングし、該クリーニングブラシから回収ローラ29上にトナーを転移させ、回収ローラ29上のトナーをブレード22で除去するクリーニング装置において、球形トナーによる画質を向上する環境下において被クリーニング体の膜削れ量を低減しつつ、クリーニング性能を保持することのできる装置を提供すること。
【解決手段】球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記回収ローラ29へ供給する供給手段30を有することとした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシクリーニング方式を用いたクリーニング装置並びに該クリーニング装置を備えたプロセスカ−トリッジ、画像形成装置などに関し、複写機、プリンタ、ファクシミリ等電子写真方式を採用する画像形成装置に広く適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
像担持体(以下、感光体という。)を一様に帯電させたのち、レーザー光で露光走査して潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像してから転写手段を用いて中間転写体に転写したのち、さらに別の転写手段を用いてシート状媒体(以下、記録紙という。)に転写、さらに定着して最終画像を得る画像形成装置、或いは、感光体上のトナー像を転写手段により直接記録紙に転写、さらに定着して最終画像を得る画像形成装置が知られている。
【0003】
上記中間転写体に転写するケースでは、複数の感光体にそれぞれ異なる色のトナー像を形成し、これらを中間転写体に重ね転写してカラーのトナー像をつくり、記録紙に一括転写する多色カラー画像形成装置に適用される。
【0004】
感光体上から中間転写体或いは転写紙に転写後の感光体には、残トナー像が付着しているので、これを除くためにクリーニング装置が設けられる。また、上記の多色画像形成装置のように中間転写体を使用するケースでもエンドレスベルト状に形成される中間転写体に転写後のトナー像が付着して残留するので、これを除くためにクリーニング装置が設けられる。
【0005】
これらのクリーニング装置については、ブレードで掻き落とす態様と、ブラシで掻き落とす態様とがある。さらに、ブラシで掻き落とす態様ではブラシを回転体で構成して、ブラシローラとし、このブラシローラを用いてクリーニングするタイプもある。
【0006】
▲1▼ブレード方式のクリーニング手段
画像形成装置の要部とともに、クリーニングブレードを対象物に摺接させるブレード方式のクリーニング装置669の動作などについて、図13により、従来の問題を述べる。
画像形成の一連のプロセスはここではN/P(ネガポジ:電位が低い所にトナーが付着する)の接触帯電ローラ方式の例で行うものとする。
【0007】
クリーニング装置669はケース18、20内にブレードホルダ64に支持されてクリーニングブレード63を設け、入り口シール17でシールされている。
【0008】
図示していない操作部のプリントボタンが押されると、図中の除電ランプ2、帯電手段としての接触帯電ローラ25、現像手段としての現像ローラ8、転写手段としての転写ローラ15にそれぞれ所定の電圧又は電流が順次所定のタイミングで印加され、それとほぼ同時にドラム状をした感光体1、接触帯電ローラ25、転写ローラ15、現像ローラ8、現像手段66の一部を構成する左スクリュー9、右スクリュー10、クリーニング装置670の一部を構成するトナー排出スクリュー19及び回収ローラ29は矢印で示す所定の方向に回転し始める。
【0009】
感光体1は除電ランプ2で除電されてから、感光体1に接触配置された接触帯電ローラ25で一様に負に帯電(−900V)され、さらにレーザー光4で露光走査されて潜像形成(黒ベタ電位は−150V)が行われる。
【0010】
その潜像が現像ローラ8で形成される磁気ブラシにより現像(現像バイアスは−600V)されトナー像が形成される。そしてこのトナー像が感光体1と転写ローラ15との間に至るとき同時に会合するようにタイミングを合せて図示していない給紙機構から記録紙が給送されて一旦、上レジストローラ12と下レジストローラ11で止まり、感光体1上の画像先端と同期を取って上ガイド板13、下ガイド板14で案内されて送り出された記録紙上に、転写ローラ15の転写バイアスによってトナー像が転写(+10μA印加)される。記録紙は分離爪16で感光体1より分離され、搬送ガイド板23でガイドされつつ図示していない定着装置を経てコピー画像として排出される。
【0011】
一方、転写ローラ15で転写されたのち、感光体1上に残ったトナーは、感光体1の回転でクリーニング装置669まで移送され、クリーニングブレード63で感光体1上から除去される。現像ローラ8、左スクリュー9、右スクリュー10はケース6、7に覆われて現像手段66を構成している。
【0012】
しかしながら、かかる従来のクリーニングブレード63のみを用いたクリーニング方式では、感光体を磨耗させるという問題がある。
【0013】
感光体1は摩耗すると帯電電位が低くなり画像上に地肌汚れが発生する。感光体1の廻りに配置されたユニット及びプロセス等で若干は異なるが、おおよそ感光体1の膜厚の約30%が削れると画像に地肌汚れが発生する。感光体1の膜厚が「30μm」の時には削れ量の限界は「10μm」となる。感光体の膜削れは主にクリーニングブレードとの摺擦により発生している。
【0014】
図14は図13に示すクリーニングブレード方式の場合で、「φ30感光体径、接触帯電ローラ、線速114mm/sec、A4横送り」で100k連続枚通紙後のブレード線圧と感光体磨耗量を示す。
【0015】
図に示す様にブレードクリーニング方式を使用した時、ブレード線圧を弱くすれば感光体磨耗量は少なくなる。しかしながらクリーニングブレード63には転写残トナーを除去する別の機能が有りその機能が損なわれる。
【0016】
図14図に一点鎖線で示す様に線圧が約10g/cm以下になると転写残トナーがクリーニングブレード63を通過するいわゆるクリーニング不良が発生する為、線圧=10g/cm以上で使用しなければならない。ブレードクリーニング方式を用いた場合は線圧をクリーニング可能な領域まで少なくしても感光体1の磨耗は避けられず寿命は長くできない。
【0017】
クリーニングブレード63による感光体の摩耗の主な原因の1つとして、帯電で発生する放電生成物の感光体表面への付着により感光体表面摩擦係数が上昇しクリーニングブレード63の線圧が上昇することがあげられる。
【0018】
図15に示すように感光体表面の摩擦係数は、通紙枚数が増えるにつれて、放電時に発生する放電生成物の付着により、コロナCH(チャージャ)方式、接触する帯電ローラ(DC)、非接触の帯電ローラ(AC+DC)の順に高くなる。
【0019】
これらの摩擦係数の時の感光体1の磨耗量は図16(φ30感光体径、線速114mm/sec、ブレード線圧:10g/cm、A4横送りで100k連続枚通紙後)に示すように感光体表面摩擦係数と同じ傾向を示して、コロナCH(チャージャ)、接触帯電ローラ(DC)、非接触帯電ローラ(AC+DC)の順に通紙枚数が増えるにつれて感光体の磨耗量は多くなる。
【0020】
この理由は、図17に示すように、摩擦係数が高くなればなる程、クリーニングブレード63は感光体1の進行方向に引きずられ変形量が多くなる。(図中の符号A、B、Cは、この順で摩擦係数が高い時の変形量も大きくなることを示している。)クリーニングブレード63の変形量が大きくなると感光体1への線圧は高くなる。線圧が高くなると図14に示すように感光体1の磨耗量は大きくなる。
【0021】
クリーニングブレード63の場合は図18に示すように感光体1の周方向でクリーニングブレード63が振動するいわゆるスティックスリップが起きており、クリーニングブレード63が逃げた状態(D)の時には感光体1は削れ量は少なく、食い込んだ状態(E)の時は削れ量は多くなると言う繰り返しを行っている。
【0022】
感光体1はクリーニングブレード63により1回転で少しづつ削れていくわけであるが摩耗量が少なく検出できないので、100k枚時点で見た感光体1の削れ量である。
【0023】
一方、近年、画像形成装置においては、より高精度および高精細な画像が形成できるよう、高解像度を有することが要求されている。その達成手段の1つとしてより粒径を小さくしたトナーを用いることがあげられる。また、従来より転写率の向上のためにトナーの形状を不定形状からより球に近い形状のもの、所謂球形トナーが使われるようになってきている。
【0024】
球形トナーは画質の点で有利であるが、クリーニング性でいうと問題があり、ブレードタイプのクリーニング手段では所謂すり抜け現象が生じ、クリーニング性がよくない。このすり抜け現象を回避する手段として不定形トナー(形状が球状以外の不定形なトナー)を使用するのが効果的であることが知られている。
【0025】
▲2▼ブレードタイプのクリーニング手段使用時に不定形トナーを使用
ブレード方式のクリーニングにおけるトナーのすり抜けを解消するために、不定形トナーを使用する技術として、従来、次の提案がなされている。
a.クリーニング対象物上の残留トナーを清掃するクリーニング装置において形状係数が100〜125のトナーが塞き止められるトナー以外の塞き止め用紛体である不定形のシリカをブレード上流側で供給し、ブレードエッジ部に堆積保持させている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、この技術では、シリカでクリーニングブレード及びクリーニング対象物(例えば、感光体)が削れたり傷ついてしまうおそれがある。
【0026】
b.ブレードを用いたクリーニング装置を備えた画像形成装置において、球形トナーを収容した現像器と不定形トナーを収容した現像器とにより構成し、非画像領域の先端部を不定形トナー(黒トナー)で現像し、画像領域を球形トナーで現像している(たとえば、特許文献2参照)。しかし、画質向上の為、球形トナー使用しているにもかかわらず1つの現像器に不定形トナーを使用すれば画質の劣化を招くおそれがある。
【0027】
c.感光体クリーニングにブレードを使用し、中間転写体を有する画像形成装置で中間転写体を介して感光体のブレードへ不定形粒子を供給する不定形粒子供給手段を設け、不定形粒子供給手段が磁性導電性ロールであり静電気力で供給している(たとえば、特許文献3参照)。しかし、感光体のクリーニングにブレードを使用しているので感光体の膜削れが発生するおそれがある。
【0028】
d.複数の現像器と中間転写体と一次転写手段と二次転写手段と感光体上をクリーニングするブレードとを有する画像形成装置で中間転写体上に不定形紛体を供給する紛体供給手段を設け、感光体上へ転移させるようにし、不定形粒子は樹脂で粉砕法により製作され透明であり、球形トナーとは逆の帯電極性を有しいる(たとえば、特許文献4参照)。しかし、感光体のクリーニングにブレードを使用しているので感光体の膜削れが発生するおそれがある。
【0029】
▲3▼ブラシタイプのクリーニング手段を使用
ブレードタイプのクリーニング手段では、感光体を損なうおそれがあるので、ブラシローラを使用するクリーニング手段が採用された。その一例を説明する。
【0030】
図19を参照しつつ、画像形成装置の要部とともに、クリーニングブラシ方式のクリーニング装置670の動作などについて、従来の問題を述べる。
画像形成の一連のプロセスはここではN/P(ネガポジ:電位が低い所にトナーが付着する)の接触帯電ローラ方式の例で行うものとする。
【0031】
クリーニング装置670はケース18、20内にブラシローラとしてのクリーニングブラシ28、回収ローラ29、回収ローラ29に接してこれをクリーニングする回収ブレード22、トナー排出スクリュー19などを収め、入り口シール17、出口シール34でシールされている。回収ブレード22は回収ブレードホルダ21を介してケース18に支持されている。
【0032】
図示していない操作部のプリントボタンが押されると、図中の除電ランプ2、帯電手段としての接触帯電ローラ25、現像手段としての現像ローラ8、転写手段としての転写ローラ15、クリーニング装置670の一部を構成し感光体1に接触しつつ回転するクリーニングブラシ28、クリーニングブラシ28に隣接する回収ローラ29にそれぞれ所定の電圧又は電流が順次所定のタイミングで印加され、それとほぼ同時にドラム状をした感光体1、接触帯電ローラ25、転写ローラ15、現像ローラ8、現像手段の一部を構成する左スクリュー9、右スクリュー10、クリーニング装置670の一部を構成するトナー排出スクリュー19及び回収ローラ29は矢印で示す所定の方向に回転し始める。
【0033】
感光体1は除電ランプ2で除電されてから、感光体1に接触配置された接触帯電ローラ25で一様に負に帯電(−900V)され、さらにレーザー光4で露光走査されて潜像形成(黒ベタ電位は−150V)が行われる。
【0034】
その潜像が現像ローラ8で形成される磁気ブラシにより現像(現像バイアスは−600V)されトナー像が形成される。そしてこのトナー像が感光体1と転写ローラ15との間に至るとき同時に会合するようにタイミングを合せて図示していない給紙機構から記録紙が給送されて一旦、上レジストローラ12と下レジストローラ11で止まり、感光体1上の画像先端と同期を取って上ガイド板13、下ガイド板14で案内されて送り出された記録紙上に、転写ローラ15の転写バイアスによってトナー像が転写(+10μA印加)される。記録紙は分離爪16で感光体1より分離され、搬送ガイド板23でガイドされつつ図示していない定着装置を経てコピー画像として排出される。
【0035】
一方、転写ローラ15で転写されたのち、感光体1上に残ったトナーは、感光体1の回転でクリーニング装置まで移送され、クリーニングブラシ28で感光体1上から除去される。こうして感光体1の残トナーはクリーニングブラシ28に移り、クリーニングブラシ28のトナーは回収ローラ29に回収され、回収ローラ29のトナーは回収ブレード22により掻き落とされる。掻き落とされたトナーはトナー排出スクリュー19により排出される。なお、現像ローラ8、左スクリュー9、右スクリュー10はケース6、7に覆われて現像手段66を構成している。
【0036】
次にクリーニング装置670における各部材の動作構成の説明を行う。
前述した作像工程により、クリーニング装置670へ送られて来た感光体1上の転写残トナーは、入口シール17を越えて回動するクリーニングブラシ28の部位に達する。
【0037】
クリーニングブラシ28は、導電性繊維部材により形成してあり、このクリーニングブラシ28に接するように回収ローラ29が設けてある。クリーニングブラシ28、回収ローラ29には夫々転写残トナーと逆極性の直流電圧が印加されている。
【0038】
詳細には転写残トナーは現像後のトナーと同極性(−極性)である。従ってクリーニングブラシ28には「+極性」の電圧が印加されている。回収ローラ29にはクリーニングブラシ28から回収ローラ29へトナーを転移させる為、クリーニングブラシ28より高い「+極性」の電圧が印加されている。その値は例えば回収ローラ29が「+300V」でクリーニングブラシ28が「+100V」で感光体1上のトナーをクリーニングブラシ28で除去し、回収ローラ28へトナーを転移できる。
【0039】
以上の構成により、クリーニングブラシ28の部位へ送られて来た感光体1上の転写残トナーは、まずクリーニングブラシ28の回転摺擦によりクリーニングブラシ28に捕獲され、次にクリーニングブラシ28の回転とともに回収ローラ29へ導かれ、回収ローラ29に印加されている電圧により、回収ローラ29上に静電力により回収される。
【0040】
回収ローラ29上に回収されたトナーは、回収ローラ29に接触配置した回収ブレード22へ回収ローラ29の回転とともに送られ、回収ブレード22と回収ローラ29の表面との摺擦効果により掻き落とされ、回収ローラ29の下方に設置されたトナー排出スクリュー19へと落下し、トナー排出スクリュー19の回転により生ずる搬送作用により、クリーニング装置外へ適宜排出される。
【0041】
なお、クリーニングブラシを構成する導電性繊維はポリエステル、ナイロン、アクリルなどの繊維にカーボンなどの導電材料を添加したものを用いたが、導電性繊維であればこれらの繊維に限らない。繊維への導電性付与の方法は、たとえば繊維表面へコーティング、あるいは繊維中に分散、挿入する方法などがあるが、この限りではない。
【0042】
回収ローラ29にはクリーニングブラシ28からトナーを吸引するための電圧を印加するので導電性であることが必要である。その材質としては、たとえばSUSなどの金属や、その表面の静止摩擦係数を下げるようにフッ素系樹脂を塗布、または分散、あるいは金属との共析メッキ処理を施したものが望ましい。
【0043】
このように、ブラシクリーニングの一種であるクリーニングブラシ28を用いたクリーニング方式においては、ブレードとブラシとについて感光体磨耗量を比較した図20によりわかるように、ブラシの方が感光体磨耗量が少ないことが明らかである。なお、図20において、ブレードは線圧が10g/cmとし、連続通紙は「φ30感光体径、線速114mm/sec、A4横送り、で行った。
【0044】
このように、クリーニングブラシを用いれば、高画質を得る球形トナーを使用した環境下においても、ブレード式のようにトナーのすり抜け現象を生ずることなくクリーニングすることができ、感光体の磨耗量も小さい。
【0045】
つまり、感光体が削れにくく、感光体上から静電気力で転写残トナーを除去する為、クリーニング性がトナー形状によらないブラシクリーニング方式が球形トナーを使用し、感光体を長寿命にするクリーニング方式として最適であるといえる。
【0046】
しかし、かかるブラシクリーニング方式においても、回収ローラ上の球形トナーをブレードで除去する方法を採用しているため、この部分で球形トナーのすり抜け現象が発生してしまう。
【0047】
【特許文献1】
特開2002−6710号公報
【特許文献2】
特開平8−254873号公報
【特許文献3】
特開2001−166659号公報
【特許文献4】
特開2002−72802号公報
【0048】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、球形トナーによる画質を向上する環境下において被クリーニング体の膜削れ量を低減しつつ、クリーニング性能を保持することのできるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、多色画像形成装置などを提供することにある。
【0049】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
(1).被クリーニング面の残留トナーをブラシローラでクリーニングし、ブラシローラから回収ローラ上にトナーを転移させ、回収ローラ上のトナーをブレードで除去するクリーニング装置において、
球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記回収ローラへ供給する供給手段を有することとした(請求項1)。
(2).(1)記載のクリーニング装置において、前記被クリーニング面が像担持体の表面であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記供給手段としての供給ローラからブラシローラを介して前記回収ローラへ供給することとした(請求項2)。
(3).(1)記載のクリーニング装置において、前記被クリーニング面が像担持体の表面であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記供給手段としての供給ローラから前記回収ローラへ供給することとした(請求項3)。
(4).(1)記載のクリーニング装置において、前記被クリーニング面が像担持体の表面であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子を前記ブラシローラから前記回収ローラへ供給することとした(請求項4)。
(5).(1)記載のクリーニング装置において、前記被クリーニング面が像担持体の表面であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子塊を前記回収ローラで削りながら供給する手段を有することとした(請求項5)。
(6).(1)乃至(3)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で製造された不定形トナーであることとした(請求項6)。
(7).(1)、(4)、(5)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料を前記ブラシローラで削った粒子であることとした(請求項7)。
(8).(1)、(4)、(5)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料を前記回収ローラで削った粒子であることとした(請求項8)。
(9).(1)乃至(8)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が、球形トナーと同一の帯電極性を有することとした(請求項9)。
(10).(1)乃至(9)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が、球形トナー粒径と略同一か大きいこととした(請求項10)。
(11).(1)乃至(10)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、前記回収ローラへ供給する不定形粒子が、球形トナーと同一色であることとした(請求項11)。
(12).(1)乃至(11)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記回収ローラへ供給する第1の手段と供給しない第2の手段を有することとした(請求項12)。
(13).(1)、(2)、(3)、(6)乃至(11)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が不定径粒子と同極性の電圧を供給ローラへ印加し、供給しない第2の手段が前記電圧を印加しないこととした(請求項13)。
(14).(1)、(2)、(3)、(6)乃至(11)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が供給ローラを回転し、供給しない第2の手段が回転を停止することとした(請求項14)。
(15).(1)、(4)、(5)、(7)乃至(11)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料をブラシに接触させ、供給しない第2の手段が材料を離間させることとした(請求項15)。
(16).(1)乃至(15)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段の動作時期が非画像形成時で、供給しない第2の手段の動作時期が画像形成時であることとした(請求項15)。
(17).(1)乃至(16)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を供給する非画像形成時が紙間であることとした(請求項17)。
(18).(1)乃至(16)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を供給する非画像形成時がウォームアップ時であることとした(請求項18)。
(19).(1)乃至(16)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を供給する非画像形成時が1ジョブ後であることとした(請求項19)。
(20).(1)乃至(16)の何れか一つに記載のクリーニング装置において、不定形粒子を供給する非画像形成時が一定枚数経過後であることとした(請求項20)。
(21).1つの像担持体と複数の現像手段からなる多色画像形成装置において、前記像担持体用クリーニング装置が(1)乃至(20)の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項21)。
(22).複数の画像形成部からなる多色画像形成装置において、前記像担持体用クリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項22)。
(23).像担持体からトナー像を転写する中間転写体を具備した多色画像形成装置において、前記中間転写体を被クリーニング体とするクリーニング装置が(1)乃至(20)の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項23)。
(24).シート状媒体を搬送する転写ベルトを用いている画像形成装置において、前記転写ベルトを被クリーニング体とするクリーニング装置が(1)乃至(20)の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項24)。
(25).像担持体を有する画像形成装置において、前記像担持体用クリーニング装置が(1)乃至(20)の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項25)。
(26).(25)記載の画像形成装置において、前記像担持体がフィラーを分散させたものであることとした(請求項26)。
(27).(25)記載の画像形成装置において、前記像担持体がアモルファスシリコン像担持体であることとした(請求項27)。
(28).像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記クリーニング装置は、(1)乃至(27)の何れか一つに記載のクリーニング装置であることとした(請求項28)。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[1]第1の例
図1は、その周面が被クリーニング面である被クリーニング体としての感光体1(像担持体)に一様に帯電する接触帯電ローラ25(帯電手段)と、潜像を非磁性の球形トナーで顕像化する現像手段66と、トナー像を転写する転写ローラ15(転写手段)と、感光体1表面の残留トナーをブラシローラ28でクリーニングし、ブラシローラ28から回収ローラ29上にトナーを転移させ、回収ローラ29上のトナーをブレード22で除去するクリーニング装置671を備えた画像形成装置の要部を示している。
【0051】
以下、既に説明した部材、手段などについて、既に説明したものと同じ符号のものは、同じ符号を付してある。
本例では、クリーニングブラシ28へは電源75により(+極性)の電圧を印加しておき、供給ローラ30から回収ローラ29へ不定形粒子たる不定形トナー33を供給する為に、回収ローラ29へは電源73により(+極性)の電圧を印加した状態の下で、電源72から切換スイッチ71を介して供給ローラ30へ回収ローラ29と逆極性(−極性)の電圧を印加し、供給を停止する時は電源70から切換スイッチ71を介して同極性(+極性)の電圧を印加する実施例を示す。
【0052】
クリーニングブラシ28には電源75により、転写残トナー極性(−極性)とは逆極性(+極性)の電圧が印加され回収ローラ29へは同極性の更に大きな値の電圧が印加されている。詳しくはクリーニングローラ28へは「+100V」、回収ローラ29へは「+300V」が印加されている。
【0053】
画像形成時は感光体上の「−極性」の転写残トナーがクリーニングブラシ28と感光体1との当接部へ移動しクリーニングブラシ28の摺擦力と感光体1とクリーニングブラシ28間で形成される電界で転写残トナーはクリーニングブラシ28へ移動される。
【0054】
さらに、回収ローラ29へはクリーニングブラシ28より大きな値の「+極性」の電圧が印加されているのでトナーはさらに回収ローラ29へ移動する。そして回収ローラ29上に移動したトナーは弾性のウレタンゴムの回収ブレード22で掻き落される。
【0055】
しかしながら球形トナーは前述した様に弾性のウレタンゴムでは掻き落す事ができなくすり抜けてしまう。そのような状態が続くと回収ローラ29表面にはトナー層ができクリーニングブラシ28と回収ローラ29間に高抵抗の層となり、クリーニングブラシ28と回収ローラ29間でトナーの移動ができなくなる。
【0056】
クリーニングブラシ28から回収ローラ29へのトナー移動ができなくなるとクリーニングブラシ28にトナーが溜まり、逆付着や感光体1上のトナーが除去できなくなる。
【0057】
そこで、本例では、上記不具合を解消するため、非画像形成時に回収ローラ29と逆の「−極性」の電圧を印加し、回収ローラ29と接触回転可能な供給ローラ30を設けて供給ローラ30上部に貯められた不定形粒子である不定形トナー33を左シール32と供給ローラ30との間で摩擦帯電し供給ローラ30と回収ローラ29間の電位差でトナーを回収ローラ29へ移動させる(請求項1、3)。ここで、供給ローラ30は不定形粒子を回収ローラへ供給する供給手段の一例を構成している。
【0058】
回収ローラ29へ移動した不定形トナー33は回収ブレード22と回収ローラ29との接触部へ移動し図4に示す様に回収ローラ29と回収ブレード22で形成されるニップ部に溜め込まれる。
【0059】
ニップ部では貯め込まれた不定形トナー33の堰ができこの堰で画像形成時に進入してくる球形トナー42が堰き止められる。ここで、不定形トナー33はこの画像形成装置、クリーニング装置で使用される球形トナーと略同一の硬さを有する材料から製造されている(請求項6)。
【0060】
画像形成時には供給ローラ30への印加電圧は回収ローラ29の印加電圧と同じ「+極性」で同じ値かそれ以上の値の電圧に切り替えられ、供給ローラ30から回収ローラ29への不定形トナー33の供給が停止される。
【0061】
供給ローラ30は剛体でも弾性体でも良い。又供給ローラ30から回収ローラ29への供給の停止は図示していないが、回転を停止しても、離間しても良い。
【0062】
画像形成時に不定形トナー33の供給を停止する理由は、画像形成時はクリーニングブラシ28から回収ローラ29へ転写残トナーが移動し続けている。この時不定形トナー33を同時に供給すれば回収ローラ29と回収ブレード22部で形成されるニップ部へ球形と不定形が混在したトナーが供給され回収ブレード22では球形トナーのすり抜けが一部で発生してしまう。一度球形トナーのすり抜け部を作ってしまうと次から次へとトナーはニップ部へ供給されるから球形トナーのすり抜けは続いてしまう。
【0063】
そこで、不定形トナーの供給を画像形成装置における非画像形成時に対応する、紙間(たとえば、1枚の画像形成を終り次の画像形成が始まるまでの間)、ウォームアップ時(たとえば、画像形成装置のメインスイッチをオンしてから諸部材の画像形成準備が整うまでの間)、1ジョブ後(たとえば、1まとまりの連続した画像形成処理後)、画像形成処理数が予め設定された一定枚数に達した後(一定枚数経過後)の何れかにし、そして、画像形成時には供給しないようにした(請求項16〜20)。
【0064】
つまり、不定形粒子を回収ローラ29へ供給する第1の手段の動作時期を非画像形成時、供給しない第2の手段の動作時期を画像形成時とする(請求項12、16)。
【0065】
このようにすれば、球形トナーと不定形トナーとが混ざらない。ここでの第1の手段、第2の手段はたとえば、本画像形成装置のプロセスなどを制御する制御手段たるCPUが相当し、該制御手段の制御により上記の時期に動作を行なう。
【0066】
不定形トナーは球形トナーと略同一か大きいので小粒形になった時のクリーニング不良の発生はない。不定形トナーの色は球形トナーの色と同一なものを使用するのでトナーリサイクルを行う場合、特にカラー画像形成装置では出力画像に色の変動はない(請求項11)。
【0067】
[2]第2の例
図3は図1のクリーニング装置671の変形例で、クリーニング装置671Aのみ示す。他の構成は図1に準ずる。本例のクリーニング装置は671Aは、クリーニングブラシ28へは電源75より(+極性)の電圧を印加しておき、供給ローラ30からクリーニングブラシ28を介して回収ローラ29へ不定形粒子たる不定形トナーを供給する(請求項2)。その為に、回収ローラ29へは電源73により(+極性)の電圧を印加した状態の下で、電源72から切換スイッチ71を介して供給ローラ30へクリーニングブラシ28と逆極性(−極性)の電圧(不定形粒子と同極性)を印加し、また、電源70から切換スイッチ71を介して同極性(+極性)の電圧を印加して供給を停止する例を示す。
【0068】
ここで、切換スイッチ71により制御される電源72は不定形粒子を供給ローラ30へ供給する第1の手段の一例であり、切換スイッチ71により制御される電源70は不定形粒子を供給ローラ30へ供給しない第2の手段の一例である(請求項13)。
【0069】
また、不定形粒子の回収ローラ29への供給は、供給ローラ30の回転中だけ行なわれるので、供給ローラ30を駆動するモータを回転、停止させるスイッチは、不定形粒子を回収ローラ29へ供給する第1の手段、供給しない第2の手段を構成する(請求項14)。
【0070】
供給ローラ32には、非画像形成時にクリーニングブラシ28と逆の「−極性」の電圧を印加し、クリーニングブラシ28と接触回転可能な供給ローラ30を設けて供給ローラ30下部に貯められた不定形トナー33を右シール31と供給ローラ30との間で摩擦帯電し供給ローラ30とクリーニングブラシ28間の電位差で不定形トナー33をクリーニングブラシ28へ移動させる。
【0071】
クリーニングブラシ28へ移動した不定形トナー33はクリーニングブラシ28と回収ローラ29との接触部まで移動し、クリーニングブラシ28と回収ローラ29との電位差で回収ローラ29へ移動する。回収ローラ29上に移動した不定形トナー33は回収ブレード22と回収ローラ28との接触部へ移動し、図2に示す様に回収ローラ29と回収ブレード22で形成されるニップ部に溜め込まれる。ニップ部では図2に示す様に貯め込まれた不定形トナー33の堰ができこの堰で画像形成時に進入してくる球形トナー42が堰きとめられる。
【0072】
画像形成時には供給ローラ30への印加電圧は電源70から切換スイッチ71を経てクリーニングブラシ28の印加電圧と同じ「+極性」で同じ値かそれ以上の値の電圧に切り替えられ、供給ローラ30からクリーニングブラシ28への供給が停止される。
【0073】
供給ローラ30は剛体でも弾性体でも良い。又供給ローラ30から回収ローラ29への供給の停止は図示していないが、回転を停止しても、離間しても良い。又、不定形トナーが球形トナーと同一の帯電極性で有るので回収ローラへ転移しなかった不定形トナーがクリーニングブラシの回転で感光体1に出会っても感光体への転移つまり逆付着はない(請求項9)。
【0074】
[3]第3の例
図4は図1のクリーニング装置671の変形例で、クリーニング装置671Bのみ示す。他の構成は図1に準ずる。図4において、クリーニングブラシ28から回収ローラ29へ不定形粒子を供給する為に、球形トナーと略同一の硬さを有する材料、ここでは球形トナーと同一の材料(従って、球形トナーと同一の帯電特性を有する)で固形化された材料である不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28へ接触させ削り、削ることで生成される不定形粒子(不定形トナー)を、削りながら供給する(請求項4、5)。そして、この供給を停止する為に不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28から離間させる。
【0075】
非画像形成時に、固形化された材料(不定形粒子塊35)はクリーニングブラシ28に接触し削られてクリーニングブラシ28へ移動する(請求項7、8)。削られた材料は当然球形にはならなく不定形の粒子になる。又、削る時の摺擦力で球形トナーと同一の帯電特性を有する不定形粒子は摩擦帯電し正極性となる。当然正極性が「−極性」になる為に材料や添加剤等は調合してある。このような不定形粒子は球形トナー粒径と略同一か大きいものとする(請求項10)。
【0076】
クリーニングブラシ28には、電源75より(+極性)の電圧が印加されている。また、回収ローラ29には、電源73により、より大きい(+極性)が電圧が印加されていて、クリーニングブラシ28へ移動した不定形粒子はクリーニングブラシ28と回収ローラ29との接触部まで移動し、クリーニングブラシ28と回収ローラ29との電位差で回収ローラ29へ移動する。
【0077】
回収ローラ29上に移動した不定形粒子は回収ブレード22と回収ローラ29との接触部へ移動し、図2に示したように回収ローラ29と回収ブレード22で形成されるニップ部に溜め込まれる。ニップ部では図2に示す様に貯め込まれた不定形粒子の堰ができ、この堰で画像形成時に進入してくる球形トナーが堰き止められる。
【0078】
画像形成時には偏心カム40が図示していない駆動手段で、図示の状態から180度回転し停止する。偏心カム40が180度回転すると、伸張性のばね38で押圧されていた不定形粒子ホルダ36への昇降ガイド軸37は下側に加圧力を付与され、不定形粒子ホルダ36に固定された不定形粒子塊35と一体的になった該昇降ガイド軸37が下に下がり不定形粒子塊35はクリーニングブラシ28から離間する。
【0079】
ここで、偏心カム40が、不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28に接触させる第1の手段に相当し、ばね38が、不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28から離間させる第2の手段に相当する(請求項15)。
【0080】
[4]第4の例
図5は図1のクリーニング装置671の変形例で、クリーニング装置671Cのみ示す。他の構成は図1に準ずる。図5において、回収ローラ29へ不定形粒子を供給する為に、球形トナーと略同一の材料で固形化された材料(不定形粒子塊35)を回収ローラ29へ接触させ削り、供給を停止する為に固形化された材料(不定形粒子塊35)を離間させる例を示す(請求項8)。
【0081】
原理は前記図4の例に準ずる。非画像形成時に不定形粒子塊35は回収ローラ29に接触して削られて回収ローラ29へ移動する。削られた材料は当然球形にはならなく不定形の粒子になる。又削る時の摺擦力で不定形粒子は摩擦帯電し正極性となる。当然正極性が「−極性」になる為に材料や添加剤等は調合してある。
【0082】
回収ローラ29上に移動した不定形粒子は回収ブレード22と回収ローラ29との接触部へ移動し図2に示したように回収ローラ29と回収ブレード22で形成されるニップ部に溜め込まれる。ニップ部では図2に示したように貯め込まれた不定形粒子の堰ができこの堰で画像形成時に進入してくる球形トナーが堰き止められる。
【0083】
画像形成時には図示していないが図4で説明した構成動作と同様に、偏心カム40が駆動手段で図示の状態から180度回転し停止する。偏心カム40が図示の状態から180度回転すると、伸張性の加圧ばね62で不定形粒子塊35は上側に加圧力を付与され、不定形粒子ホルダ36に固定された不定形粒子塊35と一体的になった昇降ガイド軸37が上に上がり不定形粒子塊35は回収ローラから離間する。
【0084】
ここで、偏心カム40が、不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28に接触させる第1の手段に相当し、加圧ばね62が、不定形粒子塊35をクリーニングブラシ28から離間させる第2の手段に相当する(請求項15)。
【0085】
[5]第5の例
図6は、図1の画像形成装置の変形例で、感光体1に対する帯電方式のみ異なる。図1の例では、帯電方式が接触帯電ローラであった。本例では、接触帯電ローラに代えてコロナCH(チャージャ)3を用いたコロナCH(チャージャ)方式としている。前記図17で説明したように、非接触タイプであることから感光体磨耗量が最も少ないタイプである。クリーニング装置としては、図1におけると同じタイプのクリーニング装置671を使用しているが、他のタイプ、(図3におけるクリーニング装置671A、図4におけるクリーニング装置671B、図5におけるクリーニング装置671C)などを適宜選択して適用することもできる。
【0086】
図7は、図1の画像形成装置の変形例で、感光体1に対する帯電方式のみ異なる。図1の例では、帯電方式が接触帯電ローラであった。本例では、接触帯電ローラに代えてマグネットローラである磁気ブラシ形成用のマグローラ26を用いた磁気ブラシ帯電方式としている。クリーニング装置としては、図1におけると同じタイプのクリーニング装置671を使用しているが、他のタイプ、(図3におけるクリーニング装置671A、図4におけるクリーニング装置671B、図5におけるクリーニング装置671C)などを適宜選択して適用することもできる。
【0087】
[6]第6の例
本例は、1つの感光体1のまわりに、複数の現像装置を配置した多色画像形成装置への、これまでのクリーニング装置の適用例であり、また、中間転写体としての中間転写ベルトのクリーニング手段として、これまでのクリーニング装置の適用例である(請求項21、23)。
【0088】
図8において、感光体1のまわりには、回転方向順に帯電手段としての接触帯電ローラ25、レーザー光4の照射位置、ブラック現像装置51B、シアン現像装置51C、マゼンタ現像装置51M、イエロー現像装置51Y、一次転写位置47が順に位置し、さらに、中間転写ベルト47、多色用ブラシクリーニング装置46、除電ランプ2、遮光板24が順に配置されている。
【0089】
カラー画像形成に際しては、感光体1が1回転する毎にレーザー光4がイエローの潜像を形成し、この潜像をイエロー現像装置51Yが球形のカラートナーで可視像化する。このトナー像は中間転写ベルト47に転写される。同様に、感光体が回転する毎に、順にマゼンタ、シアン、ブラックの各カラートナー像が一次転写位置47Aにて順位に中間転写ベルト47に重ね転写されて、フルカラートナー像が形成され、図示しない給紙手段から送られる記録紙が、中間転写ベルト47を支持するローラと二次転写ローラ48とのニップ部を矢印の向きに通過する間にこのフルカラートナー画像が一括転写される。フルトナー画像を転写された記録紙は紙搬送ベルト50により搬送され、図示しない定着装置により定着されて排紙トレイに排出される。
【0090】
ここで、中間転写ベルト47には、カラートナー像が形成されるので、これを次の画像形成に備えてクリーニングする必要があり、このため中間転写ベルト47のまわり、二次転写ローラ48と一次転写位置47Aとの間に中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置49が設けられている。
【0091】
この中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置49としては、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。なお、多色用ブラシクリーニング装置46についても、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。
【0092】
感光体1からトナー像を転写する中間転写ベルト47のクリーニング手段としての中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置49として、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することにより、混色がなくなる。
【0093】
1つの感光体1と複数の現像手段(装置)からなる多色画像形成装置に用いる感光体クリーニング装置にこれまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することにより、球形トナーの使用により、また、クリーニング性の向上により高画質を図ることができる。
【0094】
[7]第7の例
本例は、複数の画像形成部からなる多色画像形成装置への、これまでのクリーニング装置の適用例であり、また、中間転写体としての中間転写ベルトのクリーニング手段として、これまでのクリーニング装置の適用例である(請求項22、23)。
【0095】
図9に示したこの多色画像形成装置において、画像形成部80Y、80M、80C、80Bは、順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する色の画像を形成する手段として設けられた4つであり、これらが、中間転写体としての中間転写ベルト59上に直線的に配置されたタンデムタイプの多色画像形成装置である。
【0096】
イエローの画像形成部80Yを例にとれば、イエロー感光体52Yのまわりには、回転方向順に帯電手段としてのイエロー用帯電ローラ54Y、イエロー用レーザー光53Yの照射位置、イエロー用現像装置54Y、中間転写ベルト59を間にしてイエロー用転写電極58Y、イエロー用ブラシクリーニング装置57Y、イエロー用除電ランプ55Yなどが位置している。
【0097】
なお、他のマゼンタ、シアン、ブラックの各色用の画像形成部80M、80C、Bにおいても、感光体まわりの部材の配置はイエローの画像形成部80Yの例に準じており、ここでは繁雑であるので、イエローの画像形成部80Yについて付した符号(数字)に、マゼンタの画像形成装置80MについてはM、シアンの画像形成部80CについてはC、ブラックの画像形成部80BについてはBをそれぞれ付し、説明を省略する。
【0098】
この多色画像形成装置において、カラー画像形成に際しては、これまで説明した作像例に準じて、各画像形成装置80Y、80M、80C、80Bに順にカラーのトナー像が形成されてこれらのトナー像が中間転写ベルト59の回転中に一次転写位置(たとえば、イエロー用転写電極58Y)の位置を通過する間に順次重ね転写されフルカラートナー像が形成される。
【0099】
このフルカラートナー像は、図示しない給紙手段から送られる記録紙が、中間転写ベルト59を支持するローラと二次転写ローラ60とのニップ部を矢印の向きに通過する間にこのフルカラートナー像が一括転写される。フルトナー像を転写された記録紙は図示しない定着装置により定着されて排紙トレイに排出される。
【0100】
ここで、中間転写ベルト59には、カラートナー像が形成されるので、これを次の画像形成に備えてクリーニングする必要があり、このため中間転写ベルト59のまわり、二次転写ローラ60とイエローの画像形成部80Yとの間に中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置61が設けられている。
【0101】
この中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置61としては、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。なお、各画像形成部における、たとえば、イエロー用ブラシクリーニング装置57Yについても、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。
【0102】
中間転写ベルト59のクリーニング手段としての中間転写ベルト用ブラシクリーニング装置61として、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することにより、混色がなくなる。
【0103】
感光体に用いる感光体クリーニング装置にこれまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することにより、球形トナーの使用により、また、クリーニング性の向上により高画質を図ることができる。
【0104】
[8]第8の例(請求項24)
本例は、記録紙を搬送する転写ベルトを用いている画像形成装置において、この転写ベルト用クリーニング装置として、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用する。
【0105】
本例の画像形成装置のうち、感光体まわりについては、たとえば図1に説明した構成と共通部分を多く含むのでその部分を省略して図10に示す。
【0106】
本例において、図1に示した構成のうち、転写ローラ15に代えて、記録紙を搬送する転写ベルトとして搬送ベルト44を設けている。搬送ベルト44を支持するローラのうち、感光体1の接しているローラ85は転写バイアスを印加されたローラであり、搬送ベルト44を支持する機能も兼用している。
【0107】
感光体1に形成されたトナー像は、図示しない給紙手段から送られる記録紙が、レジストローラ11、12及び、ガイド板13,14を経て搬送ベルト44を支持するローラ85とのニップ部を矢印の向きに通過する間にトナー像が転写される。トナー像を転写された記録紙は図示しない定着装置により定着されて排紙トレイに排出される。
【0108】
ここで、搬送ベルト44は、感光体1からのトナーがオフセットされることがあり、記録紙の裏汚れを生じさせる。これを防止するため搬送ベルト44をクリーニングする必要があり、このため搬送ベルト44のまわり、にベルトクリーニング装置45が設けられている。
【0109】
このベルトクリーニング装置45としては、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。本発明により記録紙の裏汚れが防止される。
【0110】
[9]第9の例(請求項28)
本例は、図11に示すように、感光体1、帯電手段としての接触帯電ローラ25、現像手段66、クリ−ニング装置671Cより選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、図11には図示していない画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジ65において、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用するもので、本例では前記図5において説明したクリーニング装置671Cを使用している。このプロセスカートリッジ65のクリーニング装置では球形トナーと略同一材料の不定形粒子を回収ローラ29へ供給するクリーニングブラシ29を用いていることはもちろんである。
【0111】
本例においてプロセスカートリッジ65は、感光体1、帯電手段(接触帯電ローラ25)、現像手段66、クリ−ニング装置671Cの全部を一体に支持した構成であるが、これらの構成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとして一体に結合して構成してもよい。かかるプロセスカ−トリッジ65を複写機やプリンタ−等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成している。
【0112】
かかるプロセスカートリッジ65と組み合わされる画像形成装置について説明する。本発明のブラシクリーニング装置を用いたプロセスカ−トリッジを有する画像形成装置では、感光体1が所定の周速度で回転駆動される。感光体1は回転過程において、接触帯電ローラ25によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査露光等の像露光手段からの画像露光光(レーザー光4)を受け、こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成され、形成された静電潜像は、次いで現像手段66によりトナ−現像され、現像されたトナ−像は、給紙部から感光体1と転写手段との間に感光体の回転と同期されて給送された記録紙に、転写手段(たとえば、図13で示したような転写ローラ13)により順次転写されていく。像転写を受けた記録紙は感光体面から分離されて定着手段へ導入されて像定着され、複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表面は、クリーニング装置671によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に除電ランプ2により除電された後、繰り返し画像形成に使用される。クリーニング装置671Cに代えて、これまで説明したクリーニング装置671、671A、671B、671Cの何れかを選択して使用することができる。本例では、メンテナンス、交換が容易なプロセスカートリッジの利点を活かしつつ、球形トナーによる画質を向上する環境下において感光体の膜削れ量を低減し、且つ感光体のクリーニング性能を保持することができる。
【0113】
[10]第10の例(請求項26、27)
これまでの説明において、感光体1はブレードよりは磨耗の影響が小さいクリーニングブラシ28を使用するものの、長期的な感光体機能維持を考慮すると磨耗を少なくすることが必要である。本例では、感光体1の磨耗量を極力少なくするように、感光体1にフィラーを分散させ、或いは、アモルファスシリコンとするものである。
【0114】
[10.1] アモルファスシリコン感光体(請求項27)
感光体1として、導電性支持体を50°C〜400°Cに加熱し、該支持体上に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCVD法等の成膜法によりa−Siからなる光導電層を有するアモルファスシリコン感光体(以下、「a−Si系感光体」と称する。)を用いる。
【0115】
中でもプラズマCVD法、すなわち、原料ガスを直流または高周波あるいはマイクロ波グロー放電によって分解し、支持体上にa−Si堆積膜を形成する方法が好適である。
【0116】
《層構成について》
アモルファスシリコン感光体の層構成は例えば以下のようなものである。層構成を説明するための模式的構成図を図12に示す。図12(a)に示す感光体1は、支持体501の上にa−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層502が設けられている。
【0117】
図12(b)に示す感光体1は、支持体501の上に、a−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層502と、アモルファスシリコン系表面層503とから構成されている。
【0118】
図12(c)に示す感光体1は、支持体501の上に、a−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層502と、アモルファスシリコン系表面層503と、アモルファスシリコン系電荷注入阻止層504とから構成されている。
【0119】
図12(d)に示す感光体1は、支持体501の上に、光導電層502が設けられている。該光導電層502はa−Si:H,Xからなる電荷発生層505ならびに電荷輸送層506とからなり、その上にアモルファスシリコン系表面層503が設けられている。
【0120】
《支持体について》
感光体1の支持体としては、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、In、Nb、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およびこれらの合金、例えばステンレス等が挙げられる。また、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムまたはシート、ガラス、セラミック等の電気絶縁性支持体の少なくとも感光層を形成する側の表面を導電処理した支持体も用いることができる。
【0121】
支持体の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒状または板状、無端ベルト状であることができ、その厚さは、所望通りの画像形成装置用感光体を形成し得るように適宜決定するが、画像形成装置用感光体としての可撓性が要求される場合には、支持体としての機能が充分発揮できる範囲内で可能な限り薄くすることができる。しかしながら、支持体は製造上および取り扱い上、機械的強度等の点から通常は10μm以上とされる。
【0122】
《注入防止層について》
本発明に用いることができるアモルファスシリコン感光体には必要に応じて導電性支持体と光導電層との間に、導電性支持体側からの電荷の注入を阻止する働きのある電荷注入阻止層を設けるのが一層、効果的である(図12(c))。
すなわち、電荷注入阻止層は感光層が一定極性の帯電処理をその自由表面に受けた際、支持体側より光導電層側に電荷が注入されるのを阻止する機能を有し、逆の極性の帯電処理を受けた際にはそのような機能が発揮されない、いわゆる極性依存性を有している。そのような機能を付与するために、電荷注入阻止層には伝導性を制御する原子を光導電層に比べ比較的多く含有させる。
電荷注入阻止層の層厚は所望の電子写真特性が得られること、及び経済的効果等の点から好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.3〜4μm、最適には0.5〜3μmとされるのが望ましい。
【0123】
《光導電層について》
光導電層は必要に応じて下引き層上に形成され、光導電層502の層厚は所望の電子写真特性が得られること及び経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは1〜100μm、より好ましくは20〜50μm、最適には23〜45μmとされるのが望ましい。
【0124】
《電荷輸送層について》
電荷輸送層は、光導電層を機能分離した場合の電荷を輸送する機能を主として奏する層である。この電荷輸送層は、その構成要素として少なくともシリコン原子と炭素原子と弗素原子とを含み、必要であれば水素原子、酸素原子を含むa−SiC(H、F、O)からなり、所望の光導電特性、特に電荷保持特性,電荷発生特性および電荷輸送特性を有する。本発明においては酸素原子を含有することが特に好ましい。
電荷輸送層の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果などの点から適宜所望にしたがって決定され、電荷輸送層については、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜40μm、最適には20〜30μmとされるのが望ましい。
【0125】
《電荷発生層について》
電荷発生層は、光導電層を機能分離した場合の電荷を発生する機能を主として奏する層である。この電荷発生層は、構成要素として少なくともシリコン原子を含み、実質的に炭素原子を含まず、必要であれば水素原子を含むa−Si:Hから成り、所望の光導電特性、特に電荷発生特性,電荷輸送特性を有する。
電荷発生層の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは0.5〜15μm、より好ましくは1〜10μm、最適には1〜5μmとされる。
【0126】
《表面層について》
本発明に用いることができるアモルファスシリコン感光体には必要に応じて、上述のようにして支持体上に形成された光導電層の上に、更に表面層を設けることが出来、アモルファスシリコン系の表面層を形成することが好ましい。この表面層は自由表面を有し、主に耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用環境特性、耐久性において本発明の目的を達成するために設けられる。
【0127】
アモルファスシリコン系感光体は、表面硬度が高く、半導体レーザ(770〜800nm)などの長波長光に高い感度を示し、しかも繰返し使用による劣化もほとんど認められないことから、高速複写機やレーザービームプリンタ(LBP)などの電子写真用感光体として用いられている。
【0128】
本発明のクリーニング装置と組み合わせて使用される感光体の表面層の層厚としては、通常0.01〜3μm、好適には0.05〜2μm、最適には0.1〜1μmとされるのが望ましいものである。層厚が0.01μmよりも薄いと感光体を使用中に摩耗等の理由により表面層が失われてしまい、3μmを超えると残留電位の増加等の電子写真特性低下がみられる。
【0129】
[10.2] フィラーを分散させた感光体(請求項26)
本発明のクリーニング装置と組み合わせて使用される感光体に用いることができるフィラーを分散させた感光体1は、図12(a)に示す層構成に準じ、支持体501の上に光導電性を有する光導電層502を設け、さらにその表面にアモルファス系表面層503に代えて、光導電層502と同じ材料中にアルミナを分散させた表面層を形成した感光体であり、磨耗が少なく、耐久性がある。
【0130】
【発明の効果】
請求項1の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を回収ローラへ供給する手段を有するので回収ローラ上の球形トナーがクリーニングできる。
【0131】
請求項2の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子をブラシローラから回収ローラへ供給するので回収ローラ上の球形トナーがクリーニングできる。
【0132】
請求項3の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を供給ローラから回収ローラへ供給するので回収ローラ上の球形トナーがクリーニングできる。
【0133】
請求項4の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子をブラシローラから回収ローラへ供給するので回収ローラ上の球形トナーがクリーニングできる。
【0134】
請求項5の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子が回収ローラで削られながら供給されるので回収ローラ上の球形トナーがクリーニングできる。
【0135】
請求項6の発明では、不定形粒子が球形トナーと略同一の硬さを有する材料で製造された不定形トナーであるのでクリーニングブレードの摩耗、傷が低減できる(シリカでは像担持体にめり込んだり傷を付ける)。
【0136】
請求項7の発明では、不定形粒子が球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料をブラシローラで削った粒子であるので装置が簡単に構成できる。
【0137】
請求項8の発明では、不定形粒子が球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料を回収ローラで削った粒子であるので装置が簡単に構成できる。
【0138】
請求項9の発明では、不定形粒子が球形トナーと同一の帯電極性であるので像担持体への逆付着がない。
【0139】
請求項10の発明では、不定形粒子が球形トナー粒径と同じか大きいのでクリーニング性能が維持できる。
【0140】
請求項11の発明では、回収ローラへ供給する不定形粒子が球形トナーと同一色であるのでトナーリサイクルが可能になる。
【0141】
請求項12の発明では、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段と供給しない第2の手段を有するので回収ローラ上のクリーニング性能を維持できる。
【0142】
請求項13の発明では、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が不定径粒子と同極性の電圧を供給ローラへ印加し、供給しない第2の手段が前記電圧を印加しない(切る)ので回収ローラ上のクリーニング性能を維持できる。
請求項14の発明では、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が供給ローラを回転し、供給しない第2の手段が回転を停止する(止める)ので回収ローラ上のクリーニング性能を維持できる。
【0143】
請求項15の発明では、不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料をブラシへ接触させ、供給しない第2の手段が材料をブラシから離間させるので回収ローラ上のクリーニング性能を維持できる。
【0144】
請求項16の発明では、不定形粒子を回収ローラへ付着させる第1の手段が非画像形成時で、付着させない第2の手段が画像形成時であるので球形トナーと不定径トナーが混ざらない。
請求項17の発明では、不定形粒子を付着させる非画像形成時が紙間であるので球形トナーと不定形トナーが混ざらない。
【0145】
請求項18の発明では、不定形粒子を付着させる非画像形成時がウォームアップ時であるので球形トナーと不定径トナーが混ざらない。
請求項19の発明では、不定形粒子を付着させる非画像形成時が1ジョブ後であるので球形トナーと不定形トナーが混ざらない。
請求項20の発明では、不定形粒子を付着させる非画像形成時が一定枚数経過後であるので球形トナーと不定形トナーが混ざらない。
【0146】
請求項21の発明では、1つの像担持体と複数の現像手段からなる多色画像形成装置に用いる像担持体用クリーニング装置に適用されるので高画質になる。
【0147】
請求項22の発明では、複数の画像形成部からなる多色画像形成装置に用いる像担持体用クリーニング装置に適用されるので高画質になる。
請求項23の発明では、像担持体からトナー像を転写する中間転写体に用いる中間転写体用クリーニング装置に適用されるので混色がなくなる。
【0148】
請求項24の発明では、シート状媒体を搬送する転写ベルト用クリーニング装置に適用されるので、像担持体の裏汚れがなくなる。
【0149】
請求項25の発明では、球形トナーと略同一材料の不定形粒子を回収ローラへ供給するブラシクリーニング装置を用いた画像形成装置で有るので球形トナーによる画質向上ができる。
【0150】
請求項26の発明では、像担持体がフィラーを分散させることにより強化した像担持体であるので像担持体の膜が削れにくく、磨耗が少なく、耐久性がある。
【0151】
請求項27の発明では、感光体がアモルファスシリコンなので、磨耗が少なく、耐久性がある。
【0152】
請求項28の発明では、像担持体と、帯電手段、現像手段、ブラシクリ−ニング装置より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジを構成したので、メンテナンス、交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニング装置を含む、感光体まわりのプロセス部材の構成を説明した画像形成装置要部の構成図である。
【図2】回収ローラと回収ブレードで形成されるニップ部のトナーの状態を説明した図である。
【図3】感光体まわりのプロセス部材、主としてクリーニング装置の構成を説明した図である。
【図4】感光体まわりのプロセス部材、主としてクリーニング装置の構成を説明した図である。
【図5】感光体まわりのプロセス部材、主としてクリーニング装置の構成を説明した図である。
【図6】感光体まわりのプロセス部材、主としてクリーニング装置、帯電手段などの構成を説明した図である。
【図7】感光体まわりのプロセス部材、主としてクリーニング装置、帯電手段などの構成を説明した図である。
【図8】1つの感光体まわりに複数の現像手段を配した多色画像形成装置の一例を説明した要部の構成図である。
【図9】中間転写ベルトに沿って複数の画像形成部を配した多色画像形成装置の一例を説明した要部の構成図である。
【図10】記録紙を搬送する転写ベルトを用いている画像形成装置についてその要部を部分的に示した構成図である。
【図11】プロセスカートリッジを例示した図である。
【図12】図12(a)〜(c)はそれぞれ、感光体の層構成を模式敵に説明した図である。
【図13】ブレード方式のクリーニング装置を用いた従来の画像形成装置についてその要部を説明した構成図である。
【図14】クリーニングブレード方式での連続通紙後のブレード線圧と感光体磨耗量との関係を説明した図である。
【図15】クリーニングブレード方式での、感光体表面の摩擦係数と通紙枚数との関係を説明した図である。
【図16】クリーニングブレード方式での、感光体磨耗量と通紙枚数との関係を説明した図である。
【図17】クリーニングブレードの変形の様子を説明した図である。
【図18】クリーニングブレードが感光体の周方向で振動する様子を説明した図である。
【図19】従来のクリーニングブラシ方式のクリーニング装置を画像形成装置の要部とともに説明した図である。
【図20】ブレードとブラシとについて通紙枚数と感光体磨耗量とを比較して示した図である。
【符号の説明】
28 (ブラシローラとしての)クリーニングブラシ
29 回収ローラ
30 (供給手段としての)供給ローラ

Claims (28)

  1. 被クリーニング体の残留トナーをブラシローラでクリーニングし、ブラシローラから回収ローラ上にトナーを転移させ、回収ローラ上のトナーをブレードで除去するクリーニング装置において、
    球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記回収ローラへ供給する供給手段を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記被クリーニング体が像担持体であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記供給手段としての供給ローラからブラシローラを介して前記回収ローラへ供給することを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記被クリーニング体が像担持体であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記供給手段としての供給ローラから前記回収ローラへ供給することを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記被クリーニング体が像担持体であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子を前記ブラシローラから前記回収ローラへ供給することを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記被クリーニング体が像担持体であり、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料から生成される不定形粒子塊を前記回収ローラで削りながら供給する手段を有すること特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1乃至3の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で製造された不定形トナーであることを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1、4、5の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料を前記ブラシローラで削った粒子であることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 請求項1、4、5の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記不定形粒子が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料を前記回収ローラで削った粒子であることを特徴とするクリーニング装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記不定形粒子が、球形トナーと同一の帯電極性を有することを特徴とするクリーニング装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記不定形粒子が、球形トナー粒径と略同一か大きいことを特徴とするリーニング装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    前記回収ローラへ供給する不定形粒子が、球形トナーと同一色であることを特徴とするクリーニング装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    球形トナーと略同一の硬さを有する材料の不定形粒子を前記回収ローラへ供給する第1の手段と供給しない第2の手段を有することを特徴とするクリーニング装置。
  13. 請求項1、2、3、6乃至11の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が不定径粒子と同極性の電圧を供給ローラへ印加し、供給しない第2の手段が前記電圧を印加しないことを特徴とするクリーニング装置。
  14. 請求項1、2、3、6乃至11の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が供給ローラを回転し、供給しない第2の手段が回転を停止することを特徴とするクリーニング装置。
  15. 請求項1、4、5、7乃至11の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段が、球形トナーと略同一の硬さを有する材料で固形化された材料をブラシに接触させ、供給しない第2の手段が材料を離間させることを特徴とするクリーニング装置。
  16. 請求項1乃至15の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を回収ローラへ供給する第1の手段の動作時期が非画像形成時で、供給しない第2の手段の動作時期が画像形成時であることを特徴とするクリーニング装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を供給する非画像形成時が紙間であることを特徴とするクリーニング装置。
  18. 請求項1乃至16の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を供給する非画像形成時がウォームアップ時であることを特徴とするクリーニング装置。
  19. 請求項1乃至16の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を供給する非画像形成時が1ジョブ後であることを特徴とするクリーニング装置。
  20. 請求項1乃至16の何れか一つに記載のクリーニング装置において、
    不定形粒子を供給する非画像形成時が一定枚数経過後であることを特徴とするクリーニング装置。
  21. 1つの像担持体と複数の現像手段からなる多色画像形成装置において、
    前記像担持体用クリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とする多色画像形成装置。
  22. 複数の画像形成部からなる多色画像形成装置において、
    前記像担持体用クリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とする多色画像形成装置。
  23. 像担持体からトナー像を転写する中間転写体を具備した多色画像形成装置において、
    前記中間転写体を被クリーニング体とするクリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とする多色画像形成装置。
  24. シート状媒体を搬送する転写ベルトを用いている画像形成装置において、
    前記転写ベルトを被クリーニング体とするクリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とする画像形成装置。
  25. 像担持体を有する画像形成装置において、
    前記像担持体用クリーニング装置が請求項1乃至20の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とする画像形成装置。
  26. 請求項25記載の画像形成装置において、
    前記像担持体がフィラーを分散させたものであることを特徴とする画像形成装置。
  27. 請求項25記載の画像形成装置において、
    前記像担持体がアモルファスシリコン像担持体であることを特徴とする画像形成装置。
  28. 像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング装置より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記クリーニング装置は、請求項1乃至27の何れか一つに記載のクリーニング装置であることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
JP2002265393A 2002-09-11 2002-09-11 クリーニング装置、画像形成装置 Pending JP2004102018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002265393A JP2004102018A (ja) 2002-09-11 2002-09-11 クリーニング装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002265393A JP2004102018A (ja) 2002-09-11 2002-09-11 クリーニング装置、画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004102018A true JP2004102018A (ja) 2004-04-02

Family

ID=32264549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002265393A Pending JP2004102018A (ja) 2002-09-11 2002-09-11 クリーニング装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004102018A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008152187A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US7433626B2 (en) * 2006-03-31 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring different voltages for collecting and transferring toner from a cleaning member
US8027612B2 (en) 2007-04-13 2011-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a charge member disposed near an image bearing member

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433626B2 (en) * 2006-03-31 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring different voltages for collecting and transferring toner from a cleaning member
JP2008152187A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US8027612B2 (en) 2007-04-13 2011-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a charge member disposed near an image bearing member
US8238782B2 (en) 2007-04-13 2012-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a charge member disposed near an image bearing member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8224199B2 (en) Image forming apparatus featuring toner image band formation and adjusting image formation
US20140105643A1 (en) Image forming apparatus having a brush member
JP2010014943A (ja) クリーニング装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ
US9098020B2 (en) Image forming apparatus with cleaning current control
JP2008191514A (ja) 画像形成装置
US6922539B2 (en) Process cartridge and image forming apparatus in which the contact width of a developer charger with an image bearing member is greater than or equal to the sum of the developing width of developing means and the width of movement of the developer charger
JP2008076498A (ja) 画像形成ユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP5054316B2 (ja) 画像形成装置
JP4208513B2 (ja) 画像形成装置
EP1262840B1 (en) Image forming apparatus including discharging device for preventing reattachment of residual toner to intermediate transfer element
JP2007041417A (ja) クリーニングブレード、ブレードユニット、画像形成装置、多色画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2010210859A (ja) 画像形成装置
JP2004102018A (ja) クリーニング装置、画像形成装置
JP4059012B2 (ja) 画像形成装置
JP2005037473A (ja) クリーニング装置、これを用いた画像形成装置、クリーニング方法、及びこれを用いた画像形成方法
JP5950874B2 (ja) 画像形成装置
JP2004117599A (ja) 画像形成装置
JP2018054649A (ja) 画像形成装置
JP2004021135A (ja) 画像形成装置
JP2007003610A (ja) 画像形成装置、多色画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2009210933A (ja) クリーニング機構、および画像形成装置
JP2006126268A (ja) 画像形成装置
JPH08166754A (ja) 画像形成装置
JP4512335B2 (ja) 画像形成装置及びクリーニング方法
JP5404884B2 (ja) 画像形成装置