JP2003309404A - 多層基板および衛星放送受信装置 - Google Patents
多層基板および衛星放送受信装置Info
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- JP2003309404A JP2003309404A JP2002114299A JP2002114299A JP2003309404A JP 2003309404 A JP2003309404 A JP 2003309404A JP 2002114299 A JP2002114299 A JP 2002114299A JP 2002114299 A JP2002114299 A JP 2002114299A JP 2003309404 A JP2003309404 A JP 2003309404A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P5/00—Coupling devices of the waveguide type
- H01P5/08—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
- H01P5/10—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
- H01P5/107—Hollow-waveguide/strip-line transitions
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Waveguides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 雑音を低くした上で、1枚の両面基板を用い
た場合と同等の低い通過損失を確保することができる多
層基板とLNBコンバータを提供する。 【解決手段】 誘電体層5,6,7を挟むようにパター
ン層1,2,3,4を有する4層基板を備え、マイクロ
ストリップラインの信号ラインに対応するグランドパタ
ーンが設けられるパターン層4は、平面的に見て少なく
とも突出部1aの根元部1bに重なる部分4aが、根元
部に対向して他方側の表層をなし、前記根元部と前記他
方側の表層をなす部分との間に他のパターン層2,3を
介在させない。
た場合と同等の低い通過損失を確保することができる多
層基板とLNBコンバータを提供する。 【解決手段】 誘電体層5,6,7を挟むようにパター
ン層1,2,3,4を有する4層基板を備え、マイクロ
ストリップラインの信号ラインに対応するグランドパタ
ーンが設けられるパターン層4は、平面的に見て少なく
とも突出部1aの根元部1bに重なる部分4aが、根元
部に対向して他方側の表層をなし、前記根元部と前記他
方側の表層をなす部分との間に他のパターン層2,3を
介在させない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送や衛星通
信で使用する衛星放送受信装置、すなわち低雑音ブロッ
クダウン(LNB:Low Noise Block-down)コンバータ
に使用する多層基板およびそれを用いた衛星放送受信装
置(以下、LNBコンバータと記す)に関するものであ
る。
信で使用する衛星放送受信装置、すなわち低雑音ブロッ
クダウン(LNB:Low Noise Block-down)コンバータ
に使用する多層基板およびそれを用いた衛星放送受信装
置(以下、LNBコンバータと記す)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】LNBコンバータに使用する基板は、図
10に示すように、従来よりテフロン(R)基材からな
る基板誘電体層105の両面に銅箔でマイクロストリッ
プライン101,102を形成した2層基板(両面基
板)と呼ばれるものを使用している。また、図11に示
すように、マイクロストリップラインでは、基板の表層
に信号ラインとなる回路パターンを作製し、裏層を全面
グランドとする構成により、低損失で安定した通過特性
を得ていた。すなわち、図12に示すように、導波路1
13を伝播してきた電波信号をフレーム112とシャー
シ111とで囲まれる空間内に導入し、プローブ120
を介して、2層基板110の表層101に形成されたマ
イクロストリップラインに伝送入力していた。図12に
配置される2層基板の伝送部付近の構造を、図13に示
す。貫通孔121に設けられたプローブ120を構成す
る突出部101aは、マイクロストリップラインの信号
ラインから連続して、基板誘電体層105の突出部の上
に設けられている。また、LNBコンバータの回路を基
板上に作製する場合においても、基板裏面を全面グラン
ドとすることにより、全体のアース状態を一定にできる
など2層基板を使用する利点は多い。
10に示すように、従来よりテフロン(R)基材からな
る基板誘電体層105の両面に銅箔でマイクロストリッ
プライン101,102を形成した2層基板(両面基
板)と呼ばれるものを使用している。また、図11に示
すように、マイクロストリップラインでは、基板の表層
に信号ラインとなる回路パターンを作製し、裏層を全面
グランドとする構成により、低損失で安定した通過特性
を得ていた。すなわち、図12に示すように、導波路1
13を伝播してきた電波信号をフレーム112とシャー
シ111とで囲まれる空間内に導入し、プローブ120
を介して、2層基板110の表層101に形成されたマ
イクロストリップラインに伝送入力していた。図12に
配置される2層基板の伝送部付近の構造を、図13に示
す。貫通孔121に設けられたプローブ120を構成す
る突出部101aは、マイクロストリップラインの信号
ラインから連続して、基板誘電体層105の突出部の上
に設けられている。また、LNBコンバータの回路を基
板上に作製する場合においても、基板裏面を全面グラン
ドとすることにより、全体のアース状態を一定にできる
など2層基板を使用する利点は多い。
【0003】しかし、近年、衛星放送や衛星通信の多チ
ャンネル化や、複数衛星を受信するマルチ化に伴い、複
数のLNBコンバータで受信していた受信システムを一
台のLNBコンバータで受信するシステムに移行する動
向にある。これより、今後のLNBコンバータには、一
台のLNBコンバータの中に従来の複数のLNB回路
を、問題を生じずに配置できる性能が要求されることに
なる。また、今後のLNBコンバータでは、出力される
信号がスイッチングにより切替えや分配が行なわれるた
め、複数の信号が干渉しない高アイソレーション化が重
視されることになる。
ャンネル化や、複数衛星を受信するマルチ化に伴い、複
数のLNBコンバータで受信していた受信システムを一
台のLNBコンバータで受信するシステムに移行する動
向にある。これより、今後のLNBコンバータには、一
台のLNBコンバータの中に従来の複数のLNB回路
を、問題を生じずに配置できる性能が要求されることに
なる。また、今後のLNBコンバータでは、出力される
信号がスイッチングにより切替えや分配が行なわれるた
め、複数の信号が干渉しない高アイソレーション化が重
視されることになる。
【0004】しかしながら、LNBコンバータに用いら
れる従来の2層基板では、信号ラインが交差(クロス)
する部分が避けられない。このため、従来は、セミリジ
ッドケーブル等を利用して信号を強制的に分離する方法
を一般的に用いていた。近年のマルチサテライト対応の
LNBコンバータでは、さらにその信号クロス部が複雑
になり、物理的にも組立てが困難な構成となっている。
れる従来の2層基板では、信号ラインが交差(クロス)
する部分が避けられない。このため、従来は、セミリジ
ッドケーブル等を利用して信号を強制的に分離する方法
を一般的に用いていた。近年のマルチサテライト対応の
LNBコンバータでは、さらにその信号クロス部が複雑
になり、物理的にも組立てが困難な構成となっている。
【0005】これを解決する方法の1つとして、図14
に示す多層基板を使用する方法を挙げることができる。
この多層基板では、1層目101、2層目102、3層
目103および4層目104のパターン層の間に、2枚
の基板誘電体層105,107および1枚の接着絶縁層
106が配置されている。この多層基板は、図15に示
すように、2層基板の構成をベースに2層基板と2層基
板を絶縁層106となる接着剤で貼り合せて形成されて
いる。したがって、2層基板に含まれる表パターンと裏
パターンとが2つずつあり、層構成が1層から4層まで
の4層構成となる。さらに、2層基板を積層してゆくこ
とにより、層構成は4層、6層、8層といった多層構成
となる。
に示す多層基板を使用する方法を挙げることができる。
この多層基板では、1層目101、2層目102、3層
目103および4層目104のパターン層の間に、2枚
の基板誘電体層105,107および1枚の接着絶縁層
106が配置されている。この多層基板は、図15に示
すように、2層基板の構成をベースに2層基板と2層基
板を絶縁層106となる接着剤で貼り合せて形成されて
いる。したがって、2層基板に含まれる表パターンと裏
パターンとが2つずつあり、層構成が1層から4層まで
の4層構成となる。さらに、2層基板を積層してゆくこ
とにより、層構成は4層、6層、8層といった多層構成
となる。
【0006】LNBコンバータに使用する多層基板、た
とえば図16に示す4層基板では、1層目および4層目
など最終層、または表層に部品が実装可能となり、また
表層にマイクロストリップラインのパターンを作製する
ことができる。このとき、マイクロストリップラインに
対するグランド層に相当するパターンは、内層と呼ばれ
る2層目および3層目など基板の表面に現れない部分に
形成される。
とえば図16に示す4層基板では、1層目および4層目
など最終層、または表層に部品が実装可能となり、また
表層にマイクロストリップラインのパターンを作製する
ことができる。このとき、マイクロストリップラインに
対するグランド層に相当するパターンは、内層と呼ばれ
る2層目および3層目など基板の表面に現れない部分に
形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような2層基板を積層した多層基板では、内層に配置さ
れるグランド層とその基板を固定している筐体とは電気
的に分離される。このため、特に高周波になると通過損
失として影響を受け易い。2層基板の使用に比べ、この
通過損失劣化が多層基板を採用する場合の問題になって
いる。
ような2層基板を積層した多層基板では、内層に配置さ
れるグランド層とその基板を固定している筐体とは電気
的に分離される。このため、特に高周波になると通過損
失として影響を受け易い。2層基板の使用に比べ、この
通過損失劣化が多層基板を採用する場合の問題になって
いる。
【0008】上述したように、2層基板におけるプロー
ブと基板回路との接続を図12および図13のように構
成することで、低損失な給電が可能であった。これは通
過損失が最も少なくなるようプローブ周囲を金属シャー
シとフレームとで囲み電波漏れを防いでいたためであ
る。しかし、多層基板、例えば4層基板において、1層
目をマイクロストリップラインのパターンとし、2層目
の内層パターンをグランドとした場合、図12および1
3と比較しても同様な層構成にならない。この場合、3
層目、4層目パターンが介在することによる通過特性の
劣化が非常に大きくなってしまう。すなわち、2層基板
ではシャーシとフレームとの間に2層基板を挟み込むこ
とにより、電波漏れが防げると同時に、プローブのグラ
ンドと回路の接続部分のグランド面とが共通であること
から、アースを十分安定させる構成であったためであ
る。4層基板では、内層パターンに設けた回路のグラン
ドとシャーシのグランドとの接触を簡単には良好にとる
ことができない。すなわち2層基板の裏面グランドパタ
ーンとシャーシとの間にさらに2層基板が挿入されたよ
うな状態になっており、通過特性の劣化が大きくなって
いる。現在このことが、多層基板をLNBコンバータに
採用する際の弊害となっている。
ブと基板回路との接続を図12および図13のように構
成することで、低損失な給電が可能であった。これは通
過損失が最も少なくなるようプローブ周囲を金属シャー
シとフレームとで囲み電波漏れを防いでいたためであ
る。しかし、多層基板、例えば4層基板において、1層
目をマイクロストリップラインのパターンとし、2層目
の内層パターンをグランドとした場合、図12および1
3と比較しても同様な層構成にならない。この場合、3
層目、4層目パターンが介在することによる通過特性の
劣化が非常に大きくなってしまう。すなわち、2層基板
ではシャーシとフレームとの間に2層基板を挟み込むこ
とにより、電波漏れが防げると同時に、プローブのグラ
ンドと回路の接続部分のグランド面とが共通であること
から、アースを十分安定させる構成であったためであ
る。4層基板では、内層パターンに設けた回路のグラン
ドとシャーシのグランドとの接触を簡単には良好にとる
ことができない。すなわち2層基板の裏面グランドパタ
ーンとシャーシとの間にさらに2層基板が挿入されたよ
うな状態になっており、通過特性の劣化が大きくなって
いる。現在このことが、多層基板をLNBコンバータに
採用する際の弊害となっている。
【0009】本発明は、マルチチャンネル化に伴って生
じやすい雑音や混信などを無くした上で、1枚の両面基
板を用いた場合と同等の低い通過損失を確保することが
できる多層基板およびその多層基板を用いたLNBコン
バータを得ることを目的とする。
じやすい雑音や混信などを無くした上で、1枚の両面基
板を用いた場合と同等の低い通過損失を確保することが
できる多層基板およびその多層基板を用いたLNBコン
バータを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のLNBコンバー
タは、マイクロストリップラインと、プローブとを有す
る多層基板を備え、アンテナからの電波信号に導波路内
を伝播させ、そのプローブを介してマイクロストリップ
ラインに信号伝送するコンバータである。上記多層基板
には、導波用の貫通孔が開けられ、その貫通孔に多層基
板から突き出るようプローブが設けられる。また、その
多層基板において、その一方の表層のパターン層に前記
マイクロストリップラインの信号ラインおよびプローブ
の部分を構成する突出部が設けられ、信号ラインに対応
するグランドパターンが設けられるパターン層は、平面
的に見て少なくとも突出部の根元部に重なる部分が、根
元部に対向して他方側の表層をなし、根元部と前記他方
側の表層をなす部分との間に他のパターン層を介在させ
ない。
タは、マイクロストリップラインと、プローブとを有す
る多層基板を備え、アンテナからの電波信号に導波路内
を伝播させ、そのプローブを介してマイクロストリップ
ラインに信号伝送するコンバータである。上記多層基板
には、導波用の貫通孔が開けられ、その貫通孔に多層基
板から突き出るようプローブが設けられる。また、その
多層基板において、その一方の表層のパターン層に前記
マイクロストリップラインの信号ラインおよびプローブ
の部分を構成する突出部が設けられ、信号ラインに対応
するグランドパターンが設けられるパターン層は、平面
的に見て少なくとも突出部の根元部に重なる部分が、根
元部に対向して他方側の表層をなし、根元部と前記他方
側の表層をなす部分との間に他のパターン層を介在させ
ない。
【0011】上記の根元部に対向して他方側の表層をな
す部分は、プローブの突出部が設けられる表層を多層基
板の一方の基板表面層(最上層)として、その一方の基
板表面層に対する他方の基板表面層(最下層)であって
もよい。また、最下層の部分を削除して内層パターンの
部分を露出して表層とした部分であってもよい。
す部分は、プローブの突出部が設けられる表層を多層基
板の一方の基板表面層(最上層)として、その一方の基
板表面層に対する他方の基板表面層(最下層)であって
もよい。また、最下層の部分を削除して内層パターンの
部分を露出して表層とした部分であってもよい。
【0012】すなわち、上記本発明では、多層基板を用
いて構成されるLNBコンバータにおいて、高周波信号
の通過損失を低減させるため、(1)内層パターンをグ
ランド層とせず、シャーシなど筐体のアースと接触可能
な基板表面パターンをグランド層とする構造。(2)内
層パターンを加工により露出させて、信号ラインに対応
するグランド層とし、その露出させた内層パターン層と
シャーシなど筐体とを接触させる構造。また、(3)上
記(1)の構造の多層基板を用い、基板表面層パターン
によりグランド部分を構成することにより、通過損失を
低減しかつLNBコンバータの組立てを容易にする構造
を提供する(組み立ての容易化)。
いて構成されるLNBコンバータにおいて、高周波信号
の通過損失を低減させるため、(1)内層パターンをグ
ランド層とせず、シャーシなど筐体のアースと接触可能
な基板表面パターンをグランド層とする構造。(2)内
層パターンを加工により露出させて、信号ラインに対応
するグランド層とし、その露出させた内層パターン層と
シャーシなど筐体とを接触させる構造。また、(3)上
記(1)の構造の多層基板を用い、基板表面層パターン
によりグランド部分を構成することにより、通過損失を
低減しかつLNBコンバータの組立てを容易にする構造
を提供する(組み立ての容易化)。
【0013】上記(1)〜(3)により、通過特性にお
いては低損失でありながら、多層基板のもつ優位的な特
徴を最大限に利用することができる。すなわち、多層基
板採用のLNBコンバータにおける利点として、多層化
による小型化、複雑な配線の簡略化、組立ての簡素化、
および信頼性向上等を挙げることができる。これら利点
において、総合的には製造コストダウンに繋がる作用が
ある。ただし、現時点での基板コストは流通している台
数が少数であるため基板単品ではまだ高価である。
いては低損失でありながら、多層基板のもつ優位的な特
徴を最大限に利用することができる。すなわち、多層基
板採用のLNBコンバータにおける利点として、多層化
による小型化、複雑な配線の簡略化、組立ての簡素化、
および信頼性向上等を挙げることができる。これら利点
において、総合的には製造コストダウンに繋がる作用が
ある。ただし、現時点での基板コストは流通している台
数が少数であるため基板単品ではまだ高価である。
【0014】本発明による効果として、複数の衛星を受
信するLNBコンバータなど信号がクロスするLNBコ
ンバータにおいて、従来行なっていた外付けケーブルを
用いず、組立ての簡単な多層基板を用いて高アイソレー
ションなLNBコンバータを構成し、かつ通過損失の少
ない高性能なLNBコンバータとすることが可能にな
る。本方式により、LNBコンバータへの多層基板の採
用が増加していくと基板単価の低下により、既存のLN
Bコンバータのより積極的な小型化が実現できる。
信するLNBコンバータなど信号がクロスするLNBコ
ンバータにおいて、従来行なっていた外付けケーブルを
用いず、組立ての簡単な多層基板を用いて高アイソレー
ションなLNBコンバータを構成し、かつ通過損失の少
ない高性能なLNBコンバータとすることが可能にな
る。本方式により、LNBコンバータへの多層基板の採
用が増加していくと基板単価の低下により、既存のLN
Bコンバータのより積極的な小型化が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて、本発明の実施
の形態について説明をする。
の形態について説明をする。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。この多層基板10は、2枚の両面
基板が絶縁層6を接着層として積層されている。この多
層基板10には貫通孔21があけられ、貫通孔21に突
き出るようにプローブ20が設けられている。プローブ
20は、マイクロストリップラインが形成された1層目
のパターン層1から突き出た突出部1aと、2枚の基板
絶縁層5,7および絶縁層6から突き出た突出部とで形
成されている。
形態1におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。この多層基板10は、2枚の両面
基板が絶縁層6を接着層として積層されている。この多
層基板10には貫通孔21があけられ、貫通孔21に突
き出るようにプローブ20が設けられている。プローブ
20は、マイクロストリップラインが形成された1層目
のパターン層1から突き出た突出部1aと、2枚の基板
絶縁層5,7および絶縁層6から突き出た突出部とで形
成されている。
【0017】1層目と異なる他方の表層のパターン層4
には、1層目の突出部1aの根元部1bに対向する部分
4aが配置されている。この根元部1bに対向する部分
4aと根元部1bとの間には、他のパターン層の部分は
介在していない。この4層目のパターン層4にグランド
パターンを形成する。このグランドパターンは、周縁部
においてシャーシ11に接触している。
には、1層目の突出部1aの根元部1bに対向する部分
4aが配置されている。この根元部1bに対向する部分
4aと根元部1bとの間には、他のパターン層の部分は
介在していない。この4層目のパターン層4にグランド
パターンを形成する。このグランドパターンは、周縁部
においてシャーシ11に接触している。
【0018】図2は、図1に示す多層基板10の1層目
のパターン層の貫通孔を含む周囲を示す平面図である。
突出部1aが貫通孔21に突き出し、プローブの一部を
形成している。また、図3は、4層目のパターン層の貫
通孔を含む周囲を示す平面図である。平面的に見て、突
出部1aに対応する部分4aが、1層目の突出部1aと
の間に他のパターン層を介在させずに裏面の表層部を形
成する部分である。また、図4は、2層目および3層目
のパターン層2,3を示す平面図である。2層目および
3層目のパターン層2,3は、1層目の根元部1bと、
4層目の根元部1bに対応する部分との間に介在しない
ように、貫通孔21に連続して凹部2a,3aが設けら
れている。
のパターン層の貫通孔を含む周囲を示す平面図である。
突出部1aが貫通孔21に突き出し、プローブの一部を
形成している。また、図3は、4層目のパターン層の貫
通孔を含む周囲を示す平面図である。平面的に見て、突
出部1aに対応する部分4aが、1層目の突出部1aと
の間に他のパターン層を介在させずに裏面の表層部を形
成する部分である。また、図4は、2層目および3層目
のパターン層2,3を示す平面図である。2層目および
3層目のパターン層2,3は、1層目の根元部1bと、
4層目の根元部1bに対応する部分との間に介在しない
ように、貫通孔21に連続して凹部2a,3aが設けら
れている。
【0019】次に、多層基板10を含むLNBコンバー
タ30の構造について説明する。図5を参照して、多層
基板10は、金属シャーシ11と金属フレーム12とに
よって挟み込まれる。LNBコンバータにおいて、導波
管13を伝播してきた電気信号は、多層基板から突き出
させたプローブ20を介して多層基板の回路部分へと入
力される。この電気信号の入力を給電と称する場合があ
る。
タ30の構造について説明する。図5を参照して、多層
基板10は、金属シャーシ11と金属フレーム12とに
よって挟み込まれる。LNBコンバータにおいて、導波
管13を伝播してきた電気信号は、多層基板から突き出
させたプローブ20を介して多層基板の回路部分へと入
力される。この電気信号の入力を給電と称する場合があ
る。
【0020】金属シャーシ11は、多層基板10を固定
し、また外部端子と多層基板とに共通したアースの場を
提供し、さらアンテナから反射される高周波の電波信号
の伝送における導波管としても機能している。また、金
属フレーム12は、金属シャーシ11との組合せによる
多層基板回路への信号伝送、電波シールド、シャーシと
一体化したグランド、LNBコンバータ内の気密保持等
の働きをする。
し、また外部端子と多層基板とに共通したアースの場を
提供し、さらアンテナから反射される高周波の電波信号
の伝送における導波管としても機能している。また、金
属フレーム12は、金属シャーシ11との組合せによる
多層基板回路への信号伝送、電波シールド、シャーシと
一体化したグランド、LNBコンバータ内の気密保持等
の働きをする。
【0021】受信に関して、衛星からの微弱な信号は、
キャリアとなる高周波信号として多層基板の回路へと送
信される。衛星からの信号はパラボラアンテナのディッ
シュにより反射され、LNBコンバータの導波管内で焦
点を合わせる。導波管内を伝播する電波は、多層基板か
ら突き出すプローブにより導波管内のインピーダンスと
回路のインピーダンスの整合をとり、多層基板の回路部
分、とくにマイクロストリップラインへと伝送される。
キャリアとなる高周波信号として多層基板の回路へと送
信される。衛星からの信号はパラボラアンテナのディッ
シュにより反射され、LNBコンバータの導波管内で焦
点を合わせる。導波管内を伝播する電波は、多層基板か
ら突き出すプローブにより導波管内のインピーダンスと
回路のインピーダンスの整合をとり、多層基板の回路部
分、とくにマイクロストリップラインへと伝送される。
【0022】上記の多層基板を用いることにより、マル
チチャネル化に対応しながら、良好なNF性能を確保
し、かつ、通過損失を低減させることが可能となる。
チチャネル化に対応しながら、良好なNF性能を確保
し、かつ、通過損失を低減させることが可能となる。
【0023】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。本実施の形態では、実施の形態1
と同様に、マイクロストリップラインを構成する1層目
のパターン層1にプローブを形成する突出部1aを設け
る。このプローブは、基板絶縁層5から突き出された突
出部を含むが、他の絶縁層や基板絶縁層からの突出部は
含まない。
形態2におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。本実施の形態では、実施の形態1
と同様に、マイクロストリップラインを構成する1層目
のパターン層1にプローブを形成する突出部1aを設け
る。このプローブは、基板絶縁層5から突き出された突
出部を含むが、他の絶縁層や基板絶縁層からの突出部は
含まない。
【0024】また、2層目のパターン層2、およびシャ
ーシに接触不可能な3層目のパターン層、すなわち多層
基板の内層に当たるパターン層において、突出部1aの
根元部1bに対応する部分を除去しておく。また、4層
目のパターン層において、平面的に見て突出部の根元部
1bに対応する部分4aを除去せずに残し、4層目のパ
ターン層をグランド層にする。
ーシに接触不可能な3層目のパターン層、すなわち多層
基板の内層に当たるパターン層において、突出部1aの
根元部1bに対応する部分を除去しておく。また、4層
目のパターン層において、平面的に見て突出部の根元部
1bに対応する部分4aを除去せずに残し、4層目のパ
ターン層をグランド層にする。
【0025】この構成において、回路のグランド層はあ
くまで、2層目のパターン層2である。シャーシ11と
の接触が必要な部分のみ2層目および3層目のパターン
層を除去しておき、4層目のパターン層で代用させる。
くまで、2層目のパターン層2である。シャーシ11と
の接触が必要な部分のみ2層目および3層目のパターン
層を除去しておき、4層目のパターン層で代用させる。
【0026】多層基板を含むLNBコンバータではプロ
ーブ部分のアース状態が特に重要であり、性能面ではN
F(Noise Figure:雑音指数)値に大きく差がでる。2層
目および3層目のパターン層の平面図は、図4と同様で
ある。
ーブ部分のアース状態が特に重要であり、性能面ではN
F(Noise Figure:雑音指数)値に大きく差がでる。2層
目および3層目のパターン層の平面図は、図4と同様で
ある。
【0027】図7は、シャーシ11と金属フレーム12
とに挟まれる多層基板10を示す断面図である。多層基
板10は、その周縁部において金属フレーム12とシャ
ーシ11とに挟まれ、固定される。金属フレーム12お
よびシャーシ11の果たす機能は、上述したとおりであ
る。このように、2層目および3層目のパターン層を、
プローブと回路部との接続部のみに限定することによ
り、ほぼ1枚の両面基板で得られるNFを得ることがで
きる。
とに挟まれる多層基板10を示す断面図である。多層基
板10は、その周縁部において金属フレーム12とシャ
ーシ11とに挟まれ、固定される。金属フレーム12お
よびシャーシ11の果たす機能は、上述したとおりであ
る。このように、2層目および3層目のパターン層を、
プローブと回路部との接続部のみに限定することによ
り、ほぼ1枚の両面基板で得られるNFを得ることがで
きる。
【0028】2層目および3層目、すなわち内層のパタ
ーン層の最適条件は数種類の多層基板を作製し、NF値
をモニターし決定することが必要であり、特性としては
通過損失が少なくなる形状がベストモードとなる。本発
明により構成された多層基板とシャーシとフレームと
を、図5に示した構成と同様に組み立てたLNBコンバ
ータでは、1枚の両面基板で構成されたLNBコンバー
タと同様なNF値が得られ、雑音特性の劣化を防げるこ
とができる。
ーン層の最適条件は数種類の多層基板を作製し、NF値
をモニターし決定することが必要であり、特性としては
通過損失が少なくなる形状がベストモードとなる。本発
明により構成された多層基板とシャーシとフレームと
を、図5に示した構成と同様に組み立てたLNBコンバ
ータでは、1枚の両面基板で構成されたLNBコンバー
タと同様なNF値が得られ、雑音特性の劣化を防げるこ
とができる。
【0029】(実施の形態3)図8は、本発明の実施の
形態3におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。図8に示す多層基板では、3層目
および4層目のパターン層3,4のうち、上記突出部1
aの根元部1bに対応する部分を除去している。図8お
よび図9に示すような構造とすることにより、特性的な
劣化が少なくシャーシへの接地も可能となる。したがっ
て、NF性能および通過特性の観点からは、非常に良好
な性能を得ることができる。
形態3におけるLNBコンバータに用いられる多層基板
を示す断面図である。図8に示す多層基板では、3層目
および4層目のパターン層3,4のうち、上記突出部1
aの根元部1bに対応する部分を除去している。図8お
よび図9に示すような構造とすることにより、特性的な
劣化が少なくシャーシへの接地も可能となる。したがっ
て、NF性能および通過特性の観点からは、非常に良好
な性能を得ることができる。
【0030】しかしながら、上記の多層基板を作製する
場合、貼り合わせの前段階でそれぞれの基板に加工を施
しておかねばならず、実施の形態1および2の多層基板
の作製における貼り合わせ後の加工と比べ工数が追加さ
れることになる。
場合、貼り合わせの前段階でそれぞれの基板に加工を施
しておかねばならず、実施の形態1および2の多層基板
の作製における貼り合わせ後の加工と比べ工数が追加さ
れることになる。
【0031】上記において、本発明の実施の形態につい
て説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形
態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発
明の実施の形態に限定されることはない。本発明の範囲
は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許
請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべて
の変更を含むものである。
て説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形
態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発
明の実施の形態に限定されることはない。本発明の範囲
は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許
請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべて
の変更を含むものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の多層基板およびLNBコンバー
タを用いることにより、NF性能を改善した上で、1枚
の両面基板を用いた場合における低い通過損失を確保す
ることができる。
タを用いることにより、NF性能を改善した上で、1枚
の両面基板を用いた場合における低い通過損失を確保す
ることができる。
【図1】 本発明の実施の形態1におけるLNBコンバ
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
【図2】 図1の多層基板の1層目のパターン層の貫通
孔付近の平面図である。
孔付近の平面図である。
【図3】 図1の多層基板の4層目のパターン層の貫通
孔付近の平面図である。
孔付近の平面図である。
【図4】 図1の多層基板の2層目および3層目のパタ
ーン層の貫通孔付近の平面図である。
ーン層の貫通孔付近の平面図である。
【図5】 図1の多層基板が用いられるLNBコンバー
タの分解斜視図である。
タの分解斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるLNBコンバ
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
【図7】 図6の多層基板と、シャーシと、フレームと
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3におけるLNBコンバ
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
ータに用いられる多層基板を示す断面図である。
【図9】 図8の多層基板をシャーシ側から見た平面図
である。
である。
【図10】 従来の両面基板を示す断面図である。
【図11】 従来のマイクロストリップラインを示す断
面図である。
面図である。
【図12】 従来の回路基板への信号伝送部分を示す斜
視図である。
視図である。
【図13】 従来の両面基板の信号伝送部分を示す断面
図である。
図である。
【図14】 従来の多層基板を示す断面図である。
【図15】 4層基板を両面基板で構成することを説明
する断面図である。
する断面図である。
【図16】 従来の4層基板の信号伝送部分を示す断面
図である。
図である。
1 1層目パターン、1a 突出部、1b 突出し根元
部、2 2層目パターン、2a 凹部、3 3層目パタ
ーン、3a 凹部、4 4層目パターン、4a表層部、
5,7 基板誘電体層、5a,7a プローブ構成部、
6 接着絶縁層、6a プローブ構成部、10 多層基
板、11 シャーシ、12 フレーム、13 導波管、
20 プローブ、21 貫通孔、30 LNBコンバー
タ。
部、2 2層目パターン、2a 凹部、3 3層目パタ
ーン、3a 凹部、4 4層目パターン、4a表層部、
5,7 基板誘電体層、5a,7a プローブ構成部、
6 接着絶縁層、6a プローブ構成部、10 多層基
板、11 シャーシ、12 フレーム、13 導波管、
20 プローブ、21 貫通孔、30 LNBコンバー
タ。
Claims (11)
- 【請求項1】 マイクロストリップラインと、プローブ
とを有し、間に誘電体層を挟んで3層以上のパターン層
を有する多層基板を備え、アンテナからの電波信号に導
波路内を伝播させ、前記プローブを介して前記マイクロ
ストリップラインに信号伝送する衛星放送受信装置であ
って、 前記多層基板には導波用の貫通孔が開けられ、前記プロ
ーブは前記多層基板からその貫通孔に突き出るように設
けられ、その多層基板の一方の表層のパターン層に前記
マイクロストリップラインの信号ラインおよび前記プロ
ーブの部分を構成する突出部が設けられ、前記マイクロ
ストリップラインに対応するグランドパターンが設けら
れるパターン層は、平面的に見て少なくとも前記突出部
の根元部に重なる部分が、前記根元部に対向して他方側
の表層をなし、前記根元部と前記他方側の表層をなす部
分との間に他のパターン層を介在させない、衛星放送受
信装置。 - 【請求項2】 前記他方側の表層をなす部分を含むパタ
ーン層が、前記多層基板の前記マイクロストリップライ
ンの信号ラインが形成される表層とは反対側の基板表面
層をなすパターン層である、請求項1に記載の衛星放送
受信装置。 - 【請求項3】 前記他方側の表層をなす部分が、前記多
層基板の前記マイクロストリップラインの信号ラインが
形成される表層とは反対側の表層のパターン層を含む層
を除去して露出された内層のパターン層の部分である、
請求項1に記載の衛星放送受信装置。 - 【請求項4】 前記多層基板よりも前記アンテナに近い
側に位置し、前記多層基板との間に空隙層を介在させ、
その空隙層を囲むように設けられたシャーシと、空隙層
を介在させて前記シャーシとの間に前記多層基板を挟
み、前記導波路の終端部を構成するフレームとを備え、
前記マイクロストリップラインが設けられた一方の表層
パターンは前記フレームの側に、また前記グランドパタ
ーンが設けられた他方の表層パターンは前記シャーシの
側に向けて配置されている、請求項1〜3のいずれかに
記載の衛星放送受信装置。 - 【請求項5】 前記プローブは、前記一方の表層のパタ
ーン層の突出部と、前記基板誘電体層とを備える、請求
項1〜4のいずれかに記載の衛星放送受信装置。 - 【請求項6】 前記プローブが、両面基板の間に配置さ
れた接着絶縁層をさらに備える、請求項5に記載の衛星
放送受信装置。 - 【請求項7】 マイクロストリップラインと、プローブ
とを有し、間に誘電体層を挟んで3層以上のパターン層
を有する多層基板であって、 前記多層基板には導波用の貫通孔が開けられ、前記プロ
ーブは前記多層基板からその貫通孔に突き出るように設
けられ、その多層基板の一方の表層のパターン層に前記
マイクロストリップラインの信号ラインおよび前記プロ
ーブの部分を構成する突出部が設けられ、前記信号ライ
ンに対応するグランドパターンが設けられるパターン層
は、平面的に見て少なくとも前記突出部の根元部に重な
る部分が、前記根元部に対向して他方側の表層をなし、
前記根元部と前記他方側の表層をなす部分との間に他の
パターン層を介在させない、多層基板。 - 【請求項8】 前記他方側の表層をなす部分を含むパタ
ーン層が、前記多層基板の前記マイクロストリップライ
ンの信号ラインが形成される表層とは反対側の基板表面
層をなすパターン層である、請求項7に記載の多層基
板。 - 【請求項9】 前記他方側の表層をなす部分を含むパタ
ーン層が、前記多層基板の前記マイクロストリップライ
ンの信号ラインが形成される表層とは反対側の表層のパ
ターン層を含む層を除去して露出された内層のパターン
層の部分である、請求項7に記載の多層基板。 - 【請求項10】 前記プローブが、前記一方の表層のパ
ターン層の突出部と、前記基板誘電体層とを備える、請
求項7〜9のいずれかに記載の多層基板。 - 【請求項11】 前記プローブが、前記両面基板の間に
配置された接着絶縁層をさらに備える、請求項10に記
載の多層基板。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002114299A JP2003309404A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 多層基板および衛星放送受信装置 |
TW092106175A TWI235521B (en) | 2002-04-17 | 2003-03-20 | Multilayer substrate and satellite broadcast reception apparatus |
US10/401,581 US6816028B2 (en) | 2002-04-17 | 2003-03-31 | Multilayer substrate and satellite broadcast reception apparatus |
CNB03122542XA CN1249849C (zh) | 2002-04-17 | 2003-04-17 | 多层衬底和卫星广播接收设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114299A JP2003309404A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 多層基板および衛星放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003309404A true JP2003309404A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29207654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002114299A Pending JP2003309404A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 多層基板および衛星放送受信装置 |
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2011109431A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管−マイクロストリップ線路変換器および導波管−マイクロストリップ線路変換器の製造方法 |
JP2013081009A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Toshiba Corp | 高周波線路−導波管変換器 |
WO2014068811A1 (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-08 | 日本電気株式会社 | 半導体パッケージ及びその実装構造 |
US9972902B2 (en) | 2014-11-04 | 2018-05-15 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Antenna device and electronic device |
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JP2005072256A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Sharp Corp | 基板、多層基板の製造方法および衛星放送受信装置 |
JP4375310B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2009-12-02 | 株式会社デンソー | 導波管・ストリップ線路変換器 |
JP4180091B2 (ja) * | 2006-09-01 | 2008-11-12 | シャープ株式会社 | 通信装置 |
WO2011102300A1 (ja) * | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 日本電気株式会社 | 導波管・平面線路変換器 |
US9270005B2 (en) * | 2011-02-21 | 2016-02-23 | Siklu Communication ltd. | Laminate structures having a hole surrounding a probe for propagating millimeter waves |
US9496593B2 (en) * | 2011-02-21 | 2016-11-15 | Siklu Communication ltd. | Enhancing operation of laminate waveguide structures using an electrically conductive fence |
JP2018207487A (ja) * | 2017-06-05 | 2018-12-27 | 日本電産株式会社 | 導波路装置および当該導波路装置を備えるアンテナ装置 |
JP7120336B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2022-08-17 | 日本電気株式会社 | 高周波モジュール及び高周波モジュールの製造方法 |
CN111111385A (zh) * | 2020-01-07 | 2020-05-08 | 樊志强 | 一种环保汽车排气管 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2840493B2 (ja) | 1991-12-27 | 1998-12-24 | 株式会社日立製作所 | 一体型マイクロ波回路 |
US6809688B2 (en) * | 2000-06-30 | 2004-10-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Radio communication device with integrated antenna, transmitter, and receiver |
JP3983631B2 (ja) * | 2002-04-09 | 2007-09-26 | シャープ株式会社 | 衛星放送受信装置 |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002114299A patent/JP2003309404A/ja active Pending
-
2003
- 2003-03-20 TW TW092106175A patent/TWI235521B/zh not_active IP Right Cessation
- 2003-03-31 US US10/401,581 patent/US6816028B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-04-17 CN CNB03122542XA patent/CN1249849C/zh not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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Publication number | Publication date |
---|---|
US20030197573A1 (en) | 2003-10-23 |
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US6816028B2 (en) | 2004-11-09 |
CN1249849C (zh) | 2006-04-05 |
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