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JP2003304492A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JP2003304492A
JP2003304492A JP2002374524A JP2002374524A JP2003304492A JP 2003304492 A JP2003304492 A JP 2003304492A JP 2002374524 A JP2002374524 A JP 2002374524A JP 2002374524 A JP2002374524 A JP 2002374524A JP 2003304492 A JP2003304492 A JP 2003304492A
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moving image
image signal
image processing
image
focus
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JP2002374524A
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Hiroshi Tojo
洋 東條
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JP2003304492A publication Critical patent/JP2003304492A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷や編集の際に、ユーザがボケの発生した
フレームの使用を避けることを可能とする。 【解決手段】 本発明によれば、動画像信号と共に入力
された前記動画像信号の撮影動作に係る制御情報に基づ
いて前記動画像信号に係る動画像の合焦の度合いを判定
し、この判定結果に応じて前記動画像信号に係る画像の
表示形態、あるいは印刷形態を変更する画像処理装置が
提示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、特に画像信号の撮影時の情報を用いた処理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−99605号公報など
に見られるように、撮像装置に備えられたセンサによっ
て検知された情報やユーザによる設定情報を動画像と共
に記録しておき、これらの情報を元に画像の検索や、再
生、印刷を可能にする構成が提案されている。
【0003】例えば、特開平7−99605では、セン
サ情報として合焦距離を記述し、これが一定時間変化し
た後、一定時間変化した後のフレームを、検索用のフレ
ームとして取り出すことが可能であった。
【0004】動画像の撮影においては、被写体との距離
などの撮影環境は常に変化しており、これに追従できる
ように撮像装置を制御しようとしても、NTSCで1秒
間に約30フレーム、または、約60フィールド撮影で
きなければならないので、制御途中でも撮像しなければ
ならない。従って、特にズームレンズをテレ側にして撮
影しているときに、近くから遠くを写した場合、被写界
深度が浅いので、フォーカスレンズを急激に動かさなく
てはならなくなり、ボケの発生するフレームが存在する
ことになる。
【0005】
【特許文献1】特開平7−99605号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな状況において、例えば特開平7−99605号公報
記載の方法では、一定時間の変化を見なければならない
ので、フレームごとの画像のブレの判定を行うといった
ことが不可能である。
【0007】また、フォーカスレンズを急激に動かした
かどうかで、ボケの発生が容易に判定できるが、従来の
方法では、フォーカスレンズの制御情報を記述すること
は、不可能であった。
【0008】本発明は前記課題を解決することを目的と
する。
【0009】本発明の他の目的は、フォーカスレンズの
制御の情報から画像データのボケの発生を判定し、印刷
や編集の際に、ユーザがボケの発生したフレームの使用
を避けることを可能とする処にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、動画像
信号と共に前記動画像信号の撮影動作に係る制御情報と
を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された
制御情報に基づいて前記動画像信号に係る動画像の合焦
の度合いを判定する判定手段と、前記入力手段により入
力された動画像信号に係る画像を出力する出力手段と、
前記判定手段による判定結果に応じて前記画像の出力形
態を変更するよう前記出力手段を制御する制御手段とを
備える画像処理装置が提示される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0012】本発明は、例えば図1の如きシステムに適
用される。図1において100は動画像を撮像する撮像
装置であり、Dは動画像などを格納しておくための記憶
媒体(本形態ではディスク媒体)である。また、200
はディスクDに記憶された動画像中の特定のフレーム画
像を抜き出して印刷する印刷装置である。
【0013】まず、撮像装置100について説明する。
【0014】図2は撮像装置100の構成を示すブロッ
ク図である。図2において、101は被写体距離を調整
するフォーカスレンズと焦点距離を調整するズームレン
ズ、及び絞りなどを含む光学部、102は入力した光を
電気信号に変換するCCDからなる撮像素子、103は
サンプルホールドおよびゲイン調整を行うサンプルホー
ルド、AGC回路である。
【0015】104はA/D変換器、105A/D変換
器104からのデジタル画像信号を処理して記録に適し
た形態に変換する映像信号処理回路である。106はフ
ィールドメモリを有し、映像信号のノイズを除去するノ
イズリダクション回路(NR)である。NR18は巡回
型ノイズリダクション回路で構成される。
【0016】107は画像データをMPEGなどの符号
化形式に従い符号化する符号化回路である。108は記
録部であり、ディスクDを駆動し、情報を記録するドラ
イブなどで構成される。Dは記録媒体であり、本形態で
は光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、ハード
ディスクなどのディスク状記録媒体を用いているが、も
ちろんこれ以外の記録媒体を用いることも可能である。
【0017】109はレンズの位置を検出するレンズ位
置検出部、110はレンズを駆動するレンズ駆動部であ
る。111は撮像装置全体を制御するシステム制御回路
である。
【0018】図3はシステム制御回路111の構成を示
すブロック図である。システム制御回路111は周知の
CPU301、ROM302、RAM303、I/Oイ
ンターフェース304、およびバス305を有する。R
OM302には、CPU301によって実行される後述
のプログラム、テーブル値などが格納されている。
【0019】112は操作スイッチで、本形態では記録
トリガキーや電源キーの他、ズームを操作するズームキ
ー112aを含む。ズームキー112aはズームをワイ
ド(広角=画像縮小)方向及びテレ(望遠=画像拡大)
方向に移動させるキーであり、例えばシーソー型の連動
したキーである。そして、どちらのワイドキーあるいは
テレキーのいずれがどの程度の押し圧により押されてい
るかを示す出力信号をシステム制御回路111に出力す
る。
【0020】レンズ部101より受光した被写体光は撮
像素子103の面上に結像する。そして、撮像素子10
2によって電気信号に変換された後、S/H103を介
してA/D変換器104によりA/D変換され、映像信
号処理回路105に出力される。
【0021】映像信号処理回路105は、入力された画
像信号に対して輝度および色成分毎にアパーチャ補正、
ガンマ補正、ホワイトバランス補正などの処理を施し、
NR106に出力する。NR106はシステム制御回路
111からの制御信号により制御され、映像信号のノイ
ズを除去する。ノイズが除去された映像信号は符号化回
路107に出力される。
【0022】符号化回路107は入力された映像信号を
符号化する。このとき、符号化回路107はシステム制
御回路111から入力される後述のフォーカスレンズの
制御情報(以下、フォーカス情報)を符号化された映像
信号に付加し、記録回路108に出力する。なお、フォ
ーカス情報の処理については後述する。
【0023】システム制御回路111は、操作スイッチ
112のズームキー112aが操作されると、レンズ駆
動回路110を制御して光学部をワイド方向またはテレ
方向に移動させると共に、映像信号処理回路105の電
子ズーム機能を制御して、ズームをワイド方向またはテ
レ方向に移動させる。
【0024】また、システム制御回路111はレンズ位
置検出回路109からのレンズ位置検出信号により、光
学部101のズームレンズがテレ端(最望遠端点)、ワ
イド端(最広角端点)あるいはテレ端とワイド端のどこ
に位置する(ズーム倍率)のかを判断する。
【0025】また、システム制御回路111は、光学ズ
ームの停止時と動作時でノイズリダクションの制御値を
切り換えてNR106に制御信号を出力することによ
り、NRの効き量、つまりノイズの除去量を可変する。
このとき、切り換えられる制御値は巡回係数Kである。
【0026】また、制御値の切り換えは被写体の明るさ
によっても行う。被写体の明るさが暗くなるにつれて映
像信号のS/Nが悪くなるので、それを補うためにノイ
ズリダクションの効き量を大きくするように、制御値を
切り換える。
【0027】システム制御回路111は被写体からの光
信号の量に対し、生成する映像信号のレベルを所定値に
維持するため、光学部101の絞りやS/H103のゲ
イン、あるいは不図示の電子シャッタ機能などを制御し
ており、これらの露出制御に用いる絞り値、AGCゲイ
ン、電子シャッタスピードなどにより、被写体の明るさ
を総合的に判断する。
【0028】次に、システム制御回路111によるフォ
ーカスレンズの制御処理手順を図4に示したフローチャ
ートを使って説明する。
【0029】撮像装置100は自動焦点調節を行うが、
本形態では、このときのフォーカスレンズの駆動方向と
その度合い(フォーカススピード)を示すフォーカス情
報を画像データに付加して記録する。自動焦点調節の方
法は特に限定しないが、例えば、CCD等の撮像素子か
ら得られる映像信号中の高周波成分を抽出し、この高周
波成分が最大となるようにフォーカスレンズを駆動して
焦点合わせを行う、いわゆる山登り方式のものがある。
【0030】本形態例では、この方法に基づいて自動焦
点調節されるもとして、図4のフローチャートを用いて
説明する。なお、図4のフローチャートに示した一連の
処理は、システム制御回路111により1フレーム或い
は1フィールドごとに一回処理される。
【0031】まず、映像信号処理回路105において、
バンドパスフィルタ(以下BPF)等を用いて映像信号
中の高周波成分を抽出する(ステップS401)。次
に、ゲート回路などを用いて画面の一部に設定された合
焦検出領域に相当する映像信号のみを抜き出し、ピーク
ホールド回路などを用いて垂直同期信号の整数倍に同期
した間隔でピークホールドし、このピークホールドされ
た値を焦点電圧値として内部のメモリに記憶する(ステ
ップS402)。
【0032】次に、前回検出された焦点電圧値との比較
を行う(ステップS403)。今回検出された値が前回
の値よりも大きければ、ステップS4040へ進み、そ
の大きさに応じて、レンズ駆動回路110を制御してフ
ォーカスレンズを動かす。前回との差が大きければ多き
いほど、合焦度が小さく、すなわちボケが大きい。そこ
で、素早く合焦させるためには、フォーカスレンズを大
ボケ時には速く移動し、小ボケ時には遅く移動するよ
う、レンズ位置検出回路109の出力を用いながらレン
ズ駆動回路110を制御してフォーカスレンズを動か
す。
【0033】ただし、本形態のような動画像の撮像装置
では、1フィールドまたは1フレームごとに処理を終え
なければならないので、駆動時間は最長であってもNT
SCの場合で1/60秒か1/30秒となる(実際には
他の処理も含まれるので更に短くなる)。また、S40
3において前回の値よりも小さければステップS405
へ進み、フォーカスレンズをステップS404と同様に
駆動するが、今度は逆方向に動かす(即ち、ステップS
404で無限遠方向だとすれば、ステップS405で
は、至近方向に動かす)。
【0034】また、前回の値と等しければフォーカスレ
ンズは駆動せずにステップS406へ進む。一般にズー
ムレンズがワイド側である場合は被写界深度が深いの
で、フォーカスレンズはほとんど動かす必要がないが、
テレ側では被写界深度が浅いので、例えば、遠くの被写
体をテレ側で撮影している場合などは急激にレンズを動
かす必要がある。そして、この間は合焦している可能性
が極めて低いと思われる。
【0035】また、ステップS403において前回の値
が存在しなければ、例外的にステップS404へ進み所
定量だけフォーカスレンズを駆動する。また、ステップ
S404またはS405においてフォーカスレンズを駆
動した結果、レンズ位置検出回路109から得たフォー
カスレンズ位置情報がレンズ端であった場合は、次の駆
動では逆方向に駆動する。
【0036】そして、ステップS406において、フォ
ーカスレンズを駆動した方向とスピードの情報をフォー
カス情報として符号化回路107へ送り、後述する方法
で格納する。
【0037】次に、動画像信号にフォーカス情報を付加
して記録する処理について説明する。
【0038】動画像信号に対して制御情報を付加する方
法として、各フレームの画像データの管理情報中の未使
用領域などに格納する方法がある。具体的には、例え
ば、MPEG2ストリームであれば、ピクチャヘッダの
ユーザ領域に格納する方法がある。
【0039】次に、フォーカス情報を記録する際の形式
について説明する。図5がその一例である。本形態で
は、フォーカスレンズの移動速度及びその方向を示す情
報をフォーカス情報として記録する。フォーカス情報
は、図5に示したようにFocusing Direc
tionとFocusing Speedのフィールド
からなる。Focusing Directionはフ
ォーカスレンズの動かす方向を記述する情報である。F
ocusing Speedはフォーカスレンズのスピ
ードを3段階で表現する情報である。ただし、レンズが
停止しているときは、STEP−0と表現する。
【0040】本形態では図5に示すフォーカス情報を符
号化回路107により符号化された各フレームに付加
し、記録回路108によりディスクDに記録する。
【0041】次に、印刷装置200について説明する。
【0042】図6は印刷装置200の制御構成を示すブ
ロック図である。同図において、601はCPUであ
り、印刷装置200の各種制御を実行する。602はR
OMであり、印刷装置200の立ち上げ時に実行される
ブートプログラムや各種データを格納する。603はR
AMであり、CPU601が処理するための制御プログ
ラムを格納するとともに、CPU601が各種制御を実
行する際の作業領域を提供する。604はキーボード、
605はマウスであり、ユーザによる各種入力操作環境
を提供する。
【0043】606は外部記憶装置であり、ハードディ
スクやフロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、
磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等で構成さ
れる。607は表示器であり、ディスプレイなどで構成
され、結果等をユーザに対して表示する。608はネッ
トワークインターフェースであり、ネットワーク上の各
機器との通信を可能とする。609は印刷部であり、プ
リンタなどで構成される。
【0044】図7は印刷装置200の機能構成を示すブ
ロック図である。
【0045】図7において、701はディスクDに前述
のように記録された動画像信号及びこの動画像信号に付
加されたフォーカス情報を読み取る読み取り部である。
702はフレーム選択部であり、印刷に採用する動画像
中のフレームを決定する。703はユーザ操作部であ
り、キーボード604、マウス605で構成され、フレ
ームの選択指示などを与える。704は表示部であり、
印刷候補となるフレームなどを表示する。705は印刷
部であり、印刷部609などで構成され、フレーム選択
部702で選択されたフレームの画像を印刷する。
【0046】図8は表示部704の表示画面を用いたユ
ーザインターフェースの例である。
【0047】図8において、801は表示領域、802
はサムネイル表示領域である。フレーム選択部702は
再生された画像信号の選択されたフレーム画像を縮小し
サムネイル画像として、左上より始めて、左から右へ、
上から下の向きに、時系列順に並べて表示する。803
はスクロールバーであり、サムネイルが表示領域801
で一度に表示できないときに、操作して順にサムネイル
を閲覧できるようにしたものである。804はポインタ
であり、ユーザはユーザ操作部703によりポインタ8
04を動かすことによって、各種の指示を与えることが
できる。
【0048】図9は印刷装置200の動作例を示したフ
ローチャートである。
【0049】まず、読取部701はユーザがユーザ操作
部703を介して指示した動画像データをディスクDよ
り再生し、フレーム選択部702に出力する(ステップ
S1001)。次にフレーム選択部702は、再生され
た動画像データの各フレームを順次デコードし、サムネ
イル画像として表示部704に表示する(ステップS9
02〜ステップS908)。
【0050】ステップS902は終了判定であり、一つ
の動画像ファイルの全てのフレームについて、ステップ
S903からステップS906までを繰り返す。ステッ
プS903において各フレームの画像を図8の如く画面
上に並べて表示するのに適当なサイズまで縮小し、サム
ネイル画像とする。次に、再生された各フレームの画像
データに付加されていたフォーカス情報のFocusi
ng Speedをチェックする。
【0051】この内容がSTEP−3以上であるかをま
ず判定し(ステップS904)、STEP−3以上であ
れば大ボケの画像であり印刷に適さないと判断できる。
そこで、ユーザに注意を促すために、図8に示した様に
×印を示すキャラクタ805を対応するサムネイル画像
に多重して表示する(ステップS905)。
【0052】次に、STEP−2以上であるかを判定し
(ステップS906)、STEP−2以上であれば小ボ
ケの画像であり印刷に比較的適さないと判断できる。そ
こで、ユーザに注意を促すために、比較的印刷に適さな
い旨を示すキャラクタ806を図8に示す様に対応する
サムネイル画像と共に表示する(ステップS907)。
【0053】ステップS904においてSTEP−3以
上と判定されず、ステップS906においてもSTEP
−2以上と判定されなかった場合は、サムネイルのみを
そのまま表示する(ステップS908)。
【0054】また、STEP−1のときも僅かなボケで
ある可能性はあるが、動画撮影時は被写体距離などの諸
状況は、たとえ僅かであったとしても刻々と変化する。
よって、このときは合焦しているものとして扱う(勿
論、この様なSTEP−1に相当する速度でフォーカス
レンズが動いているときも、STEP−0として記述し
してもよい)。
【0055】以上の処理を繰り返してサムネイル画像を
表示していくが、同一画面内に表示可能な画面数を超え
た場合はフレーム選択部702の内蔵メモリに保持して
おき、スクロールバー803が操作されたときに対応す
るサムネイルを表示する。サムネイル画像の表示後、ユ
ーザがポインタ804によって印刷したいサムネイル画
像を選択したか否かを判定する(S909)。選択され
ていれば、選択されたサムネイル画像に対応する1フレ
ームの画像信号を印刷部706に出力して印刷する(ス
テップS910)。
【0056】以上の様に、本形態によれば、再生された
動画像信号の各フレームに付加されたフォーカス情報に
基づいて画像がボケていること、及びそのボケの度合い
を検出し、その旨を示すキャラクタを対応するフレーム
のサムネイル画像に多重して表示しているので、ユーザ
が画面を選択する際に目安とて利用することが可能とな
る。また、通常サムネイル画像は元の画像を大幅に縮小
した画像であるので、画像がボケているかどうかが判定
しにくいが、このような場合であっても、ユーザは画面
のボケの様子を容易に判別することが可能である。
【0057】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0058】本形態における画像処理システムの構成は
第1の実施形態における図1と同様であり、また、撮像
装置100の構成も図2と同様なので説明は省略する。
【0059】ただし、本形態では、フォーカス情報とし
てフォーカスレンズの移動速度や方向を示す制御情報で
はなく、フォーカスレンズの位置を示す情報を記録す
る。
【0060】本形態におけるシステム制御回路111に
よるフォーカスレンズの制御処理手順を図10に示した
フローチャートを使って説明する。ステップS1001
からステップS1005までは、図4のステップS40
1からステップS405までの処理と同様なので説明を
省略する。
【0061】ステップS1006において、システム制
御回路111はレンズ位置検出回路109から出力され
たフォーカスレンズの位置を示す情報をフォーカス情報
として符号化回路107に出力し、符号化回路107は
このフォーカス情報を動画像信号に付加して記録回路1
08に出力する。
【0062】次に、フォーカス情報を記録する際の形式
について説明する。図11がその一例である。本形態の
フォーカス情報はFocus Positionのフィ
ールドからなる。Focus Positionはフォ
ーカスレンズの位置が可動範囲に対して何%の位置にあ
るかを記述する情報である。ただし、無限遠の物体を撮
影するときのフォーカスレンズの位置を0%とする。
【0063】符号化回路107はこのフォーカス情報を
符号化された動画像データの各フレームに付加して記録
回路108に出力し、記録回路108はこのフォーカス
情報が付加された動画像信号をディスクDに記録する。
【0064】次に、このようにフォーカス情報が付加さ
れた動画像信号を処理する印刷装置200の動作につい
て説明する。
【0065】なお、印刷装置200の制御構成並びに機
能構成は図6及び図7と同様なので説明は省略する。ま
た、表示部704を用いたユーザインターフェースも第
1の実施形態と同様なので説明は省略する。
【0066】図12は本形態における印刷装置200の
動作を示すフローチャートである。
【0067】ステップS1201からS1203までの
処理は図9のステップS901からステップS903と
同様なので説明を省略する。
【0068】ステップS1204において、前回のフレ
ームのフォーカスレンズ位置と現在のフレームのフォー
カスレンズ位置との差分を検出する。次に、ステップS
1205において差分の絶対値が所定値2以上であるか
をチェックする。所定値2の値は特に限定されないが、
例えば70%であるとする。このとき、フォーカスレン
ズは早く駆動されており、第1の実施形態でいえば、S
TEP−3以上の速度を持っている状態に相当する。
【0069】そこで、絶対値が2より大きい場合、ユー
ザに注意を促すために、図8に示したキャラクタ805
を対応するサムネイル画像に多重して表示する(ステッ
プS1206)。
【0070】また、差分の絶対値が2以下の場合、ステ
ップS1207において差分の絶対値が所定値1以上で
あるかをチェックする。所定値1の値は特に限定されな
いが、例えば30%であるとする。このとき、フォーカ
スレンズは早く駆動されており、第1の実施例でいえ
ば、STEP−2以上の速度を持っている状態に相当す
る。
【0071】そこで、ユーザに注意を促すために、図8
に示したキャラクタ806を対応するサムネイル画像に
多重して表示する(ステップS1208)。
【0072】また、ステップS1205において所定値
2以上と判定されず、ステップS1207においても所
定値1以上と判定されなかった場合は、サムネイル画像
のみをそのまま表示する(ステップS1209)。
【0073】以上の処理を繰り返し、サムネイル画像を
表示部704に表示していくが、同一画面内に表示可能
な画面数を超えた場合はフレーム選択部702内のメモ
リに保持しておき、スクロールバー803が操作された
ときに対応するサムネイル画像をメモリより読み出して
表示する。
【0074】サムネイル画像の表示後、ステップS12
10においてサムネイル画像が選択された場合、ステッ
プS1211において対応するフレームの画像データを
印刷部705に出力して印刷する。
【0075】以上のように、本形態においては、画像信
号の各フレームにフォーカスレンズの位置を示すフォー
カス情報を付加して記録し、再生された動画像信号より
フォーカス情報を検出し、その差分に基づいてボケの度
合いを算出して表示するので、印刷画面をユーザが選択
する際に目安とて利用することが可能となる。
【0076】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0077】第1、第2の実施形態では、ユーザが直接
指定したフレームを印刷していたが、本形態において
は、ユーザが指定した動画像の区間に含まれる複数のフ
レームを連続して印刷する。
【0078】本形態における画像処理システムの構成は
第1の実施形態における図1と同様であり、また、撮像
装置100の構成も図2と同様なので説明は省略する。
【0079】本形態におけるフォーカス情報は、第1の
実施形態におけるフォーカスレンズの移動速度や方向を
示す制御情報であっても、第2の実施形態におけるフォ
ーカスレンズの位置を示す情報であっても構わないが、
ここでは、第1の実施形態と同じ、フォーカスレンズの
制御情報であるものとする。従って、フォーカスレンズ
の制御処理手順、フォーカス情報を記録する際の形式、
フォーカス情報を動画像信号に付加して記録する処理は
第1の実施例と同様なので、説明は省略する。
【0080】次に、このようにフォーカス情報が付加さ
れた動画像信号を処理する印刷装置200の動作につい
て説明する。
【0081】印刷装置200の制御構成は図6と同様な
ので説明は省略する。
【0082】図13は本形態における印刷装置200の
機能構成を示すブロック図である。
【0083】図13において、1301はディスクDに
前述のように記録された動画像信号及びこの動画像信号
に付加されたフォーカス情報を読み取る読み取り部であ
る。1302はフレーム選択部であり、印刷に採用する
動画像中の区間を決定する。1303はユーザ操作部で
あり、キーボード604、マウス605で構成され、区
間の選択指示などを与える。1304は表示部であり、
印刷候補となる区間などを表示する。1305は印刷部
であり、印刷部609などで構成され、フレーム選択部
1302で選択された区間中のフレームの画像を印刷す
る。1306はシャープネス補正部であり、選択された
区間中にボケのあるフレームの画像があった場合にその
フレームの画像のシャープネスを補正する。
【0084】図14は表示部1304の表示画面を用い
たユーザインターフェースの例である。
【0085】図14において、1401は表示領域であ
る。1402、1403は後述する指定された動画中の
区間の開始点、終了点のフレームのサムネイルを表示す
る、開始点・終了点確認用のサムネイル表示領域であ
る。1404は動画ファイル全体を表すバーである。1
405、1406は開始点、終了点指定ポインタであ
り、動画中の印刷に採用する区間を指定する際に使用す
るものである。1407は印刷開始ボタンであり、印刷
開始を指示するためのボタンである。1408はポイン
タであり、ユーザはユーザ操作部1403によりポイン
タ1408を動かすことによって、開始点指定ポインタ
1405、終了点指定ポインタ1406や印刷開始ボタ
ン1407などを移動し、各種の指示を与えることが出
来る。
【0086】図15は印刷装置200の動作例を示した
フローチャートである。
【0087】まず、読取部1301はユーザがユーザ操
作部1303を介して指示した動画像データをディスク
Dより再生し、フレーム選択部1302に出力する(ス
テップS1501)。次にフレーム選択部1302は、
ユーザ操作部1303を介して、開始点・終了点指定ポ
インタ1405、1406によって動画像中の印刷した
い区間が指定されたか否かを判定する。(ステップS1
502)。指定されていなければステップS1502に
戻る。即ち、区間が指定されるまで待機状態となる。
【0088】区間が指定されていれば、区間の開始点と
終了点のフレームの画像データをデコードし、開始点・
終了点のサムネイル表示領域1402、1403に表示
可能な、適当なサイズまで縮小し、サムネイル画像とし
て表示部1304に表示する(ステップS1503)。
【0089】次に、印刷開始ボタン1408が押下され
たどうかを判定する(ステップS1504)。押下され
ていなければ、印刷指示されていないことを意味するの
で、区間の再設定がなされる可能性があるので、ステッ
プS1502に戻る。押下されていれば、印刷指示され
ていることを意味するので、指定された区間の各フレー
ムについて、付加されていたフォーカス情報のFocu
sing Speed情報をチェックしながら、フレー
ム画像を印刷していく処理(ステップS1505〜ステ
ップS1509)へと移る。
【0090】まず、Focusing SpeedがS
TEP−3以上であるかを判定し(ステップS150
5)、STEP−3以上であれば大ボケの画像であり印
刷に適さないと判断できる。そこで、印刷せずに終了判
定であるステップS1509に進む。
【0091】次に、STEP−2以上であるかを判定し
(ステップS1506)、STEP−2以上であれば小
ボケの画像であり、このままでは印刷に比較的適さない
と判断できる。そこで、フレーム選択部1302は、こ
のフレームの画像データをシャープネス補正部1306
へ出力し、シャープネス補正部1306によりこの画像
のシャープネスを補正して、印刷に適する画像に加工す
る(ステップS1507)。
【0092】ここで、シャープネスを変化させるための
具体的手段の一例を説明する。
【0093】画像中の各画素の濃度値に対して、該各画
素の近傍の濃度分布の空間的二次微分値に所定の係数を
乗算した値を加算した値を各画素の新たな濃度値とする
方法がある(以下、この方法を「二次微分加算処理」と
いう。)。二次微分加算処理では二次微分値に乗ずる所
定の係数の値を、負の大きな値にすればシャープネスが
強化されて画像は鮮鋭になり、正の大きな値にすればシ
ャープネスは弱化されて画像はピンボケ状になる。よっ
て、ここでは、係数を負の大きな値にする。もちろん、
この処理でも限界はあるが、小ボケの画像であれば印刷
に十分なレベルまで鮮鋭にすることが可能である。
【0094】次に、シャープネス補正済みのフレーム画
像を印刷部1705へ出力し、印刷する(ステップS1
508)。
【0095】また、ステップS1505においてSTE
P−3以上と判定されず、ステップS1506において
もSTEP−2以上と判定されなかった場合は、フレー
ム画像をそのまま印刷部1505へ出力し、印刷する
(ステップS1508)。
【0096】次に、選択された区間中の全てのフレーム
についてステップS1505からステップS1508ま
での処理を行ったかどうか、つまり終了判定を行う(ス
テップS1509)。区間中の全てのフレームについて
処理していなければ、ステップS1505からステップ
S1508までを繰り返し、区間中の全てのフレームに
ついて処理していれば、処理を終了する。
【0097】以上のように、本形態によれば、動画像信
号の選択された区間の各フレームに付加されたフォーカ
ス情報に基づいて画像がボケていること、及びそのボケ
の度合いを検出し、補正が可能なレベルであれば、補正
を行って印刷し、補正が不可能であれば、印刷を行わな
い。よって、ユーザは指定した区間から、鮮鋭なフレー
ム画像のみを、印刷結果として自動的に得ることが可能
となる。
【0098】前述の第1、第2の実施形態では、ボケの
度合いを二段階で表現したが、もちろん、これ以上の段
階で表現することも可能である。このときは、第1の実
施形態においてはフォーカススピードを更に細かい段階
で表現して記述し、閾値判定(図9のステップS90
4、S906)を細かい段階で区分すればよい。第2の
実施例においては閾値判定(図12のステップS120
5、S1207)を更に細かく区分すればよい。
【0099】また、第3の実施形態では、ボケの度合い
が二段階であり、シャープネス補正を行うか、行わずに
印刷しないかのみであったが、勿論、これ以上の段階を
設け、これに応じてシャープネス補正を行う度合いを変
化させることも可能である。このときは、フォーカスス
ピードを更に細かい段階で表現して記述し、閾値判定
(図15のステップS1505、S1506)を細かい
段階で区分すればよい。
【0100】また、第1、第2の実施形態では、ボケの
度合いを二段階で表現したが、もちろん、単にブレが存
在するかどうか認識するだけで十分であれば、そのよう
に表現することも可能である。このときは、閾値判定
(図9のステップS904、S906及び図12のS1
204、S1206での値)を一つとすればよい。ま
た、第1の実施例においては、図16に示したようにフ
ォーカス情報として合焦・非合焦を示すビットのみを記
述しておいても構わない。
【0101】また、第3の実施形態では、ボケの度合い
が二段階であったが、もちろん、単にブレがあれば印刷
しないので十分であれば、そのようにすることも可能で
ある。このときは、閾値判定(図15のステップS15
05、S1506での値)を一つとすればよい。また、
図14に示したようにフォーカス情報として合焦・非合
焦を示すビットのみを記述しておいても構わない。
【0102】また、第1〜第3の実施形態では、フレー
ム単位にフォーカス情報を付与したが、フレームとの対
応がとれる形で格納されていればよい。例えば区間ごと
にまとめて動画ファイルのフッタなどに格納しておく方
法もある。なお、開始点と終了点は時間情報やフレーム
IDなど、フレームとの対応関係がとれるものであれ
ば、何であってもかまわない。
【0103】また、第1〜第3の実施形態では、MPE
G方式に従い動画像データを符号化したが、これに限定
されるものではなく、フォーカス情報をフレームとの対
応関係がとれる形で格納できれば他の形式であっても、
もちろん構わない。
【0104】また、第1の実施例ではフォーカス情報と
してフォーカスレンズの移動速度及び方向を記録し、第
2の実施形態ではフォーカス情報としてフォーカスレン
ズの位置を記録したが、もちろん、この両方を記述する
ようにしても構わない。
【0105】また、第1、第2の実施形態では図8のよ
うに画像のボケがみられるサムネイル画像に対してキャ
ラクタ画像を多重して、ユーザに注意を促す方式をとっ
たが、図17に示すように大きくボケていると思われる
画像を表示せずに、ボケの少ない画像のみを表示するよ
うにしてもよい。
【0106】また、図8のように全てのサムネイルを表
示するモード、図18のようにボケのない画像のみを表
示するモード及び図17のように大ボケの画像を削除し
て表示するモードの三つのモードを設け、段階的な表示
を行うことも可能である。
【0107】また、前述の実施形態では、フォーカス情
報を印刷装置で利用する例を示したが、編集装置、再生
装置、検索装置等の様々な装置で利用することが可能で
あり、いずれの利用形態であっても、(1)画像にボケ
のみられるフレームについて、ユーザへ注意を促す
(2)画像にボケの見られるフレームを利用対象から外
す(3)画像のボケの度合いに応じて段階的に処理(表
示、補正など)するなどの処理を行うことが可能とな
る。
【0108】例えば、動画編集装置においてこのような
フォーカス情報を用いる場合、図19のような画面を表
示させることができる。図19において、1901は動
画ファイル全体を表すバーであり、1906は位置指定
ポインタであり、編集に採用する区間を指定する際に使
用するものである。1902は動画1901中の小ボケ
である区間であり、1903は大ボケを表している。
【0109】ユーザは、図19の表示を目安として用
い、画像のボケがみられる区間を避けて編集する(或い
は、小ボケの区間はシャープネスの補正を自動的に行
い、その上で編集をする)ことなどが可能となる。ま
た、1905に示したように画像のボケの見られる区間
1902と1903を外して表示することもでき、ユー
ザが前記区間を選択できないようにすることもできる。
また、ユーザの指示に応じて、1901の様に全て表示
したり、1904に示した様に大ボケの1903の部分
だけを外して表示したり、1905に示した様にボケが
見られる部分を全て外して表示する、というように段階
的な表示も可能である。
【0110】また、第2の実施形態では、前回と今回の
二つのフォーカスレンズ位置の差分を使用したが、これ
に限られるものではなく、フォーカススピードに相当す
る量が算出できればよく、例えば三つ以上のレンズ位置
を使用しても構わない。
【0111】また、第1〜第3の実施形態では、フォー
カス情報を付与する撮像装置とフォーカス情報を利用す
る印刷装置の二つの装置で構成したが、これらを1つの
装置で実現するように構成しても構わない。即ち、撮像
装置100に対し、印刷装置200における再生機能や
合焦の度合いの判定機能、表示機能などを持たせ、撮像
装置100において動画像のボケの度合いを確認するこ
とも可能である。
【0112】また、ディスクDを介してフォーカス情報
を送受信したが、IEEE1394などの通信手段を設
け、これによってやり取りするように構成しても構わな
い。
【0113】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても、達成される。
【0114】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピィディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発生のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0116】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーテ
ィングシステム)などが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれる。
【0117】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれる。
【0118】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、入
力された動画像信号のボケの度合いを容易に判定し、ボ
ケの度合いに応じた処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるシステムの構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施形態としての撮像装置の構成を示
す図である。
【図3】図2のシステム制御回路の構成を示す図であ
る。
【図4】フォーカス情報の検出動作を示すフローチャー
トである。
【図5】フォーカス情報を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における印刷装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】第1、第2の実施形態における印刷装置の機能
構成を示す図である。
【図8】サムネイル表示画面を示す図である。
【図9】第1の実施形態における印刷装置の動作例を示
すフローチャートである。
【図10】フォーカス情報の検出動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】フォーカス情報を示す図である。
【図12】第2の実施形態における印刷装置の動作例を
示すフローチャートである。
【図13】第3の実施形態における印刷装置の機能構成
を示す図である。
【図14】第3の実施形態における表示画面の様子を示
す図である。
【図15】第3の実施形態における印刷装置の動作例を
示すフローチャートである。
【図16】フォーカス情報を示す図である。
【図17】サムネイル表示画面を示す図である。
【図18】サムネイル表示画面を示す図である。
【図19】編集画面を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AB22 AC11 AC42 AC69 5C052 AA01 AA12 AB02 AC08 BB06 CC01 DD02 FA02 FA03 FA04 FA05 FB01 FB05 FC06 FD09 FE01 FE08 5C053 FA04 FA05 FA07 FA14 FA23 GB06 GB21 HA30 JA16 JA21 KA01 KA24 LA01 LA03 LA06 5D044 AB07 DE17 DE49 EF05 FG18 GK12

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像信号と共に前記動画像信号の撮影
    動作に係る制御情報とを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された制御情報に基づいて前記
    動画像信号に係る動画像の合焦の度合いを判定する判定
    手段と、 前記入力手段により入力された動画像信号に係る画像を
    出力する出力手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記画像の出力形
    態を変更するよう前記出力手段を制御する制御手段とを
    備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影時
    におけるフォーカスレンズの駆動速度を示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御情報は更に、前記フォーカスレ
    ンズの駆動方向を示す情報を含むことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影時
    におけるフォーカスレンズの位置を示す情報を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影時
    においてフォーカスレンズを駆動した結果、合焦したか
    どうかを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は前記動画像信号中の連続
    する二つ以上のフレームに関する前記制御情報を比較し
    た比較結果に基づいて前記合焦の度合いを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は前記動画像信号中の連続
    する二つ以上のフレームに関する前記制御情報の値の差
    分を設定された閾値と比較することにより前記合焦の度
    合いを判定することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は複数の前記閾値と前記差
    分とを比較し、n段階(nは3以上の整数)の判定結果
    を得ることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は前記動画像信号に係る画
    像を表示する表示デバイスを含み、前記制御手段は、前
    記合焦の度合いを示す情報を前記画像に多重して表示す
    るよう前記出力手段を制御することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記出力手段は前記動画像信号に係る
    画像を表示する表示デバイスを含み、前記制御手段は、
    前記合焦の度合いが所定値以上の画像のみを表示するよ
    う前記出力手段を制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記所定値を任意の値に変更する手段
    を備えたことを特徴とする請求項10記載の画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記出力手段は前記動画像信号に係る
    サムネイル画像を前記表示デバイスに表示することを特
    徴とする請求項9又は10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記出力手段は前記動画像信号を加工
    する加工手段を有し、前記制御手段は前記判定結果に応
    じて前記動画像信号を加工するよう前記加工手段を制御
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記判定手段は前記動画像信号のフレ
    ーム毎に前記判定処理を行い、前記制御手段は前記動画
    像信号のうち所定の判定結果に対応したフレームの画像
    データのみを加工するよう前記加工手段を制御すること
    を特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は前記合焦の度合いが所
    定の範囲であったフレームの画像データのみを加工する
    よう前記加工手段を制御することを特徴とする請求項1
    4記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記加工手段はシャープネス補正処理
    を行うことを特徴とする請求項13記載の画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記出力手段は前記動画像信号に係る
    画像を印刷する印刷部を含み、前記制御手段は前記加工
    手段により加工された画像信号に係る画像を印刷するよ
    う前記出力手段を制御することを特徴とする請求項13
    記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記入力手段は記録媒体より前記動画
    像信号と前記制御情報とを再生する再生手段を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 撮像手段により得られた動画像信号と
    共に前記撮像手段の撮像動作に係る制御情報を請求項1
    〜請求項18のいずれか一項に記載の画像処理装置に対
    して出力する撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記動画像信号と前記制御情報とを対
    応付けて記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特
    徴とする請求項19記載の撮像装置。
  21. 【請求項21】 動画像信号と共に前記動画像信号の撮
    影動作に係る制御信号とを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された制御情報に基づいて前記
    動画像信号に係る動画像の合焦の度合いを判定する判定
    手段と、 前記入力手段により入力された動画像信号に係る画像を
    表示する表示手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記画像の表示形
    態を変更するよう前記表示手段を制御する制御手段とを
    備える画像処理装置。
  22. 【請求項22】 動画像信号と共に前記動画像信号の撮
    影動作に係る制御信号とを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された制御情報に基づいて前記
    動画像信号に係る動画像の合焦の度合いを判定する判定
    手段と、 前記入力手段により入力された動画像信号に係る画像を
    印刷デバイスに出力する出力手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記画像の印刷形
    態を変更するよう前記出力手段を制御する制御手段とを
    備える画像処理装置。
  23. 【請求項23】 動画像信号と共に前記動画像信号の撮
    影動作に係る制御情報とを入力する入力ステップと、 前記入力手段により入力された制御情報に基づいて前記
    動画像信号に係る動画像の合焦の度合いを判定する判定
    ステップと、 前記入力手段により入力された動画像信号に係る画像を
    出力する出力ステップと、 前記判定ステップによる判定結果に応じて前記画像の出
    力形態を変更するよう前記出力ステップを制御する制御
    ステップとを備える画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影
    時におけるフォーカスレンズの駆動速度を示す情報を含
    むことを特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記制御情報は更に、前記フォーカス
    レンズの駆動方向を示す情報を含むことを特徴とする請
    求項23記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影
    時におけるフォーカスレンズの位置を示す情報を含むこ
    とを特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記制御情報は前記動画像信号の撮影
    時においてフォーカスレンズを駆動した結果、合焦した
    かどうかを示す情報を含むことを特徴とする請求項23
    記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記判定ステップは前記動画像信号中
    の連続する二つ以上のフレームに関する前記制御情報を
    比較した比較結果に基づいて前記合焦の度合いを判定す
    ることを特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記判定ステップは前記動画像信号中
    の連続する二つ以上のフレームに関する前記制御情報の
    値の差分を設定された閾値と比較することにより前記合
    焦の度合いを判定することを特徴とする請求項23記載
    の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記判定ステップは複数の前記閾値と
    前記差分とを比較し、n段階(nは3以上の整数)の判
    定結果を得ることを特徴とする請求項29記載の画像処
    理方法。
  31. 【請求項31】 前記出力ステップは前記動画像信号に
    係る画像を表示する表示ステップを含み、前記制御ステ
    ップは、前記合焦の度合いを示す情報を前記画像に多重
    して表示するよう前記出力ステップを制御することを特
    徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記出力ステップは前記動画像信号に
    係る画像を表示する表示ステップを含み、前記制御ステ
    ップは、前記合焦の度合いが所定値以上の画像のみを表
    示するよう前記出力ステップを制御することを特徴とす
    る請求項23記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記所定値を任意の値に変更する手段
    を備えたことを特徴とする請求項32記載の画像処理方
    法。
  34. 【請求項34】 前記出力ステップは前記動画像信号に
    係るサムネイル画像を前記表示デバイスに表示すること
    を特徴とする請求項31又は32記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記出力ステップは前記動画像信号を
    加工する加工ステップを有し、前記制御ステップは前記
    判定結果に応じて前記動画像信号を加工するよう前記加
    工ステップを制御することを特徴とする請求項23記載
    の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記判定ステップは前記動画像信号の
    フレーム毎に前記判定処理を行い、前記制御ステップは
    前記動画像信号のうち所定の判定結果に対応したフレー
    ムの画像データのみを加工するよう前記加工ステップを
    制御することを特徴とする請求項35記載の画像処理方
    法。
  37. 【請求項37】 前記制御ステップは前記合焦の度合い
    が所定の範囲であったフレームの画像データのみを加工
    するよう前記加工ステップを制御することを特徴とする
    請求項36記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】 前記加工ステップはシャープネス補正
    処理を行うことを特徴とする請求項35記載の画像処理
    方法。
  39. 【請求項39】 前記出力ステップは前記動画像信号に
    係る画像を印刷する印刷ステップを含み、前記制御ステ
    ップは前記加工ステップにより加工された画像信号に係
    る画像を印刷するよう前記出力ステップを制御すること
    を特徴とする請求項35記載の画像処理方法。
  40. 【請求項40】 前記入力ステップは記録媒体より前記
    動画像信号と前記制御情報とを再生する再生ステップを
    含むことを特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  41. 【請求項41】 請求項23から請求項40に記載の方
    法をコンピュータにより実現するためのプログラムを記
    憶した記憶媒体。
  42. 【請求項42】 請求項23から請求項40に記載の方
    法をコンピュータにより実現するためのプログラム。
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