[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003343673A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

Info

Publication number
JP2003343673A
JP2003343673A JP2002148665A JP2002148665A JP2003343673A JP 2003343673 A JP2003343673 A JP 2003343673A JP 2002148665 A JP2002148665 A JP 2002148665A JP 2002148665 A JP2002148665 A JP 2002148665A JP 2003343673 A JP2003343673 A JP 2003343673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
yokes
continuously variable
trunnions
variable transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002148665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3879913B2 (ja
JP2003343673A5 (ja
Inventor
Daiki Nishii
大樹 西井
Eiji Inoue
英司 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002148665A priority Critical patent/JP3879913B2/ja
Priority to US10/443,845 priority patent/US7335130B2/en
Publication of JP2003343673A publication Critical patent/JP2003343673A/ja
Publication of JP2003343673A5 publication Critical patent/JP2003343673A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3879913B2 publication Critical patent/JP3879913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨークの製造を容易にすることができるとと
もに、製造コストを低減することができるトロイダル型
無段変速機を提供する。 【解決手段】 入力ディスク2および出力ディスク4
と、これら両ディスク2,4間に挟持される複数のパワ
ーローラ11と、一対の枢軸14を中心に揺動するとと
もに前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のト
ラニオン15と、各トラニオンを枢軸の軸方向に変位さ
せる駆動装置32と、各トラニオンの各枢軸をそれぞれ
揺動自在且つ軸方向に変位自在に支持するとともに、各
トラニオンの変位により揺動する一対のヨーク23A,
23Bとを備えるトロイダル型無段変速機において、各
ヨークに、これら各ヨークに対向するケーシング50の
固定部材52およびシリンダ31の上側バルブボディ6
1に当接されて、前記各ヨークの揺動の支点となる突出
部70,71を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
変速機として用いるトロイダル型無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用変速機として用いるダブ
ルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図16及び
図17に示すように構成されている。図16に示すよう
に、ケーシング50の内側には入力軸(中心軸)1が回
転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2
つの入力ディスク2,2と2つの出力ディスク3,3と
が取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周
には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力
歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,
4aには、出力ディスク3,3がスプライン結合によっ
て連結されている。
【0003】入力軸1は、図中左側に位置する入力ディ
スク2とカム板7との間に設けられたローディングカム
式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動
されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの
部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケー
シング50内に支持されており、これにより、入力軸1
の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位
が阻止されている。
【0004】出力ディスク3,3は、入力軸1との間に
介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸
線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左
側の入力ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6
を介して支持され、図中右側の入力ディスク2は、入力
軸1にスプライン結合されており、これら入力ディスク
2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、
入力ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力
ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間に
は、パワーローラ11(図17参照)が回転自在に挟持
されている。
【0005】図16中右側に位置する入力ディスク2の
内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2
bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが
突き当てられるとともに、入力ディスク2の背面(図1
6の右面)がローディングナット9に突き当てられてい
る。これによって、入力ディスク2の入力軸1に対する
軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カ
ム板7と入力軸1の鍔部1bとの間には、皿ばね8が設
けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,
3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ1
1,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付
与する。
【0006】図17は、図16のA−A線に沿う断面図
である。図17に示すように、ケーシング50の内側に
は、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,
14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15
が設けられている。なお、図17においては、入力軸1
の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支
持板部16の長手方向(図17の上下方向)の両端部に、
この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成さ
れた一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そ
して、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラ
ニオン15,15には、パワーローラ11を収容するた
めの凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲
がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が
互いに同心的に設けられている。
【0007】支持板部16の中央部には円孔21が形成
され、この円孔21には変位軸23の基端部23aが支
持されている。そして、各枢軸14,14を中心として
各トラニオン15,15を揺動させることにより、これ
ら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸
23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、
各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸2
3の先端部23bの周囲には、各パワーローラ11が回
転自在に支持されており、各パワーローラ11,11
は、各入力ディスク2,2および各出力ディスク3,3
の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基
端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
【0008】また、各トラニオン15,15の枢軸1
4,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対
して揺動自在および軸方向(図16の裏表方向、図17
の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク2
3A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平
方向の移動を規制されている。図18に示すように、各
ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるい
は鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク2
3A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けら
れており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン
15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受
30を介して揺動自在18に支持されている。また、ヨ
ーク23A,23Bの幅方向(図17および図18の左
右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられて
おり、この係止孔19の内周面は球状凹面として、球面
ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨ
ーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して
支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持
されており、下側のヨーク23Aは、球面ポスト68及
びこれを支持するシリンダ31の上側バルブボディ61
によって揺動自在に支持されている。
【0009】なお、各トラニオン15,15に設けられ
た各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに18
0度反対側の位置に設けられている。また、これらの各
変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対し
て偏心している方向は、両ディスク2,2,4,4の回
転方向に対して同方向(図17で上下逆方向)となってい
る。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略
直交する方向となっている。したがって、各パワーロー
ラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できる
ように支持される。その結果、押圧装置12が発生する
スラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因し
て、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変
位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が
加わらず、この変位が吸収される。
【0010】また、パワーローラ11の外側面とトラニ
オン15の支持板部16の内側面との間には、パワーロ
ーラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受で
あるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25
とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24
は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を
支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容す
るものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞ
れ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,2
6を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状
の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉
軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面に、
外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されてい
る。
【0011】また、スラストニードル軸受25は、トラ
ニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面
との間に挟持されている。このようなスラストニードル
軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わる
スラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11お
よび外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心とし
て揺動することを許容する。
【0012】さらに、各トラニオン15,15の一端部
(図17の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン
軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,
29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)3
3,33が固設されている。そして、これら各駆動ピス
トン33,33はそれぞれ、上側バルブボディ61と下
側バルブボディ62とによって構成された駆動シリンダ
31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン
33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン1
5,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,
14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成してい
る。
【0013】このように構成されたトロイダル型無段変
速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介し
て、各入力ディスク2,2に伝えられる。そして、これ
ら入力ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ1
1,11を介して各出力ディスク3,3に伝えられ、更
にこれら各出力ディスク3,3の回転が、出力歯車4よ
り取り出される。
【0014】入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比
を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互
いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,
33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互
いに逆方向に変位する。例えば、図17の左側のパワー
ローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ
11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これ
ら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各
入力ディスク2,2および各出力ディスク3,3の内側
面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方
向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化
に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,
23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互い
に逆方向に揺動する。
【0015】その結果、各パワーローラ11,11の周
面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が
変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変
化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝
達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化
すると、各パワーローラ11,11及びこれら各パワー
ローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸
23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに
回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニ
オン15,15を構成する支持板部16の内側面との間
には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在
するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前
述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させる
ための力が小さくて済む。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各トラニオ
ン15,15の枢軸14,14をそれぞれ揺動自在且つ
軸方向に変位自在に支持するヨーク23A,23Bはそ
れぞれ、上述したように、球面ポスト64,68を中心
に揺動するようになっている(例えば、特開平11−1
41635号公報参照)が、各ヨーク23A,23Bを
よりスムーズに揺動させるものが望まれていた。このた
め、特開平9−201997号公報には、各ヨーク23
A,23Bに形成したピン孔に挿入したピンを中心に、
各ヨーク23A,23Bを揺動させる技術が開示されて
いる。
【0017】しかしながら、各ヨーク23A,23Bに
ピン孔を形成するときに、その形成位置を精密にする必
要があるので、これら各ヨーク23A,23Bの製造が
困難になってしまうとともに、別途ピンを設けなければ
ならないので、部品点数が増加し、製造コストが高くな
ってしまう。
【0018】本発明は、前記事情に着目してなされたも
のであり、ヨークの製造を容易にすることができるとと
もに、製造コストを低減することができるトロイダル型
無段変速機を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、ケーシングと、このケー
シングの内側で互いの内側面同士を対向させた状態で互
いに同心的に且つ回転自在に支持された入力ディスクお
よび出力ディスクと、これら両ディスク間に挟持される
複数のパワーローラと、前記入力ディスクおよび前記出
力ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互い
に同心的に設けられた一対の枢軸を中心に揺動するとと
もに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数の
トラニオンと、前記各トラニオンを前記枢軸の軸方向に
変位させる駆動装置と、前記各トラニオンの前記各枢軸
をそれぞれ揺動自在且つ軸方向に変位自在に支持すると
ともに、前記各トラニオンの変位により揺動する一対の
ヨークとを備えるトロイダル型無段変速機において、前
記各ヨークに、これら各ヨークに対向する対向部材に当
接されて、前記各ヨークの揺動の支点となる突起部を設
けたことを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の発明においては、各ヨー
クの突起部は、対向部材(例えば、ケーシング、トラニ
オンを変位させるためのピストンを収納するシリンダ
等)に当接しており、各ヨークはこの突起部を中心に揺
動して、各ヨークに支持された各トラニオンの変位動作
を同期させる。このように、各ヨークは対向部材に当接
した突起部を中心に揺動するので、各ヨークがスムーズ
に揺動する。したがって、各ヨークに支持された各トラ
ニオンの変位動作が安定して同期するので、トロイダル
型無段変速機の変速特性が安定する。また、ヨークに突
起部を設けただけであるので、ヨークの製造が容易であ
るとともに、別途ピン等を設ける必要がないので、製造
コストの低減が図られる。
【0021】請求項2に記載の発明は、ケーシングと、
このケーシングの内側で互いの内側面同士を対向させた
状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力デ
ィスクおよび出力ディスクと、これら両ディスク間に挟
持される複数のパワーローラと、前記入力ディスクおよ
び前記出力ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり
且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に揺動
するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持す
る複数のトラニオンと、前記各トラニオンを前記枢軸の
軸方向に変位させる駆動装置と、前記各トラニオンの前
記各枢軸をそれぞれ揺動自在且つ軸方向に変位自在に支
持するとともに、前記各トラニオンの変位により揺動す
る一対のヨークとを備えるトロイダル型無段変速機にお
いて、前記各ヨークに対向する対向部材に、前記各ヨー
クに当接されて、前記各ヨークの揺動の支点となる突起
部を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項2に記載の発明においては、対向部
材の突起部は、各ヨークに接触しており、各ヨークはこ
の突起部を中心に揺動して、各ヨークに支持された各ト
ラニオンの変位動作を同期させる。このように、各ヨー
クは、対向部材に設けられ且つ各ヨークに当接した突起
部を中心に揺動するので、各ヨークがスムーズに揺動す
る。したがって、各ヨークに支持された各トラニオンの
変位動作が安定して同期するので、トロイダル型無段変
速機の変速特性が安定する。また、対向部材に突起部を
設けるだけの簡単な構成なので、ヨークの製造が容易で
あるとともに、別途ピン等を設ける必要がないので、製
造コストの低減が図られる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記各ヨークに形成さ
れた貫通孔に挿通されて前記各ヨークの水平方向への移
動を規制する規制部材を備え、これら各規制部材と前記
各ヨークの貫通孔との間には、隙間が形成されているこ
とを特徴とする。
【0024】請求項3に記載の発明においては、規制部
材とヨークの貫通孔との間には隙間が形成されているの
で、ヨークは、この隙間の分だけ水平方向に移動可能と
なる。したがって、ケーシング内のヨークの位置のずれ
や、トラニオンに対するパワーローラの組み付け位置の
ばらつき等により、パワーローラの周面と各ディスクの
内側面との当接部の位置が、それぞれのパワーローラで
ばらついても、ヨークが水平方向に移動して、パワーロ
ーラの周面と各ディスクの内側面との当接部の位置のば
らつきを修正する。このため、各パワーローラにかかる
荷重が均等となり、パワーローラの耐久性が低下せず、
パワーローラの長寿命化が図られる。また、パワーロー
ラの耐久性が低下しないように、ケーシング内でのヨー
クの位置や、トラニオンに対するパワーローラの組み付
け位置を精密に合わせる必要がないので、これらの各部
品の組み付け作業が容易である。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記対向部材には、前記各ヨークの前
記各突起部の先端部が挿入される凹み部が設けられてい
ることを特徴とする。
【0026】請求項4に記載の発明においては、ヨーク
の突起部の先端部が対向部材に設けられた凹み部に挿入
されることにより、ヨークは対向部材の凹み部に揺動自
在に支持される。このため、ヨークの揺動の中心が常に
一定になるので、ヨークの揺動が安定する。また、ヨー
クを揺動自在に支持するためのポストやピン等を設ける
必要がないので、ヨークにポストやピン等を挿通するた
めの孔を形成する作業や、ピンをヨークに組み付ける作
業を行わなくても済み、ヨークの製造がさらに容易なも
のとなる。さらには、ポストやピン等を設ける必要がな
いので、部品点数が低減し、製造コストの低減が図られ
る。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記各ヨークには、前記対向部材の前
記突起部の先端部が挿入される凹み部が設けられている
ことを特徴とする。
【0028】請求項5に記載の発明においては、ヨーク
に設けられた凹み部に対向部材の突起部の先端部が挿入
されることにより、ヨークは対向部材の突起部に揺動自
在に支持される。このため、ヨークの揺動の中心が常に
一定になるので、ヨークの揺動が安定する。また、ヨー
クを揺動自在に支持するためのポストやピン等を設ける
必要がないので、ヨークにポストやピン等を挿通するた
めの孔を形成する作業や、ピンをヨークに組み付ける作
業を行わなくても済み、ヨークの製造がさらに容易なも
のとなる。さらには、ポストやピン等を設ける必要がな
いので、部品点数が低減し、製造コストの低減が図られ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。なお、以下の各図にお
いて、図16乃至図18と同様な構成要素には、同一の
符号を付してその説明を簡略化する。
【0030】図1乃至図3は本発明の第1実施の形態を
示している。図1乃至図3に示すように、各ヨーク23
A、23Bの幅方向(図1の裏表方向、図2および図3
の左右方向)において、各支持孔18,18の間の中間
部にはそれぞれ、球面ポスト(規制部材)64,68を
通すための長穴状の貫通孔69,69が形成されてい
る。この貫通孔69,69は、各ヨーク23A,23B
の幅方向において、球面ポスト64,68の外径よりも
大きく形成されており、これにより、図2に示すよう
に、各貫通孔69,69と球面ポスト64,68との間
には、所定の隙間Sが形成されて、各ヨーク23A,2
3Bが幅方向にがたつくようになっている。すなわち、
各ヨーク23A,23Bの幅方向の移動は、球面ポスト
64,68によって規制されており、各ヨーク23A,
23Bは、隙間Sの分だけ移動可能になっている。
【0031】図1および図3に示すように、ヨーク23
Aの各支持孔69,69の長手方向(図1の左右方向、
図3(a)の上下方向)の外側にはそれぞれ、ケーシン
グ50の固定部材52に向けて突出する弓形板状の突起
部70,70が形成されており、これらの各突起部7
0,70は、ヨーク23Aの揺動の支点となっている。
同様に、ヨーク23Bの各支持孔69,69の長手方向
の外側にもそれぞれ、シリンダ31の上側バルブボディ
61に向けて突出する弓形板状の突起部71,71が形
成されており、これらの各突起部71,71は、ヨーク
23Bの揺動の支点となっている。
【0032】また、図1に示すように、ヨーク23Aの
突起部70,70は、ケーシング50の固定部材52に
当接され、ヨーク23Bの突起部71,71は、上側バ
ルブボディ61に当接されており、各ヨーク23A,2
3Bは、それぞれの突起部70,70,71,71を中
心に揺動するようになっている。
【0033】上記構成のトロイダル型無段変速機におい
ては、変速時には、例えば、図2の左側の駆動ピストン
33が、同図の下側に変位し、右側の駆動ピストン33
が同図の上側に変位する。これに伴って、これら駆動ピ
ストン33,33と結合されているトラニオン15,1
5が互いに逆方向、すなわち、左側のトラニオン15は
同図の上側に変位し、右側のトラニオン15は同図の下
側に変位する。これにより、図4(a)に示すように、
ヨーク23Aは、このヨーク23Aの同図の右側が上に
なる方向に、ケーシング50の固定部材52に当接した
各突起部70,70を中心に傾く。同様に、ヨーク23
Bも、シリンダ31の上側バルブボディ61に当接した
各突起部71,17を中心に、ヨーク23Aと同じ方向
に傾く。また、左側の駆動ピストン33が、図2の上側
に変位し、右側の駆動ピストン33が図2の下側に変位
した場合には、図4(b)に示すように、ヨーク23A
は、このヨーク23Aの同図の左側が上になる方向に傾
き、ヨーク23Bもヨーク23Aと同方向に傾く。そし
て、これら各ヨーク23A,23Bの揺動により、各ヨ
ーク23A,23Bに支持された各トラニオン15,1
5の変位動作を同期させる。
【0034】このように、各ヨーク23A,23Bは、
ケーシング50の固定部材52および上側バルブボディ
61に当接した弓形板状の突起部70,70,71,7
1を中心に揺動するので、各ヨーク23A,23Bの揺
動をスムーズにすることができる。このため、各ヨーク
23A,23Bに支持された各トラニオン15,15の
変位動作を安定して同期させることができ、トロイダル
型無段変速機の変速特性を安定させることができる。
【0035】また、各ヨーク23A,23Bにそれぞれ
突起部70,70,71,71を設けるだけの簡単な構
成なので、ヨークの製造を容易にすることができる。ま
た、別途ピン等を設ける必要がないので、製造コストの
低減を図ることができる。
【0036】また、各ヨーク23A,23Bと球面ポス
ト64,68との間に隙間Sを形成しているので、この
隙間Sの分だけ、各ヨーク23A,23Bは移動するこ
とができる。このため、ケーシング50内の各ヨーク2
3A,23Bの位置のずれや、トラニオン15に対する
パワーローラ11の組み付け位置のばらつき等の要因
で、パワーローラ11の周面11aと、各ディスク2,
3との当接部の位置が、それぞれのパワーローラ11で
ばらついても、各ヨーク23A,23Bが水平方向に移
動して、各当接部の位置のばらつきを修正することがで
きる。したがって、各パワーローラ11にかかる荷重を
略均等にすることができるので、パワーローラ11の耐
久性の低下を防止することができ、パワーローラ11の
長寿命化を図ることができる。
【0037】また、パワーローラ11の耐久性が低下し
ないように、ケーシング50内での各ヨーク23A,2
3Bの位置や、トラニオン15に対するパワーローラ1
1の組み付け位置を精密に合わせる必要がないので、こ
れらの各部品の組み付け作業が容易になる。
【0038】図5乃至図7は、本発明の第2実施の形態
を示している。なお、本実施の形態において、第1実施
の形態と同様な構成要素には同一の符号を付してその説
明を簡略化する。
【0039】図5に示すように、ケーシング50の固定
部材52には、ヨーク23Aに向けて突出する弓形板状
の突起部72,72が形成されており、シリンダ31の
上側バルブボディ61には、ヨーク23Bに向けて突出
する弓形板状の突起部73,73が形成されている。図
6に示すように、ケーシング50の固定部材52の突起
部72,72は、ヨーク23Aの幅方向に直交する両端
部の中間部Aに当接され、上側バルブボディの突起部7
3,73は、ヨーク23Aの幅方向に直交する両端部の
中間部Bに当接されており、各ヨーク23A,23B
は、それぞれの突起部72,72,73,73を中心に
揺動するようになっている。
【0040】上記構成のトロイダル型無段変速機におい
ては、図7(a)および(b)に示すように、変速時に
は、ケーシング50の固定部材52に形成された各突起
部72,72に当接しているヨーク23Aは、これら各
突起部72,72を中心に揺動する。同様に、シリンダ
31の上側バルブボディ61に形成された各突起部7
3,73に当接しているヨーク23Bも、これら各突起
部73,73を中心に揺動する。したがって、本実施の
形態では、第1実施の形態と同様な効果を奏する。
【0041】図8乃至図11は、本発明の第3実施の形
態を示している。なお、本実施の形態において、第1実
施の形態と同様な構成要素には同一の符号を付してその
説明を簡略化する。
【0042】図8および図9に示すように、ケーシング
50の固定部材52には、ヨーク23Aの突起部70,
70の先端部がそれぞれ嵌合する弓形板状の凹み部7
4,74が形成されている。ヨーク23Aの各突起部7
0,70の先端部が、ケーシング50の固定部材52の
凹み部74,74にそれぞれ嵌合されることにより、ヨ
ーク23Aがこれら凹み部74,74に揺動自在に支持
される。また、シリンダ31の上側バルブボディ61に
は、ヨーク23Bの突起部71,71の先端部がそれぞ
れ嵌合する弓形板状の凹み部75,75が形成されてい
る。ヨーク23Bの各突起部71,71の先端部が、上
側バルブボディ61の凹み部75,75にそれぞれ嵌合
されることにより、ヨーク23Bがこれら凹み部75,
75に揺動自在に支持される。
【0043】すなわち、本実施の形態では、図8および
図9に示すように、各ヨーク23A,23Bを揺動自在
に支持するための球面ポスト64,68(図1および図
2参照)が設けられていない。したがって、図10に示
すように、各ヨーク23A,23Bには、球面ポスト6
4,68を挿通するための貫通孔が形成されていない。
【0044】上記構成のトロイダル型無段変速機におい
ては、図11(a)および(b)に示すように、変速時
には、ヨーク23Aは、ケーシング50の固定部材52
に形成された各凹み部74,74に嵌合された各突起部
70,70を中心に揺動する。同様に、ヨーク23B
も、シリンダ31の上側バルブボディ61に形成された
各凹み部75,75に嵌合された各突起部71,71を
中心に揺動する。したがって、第1実施の形態と同様な
効果を奏するとともに、各ヨーク23A,23Bの揺動
の中心が常に一定になるので、各ヨーク23A,23B
の揺動を安定させることができる。
【0045】また、各ヨーク23A,23Bを揺動自在
に支持するための球面ポストやピン等を設ける必要がな
いので、各ヨーク23A,23Bに球面ポストやピン等
を挿通するための孔を形成する作業や、ピンを各ヨーク
23A,23Bに組み付ける作業を行わなくても済み、
各ヨーク23A,23Bの製造をさらに容易にすること
ができる。しかも、球面ポストやピンといった部品がい
らないので、部品点数を低減することができ、製造コス
トの低減をさらに図ることができる。
【0046】図12乃至図15は、本発明の第4実施の
形態を示している。なお、本実施の形態において、第1
実施の形態と同様な構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を簡略化する。
【0047】図12および図13に示すように、ケーシ
ング50の固定部材52には、ヨーク23Aに向けて突
出する弓形板状の突起部76,76が一体に形成されて
いる。また、シリンダ31の上側バルブボディ61に
は、ヨーク23Bに向けて突出する弓形板状の突起部7
7,77が形成されている。
【0048】また、図14(a)および(b)に示すよ
うに、各ヨーク23A,23Bの長手方向の両端部の中
間部にはそれぞれ、上述の突起部76,76,77,7
7の先端部が嵌合する弓形板状の凹み部78,78,7
9,79が形成されている。これら凹み部78,78,
79,79に、上述の各突起部76,76,77,77
の先端部が嵌合されることにより、各ヨーク23A,2
3Bがこれら突起部76,76,77,77に揺動自在
に支持される。
【0049】すなわち、本実施の形態では、図12およ
び図13に示すように、各ヨーク23A,23Bを揺動
自在に支持する球面ポスト64,68(図1および図2
参照)が設けられていない。したがって、図14に示す
ように、各ヨーク23A,23Bには、球面ポスト6
4,68を挿通するための貫通孔が形成されていない。
【0050】上記構成のトロイダル型無段変速機におい
ては、図15(a)および(b)に示すように、変速時
には、ヨーク23Aは、ケーシング50の固定部材52
に形成された各突起部76,76の先端部に嵌合された
各凹み部78,78を中心に揺動する。同様に、ヨーク
23Bも、シリンダ31の上側バルブボディ61に形成
された各突起部77,77の先端部に嵌合された各凹み
部78,78を中心に揺動する。したがって、第1実施
の形態と同様な効果を奏するとともに、各ヨーク23
A,23Bの揺動の中心が常に一定になるので、各ヨー
ク23A,23Bの揺動を安定させることができる。
【0051】また、各ヨーク23A,23Bを揺動自在
に支持するための球面ポストやピン等を設ける必要がな
いので、各ヨーク23A,23Bに球面ポストやピン等
を挿通するための孔を形成する作業や、ピンを各ヨーク
23A,23Bに組み付ける作業を行わなくても済み、
各ヨーク23A,23Bの製造をさらに容易にすること
ができる。しかも、球面ポストやピンといった部品がい
らないので、部品点数を低減することができ、製造コス
トの低減をさらに図ることができる。
【0052】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第1および第3実施の形態にお
いては、各ヨーク23A,23Bに一体に突起部70,
70,71,71を形成したが、これら突起部70,7
0,71,71を、各ヨーク23A,23Bとは別に設
けても良い。同様に、第2実施の形態においても、ケー
シング50の固定部材52の突起部72,72およびシ
リンダ31の上側バルブボディ61の突起部73,73
を、ケーシング50の固定部材52およびシリンダ31
の上側バルブボディ61とは別に設けても良い。さらに
は、第4実施の形態においても、ケーシング50の固定
部材52の突起部76,76およびシリンダ31の上側
バルブボディ61の突起部77,77を、ケーシング5
0の固定部材52およびシリンダ31の上側バルブボデ
ィ61とは、別に設けても良い。
【0053】また、第1および第3実施の形態では、各
ヨーク23A,23Bの突起部70,71を弓形板状に
形成しているが、これら突起部70,71の形状は、こ
れに限定されず、例えば、半球状のように先端部が丸み
を帯びている形状や略三角形状等に形成されていても良
い。これは、第2実施の形態の突起部72,73、およ
び第4実施の形態の突起部76,77についても同様で
ある。なお、上述した各突起部70,71,72,7
3,76,77の先端部を丸くした場合には、各ヨーク
23A,23Bの揺動をさらにスムーズにすることがで
きる。
【0054】また、上述の各実施の形態では、対向部材
として、ケーシング50の固定部材およびシリンダ31
の上側バルブボディ61を用いているが、これに代え
て、例えば、ケーシング50を対向部材として用いるよ
うにしても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトロイダ
ル型無段変速機によれば、ヨークの製造を容易にするこ
とができるとともに、製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るトロイダル型無
段変速機の断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のヨークを示しており、(a)はヨークの
平面図であり、(b)はヨークの側面図である。
【図4】変速時にヨークが揺動している状態を説明する
ための図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るトロイダル型無
段変速機の断面図である。
【図6】図5のヨークを示しており、(a)はヨークの
平面図であり、(b)はヨークの側面図である。
【図7】変速時にヨークが揺動している状態を説明する
ための図である。
【図8】本発明の第3実施の形態に係るトロイダル型無
段変速機の断面図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のヨークを示す平面図である。
【図11】変速時にヨークが揺動している状態を説明す
るための図である。
【図12】本発明の第4実施の形態に係るトロイダル型
無段変速機の断面図である。
【図13】図12のA−A線に沿う断面図である。
【図14】図12のヨークを示しており、(a)はヨー
クの平面図であり、(b)派ヨークの側面図である。
【図15】変速時にヨークが揺動している状態を説明す
るための図である。
【図16】従来のトロイダル型無段変速機の具体的構造
の一例を示す断面図である。
【図17】図16のA−A線に沿う断面図である。
【図18】図16のヨークを示す平面図である。
【符号の説明】
1 入力軸(中心軸) 2 入力ディスク 4 出力ディスク 11 パワーローラ 14 枢軸 15 トラニオン 23A,23B ヨーク 32 駆動装置 50 ケーシング 52 固定部材(対向部材) 61 上側バルブボディ(対向部材) 64,68 球面ポスト(規制部材) 70,71,72,73,76,77 突起部 74,75,78,89 凹み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの内側で
    互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且
    つ回転自在に支持された入力ディスクおよび出力ディス
    クと、これら両ディスク間に挟持される複数のパワーロ
    ーラと、前記入力ディスクおよび前記出力ディスクの中
    心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設け
    られた一対の枢軸を中心に揺動するとともに、前記各パ
    ワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、
    前記各トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動
    装置と、前記各トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ揺動
    自在且つ軸方向に変位自在に支持するとともに、前記各
    トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備え
    るトロイダル型無段変速機において、 前記各ヨークに、これら各ヨークに対向する対向部材に
    当接されて、前記各ヨークの揺動の支点となる突起部を
    設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、このケーシングの内側で
    互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且
    つ回転自在に支持された入力ディスクおよび出力ディス
    クと、これら両ディスク間に挟持される複数のパワーロ
    ーラと、前記入力ディスクおよび前記出力ディスクの中
    心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設け
    られた一対の枢軸を中心に揺動するとともに、前記各パ
    ワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、
    前記各トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動
    装置と、前記各トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ揺動
    自在且つ軸方向に変位自在に支持するとともに、前記各
    トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備え
    るトロイダル型無段変速機において、 前記各ヨークに対向する対向部材に、前記各ヨークに当
    接されて、前記各ヨークの揺動の支点となる突起部を設
    けたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  3. 【請求項3】 前記各ヨークに形成された貫通孔に挿通
    されて前記各ヨークの水平方向への移動を規制する規制
    部材を備え、これら各規制部材と前記各ヨークの貫通孔
    との間には、隙間が形成されていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速
    機。
  4. 【請求項4】 前記対向部材には、前記各ヨークの前記
    各突起部の先端部が挿入される凹み部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変
    速機。
  5. 【請求項5】 前記各ヨークには、前記対向部材の前記
    突起部の先端部が挿入される凹み部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載のトロイダル型無段変速
    機。
JP2002148665A 2002-05-23 2002-05-23 トロイダル型無段変速機 Expired - Fee Related JP3879913B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148665A JP3879913B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 トロイダル型無段変速機
US10/443,845 US7335130B2 (en) 2002-05-23 2003-05-23 Toroidal-type continuously variable transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148665A JP3879913B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 トロイダル型無段変速機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003343673A true JP2003343673A (ja) 2003-12-03
JP2003343673A5 JP2003343673A5 (ja) 2005-09-29
JP3879913B2 JP3879913B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=29767119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002148665A Expired - Fee Related JP3879913B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 トロイダル型無段変速機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7335130B2 (ja)
JP (1) JP3879913B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071013A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2006112518A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2006118627A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2006308034A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2014081019A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2015121298A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 トロイダル式無段変速機
JP2016003720A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7077023B2 (en) * 2001-02-13 2006-07-18 Nissan Motor Co., Ltd. Toroidal continuously variable transmission

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US594492A (en) * 1897-11-30 And charles lederer
US1699578A (en) * 1922-05-26 1929-01-22 Bates Valve Bag Corp Pivot-point assembly
US1686377A (en) * 1923-07-09 1928-10-02 Einar A Hanson V rest for knife edges
US2312250A (en) * 1941-08-22 1943-02-23 Fairbanks Morse & Co Bearing means
US3253845A (en) * 1961-02-16 1966-05-31 Superior Ball Joint Corp Ball joint assembly and method of making the same
JP2568684B2 (ja) 1989-04-25 1997-01-08 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機
JP3022111B2 (ja) * 1993-12-17 2000-03-15 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機の組立方法
JP3296094B2 (ja) 1994-06-27 2002-06-24 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP3314613B2 (ja) 1996-04-24 2002-08-12 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機
JP3743147B2 (ja) 1997-12-12 2006-02-08 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
US6117043A (en) * 1997-11-05 2000-09-12 Nsk Ltd. Continously variable transmission having an oscillating trunnion-support yoke
JPH11141635A (ja) 1997-11-05 1999-05-25 Nippon Seiko Kk トロイダル型無段変速機
JP4103228B2 (ja) 1998-04-22 2008-06-18 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP4078752B2 (ja) 1999-05-10 2008-04-23 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP4019549B2 (ja) 1999-04-07 2007-12-12 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2001141012A (ja) * 1999-11-16 2001-05-25 Nissan Motor Co Ltd トロイダル型無段変速機
JP3659102B2 (ja) * 1999-12-28 2005-06-15 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機のパワーローラ支持構造
JP2002286041A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Ntn Corp 揺動軸受
DE20107002U1 (de) * 2001-04-23 2001-08-23 Igus Spritzgußteile für die Industrie GmbH, 51147 Köln Winkelgelenk
JP4378670B2 (ja) 2001-04-27 2009-12-09 日本精工株式会社 トロイダル無段変速機及びその組立方法
JP4802427B2 (ja) * 2001-09-19 2011-10-26 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機のパワーローラ支持構造

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071013A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP4517284B2 (ja) * 2004-09-02 2010-08-04 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2006112518A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2006118627A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP4543422B2 (ja) * 2004-10-22 2010-09-15 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2006308034A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP4587119B2 (ja) * 2005-05-02 2010-11-24 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2014081019A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機
JP2015121298A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 トロイダル式無段変速機
JP2016003720A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機

Also Published As

Publication number Publication date
US7335130B2 (en) 2008-02-26
JP3879913B2 (ja) 2007-02-14
US20040018911A1 (en) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3879913B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2011127631A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2003301907A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4758809B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP6024186B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4923989B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4941712B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP5768400B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2001304366A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2004092665A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4972931B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4605460B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2007332981A (ja) トロイダル型無段変速機の組立治具および組立方法
JP4941714B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4640635B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4894178B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2008111488A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2003336709A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2007309403A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2007309400A (ja) トロイダル型無段変速機、位置決め用治具および位置決め方法
JP2003294098A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2005030445A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2006112518A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2007309401A (ja) トロイダル型無段変速機のための位置決め方法および位置決め用治具
JPH09303509A (ja) トロイダル型無段変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees