JP2003024599A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
- Publication number
- JP2003024599A JP2003024599A JP2001217814A JP2001217814A JP2003024599A JP 2003024599 A JP2003024599 A JP 2003024599A JP 2001217814 A JP2001217814 A JP 2001217814A JP 2001217814 A JP2001217814 A JP 2001217814A JP 2003024599 A JP2003024599 A JP 2003024599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- pin
- sealing member
- cover body
- case body
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】遊技機に備えられる基板収納ボックスを痕跡を
残さないで開封することを困難に封止して遊技機に対す
る不正行為を未然に防止する構造において、その封止に
用いられる封止部材の予備を簡易な構成で備えた基板収
納ボックスを提供すること。 【解決手段】ケース側封止部93とカバー側封止部94
の締着に用いられる封止部材95の予備が、ケース体9
1の側壁に設けられた板状の収容部102に形成された
収容孔に収容されると共に、カバー体92の側壁に設け
られた同じく板状の蓋部101が設けられ、ケース体9
1にカバー体92を被着すると、封止部材95の頭部9
5aが板状の収容部102と蓋部101の間に挟まれた
状態になる。
残さないで開封することを困難に封止して遊技機に対す
る不正行為を未然に防止する構造において、その封止に
用いられる封止部材の予備を簡易な構成で備えた基板収
納ボックスを提供すること。 【解決手段】ケース側封止部93とカバー側封止部94
の締着に用いられる封止部材95の予備が、ケース体9
1の側壁に設けられた板状の収容部102に形成された
収容孔に収容されると共に、カバー体92の側壁に設け
られた同じく板状の蓋部101が設けられ、ケース体9
1にカバー体92を被着すると、封止部材95の頭部9
5aが板状の収容部102と蓋部101の間に挟まれた
状態になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、さら
に詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊
技機の遊技盤裏面等に遊技に関する制御を行う制御基板
を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスを備
えたものにおいて、その基板収納ボックスの不正開封を
防止する不正行為防止対策が施されたその不正防止機構
に関するものである。
に詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊
技機の遊技盤裏面等に遊技に関する制御を行う制御基板
を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスを備
えたものにおいて、その基板収納ボックスの不正開封を
防止する不正行為防止対策が施されたその不正防止機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技機やスロットルマシ
ン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図
柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げる
ようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置
や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電
子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマ
イクロコンピュータを備えた制御基板等により行われ
る。このような遊技機の遊技内容を制御する制御基板
は、一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた基板収納
ボックス内に収納される。
ン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図
柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げる
ようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置
や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電
子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマ
イクロコンピュータを備えた制御基板等により行われ
る。このような遊技機の遊技内容を制御する制御基板
は、一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた基板収納
ボックス内に収納される。
【0003】基板収納ボックスは樹脂製又は金属製で、
ICや抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御基板
等をボックス内に収容して、基板上のプリント回路の短
絡を防ぐために、埃等のゴミが侵入しないように保護し
ており、主に遊技機裏面の機構板等に取り付けられる。
例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCP
U、ROM、RAM等が設けられており、ROMに記憶
された制御プログラムに従って遊技機の制御が行われ、
大当たり等もここで制御されている。
ICや抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御基板
等をボックス内に収容して、基板上のプリント回路の短
絡を防ぐために、埃等のゴミが侵入しないように保護し
ており、主に遊技機裏面の機構板等に取り付けられる。
例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCP
U、ROM、RAM等が設けられており、ROMに記憶
された制御プログラムに従って遊技機の制御が行われ、
大当たり等もここで制御されている。
【0004】このような制御基板を収容する基板収納ボ
ックスは、一般的にカバー体とケース体とを重ね合わせ
たボックス構造を有している。内部に収容された制御基
板のうち、他の各種電気装置と電気接続するためのコネ
クタ部分がボックス内から露出されるようになってお
り、各種配線をそのコネクタ部に差し込むことにより、
それぞれ接続された電気装置に関わる制御が可能になっ
ている。
ックスは、一般的にカバー体とケース体とを重ね合わせ
たボックス構造を有している。内部に収容された制御基
板のうち、他の各種電気装置と電気接続するためのコネ
クタ部分がボックス内から露出されるようになってお
り、各種配線をそのコネクタ部に差し込むことにより、
それぞれ接続された電気装置に関わる制御が可能になっ
ている。
【0005】このような構造の基板収納ボックスに対す
る不正行為は、上蓋となるカバー体をケース体から外し
て、開放された制御基板に備えられたROM等の電子部
品を交換、あるいはデータ内容の書き換えを行うことに
より、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻
繁に発生させる等の不正な遊技制御を行わせるようなも
のである。
る不正行為は、上蓋となるカバー体をケース体から外し
て、開放された制御基板に備えられたROM等の電子部
品を交換、あるいはデータ内容の書き換えを行うことに
より、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻
繁に発生させる等の不正な遊技制御を行わせるようなも
のである。
【0006】従来用いられてきた基板収納ボックスにお
ける制御基板をその内部に封止する構造は、カバー体と
ケース体とをビス止め組付けした後、それらの合わせ目
に封印シールを貼ったり、基板収納ボックスをアクリル
などの透明な合成樹脂材料により形成して、内部に収容
されている制御基板の状態が外部から視認できるように
して不正行為が確認できるようにしていたが、本物そっ
くりの偽封印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正
行為者に対しては効果がなかった。
ける制御基板をその内部に封止する構造は、カバー体と
ケース体とをビス止め組付けした後、それらの合わせ目
に封印シールを貼ったり、基板収納ボックスをアクリル
などの透明な合成樹脂材料により形成して、内部に収容
されている制御基板の状態が外部から視認できるように
して不正行為が確認できるようにしていたが、本物そっ
くりの偽封印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正
行為者に対しては効果がなかった。
【0007】このような行為を防止するために、基板収
納ボックスを開封不可能あるいは開封が極めて困難な構
造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方
法がないように封止することも考えられるが、公的機関
によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると
現実的でない。
納ボックスを開封不可能あるいは開封が極めて困難な構
造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方
法がないように封止することも考えられるが、公的機関
によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると
現実的でない。
【0008】そこで、近年では、一旦封止が開封される
と、開封された痕跡が残るように、カバー体とケース体
にそれぞれ一体的に連結して設けられた封止部同士を別
部材である封止部材(特殊な形状のピンやネジなど)を
用いて締着する構造のものが採用されている。一般的
に、このカバー体及びケース体とそれぞれの封止部との
連結部分のうち少なくとも一方がニッパ等の工具で容易
に切断可能に形成されており、その連結部分を切断し
て、封止部同士が締着された部分とケース体又はカバー
体とを分離させることで、開封が可能な構造になってい
る。このように開封が容易な上に開封すれば確実にその
切断による痕跡を残すことになるので、不正行為を防止
できて取り扱いも良いということから広く採用されてい
る。
と、開封された痕跡が残るように、カバー体とケース体
にそれぞれ一体的に連結して設けられた封止部同士を別
部材である封止部材(特殊な形状のピンやネジなど)を
用いて締着する構造のものが採用されている。一般的
に、このカバー体及びケース体とそれぞれの封止部との
連結部分のうち少なくとも一方がニッパ等の工具で容易
に切断可能に形成されており、その連結部分を切断し
て、封止部同士が締着された部分とケース体又はカバー
体とを分離させることで、開封が可能な構造になってい
る。このように開封が容易な上に開封すれば確実にその
切断による痕跡を残すことになるので、不正行為を防止
できて取り扱いも良いということから広く採用されてい
る。
【0009】また、前述の公的機関によるROM検査や
修理等のメンテナンス性を考慮して複数回の封止・開封
を行うことができるように、このような封止箇所が複数
設けられている。つまり、封止部同士の締着に使用され
た封止部材は再度の封止に用いることができないので、
カバー体の封止部、ケース体の封止部及び封止部材を一
組とする封止箇所を、複数備えることでこれを実現して
いる。例えば封止箇所が8つあれば、そのうち2つを封
止のために使用するものとすれば、計4回の封止・開封
を行うことができる。
修理等のメンテナンス性を考慮して複数回の封止・開封
を行うことができるように、このような封止箇所が複数
設けられている。つまり、封止部同士の締着に使用され
た封止部材は再度の封止に用いることができないので、
カバー体の封止部、ケース体の封止部及び封止部材を一
組とする封止箇所を、複数備えることでこれを実現して
いる。例えば封止箇所が8つあれば、そのうち2つを封
止のために使用するものとすれば、計4回の封止・開封
を行うことができる。
【0010】この場合、封止に使用された封止部材以外
の封止部材、つまり前述の例でいえば封止に使用した2
つ以外の残り6つ封止部材の保管については、例えばパ
チンコホールの管理者が別途保管したりすることも考え
られるが、取り扱いの煩雑さや紛失等を考慮すると、基
板収容ボックスそのものに付属部品として添付させるの
が好ましい。そこで、その添付の構造について各種のも
のが提案されている。
の封止部材、つまり前述の例でいえば封止に使用した2
つ以外の残り6つ封止部材の保管については、例えばパ
チンコホールの管理者が別途保管したりすることも考え
られるが、取り扱いの煩雑さや紛失等を考慮すると、基
板収容ボックスそのものに付属部品として添付させるの
が好ましい。そこで、その添付の構造について各種のも
のが提案されている。
【0011】このようなカバー体及びケース体の封止部
同士の締着に用いていない封止部材、つまり予備の封止
部材(以下、未使用封止部材という)の添付の構造につ
いては、例えば、図17〜図21に示されるような基板
収納ボックスがある。この基板収納ボックスに用いられ
る封止部材は、カバー側の封止部に仮止め用の収容室を
設けて、その収容室に予め挿入して仮止めさせておくと
いう添付の構造のものである。
同士の締着に用いていない封止部材、つまり予備の封止
部材(以下、未使用封止部材という)の添付の構造につ
いては、例えば、図17〜図21に示されるような基板
収納ボックスがある。この基板収納ボックスに用いられ
る封止部材は、カバー側の封止部に仮止め用の収容室を
設けて、その収容室に予め挿入して仮止めさせておくと
いう添付の構造のものである。
【0012】図を用いてより詳細に説明する。図17は
基板収納ボックス200の外観斜視図、図18はその分
解斜視図、図19は上面図、図20は基板収納ボックス
200の側面に設けられた封止部201のA−A断面で
ある横断面図、図21はその縦断面図を示している。
基板収納ボックス200の外観斜視図、図18はその分
解斜視図、図19は上面図、図20は基板収納ボックス
200の側面に設けられた封止部201のA−A断面で
ある横断面図、図21はその縦断面図を示している。
【0013】図示されるように、この基板収納ボックス
200は、制御基板203が収容されるケース体201
と、そのケース体201に被着されるカバー体202
と、これらを用いて内部に制御基板203を封止するた
めの封止部材として挿入ピン211とから構成される。
200は、制御基板203が収容されるケース体201
と、そのケース体201に被着されるカバー体202
と、これらを用いて内部に制御基板203を封止するた
めの封止部材として挿入ピン211とから構成される。
【0014】ケース体201はアクリル等の透明な合成
樹脂材料により略箱形状に形成されており、その底面に
載置された主制御基板203の4隅角部をネジ204止
めにより収容固定している。この主制御基板203を収
容するケース体201の左右両外側面(図面では片側の
み図示)には、ケース側封止部205として上面が開口
された長手ボックス形状の固定具収容台212がケース
体201と一体的に連結して設けられ、その内部には図
20及び図21で示すような金属製板材により折り曲げ
形成されたピン固定具213がタッピンネジ207によ
って固定具収容台212の内部にネジ止め固定されてい
る。
樹脂材料により略箱形状に形成されており、その底面に
載置された主制御基板203の4隅角部をネジ204止
めにより収容固定している。この主制御基板203を収
容するケース体201の左右両外側面(図面では片側の
み図示)には、ケース側封止部205として上面が開口
された長手ボックス形状の固定具収容台212がケース
体201と一体的に連結して設けられ、その内部には図
20及び図21で示すような金属製板材により折り曲げ
形成されたピン固定具213がタッピンネジ207によ
って固定具収容台212の内部にネジ止め固定されてい
る。
【0015】このピン固定具213には、挿入ピン21
1の先端部211aが挿入された際には、抜脱不能に係
合する係合孔213aが設けられている。その係合孔2
13aの内周縁には、挿入ピン211の先端部211a
に周設された凹状の係合溝211bに係合する係合片2
13bがやや斜め下向きに突設して形成されている。
1の先端部211aが挿入された際には、抜脱不能に係
合する係合孔213aが設けられている。その係合孔2
13aの内周縁には、挿入ピン211の先端部211a
に周設された凹状の係合溝211bに係合する係合片2
13bがやや斜め下向きに突設して形成されている。
【0016】また、このケース体201に被着されるカ
バー体202の左右両外側面(図面では片側のみ図示)
には、カバー側封止部206として複数個(この例では
4個)のピン挿入台215が切断可能に形成された連結
部218を介して一体的に整列して設けられると共に、
それらピン挿入台215の両サイドには前述のピン固定
具213をネジ止め固定したタッピンネジ207を上方
から覆うネジ隠し片217,217が設けられている。
バー体202の左右両外側面(図面では片側のみ図示)
には、カバー側封止部206として複数個(この例では
4個)のピン挿入台215が切断可能に形成された連結
部218を介して一体的に整列して設けられると共に、
それらピン挿入台215の両サイドには前述のピン固定
具213をネジ止め固定したタッピンネジ207を上方
から覆うネジ隠し片217,217が設けられている。
【0017】整列して設けられたピン挿入台215,2
15,・・には、図21に示すように挿入ピン211が
予め装着されている。この挿入ピン211はアルミ等の
金属製棒材により切削形成又は合成樹脂材料により一体
成形されたもので、フランジ状の頭部211eと円柱状
の本体部211dを備えている。円柱状の本体部211
dの途中位置には、その本体部211d外径よりもやや
太径にローレット状のリング部211cが形成されてお
り、挿入ピン211を遊挿させた状態でピン挿入台21
5に挿入させておくことができる。これにより、例えば
パチンコホールの管理者等が挿入ピンを別途保管してお
く必要はなく、従って紛失あるいは盗難のおそれがない
ので取り扱いが便利である。
15,・・には、図21に示すように挿入ピン211が
予め装着されている。この挿入ピン211はアルミ等の
金属製棒材により切削形成又は合成樹脂材料により一体
成形されたもので、フランジ状の頭部211eと円柱状
の本体部211dを備えている。円柱状の本体部211
dの途中位置には、その本体部211d外径よりもやや
太径にローレット状のリング部211cが形成されてお
り、挿入ピン211を遊挿させた状態でピン挿入台21
5に挿入させておくことができる。これにより、例えば
パチンコホールの管理者等が挿入ピンを別途保管してお
く必要はなく、従って紛失あるいは盗難のおそれがない
ので取り扱いが便利である。
【0018】また、これらピン挿入台215,215,
・・とカバー体202の側壁とを連結している連結部2
18,218,・・はニッパ等の工具によって簡便に切
断可能な形状に形成されており、この連結部218,2
18,・・のうち封止された箇所の連結部218を切断
することで、封止箇所のピン挿入台215はカバー体2
02から離れることになる。
・・とカバー体202の側壁とを連結している連結部2
18,218,・・はニッパ等の工具によって簡便に切
断可能な形状に形成されており、この連結部218,2
18,・・のうち封止された箇所の連結部218を切断
することで、封止箇所のピン挿入台215はカバー体2
02から離れることになる。
【0019】このような構造の基板収納ボックス200
は、その内部への主制御基板203の封止・開封を複数
回行うことができるようになっている。図17に示され
るようにカバー体202の上面左右には、対角になるよ
うに番号表示(この場合1〜4)がされており、例え
ば、初めて封止するときは左右の番号「1」が附された
部分の挿入ピン211を叩き込んで封止する。主制御基
板203のROM等を検査するときは、左右の番号
「1」が附された部分の連結部218を切断することで
開封することができる。そして再度封止するには、左右
の番号「2」が附された部分の挿入ピン211を叩き込
むことで封止することができる。このように収納されて
いる主制御基板203のROM検査や修理などの正規の
理由による開封・封止が複数回行うことができるので、
メンテナンス性も良いというものである。
は、その内部への主制御基板203の封止・開封を複数
回行うことができるようになっている。図17に示され
るようにカバー体202の上面左右には、対角になるよ
うに番号表示(この場合1〜4)がされており、例え
ば、初めて封止するときは左右の番号「1」が附された
部分の挿入ピン211を叩き込んで封止する。主制御基
板203のROM等を検査するときは、左右の番号
「1」が附された部分の連結部218を切断することで
開封することができる。そして再度封止するには、左右
の番号「2」が附された部分の挿入ピン211を叩き込
むことで封止することができる。このように収納されて
いる主制御基板203のROM検査や修理などの正規の
理由による開封・封止が複数回行うことができるので、
メンテナンス性も良いというものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように封止部材を
予め装着することで付属添付させる構造の基板収納ボッ
クス200では、未使用封止部材である未使用の挿入ピ
ン211をピン挿入台215に装着して仮止めするため
に、挿入ピン211においては、その本体部211dの
途中位置に、その本体部211d外径よりもやや太径に
ローレット状のリング部211cを形成しておくと共
に、ピン装着台215においては、そのピン本体部挿入
孔215bの内径を、挿入ピン211の本体部211d
の外径よりも大きく、ローレット状のリング部211c
の外径よりやや小さくして、挿入されるリング部211
cを軽い押し込み力で通すことができる大きさに形成し
ておくという構造を採用している。しかしながら、この
ことによる製作加工上の問題があった。
予め装着することで付属添付させる構造の基板収納ボッ
クス200では、未使用封止部材である未使用の挿入ピ
ン211をピン挿入台215に装着して仮止めするため
に、挿入ピン211においては、その本体部211dの
途中位置に、その本体部211d外径よりもやや太径に
ローレット状のリング部211cを形成しておくと共
に、ピン装着台215においては、そのピン本体部挿入
孔215bの内径を、挿入ピン211の本体部211d
の外径よりも大きく、ローレット状のリング部211c
の外径よりやや小さくして、挿入されるリング部211
cを軽い押し込み力で通すことができる大きさに形成し
ておくという構造を採用している。しかしながら、この
ことによる製作加工上の問題があった。
【0021】このピン装着台215を備えたカバー体2
02は、コストの面から、そのピン装着台215と共に
一体的に樹脂成形加工により製作されるのだが、通常、
このような成形はその製作回数の増加に伴って、成形の
ための金型の劣化等により、成形加工の精度が落ちてく
るのが一般的である。つまり、ピン装着台215のピン
本体部挿入孔215bの内径を、挿入される挿入ピン2
15のリング部211cを軽い押し込み力で通すことが
できる大きさに形成する精度も落ちてくるので、リング
部211cの加工精度にもよるが、場合によってはピン
本体部挿入孔215bを挿入することがきなくなる。こ
のピン本体部挿入孔215bの内径以外の部分について
は、それほど精度は要求されないが、このカバー体20
2のピン本体部挿入孔215bの内径の精度を維持する
ために頻繁に金型のメンテナンスを行うことが必要とな
るばかりか、最悪の場合、高価な金型の再製作すること
にもなってしまいコストが掛かるものであった。
02は、コストの面から、そのピン装着台215と共に
一体的に樹脂成形加工により製作されるのだが、通常、
このような成形はその製作回数の増加に伴って、成形の
ための金型の劣化等により、成形加工の精度が落ちてく
るのが一般的である。つまり、ピン装着台215のピン
本体部挿入孔215bの内径を、挿入される挿入ピン2
15のリング部211cを軽い押し込み力で通すことが
できる大きさに形成する精度も落ちてくるので、リング
部211cの加工精度にもよるが、場合によってはピン
本体部挿入孔215bを挿入することがきなくなる。こ
のピン本体部挿入孔215bの内径以外の部分について
は、それほど精度は要求されないが、このカバー体20
2のピン本体部挿入孔215bの内径の精度を維持する
ために頻繁に金型のメンテナンスを行うことが必要とな
るばかりか、最悪の場合、高価な金型の再製作すること
にもなってしまいコストが掛かるものであった。
【0022】また、この対策として、ピン本体部挿入孔
215bの内径のみを成形後に追加工することでその精
度を維持する方法も考えられるが、これも製作のための
加工工程が増えるので問題の解決にはならない。
215bの内径のみを成形後に追加工することでその精
度を維持する方法も考えられるが、これも製作のための
加工工程が増えるので問題の解決にはならない。
【0023】さらに、挿入ピンについても、ケース体と
カバー体の締着のために必要なフランジ部211e、係
合溝211b以外に、仮止め装着用にローレット状のリ
ング部211cも加工する必要あるので低コスト化が難
しい。
カバー体の締着のために必要なフランジ部211e、係
合溝211b以外に、仮止め装着用にローレット状のリ
ング部211cも加工する必要あるので低コスト化が難
しい。
【0024】そして、仮止め装着していることにより、
封止に未使用の封止部材を悪用(不正な再封止)する行
為を未然に防止することもできない。
封止に未使用の封止部材を悪用(不正な再封止)する行
為を未然に防止することもできない。
【0025】本発明の解決しようとする課題は、遊技機
に備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封
することを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未
然に防止する構造において、複数回封止・開封を行える
ように用意された封止部材を簡易な構成で付属添付させ
た基板収納ボックスを提供することである。
に備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封
することを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未
然に防止する構造において、複数回封止・開封を行える
ように用意された封止部材を簡易な構成で付属添付させ
た基板収納ボックスを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技
に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、
該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収納ボ
ックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー
体には、それぞれ互いに封止状態で締着される封止部が
複数組設けられると共に、それらケース側封止部とカバ
ー側封止部を締着するのに用いられる複数の封止部材が
備えられ、前記ケース体とカバー体のいずれか一方に
は、前記封止部材の一部が収容される収容部が設けら
れ、他方には、前記ケース体とカバー体とを被着した際
に、収容された前記封止部材の収容部分の少なくとも一
部を覆う蓋部が設けられており、前記基板収納ボックス
を封止した状態では前記封止部材が前記収容部と前記蓋
部によって取り出し不能に収容されることを要旨とする
ものである。
に本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技
に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、
該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収納ボ
ックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー
体には、それぞれ互いに封止状態で締着される封止部が
複数組設けられると共に、それらケース側封止部とカバ
ー側封止部を締着するのに用いられる複数の封止部材が
備えられ、前記ケース体とカバー体のいずれか一方に
は、前記封止部材の一部が収容される収容部が設けら
れ、他方には、前記ケース体とカバー体とを被着した際
に、収容された前記封止部材の収容部分の少なくとも一
部を覆う蓋部が設けられており、前記基板収納ボックス
を封止した状態では前記封止部材が前記収容部と前記蓋
部によって取り出し不能に収容されることを要旨とする
ものである。
【0027】上記構成を有する基板収納ボックスによれ
ば、ケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられ
る封止部材のうち予備のものは、ケース体とカバー体の
少なくとも一方に設けられた収容部と他方に設けられた
蓋部によって封止状態で取出し不能に収容される。つま
り、収容部によって封止部材はその一部が収容され、ケ
ース体とカバー体を被着した際には、蓋部によってその
収容された部分が覆われるので、ケース体とカバー体を
脱着しない限り取り出すことはできない。この状態で封
止するので、これら予備の封止部材はその封止を解除し
てケース体とカバー体を脱着しない限り取り出し不能と
なる。
ば、ケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられ
る封止部材のうち予備のものは、ケース体とカバー体の
少なくとも一方に設けられた収容部と他方に設けられた
蓋部によって封止状態で取出し不能に収容される。つま
り、収容部によって封止部材はその一部が収容され、ケ
ース体とカバー体を被着した際には、蓋部によってその
収容された部分が覆われるので、ケース体とカバー体を
脱着しない限り取り出すことはできない。この状態で封
止するので、これら予備の封止部材はその封止を解除し
てケース体とカバー体を脱着しない限り取り出し不能と
なる。
【0028】これにより、基板収納ボックスの封止を解
除する、つまり開封することでしか予備の封止部材を取
り出すことができないので紛失するおそれがない上に、
開封することなく不正に取り出すこともできないので封
止部材の悪用(不正な再封止)を未然に防止することも
できる。また、簡易な構造なのでその製作に掛かるコス
トも抑えることができる。
除する、つまり開封することでしか予備の封止部材を取
り出すことができないので紛失するおそれがない上に、
開封することなく不正に取り出すこともできないので封
止部材の悪用(不正な再封止)を未然に防止することも
できる。また、簡易な構造なのでその製作に掛かるコス
トも抑えることができる。
【0029】この場合、請求項2に記載のように、収容
部には封止部材の一端側が挿入される収容孔が形成さ
れ、封止部材の他端側は挿入方向への移動が規制される
頭部を有し、蓋部はその頭部の抜脱方向への移動を規制
するように設けられている構成にすれば、簡易な形状及
び構造で上述の効果を有する不正防止構造を実現できる
ので、その製作も容易でコスト安である。
部には封止部材の一端側が挿入される収容孔が形成さ
れ、封止部材の他端側は挿入方向への移動が規制される
頭部を有し、蓋部はその頭部の抜脱方向への移動を規制
するように設けられている構成にすれば、簡易な形状及
び構造で上述の効果を有する不正防止構造を実現できる
ので、その製作も容易でコスト安である。
【0030】さらに、請求項3に記載のように、封止部
材が一箇所に集約して備えられている構成にすれば、そ
の集約箇所を確認するだけで残りの未使用封止部材の数
を把握することができる。
材が一箇所に集約して備えられている構成にすれば、そ
の集約箇所を確認するだけで残りの未使用封止部材の数
を把握することができる。
【0031】請求項4に記載の発明の要旨は、遊技に関
する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケ
ース体に被着されるカバー体とからなる基板収納ボック
スを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体に
は、それぞれ互いに封止状態で締着される封止部が複数
組設けられると共に、それらケース側封止部とカバー側
封止部を締着するのに用いられる複数の封止部材が備え
られ、前記ケース体とカバー体のいずれか一方には、前
記封止部材の全体が収容される収容部が設けられ、他方
には、前記ケース体とカバー体とを被着した際に、収容
された前記封止部材の収容部分を覆う蓋部が設けられて
おり、前記基板収納ボックスを封止した状態では前記封
止部材が前記収容部と前記蓋部によって取り出し不能に
収容されることである。
する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケ
ース体に被着されるカバー体とからなる基板収納ボック
スを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体に
は、それぞれ互いに封止状態で締着される封止部が複数
組設けられると共に、それらケース側封止部とカバー側
封止部を締着するのに用いられる複数の封止部材が備え
られ、前記ケース体とカバー体のいずれか一方には、前
記封止部材の全体が収容される収容部が設けられ、他方
には、前記ケース体とカバー体とを被着した際に、収容
された前記封止部材の収容部分を覆う蓋部が設けられて
おり、前記基板収納ボックスを封止した状態では前記封
止部材が前記収容部と前記蓋部によって取り出し不能に
収容されることである。
【0032】上記構成を有する基板収納ボックスによれ
ば、ケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられ
る封止部材のうち予備のものは、ケース体とカバー体の
少なくとも一方に設けられた収容部と他方に設けられた
蓋部によって封止状態で取出し不能に保持される。つま
り、収容部によって封止部材はその全体が収容され、ケ
ース体とカバー体を被着した際には、蓋部によってその
収容された部分が覆われるので、ケース体とカバー体を
脱着しない限り触れることすらできない。この状態で封
止するので、これら予備の封止部材はその封止を解除し
てケース体とカバー体を脱着しない限り取り出し不能と
なる。
ば、ケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられ
る封止部材のうち予備のものは、ケース体とカバー体の
少なくとも一方に設けられた収容部と他方に設けられた
蓋部によって封止状態で取出し不能に保持される。つま
り、収容部によって封止部材はその全体が収容され、ケ
ース体とカバー体を被着した際には、蓋部によってその
収容された部分が覆われるので、ケース体とカバー体を
脱着しない限り触れることすらできない。この状態で封
止するので、これら予備の封止部材はその封止を解除し
てケース体とカバー体を脱着しない限り取り出し不能と
なる。
【0033】これにより、基板収納ボックスの封止を解
除することでしか予備の封止部材を取り出すことができ
ないので紛失するおそれがない上に、開封することなく
取り出すこともできないので封止部材の悪用(不正な再
封止)を未然に防止することもできる。また、簡易な構
造なのでその製作に掛かるコストも抑えることができ
る。さらに、封止部材の全体が収容される構成なので、
触れるころすらできない。
除することでしか予備の封止部材を取り出すことができ
ないので紛失するおそれがない上に、開封することなく
取り出すこともできないので封止部材の悪用(不正な再
封止)を未然に防止することもできる。また、簡易な構
造なのでその製作に掛かるコストも抑えることができ
る。さらに、封止部材の全体が収容される構成なので、
触れるころすらできない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示し
たものである。図示されるようにパチンコ遊技機10
は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベ
ースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部
周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側
には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられ
る。
を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示し
たものである。図示されるようにパチンコ遊技機10
は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベ
ースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部
周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側
には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられ
る。
【0035】ガラス扉15の下方位置には、遊技球を貯
留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れ
た遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設け
られる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設け
られ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受
け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の
図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー
20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが
調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入さ
れる。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させる
ための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に
応じて使い分けることが可能に構成されている。
留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れ
た遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設け
られる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設け
られ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受
け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の
図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー
20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが
調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入さ
れる。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させる
ための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に
応じて使い分けることが可能に構成されている。
【0036】また、このパチンコ遊技機10の左側部に
はプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイ
ドカードユニット22が並設されており、その操作は上
受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によ
って行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカー
ドによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、
その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード
挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返
却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー
表示を行う度数表示部28等が備えられる。
はプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイ
ドカードユニット22が並設されており、その操作は上
受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によ
って行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカー
ドによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、
その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード
挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返
却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー
表示を行う度数表示部28等が備えられる。
【0037】遊技盤14面のほぼ中央には特別図柄表示
装置50が設けられており、その画面には数字やキャラ
クタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置
50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52
aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二
始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられて
おり、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表
示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
装置50が設けられており、その画面には数字やキャラ
クタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置
50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52
aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二
始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられて
おり、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表
示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
【0038】また、始動入賞口52の真下位置には通常
は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その
内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能と
なる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口5
3の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、
右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口
62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口
へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その
内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能と
なる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口5
3の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、
右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口
62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口
へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
【0039】特別図柄表示装置50の周囲には装飾枠体
64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成され
た半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が
設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメント
でもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面に
は遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下
速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右
ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球
が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所
定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二
始動入賞口52bが一定時間開放される。
64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成され
た半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が
設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメント
でもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面に
は遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下
速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右
ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球
が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所
定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二
始動入賞口52bが一定時間開放される。
【0040】始動入賞口52に遊技球が入賞すると、特
別図柄表示装置50に表示される判定用図柄が変動を開
始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して
図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合
わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、
それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわ
ゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始され
ることになる。
別図柄表示装置50に表示される判定用図柄が変動を開
始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して
図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合
わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、
それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわ
ゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始され
ることになる。
【0041】このように、遊技盤14面に設けられる各
入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状
況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上
受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い
出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊
技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤
14の裏面へと排出されることになる。
入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状
況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上
受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い
出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊
技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤
14の裏面へと排出されることになる。
【0042】図2は、前記パチンコ遊技機10の裏面図
である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を
取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セ
ット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置され
た球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タ
ンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋
73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘
導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給ス
イッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導
樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示し
ない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球が
供給されていないことを遊技場へ報知するように構成さ
れている。
である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を
取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セ
ット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置され
た球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タ
ンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋
73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘
導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給ス
イッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導
樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示し
ない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球が
供給されていないことを遊技場へ報知するように構成さ
れている。
【0043】この球誘導樋73は図示しない屈曲樋に接
続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして
賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。
又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊
技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払
出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッ
チ77が設けられる。
続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして
賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。
又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊
技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払
出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッ
チ77が設けられる。
【0044】また、遊技機10の裏面には、遊技に関わ
る制御を行うための多様な制御基板が設けられており、
これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作
が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接
続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板7
8、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切
り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置7
5及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球
払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプ
リペイドカードユニット22と遊技機10間における情
報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設
けられる。
る制御を行うための多様な制御基板が設けられており、
これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作
が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接
続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板7
8、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切
り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置7
5及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球
払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプ
リペイドカードユニット22と遊技機10間における情
報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設
けられる。
【0045】更に、これらの制御基板等の動作を設定制
御する主制御基板82が裏面左下方部に設けられる。主
制御基板82は、基板収納ボックス90に収納されてお
り、この基板収納ボックス90を開封しなければ主制御
基板82に触れることができないようになっている。基
板収納ボックス90は、下側のケース体91とそのケー
ス体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケ
ース体91内に主制御基板82を載置して固定し、その
上面をカバー体92で覆うことで外部から触れることが
できないように主制御基板82を収容している。
御する主制御基板82が裏面左下方部に設けられる。主
制御基板82は、基板収納ボックス90に収納されてお
り、この基板収納ボックス90を開封しなければ主制御
基板82に触れることができないようになっている。基
板収納ボックス90は、下側のケース体91とそのケー
ス体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケ
ース体91内に主制御基板82を載置して固定し、その
上面をカバー体92で覆うことで外部から触れることが
できないように主制御基板82を収容している。
【0046】そのほかに本遊技機10には上記以外にも
多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤
14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。
例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御
基板83や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯
及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板84、
遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制
御基板85といった各種制御基板も同様に設けられる。
図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等
は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動
作は主制御基板82に制御されるようになっている。こ
れらについての概要は周知であるので、ここでは詳細説
明を省略する。
多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤
14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。
例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御
基板83や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯
及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板84、
遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制
御基板85といった各種制御基板も同様に設けられる。
図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等
は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動
作は主制御基板82に制御されるようになっている。こ
れらについての概要は周知であるので、ここでは詳細説
明を省略する。
【0047】次に、本発明の第1の実施形態に係るパチ
ンコ遊技機に備えられた不正行為防止のための基板収納
ボックスついて図4〜図16を参照して説明する。図4
は遊技機本体の裏面に設けられる前述の基板収納ボック
ス90の外観斜視図、図5及び図6は基板収納ボックス
の封止部分の分解斜視図、図7は両封止部の縦断面斜視
図、図8はケース側封止部の上面図、図9は未使用封止
部材を備える構造を示した斜視図、10及び図11は未
使用封止部材の付属構造の側面図及び正面図、図12は
未使用封止部材の付属構造の他の実施例を示した分解斜
視図、図13及び図14は封止手順を示した両封止部の
縦断面図、図15及び図16は封止手順を示した両封止
部の横断面図である。
ンコ遊技機に備えられた不正行為防止のための基板収納
ボックスついて図4〜図16を参照して説明する。図4
は遊技機本体の裏面に設けられる前述の基板収納ボック
ス90の外観斜視図、図5及び図6は基板収納ボックス
の封止部分の分解斜視図、図7は両封止部の縦断面斜視
図、図8はケース側封止部の上面図、図9は未使用封止
部材を備える構造を示した斜視図、10及び図11は未
使用封止部材の付属構造の側面図及び正面図、図12は
未使用封止部材の付属構造の他の実施例を示した分解斜
視図、図13及び図14は封止手順を示した両封止部の
縦断面図、図15及び図16は封止手順を示した両封止
部の横断面図である。
【0048】図4〜図7に示されるように、この基板収
納ボックス90は、前述の主制御基板82が収容される
ケース体91、そのケース体91に被着されるカバー体
92、これら両部材を連結するための挿入ピン95とか
ら構成されている。
納ボックス90は、前述の主制御基板82が収容される
ケース体91、そのケース体91に被着されるカバー体
92、これら両部材を連結するための挿入ピン95とか
ら構成されている。
【0049】カバー体92はアクリル等の透明な合成樹
脂材料により略箱形状に形成されており、その左右両外
側(図面では片側のみ図示)には、カバー側封止部94
が設けられている。このカバー側封止部94には、複数
個(この実施例では4個)のピン挿入台96,96,・
・が切断可能に形成された連結部96a,96a,・・
を介して設けられている(図5及び図6参照)。
脂材料により略箱形状に形成されており、その左右両外
側(図面では片側のみ図示)には、カバー側封止部94
が設けられている。このカバー側封止部94には、複数
個(この実施例では4個)のピン挿入台96,96,・
・が切断可能に形成された連結部96a,96a,・・
を介して設けられている(図5及び図6参照)。
【0050】このピン挿入台96,96,・・には、後
述する挿入ピン95が挿入されるピン挿入孔96bが貫
通して設けられており、挿入ピン95のフランジ状の頭
部95aが収容される収容部96cと挿入ピン95の本
体部95bが挿通される挿通部96dが形成されている
(図7参照)。
述する挿入ピン95が挿入されるピン挿入孔96bが貫
通して設けられており、挿入ピン95のフランジ状の頭
部95aが収容される収容部96cと挿入ピン95の本
体部95bが挿通される挿通部96dが形成されている
(図7参照)。
【0051】挿入ピン95はアルミ等の金属製棒材によ
り切削形成又は合成樹脂材料から成形されたもので、フ
ランジ状の頭部95aと円柱状の本体部95bを備えて
いる。また、本体部95bの先端部95cには凹状の係
合溝95dが周設されている。
り切削形成又は合成樹脂材料から成形されたもので、フ
ランジ状の頭部95aと円柱状の本体部95bを備えて
いる。また、本体部95bの先端部95cには凹状の係
合溝95dが周設されている。
【0052】カバー体92が被着されるケース体91も
同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状
に形成されており、その底面に載置された主制御基板8
2の4隅角部をネジ97止めにより収容固定する。
同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状
に形成されており、その底面に載置された主制御基板8
2の4隅角部をネジ97止めにより収容固定する。
【0053】このケース体91の側壁には、被着される
カバー体92の段部92aに弾発的に係合する係合爪片
91a,91aが形成されており、これらによりカバー
体92はケース体91に被着の際に容易に外れないよう
に仮固定される。
カバー体92の段部92aに弾発的に係合する係合爪片
91a,91aが形成されており、これらによりカバー
体92はケース体91に被着の際に容易に外れないよう
に仮固定される。
【0054】ケース体91の左右両外側(片側のみ図
示)には、ケース側封止部93が設けられている。この
ケース側封止部93には図示されるように、前述の挿入
ピン95の先端部95cに係合するピン固定具98と、
そのピン固定具98を収容固定する収容溝99aを備え
た固定具収容台99とで構成される。
示)には、ケース側封止部93が設けられている。この
ケース側封止部93には図示されるように、前述の挿入
ピン95の先端部95cに係合するピン固定具98と、
そのピン固定具98を収容固定する収容溝99aを備え
た固定具収容台99とで構成される。
【0055】ピン固定具98は、弾性変形可能な金属製
板ばね部材により長方形状に成形されたもので、挿入ピ
ン95の先端部95cに係合する係合孔98aが複数
(この実施例では4つ)開口して形成されている。この
係合孔98aの内周縁には、挿入ピン95の先端部95
cに周設された係合溝95dに係合する係合爪98bが
形成されており、係合の際には先端部95cを抜脱不能
に保持する。
板ばね部材により長方形状に成形されたもので、挿入ピ
ン95の先端部95cに係合する係合孔98aが複数
(この実施例では4つ)開口して形成されている。この
係合孔98aの内周縁には、挿入ピン95の先端部95
cに周設された係合溝95dに係合する係合爪98bが
形成されており、係合の際には先端部95cを抜脱不能
に保持する。
【0056】また、このピン固定具98の両端部には、
固定具収容台99の前台99bの両側端部に凹設された
係合凹部99c,99cに係合する係合片98c,98
cが形成されており、ピン固定具98は収容溝99aに
収容された際には、この係合凹部99cに係合して収容
固定される。
固定具収容台99の前台99bの両側端部に凹設された
係合凹部99c,99cに係合する係合片98c,98
cが形成されており、ピン固定具98は収容溝99aに
収容された際には、この係合凹部99cに係合して収容
固定される。
【0057】このピン固定具98が収容される固定具収
容台99は、挿入ピン95が挿入される挿入孔99dを
複数(この実施例では4つ)有する前台99bと、同じ
く挿入ピン95の先端部95cが挿入される後台99e
とで構成されており、これら2つの台がピン固定具98
を挟み込むように設けられ、その間に収容溝99aが形
成されている。
容台99は、挿入ピン95が挿入される挿入孔99dを
複数(この実施例では4つ)有する前台99bと、同じ
く挿入ピン95の先端部95cが挿入される後台99e
とで構成されており、これら2つの台がピン固定具98
を挟み込むように設けられ、その間に収容溝99aが形
成されている。
【0058】収容されるピン固定具98を収容溝99a
内で固定するため、前台99bの両側端部には係合凹部
99c,99cが凹設されており、ピン固定具98は収
容溝99aに収容された際には、係合片98c,98c
がこの係合凹部99c,99cに係合して、ピン固定具
98を収容固定する。
内で固定するため、前台99bの両側端部には係合凹部
99c,99cが凹設されており、ピン固定具98は収
容溝99aに収容された際には、係合片98c,98c
がこの係合凹部99c,99cに係合して、ピン固定具
98を収容固定する。
【0059】また、この収容溝99aは図8に示される
ように、ピン固定具98を収容溝99aに収容する際
に、そのピン固定具98の収容が係合位置でない途中位
置の状態、つまり係合片98c,98cが係合凹部99
c,99cの位置まで到達していない状態では、ピン固
定具98を弾性変形させ、係合する位置まで到達すると
復帰変形させて係合させるスペースとして変形誘導部9
9fが前台99bと後台99eとによって形成されてい
る。この場合図示されるように、ピン固定具98を収容
溝99aに挿入すると、ピン固定具98の中央部分を膨
らませるように弾性変形させ、、ピン固定具98の係合
片98c,98cが前台99bの係合凹部99c,99
c位置まで挿入されると、ピン固定具98を復帰変形さ
せて係合片98c,98cが係合凹部99c,99cに
係合して収容される。このような構造にすることにより
強固に収容固定されるので外れにくい。
ように、ピン固定具98を収容溝99aに収容する際
に、そのピン固定具98の収容が係合位置でない途中位
置の状態、つまり係合片98c,98cが係合凹部99
c,99cの位置まで到達していない状態では、ピン固
定具98を弾性変形させ、係合する位置まで到達すると
復帰変形させて係合させるスペースとして変形誘導部9
9fが前台99bと後台99eとによって形成されてい
る。この場合図示されるように、ピン固定具98を収容
溝99aに挿入すると、ピン固定具98の中央部分を膨
らませるように弾性変形させ、、ピン固定具98の係合
片98c,98cが前台99bの係合凹部99c,99
c位置まで挿入されると、ピン固定具98を復帰変形さ
せて係合片98c,98cが係合凹部99c,99cに
係合して収容される。このような構造にすることにより
強固に収容固定されるので外れにくい。
【0060】さらに、固定具収容台99の前台99bに
形成された係合凹部99c,99cの外側部分には、収
容されるピン固定具98を収容溝99aへ挿入案内する
ための案内部99g,99gが凸設されており、収容を
スムーズに行い易くなっている。
形成された係合凹部99c,99cの外側部分には、収
容されるピン固定具98を収容溝99aへ挿入案内する
ための案内部99g,99gが凸設されており、収容を
スムーズに行い易くなっている。
【0061】このような構造の基板収納ボックス90
は、その内部への主制御基板82の封止・開封を複数回
(この実施例では4回)行うことができるようになって
いる。カバー体92の左右側面には、対角になるように
番号表示(この場合1〜4)がされており(片側のみ図
示)、カバー体92をケース体91に被着後、最初に封
止するときは左右の番号「1」が附されたピン挿入台9
6に挿入ピン95を2本叩き込んで封止する。
は、その内部への主制御基板82の封止・開封を複数回
(この実施例では4回)行うことができるようになって
いる。カバー体92の左右側面には、対角になるように
番号表示(この場合1〜4)がされており(片側のみ図
示)、カバー体92をケース体91に被着後、最初に封
止するときは左右の番号「1」が附されたピン挿入台9
6に挿入ピン95を2本叩き込んで封止する。
【0062】主制御基板82のROM等を検査するため
に開封するときは、左右の番号「1」が附された部分の
連結部96aを切断して開封する。ROMの検査後、再
び封止するには、左右の番号「2」が附されたピン挿入
台96に新たな挿入ピン95を2本叩き込むことで封止
することができる。このように収納されている主制御基
板82のROM検査や修理などの正規の理由による開封
・封止が複数回(この実施例では4回)行うことができ
る上に、その作業性も良いというものである。
に開封するときは、左右の番号「1」が附された部分の
連結部96aを切断して開封する。ROMの検査後、再
び封止するには、左右の番号「2」が附されたピン挿入
台96に新たな挿入ピン95を2本叩き込むことで封止
することができる。このように収納されている主制御基
板82のROM検査や修理などの正規の理由による開封
・封止が複数回(この実施例では4回)行うことができ
る上に、その作業性も良いというものである。
【0063】次に、このような構造のケース体91とカ
バー体92の封止に用いる挿入ピン95の未使用のもの
を基板収納ボックス90に付属部品として備えさせる構
造について図4、図9〜図11を用いて説明する。この
実施例では、封止・開封を計4回行えるように、挿入ピ
ン95が8つ用いられる。最初の封止に用いる2本の挿
入ピン95以外の残り6本の挿入ピン95(つまり、2
回目以降の封止に使用される挿入ピン95)は、カバー
体92の片側の側壁から外側に向かって延設された板状
の蓋部101と、同じくケース体91の片側の側壁から
外側に向かって延設された板状の収容部102によって
取り出し不能に備えられる。
バー体92の封止に用いる挿入ピン95の未使用のもの
を基板収納ボックス90に付属部品として備えさせる構
造について図4、図9〜図11を用いて説明する。この
実施例では、封止・開封を計4回行えるように、挿入ピ
ン95が8つ用いられる。最初の封止に用いる2本の挿
入ピン95以外の残り6本の挿入ピン95(つまり、2
回目以降の封止に使用される挿入ピン95)は、カバー
体92の片側の側壁から外側に向かって延設された板状
の蓋部101と、同じくケース体91の片側の側壁から
外側に向かって延設された板状の収容部102によって
取り出し不能に備えられる。
【0064】図9に示されるように、板状の収容部10
2には挿入ピン95の本体部95bの外径よりやや大き
く頭部95aの外径よりも小さな内径を有する収容孔1
02a,102a,・・・・が、この実施例では長手方
向に6つ並設されている。この収容孔102aのそれぞ
れに挿入ピン95を上方から収容すると、挿入ピン95
の頭部95aが収容孔102aの入口側で係止されるの
で、それ以上下方への移動が規制される。
2には挿入ピン95の本体部95bの外径よりやや大き
く頭部95aの外径よりも小さな内径を有する収容孔1
02a,102a,・・・・が、この実施例では長手方
向に6つ並設されている。この収容孔102aのそれぞ
れに挿入ピン95を上方から収容すると、挿入ピン95
の頭部95aが収容孔102aの入口側で係止されるの
で、それ以上下方への移動が規制される。
【0065】挿入ピン95が収容孔102aに収容され
ただけの状態では、容易に挿入ピン95を取り出すこと
ができるが、カバー体92を被着すると、図4、図10
及び図11に示すように丁度カバー体92の蓋部101
が挿入ピン95の頭部95a上方に位置することによ
り、挿入ピン95は取り出し方向への移動が規制され
る。つまり、カバー体92を被着した状態では、それを
脱着しない限り取り出すことはできない。そして、この
状態で挿入ピン95を用いて封止すれば、その封止を解
除しない限りケース体とカバー体を脱着することもでき
ない。
ただけの状態では、容易に挿入ピン95を取り出すこと
ができるが、カバー体92を被着すると、図4、図10
及び図11に示すように丁度カバー体92の蓋部101
が挿入ピン95の頭部95a上方に位置することによ
り、挿入ピン95は取り出し方向への移動が規制され
る。つまり、カバー体92を被着した状態では、それを
脱着しない限り取り出すことはできない。そして、この
状態で挿入ピン95を用いて封止すれば、その封止を解
除しない限りケース体とカバー体を脱着することもでき
ない。
【0066】これにより、基板収納ボックスの封止を解
除する、つまり開封することでしか予備の挿入ピン95
を取り出すことができないので紛失するおそれがない上
に、開封することなく不正に取り出すこともできないの
で、封止部材としての挿入ピン95の悪用(不正な再封
止)を未然に防止することもできる。また、簡易な構造
なのでその製作に掛かるコストも抑えることができる。
除する、つまり開封することでしか予備の挿入ピン95
を取り出すことができないので紛失するおそれがない上
に、開封することなく不正に取り出すこともできないの
で、封止部材としての挿入ピン95の悪用(不正な再封
止)を未然に防止することもできる。また、簡易な構造
なのでその製作に掛かるコストも抑えることができる。
【0067】次に、このような構成の基板収納ボックス
90の組付け及び挿入ピン95を操作して、主制御基板
82をボックス内に封止する手順について図13〜図1
6を用いて説明する。
90の組付け及び挿入ピン95を操作して、主制御基板
82をボックス内に封止する手順について図13〜図1
6を用いて説明する。
【0068】まず、図13(a)に示されるように、ケ
ース体91のケース側封止部93に設けられた固定具収
容台99の収容溝99aへ、ピン固定具98を収容固定
すると共に、主制御基板82をケース体91内にネジ止
め固定する。そして、図13(b)に示されるように、
カバー体92を上方から、被着する。
ース体91のケース側封止部93に設けられた固定具収
容台99の収容溝99aへ、ピン固定具98を収容固定
すると共に、主制御基板82をケース体91内にネジ止
め固定する。そして、図13(b)に示されるように、
カバー体92を上方から、被着する。
【0069】被着した後、図14(a)及び図5に示さ
れるように、側方から挿入ピン95をカバー体92の番
号「1」が附されたピン挿入台96に挿入する。そし
て、図14(b)及び図16に示されるように、挿入さ
れた挿入ピン95の頭部95aをネジ回しドライバー等
の工具を用いて、側方から叩き込む等の押圧動作によ
り、先端部95cの係合溝95dがピン固定具98の係
合孔98aの内周縁に形成された係合爪98bが嵌り込
んで係合する。
れるように、側方から挿入ピン95をカバー体92の番
号「1」が附されたピン挿入台96に挿入する。そし
て、図14(b)及び図16に示されるように、挿入さ
れた挿入ピン95の頭部95aをネジ回しドライバー等
の工具を用いて、側方から叩き込む等の押圧動作によ
り、先端部95cの係合溝95dがピン固定具98の係
合孔98aの内周縁に形成された係合爪98bが嵌り込
んで係合する。
【0070】このように挿入ピン95によって、カバー
体92に設けられたピン挿入台96と、ケース体91に
設けられた固定具収容台99の収容溝99aに係合して
収容固定されたピン固定具98とが、連結されること
で、ケース体91とカバー体92は離脱不能になり、主
制御基板82はボックス内に封止されることになる。
体92に設けられたピン挿入台96と、ケース体91に
設けられた固定具収容台99の収容溝99aに係合して
収容固定されたピン固定具98とが、連結されること
で、ケース体91とカバー体92は離脱不能になり、主
制御基板82はボックス内に封止されることになる。
【0071】また、ピン固定具98は図示されているよ
うに、その挿入ピン95が挿入される側全体が、前台9
9bに覆われて収容溝99aに収容されているので、ピ
ン固定具98が収容溝99a内で係合している部分であ
る係合凹部99c等への不正行為によって、その係合を
外すことは、その覆っている前台99bや収容溝99
a、つまり固定具収容台99そのものを破壊することが
必要になる。そのような破壊は確実にその痕跡を残すこ
とができる上に、その痕跡を消す為の復元も極めて困難
であるので、収納されている制御基板への不正行為のた
めに開封が行われた場合には早期に発見されるととも
に、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このよ
うな不正行為者による不正開封の行為を抑制することが
できる。
うに、その挿入ピン95が挿入される側全体が、前台9
9bに覆われて収容溝99aに収容されているので、ピ
ン固定具98が収容溝99a内で係合している部分であ
る係合凹部99c等への不正行為によって、その係合を
外すことは、その覆っている前台99bや収容溝99
a、つまり固定具収容台99そのものを破壊することが
必要になる。そのような破壊は確実にその痕跡を残すこ
とができる上に、その痕跡を消す為の復元も極めて困難
であるので、収納されている制御基板への不正行為のた
めに開封が行われた場合には早期に発見されるととも
に、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このよ
うな不正行為者による不正開封の行為を抑制することが
できる。
【0072】このように封止された基盤収納ボックス9
0を主制御基板82のROMの検査やメンテナス等の正
当な理由で開封するには、挿入ピン95が叩き込まれた
左右の番号「1」が附されたピン挿入台96のカバー体
92と連結している2箇所の連結部96aを切断して、
カバー体92と挿入ピン95が叩き込まれたピン挿入台
96とを分離させる。そしてケース体91からカバー体
92を外し、開放された主制御基板82の検査等を行
う。
0を主制御基板82のROMの検査やメンテナス等の正
当な理由で開封するには、挿入ピン95が叩き込まれた
左右の番号「1」が附されたピン挿入台96のカバー体
92と連結している2箇所の連結部96aを切断して、
カバー体92と挿入ピン95が叩き込まれたピン挿入台
96とを分離させる。そしてケース体91からカバー体
92を外し、開放された主制御基板82の検査等を行
う。
【0073】ROMの検査やメンテナス等が終わった
後、再び封止するには、収容部102に収容されている
6本の未使用の挿入ピン95のうち2本を取り出す。取
り出した新たな挿入ピン95を今度は番号「2」が附さ
れた左右のピン挿入台96に挿入し、同様にネジ回しド
ライバー等の工具を用いて、左右側方から叩き込むこと
で再び主制御基板82を基板収納ボックス90内に封止
することができる。
後、再び封止するには、収容部102に収容されている
6本の未使用の挿入ピン95のうち2本を取り出す。取
り出した新たな挿入ピン95を今度は番号「2」が附さ
れた左右のピン挿入台96に挿入し、同様にネジ回しド
ライバー等の工具を用いて、左右側方から叩き込むこと
で再び主制御基板82を基板収納ボックス90内に封止
することができる。
【0074】このように、基板収納ボックスを開封する
ことでしか挿入ピン95を取り出せない構成なので、使
用していない挿入ピン95を紛失するおそれがない。ま
た、簡易な形状及び構造なので、その製作も容易でコス
ト安である。また、上記実施例のように未使用の挿入ピ
ン95が一箇所に集約して備える構成にすれば、その集
約箇所を確認するだけで残りの未使用封止部材の数を把
握することができて便利である。
ことでしか挿入ピン95を取り出せない構成なので、使
用していない挿入ピン95を紛失するおそれがない。ま
た、簡易な形状及び構造なので、その製作も容易でコス
ト安である。また、上記実施例のように未使用の挿入ピ
ン95が一箇所に集約して備える構成にすれば、その集
約箇所を確認するだけで残りの未使用封止部材の数を把
握することができて便利である。
【0075】また、他の実施例として図12に示すよう
に、ケース体91の片側左右に仕切壁104a,104
aによって制御基板を収容する部分と隔てられた収容部
104,104を設け、その収容部104,104にそ
れぞれ挿入ピン95を3本ずつ収容している。この場
合、蓋部として機能する部分を別途カバー体92に設け
ることなく、カバー体92の片側左右の上壁部分が丁度
蓋部103,103としての機能を有することになる
(片側のみ図示)。このように挿入ピン95を備えさせ
る構造のものでも、同様にカバー体92を被着した状態
では挿入ピン95を取り出すことができない。しかも、
挿入ピン95の全体が収容される構造なので、触れるこ
とすらできない。
に、ケース体91の片側左右に仕切壁104a,104
aによって制御基板を収容する部分と隔てられた収容部
104,104を設け、その収容部104,104にそ
れぞれ挿入ピン95を3本ずつ収容している。この場
合、蓋部として機能する部分を別途カバー体92に設け
ることなく、カバー体92の片側左右の上壁部分が丁度
蓋部103,103としての機能を有することになる
(片側のみ図示)。このように挿入ピン95を備えさせ
る構造のものでも、同様にカバー体92を被着した状態
では挿入ピン95を取り出すことができない。しかも、
挿入ピン95の全体が収容される構造なので、触れるこ
とすらできない。
【0076】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施できることは勿論である。例えば、未使
用挿入ピン95を実施例では一箇所に集約した構成を示
したが、複数に分割してそれぞれ封止に用いられる封止
部近くに配置するなどの構成にしても勿論良い。さら
に、実施例では最初に用いる挿入ピン95は収容せず、
2回目以降に用いられる挿入ピン95だけ収容した構成
を示したが、もちろん最初の挿入ピン95も収容した構
成にしても良いことは言うまでもない。
が、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施できることは勿論である。例えば、未使
用挿入ピン95を実施例では一箇所に集約した構成を示
したが、複数に分割してそれぞれ封止に用いられる封止
部近くに配置するなどの構成にしても勿論良い。さら
に、実施例では最初に用いる挿入ピン95は収容せず、
2回目以降に用いられる挿入ピン95だけ収容した構成
を示したが、もちろん最初の挿入ピン95も収容した構
成にしても良いことは言うまでもない。
【0077】また、実施例では封止部材としての挿入ピ
ン95、封止部としてのケース側封止部93及びカバー
側封止部94のような構造のものを示したが、こうした
実施例には何ら限定されるものではなく、例えば、従来
技術として説明した図17〜図21の基板収納ボックス
200においても、適用可能なのは勿論である。要は基
板収納ボックスのカバーとケースを離脱不能に封止する
ために別途設けられた封止部材であれば本発明の構成を
採用することができるのは言うまでもない。
ン95、封止部としてのケース側封止部93及びカバー
側封止部94のような構造のものを示したが、こうした
実施例には何ら限定されるものではなく、例えば、従来
技術として説明した図17〜図21の基板収納ボックス
200においても、適用可能なのは勿論である。要は基
板収納ボックスのカバーとケースを離脱不能に封止する
ために別途設けられた封止部材であれば本発明の構成を
採用することができるのは言うまでもない。
【0078】尚、上記実施例では、この遊技機の遊技内
容を制御するメインの制御基板である主制御基板の基板
収納ボックスに適用した例を示したが、遊技機に備えら
れるそれ以外の制御基板等を収納するボックスについて
も適用可能なのは言うまでもない。
容を制御するメインの制御基板である主制御基板の基板
収納ボックスに適用した例を示したが、遊技機に備えら
れるそれ以外の制御基板等を収納するボックスについて
も適用可能なのは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、遊技機に
備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封す
ることを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未然
に防止する構造において、その封止に用いられる封止部
材の予備を簡易な構造で備えることができるので、予備
の封止部材を紛失するおそれがなく、さらに使用した痕
跡を残すこともできるで封止部材の悪用(不正な再封止
や持ち出し)を未然に防止することもできる。
備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封す
ることを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未然
に防止する構造において、その封止に用いられる封止部
材の予備を簡易な構造で備えることができるので、予備
の封止部材を紛失するおそれがなく、さらに使用した痕
跡を残すこともできるで封止部材の悪用(不正な再封止
や持ち出し)を未然に防止することもできる。
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正
面図である。
面図である。
【図2】図1に示されたパチンコ遊技機の裏面を示した
図である。
図である。
【図3】制御基板の接続を示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る基板収納ボックスの
外観斜視図を示した図である。
外観斜視図を示した図である。
【図5】図4の基板収納ボックスの封止部を外側から見
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
【図6】図4の基板収納ボックスの封止部を内側から見
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
【図7】封止部の縦断面を示した斜視図である。
【図8】ケース側の封止部の上面図を示した図である。
【図9】封止部材を備える構造を示した分解斜視図であ
る。
る。
【図10】封止部材を備える構造を示した側面図であ
る。
る。
【図11】封止部材を備える構造を示した正面図である
【図12】他の実施形態に掛かる基板収納ボックスの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図13】基板収納ボックスの組付け手順を示した縦断
面図である。
面図である。
【図14】図13の基板収納ボックスの次の封止手順を
示した縦断面図である。
示した縦断面図である。
【図15】基板収納ボックスの封止手順を示した横断面
図である。
図である。
【図16】図15の基板収納ボックスの次の封止手順を
示した横断面図である。
示した横断面図である。
【図17】従来一般に知られる基板収納ボックスの外観
斜視図を示した図である。
斜視図を示した図である。
【図18】図15の基板収納ボックスの分解斜視図を示
した図である。
した図である。
【図19】図15の基板収納ボックスの上面図を示した
図である。
図である。
【図20】封止部の縦断面図を示した図である。
【図21】封止部の横断面図を示した図である。
10 パチンコ遊技機
82 制御基板
90 基板収納ボックス
91 ケース体
92 カバー体
93 ケース側封止部
94 カバー側封止部
95 挿入ピン
96 ピン挿入台
98 ピン固定具
98a 係合片
99 固定具収容台
99a 収容溝
99b 前台
99c 係合凹部
100 保持部材
101 蓋部
102 収容部
102a 収容孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大澤 晃央
名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式
会社サンセイアールアンドディ内
Fターム(参考) 2C088 AA10 AA42 BA20 BC47 EA10
EB56 EB58
Claims (4)
- 【請求項1】 遊技に関する制御を行う制御基板が収容
されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体と
からなる基板収納ボックスを備えた遊技機において、前
記ケース体とカバー体には、それぞれ互いに封止状態で
締着される封止部が複数組設けられると共に、それらケ
ース側封止部とカバー側封止部を締着するのに用いられ
る複数の封止部材が備えられ、前記ケース体とカバー体
のいずれか一方には、前記封止部材の一部が収容される
収容部が設けられ、他方には、前記ケース体とカバー体
とを被着した際に、収容された前記封止部材の収容部分
の少なくとも一部を覆う蓋部が設けられており、前記基
板収納ボックスを封止した状態では前記封止部材が前記
収容部と前記蓋部によって取り出し不能に収容されるこ
とを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記収容部には前記封止部材の一端側が
挿入される収容孔が形成され、前記封止部材の他端側は
挿入方向への移動が規制される頭部を有し、前記蓋部は
その頭部の抜脱方向への移動を規制するように設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記封止部材が一箇所に集約して備えら
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
機。 - 【請求項4】 遊技に関する制御を行う制御基板が収容
されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体と
からなる基板収納ボックスを備えた遊技機において、前
記ケース体とカバー体には、それぞれ互いに封止状態で
締着される封止部が複数組設けられると共に、それらケ
ース側封止部とカバー側封止部を締着するのに用いられ
る複数の封止部材が備えられ、前記ケース体とカバー体
のいずれか一方には、前記封止部材の全体が収容される
収容部が設けられ、他方には、前記ケース体とカバー体
とを被着した際に、収容された前記封止部材の収容部分
を覆う蓋部が設けられており、前記基板収納ボックスを
封止した状態では前記封止部材が前記収容部と前記蓋部
によって取り出し不能に収容されることを特徴とする遊
技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217814A JP2003024599A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217814A JP2003024599A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003024599A true JP2003024599A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19052078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001217814A Pending JP2003024599A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003024599A (ja) |
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-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001217814A patent/JP2003024599A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060508 |