JP2002530236A - トレッド支持膜 - Google Patents
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Abstract
Description
とその取付けリムとで、車両用の走行組立体を構成しており、この走行組立体は
タイヤの必然的な予期しない圧力損失後に走行することができ、上記タイヤは特
に重車両のチューウブレス型または土木工学型である。
圧力P0まで膨らまされる補強ゴム製の環状面形膜をトレッド用支持手段として述
べ、且つ請求しており、この環状面形膜は膨らまし状態で、推薦圧力で使用され
るタイヤの負荷半径REより小さいクラウン半径RMを有し、上記膜は少なくともそ
のクラウンにおいて、コードまたはケーブルよりなる少なくとも1つの層により
補強されており、上記膜の上記クラウンは更に周方向配向のコードまたはケーブ
ルよりなる少なくとも1つのたが嵌め補強体を備えており、このたが嵌め補強体
はクラウン半径RMと表面1cmあたりの圧力との積に少なくとも等しい層1cm
あたりの破断荷重を有し、その結果、層1cmあたりの張力はタイヤが受けるこ
とができる最大の遠心力に起因した張力と同等になり、タイヤが受ける圧力損失
の場合に存在し、初めの差圧P0−P1より大きい差圧P0−P'1の場合、すなわち、
通常走行中、たが嵌めコードまたはケーブルの破断を許容する。上記たが嵌め補
強体は一般にクラウン補強層間に位置決めされた少なくとも1つの層で構成され
るか、或いは下層を半径方向に覆う保護層または指示バンドに形成された凹部に
位置決めされたいくつかのバンドで構成されている。
法に応じて、0.5x105Paと5.0x105Paとの間の量だけタイヤの内キャ
ビティの圧力P1より大きい。環状面形膜のクラウン半径RMが好ましくはタイヤの
負荷半径REの0.80倍と0.97倍との間にあると仮定すると、主のタイヤの
加熱の理由で、高すぎる差圧により、タイヤ自身の或る数の特性、例えば、過剰
に大きいたが嵌め補強体を必要としながら、タイヤのカーカス補強体の寿命に悪
影響する恐れがある。
まで交差されて周方向と50°と85°との間の角度をなすコードまたはケーブ
ルよるなり2つの層により補強されている。ケーブルまたはコードは有利には軽
さ、可撓性および良好な耐腐食性の理由で織物であり、好ましくは芳香族ポリア
ミド製である。2つの層の軸方向端部は好ましくは、Sがタイヤのカーカス補強
体の最大の軸方向幅であるとすると、層の幅が好ましくはSと1.30Sとの間
であるように、膜の側壁部に位置決めされている。
、環状面形支持膜はタイヤのキャビティの中へ伸張し、タイヤのキャビティ内の
圧力降下にかかわらず、全体が走行し続けることが可能である。
コードまたはケーブルよりなる少なくとも1つの層により補強された側壁部を備
えてもよく、これらの側壁部は有利にはタイヤの金属取付けリムに開口する半径
方向溝を備えている。
、このタイヤに薦められる負荷条件、圧力条件および速度条件下で、膜は実際に
一定であってタイヤの負荷半径より小さい赤道半径を保持し、側壁部の外壁部は
大部分がタイヤの内壁部と永久接触している。上記壁部間に存在する摩擦の結果
、タイヤの内壁部を覆う不透過性ゴム層が早期に劣化し、磨耗する。
特定の側壁構成を与えることを提案している。すなわち、構成によりたが嵌め層
の破断後に破断を許容する環状補強要素のまわりに側壁部補強層がいずれかの側
で巻かれており、上記側壁部補強層は、膨らまし状態では、或る高さ以降、膜と
最も近い側壁部の内壁部との間に接触が無いようになっている子午線輪郭を有す
る。換言すると、環状補強要素の存在により、膨らまし状態で且つ通常の走行中
、タイヤキャビティ内の圧力損失時に支持膜の通常の完全伸張を妨げないで、側
壁補強層の所望の子午線輪郭を維持することが可能である。
2つの主な欠点が生じる。
が困難であり、かくして、特に、赤道平面に対する伸張後の膜のクラウンの位置
決めの目立った非対称が非常に頻繁に見られ、これにより装備した車両に或る駆
動問題を引き起こしていた。
巻きつけビードワイヤの破断は上記ビードワイヤの下に半径方向に位置決めされ
た膜部分の大きい伸張を引き起こし、その結果、上記部分が破断し、上記膜から
膨らましガスが逃げる。
れるときにタイヤのキャビティを埋めることが可能な伸張可能な環状面形膜の原
理、第2に、通常の走行の場合に膜とタイヤの内壁部との間の最も低い可能性の
接触長さの原理と保持しながら、本発明による補強ゴム膜は、 − タイヤP用のトレッド支持手段として使用され、上記タイヤPと、呼称直径
がDSであり、フランジが外径DRを有するタイヤの取付けリムJとともに、タイヤ
が圧力損失を受けると、走行することが可能である走行組立体を構成し、 − タイヤのキャビティの圧力P1より大きい圧力P0まで膨らまされ、 − 膨らまし状態で、推薦圧力で使用されるタイヤの負荷半径REより小さいク
ラウン半径RMを有し、 − クラウンにおいて、各々において互いに平行であり、且つ1つから次まで
交差されているコードまたはケーブルよりなる少なくとも2つの層により補強さ
れており、上記層の少なくとも一方は、コードまたはケーブルよりなる少なくと
も1つの層で構成されており、且つ第1に、通常走行中に存在する差圧P0−P1に
起因して張力により増大されたタイヤが受ける最大の遠心力による張力、第2に
、P0−P1より大きい差圧P0−P'1のためのコードまたはケーブルの破断を阻止す
ることを可能にする層1cmあたりの破断荷重を有する所謂たが嵌め層であり、 − 少なくとも1つの層により側壁部の各々において補強されている。本発明
によるこの補強ゴム膜は、子午線断面で見て、以下の点を特徴としている。
張不可能な環状補強要素のまわりに巻くことによって側壁部の各下部分に固定さ
れ、上記環状補強要素の内径Dは値DRと、リム座部の幅LSと上記座部の傾斜角の
タンジェントとの積をDSから引いた値との間であり、 ― 上記側壁補強層は補強要素で構成されており、各要素は螺旋状に巻かれた
コードまたはケーブルにより取囲まれたコアを備えており、上記コアは、第1に
、差圧P0−P1および上記要素が受ける最大の遠心力に起因して層の各要素あたり
張力より大きく、且つ第2に、P0−P1より大きい差圧P0−P'1の場合で、たが嵌
め層の要素の破断後、側壁層の上記要素の破断を許容する程度の破断荷重を有し
ており、 ― 側壁層の上記補強要素は、コアの破断伸び率aAより大きい伸び率の場合、
伸び率の関数としての牽引力の変化が実質的にゼロであるセグメントを有する相
対伸び率aの関数としての張力を表す曲線を有しており、 − 補強要素の破断伸び率aRは膜の外側子午線長さに対するタイヤの内側子午
線長さと膜の外側子午線長さとの差の比に少なくとも等しい。
座部の傾斜角度のタンジェントとの積をDSから引いた値との間にある。
り補強されると言える。膜の側壁部は側壁部に実際に層が存在するなら、層によ
り補強されると言え、かくして、2つの膜ビードワイヤに固定された層は側壁補
強層であるだけではなく、クラウン補強層でもある。
じられ、且つ補強されている。この膜は、その薄い厚さがその半径方向内側部分
(10)にわたって一定であるが、その側壁部(11)およびそのクラウン(1
)のところで厚くなっている。膜は2つの層(120)により全体的に補強され
ており、各層は、互いに平行であり、且つ集成体の赤道線XX'と50°と85
°との間の角度、より正確には60°に等しい角度をなしている補強要素で構成
されており、この角度は層の一方では一方向で、他方の層では反対方向のもので
ある。2つの層(120)各々の幅はその端部の一方が膜Mの肩部のうちの一方
の領域に位置決めされ、層(120)の他端部Bが、上記肩部と反対の側に位置
決めされた膜側壁部の下部分において環状の補強要素(2)のまわりに巻いた後
に形成する上向き部(20)の端部であるような幅である。従って、2つの層(
20)は、膜Mのクラウンの領域AAにおいて、各々において互いに平行であり、
1つから次まで交差されて、赤道方向と60°の角度をなす要素の2つのクラウ
ン補強層の機能を果たし、また側壁部の領域ABにおいて側壁補強層の機能を果た
し、各側壁部は赤道方向と90°より小さく且つ赤道平面で測定した角度より大
きい可変角度をなす要素層で補強されている。
体(12)上には、凹部‘141)により互いにから分離された截頭円錐形浮彫
り要素(140)を備えたゴム支持バンド(14)が設けられるのがよい。これ
らの截頭円錐形「ブロック」はブロック(140)の2つの軸方向隣接列間に芳香
族ポリアミド製の3本のコードで構成された周ケーブルよりなるたが嵌めストリ
ップ(131)が配置されるようにバンド(14)の表面に周方向の列を構成す
る。かくして構成され且つたが嵌め集成体(13)を構成する3本の周ケーブル
(それらの数はブロック(140)の列間の軸方向ギャップの数に等しい)より
なるストリップ(131)よりなる集成体は、第1に遠心力に起因する力に抗し
て、第2に差圧p0−p1(p0は10x105Paに等しい環状面形膜Mの膨らまし圧
力であり、p1は9.0x105Paに等しいタイヤPの圧力である)に起因する力
に抗して膜Mをたが嵌めする機能を果たす。上記たが嵌め機能により、集成体の
通常の走行条件下、すなわち、このタイヤ用に薦められる負荷、圧力および速度
条件下で、膜Mおよびそのクラウン層が通常の走行条件下で実際に一定であり且
つタイヤPの負荷半径REより小さいそれぞれの半径RM、RM1を保持することが可能
である。
ている。このような組成物は側壁層の補強要素の環状要素に及ぼされる必要な強
さの少なくとも1.05倍の引張り強さおよび事実上完全な伸張性を上記環状要
素に与え、かくして環状要素(2)は上記条件下でできるだけタイヤの取付けリ
ムに半径方向に近接して配置され、図示の場合、その内径はリムの呼称直径DSと
値DSマイナス積LS x tan aとの間である(LSはタイヤビード座部の軸方向幅であ
り、tan aは取付けリムの座部の傾斜角度のタンジェントである)。
x1レーヨン補強要素で形成されているコア(150)で構成されている。この
コアは7.5%の相対伸び率aAの場合に6.2daNの破壊荷重FRAを有する(図4
)(曲線の点Mは相対伸び率の関数としての力を表している。上記コアのまわり
には、167テックスのコード(151)が巻かれており、各コード(151)
がそれ自身に撚られており、2本のコードがコア(150)のまわりに撚られて
いる。破断コア要素と称するかくして得られた補強要素(15)はコア(150
)の破断時の伸び率aAよりはるかに大きい90%の破断伸び率aR(曲線上の点R
)を有しており、従って、上記コアの破断後、補強要素(15)はそれ自身が破
断する前の高い伸びポテンシャルを有し(曲線の部分NR)、上記ポテンシャルは
80%より大きいと推定される。上記ポテンシャルは、タイヤキャビティが充填
されるまで、膜の完全な伸張を許容するのに非常に十分である。何故なら、必要
十分な伸び率が膜の外側子午線長さに対するタイヤの内側子午線長さと膜の外側
子午線長さとの差の比に等しいからであり、上記長さはビードワイヤからビード
ワイヤまで測定したものである。
圧P0−P'1で破断する。層(120)用に使用した要素(15)の構造と同様な
構造を有する補強要素をたが嵌めバンド用の補強要素として使用することが含ま
れず、本発明の範囲から逸脱することは明らかである。例えば、各たが嵌め要素
は110x1の芳香族ポリアミド製コアと、上記コアのまわりに巻かれた167
x2の2本の芳香族ポリアミド製ケーブルとで構成されている。たが嵌め要素の
コアは圧力P1を下げた結果の支持張力で破断する一方、全体要素は破断しないが
、非常に伸張性になる。この解決法によれば、ストリップの部片が破断した後、
実質的に高い材料コストを犠牲にしてストリップの部片の分散をできるだけ回避
することが可能である。
Pと、取付けリムJと、本発明による環状面形膜Mとで構成されている。タイヤP
は一般に公知なタイヤであり、側壁部が外側でトレッド(21)に半径方向に接
合され、且つ内側で2つのビード(22)に半径方向に延長されており、各ビー
ド(22)は、ラジアルカーカス補強体(24)がまわりに固定されて上向き部
(25)を構成している少なくとも1本のビードワイヤ(23)により補強され
ている。上記カーカス補強体(24)上には、クラウンにおいて、金属コードま
たはケーブルよりなる少なくとも2つの層で構成されたクラウン補強体(26)
が設けられており、このクラウン補強体(26)は各層において互いにに平行で
あり、1つの層から次の層まで交差されて周方向と5°と45°との間であるの
がよい角度を成している。タイヤPはチューブレスと称し、膨らましガスに対し
て不透過性であるゴム混合物よりなる層を内側に備えている。
は1つの平面内に見られる。側壁部(11)は半径方向以外は上記のものと同じ
組成の破断コア補強要素(15)の単一の半径方向層(120)により補強され
ている。上記膜のクラウン(1)は支持バンド(14)の下に半径方向に配置さ
れたたが嵌め層(13)により相補的に補強されており、上記たが嵌め層は層1
cmあたりの破断荷重がタイヤのキャビティの膨らまし圧P1の一次関数であるよ
うに補強要素で構成されており、代表的な直線の角度係数は0.05に等しく、
上記直線の原点における座標は0.3x105Paに等しく、タイヤは「重車両」
型タイヤである。クラウンは有利には、平面内でうねっていて、互いに平行であ
り、0°90°との間であるのがよい角度に周方向に対して配向された金属補強
要素よりなる少なくとも1つの層により、たが嵌め層の外側まで半径方向に完全
に補強されており、うねりの振幅および波長は明らかに膜の半径方向伸張を妨げ
ないように選択される。
ードワイヤ(2)からビードワイヤ(2)まで連続しており、上記のものと同じ
組成の破断コア補強要素(15)で構成されが、1つの層から次の層まで交差さ
れて膜の赤道平面で測定して50°と85°との間、より正確には、60°に等
しい角度を周方向となしている。これらの2つの層(120)は側壁補強層およ
びクラウン補強層であり、クラウンは図5に示し且つ先に説明したようにたが嵌
め層(13)により相補的に補強されている。
いるので、側壁/クラウン補強層(120)を備えており、この層(120)は
先のものと同じ破断コア要素で構成されており、これらの要素は層において互い
に平行であり、膜のクラウンのところで測定して周方向と60°(できれば、5
0°と85°との間)の角度をなしている。層(120)のものと同じ補強要素
補強要素で構成された所定の軸方向幅のクラウン層(121)がクラウンにおけ
る層(120)上に半径方向に設けられており、このクラウン層(121)は層
(120)と交差されて周方向に対して同じ反対方向の角度をなしている。層(
121)上には、凹部(141)により間隔を隔てられた截頭円錐形浮彫り要素
(140)を備えた支持ストリップ(14)が半径方向に設けられてもよい。こ
れらの截頭円錐形「ブロック」はトレッド(14)の表面に周方向列を構成し、集
成体がたが嵌め層(13)を構成する周方向ケーブルよりなるたが嵌めストリッ
プ(131)がブロック(140)の2つの軸方向隣接列間に配置されるように
なっている。また、層(121)には、図5に示して図5に対応する節で述べた
もののようなたが嵌め層がより簡単に設けられてもよい。
Claims (10)
- 【請求項1】 タイヤP用のトレッド支持手段として使用するものであって
、上記タイヤPと、呼称直径がDSであり、フランジが外径DRを有する取付けリムJ
とで、タイヤが圧力損失を受けるときに走行することが可能である走行組立体を
構成し、 タイヤのキャビティの圧力P1より大きい圧力P0まで膨らまされ、 膨らまし状態で推薦圧力で使用されるタイヤの負荷半径REより小さいクラウン
半径RMを有する補強ゴム膜であって、この膜が そのクラウン(1)において、互いに配向であり、交差されているコードまた
はケーブルよりなる少なくとも2つの層により補強されており、上記層の少なく
とも一方が、コードまたはケーブルよりなる少なくとも1つの層で構成され、周
方向に配向され、且つ第1に通常走行中に存在する差圧P0−P1に起因した張力に
より増大されたタイヤが受ける最大の遠心力に起因した張力、第2にP0−P1より
大きい差圧P0−P'1の場合のコードまたはケーブルの破断を阻止することが可能
な層1cmあたりの破断荷重を有するいわゆるたが嵌め層(13)であり、 側壁部の各々において少なくとも1つの層(120)により補強されている、
補強ゴム膜において、 子午線断面で見て、 側壁補強層(120)は側壁層(120)の作用により誘発される張力の作用
下で破断しない伸張不可能な環状補強要素(2)のまわりに巻くことによって側
壁部の各下部分に固定され、上記環状補強要素(2)の内径Dは値DRと、リム座
部の幅LSと上記座部の傾斜角のタンジェントとの積をDSから引いた値との間であ
り、 上記側壁補強層(120)は補強要素(15)で構成されており、各要素(1
5)は螺旋状に巻かれたコードまたはケーブル(151)により取囲まれたコア
(150)を備えており、上記コア(150)は、第1に、層の各要素あたり、
差圧P0−P1および上記要素(15)が受ける最大の遠心力に起因した張力より大
きく、且つ第2に、P0−P1より大きい差圧P0−P'1の場合で、たが嵌め層(13
)の要素の破断後、側壁層(120)の上記要素(15)の破断を許容する程度
の破断荷重を有しており、 側壁層(120)の上記補強要素(15)は、コアの破断伸び率aAより大きい
伸び率の場合、伸び率の関数としての牽引力の変化が実質的にゼロであるセグメ
ントを有する相対伸び率aの関数としての張力を表す曲線を有しており、 補強要素(15)の破断伸び率aRは膜の外側子午線長さに対するタイヤの内側
子午線長さと膜の外側子午線長さとの差の比に少なくとも等しいことを特徴とす
る補強ゴム膜M。 - 【請求項2】 伸張不可能な環状補強要素(2)の内径Dは値DSと、値DSマ
イナス積LS x tan aとの間である(LSはリム座部の幅LSと上記座部の傾斜角度の
タンジェントとの積をDSから引いた値との間にあることを特徴とする請求項1に
記載の膜M。 - 【請求項3】 クラウンおよび/またはたが嵌め補強層の補強要素は破断コ
ア補強要素で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の膜M。 - 【請求項4】 全体が2つの層(120)により補強されており、各層は、
互いに平行であり、且つ1つの層から次の層まで交差されていて、各々がその端
部Aの一方が膜Mの一方の肩部の領域に位置決めされている破断コア補強要素(1
5)で構成されており、上記層(120)の他端部Bは、上記肩部と反対の側に
位置決めされた膜側壁部の下部分において環状補強要素(2)を巻いた後に形成
する上向き部(20)の端部であり、2つの層(120)は膜Mのクラウンの領
域AAにおいて、各層部分において互いに平行であり、1つの層から次の層まで交
差されて周方向と赤道平面で測定した50°と85°との間の角度をなす要素よ
りなるクラウン補強層の機能を果たし、側壁部の領域ABにおいて側壁補強層の機
能を果たしており、各側壁部は赤道方向と赤道平面で測定した角度より大きい多
くとも90°の角度をなす要素よりなる層により補強されており、クラウンの補
強は周方向に配向された補強要素よりなるたが嵌めバンド(13)により完全に
されていることを特徴とする請求項2に記載の膜M。 - 【請求項5】 ビードワイヤ(2)からビードワイヤ(2)まで軸方向に連
続している半径方向破断コア要素(15)よりなる層(120)により全体が補
強されており、上記破断コア要素(15)には、たが嵌め層(13)が上記膜の
クラウンまで半径方向に設けられており、上記たが嵌め層(13)はその1cm
あたりの破断荷重がタイヤのキャビティの膨らまし圧P1の一次関数であるように
補強要素で構成されており、代表的な直線の角度係数は0.05に等しく、上記
直線の原点における座標は0.3x105Paに等しいことを特徴とする請求項2
に記載の膜M。 - 【請求項6】 ビードワイヤ(2)からビードワイヤ(2)まで軸方向に連
続している2つの層(120)により全体が補強されており、上記層(120)
は1つの層から次の層へ交差されて周方向と膜の赤道平面で測定した50°と8
5°との間の角度をなしている破断コア補強要素(15)で構成されており、上
記2つの層(120)は側壁補強層およびクラウン補強層であり、クラウンは、
層(13)1cmあたりの破断荷重がタイヤのキャビティの膨らまし圧の一次関
数であるように補強要素で構成されたたが嵌め層(13)により相補的に補強さ
れており、代表的な直線の角度係数は0.05に等しく、上記直線の原点におけ
る座標は0.3x105Paに等しいことを特徴とする請求項1ないし3のうちの
いずれか1項に記載の膜M。 - 【請求項7】 ビードワイヤ(2)からビードワイヤ(2)まで軸方向に連
続している補強層(120)により全体が補強されており、上記層(120)は
破断コア補強要素で構成されており、上記要素は層において互いに平行であり、
周方向と膜の赤道平面で測定した50°と85°との間の角度をなしており、上
記層(120)には、クラウンにおいて、層(120)のものと同じ補強要素で
構成され、層(120)と交差されて周方向と絶対値の同じ角度をなしている所
定の軸方向幅のクラウン層(121)が半径方向に設けられており、上記層(1
20)自身には、集成体がたが嵌め層(13)を構成する周方向ケーブルよりな
るたが嵌めストリップが配置された補強列(141)により間隔を隔てられた截
頭円錐形浮彫り要素(140)を備えた支持バンド(14)が半径方向に設けら
れていることを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の膜M
。 - 【請求項8】 層(121)自身には、集成体がたが嵌め層(13)を構成
する周方向ケーブルよりなるたが嵌めストリップ(131)が配置された周方向
列(141)により間隔を隔てられた截頭円錐形浮彫り要素を備えた支持バンド
(14)が半径方向に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の膜M。 - 【請求項9】 層(121)には、支持バンド(14)の下に半径方向に配
置されたたが嵌め層(13)が設けられており、上記たが嵌め層は層1cmあた
りの破断荷重がタイヤのキャビティの膨らまし圧の一次関数であるように補強要
素で構成されており、代表的な直線の角度係数は0.05に等しく、上記直線の
原点における座標は0.3x105Paに等しいことを特徴とする請求項7に記載
の膜M。 - 【請求項10】 層のジェイ面においてうねっている補強要素よりなる少な
くとも1つの層が上記膜のクラウン補強を完全にしていることを特徴とする請求
項4ないし9のうちのいずれか1項に記載の膜M。
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