JP2002278494A - 駆動回路 - Google Patents
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Abstract
できる駆動回路、例えばTFT液晶表示装置のゲート線
駆動回路を提供する。 【解決手段】シフトレジスタSR116〜R60を順次シフ
トされる駆動データは、さらに制御信号SEL_SFTにより
シフト方向を反転されて、シフトレジスタSR61からS
R116の方向へ逆方向にシフトされる。このとき、制御
信号SEL_UPおよびSEL_LOにより上側のスイッチ回路S
W1〜SW56または下側のスイッチ回路SW116〜SW61
の一方が有効、他方が無効にそれぞれ設定される。シフ
トレジスタの各ビットに駆動データがシフトされると、
デコーダDEnによって生成される電圧選択信号が、有
効なスイッチ回路を介して図示しない出力回路に入力さ
れ、TFTゲートの駆動信号が出力される。シフトレジ
スタSR61〜SR116およびデコーダDE61〜DE116が
2つの出力で共有されるので、回路数が削減される。
Description
を順次駆動する駆動回路に係り、例えば、TFT液晶表
示装置のゲート線を順次駆動する駆動回路に関するもの
である。
Transistor)型液晶装置の表示部の概略的なブロック図
である。図14において、符号1はTFTを、符号2は
液晶を、符号3はゲート駆動回路を、符号4はデータ駆
動回路を、符号5はタイミング制御部をそれぞれ示す。
ゲート線とデータ駆動回路4のデータ線との各交点に対
応して、TFT1と液晶2から構成される画素セルがマ
トリクス状に配列されている。TFT1は、各画素セル
の液晶に与える電圧を制御するためのスイッチであり、
ゲート駆動回路3からのゲート線駆動信号OUTk(1
≦k≦n)に応じてオンまたはオフ状態となる。オン状
態において、データ駆動回路4のデータ線と液晶とを接
続し、データ線からの電圧を液晶に供給する。液晶2
は、TFT1のドレインと共通端子COMとの間に接続
されており、TFT1を介してデータ駆動回路4のデー
タ線から供給される電圧に応じて、光の透過率を変化さ
せる。
からの制御信号に応じて、画素マトリクスの各行のTF
Tゲートに接続されるゲート線を順次駆動するための駆
動信号を生成する。ゲート駆動回路3から駆動信号を供
給されることにより、同一ライン上の画素セルのTFT
が同時にオン状態となる。
して入力される画像信号Scを、タイミング制御部5か
らの制御信号に応じて画素マトリクスの各画素ごとに順
次ホールドし、このホールドされた各画素の画像信号S
cに応じてデータ線を駆動する駆動信号を生成する。
平同期信号や垂直同期信号に基づいて、データ駆動回路
4に各画素の画像信号Scを順次ホールドさせる制御信
号を生成する。また、1水平ライン分の画像信号Scが
データ駆動回路4にホールドされるタイミング(水平帰
線期間)において、ゲート駆動回路3にゲート線を駆動
させる制御信号を生成する。
置において、データ駆動回路4に入力される画像信号S
cは、タイミング制御部5からの制御信号に応じたタイ
ミングで、水平ラインの各画素ごとにホールドされる。
このホールドされた画素信号Scの大きさに応じて、水
平ラインの各画素に対応するデータ線が駆動される。ま
た、タイミング制御部5からの制御信号に応じたタイミ
ングによって特定のゲート線が駆動されて、このゲート
線に接続される画素セルのTFTが同時にオン状態とな
り、各データ線の駆動電圧が液晶に印加される。この動
作が各水平ラインごとに反復されることによって、画素
セルの印加電圧が順次更新される。
例について説明する。図15は、従来の3電圧レベル出
力型のTFTゲート駆動回路の一例を説明するための概
略的なブロック図であり、265個のゲート線駆動用の
出力チャンネルを備えている。図15において、符号6
は入力レベルシフト回路を、符号8は265ビットの双
方向シフトレジスタ回路を、符号9はデコード回路を、
符号10は出力レベルシフト回路を、符号11は出力バ
ッファ回路をそれぞれ示す。
ロジックレベル(電源電圧VDD−基準電圧VSS間)
をゲート駆動回路の内部ロジックレベル(電源電圧VD
L−基準電圧VEE間)にレベルシフトさせる。すなわ
ち、クロック信号CPV、シフトデータSTV1および
STV2、シフト方向切り換え信号L/Rなどの入出力
信号のレベルをゲート駆動回路の内部ロジックレベルに
変換し、変換された入出力信号を双方向シフトレジスタ
8やデコード回路9に出力する。
フト回路から入力されるシフトデータSTV1(または
シフトデータSTV2)を、シフト方向切り換え信号L
/Rに応じたシフト方向で、クロック信号CPVに同期
して順次シフトさせる。また、シフトレジスタの末尾の
ビットからシフトされるシフトデータSTV2(または
シフトデータSTV1)を入力レベルシフト回路6へ順
次出力する。
8の各ビットごとに、各ビットと前後のビットとを合わ
せた3ビットのデータおよびシフト方向切り替え信号L
/Rをデコードして、3電圧レベルの何れか1つの電圧
レベルを選択するための2ビットのデータを生成し、こ
れを各ビットに対応する出力レベルシフト回路10へ出
力する。
路9から出力される2ビットデータの信号レベルを、出
力バッファ回路11の高電圧の入力信号レベルにレベル
シフトする回路である。例えば、基準電圧VEEに対し
て3V程度の信号レベルであるデコード回路9からの出
力信号は、出力レベルシフト回路10により40V程度
の信号レベルにレベルシフトされて、出力バッファ回路
11に出力される。
ト回路10を介して入力されるデコード回路9からの2
ビットデータに応じて、所定の3つの電圧レベルから1
つの電圧レベルを選択し、この選択した電圧レベルの信
号でゲート線を駆動する。
Tゲート駆動回路の動作について、図16〜図18を参
照して説明する。図16は、入出力信号の電圧レベルと
ゲート線駆動信号の電圧レベルを示す図であり、図の右
側には各電圧レベルの具体例を示している。図16に示
すように、例えば内部の基準電圧VEEは外部の基準電
圧VSSに対して3〜20V程度低く設定され、内部ロ
ジック電源電圧VDLはこの基準電圧VEEに対して
2.3〜3.6V程度高くなるように設定される。ま
た、出力バッファ回路11から出力される電源電圧VC
OMおよび電源電圧VLは、例えば電源電圧VCOMが
基準電圧VSSより10〜30V程度、電源電圧VLが
基準電位VEEより0〜10.5V程度それぞれ高くな
るように設定される。
回路による3電圧レベルのゲート線駆動信号の波形を示
す図である。図17に示すように、各出力チャンネルか
ら出力されるゲート線駆動信号は、通常状態において電
源電圧VLの電圧レベルに保持されている。ゲート線の
駆動時において、ゲート線駆動信号の電圧レベルは電源
電圧VLから電源電圧VCOMへ立ち上がり、この電圧
レベルが画像信号の水平走査期間と等しいクロック信号
CPVの1周期間保持される。そして、次の1水平走査
期間には電源電圧VCOMから基準電圧VEEまで電圧
レベルが立下り、この電圧レベルがさらに1水平走査期
間保持される。このようなゲート線駆動信号が、クロッ
ク信号CPVに同期して各出力チャンネルから順次出力
される。
回路におけるシフトデータとゲート線駆動信号のタイミ
ングを示す図である。図18に示すように、入力レベル
シフト回路6へシフトデータSTV1が入力されると、
クロック信号CPVの立ち上がりにおいて、このシフト
データSTV1による論理値’1’のデータがシフトレ
ジスタSR1にラッチされる。その後クロック信号CP
Vに同期して、シフトレジスタSR1からシフトレジス
タSR265へ論理値’1’のデータが順次シフトされ
る。
≦265の整数)において、シフトレジスタSRn−
1、SRnおよびSRn+1にラッチされるデータと、
シフト方向切り替え信号L/Rとに応じて、3電圧レベ
ルのうちの何れかを選択するための2ビットデータが生
成される。例えば図18に示すゲート線駆動信号を生成
させる場合には、シフトレジスタSRnが論理値’1’
かつシフトレジスタSRn+1が論理値’0’の条件で
出力電圧レベルを電源電圧VCOMとし、シフトレジス
タSRnが論理値’0’かつシフトレジスタSRn+1
が論理値’1’の条件で出力電圧レベルを基準電圧VE
Eとし、シフトレジスタSRnおよびシフトレジスタS
Rn+1がともに論理値’0’の条件で出力電圧レベル
を電源電圧VLとする2ビットデータが、デコード回路
DEnにより生成される。ただし、上述した条件はシフ
トデータSTV1を入力、シフトデータSTV2を出力
とするシフト方向が設定された場合のものであり、逆の
シフト方向が設定された場合には、上述のシフトレジス
タSRn+1をシフトレジスタSRn−1と読み替えた
条件により、出力電圧レベルが設定される。
回路が半導体チップ上に配置される場合の例について、
図19を参照し説明する。図19は、図15に示すTF
Tゲート駆動回路のレイアウトの一例を示す配置図であ
り、図19aは全体の配置図を、図19bは図19aに
示す領域A1を拡大した配置図をそれぞれ示す。図19
aに示すように、ゲート線駆動信号の出力チャンネルO
UT1〜OUT58および出力チャンネルOUT208
〜OUT265が図19aにおけるチップの上側領域
に、出力チャンネルOUT59〜OUT207がチップ
の下側領域にそれぞれ番号順で一列に配列されており、
各出力チャンネルに対応する出力バッファ回路11、出
力レベルシフト回路10、デコード回路9および双方向
シフトレジスタ回路8の回路ブロックも、出力チャンネ
ルと同じ領域に隣接して配置されている。また上側領域
の中央部には入力レベルシフト回路6が配置され、その
左右に出力チャンネルOUT1〜OUT58および出力
チャンネルOUT208〜OUT265がそれぞれ配置
されている。
n番目の出力チャンネルに対応する回路ブロックである
シフトレジスタ回路SRn、デコード回路DEn、出力
レベルシフト回路LSnおよび出力バッファ回路BFn
は、上側領域において上述した順番でチップの下側から
上側方向に配置され、下側領域においては上述した順番
でチップの上側から下側方向に配置されている。すなわ
ち、上側領域と下側領域との境界線に対して上下対称と
なるように、各出力チャンネルの回路ブロックが配置さ
れている。
域中央部の入力レベルシフト回路6から、その右側に隣
接するシフトレジスタSR1に入力されるシフトデータ
STV1は、シフトレジスタSR2〜SR58の順で右
方向にシフトされ、上側領域のシフトレジスタSR58
から下側領域のシフトレジスタSR59へシフトされた
後は、シフトレジスタSR60〜SR207の順で左方
向にシフトされる。さらに図19bには示していない
が、シフトレジスタSR207からシフトレジスタSR
208へデータがシフトされた後は、シフトレジスタS
R209〜SR265の順で右方向にシフトされ、入力
レベルシフト回路6にシフトデータSTV2として出力
される。なお、上述したシフト方向は、シフト方向切り
換え信号L/Rに応じて上述と反対の方向に切り換え可
能である。このように、上側領域中央部の入力レベルシ
フト回路6から出力されるシフトデータは、上側領域か
ら下側領域を順にシフトされて再び上側領域の入力レベ
ルシフト回路6へ戻される。
うなゲート線駆動回路を含む液晶表示装置用の駆動IC
は、実装の高密度化によるピン数の増加や、画像の高画
質化による水平ライン数の増加に伴って、回路を構成す
るトランジスタの数が増大し、チップサイズがますます
大きくなる傾向にある。チップサイズが大きくなるとそ
れにより製造コストも増大するため、駆動ICの低コス
ト化のためにチップサイズをできるだけ縮小することが
従来より求められている。
出力電圧レベルは最大約40Vと、3V程度のロジック
レベルに比べて高電圧であり、このような高電圧を扱う
出力レベルシフト回路や出力バッファ回路などの回路ブ
ロックには通常耐圧のトランジスタに比べて素子サイズ
が大きな高耐圧トランジスタが使用されるため、これら
の回路ブロックに多くの配置面積が必要となる問題があ
る。これらの回路ブロックの配置面積を縮小させるため
に、例えば高耐圧トランジスタの使用個数を減らした
り、高耐圧トランジスタの素子サイズを小さくする方法
などが考えられるが、これらを現状以上に低コストで実
現することは何れも困難である。また、シフトレジスタ
回路やデコード回路などの通常耐圧トランジスタによる
回路ブロックから、回路の改良等によって若干のトラン
ジスタを削減したとしても、高耐圧トランジスタの回路
ブロックが占める配置面積に比べてそれらのトランジス
タの占有面積は僅かであるため、チップサイズの縮小効
果が乏しいという問題がある。
であり、その目的は、より効果的に回路規模を縮小させ
ることができる駆動回路を提供することにある。
に、本発明の駆動回路は、複数の出力ラインに駆動電圧
を順次に供給するための駆動回路であって、直列に接続
されたm(mは2以上の整数)個のビット回路を有し、
第1の状態においては入力駆動データを第1のビット回
路から第mのビット回路の向きにクロック信号に基づい
てシフトし、第2の状態においては入力駆動データを第
mのビット回路から第1のビット回路の向きにクロック
信号に基づいてシフトする第1のシフトレジスタと、上
記第1のシフトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対応
し、上記第1の状態において上記ビット回路のデータに
基づいた駆動電圧を第1の出力ラインにそれぞれ供給す
るm個の出力部を有する第1の出力回路と、上記第1の
シフトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対応し、上記
第2の状態において上記ビット回路のデータに基づいた
駆動電圧を第2の出力ラインにそれぞれ供給するm個の
出力部を有する第2の出力回路とを有する。
記第2の状態において非選択駆動電圧である第1の駆動
電圧を上記第1の出力ラインにそれぞれ供給し、上記第
2の出力回路の各出力部は上記第1の状態において非選
択駆動電圧である第1の駆動電圧を上記第2の出力ライ
ンにそれぞれ供給する。
(nは2以上の整数)個のビット回路を有し、上記第1
のシフトレジスタの第mのビット回路から第1のビット
回路に供給されるデータをクロック信号に基づいてシフ
トして第nのビット回路から上記第1のシフトレジスタ
の第mのビット回路に供給する第2のシフトレジスタ
と、上記第2のシフトレジスタの各ビット回路にそれぞ
れ対応し、上記ビット回路のデータに基づいた駆動電圧
を第3の出力ラインにそれぞれ供給するn個の出力部を
有する第3の出力回路とを有する構成としてもよい。
フトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対応し、上記ビ
ット回路のデータに基づいて駆動電圧を選択するための
デコード信号を上記第1の出力回路の出力部又は上記第
2の出力回路の出力部にそれぞれ供給するm個のデコー
ダを有するデコード回路を有する構成としてもよい。更
には、上記第1又は第2の出力回路の各出力部が上記デ
コード信号に基づいた非選択駆動電圧である第1の駆動
電圧、選択駆動電圧である第2の駆動電圧又は非選択駆
動電圧である第3の駆動電圧の何れかの駆動電圧を第1
又は第2の出力ラインにそれぞれ供給する構成としても
よい。
形態について、図1〜図13を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係るTFTゲート駆動回路の構成例を示す概略的なブロ
ック図であり、265個のゲート線駆動用の出力チャン
ネルを備えている。図1において、符号21〜符号25
は双方向のシフトレジスタ回路を、符号26は入力レベ
ルシフト回路を、符号DE57〜符号DE209は各出
力チャンネルに対応するデコード回路を、符号SW1〜
符号SW265はスイッチ回路を、LS1〜LS265
は各出力チャンネルに対応するレベルシフト回路を、符
号BF1〜符号BF265は出力バッファ回路をそれぞ
れ示す。
ベルシフト回路26から入力されるシフトデータSTV
1(またはSTV2)を、シフト方向選択信号SEL_
SFTに応じた方向へ、クロック信号CPVに同期して
順次ビットシフトさせる。また、各ビットに保持される
データを、対応するデコード回路DE57〜デコード回
路DE209にそれぞれ出力する。
4と、シフトレジスタ回路22、23および25とは、
入力レベルシフト回路26で生成される図示しないシフ
ト方向選択信号SEL_SFTの制御によって、ゲート
線を駆動するためのシフトデータ(以降、駆動データと
呼ぶ)のシフト機能が異なっている。すなわち、シフト
レジスタ回路22、23および25において駆動データ
は単方向にしかシフトされないのに対し、シフトレジス
タ回路21および24では双方向に1往復シフトされ
る。シフトレジスタ回路21および24において往復さ
れる駆動データにより、往復で異なる出力チャンネルが
駆動される。
ら入力されるシフト切り換え信号L/Rと、入力レベル
シフト回路26の内部で生成されるシフト方向選択信号
SEL_SFTとは異なる機能を有している。すなわ
ち、シフト切り換え信号L/Rは、出力チャンネルから
ゲート線駆動信号が出力される順番を逆転させるのに対
し、シフト方向選択信号SEL_SFTはこの順番を逆
転させず、シフトレジスタ回路21〜25のシフト方向
を反転させるだけである。このシフト方向選択信号SE
L_SFTが、後述する図3に示すタイミングで制御さ
れることにより、ゲート線駆動信号が各出力チャンネル
からチャンネル番号の順に出力される。
フトレジスタ回路21〜25の各ビットと前後のビット
とを合わせた3ビットのデータおよびシフト方向切り替
え信号L/Rをデコードして、3電圧レベルの何れか1
つの電圧レベルを選択するための2ビットのデータを生
成する。例えば図17に示すように、通常状態において
電源電圧VLの電圧レベルを、ゲート線の駆動開始から
1水平走査期間に電源電圧VCOMの高電圧レベルを、
次の1水平走査期間に基準電圧VEEの低電圧レベルを
それぞれ出力バッファ回路に出力させる2ビットデータ
を生成する。換言すれば、デコード回路DE57〜DE
209において、シフトレジスタ回路21〜25をビッ
トシフトされる駆動データのビット位置と各ビットとの
位置関係に応じて、出力電圧レベル選択用の2ビットデ
ータが生成される。これらの生成された2ビットデータ
は、各ビットに対応するスイッチ回路SW1〜SW5
6、スイッチ回路SW61〜SW116、スイッチ回路
SW150〜SW205、スイッチ回路SW210〜S
W265、出力レベルシフト回路LS57〜LS60、
出力レベルシフト回路LS117〜LS149、および
出力レベルシフト回路LS206〜LS209へそれぞ
れ出力される。
レベルシフト回路26において生成される図示しない上
側チャンネルブロック選択信号SEL_UPまたは下側
チャンネルブロック選択信号SEL_LOに応じて制御
されるスイッチである。スイッチ回路SW1〜SW56
およびスイッチ回路SW265〜SW210は、上側チ
ャンネルブロック選択信号SEL_UPが論理値’1’
の場合に有効となり、デコード回路DE116〜DE6
1およびデコード回路DE265〜DE210から出力
される上述の2ビットデータを、それぞれ出力レベルシ
フト回路LS1〜LS56および出力レベルシフト回路
LS265〜LS210に出力する。また上側チャンネ
ルブロック選択信号SEL_UPが論理値’0’の場合
にこれらのスイッチ回路は無効となり、ゲート線駆動信
号の電圧レベルを電源電圧VL(TFTをオフ状態に保
持する電圧レベル)に設定する2ビットデータを、上述
の出力レベルシフト回路へそれぞれ出力する。スイッチ
回路SW116〜SW61およびスイッチ回路SW15
0〜SW205は、下側チャンネルブロック選択信号S
EL_LOが論理値’1’の場合に有効となり、デコー
ド回路DE116〜DE61およびデコード回路DE1
50〜DE205から出力される上述の2ビットデータ
を、それぞれ出力レベルシフト回路LS116〜LS6
1および出力レベルシフト回路LS150〜LS205
に出力する。また下側チャンネルブロック選択信号SE
L_LOが論理値’0’の場合にこれらのスイッチ回路
は無効となり、ゲート線駆動信号の電圧レベルを電源電
圧VLに設定する2ビットデータを、上述の出力レベル
シフト回路へそれぞれ出力する。
は、デコード回路DE57〜DE60、デコード回路D
E117〜DE149、デコード回路DE206〜DE
209、スイッチ回路SW1〜SW56、スイッチ回路
SW61〜SW116、スイッチ回路SW150〜SW
205、およびスイッチ回路SW210〜SW265か
ら入力される2ビットデータの信号レベルを高電圧の信
号レベルにレベルシフトして、出力バッファ回路BF1
〜BF265にそれぞれ出力する。例えば、図16に示
すように基準電圧VEEに対して3V程度の信号レベル
である上述のデコード回路・スイッチ回路からの出力信
号は、出力レベルシフト回路LS1〜LS265により
40V程度の信号レベルにレベルシフトされて、出力バ
ッファ回路BF1〜BF265に出力される。
出力レベルシフト回路LS1〜LS265からそれぞれ
入力されるレベルシフトされた電圧レベル選択用の2ビ
ットデータに応じて、所定の3つの電圧レベル(図16
に示す電源電圧VCOM、電源電圧VLおよび基準電圧
VEE)から1つの電圧レベルを選択し、この選択した
電圧レベルの信号でゲート線を駆動する。
のロジックレベル(電源電圧VDD−基準電圧VSS
間)をゲート駆動回路の内部ロジックレベル(電源電圧
VDL−基準電圧VEE間)にレベルシフトさせる。す
なわち、クロック信号CPV、シフトデータSTV1お
よびSTV2、シフト方向切り換え信号L/Rなどの入
出力信号のレベルをゲート駆動回路の内部ロジックレベ
ルに変換し、変換された入出力信号をシフトレジスタ回
路21〜25やデコード回路DE57〜DE205に入
出力する。
レジスタ回路21〜25におけるデータのシフト方向を
制御するシフト方向選択信号SEL_SFTを生成し、
シフトレジスタ回路21および24において駆動データ
が往復するように制御する。例えば、駆動データがシフ
トされる数をカウンタによって計数し、この計数値に応
じてシフト方向選択信号SEL_SFTを生成しても良
い。あるいは、シフト方向を変化させる所定のビット位
置に駆動データが到達することを検出することによっ
て、シフト方向選択信号SEL_SFTを生成しても良
い。
チ回路SW1〜SW56およびスイッチ回路SW210
〜SW265の有効または無効を設定する上側チャンネ
ルブロック選択信号SEL_UPを、シフト方向選択信
号SEL_SFTに応じて生成する。すなわち、駆動デ
ータがシフトレジスタ回路21からシフトレジスタ回路
22の方向、およびシフトレジスタ回路25からシフト
レジスタ回路24の方向へシフトする場合に上側チャン
ネルブロック選択信号SEL_UPを論理値’1’に設
定し、これらのスイッチ回路を有効にする。その他の場
合には上側チャンネルブロック選択信号SEL_UPを
論理値’0’に設定し、これらのスイッチ回路を無効に
する。同様に入力レベルシフト回路26は、スイッチ回
路SW61〜SW116およびスイッチ回路SW150
〜SW205の有効または無効を設定する下側チャンネ
ルブロック選択信号SEL_LOを、シフト方向選択信
号SEL_SFTに応じて生成する。すなわち、駆動デ
ータがシフトレジスタ回路22からシフトレジスタ回路
21の方向、およびシフトレジスタ回路24からシフト
レジスタ回路25の方向へシフトする場合に下側チャン
ネルブロック選択信号SEL_LOを論理値’1’に設
定し、これらのスイッチ回路を有効にする。その他の場
合には下側チャンネルブロック選択信号SEL_LOを
論理値’0’に設定し、これらのスイッチ回路を無効に
する。
ゲート駆動回路の動作について図2および図3を参照し
て説明する。図2は、図1に示すTFTゲート駆動回路
におけるシフトレジスタ回路の共用部分を説明するため
の概略的なブロック図であり、シフトレジスタSR57
〜SR118とこれに対応するデコード回路およびスイ
ッチ回路のみを示している。また図3は、図1に示すT
FTゲート駆動回路の動作を説明するためのタイミング
図である。
のシフトデータSTV1(駆動データ)が入力される
と、クロック信号CPV1の立ち上がりに同期して、図
2に示す共有部のシフトレジスタSR116にラッチさ
れる。この時、シフト方向選択信号SEL_SFTは論
理値’1’であり、駆動データは図2の矢印で示される
ようにシフトレジスタSR115からシフトレジスタS
R61の方向へクロック信号CPVの立ち上がりに同期
して順次シフトされる。またこの時、上側チャンネルブ
ロック選択信号SEL_UPは論理値’1’に設定され
るためスイッチ回路SW1〜SW56は有効となり、デ
コード回路DE116〜DE61からの2ビットデータ
はこれらのスイッチ回路を介して出力レベルシフト回路
LS1〜LS56にそれぞれ出力される。したがって、
駆動データのシフトに伴い、出力チャンネルOUT1、
OUT2、OUT3の順番で高電圧(電源電圧VCO
M)のゲート線駆動信号が順次出力される。なお、下側
チャンネルブロック選択信号SEL_LOは論理値’
0’に設定されるためスイッチ回路SW61〜SW11
6は無効となり、出力チャンネルOUT61〜OUT1
16の電圧レベルは駆動データのシフトに関わらず電源
電圧VLに保持される。
タSR57へシフトされた駆動データは、シフトレジス
タSR58からシフトレジスタSR60へ更にシフト動
作を続けて、再びシフトレジスタSR61に戻される。
クロック信号CPVが立ち上がり、シフトレジスタSR
60が論理値’1’の状態になると、入力レベルシフト
回路26によりシフト方向選択信号SEL_SFTは論
理値’1’から論理値’0’に設定され、これに応じて
各シフトレジスタのシフト方向が反転される。これによ
り、シフトレジスタSR61に戻された駆動データはシ
フトレジスタSR61からシフトレジスタSR116へ
上述と逆の方向に順次シフトされる。またこの時、下側
チャンネルブロック選択信号SEL_LOによりスイッ
チ回路SW61〜SW116が有効にされるため、デコ
ード回路DE61〜DE116からの2ビットデータは
これらのスイッチ回路を介して出力レベルシフト回路L
S61〜LS116にそれぞれ出力される。したがっ
て、駆動データのシフトに伴い、出力チャンネルOUT
61、OUT62、OUT63の順番で高電圧(電圧電
圧VCOM)のゲート線駆動信号が順次出力される。な
お、上側チャンネルブロック選択信号SEL_UPは論
理値’0’に設定されるためスイッチ回路SW1〜SW
56は無効となり、出力チャンネルOUT1〜OUT5
6から出力される電圧レベルは駆動データのシフトに関
わらず電源電圧VLに保持される。
タSR116の方向へシフトされる駆動データは、さら
に図1のシフトレジスタ回路21からシフトレジスタ回
路23を経てシフトレジスタ回路24に入力される。こ
の時、シフト方向選択信号SEL_SFTは論理値’
0’であり、シフトレジスタ回路24からシフトレジス
タ回路25の方向へ順次シフトされる。また、上側チャ
ンネルブロック選択信号SEL_UPが論理値’0’、
下側チャンネルブロック選択信号SEL_LOが論理
値’1’であるため、スイッチ回路SW150〜SW2
05が有効、スイッチ回路SW265〜SW210が無
効となる。したがって、駆動データのシフトに伴ない出
力チャンネルOUT150、OUT151、OUT15
2の順に高電圧のゲート線駆動信号が出力される。そし
て、シフトレジスタ回路25の方向にシフトされる駆動
データがシフトレジスタ回路25の末端のビットに到達
すると、シフト方向選択信号SEL_SFT、上側チャ
ンネルブロック選択信号SEL_UPおよび下側チャン
ネル選択信号SEL_LOが何れも反転され、これに応
じて駆動データのシフト方向、スイッチ回路の有効・無
効が全て反転される。これにより、駆動データがシフト
レジスタ回路25からシフトレジスタ回路24の方向に
シフトするとともに、出力チャンネルOUT210、O
UT211、OUT212の順で高電圧のゲート線駆動
信号が出力される。このように、駆動データのシフトに
伴って、出力チャンネルOUT1からOUT265ま
で、高電圧のゲート線駆動信号が順次出力される。
回路が半導体チップ上に配置される場合の例について、
図4を参照して説明する。図4は、図1に示すTFTゲ
ート駆動回路のレイアウトの一例を示す配置図であり、
図4aは全体の配置図を、図4bは図4aに示す領域A
2を拡大した配置図をそれぞれ示す。図4aに示すよう
に、ゲート線駆動信号の出力チャンネルOUT1〜OU
T58および出力チャンネルOUT208〜OUT26
5に対応する回路ブロックが図4aにおけるチップの上
側領域に、出力チャンネルOUT59〜OUT207に
対応する回路ブロックがチップの下側領域にそれぞれ番
号順で一列に配列されている。上側領域の中央部には入
力レベルシフト回路26が配置され、その左右に出力チ
ャンネルOUT1〜OUT58および出力チャンネルO
UT208〜OUT265の各回路ブロックがそれぞれ
配置されている。
フトレジスタSR116〜SR61およびデコード回路
DE116〜DE61は、それぞれ上側領域の各出力チ
ャンネルOUT1〜OUT56と、下側領域の各出力チ
ャンネルOUT116〜OUT61により共用されてい
る。矢印で示すように、入力レベルシフト回路26から
シフトレジスタSR116へ入力される駆動データがシ
フトレジスタSR115からシフトレジスタSR61の
順に右方向へシフトされる場合、上側領域のスイッチ回
路SW1〜SW56が有効になり、上側領域の出力チャ
ンネルOUT1〜OUT56に高電圧のゲート線駆動信
号が順次出力される。シフトレジスタSR57からシフ
トレジスタSR60を経てチップ上でのシフト方向が反
転された駆動データが、シフトレジスタSR61からシ
フトレジスタSR118の方向へ右側にシフトされる場
合には、下側領域のスイッチ回路SW61〜SW116
が有効になり、下側領域の出力チャンネルOUT61〜
OUT116に高電圧のゲート線駆動信号が順次出力さ
れる。
Tゲート駆動回路によれば、シフトレジスタ回路および
デコード回路の一部が複数の出力チャンネルによって共
用されているため、図15に示す従来の3電圧レベル出
力型TFTゲート駆動回路と比べて回路数を大幅に縮小
できる。すなわち、図15に示す従来のTFTゲート駆
動回路においてそれぞれ256回路あるシフトレジスタ
回路およびデコード回路が、図1に示すTFTゲート駆
動回路においてはそれぞれ153回路となり、回路数を
約42%減少させることができる。これにより、チップ
面積を大幅に縮小させることができる。
施形態について、図5および図6を参照して説明する。
上述した図1に示すTFTゲート駆動回路との違いは、
図1においてシフトレジスタ回路とデコード回路が共用
されているのに対し、図5に示すTFTゲート駆動回路
ではシフトレジスタ回路のみが共有されることにある。
FTゲート駆動回路の構成例を示す概略的なブロック図
である。図5と図1の同一符号は同一構成要素を示し、
その他、符号DE1〜符号DE56および符号DE21
0〜符号DE265はデコード回路を示す。図5のTF
Tゲート駆動回路においては、図1において共用されて
いたデコード回路が各出力チャンネルに対して設けられ
るため、デコード回路DE1〜DE56およびデコード
回路DE210〜DE265が図1のTFTゲート駆動
回路に対して追加されている。
も、図1に示すTFTゲート駆動回路と同様のシフト方
向選択信号SEL_SFT、上側チャンネルブロック選
択信号SEL_UPおよび下側チャンネルブロック選択
信号SEL_LOが生成される。このため、入力レベル
シフト回路26から入力される駆動データは、図1と同
様の順序でシフトレジスタ回路21〜シフトレジスタ回
路25を順次シフトされる。また図1に示すTFTゲー
ト駆動回路のシフトレジスタ回路21および24では、
シフトレジスタ回路から出力されるデータがデコード回
路、スイッチ回路の順序で出力レベルシフト回路に入力
されるのに対し、図5に示すTFTゲート駆動回路で
は、スイッチ回路、デコード回路の順序で出力レベルシ
フト回路に入力される点が異なるだけなので、出力レベ
ルシフト回路に入力されるデータは図1および図5にお
いて等しい。したがって、図5に示すTFTゲート駆動
回路においても、図1のTFTゲート駆動回路と同様
に、各出力チャンネルから番号順でゲート線駆動信号が
出力される。
のレイアウトの一例を示す配置図である。図6に示すよ
うに、図4bにおいて共用されていたデコード回路が上
側領域の回路ブロックと下側領域の回路ブロックに別々
に設けられている。したがって、チップ面積は図1に示
すTFTゲート駆動回路に比べて縦方向に若干大きくな
る。
も、従来に比べてシフトレジスタ回路の数が少なくなる
ため回路規模が小さくなり、チップ面積の縮小化を図る
ことができる。
実施形態について、図7および図8を参照して説明す
る。上述した図1に示すTFTゲート駆動回路との違い
は、図1においてシフトレジスタ回路とデコード回路が
共用されているのに対し、図7に示すTFTゲート駆動
回路ではこれに加えて出力レベルシフト回路も共有され
ることにある。
FTゲート駆動回路の構成例を示す概略的なブロック図
であり、図7と図1の同一符号は同一構成要素を示して
いる。図7のTFTゲート駆動回路においては、図1に
おいて別々に設けられていた出力レベルシフト回路LS
1〜LS56および出力レベルシフト回路LS116〜
LS61が出力レベルシフト回路LS116〜LS61
に共有化され、出力レベルシフト回路LS150〜LS
205および出力レベルシフト回路LS265〜LS2
10が出力レベルシフト回路LS150〜LS205に
共有化されている。
も、図1に示すTFTゲート駆動回路と同様のシフト方
向選択信号SEL_SFT、上側チャンネルブロック選
択信号SEL_UPおよび下側チャンネルブロック選択
信号SEL_LOが生成される。このため、入力レベル
シフト回路26から入力される駆動データは、図1と同
様の順序でシフトレジスタ回路21〜シフトレジスタ回
路25を順次シフトされる。また図1に示すTFTゲー
ト駆動回路のシフトレジスタ回路21および24では、
シフトレジスタ回路から出力されるデータがデコード回
路、スイッチ回路、出力レベルシフト回路の順序で出力
バッファ回路に入力されるのに対し、図5に示すTFT
ゲート駆動回路では、デコード回路、出力レベルシフト
回路、スイッチ回路の順序で出力バッファ回路に入力さ
れる点が異なるだけなので、出力バッファ回路に入力さ
れるデータは図1および図7において等しい。したがっ
て、図7に示すTFTゲート駆動回路においても、図1
のTFTゲート駆動回路と同様に、各出力チャンネルか
ら番号順でゲート線駆動信号が出力される。
のレイアウトの一例を示す配置図である。図8に示すよ
うに、図4bにおいて上側領域と下側領域の回路ブロッ
クに別々に設けられていた出力レベルシフト回路が、図
8においては共用化されている。これにより、図7に示
すTFTゲート駆動回路においては、削減された出力レ
ベルシフト回路の面積分だけチップ面積が縮小される。
一方、図8に示すように出力レベルシフト回路と出力バ
ッファ回路との間に設けられるスイッチ回路は高電圧の
回路ブロックに含まれるため、図1に示すTFTゲート
駆動回路のスイッチ回路に比べて素子サイズが大きくな
り、これによりチップ面積が増大する。したがって、出
力レベルシフト回路数の減少によるチップ面積の縮小分
が、スイッチ回路の高耐圧化によるチップ面積の増大分
を上回る場合、図7のTFTゲート駆動回路は図1に比
べてチップ面積の縮小化に効果的である。
施形態においては、3電圧レベル出力型のTFTゲート
駆動回路を例として説明しているが、この例に限らず、
例えば2電圧レベル出力方のTFTゲート駆動回路につ
いても、本発明を適用できる。図9は、従来の2電圧レ
ベル出力型のTFTゲート駆動回路のレイアウトの一例
を示す配置図である。2電圧レベル出力型のTFTゲー
ト駆動回路は、ゲート線駆動信号の電圧レベルとして高
電圧VCOMと低電圧VLの2電圧レベルだけを出力さ
せるため、デコード回路が不要になる。したがってその
配置は、図9に示すように、図19に示す3電圧レベル
型TFTゲート駆動回路の配置からデコード回路が除か
れたものになっている。
施形態に係るTFTゲート駆動回路の構成例を示す概略
的なブロック図であり、図1と図10の同一符号は同一
の構成要素を示している。図1と図10を比較して分か
るように、図10に示すTFTゲート駆動回路は、図1
のTFTゲート駆動回路におけるデコード回路が除去さ
れた構成となっている。したがって、図17に示すよう
に高電圧VCOMが1水平走査期間出力された後におけ
る基準電圧VEEの出力期間が無くなるため、ゲート線
駆動信号の電圧レベルは高電圧VCOMの出力後に低電
圧VLで一定となる。
ても、図1に示すTFTゲート駆動回路と同様のシフト
方向選択信号SEL_SFT、上側チャンネルブロック
選択信号SEL_UPおよび下側チャンネルブロック選
択信号SEL_LOが生成される。このため、入力レベ
ルシフト回路26から入力される駆動データは、図1と
同様の順序でシフトレジスタ回路21〜シフトレジスタ
回路25を順次シフトされる。また図1に示すTFTゲ
ート駆動回路のシフトレジスタ回路21および24で
は、シフトレジスタ回路の出力データからデコード回路
により生成される2ビットデータに応じて出力電圧レベ
ルの選択が行なわれるのに対し、図10に示すTFTゲ
ート駆動回路ではシフトレジスタ回路からの1ビットの
出力データに応じて出力電圧レベルの選択が行なわれる
点が異なるだけなので、図10に示すTFTゲート駆動
回路においても、図1のTFTゲート駆動回路と同様
に、各出力チャンネルから番号順でゲート線駆動信号が
出力される。ただし、出力されるゲート線駆動信号の電
圧レベルは高電圧VCOMと低電圧VLの2電圧レベル
だけになる。
回路のレイアウトの一例を示す配置図である。図9と図
11の配置図を比較して分かるように、図10に示す本
発明の2電圧レベル出力型TFTゲート駆動回路によれ
ば、上側領域と下側領域の異なる出力チャンネルに対応
する回路ブロックによってシフトレジスタ回路が共用さ
れるので、シフトレジスタ回路が上側領域と下側領域の
回路ブロックにおいて別々に設けられている図9の従来
のTFTゲート駆動回路に比べてに比べてシフトレジス
タの回路数を減少させることができ、これによりチップ
面積の縮小化を図ることができる。
実施形態について、図12および図13を参照して説明
する。図12に示すTFTゲート駆動回路も、図10と
同様に2電圧レベル出力型のTFTゲート駆動回路であ
るが、図10に示すTFTゲート駆動回路においてはシ
フトレジスタ回路だけが共用化されるのに対して、図1
2に示すTFTゲート駆動回路においてはシフトレジス
タ回路に加えて出力レベルシフト回路も共用化される点
が異なる。
TFTゲート駆動回路の構成例を示す概略的なブロック
図であり、図7と図12の同一符号は同一の構成要素を
示す。図7と図12を比較して分かるように、図12に
示すTFTゲート駆動回路は、図7のTFTゲート駆動
回路におけるデコード回路が除去された構成となってい
るので、出力されるゲート線駆動信号の電圧レベルは高
電圧VCOMと低電圧VLの2電圧レベルだけになる。
ても、図7に示すTFTゲート駆動回路と同様のシフト
方向選択信号SEL_SFT、上側チャンネルブロック
選択信号SEL_UPおよび下側チャンネルブロック選
択信号SEL_LOが生成されるため、入力レベルシフ
ト回路26から入力される駆動データは、図7と同様の
順序でシフトレジスタ回路21〜シフトレジスタ回路2
5を順次シフトされる。また図7に示すTFTゲート駆
動回路のシフトレジスタ回路21および24では、シフ
トレジスタ回路の出力データからデコード回路により生
成される2ビットデータに応じて出力電圧レベルの選択
が行なわれるのに対し、図12に示すTFTゲート駆動
回路ではシフトレジスタ回路からの1ビットの出力デー
タに応じて出力電圧レベルの選択が行なわれる点が異な
るだけなので、図12に示すTFTゲート駆動回路にお
いても、図7のTFTゲート駆動回路と同様に、各出力
チャンネルから番号順でゲート線駆動信号が出力され
る。
回路のレイアウトの一例を示す配置図である。図9と図
13の配置図を比較して分かるように、図10に示す本
発明の2電圧レベル出力型TFTゲート駆動回路によれ
ば、上側領域と下側領域の異なる出力チャンネルに対応
する回路ブロックによってシフトレジスタ回路および出
力レベルシフト回路が共用されるので、図9の従来のT
FTゲート駆動回路に比べてに比べてシフトレジスタの
回路数を減少させることができ、これによりチップ面積
の縮小化を図ることができる。
係るTFTゲート駆動回路によれば、複数のゲート線を
順次駆動するTFTゲート駆動回路において、入力され
る駆動データが、シフトレジスタ回路21〜25の先頭
ビットから末尾ビットへ順次ビットシフトされるととも
に、この先頭ビットからの駆動データのシフト数に応じ
て、シフトレジスタ回路に含まれる双方向のシフトレジ
スタ回路21および24のシフト方向が反転される。こ
のシフトレジスタ回路21および24の各ビットに対応
する2つの所定の出力チャンネルから、上記シフト数に
応じて1つの出力チャンネルがスイッチ回路により選択
され、選択された出力チャンネルからは、対応するビッ
トと駆動データのビット位置との位置関係に応じた電圧
レベルのゲート線駆動信号が出力バッファ回路により出
力される。すなわち、対応するビットに駆動データがシ
フトされた場合、このビットに対応する選択された出力
チャンネルからは高電圧VCOMのゲート線駆動信号が
出力される。選択されない他方の出力チャンネルから
は、基準電圧VLのゲート線駆動信号が出力される。ま
た、シフトレジスタ回路22、23および25の各ビッ
トに対応する出力チャンネルからは、対応するビットと
上記駆動データのビット位置との位置関係に応じた電圧
レベルのゲート線駆動信号が出力される。したがって、
従来と同様にゲート線を所定の電圧レベルで順次駆動す
る機能を有しながら、比較的簡単な方法によってシフト
レジスタ回路や他の回路(デコード回路、出力レベルシ
フト回路)を複数の出力チャンネルで共有することがで
きるので、回路数を従来に比べて大幅に削減できる。こ
れにより、チップサイズを大幅に縮小させることがで
き、製造コストの低減やチップサイズの小型化を図るこ
とができる。
れない。例えば、上述した実施形態においてはTFTゲ
ート駆動回路を例にして説明しているが、本発明はこれ
に限定されず、複数の出力ラインをシフトレジスタを使
って順次駆動する方式を用いた、他のあらゆる駆動回路
にも適用可能である。
路をシフトされるデータは、図3に示すような1ビット
のデータとは限らず、複数ビットのデータでも良い。
ータは共用されるシフトレジスタ回路21および24を
それぞれ1往復しているが、本発明はこれに限定され
ず、所定の双方向レジスタにおいて任意の回数で駆動デ
ータを行き来させることもできる。この場合、スイッチ
回路において選択される出力チャンネルの数も適切な任
意の数に設定可能である。
体例として示した出力チャンネル数や、出力電圧のレベ
ル数、各レイアウト、シフトレジスタ回路やスイッチ回
路の制御方法などは何れも実施形態を説明するための一
例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
従来より効果的に縮小させることができ、チップ面積を
効果的に縮小させることができる。
動回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
トレジスタ回路の共用部分を説明するための概略的なブ
ロック図である。
するためのタイミング図である。
の一例を示す配置図である。
動回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
の一例を示す配置図である。
動回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
の一例を示す配置図である。
回路のレイアウトの一例を示す配置図である。
駆動回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
ウトの一例を示す配置図である。
駆動回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
ウトの一例を示す配置図である。
なブロック図である。
動回路の一例を説明するための概略的なブロック図であ
る。
の電圧レベルの関係を示す図である。
電圧レベルのゲート線駆動信号の波形を示す図である。
シフトデータとゲート線駆動信号のタイミングを示す図
である。
ウトの一例を示す配置図である。
タ駆動回路、5…タイミング制御回路、6…入力レベル
シフト回路、8…シフトレジスタ回路、9…デコード回
路、10…出力レベルシフト回路、11…出力バッファ
回路、21〜25…シフトレジスタ回路、BF1〜BF
265…出力バッファ回路、LS1〜LS265…出力
レベルシフト回路、SW1〜SW265…スイッチ回
路、DE1〜DE265…デコード回路、SR57〜S
R265…シフトレジスタ回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の出力ラインに駆動電圧を順次に供
給するための駆動回路であって、 直列に接続されたm(mは2以上の整数)個のビット回
路を有し、第1の状態においては入力駆動データを第1
のビット回路から第mのビット回路の向きにクロック信
号に基づいてシフトし、第2の状態においては入力駆動
データを第mのビット回路から第1のビット回路の向き
にクロック信号に基づいてシフトする第1のシフトレジ
スタと、 上記第1のシフトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対
応し、上記第1の状態において上記ビット回路のデータ
に基づいた駆動電圧を第1の出力ラインにそれぞれ供給
するm個の出力部を有する第1の出力回路と、 上記第1のシフトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対
応し、上記第2の状態において上記ビット回路のデータ
に基づいた駆動電圧を第2の出力ラインにそれぞれ供給
するm個の出力部を有する第2の出力回路と、 を有する駆動回路。 - 【請求項2】 上記第1の出力回路の各出力部は上記第
2の状態において非選択駆動電圧である第1の駆動電圧
を上記第1の出力ラインにそれぞれ供給し、上記第2の
出力回路の各出力部は上記第1の状態において非選択駆
動電圧である第1の駆動電圧を上記第2の出力ラインに
それぞれ供給する請求項1に記載の駆動回路。 - 【請求項3】 直列に接続されたn(nは2以上の整
数)個のビット回路を有し、上記第1のシフトレジスタ
の第mのビット回路から第1のビット回路に供給される
データをクロック信号に基づいてシフトして第nのビッ
ト回路から上記第1のシフトレジスタの第mのビット回
路に供給する第2のシフトレジスタと、 上記第2のシフトレジスタの各ビット回路にそれぞれ対
応し、上記ビット回路のデータに基づいた駆動電圧を第
3の出力ラインにそれぞれ供給するn個の出力部を有す
る第3の出力回路と、 を有する請求項2に記載の駆動回路。 - 【請求項4】 上記第1のシフトレジスタの各ビット回
路にそれぞれ対応し、上記ビット回路のデータに基づい
て駆動電圧を選択するためのデコード信号を上記第1の
出力回路の出力部又は上記第2の出力回路の出力部にそ
れぞれ供給するm個のデコーダを有するデコード回路を
有する請求項2に記載の駆動回路。 - 【請求項5】 上記第1又は第2の出力回路の各出力部
が上記デコード信号に基づいた非選択駆動電圧である第
1の駆動電圧、選択駆動電圧である第2の駆動電圧又は
非選択駆動電圧である第3の駆動電圧の何れかの駆動電
圧を第1又は第2の出力ラインにそれぞれ供給する請求
項4に記載の駆動回路。
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