JP2002192660A - 加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾品の製造方法 - Google Patents
加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾品の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶剤による無延伸基材シートの両面からの侵
食を防止する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無
延伸基材シート1の一面に、少なくとも架橋硬化層3を
含む転写層が転写法によって形成され、他面に少なくと
も絵柄層5を含む印刷層が印刷によって形成されている
加飾シート。
食を防止する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無
延伸基材シート1の一面に、少なくとも架橋硬化層3を
含む転写層が転写法によって形成され、他面に少なくと
も絵柄層5を含む印刷層が印刷によって形成されている
加飾シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家電用意匠パネ
ル、自動車用加飾パネル、建材・家具用意匠板などに使
用できる加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾
品の製造方法に関する。特に、立体形状への変形性
(「絞り性」ともいう。)と耐溶剤性・耐薬品性の両方
を併有した加飾シートに関するものである。
ル、自動車用加飾パネル、建材・家具用意匠板などに使
用できる加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾
品の製造方法に関する。特に、立体形状への変形性
(「絞り性」ともいう。)と耐溶剤性・耐薬品性の両方
を併有した加飾シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、変形性のよい基材シートの一面に
絵柄層、接着層などを印刷により形成した加飾シートを
真空成形、プレス成形などにより立体形状に変形させて
から、その接着層側を射出成形用金型内で射出成形品表
面に一体化接着する方法(成形同時加飾法)が広がりつ
つある。これら、変形性のよい加飾シートは、ポリカー
ボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレ
ン(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)、アクリル樹脂、ポリスチ
レン(PS)などの熱可塑性樹脂よりなる無延伸基材シ
ートを使用するとともに、その一面に印刷インキを付着
させて絵柄層を形成し、かつ他面には何も形成しないも
のが多く使用されている。ところで、上記熱可塑性樹脂
からなる無延伸基材シートは、それ自体、耐溶剤性・耐
薬品性が劣る性質を持つ。耐溶剤性・耐薬品性が劣ると
は、印刷インキ中の溶剤により侵されやすい、とか、家
庭内の薬品、化粧品類例えば殺虫剤、ハンドクリーム、
ヘアムースなどに侵されやすいことをいう。溶剤などに
より侵されると、上記熱可塑性樹脂からなる無延伸基材
シートはクレージング(表面に微細亀裂が入る現象)、
白化(白く曇る現象)、変形などが起きるのである。前
記従来の加飾シートは熱可塑性樹脂よりなる無延伸基材
シート上に絵柄層が形成されており、絵柄層はその印刷
インキ中に溶剤を含有しているため無延伸基材シートが
溶剤により侵されやすくなっていることにはなるが、絵
柄層は基材シートの片面にのみ形成されているだけで、
両面に形成されているわけではないので、未だクレージ
ングなどが発生しない状態であって、加飾シートとして
使用に耐え得るものであった。
絵柄層、接着層などを印刷により形成した加飾シートを
真空成形、プレス成形などにより立体形状に変形させて
から、その接着層側を射出成形用金型内で射出成形品表
面に一体化接着する方法(成形同時加飾法)が広がりつ
つある。これら、変形性のよい加飾シートは、ポリカー
ボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレ
ン(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)、アクリル樹脂、ポリスチ
レン(PS)などの熱可塑性樹脂よりなる無延伸基材シ
ートを使用するとともに、その一面に印刷インキを付着
させて絵柄層を形成し、かつ他面には何も形成しないも
のが多く使用されている。ところで、上記熱可塑性樹脂
からなる無延伸基材シートは、それ自体、耐溶剤性・耐
薬品性が劣る性質を持つ。耐溶剤性・耐薬品性が劣ると
は、印刷インキ中の溶剤により侵されやすい、とか、家
庭内の薬品、化粧品類例えば殺虫剤、ハンドクリーム、
ヘアムースなどに侵されやすいことをいう。溶剤などに
より侵されると、上記熱可塑性樹脂からなる無延伸基材
シートはクレージング(表面に微細亀裂が入る現象)、
白化(白く曇る現象)、変形などが起きるのである。前
記従来の加飾シートは熱可塑性樹脂よりなる無延伸基材
シート上に絵柄層が形成されており、絵柄層はその印刷
インキ中に溶剤を含有しているため無延伸基材シートが
溶剤により侵されやすくなっていることにはなるが、絵
柄層は基材シートの片面にのみ形成されているだけで、
両面に形成されているわけではないので、未だクレージ
ングなどが発生しない状態であって、加飾シートとして
使用に耐え得るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記無延伸基
材シートの他面(前記絵柄層が形成されていない面)
は、無延伸基材シートの地肌が露出しているため、この
無延伸基材シートの他面に手油、化粧品、薬剤などがつ
いた場合、無延伸基材シートの絵柄層が形成された側か
ら侵食されやすくなっている状態との相乗効果によっ
て、加飾シートにクレージング、白化、変形などがさら
に起こりやすくなっていた。また、無延伸基材シートの
地肌が露出しないようにするために、架橋硬化層を印刷
により形成するという考えもあるが、架橋硬化層を印刷
で形成する以上、やはり、架橋硬化層自体の溶剤によっ
て、無延伸基材シートにクレージングや白化などがさら
に起りやすくなることには変りはない。また、無延伸基
材シートは印刷時にかかる熱とテンションとによって無
延伸基材シートに無用な延伸が発生していた。このた
め、絵柄層の絵柄が歪んだり見当が合わなかったりして
いた。
材シートの他面(前記絵柄層が形成されていない面)
は、無延伸基材シートの地肌が露出しているため、この
無延伸基材シートの他面に手油、化粧品、薬剤などがつ
いた場合、無延伸基材シートの絵柄層が形成された側か
ら侵食されやすくなっている状態との相乗効果によっ
て、加飾シートにクレージング、白化、変形などがさら
に起こりやすくなっていた。また、無延伸基材シートの
地肌が露出しないようにするために、架橋硬化層を印刷
により形成するという考えもあるが、架橋硬化層を印刷
で形成する以上、やはり、架橋硬化層自体の溶剤によっ
て、無延伸基材シートにクレージングや白化などがさら
に起りやすくなることには変りはない。また、無延伸基
材シートは印刷時にかかる熱とテンションとによって無
延伸基材シートに無用な延伸が発生していた。このた
め、絵柄層の絵柄が歪んだり見当が合わなかったりして
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載したよう
に、熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シ
ートの一面に、少なくとも架橋硬化層を含む転写層が転
写法によって形成され、他面に少なくとも絵柄層を含む
印刷層が印刷によって形成されている加飾シートとし
た。請求項2に記載したように、熱可塑性樹脂よりなり
透明性を有する無延伸基材シートの一面に、少なくとも
架橋硬化層、絵柄層を含む転写層が転写法によって形成
されている加飾シートとした。請求項3に記載したよう
に、前記無延伸基材シートが、ポリカーボネート樹脂、
アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアク
リロニトリル樹脂、アクリル樹脂の単体またはこれらの
複合物からなる加飾シートとした。請求項4に記載した
ように、2軸延伸基材シートの表面に少なくとも架橋硬
化層を転写層として形成して転写箔を作る工程、この転
写箔を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延
伸基材シートの一面に転写層を接着する工程、その他面
に印刷により絵柄層を形成する工程、2軸延伸基材シー
トを剥離する工程、を少なくとも有する加飾シートの製
造方法とした。請求項5に記載したように、2軸延伸基
材シートの表面に少なくとも架橋硬化層、絵柄層を転写
層として形成して転写箔を作る工程、この転写箔を用い
て熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シー
トの一面に転写層を接着する工程、2軸延伸基材シート
を剥離する工程、を少なくとも有する加飾シートの製造
方法とした。請求項6に記載したように、上記加飾シー
トを予備成形し、その予備成形された加飾シートを射出
成形用金型内に装着し、射出成形と同時に射出成形品と
一体化接着させる成形同時加飾品の製造方法とした。
に、熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シ
ートの一面に、少なくとも架橋硬化層を含む転写層が転
写法によって形成され、他面に少なくとも絵柄層を含む
印刷層が印刷によって形成されている加飾シートとし
た。請求項2に記載したように、熱可塑性樹脂よりなり
透明性を有する無延伸基材シートの一面に、少なくとも
架橋硬化層、絵柄層を含む転写層が転写法によって形成
されている加飾シートとした。請求項3に記載したよう
に、前記無延伸基材シートが、ポリカーボネート樹脂、
アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアク
リロニトリル樹脂、アクリル樹脂の単体またはこれらの
複合物からなる加飾シートとした。請求項4に記載した
ように、2軸延伸基材シートの表面に少なくとも架橋硬
化層を転写層として形成して転写箔を作る工程、この転
写箔を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延
伸基材シートの一面に転写層を接着する工程、その他面
に印刷により絵柄層を形成する工程、2軸延伸基材シー
トを剥離する工程、を少なくとも有する加飾シートの製
造方法とした。請求項5に記載したように、2軸延伸基
材シートの表面に少なくとも架橋硬化層、絵柄層を転写
層として形成して転写箔を作る工程、この転写箔を用い
て熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シー
トの一面に転写層を接着する工程、2軸延伸基材シート
を剥離する工程、を少なくとも有する加飾シートの製造
方法とした。請求項6に記載したように、上記加飾シー
トを予備成形し、その予備成形された加飾シートを射出
成形用金型内に装着し、射出成形と同時に射出成形品と
一体化接着させる成形同時加飾品の製造方法とした。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)この発明の加飾シート1に
ついて説明する(図1参照)。無延伸基材シート2は、
熱可塑性樹脂よりなり透明性を有するものである。この
無延伸基材シートは、印刷層を設けない状態の延伸倍率
が1.1倍以下のものである。延伸倍率とは、押出機で
押出した時点でのシートの寸法に対し、機械的に引張っ
た後の寸法の比率である。無延伸基材シート2として
は、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロニトリル
ブタジエンスチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル樹
脂(PVC)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PB
T)、ポリアクリロニトリル樹脂(PAN)、アクリル
樹脂、ポリスチレン樹脂(PS)の単体またはこれらの
複合物よりなる透明性を有するものがある。この発明に
おいて複合物とは、例えば、前記単体の樹脂を複数混合
して一枚のシートとしたものや、前記単体の樹脂で一枚
のシートを得、別の単体の樹脂で一枚の別のシートを
得、これら2枚のシートを積層して積層シートとしたも
のがある。透明性とは、透明または半透明の性質をい
う。半透明とは、無延伸基材シートの裏面に絵柄を印刷
で形成したときにこの絵柄が無延伸基材シート2を通し
て認識できるものをいう。透明性は、着色されているが
向こう側を透かして見えるものを意味する場合もある。
無延伸基材シート2の厚みとしては、0.05〜0.2
mm(50〜200μm)のものがある。無延伸基材シ
ート2に転写層を形成する際には、無延伸基材シートに
は約80〜220℃の熱が加えられるので、無延伸基材
シート2としては耐熱性のあるものが好ましい。耐熱性
のあるものとして特に好ましい材質は、ポリカーボネー
ト樹脂(PC)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(P
BT)およびこれらのアロイなどがある。無延伸基材シ
ート2は、マット剤などの添加剤を混入したものでもよ
い。
ついて説明する(図1参照)。無延伸基材シート2は、
熱可塑性樹脂よりなり透明性を有するものである。この
無延伸基材シートは、印刷層を設けない状態の延伸倍率
が1.1倍以下のものである。延伸倍率とは、押出機で
押出した時点でのシートの寸法に対し、機械的に引張っ
た後の寸法の比率である。無延伸基材シート2として
は、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロニトリル
ブタジエンスチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル樹
脂(PVC)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PB
T)、ポリアクリロニトリル樹脂(PAN)、アクリル
樹脂、ポリスチレン樹脂(PS)の単体またはこれらの
複合物よりなる透明性を有するものがある。この発明に
おいて複合物とは、例えば、前記単体の樹脂を複数混合
して一枚のシートとしたものや、前記単体の樹脂で一枚
のシートを得、別の単体の樹脂で一枚の別のシートを
得、これら2枚のシートを積層して積層シートとしたも
のがある。透明性とは、透明または半透明の性質をい
う。半透明とは、無延伸基材シートの裏面に絵柄を印刷
で形成したときにこの絵柄が無延伸基材シート2を通し
て認識できるものをいう。透明性は、着色されているが
向こう側を透かして見えるものを意味する場合もある。
無延伸基材シート2の厚みとしては、0.05〜0.2
mm(50〜200μm)のものがある。無延伸基材シ
ート2に転写層を形成する際には、無延伸基材シートに
は約80〜220℃の熱が加えられるので、無延伸基材
シート2としては耐熱性のあるものが好ましい。耐熱性
のあるものとして特に好ましい材質は、ポリカーボネー
ト樹脂(PC)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(P
BT)およびこれらのアロイなどがある。無延伸基材シ
ート2は、マット剤などの添加剤を混入したものでもよ
い。
【0006】架橋硬化層3は、無延伸基材シート2の一
面を溶剤や薬品などによる侵食から保護する層である。
また、架橋硬化層3は透明性を有する。絵柄層を透かし
て見るようにするためである。架橋硬化層3の材質とし
ては、架橋硬化型のアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂などがある。架橋硬化層3は、上記無延伸基材シ
ート2の一面に印刷層として直接形成されるものではな
く、間接的に形成されるものである。つまり、架橋硬化
層3は、一旦、2軸延伸基材シート4に転写層の一構成
層として印刷により形成された後に、上記無延伸基材シ
ート2の一面に転写される層である。これにより、転写
層を無延伸基材シート2の一面に形成する際には溶剤は
不要となるので、無延伸基材シート2に架橋硬化層3の
溶剤が付着してクレージングなどが発生することがなく
なる。架橋硬化型のアクリル樹脂としては、アクリルポ
リオールをイソシアネートで架橋硬化させる2液硬化型
樹脂や、シランカップリング剤で架橋硬化させる2液硬
化型樹脂などを使用するとよい。架橋硬化層3の材質と
しては、電離放射線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂でもよ
い。電離線硬化性樹脂としては、分子中にラジカル重合
性不飽和結合を有するポリマーやオリゴマー、例えば、
ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートなど
がある。電離放射線硬化性樹脂を硬化させるタイミング
は、加飾シートの製造工程中において行なってもよい
し、加飾シートを予備成形し、その予備成形された加飾
シートを射出成形品に一体化接着させた後に行なっても
よい。熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などがあ
る。架橋硬化層3の厚みとしては、0.8〜10×10
−3mm(0.8〜10ミクロン)のものがある。架橋
硬化層3を半透明とするために艶消し剤(マット剤)な
どを添加してもよい。
面を溶剤や薬品などによる侵食から保護する層である。
また、架橋硬化層3は透明性を有する。絵柄層を透かし
て見るようにするためである。架橋硬化層3の材質とし
ては、架橋硬化型のアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂などがある。架橋硬化層3は、上記無延伸基材シ
ート2の一面に印刷層として直接形成されるものではな
く、間接的に形成されるものである。つまり、架橋硬化
層3は、一旦、2軸延伸基材シート4に転写層の一構成
層として印刷により形成された後に、上記無延伸基材シ
ート2の一面に転写される層である。これにより、転写
層を無延伸基材シート2の一面に形成する際には溶剤は
不要となるので、無延伸基材シート2に架橋硬化層3の
溶剤が付着してクレージングなどが発生することがなく
なる。架橋硬化型のアクリル樹脂としては、アクリルポ
リオールをイソシアネートで架橋硬化させる2液硬化型
樹脂や、シランカップリング剤で架橋硬化させる2液硬
化型樹脂などを使用するとよい。架橋硬化層3の材質と
しては、電離放射線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂でもよ
い。電離線硬化性樹脂としては、分子中にラジカル重合
性不飽和結合を有するポリマーやオリゴマー、例えば、
ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートなど
がある。電離放射線硬化性樹脂を硬化させるタイミング
は、加飾シートの製造工程中において行なってもよい
し、加飾シートを予備成形し、その予備成形された加飾
シートを射出成形品に一体化接着させた後に行なっても
よい。熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などがあ
る。架橋硬化層3の厚みとしては、0.8〜10×10
−3mm(0.8〜10ミクロン)のものがある。架橋
硬化層3を半透明とするために艶消し剤(マット剤)な
どを添加してもよい。
【0007】尚、架橋硬化層3が無延伸基材シート2に
対して接着性がない場合は、架橋硬化層3の上に接着層
を形成してもよい(図示せず)。つまり、2軸延伸基材
シート/架橋硬化層/接着層の3層構成の転写箔とする
のである。この転写箔の接着層を無延伸基材シート上に
接着して、転写箔の2軸延伸基材シートを剥離すると、
無延伸基材シート/接着層/架橋硬化層の配列となる。
接着層としては、無延伸基材シートの素材に適した感熱
性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用するとよい。たとえ
ば、無延伸基材シートの材質がポリカーボネート樹脂の
場合はポリエステル系樹脂などを使用すればよい。ま
た、無延伸基材シートの材質がアクリロニトリルブタジ
エンスチレン樹脂の場合は、同材質のアクリロニトリル
ブタジエンスチレン系樹脂などを使用すればよい。さら
に、無延伸基材シートの材質がポリ塩化ビニル樹脂の場
合は、ビニル系樹脂などを使用すればよい。接着層の形
成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、
コンマコート法などのコート法、グラビアコート法、ス
クリーン印刷法などの印刷法がある。接着層の乾燥膜厚
は、2〜10×10−3mm(2〜10μm)とするの
が一般的である。接着層は、絵柄層を透かして見るよう
にするために、透明性を有するとよい。
対して接着性がない場合は、架橋硬化層3の上に接着層
を形成してもよい(図示せず)。つまり、2軸延伸基材
シート/架橋硬化層/接着層の3層構成の転写箔とする
のである。この転写箔の接着層を無延伸基材シート上に
接着して、転写箔の2軸延伸基材シートを剥離すると、
無延伸基材シート/接着層/架橋硬化層の配列となる。
接着層としては、無延伸基材シートの素材に適した感熱
性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用するとよい。たとえ
ば、無延伸基材シートの材質がポリカーボネート樹脂の
場合はポリエステル系樹脂などを使用すればよい。ま
た、無延伸基材シートの材質がアクリロニトリルブタジ
エンスチレン樹脂の場合は、同材質のアクリロニトリル
ブタジエンスチレン系樹脂などを使用すればよい。さら
に、無延伸基材シートの材質がポリ塩化ビニル樹脂の場
合は、ビニル系樹脂などを使用すればよい。接着層の形
成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、
コンマコート法などのコート法、グラビアコート法、ス
クリーン印刷法などの印刷法がある。接着層の乾燥膜厚
は、2〜10×10−3mm(2〜10μm)とするの
が一般的である。接着層は、絵柄層を透かして見るよう
にするために、透明性を有するとよい。
【0008】絵柄層5は、無延伸基材シート2の他面
に、溶剤を用いた印刷インキにて形成する(図3参
照)。この場合、無延伸基材シート2の他面に溶剤を用
いた印刷インキにて形成することで溶剤が付着したとし
ても、無延伸基材シート2の一面に形成される架橋硬化
層3は転写層であるため、一面又は他面のうち少なくと
も一方は溶剤が付着しないようにすることができる。こ
のため、無延伸基材シート2全体としてはクレージン
グ、白化、変形などが発生しない。または、絵柄層5
は、上記無延伸基材シート2の他面に印刷層として直接
形成されるものではなく、間接的に形成されるものであ
ってもよい。つまり、絵柄層5は、一旦、2軸延伸基材
シート4に転写層の一構成層として印刷により形成され
た後に、上記無延伸基材シート2の他面に転写される層
であってもよい(図8参照)。これにより、無延伸基材
シート2の両面とも溶剤が付着することがなくなる。絵
柄層5の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の
顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用
いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印
刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の
印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現
を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適し
ている。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロ
ールコート法、コンマコート法などのコート法を採用す
ることもできる。印刷層は、表現したい図柄に応じて、
全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。ま
た、絵柄層5は、印刷層と金属薄膜層とを組み合わせた
ものでもよい。金属薄膜層は、金属光沢のある絵柄層5
とするためのものであり、真空蒸着法、スパッターリン
グ法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成す
る。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミ
ニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、
インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、こ
れらの合金又は化合物を使用する。なお、金属薄膜層を
設ける際に、転写層の他の構成層と金属薄膜層との密着
性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を
設けてもよい。前アンカー層および後アンカー層の材質
としては、2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹
脂、メラミン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、塩素
含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、ポリアクリル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂樹脂な
どを使用するとよい。前アンカー層および後アンカー層
の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート
法、コンマコート法などのコート法、グラビアコート
法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。金属薄膜層
の膜厚は、200〜800×10−3mm(オングスト
ローム)とするのが一般的である。
に、溶剤を用いた印刷インキにて形成する(図3参
照)。この場合、無延伸基材シート2の他面に溶剤を用
いた印刷インキにて形成することで溶剤が付着したとし
ても、無延伸基材シート2の一面に形成される架橋硬化
層3は転写層であるため、一面又は他面のうち少なくと
も一方は溶剤が付着しないようにすることができる。こ
のため、無延伸基材シート2全体としてはクレージン
グ、白化、変形などが発生しない。または、絵柄層5
は、上記無延伸基材シート2の他面に印刷層として直接
形成されるものではなく、間接的に形成されるものであ
ってもよい。つまり、絵柄層5は、一旦、2軸延伸基材
シート4に転写層の一構成層として印刷により形成され
た後に、上記無延伸基材シート2の他面に転写される層
であってもよい(図8参照)。これにより、無延伸基材
シート2の両面とも溶剤が付着することがなくなる。絵
柄層5の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の
顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用
いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印
刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の
印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現
を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適し
ている。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロ
ールコート法、コンマコート法などのコート法を採用す
ることもできる。印刷層は、表現したい図柄に応じて、
全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。ま
た、絵柄層5は、印刷層と金属薄膜層とを組み合わせた
ものでもよい。金属薄膜層は、金属光沢のある絵柄層5
とするためのものであり、真空蒸着法、スパッターリン
グ法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成す
る。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミ
ニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、
インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、こ
れらの合金又は化合物を使用する。なお、金属薄膜層を
設ける際に、転写層の他の構成層と金属薄膜層との密着
性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を
設けてもよい。前アンカー層および後アンカー層の材質
としては、2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹
脂、メラミン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、塩素
含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、ポリアクリル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂樹脂な
どを使用するとよい。前アンカー層および後アンカー層
の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート
法、コンマコート法などのコート法、グラビアコート
法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。金属薄膜層
の膜厚は、200〜800×10−3mm(オングスト
ローム)とするのが一般的である。
【0009】尚、無延伸基材シートの他面に絵柄層5を
直接形成する場合、絵柄層5の材質として射出成形品と
の接着性がないものを使用するときには、接着層6を絵
柄層5上に形成することができる(図1参照)。
直接形成する場合、絵柄層5の材質として射出成形品と
の接着性がないものを使用するときには、接着層6を絵
柄層5上に形成することができる(図1参照)。
【0010】接着層6は、射出成形品に上記の各層を接
着するものである。接着層6としては、射出成形品の素
材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用す
る。たとえば、射出成形品の材質がポリアクリル系樹脂
の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、射
出成形品の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体
系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これら
の樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さ
らに、射出成形品の材質がポリプロピレン樹脂の場合
は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂
が使用可能である。接着層6の形成方法としては、グラ
ビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などの
コート法、グラビアコート法、スクリーン印刷法などの
印刷法がある。接着層6としては、接着性のあるシート
からなるものであって、絵柄層5上にラミネートして形
成されたものであってもよい。ラミネートによって形成
された接着層の厚みは0.05〜0.8mmのものがあ
る。接着性のあるシートの材質はアクリルブタジエンス
チレン樹脂(ABS)、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体
樹脂(塩ビ)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂などが使用できる。
着するものである。接着層6としては、射出成形品の素
材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用す
る。たとえば、射出成形品の材質がポリアクリル系樹脂
の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、射
出成形品の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体
系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これら
の樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さ
らに、射出成形品の材質がポリプロピレン樹脂の場合
は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂
が使用可能である。接着層6の形成方法としては、グラ
ビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などの
コート法、グラビアコート法、スクリーン印刷法などの
印刷法がある。接着層6としては、接着性のあるシート
からなるものであって、絵柄層5上にラミネートして形
成されたものであってもよい。ラミネートによって形成
された接着層の厚みは0.05〜0.8mmのものがあ
る。接着性のあるシートの材質はアクリルブタジエンス
チレン樹脂(ABS)、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体
樹脂(塩ビ)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂などが使用できる。
【0011】(2)この発明の加飾シートの製造方法の
一例について説明する。まず、2軸延伸基材シート4の
表面に少なくとも架橋硬化層3を転写層として形成し転
写箔を作り、その転写箔を用いて熱可塑性樹脂からなり
透明性を有する無延伸基材シート2の一面に転写層を接
着する(図2参照)。2軸延伸基材シート4としては、
厚みは0.016〜0.05mm(16〜50μm)が
ある。転写後に廃棄されるためなるべく薄い方が好まし
いからである。2軸延伸基材シート4としては、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリアクリレー
ト樹脂、ポリプロピレン樹脂(OPP)などがあるが、
コストが安く、シートの表面平滑度がよいPETが好ま
しい。転写箔を用いて無延伸基材シートの一面に転写層
を接着するには、例えば、無延伸基材シート2の一面
に、前記転写箔の架橋硬化層3または接着層を密着さ
せ、耐熱ゴム状弾性体(例えばシリコンラバー)を備え
たロール転写機、アップダウン転写機などの転写機を用
い、温度80〜260℃程度、圧力490〜1960N
/m2(50〜200kg/m2)程度の条件に設定し
た耐熱ゴム状弾性体を介して転写箔の2軸延伸基材シー
ト側から熱と圧力とを加えればよい。転写箔を無延伸基
材シート2に接着させるには、熱ラミネート法により行
なってもよい。つまり、転写箔の表面に溶融状態の無延
伸基材シート2を連続的に押し出して固化させるのであ
る。なお、この段階で、2軸延伸基材シート4を剥離し
ても剥離しなくてもよい。
一例について説明する。まず、2軸延伸基材シート4の
表面に少なくとも架橋硬化層3を転写層として形成し転
写箔を作り、その転写箔を用いて熱可塑性樹脂からなり
透明性を有する無延伸基材シート2の一面に転写層を接
着する(図2参照)。2軸延伸基材シート4としては、
厚みは0.016〜0.05mm(16〜50μm)が
ある。転写後に廃棄されるためなるべく薄い方が好まし
いからである。2軸延伸基材シート4としては、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリアクリレー
ト樹脂、ポリプロピレン樹脂(OPP)などがあるが、
コストが安く、シートの表面平滑度がよいPETが好ま
しい。転写箔を用いて無延伸基材シートの一面に転写層
を接着するには、例えば、無延伸基材シート2の一面
に、前記転写箔の架橋硬化層3または接着層を密着さ
せ、耐熱ゴム状弾性体(例えばシリコンラバー)を備え
たロール転写機、アップダウン転写機などの転写機を用
い、温度80〜260℃程度、圧力490〜1960N
/m2(50〜200kg/m2)程度の条件に設定し
た耐熱ゴム状弾性体を介して転写箔の2軸延伸基材シー
ト側から熱と圧力とを加えればよい。転写箔を無延伸基
材シート2に接着させるには、熱ラミネート法により行
なってもよい。つまり、転写箔の表面に溶融状態の無延
伸基材シート2を連続的に押し出して固化させるのであ
る。なお、この段階で、2軸延伸基材シート4を剥離し
ても剥離しなくてもよい。
【0012】次に、2軸延伸基材シート4が転写層を介
して積層している無延伸基材シート2の他面に印刷によ
り絵柄層5を形成し(図3参照)、未だ2軸延伸基材シ
ート2を剥離していない場合は、2軸延伸基材シート2
を剥離する(図4参照)。絵柄層5を形成するときには
2軸延伸基材シート4を剥離せずに無延伸基材シートに
積層させておくことにより、印刷時の熱やテンションに
よる無延伸基材シートの無用な延伸を防止することがで
きるのである。以上のようにして加飾シートが完成す
る。なお、加飾シート1の架橋硬化層3を架橋硬化させ
る工程は、無延伸基材シート2の一面に転写層として形
成されてから絵柄層5の形成までの間におこなってもよ
い。あるいは、絵柄層5の形成後に行なってもよい。架
橋硬化層3を架橋硬化させる方法としては、加飾シート
1を紫外線照射炉や電子線照射炉の中を通過させたりす
るとよい。
して積層している無延伸基材シート2の他面に印刷によ
り絵柄層5を形成し(図3参照)、未だ2軸延伸基材シ
ート2を剥離していない場合は、2軸延伸基材シート2
を剥離する(図4参照)。絵柄層5を形成するときには
2軸延伸基材シート4を剥離せずに無延伸基材シートに
積層させておくことにより、印刷時の熱やテンションに
よる無延伸基材シートの無用な延伸を防止することがで
きるのである。以上のようにして加飾シートが完成す
る。なお、加飾シート1の架橋硬化層3を架橋硬化させ
る工程は、無延伸基材シート2の一面に転写層として形
成されてから絵柄層5の形成までの間におこなってもよ
い。あるいは、絵柄層5の形成後に行なってもよい。架
橋硬化層3を架橋硬化させる方法としては、加飾シート
1を紫外線照射炉や電子線照射炉の中を通過させたりす
るとよい。
【0013】(3)この発明の成形同時加飾品の製造方
法について説明する。前記製造方法によって得られた加
飾シート1を予備成形し(図5参照)、その予備成形さ
れた加飾シート1を射出成形用金型内に装着し(図6参
照)、射出成形と同時に射出成形品と一体化接着させる
(図7参照)。つまり、まず、可動型7と固定型8とか
らなる射出成形用金型内に加飾シート1を送込む。枚葉
の加飾シート1を1枚づつ送り込んでもよいし、長尺の
加飾シート1のまま、切り取らずに必要部分のみを間欠
的に連続して送り込んでもよい。長尺の加飾シート1を
切り取らずに使用する場合、位置決め機構を有する送り
装置を使用して、加飾シート1の絵柄層5と射出成形用
金型との見当が一致するようにするとよい。また、加飾
シート1を間欠的に送り込む際に、転写箔の位置をセン
サーで検出した後に転写箔を可動型7と固定型8とで固
定するようにすれば、常に同じ位置で加飾シート1を固
定することができ、絵柄層5の位置ずれが生じないので
有利である。位置決めが完了した加飾シート1は、加熱
され、真空吸引されて、可動型7または固定型8の表面
の凹凸部に沿って変形する。枚葉の加飾シート1を1枚
づつ送り込む場合は、射出成形用金型内に送り込まれる
前に可動型7または固定型8の表面の凹凸部12に嵌ま
り込むように変形させてから(図5参照)、射出成形用
金型内に送り込み射出成形用金型の該凹凸部12に嵌め
込むこともできる。予備成形は、加飾シートを真空成
形、プレス成形などにより立体形状に変形させることに
より行なうとよい。射出成形用金型を閉じた後、固定型
8に設けた樹脂射出口9より成形樹脂10をキャビティ
内に射出充満させ、射出成形品11を形成するのと同時
にその面に加飾シート1を接着させる。射出成形品11
を冷却した後、射出成形用金型を開いて射出成形品11
を取り出す。加飾シート1の無延伸基材シート2は剥離
しない。成形樹脂10としては、耐熱ABS樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂、ポリプロピレン樹脂などがある。な
お、加飾シート1の架橋硬化層を架橋硬化させる工程
は、予備成形から射出成形までの間におこなってもよ
い。あるいは、射出成形品11と一体化接着させた後に
行なってもよい。
法について説明する。前記製造方法によって得られた加
飾シート1を予備成形し(図5参照)、その予備成形さ
れた加飾シート1を射出成形用金型内に装着し(図6参
照)、射出成形と同時に射出成形品と一体化接着させる
(図7参照)。つまり、まず、可動型7と固定型8とか
らなる射出成形用金型内に加飾シート1を送込む。枚葉
の加飾シート1を1枚づつ送り込んでもよいし、長尺の
加飾シート1のまま、切り取らずに必要部分のみを間欠
的に連続して送り込んでもよい。長尺の加飾シート1を
切り取らずに使用する場合、位置決め機構を有する送り
装置を使用して、加飾シート1の絵柄層5と射出成形用
金型との見当が一致するようにするとよい。また、加飾
シート1を間欠的に送り込む際に、転写箔の位置をセン
サーで検出した後に転写箔を可動型7と固定型8とで固
定するようにすれば、常に同じ位置で加飾シート1を固
定することができ、絵柄層5の位置ずれが生じないので
有利である。位置決めが完了した加飾シート1は、加熱
され、真空吸引されて、可動型7または固定型8の表面
の凹凸部に沿って変形する。枚葉の加飾シート1を1枚
づつ送り込む場合は、射出成形用金型内に送り込まれる
前に可動型7または固定型8の表面の凹凸部12に嵌ま
り込むように変形させてから(図5参照)、射出成形用
金型内に送り込み射出成形用金型の該凹凸部12に嵌め
込むこともできる。予備成形は、加飾シートを真空成
形、プレス成形などにより立体形状に変形させることに
より行なうとよい。射出成形用金型を閉じた後、固定型
8に設けた樹脂射出口9より成形樹脂10をキャビティ
内に射出充満させ、射出成形品11を形成するのと同時
にその面に加飾シート1を接着させる。射出成形品11
を冷却した後、射出成形用金型を開いて射出成形品11
を取り出す。加飾シート1の無延伸基材シート2は剥離
しない。成形樹脂10としては、耐熱ABS樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂、ポリプロピレン樹脂などがある。な
お、加飾シート1の架橋硬化層を架橋硬化させる工程
は、予備成形から射出成形までの間におこなってもよ
い。あるいは、射出成形品11と一体化接着させた後に
行なってもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明の加飾シートは、熱可塑性樹脂
よりなり透明性を有する無延伸基材シートの一面に、少
なくとも架橋硬化層を含む転写層が転写法によって形成
され、他面に少なくとも絵柄層を含む印刷層が印刷によ
って形成されている。したがって、印刷インキによる溶
剤が付着するのは、無延伸基材シートの片面のみで済む
ので、両面からの侵食を受けることがないため、加飾シ
ートは全体として使用に耐えられるものである。
よりなり透明性を有する無延伸基材シートの一面に、少
なくとも架橋硬化層を含む転写層が転写法によって形成
され、他面に少なくとも絵柄層を含む印刷層が印刷によ
って形成されている。したがって、印刷インキによる溶
剤が付着するのは、無延伸基材シートの片面のみで済む
ので、両面からの侵食を受けることがないため、加飾シ
ートは全体として使用に耐えられるものである。
【0015】また、この発明の加飾シートは、熱可塑性
樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シートの一面
に、少なくとも架橋硬化層、絵柄層を含む転写層が転写
法によって形成されている。したがって、無延伸基材シ
ートには、架橋硬化層の溶剤も絵柄層の溶剤も付着しな
いので、加飾シートとして使用に耐えられるものであ
る。
樹脂よりなり透明性を有する無延伸基材シートの一面
に、少なくとも架橋硬化層、絵柄層を含む転写層が転写
法によって形成されている。したがって、無延伸基材シ
ートには、架橋硬化層の溶剤も絵柄層の溶剤も付着しな
いので、加飾シートとして使用に耐えられるものであ
る。
【0016】また、この発明の加飾シートの製造方法
は、2軸延伸基材シートの表面に少なくとも架橋硬化層
を転写層として形成して転写箔を作る工程、この転写箔
を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基
材シートの一面に転写層を接着する工程、その他面に印
刷により絵柄層を形成する工程、2軸延伸基材シートを
剥離する工程、を少なくとも有する。したがって、絵柄
層の印刷時に無延伸基材シートに熱とテンションがかか
って引き伸ばされそうになっても、積層されている2軸
延伸基材シートが延伸抑制をするので、無用な延伸が発
生しない。このため、絵柄層の絵柄が歪んだり見当が合
わなかったりすることがない。しかも、この加飾シート
を接着一体化した成形品の表面には架橋硬化層が位置す
ることになるので、耐溶剤性、耐薬品性が付与された成
形同時加飾品を得ることができる。
は、2軸延伸基材シートの表面に少なくとも架橋硬化層
を転写層として形成して転写箔を作る工程、この転写箔
を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無延伸基
材シートの一面に転写層を接着する工程、その他面に印
刷により絵柄層を形成する工程、2軸延伸基材シートを
剥離する工程、を少なくとも有する。したがって、絵柄
層の印刷時に無延伸基材シートに熱とテンションがかか
って引き伸ばされそうになっても、積層されている2軸
延伸基材シートが延伸抑制をするので、無用な延伸が発
生しない。このため、絵柄層の絵柄が歪んだり見当が合
わなかったりすることがない。しかも、この加飾シート
を接着一体化した成形品の表面には架橋硬化層が位置す
ることになるので、耐溶剤性、耐薬品性が付与された成
形同時加飾品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加飾シートの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の加飾シートの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】この発明の加飾シートの製造方法の一工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】この発明の加飾シートの製造方法の一工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】この発明の加飾シートの実施例の一つを予備成
形した状態を示す断面図である。
形した状態を示す断面図である。
【図6】この発明の成形同時加飾品の製造方法の実施例
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
【図7】この発明の成形同時加飾品の製造方法によって
得られた成形同時加飾品の一例を示す断面図である。
得られた成形同時加飾品の一例を示す断面図である。
【図8】この発明の加飾シートの実施例の一つを断面図
である。
である。
1 加飾シート 2 無延伸基材シート 3 架橋硬化層 4 2軸延伸基材シート 5 絵柄層 6 接着層 7 可動型 8 固定型 9 樹脂射出口 10 成形樹脂 11 射出成形品 12 凹凸部
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01 AJ06 AK01A AK01B AK12A AK12J AK15A AK23 AK25A AK27A AK27J AK29A AK29J AK33 AK36 AK42A AK44 AK45A AK46 AK51 AK53 AK80A AL01A AL05A AR00C BA03 BA04 BA05 BA10A BA10B BA10C EC041 EC042 EC181 EC182 EH462 EH66 EJ912 GB08 GB32 GB48 HB31C JB01 JB07 JB12B JB16A JB20B JL01 JM02 JN01A 4F206 AA13 AA28 AD09 AH26 AH42 JA07 JB12 JB13
Claims (6)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無
延伸基材シートの一面に、少なくとも架橋硬化層を含む
転写層が転写法によって形成され、他面に少なくとも絵
柄層を含む印刷層が印刷によって形成されていることを
特徴とする加飾シート。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂よりなり透明性を有する無
延伸基材シートの一面に、少なくとも架橋硬化層、絵柄
層を含む転写層が転写法によって形成されていることを
特徴とする加飾シート。 - 【請求項3】 前記無延伸基材シートが、ポリカーボネ
ート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリアクリロニトリル樹脂、アクリル樹脂の単体ま
たはこれらの複合物からなる請求項1または2に記載の
加飾シート。 - 【請求項4】 2軸延伸基材シートの表面に少なくとも
架橋硬化層を転写層として形成して転写箔を作る工程、
この転写箔を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明性を有す
る無延伸基材シートの一面に転写層を接着する工程、そ
の他面に印刷により絵柄層を形成する工程、2軸延伸基
材シートを剥離する工程、を少なくとも有することを特
徴とする加飾シートの製造方法。 - 【請求項5】 2軸延伸基材シートの表面に少なくとも
架橋硬化層、絵柄層を転写層として形成して転写箔を作
る工程、この転写箔を用いて熱可塑性樹脂よりなり透明
性を有する無延伸基材シートの一面に転写層を接着する
工程、2軸延伸基材シートを剥離する工程、を少なくと
も有することを特徴とする加飾シートの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の加飾シ
ートを予備成形し、その予備成形された加飾シートを射
出成形用金型内に装着し、射出成形と同時に射出成形品
と一体化接着させることを特徴とする成形同時加飾品の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000395791A JP2002192660A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾品の製造方法 |
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JP2000395791A JP2002192660A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾品の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002192660A true JP2002192660A (ja) | 2002-07-10 |
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JP2000395791A Pending JP2002192660A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 加飾シートおよびその製造方法、成形同時加飾品の製造方法 |
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2000
- 2000-12-26 JP JP2000395791A patent/JP2002192660A/ja active Pending
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