JP2002152944A - 高電圧用電気接続箱 - Google Patents
高電圧用電気接続箱Info
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Abstract
生を防止する。 【解決手段】 最高電圧14Vあるいは28Vの電圧が
印加される低電圧系バスバーと、上記低電圧系バスバー
の印加電圧より大きい200V以下の電圧が印加される
高電圧系バスバーを電気接続箱に収容するもので、該電
気接続箱の内部には、上記低電圧系バスバーを収容する
ケースと、高電圧系バスバーを収容するケースとを収納
し、これらケースのいずれか一方あるいは並設する上記
両ケースの間にリレーを搭載し、該リレーの接点を高電
圧系バスバーに接続すると共に、該リレーのコイルは低
電圧系バスバーに接続している。
Description
る高電圧用電気接続箱に関するものである。
格電圧12Vで、最高電圧14Vのバッテリーが1台搭
載されており、該バッテリーから電気接続箱内のバスバ
ー等の回路に最高14Vの電圧が印加され、電気接続箱
の内部回路により電源の分配を行い、該内部回路と接続
した電線を介して自動車に搭載されている電装品を制御
すると共に、信号を送受信している。なお、トラックで
は一般に定格電圧24V、最高電圧28Vの電圧が回路
の印加される場合もある。
おり、かつ、1つの電装品への通電電流量が増大する傾
向で、例えば、ファンを駆動するための所要電力は従来
130ワットであったが、近年は260ワットとなって
いる。さらに、36V等の高電圧を必要とするエンジン
の吸排気装置や、電動パワーステアリング等は、定格1
2Vのバッテリー電源では作動できず、そのため、エン
ジンの駆動力で機械的に作動している。
増大に伴い電線径が太くなると共に、電装品の急増によ
り電線本数が増加し、電線束を結束したワイヤハーネス
の径も肥大化している。その結果、自動車に配索する電
線重量が増加する。また、上記エンジン吸排気装置のよ
うに、所要電力が大きいためバッテリーからの電源では
作動できず、機械的に作動させていると、細かい吸排気
の制御ができないと共に、燃費も悪くなり、その結果、
環境上も好ましくない。よって、従来、機械的なカムで
作動させていた上記電磁弁等もできるだけバッテリーか
らの電源で電動式とすることが好ましい。
されているバッテリーからの最高14Vの電圧と共に、
該電圧よりも高い電圧も印加できるように昇圧化を図る
と、所要電流量を低減でき、それに伴い電線径の細線化
と電線束(ワイヤハーネス)の細径化が図れ、電線重量
の低減を図ることができる。また、従来は機械的あるい
は油圧で作動していた上記エンジン吸排気装置やパワー
ステアリング等を電気制御でき、それに伴い、吸排気系
の細かい制御を可能とし、かつ、燃費を向上させ、環境
を良くすることができる。
力の大きな電動パワーステアリング、エンジン吸排気装
置、ファン等は42V程度の高電圧を印加することが好
ましい一方、電装部品の信号系やリレーのコイル等は一
般乗用車では従来通りの定格電力12V(最高電圧14
V)で印加することが好ましい。
に、最高電圧14Vの低電圧が印加された回路と、42
V程度の高電圧が印加された回路とを設けた場合、電位
差によるリーク電流が発生しやすい。また、42V等の
高電圧が印加された回路の間でもリーク電流が発生しや
すい問題がある。
ので、低電圧が印加される回路と、高電圧が印加される
回路とを設けた場合に、リーク電流の発生を防止するこ
とを課題としている。
め、本発明は、最高電圧14Vあるいは28Vの電圧が
印加される低電圧系バスバーと、上記低電圧系バスバー
の印加電圧より大きい200V以下の電圧が印加される
高電圧系バスバーを電気接続箱に収容するもので、 上
記電気接続箱の内部には、上記低電圧系バスバーを収容
するケースと、高電圧系バスバーを収容するケースとを
収納し、上記両ケースのいずれか一方あるいは並設する
上記両ケースの間にリレーを搭載し、該リレーの接点側
端子を高電圧系バスバーに接続すると共に、該リレーの
コイル側端子は低電圧系バスバーに接続していることを
特徴とする高電圧用電気接続箱を提供している。
高電圧系バスバーを収容したケースを左右に隣接して並
設する場合には、左右の両ケースの上部にリレーを跨が
るように搭載している。具体的には、左右いずれか一方
のケースにリレー収容部を設け、該リレー収容部を他方
のケースの外面に搭載させる構成としてもよい。このよ
うに、左右のケースに跨がるようにリレーを搭載し、リ
レーの端子のうち、コイル側および接点側の端子を夫々
所要のケースの端子穴を通して、ケース内に収容してい
る低電圧系バスバーと高電圧系バスバーとに直接あるい
は中継端子を介して接続している。
場合には、これら両ケースの間に低電圧系バスバーある
いは高電圧系バスバーとを架設し、上記いずれか一方の
収容ケースに搭載したリレーに、他方の収容ケースに収
容している低電圧系バスバーあるいは高電圧系バスバー
を接続している。即ち、低電圧系バスバーを収容したケ
ースの上部にリレーを搭載する場合は、高電圧系バスバ
ーを収容したケースから高電圧系バスバーを突出させて
低電圧系バスバーを収容したケースに挿入し、該バスバ
ーに設けたタブをリレーの接点側端子と接続している。
の上部にリレーを搭載する場合は、低電圧系バスバーを
収容したケースから低電圧系バスバーを突出させて高電
圧系バスバーを収容したケースに挿入し、該バスバーに
設けたタブをリレーのコイル側端子と接続している。
系バスバー、接点の他方を低電圧系バスバーに接続して
もよい。
系バスバーとは収容ケースを分けて配置すると、低電圧
系バスバーと高電圧系バスバーとの間にケースが存在す
るため、リークが発生するのを防止することできる。ま
た、リレーを介して高電圧系バスバーと低電圧系バスバ
ーとを接続していることにより、リークの発生を防止で
き、かつ、高電圧系回路のリレーのコイルとして低電圧
回路を用いることができる。
部に収容している。なお、低電圧系バスバーと高電圧系
バスバーとは必ずしも左右別ケースに収容する必要はな
く、1つのケース内に仕切壁を設けた左右両側部に収容
してもよい。
い。上記42Vとしているのは、一般乗用車において汎
用されている定格電圧12V(最高電圧14V)のバッ
テリーを3個直列に接続して用いれば、容易に42Vま
で昇圧できるからである。なお、最高電圧42Vのバッ
テリーを1個設けても良いことは言うまでもない。最高
電圧を42Vとしているのは、42Vを越えて50V近
くまで昇圧すると、誤って人が触れた場合に危険である
ことによる。また、本発明者がバスバーのタブに電線端
末に接続した端子を嵌合し、バスバーに高電圧を印加し
て塩水浸漬実験した結果、42Vまで昇圧しても、通電
する電気部品が簡単に溶損等を発生しなかったことによ
る。具体的には、42Vで連続8時間印加し、その後1
6時間印加を停止し、これを2回繰り返した状態でも、
発火や熔融現象が発生せず、3回目で熔融が発生じた。
よって、通常の自動車の使用状況から、42Vの高電圧
を印加しても問題がないことが確認されている。
参照して説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施形
態を示しており、まず、図1に概略的に示すように、本
発明を適用する乗用車は、エンジンルーム(X)に搭載
したエンジンEを走行用および発電用に用いているエン
ジン自動車であり、上記エンジンルーム(X)に低電圧
用バッテリー1と高電圧用バッテリー2とを搭載してい
る。上記低電圧用バッテリー1は汎用されている定格電
圧12V、最高電圧14Vの1つのバッテリーからな
る。上記高電圧用バッテリー2は上記バッテリーと同様
な定格電圧12Vの3つのバッテリー2a、2b、2c
を直列に接続して最高電圧42Vとしている。なお、最
高電圧42Vの1つのバッテリーを用いても良いことは
いうまでもない。
合によってはエンジンルーム内)に搭載するジャンクシ
ョンボックスからなる電気接続箱3内に収容した低電圧
系バスバー10に接続して低電圧(最高電圧14V)を
印加している。また、上記高電圧用バッテリー2は上記
電気接続箱3内に収容している高電圧系バスバー11に
接続して高電圧(最高電圧42V)を印加している。
上記低電圧系バスバー10を収容したケース5と高電圧
系統バスバー11を収容したケース6とをカバー7内に
収容した構造としている。上記ケース5と6とはその側
壁5aと6aとを当接させて左右に隣接配置しており、
上面5b、6bの隣接境界線上にはリレー20を跨いた
状態で搭載するようにし、上面5b、6bにはリレー端
子挿入用の端子穴5c、6cを設けている。
圧系バスバー10とを積層配置し、また、ケース6の内
部にも絶縁板12と高電圧系バスバー11とを積層配置
し、上記リレー20の端子との接続用に、上記バスバー
10、11にタブ10a、11aを設けて、夫々中継端
子15、16を嵌合させている。
a、20bを端子穴6cに挿入して高電圧系バスバー1
1と接続し、コイル側の2つの端子20c、20dは端
子穴5cに挿入して低電圧系バスバー10と接続してい
る。これにより、高電圧系回路の開閉をリレーで行い、
このリレーのコイルとして低電圧回路を用いている。
の側壁5a、6aにより低電圧系バスバー10と高電圧
系バスバー11とは遮断されて、リーク電流の発生を防
止できる。かつ、リレー20を介して予め低電圧回路と
高電圧回路とを導通していることにより、リーク電流の
発生を防止できる。さらに、リレー20のコイル側を低
電圧回路側としていることによりコイル側での過熱を防
止できる。
面にリレー収容部30を設け、該リレー収容部30を他
方のケース6側に予め突出させておき、ケース5と6と
を隣接配置した状態で、リレー収容部30の半側部をケ
ース6上に位置させている。
カバー(図示せず)の内部に、低電圧系バスバー10を
収容したケース5と高電圧系バスバー11を収容したケ
ース6とを隙間をあけて分離して配置している。上記低
電圧系バスバー10を収容したケース5の上面にリレー
30を搭載しており、該リレー30のコイル側端子はケ
ース5内の低電圧系バスバー10と接続している。ま
た、高電圧系バスバー11を収容したケース6より高電
圧系バスバー11を突出させてケース5内に挿入し、該
高電圧系バスバー11にリレー30の接点側端子を接続
している。
と同様に 低電圧系バスバー10を収容したケース5と
高電圧系バスバー11を収容したケース6とを隙間をあ
けて分離して配置している。上記高電圧系バスバー11
を収容したケース6の上面にリレー30を搭載してお
り、該リレー30の接点側端子をケース6内の高電圧系
バスバー11と接続している。また、低電圧系バスバー
10を収容したケース5より低電圧系バスバー10を突
出させてケース6内に挿入し、該低電圧系バスバー11
にリレー30のコイル側端子を接続している。
と、リークの発生をより確実に防止することができる。
なお、リレー30を搭載する側のケース5あるいは6に
は、ケース上面にリレー収容部を設け、該リレー収容部
にリレー30を嵌合させていもよい。
が搭載される一般乗用車に関するものであるが、乗用車
でも最高28Vの電圧がバスバーに印加される場合や、
トラックでは28Vの最高電圧がバスバーに印加される
場合には、28Vの電圧が印加されるバスバーを上記低
電圧系バスバーとし、42Vの電圧が印加されるバスバ
ーを上記高電圧系バスバーとして区別し、上記実施形態
と同様の構成として電気接続箱内に配置する。
ものではなく、高電圧系バスバー11に最高電圧を42
V印加しているが、安全性の確保を十分に行えれば、4
2Vより大きく、200Vに達するまでの高電圧を印加
しても良いことは言うまでもない。
によれば、電流量を低減して電線の細線化およびワイヤ
ハーネスの肥大化防止のために、昇圧化を図り、低電圧
系バスバーと高電圧系バスバーとが電気接続箱の内部に
収容した場合において、該電気接続箱の内部で、低電圧
系バスバーと高電圧系バスバーとを左右ケースに分けて
配置していることにより、異なる電圧が印加されるバス
バー間でのリーク電流発生を防止することができる。
バーとをリレーを介して接続して、高電圧回路をリレー
で開閉し、該リレーのコイルとして低電圧回路を利用し
ているため、低電圧回路と高電圧回路とがリレーで接続
されて、リーク電流の発生を防止できる。かつ、リレー
のコイルとして高電圧系回路を用いなくとも良くなり、
コイルにおける過熱を防止できる。
である。
(B)はリレー接続状態の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 最高電圧14Vあるいは28Vの電圧が
印加される低電圧系バスバーと、上記低電圧系バスバー
の印加電圧より大きい200V以下の電圧が印加される
高電圧系バスバーを電気接続箱に収容するもので、 上記電気接続箱の内部には、上記低電圧系バスバーを収
容するケースと、高電圧系バスバーを収容するケースと
を収納し、 上記両ケースのいずれか一方あるいは並設する上記両ケ
ースの間にリレーを搭載し、該リレーの接点側端子を高
電圧系バスバーに接続すると共に、該リレーのコイル側
端子は低電圧系バスバーに接続していることを特徴とす
る高電圧用電気接続箱。 - 【請求項2】 上記両ケースを離して配置し、これら両
ケースの間に低電圧系バスバーあるいは高電圧系バスバ
ーを架設し、上記いずれか一方の収容ケースに搭載した
リレーに、他方の収容ケースに収容している低電圧系バ
スバーあるいは高電圧系バスバーを接続している請求項
1に記載の高電圧用電気接続箱。 - 【請求項3】 上記高電圧は42Vである請求項1また
は請求項2に記載の高電圧用電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000347047A JP2002152944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 高電圧用電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000347047A JP2002152944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 高電圧用電気接続箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002152944A true JP2002152944A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18820835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000347047A Pending JP2002152944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 高電圧用電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002152944A (ja) |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000347047A patent/JP2002152944A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050901 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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