JP2002053577A - 新規n−トリアゾリルメチル−ピペラジン誘導体、その製造方法および中間生成物、および前記誘導体を含有する医薬品 - Google Patents
新規n−トリアゾリルメチル−ピペラジン誘導体、その製造方法および中間生成物、および前記誘導体を含有する医薬品Info
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Abstract
改善された作用特性を有する新規作用物質を提供する。 【解決手段】 一般式I 【化1】 [式中R1、R2およびR3は発明の詳細な説明に記載
した意味を有する]の新規N−トリアゾリルメチル−ピ
ペラジン誘導体である。 【効果】 前記化合物は胃腸域の機能性および炎症性障
害の治療に適当である。
Description
造の窒素においてトリアゾリルメチル基により置換され
ている、ニューロキニンレセプター拮抗的活性の2−イ
ンドリルメチル−ピペラジン誘導体に関する。さらに本
発明は、これら新規N−トリアゾリルメチル−ピペラジ
ン誘導体を含有する医薬品に関する。さらに本発明は、
新規ピペラジン誘導体の製造方法ならびにこの方法の中
間生成物に関する。
明の化合物に対し構造的に類似の、一般にタチキニン、
ニューロキニンAまたはニューロキニンBに対し拮抗的
に作用する一般的性質が書き加えられおよび中枢神経系
(=ZNS)に影響を与えることのできる化合物は公知
である。
化合物に対し異なる置換パターンを有し、ニューロキニ
ンレセプター拮抗的性質を有する2−インドリルメチル
−ピペラジン誘導体が記載される。
本発明の化合物に対し異なる置換パターンを有し、一般
にタチキニン、ニューロキニンAまたはニューロキニン
Bに対し拮抗的に作用する性質が書き加えられおよびZ
NSに影響を与えるのに適当と見なされる他の2−イン
ドリルメチル−ピペラジン誘導体が公知である。
いる課題は、ニューロキニン(=NK)レセプター拮抗
的性質および殊に胃腸域の機能性および炎症性障害のよ
うな末梢障害の治療のために適当である改善された作用
特性を有する新規作用物質を提供することである。
の新規N−トリアゾリルメチル−ピペラジン誘導体は特
異なNK−1−レセプター拮抗的性質により優れおよび
その作用をとくに末梢領域において発揮することが判明
した。それに応じて、本発明による化合物群はNK−1
により誘発される末梢障害の治療のため、殊に胃腸域の
機能性および炎症性障害の治療のために適当であると思
われる。
味し、R2は低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級
アルキル、低級アルコキシカルボニル低級アルキル、場
合により低級アルキルにより1回または2回置換され、
場合により1〜2個の二重結合を有する、5〜6個の環
原子を有するシクロ(ヘテロ)アルキル、場合により
(ヘテロ)フェニル環においてハロゲン、低級アルキル
および/または低級アルコキシにより1回または2回置
換され、その低級アルキル鎖が場合により低級アルキル
またはスピロ−C4〜C5アルキレンにより1回または
2回置換されている(ヘテロ)フェニル低級アルキル、
またはフェニル環において場合によりハロゲン、低級ア
ルキルおよび/または低級アルコキシにより1回または
2回置換されたフェニル低級アルコキシを意味しおよび
R3は低級アルキル、低級アルコキシカルボニル低級ア
ルキルまたは場合により低級アルキルにより1回または
2回置換された、5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘ
テロ)アルキルを意味するか、またはR2およびR
3は、それが結合している窒素と一緒に式a
接炭素と一緒に基aの3位に形成されるメチレンまたは
メチリデンを意味し、nは1〜3の整数を意味し、R4
は水素、低級アルキル、低級アルコキシ低級アルキル、
低級アルコキシカルボニル、低級アルコキシカルボニル
低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、場
合によりハロゲン、低級アルキルおよび/または低級ア
ルコキシにより1回または2回置換された(ヘテロ)フ
ェニル、場合により(ヘテロ)フェニル環においてハロ
ゲン、低級アルキルおよび/または低級アルコキシによ
り1回または2回置換された、その低級アルキル鎖が場
合により低級アルキルにより1回または2回置換されて
いる(ヘテロ)フェニル低級アルキル、5〜6個の環原
子を有するシクロ(ヘテロ)アルキルまたはそのシクロ
(ヘテロ)アルキル基が5〜6個の環原子を有するシク
ロ(ヘテロ)アルキル低級アルキルを意味しおよびR5
は水素、低級アルキルまたは低級アルコキシ低級アルキ
ルを意味するか、またはR4およびR5は一緒に基aの
炭素に結合したスピロエチレンジオキシ、基aの2個の
隣接原子に結合したC3〜C4アルキレンまたは基aの
2個の隣接炭素を介して環付加したフェニルを意味す
る)の環状基を形成するか、またはR2およびR3はそ
れが結合している窒素と一緒に、その都度2個の隣接炭
素原子を介して結合したC4アルキレンにより2回置換
されているピロリジン環を形成する]の新規化合物、な
らびに式Iの化合物の生理的に認容性の酸付加塩であ
る。
有する医薬品である。さらに、本発明の対象は式Iの化
合物の製造方法ならびにこの方法の中間生成物である。
キル基またはアルコキシ基を意味するかまたは含有する
場合は、これらは直鎖または枝分れでありおよび1〜4
個の炭素原子を含有することができる。置換基がハロゲ
ンを含有する場合は、殊にフッ素、塩素または臭素、と
くにフッ素または塩素が該当する。
アルキルを意味するかまたは含有する場合は、これは純
炭素環を表すことができるか、またはその都度1〜3個
の環炭素原子が窒素、酸素および/または硫黄により置
換されている炭素環をも表すことができる。ヘテロ原子
としては窒素および酸素が好まれる。式Iの化合物の置
換基が(ヘテロ)フェニルを意味するかまたは含有する
場合は、これはフェニルを表すことができるか、または
その都度1〜3個の環炭素原子が窒素により置換されて
いるフェニルをも表す。
キルを表す限り、メチルが好ましい。
エチル、イソプロピルまたはtert.−ブチル;ジ低
級アルキルアミノ低級アルキル、殊にジメチルアミノエ
チルまたはジメチルアミノ−n−プロピル;低級アルコ
キシカルボニル低級アルキル、殊にエトキシカルボニル
メチル;場合により低級アルキル、殊にメチルにより1
回置換された、5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘテ
ロ)アルキル、殊に場合により置換されたシクロペンチ
ル、シクロヘキシルまたはピペリジニル;場合によりヘ
テロフェニル環において低級アルキル、殊にメチル、ま
たは低級アルコキシ、殊にメトキシにより1回または2
回置換されたヘテロフェニル低級アルキル、殊に場合に
より置換されたピリジル;またはフェニル環において低
級アルキル、殊にメチル、または低級アルコキシ、殊に
メトキシにより1回または2回置換されたフェニル−C
2〜C4アルキルを表す。
エチルまたはイソプロピル;または低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル、殊にエトキシカルボニルメチルを
表す。
しないような式Iの化合物が好ましい。
素と一緒に式aの基を形成する限り、R4はとくに水
素;低級アルキル、殊にメチルまたはイソプロピル;低
級アルコキシ低級アルキル、殊にメトキシメチル;低級
アルコキシカルボニル低級アルキル、殊にエトキシカル
ボニルメチル;ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、殊
にジメチルアミノエチル;場合により低級アルキル、殊
にメチルにより、または低級アルコキシ、殊にメトキシ
により1回置換された(ヘテロ)フェニル、殊に場合に
より置換されたフェニル、ピリジル、ピリミジルまたは
ピラゾリル;場合により(ヘテロ)フェニル環において
ハロゲン、低級アルキル、殊にメチルによりまたは低級
アルコキシ、殊にメトキシにより1回置換された(ヘテ
ロ)フェニル低級アルキル、殊に場合により置換された
ベンジルまたはピリジル低級アルキル;5〜6個の環原
子を有するシクロ(ヘテロ)アルキル、殊にシクロヘキ
シル、ピロリジニルまたはピペリジニル;またはそのシ
クロ(ヘテロ)アルキル環が5〜6個の環原子を有する
シクロ(ヘテロ)アルキル低級アルキル、殊にピロリジ
ニル−C1〜C2アルキル、モルホリノエチルまたはシ
クロヘキシルメチルを表す。
5はとくに水素;低級アルキル、殊にメチル;または低
級アルコキシ低級アルキル、殊にメトキシメチルを表
す。
およびR5が基aの同じ原子に結合していないような式
Iの化合物が好ましい、但しR4およびR5が一緒に基
aの炭素に結合したスピロエチレンジオキシを意味する
式Iの好ましい化合物を除く。同様に、R4およびR5
が基aの2個の隣接環原子に結合したC3〜C4アルキ
レンを意味する、式Iの化合物が好ましい。
は1〜3の整数を表す。R4およびR5が両方水素を意
味し、Aが同時にメチレンを表す限り、nはとくに2ま
たは3を表す。
Aにより形成される、酸素を表さない環原子を含め、基
の各環原子に結合していてもよい。基aの環原子がR4
またはR5により置換されている限り、R4またはR5
は他の場合に同じ位置に存在する水素原子に置換される
ので、基aの環原子の通常の結合価が維持される。Aが
メチリデンを表す限り、その二重結合はとくに隣接炭素
で基aの3位に形成され、この場合には基aは同様にメ
チリデン基を形成する。
により置換されたピロリジンを表し、その際R4および
R5は両方同時に水素を意味しないか、または場合によ
り存在する基aがその都度R4およびR5により置換さ
れた2,5−ジヒドロピロール、ピペリジン、ピペラジ
ン、モルホリンまたはジアゼパンを表す式Iの化合物が
好ましい。
ス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1H−
インドール−3−イルメチル)−4−{[5−(モルホ
リノメチル)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−
イル]メチル}ピペラジンがとくに好ましい。
物を一般式III
し、および場合により存在する反応性基は適当な保護基
により封鎖されている]の化合物と反応させるか、また
は b)一般式IV
物を一般式V
し、および場合により存在する反応性基は適当な保護基
により封鎖されている]の化合物と反応させ、および場
合により存在する保護基は次に再び脱離し、得られる式
Iの化合物を所望の場合にその酸付加塩に変えるかまた
は酸付加塩を式Iの遊離化合物に変えることにより製造
することができる。
ペラジン誘導体の第二級アミノ官能基を式IIIのN,
N−ジ置換アジドブチンアミンと反応させて、式Iの化
合物を得ることができる。反応は、双極性の非プロトン
性溶媒のような反応条件下で不活性の溶媒、たとえば酢
酸エチルまたはジメチルホルムアミド(=DMF)中、
またはとくにこのような溶媒の混合物中で実施すること
ができる。酢酸エチルおよびDMFからなる混合物がと
くに好ましい。適当な反応温度は、室温および溶媒ない
しは溶媒混合物の沸騰温度の間にある。反応条件下で反
応性の付加的官能基を有する式IIIの化合物を使用す
る限り、この付加的官能基は有利に自体公知の保護基に
より封鎖される。自体公知の方法により導入され、後で
自体公知の方法により再び脱離することのできる適当な
保護基は、たとえばJ.A.W.McOmie、“Pr
otective Groups in Organi
cChemistry”、Plenum Press、
1973年、またはT.W.GreenおよびP.G.
M.Wuts、“Protective Groups
in Organic Synthesis”、Wi
ley andSons、1991年から公知である。
当業者は適当な保護基をその都度日常の方法により選択
することができる。
EP0655442A1号から公知であり、この特許明
細書中に記載された方法またはこの方法に類似に製造す
ることができる。
し、Yは脱離しうる消失基(Fluchtgrupp
e)を表す]の化合物をアルカリ金属アジド、とくにナ
トリウムアジドと、自体アジド形成のために公知の方法
で反応させることにより製造することができる。消失基
Yとしては、殊にハロゲン、とくに塩素が該当するが、
良好な消失基を形成するスルホニルオキシ基、たとえば
メタンスルホニルオキシのような低級アルカンスルホニ
ルオキシ、または場合によりベンゼン環においてハロゲ
ンまたは低級アルキルにより置換された、p−トルエン
スルホニルオキシのようなベンゼンスルホニルオキシが
該当する。
VII
と、自体公知の方法で反応させることにより製造するこ
とができる。得られる式VIの化合物は、所望の場合に
はなお精製することができる。精製のためには、式VI
の化合物をたとえばシュウ酸塩のような適当な塩に変
え、自体公知の結晶化法により精製することができる。
式VIの化合物の上述した塩は、直接にさらなる反応に
使用することができる。
VIIの化合物も公知である。式VIIの化合物として
は1,4−ジクロロ−2−ブチンを使用することができ
る。
ジン−N−ブチンアジドを式Vの第二級アミンと反応さ
せて、式Iの化合物を得ることができる。反応は、自体
公知の方法で、たとえばK.Banert、Chemi
sche Berichite 122巻(1989
年)1963〜1967ページにより公知の方法または
それに類似の方法で、酢酸エチルまたはエーテル、たと
えばテトラヒドロフラン(=THF)またはジオキサン
のような反応条件下で不活性の溶媒中で実施することが
できる。適用可能である限り、好ましい方法の実施形に
おいて式Vの第二級アミン自体、たとえばモルホリンを
溶媒として使用することができる。適当な反応温度は、
使用した式Vの第二級アミンに依存して選択することが
できる。式Vのアミンが室温で液状または固形である限
り、通常室温およびたとえば約100℃までの通常の溶
媒の沸点の間の温度で作業することができる。式Vの揮
発性アミンを使用する限り、好ましくはたとえば−78
℃および−10℃の間の低い温度およびとくに高めた圧
力、たとえば1.5〜3barで作業される。高めた圧
力下での反応は、自体公知のオートクレーブ中で実施す
ることができる。反応条件下で反応性の付加的官能基−
たとえばピペラジンを使用する限り、第二の第二級アミ
ノ官能基−を有する式Vのアミンを使用する限り、これ
らの付加的官能基は有利に自体公知の保護基により封鎖
される。自体公知の方法により導入され、後で自体公知
の方法により再び脱離することのできる適当な保護基
は、たとえば方法実施形a)において上述した刊行物か
ら公知である。式Vのアミンとしてピペラジンを使用す
る限り、保護基としてtert.ブトキシカルボニル基
が好ましい。当業者はその都度日常の方法により選択す
ることができる。
め、たとえば式Iの化合物の製造のために適当な新規化
合物である。式IVの化合物は、一般式VIII
る]の化合物をアルカリ金属アジド、とくにナトリウム
アジドと、アジド形成のために自体公知の方法で反応さ
せることにより製造することができる。
式VIIの化合物と自体公知の方法で反応させることに
より製造することができる。
合物から単離し、精製することができる。酸付加塩は、
通常の方法で遊離塩基に変えることができ、これは所望
の場合公知方法で生理的に認容性の酸付加塩に変えるこ
とができる。
は、その無機酸、たとえば硫酸、リン酸またはハロゲン
化水素酸、とくに塩化水素酸との塩、または有機酸、た
とえばマレイン酸、フマル酸乳酸、酒石酸、クエン酸の
ような低級脂肪族モノカルボン酸、ジカルボン酸または
トリカルボン酸との塩、またはスルホン酸、たとえばメ
タンスルホン酸のような低級アルカンスルホン酸との
塩、または場合によりベンゼン環においてハロゲンまた
は低級アルキルにより置換された、p−トルエンスルホ
ン酸のようなベンゼンスルホン酸との塩が該当する。式
Iの化合物の好ましい塩は、比較的易水溶性であるの
で、(2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イル
メチル)−4−{[5−(モルホリノメチル)−2H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル]メチル}ピペラ
ジン二塩酸塩である。
原子、即ち1H−インドール−3−イルメチル基をピペ
ラジン基本構造の2位に含有する。それで、式Iの化合
物は幾つかの立体異性体形で存在しうる。本発明は、光
学異性体の混合物ならびに式Iの異性体純粋化合物(i
somerenreinen Verbindunge
n)を包含する。インドリルメチル基がピペラジン環の
2R位に配置されている式Iの化合物が好ましい。式I
の化合物の合成において、出発化合物、たとえば式II
の化合物または式IVの化合物の光学異性体の混合物を
使用する場合、式Iの化合物も光学異性体の混合物の形
で得られる。立体化学的に単一な形の出発化合物から出
発すれば、立体化学的に単一な式Iの化合物を得ること
ができる。立体化学的に単一な式Iの化合物は、光学異
性体の混合物から自体公知の方法で、たとえばキラル分
離材料でのクロマトグラフィー分離によるかまたは適当
な光学活性酸、たとえば酒石酸または樟脳−10−スル
ホン酸との反応および得られたジアステレオマー塩の分
別結晶による光学活性鏡像異性体への分割によって得る
ことができる。
アゾール環は幾つかの互変異性体形で存在しうるので、
水素原子は1,2,3−トリアゾール環の種々の原子に
結合していてもよい。本発明の範囲内で、式Iの化合物
はトリアゾール環のすべての可能な互変異性体を包含す
べきである。
ーロキニン(=NK)−レセプター拮抗的性質を有し、
大型哺乳動物、殊にヒトにおいて、ニューロキニンが伝
達物質として関与している疾病の治療のために適当であ
る。その際、本発明による化合物群は、NK−1−レセ
プターに対する高い選択的親和性を特徴とするとくに有
利な作用特性により優れている。さらに、本発明による
化合物群は長い適用期間にわたる良好な相容性によりお
よび比較的良好な経口的生体利用性により優れている。
に対するその選択的および可逆的結合力に基づき、本発
明による化合物群は殊に物質PのようなNK−1−レセ
プターに結合するニューロキニンが関与している過程を
阻止するために適当である。それで、化合物は、物質P
が関与している病状の治療のために適当である。物質P
は、たとえば疼痛伝達、嘔吐、神経性炎症、膀胱炎症、
炎症性関節疾患および喘息性疾病においてある役割を演
じる。有利に末梢領域に向けられる作用のため、化合物
の作用特性は、末梢の病的障害の治療のため、殊に胃腸
域における機能性および炎症性障害の治療のために適当
である。本発明による化合物により治療しうる機能性障
害には、殊にいわゆる“被刺激性腸症候群(irrit
ablebowel syndrome)”(=IB
S)または刺激腸管症候群として公知の下方腸道の障害
が含まれる。IBSの本質的症候は、内蔵の求心性神経
系の過敏性に基づくと思われる下腹部疼痛、および便通
不規則、殊に結腸における糞便の異常に促進される通過
である。胃腸域における機械的および化学的刺激に対す
る内蔵の疼痛感受性増加は、IBS患者が既に生理的消
化条件において結腸の僅かな膨張、たとえば健康体から
は殆ど知覚されない既に僅かなガス発生および軽度の鼓
腸の場合に強い内蔵の疼痛を受けることが起きる。本発
明による化合物により有利に影響される胃腸域における
炎症性障害には、一般に概念IBD(=inflamm
atory bowel disease)で包括され
る小腸域および大腸域における障害、就中大腸潰瘍およ
びクローン病が属する。化合物の作用特性は、殊に末梢
領域を狙う好ましくない治療添加物の場合に比べて、ニ
ューロキニンレセプター拮抗的作用の有利な選択性を有
する比較的良好な経口生体利用性により優れている。そ
れで、薬理学テスト実験における、NK−1−レセプタ
ーを封鎖する容量範囲内で、心臓脈管のカルシウム拮抗
的作用は確認されなかった。さらに、本発明による化合
物により、これが顕著な中枢神経随伴作用を発揮しない
ことを想定することができる。
記載した例番号は、次に記載する製造例に関連する。
する試験物質の結合力の測定 ヒトのNK−1−レセプターに対する試験物質の親和力
は生体内で測定される。ニューロキニン−1−レセプタ
ーに対する生理的ニューロキニン(=物質P)の結合の
阻止が測定される。
3H]物質Pを用いて実施される。結合試験のために、
CHO細胞(=中国ハムスターの卵母細胞)の膜標本の
種々の試料に、ヒトのNK−1−レセプター(所属する
タンパク質配列の“登録番号(Accession N
umber)”=P25103;takeda、Y;C
hou、K.B.、Takeda、J.;Sachar
is、B.S.およびKrause、J.E;Bioc
hemical and Biophysical R
esearch Communications、17
9巻(3号)(1991年)1232〜240ページ参
照)を発現させ、標識リガンドの溶液と共にインキュベ
ートし、その際インキュベーションバッチは異なる試験
物質濃度の試験物質または添加物を含有しない。引き続
き、試料中に結合したリガンドおよび遊離のリガンドを
その都度ガラス繊維濾過により相互に分離する。フィル
ター中に残留する画分を緩衝液で数回洗浄し、引き続き
フィルター中に残留する画分の反応性をβ−シンチレー
ション計数管を用いて測定する。
トのNK−1−レセプターに対する親和力をその都度1
0- 7モル/lの濃度で試験物質の1回測定により決定
した。上述したすべての試験物質は、この試験モデルに
おいて生理的NKレセプターリガンド物質Pの≧75%
の置換を示した。例1、8〜15、17〜29、34〜
47、49〜55、57、59〜60および62〜65
の化合物は、その都度≧90%の置換を示した。
度の試験物質のIC50として、結合したリガンドの半
最高置換(halbmaximale Verdrae
ngung)を惹起するような濃度を決定する。これか
ら、試験物質の相応する抑制定数(Ki値)を計算し、
Ki値(=pKi)の負の常用対数として記載する。p
Ki値は、ヒトのNKー1−レセプターに対する試験物
質の親和力の尺度である。この試験モデルにおいて、次
の第1表に記載する試験物質は記載したpKi値を示し
た。
する試験物質の親和力
験物質の機能性NK拮抗作用の決定 試験物質のNK−1−レセプター拮抗的作用を、酸素処
理した栄養溶液中に保持したピルブライトホワイト種モ
ルモットの大動脈の単離した輪状標本で生体内で測定し
た。NK−1−アゴニスト物質Pでの刺激により惹起さ
れる大動脈標本の緊張緩和の試験物質による抑制を決定
する。
ックに固定し、糸により力測定装置と結合し、その都度
収縮を記録器に記録する。大動脈標本をフェニルエフリ
ン(Phenylephrin)で緊張させる。引き続
き、標本のNK−1−レセプターを試験物質の投与の前
および後に物質P0.01μモルで刺激し、これにより
緊張の緩和を惹起する。試験物質の投与前および後の緩
和をパーセントで定量化する。緊張緩和の半最高抑制
(=pEC50)の有効濃度を算出する。特有量とし
て、EC50値(=pEC50)の負の常用対数を記載
する。pEC50値は、NK−1−レセプターでの試験
物質の機能有効性の尺度である。この試験モデルにおい
て、次の第2表に記載した試験物質は記載したpEC
50値を示した:第2表: 単離したモルモット組織での試験物質の機能性
NK−1−拮抗作用
用の証明のために、物質Pにより誘発される薬理学的効
果に対する標準モデルとして物質Pの静脈内適用により
惹起される、モルモットにおける一時的緊張低下を使用
した。一方で試験物質のi.v.および他方で経口(=
p.o)適用後の、物質Pにより誘発される血圧低下に
対して試験物質の抑制作用を測定した。
n67mg/kg、Xylazine13mg/kg)
にその都度カテーテルを頚動脈および頚静脈中に挿入す
る。動脈のカテーテルは血圧測定のために使用される。
物質Pの投与は静脈送入により行われないしは試験物質
の適用も静脈内適用により行われる。20分の平衡成立
相後、試験刺激物として物質P(塊、静脈内)50pモ
ル/動物を適用する。試験刺激物の適用から1分後に、
その都度これにより誘発された最高血圧降下を、試験物
質によるNK−1−レセプターの晩期刺激の対照として
確かめる。その後、試験物質を加える。静脈内試験の場
合、試験物質は0.01〜0.1μモル/kgの用量で
投与される。経口試験の場合、試験物質は0.1〜3.
2μモル/kgの用量で投与される。付形剤としては、
経口試験の場合チロースないしはチロース/エタノール
が使用される。引き続き、その都度試験物質により抑制
される血圧降下の程度を、試験物質添加から1分後に開
始し、試験物質添加から90分後の期間にまで、その都
度15分間隔で測定する。これらの測定値からED 50
値として、時間に依存して試験物質により物質P誘発血
圧降下の50%阻止が生じるような用量を決定する。特
有量として、ED50(=pED50)の負の常用対数
を記載する。
は静脈内適用から1時間後に7.6のpED50値を示
した。例1の同じ試験物質は、経口適用から1時間後に
6.2のpED50値を示した。例6の化合物は、静脈
内適用から1時間後に7.0のpED50値を示した。
これらの数値は、殊に経口適用の場合でも、式Iの化合
物の高い薬理学的効力を証明する。
シウム拮抗的性質に基づく血圧降下作用につき調べる。
このために、基礎血圧に対する試験物質の作用を調べ
る。例1の物質は、調べた用量範囲(0.1μモル/k
gまでの静脈内用量および3.2μモル/kgまでの経
口用量)内に、顕著な血圧降下を示さなかった。このこ
とは、この用量範囲内ではカルシウム拮抗的副作用は起
きないことの間接証拠である。本発明による化合物の僅
かなカルシウム拮抗的随伴作用は、たとえば単離された
モルモットの回腸組織での試験管内標準試験モデルによ
っても立証することができる。
性化合物を確かめるための標準試験(“gerbil
foot tapping test”、A.R.Wi
lliams、European Jounal of
Pharmacology265巻(1994年)1
79〜183ページ)において、例1の化合物は、30
mg/kg経口の高い用量においてさえZNS浸透性N
K−1−アンタゴニストに典型的効果を示さなかった。
ることができる。使用すべき用量は、個別的に異なって
いてもよく、当然治療すべき状態および使用される物質
の種類に応じて変化する。一般に、ヒトおよび大型哺乳
動物に適用するためには1回分の用量につき作用物質
0.1〜80mg、殊に1〜10mgの作用物質含量を
有する薬剤形が適当である。
よび/または担体物質と一緒に固形または液状医薬調剤
中に含有されていてもよい。固形調剤の例として、錠
剤、糖衣錠、カプセル、粉末または顆粒のような経口適
用できる調剤または座薬も挙げられる。これらの調剤
は、製薬的に通常の助剤、たとえば滑剤または錠剤砕解
剤の外に、たとえばタルク、乳糖またはデンプンのよう
な製薬的に通常の無機および/または有機担体物質を含
有することができる。作用物質の懸濁液または乳濁液の
ような液状調剤は、水または油のような通常の希釈剤お
よび/またはポリエチレングリコールおよびその他のよ
うな懸濁剤を含有することができる。付加的に、たとえ
ば防腐剤、味覚矯正剤およびその他のような他の助剤を
添加することもできる。
体物質と、自体公知の方法で混合し、配合することがで
きる。固形薬剤形の製造のためには、作用物質をたとえ
ば助剤および/または担体物質と通常の方法で混合し、
湿式または乾式造粒することができる。顆粒または粉末
は、直接カプセル中に充填するかまたは通常の方法で錠
剤核にプレスすることができる。これは、所望の場合公
知方法で施糖衣することができる。
発明の範囲を制限するものでない。
ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イルメチ
ル)−4−{[5−(モルホリノメチル)−2H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル]−メチル}ピペラジ
ン合成ルート1 A)DMF100ml中のK2CO343gの懸濁液
に、20℃で保護ガス雰囲気下に1,4−ジクロロ−2
−ブチン22mlを添加した。混合物を50℃に加熱
し、引き続きこの装入物にDMF200ml中の(2
R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゾイル]−2−(1H−インドール−3−イルメチル)
ピペラジン50gの溶液を滴加した。得られた混合物
を、50℃で5時間撹拌した。室温で夜通し撹拌し、不
溶の沈殿物を濾別し、沈殿物を酢酸エチルそれぞれ20
0mlで2回後洗浄した。精製した濾液を真空中で蒸発
乾固し、得られた油状物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル;展開剤:n−ヘキサン/酢酸エチル60
/40〜30/70)により精製した。合した生成物画
分を、再び蒸発乾固した。(2R)−1−[3,5−−
ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1H
−インドール−3−イルメチル)−4−(4−4−クロ
ロ−2−ブチン−1−イル)ピペラジン40.4gが無
定形の帯黄色固体として得られ、これをさらに精製せず
に次ぎの合成工程に使用した。
200ml中の上記1A)で得られたクロロブチニル−
ピペラジン誘導体40.0gの溶液に、室温で保護ガス
雰囲気下にNaN35.76gを添加した。生じた混合
物を、保護ガス雰囲気下室温で24時間さらに撹拌し
た。この装入物に、水300ml中の塩化アンモニウム
50gの溶液を添加した。引き続き、水相をメチル−t
ert.ブチルエーテル(=MTBE)500mlで抽
出した。有機相を順次に食塩飽和溶液200mlおよび
水200mlで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、最
後に真空中で蒸発乾固した。残留する帯黄色の泡状物
を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;展開剤:
酢酸エチル/n−ヘキサン65/35〜80/20)に
より精製した。合した生成物画分を再び蒸発乾固した。
(2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イルメチ
ル)−4−[4−アジド−2−ブチン−1−イル]ピペ
ラジン33.2gが帯黄色固体として得られ、これをさ
らに精製せずに次の合成工程に使用した。
5gをモルホリン10mlに溶解し、4時間保護ガス雰
囲気下80℃に加熱した。反応混合物を室温で夜通しさ
らに撹拌し、引き続き真空中で蒸発乾固した。残留物を
酢酸エチル500mlにとり、再び真空中で蒸発乾固し
た。得られた泡状物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル;展開剤:酢酸エチル/エタノール100/0〜
85/15)により精製した。合した生成物画分を蒸発
乾固した。表題化合物22.0gは、帯黄色の無定形固
体として得られた、融点=92〜98℃(ガラス転移温
度)、[α]D 20=5゜(c=1.0メタノール
中)。
れた表題化合物39.0gの溶液に、保護ガス雰囲気下
にエタノール(無水)20mlを添加した。得られた反
応混合物を40〜50゜に加熱し、この装入物にイソプ
ロパノール中の1.6NHCl81mlを添加した。反
応混合物を50゜でさらに10分間撹拌した。引き続
き、MTBE1000mlを徐々に添加し、それにより
塩が沈殿を開始した。沈殿を完全にするため、なお2時
間室温でさらに撹拌させ、液相を濾別し、塩をMTBE
で2回洗浄した。真空中で乾燥した後、固形表題化合物
39.5gが白ないしベージュ色の二塩酸塩として得ら
れた、融点=213〜216℃;[α]D 20=−3.
6゜(c=1.0メタノール中)。
ガス雰囲気下トルエン100mlに溶解し、溶液にK2
CO342.6gを加えた。生じた懸濁液を50℃に加
熱した後、この装入物に徐々にトルエン100ml中の
モルホリン10mlの溶液を滴加した。生じた反応混合
物を50℃でなお5時間、引き続き室温で夜通し撹拌し
た。K2CO3を濾別し、トルエンそれぞれ100ml
で2回後洗浄し、合した濾液を真空中で濃縮した。残留
物をトルエン約100mlにとり、有機相を順にNaH
CO3およびNaClの飽和水溶液で洗浄した。有機相
を真空中で蒸発乾固した。粗製1−(4−クロロ−2−
ブチン−1−イル)モルホリン14.3gが油状物とし
て得られ、これを精製のため一シュウ酸塩に変えた:精
製のため、上記で得られた粗製化合物をMTBE80m
lにとった。沈殿した沈殿物を濾別し、MTBEそれぞ
れ100mlで2回後洗浄した。合した濾液を保護ガス
雰囲気下50℃に加熱した。この装入物に、エタノール
40ml中のシュウ酸10.0gの50℃の温溶液を添
加した。室温に冷却した後、反応混合物をなお夜通し撹
拌した。生じたシュウ酸塩を濾別し、固体をMTBEそ
れぞれ20mlでなお3回後洗浄した。[1−(4−ク
ロロ−2−ブチン−1−イル)モルホリン]一シュウ酸
塩13.0gが得られた、融点=144〜146℃。
たシュウ酸塩510mgを、室温で保護ガス雰囲気下に
DMF10mlに溶解した。この装入物にNaN315
4mgを添加し、10分間撹拌させた。引き続き、トリ
エチルアミン0.6mlを添加した。生じた懸濁液をな
お15分間さらに撹拌し、こうして生じた1−(4−ア
ジド−2−ブチン−1−イル)モルホリンを、さらに後
処理または特性確認せずに、直接懸濁液で次の合成工程
に使用した。
アジド化合物の懸濁液を、酢酸エチル60mlで希釈し
た。この装入物に、THF中の(2R)−1−[3,5
−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1
H−インドール−3−イルメチル)ピペラジンの55質
量%溶液1.5mlを添加し、生じた混合物を15時間
加熱沸騰させ、引き続きなお3日間室温でさらに撹拌し
た。生じる溶液を水それぞれ50mlで3回洗浄し、有
機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。蒸発濃縮および高
度真空中で乾燥した後に残存する残留物は、液体クロマ
トグラフィー/質量分析の組合せ(=LC/MS)によ
り表題化合物と確認された。
ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イルメチ
ル)−4−{[5−(ピペラジノメチル)−2H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)]−メチル}ピペラ
ジン A)(2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イル
メチル)−4−[4−−アジド−2−ブチン−1−イ
ル]ピペラジン(製造は例1/合成ルート1B参照)
を、保護ガス雰囲気下に酢酸エチル50mlに溶解し
た。この装入物に、tert.ブトキシカルボニルピペ
ラジン0.4gを加え、生じた反応混合物を8時間還流
冷却下80℃に加熱した。夜通し室温で撹拌させ、引き
続き有機相を水それぞれ10mlで3回洗浄した。有機
相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸発乾固し
た。(2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゾイル]−2−(1−メチル−インドール−3
−イルメチル)−4−{[5−(4−tert.ブトキ
シカルボニルピペラジン−1−イル)−2H−1,2,
3−トリアゾール−4−イル]メチル}ピペラジン1.
4gが、黄褐色の泡状物として得られ、これをさらに精
製せずに直接次の合成工程に使用した。
gを、メタノール10mlに溶解した。この装入物に、
イソプロパノール中の1.5NHCl10mlを添加
し、生じた反応混合物を夜通し室温で撹拌した。引き続
き、水10ml中のNaOH0.4gの溶液を添加し
た。真空中で殆ど乾固するまで蒸発濃縮し、残留物をC
H 2Cl250mlで抽出した。有機相を水100ml
で洗浄し、真空中で蒸発乾固した。表題化合物の塩酸塩
270mgが泡状物として得られた、融点>200℃。
ベンゾイル]−2−(1−メチル−インドール−3−メ
チル)−4−{[5−(モルホリノメチル)−2H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)]−メチル}ピ
ペラジン A)THF150ml中のK2CO37.4gの懸濁液
に、まずTHF中の(2R)−1−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1H−インド
ール−3−イルメチル)−ピペラジンの55質量%溶液
50ml、引き続き水25mlを添加した。この装入物
に、THF50ml中のtert.ブトキシカルボニル
無水物12.2gの溶液を添加し、室温で12時間撹拌
させた。真空中で反応混合物を濃縮した後、残留物をM
TBE300mlにとり、有機相を順に水それぞれ10
0mlで2回、酒石酸の15質量%水溶液50mlで1
回および水それぞれ100mlでなお4回洗浄し、引き
続き硫酸ナトリウム/SiO2上で乾燥した。乾燥剤を
濾別した後、濾液を真空中で濃縮し、残留物をMTBE
20mlにとった。60℃に加熱した後、リグロイン1
20mlを添加し、引き続き体積を真空蒸留により約1
00mlに減少させた。再びリグロイン100mlの添
加後、沈殿のため3日間放置した。沈殿した固体を濾別
し、リグロインそれぞれ30mlで3回後洗浄し、真空
中60℃で乾燥した。(2R)−1−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1H−イ
ンドール−3−イルメチル)−4(tert.ブトキシ
カルボニル)ピペラジン82.0gが固体として得られ
た、融点=155〜156℃。
たピペラジン誘導体5.0gを、室温で保護ガス雰囲気
下に乾燥DMF100ml中に溶解した。この装入物
に、NaH(鉱油中60%)0.2gを添加し、10分
間さらに撹拌させた。引き続き、DMF5ml中のCH
3I1.9mlの溶液を滴加し、添加完了後4時間室温
でさらに撹拌させた。反応混合物を氷100g、Na2
S2O318gおよび水50mlからなる混合物上に注
いだ。水相を酢酸エチル200mlおよびMTBE10
0mlからなる混合物で抽出し、有機相を水で1回洗浄
し、真空中で蒸発乾固した。油状残留物をメタノール1
00mlにとり、ジエチルエーテル50mlで洗浄し、
再び蒸発乾固した。(2R)−1−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1−メチル−
インドール−3−イルメチル)−4−(tert.ブト
キシカルボニル)ピペラジン5.5gがガラス様固体と
して得られ、これを精製または特性確認せずに直接次の
合成工程に使用した。
−メチル化ピペラジン誘導体5.9gを、メタノール6
0ml中に溶解した。この装入物に、水性1NHCl合
計10mlを徐々に添加し、室温で48時間撹拌させ
た。反応混合物をメタノール100mlにとり、n−ヘ
キサンそれぞれ20mlで2回洗浄した。メタノール相
を真空中で濃縮し、残留物を水100mlおよびMTB
E100mlからなる混合物にとり、夜通し放置した。
引き続き、有機相を上澄みとしてデカンテーションによ
り水相を除去し、0.1N水性HClそれぞれ30ml
で3回抽出した。有機相をK2CO3の飽和水溶液で中
和し、それにより第一画分(2R)−1−[3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1−メ
チル−インドール−3−イルメチル)ピペラジンが無定
形固体として沈殿し、これはシュウ酸塩に変え、引き続
き中和により再び塩基に精製した。水相の中和により、
もう1つの固体画分が得られた。有機相および水相から
濾過により得られ、合した固体画分を、高度真空中で乾
燥した。上述した保護基脱離インドリル−N−メチル化
ぴピペラジン誘導体合計4.6gが得られた。
2mlを、上記3C)で得られた保護基脱離インドリル
−N−メチル化ピペラジン誘導体1.2gと、例1/合
成ルート1A)に記載したように反応させた。クロマト
グラフィー(シリカゲル、展開剤:酢酸エチル/n−ヘ
キサン65/35〜80/20)後に、(2R)−1−
[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−
2−(1−メチル−インドール−3−イルメチル)−4
−(4−クロロ−2−ブチン−1−イル)840mgが
泡状物として得られ、これをさらに精製せずに次の合成
工程に使用した。
−ピペラジン誘導体820mgを、NaN3130mg
と、例1/合成ルート1B)に記載したように反応させ
た。(2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゾイル]−2−[1−メチルーインドール−3
−イルメチル]−4−[4−アジド−2−ブチン−1−
イル]ピペラジン760mgが泡状物として得られ、こ
れをさらに精製せずに次の合成工程に使用した。
40mgを、モルホリン15ml中に溶解した。反応混
合物を、例1/合成ルート1C9に記載したように後処
理した。クロマトグラフィー(シリカゲル、展開剤:C
H2Cl2エタノール)後に、表題化合物470mgが
白色固体として得られ、これをさらに精製せずに次ぎの
合成工程に使用した。
0mgを、イソプロパノール中の1.6NHCl1ml
で、例1/合成ルート1D)に記載されたようにHCl
塩に変えた。表題化合物の二塩酸塩一水和物425mg
が固体として得られた、融点=192〜200℃。
ベンゾイル]−2−(1H−インドール−3−イルメチ
ル)−4−{[5−(ジメチルアミノメチル)−2H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル]−メチル}ピペ
ラジン (2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンゾイル)−2−(1H−インドール−3−イルメチ
ル)−4−[4−アジド−2−ブチン−1−イル]ピペ
ラジン(製造は例1/合成ルート1B)参照)660m
gを、−20℃に予備冷却したオートクレーブ中に加え
た。これに、−20℃に冷却した、THF30ml中の
ジメチルアミン2モルの溶液を添加した。オートクレー
ブを密閉した後、70℃および2.0〜2.2barの
圧力で1日間撹拌した。引き続き、他は不変の条件下で
なお夜通し室温でさらに撹拌させた。真空中で蒸発乾固
し、表題化合物700mgが泡状物として得られた。
タノール10mlに溶解した。この装入物に、イソプロ
パノール中の1.5NHCl1.5mlを添加し、引き
続き高度真空中で蒸発乾固した。残留物にメタノ−ルそ
れぞれ20mlを2回添加し、その都度再び蒸発乾固し
た。残留する固体をMTBE10mlに懸濁させ、還流
冷却下に2時間加熱沸騰させた。室温に冷却し、引き続
き濾過した後、固体沈殿物をMTBEそれぞれ10ml
で3回洗浄し、高度真空中で乾燥した。表題化合物の二
塩酸塩二水和物670mgが無定形の固体として得ら
れ、このものは就中元素分析により特性が確認された。
似の方法に従い、次の第3表に記載された式Iの化合物
も製造することができる。次の第3表および第4表にお
いて置換基R2およびR3が一緒に“α”を表す限り、
R2およびR3はそれに結合している窒素と一緒に、上
記に記載した式a(式中R4、R5、Aおよびnは表に
記載された意味を有する)の環状基を形成する:第3表: 一般式Iの他の化合物
により製造された。
l中の式IVの(2R)−1−[3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1H−インドール
−3−イルメチル)−4−(4−アジド−2−ブチン−
1−イル)ピペラジン(製造は例1/合成ルート1B参
照)0.03mモルの溶液を、その都度酢酸エチル1m
l中の式Vの、反応体として定められた第二級アミン
0.03mモルの溶液と反応させ、引き続き酢酸エチル
3mlで希釈した。反応混合物に窒素ガスを当て、その
都度6時間70℃で撹拌した。反応終点は、薄層クロマ
トグラフィーで決定した。反応完了後、個々の反応混合
物をその都度真空中で蒸発乾固した。残留物から、さら
に後精製せずにその都度、純度ないしは構造確認のため
の高性能液体クロマトグラフィー(=HPLC)用およ
び自動質量分析法用の試料を取り出した。
第4表に記載された式Iの化合物を製造することができ
る。第4表に記載された式Iのすべての化合物は、イン
ドリルメチル基を有するピペラジン構造の炭素C−2に
おいてR−立体配置を有する。
−2−(1H−インドール−3−イルメチル)−4−
[(5−(モルホリノメチル)−2H−1,2,3−ト
リアゾール−4−イル)メチル]ピペラジンを含有する
カプセル カプセルを、カプセルあたり次の組成で製造する: (2R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]ー2−( 1H−インドール−3−イルメチル)−4−[(5−(モルホリノメチル)−2 H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル]ピペラジン 20mg トウモロコシデンプン 60mg 乳糖 300mg 酢酸エチル 適量(q.s.) 作用物質、トウモロコシデンプンおよび乳糖を、酢酸エ
チルの助けをかりて均質なペースト状混合物に処理し
た。ペーストを細砕し、生じた顆粒を適当な薄板上に拡
げ、溶媒を除去するため45℃で乾燥する。乾燥した顆
粒を粉砕装置に通し、ミキサ中で次の助剤: タルク 5mg ステアリン酸マグネシウム 5mg トウモロコシデンプン 9mg と混合し、およびその後内容400mgのカプセル(=
カプセルの大きさ 0)中に充填する。
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中R1は水素または低級アルキルを意味し、R2は
低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、低
級アルコキシカルボニル低級アルキル、場合により低級
アルキルにより1回または2回置換された、場合により
1〜2個の二重結合を含有する5〜6個の環原子を有す
るシクロ(ヘテロ)アルキル、場合により(ヘテロ)フ
ェニル環においてハロゲン、低級アルキルおよび/また
は低級アルコキシにより1回または2回置換され、その
低級アルキル鎖が場合により低級アルキルまたはスピロ
−C4〜C5アルキルにより1回または2回置換されて
いる(ヘテロ)フェニル低級アルキル、またはフェニル
環において場合によりハロゲン、低級アルキルおよび/
または低級アルコキシにより1回または2回置換された
フェニル低級アルコキシを意味し、およびR3は低級ア
ルキル、低級アルコキシカルボニル低級アルキルを意味
するかまたは場合により低級アルキルにより1回または
2回置換された、5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘ
テロ)アルキルを意味し、またはR2およびR3は、そ
れが結合している窒素と一緒に式a 【化2】 (式中Aは窒素、酸素、その二重結合が隣接する炭素と
一緒に基aの3位に形成するメチレンまたはメチリデン
を意味し、nは1〜3の整数を意味し、R4は水素、低
級アルキル、低級アルコキシ低級アルキル、低級アルコ
キシカルボニル、低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、場合によりハ
ロゲン、低級アルキルおよび/または低級アルコキシに
より1回または2回置換された(ヘテロ)フェニル、場
合により(ヘテロ)フェニル環においてハロゲン、低級
アルキルおよび/または低級アルコキシにより1回また
は2回置換され、その低級アルキル鎖が場合により低級
アルキルにより1回または2回置換されている(ヘテ
ロ)フェニル低級アルキル、5〜6個の環原子を有する
シクロ(ヘテロ)アルキルまたはそのシクロ(ヘテロ)
アルキル基が5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘテ
ロ)アルキル低級アルキルを意味しおよびR5は水素、
低級アルキルまたは低級アルコキシ低級アルキルを意味
するか、またはR4およびR5は一緒に基aの炭素に結
合したスピロエチレンジオキシ、基aの2個の隣接原子
に結合したC3〜C4アルキレンまたは基aの2個の隣
接炭素を介して環付加したフェニルを意味する)の環状
基を形成するか、またはR2およびR3はそれが結合し
ている窒素と一緒に、その都度2個の隣接炭素原子を介
して結合したC4アルキレンにより2回置換されている
ピロリジン環を形成する]の化合物、ならびに式Iの化
合物の生理的に認容性の酸付加塩。 - 【請求項2】 R1は水素を意味し、R2は低級アルキ
ル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、低級アルコキ
シカルボニル低級アルキル、場合により低級アルキルに
より1回置換された5〜6個の環原子を有するシクロ
(ヘテロ)アルキル、場合によりヘテロフェニル環にお
いて低級アルキルまたは低級アルコキシにより1回また
は2回置換されたヘテロフェニル低級アルキルまたはフ
ェニル環において低級アルキルまたは低級アルコキシに
より1回または2回置換されたフェニル−C2〜C4ア
ルキルを意味しおよびR3は低級アルキルまたは低級ア
ルコキシカルボニル低級アルキルを意味する(但しR2
およびR3は同時にイソブチルを表さない)か、または
R2およびR3はそれが結合している窒素と一緒に式a
の環状基を形成し、式中、nは1〜3の整数を意味し、
但しnは、R4およびR5が両方水素を意味しおよび同
時にAがメチレンを表す限り2または3を表し、R4は
水素、低級アルキル、低級アルコキシ低級アルキル、低
級アルコキシカルボニル低級アルキル、ジ低級アルキル
アミノ低級アルキル、場合により低級アルキルまたは低
級アルコキシにより1回置換された(ヘテロ)フェニ
ル、場合により(ヘテロ)フェニル環においてハロゲ
ン、低級アルキルまたは低級アルコキシにより1回置換
された(ヘテロ)フェニル低級アルキル、5〜6個の環
原子を有するシクロ(ヘテロ)アルキルまたはそのシク
ロ(ヘテロ)アルキル基が5〜6個の環原子を有するシ
クロ(ヘテロ)アルキル低級アルキルを意味しおよびR
5は水素、低級アルキルまたは低級アルコキシ低級アル
キルを意味する(但しR4およびR5は基aの同じ環原
子に結合していない)か、またはR4およびR5は一緒
に基aの炭素に結合したスピロエチレンジオキシまたは
基aの2個の隣接環原子に結合したC3〜C4アルキレ
ンを意味する、請求項1に記載の一般式Iの化合物。 - 【請求項3】 1H−インドール−3−イル−メチル基
を有する、ピペラジン環の炭素C2がR−立体配置を有
する、請求項1または2記載の一般式Iの化合物。 - 【請求項4】 場合により存在する基aが、R4および
R5により置換されたピロリジンを表し、ここでR4お
よびR5は両方同時に水素を意味しないか、またはその
都度R4およびR5により置換された2,5−ジヒドロ
ピロール、ピペリジン、ピペラジン、モルホリンまたは
ジアゼパンを表す、請求項1から3までのいずれか1項
記載の一般式Iの化合物。 - 【請求項5】 請求項4記載の(2R)−1−[3,5
−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1
H−インドール−3−イルメチル)−4−{[5−(モ
ルホリノメチル)−2H−1,2,3−トリアゾール−
4−イル]メチルピペラジン。 - 【請求項6】 請求項5記載の(2R)−1−[3,5
−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−2−(1
H−インドール−3−イルメチル)−4−{[5−(モ
ルホリノメチル)−2H−1,2,3−トリアゾール−
4−イル]メチル}ピペラジン二塩酸塩。 - 【請求項7】 請求項1記載の薬理学的有効量の化合物
および通常の製薬助剤および/または担体物質を含有す
る医薬品。 - 【請求項8】 一般式I 【化3】 [式中R1は水素または低級アルキルを意味し、R2は
低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、低
級アルコキシカルボニル低級アルキル、場合により低級
アルキルにより1回または2回置換された、場合により
1〜2個の二重結合を含有する5〜6個の環原子を有す
るシクロ(ヘテロ)アルキル、場合により(ヘテロ)フ
ェニル環においてハロゲン、低級アルキルおよび/また
は低級アルコキシにより1回または2回置換された、そ
の低級アルキル鎖が場合により低級アルキルまたはスピ
ロ−C4〜C5アルキレンにより1回または2回置換さ
れている(ヘテロ)フェニル低級アルキル、またはフェ
ニル環において場合によりハロゲン、低級アルキルおよ
び/または低級アルコキシにより1回または2回置換さ
れたフェニル低級アルコキシを意味しおよびR3は低級
アルキル、低級アルコキシカルボニル低級アルキルまた
は場合により低級アルキルにより1回または2回置換さ
れた、5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘテロ)アル
キルを意味するか、またはR2およびR3はそれが結合
している窒素と一緒に式a 【化4】 (式中Aは窒素、酸素、その二重結合が隣接炭素と一緒
に基aの3位に形成されるメチレンまたはメチリデンを
意味し、nは1〜3の整数を意味し、R4は水素、低級
アルキル、低級アルコキシ低級アルキル、低級アルコキ
シカルボニル、低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、場合によりハ
ロゲン、低級アルキルおよび/または低級アルコキシに
より1回または2回置換された(ヘテロ)フェニル、場
合により(ヘテロ)フェニル環においてハロゲン、低級
アルキルおよび/または低級アルコキシにより1回また
は2回置換され、その低級アルキル鎖が場合により低級
アルキルにより1回または2回置換されている(ヘテ
ロ)フェニル低級アルキル、5〜6個の環原子を有する
シクロ(ヘテロ)アルキルまたはそのシクロ(ヘテロ)
アルキル基が5〜6個の環原子を有するシクロ(ヘテ
ロ)アルキル低級アルキルを意味しおよびR5は水素、
低級アルキルまたは低級アルコキシ低級アルキルを意味
するか、またはR4およびR5は一緒に基aの炭素に結
合したスピロエチレンジオキシ、基aの2個の隣接原子
に結合したC3〜C4アルキレンまたは基aの2個の隣
接炭素を介して環付加されたフェニルを意味する)の環
状基を形成するか、またはR2およびR3はそれが結合
している窒素と一緒に、その都度2個の隣接炭素原子に
結合したC4アルキルにより2回置換されているピロリ
ジン環を形成する]の化合物ならびにその生理的に認容
性の酸付加塩の製造方法において、 a)一般式II 【化5】 [式中R1は上記の意味を有する]の化合物を、一般式
III 【化6】 [式中R2およびR3は上記の意味を有しおよび場合に
より存在する反応性基は適当な保護基により封鎖されて
いる]の化合物と反応させるか、または b)一般式IV 【化7】 [式中R1は上記の意味を有する]の化合物を一般式V 【化8】 [式中R2およびR3は上記の意味を有しおよび場合に
より存在する反応性基は適当な保護基により封鎖されて
いる]の化合物と反応させ、および場合により存在する
保護基は次に再び脱離し、得られる式Iの化合物を、所
望の場合その酸付加塩に変えるかまたは酸付加塩を式I
の遊離化合物に変えることを特徴とする一般式Iの化合
物ならびにその生理的に認容性の酸付加塩の製造方法。 - 【請求項9】 一般式IV 【化9】 [式中R1は水素または低級アルキルを意味する]の化
合物。
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