JP2001328413A - 車高調整機能付きショックアブソーバ - Google Patents
車高調整機能付きショックアブソーバInfo
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- JP2001328413A JP2001328413A JP2000149419A JP2000149419A JP2001328413A JP 2001328413 A JP2001328413 A JP 2001328413A JP 2000149419 A JP2000149419 A JP 2000149419A JP 2000149419 A JP2000149419 A JP 2000149419A JP 2001328413 A JP2001328413 A JP 2001328413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体挙動の周期が短い場合を除いて車高調整
を確実かつ安定的に実施可能にする。 【解決手段】 車高低下時に車高検知スイッチ18の動
作により電流が供給されて発熱するヒータ16と、車高
検知スイッチ18のオン、オフ信号の周期が短い場合に
ヒータ16への電流供給を制限するフィルタ回路27
と、シリンダ1およびピストンロッド2とケース6との
間に形成されて、圧力媒体が収容された圧力室17とを
備え、車体挙動が安定した場合にのみ圧力媒体をヒータ
16により加熱膨張させて圧力室17内の圧力を上昇さ
せることにより、シリンダ1およびピストンロッド2の
相対変位による車高調整を行わせる。
を確実かつ安定的に実施可能にする。 【解決手段】 車高低下時に車高検知スイッチ18の動
作により電流が供給されて発熱するヒータ16と、車高
検知スイッチ18のオン、オフ信号の周期が短い場合に
ヒータ16への電流供給を制限するフィルタ回路27
と、シリンダ1およびピストンロッド2とケース6との
間に形成されて、圧力媒体が収容された圧力室17とを
備え、車体挙動が安定した場合にのみ圧力媒体をヒータ
16により加熱膨張させて圧力室17内の圧力を上昇さ
せることにより、シリンダ1およびピストンロッド2の
相対変位による車高調整を行わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体およ
びばね下部材間に架設される車高調整機能付きショック
アブソーバに関する。
びばね下部材間に架設される車高調整機能付きショック
アブソーバに関する。
【0002】
【従来の技術】ショックアブソーバは、シリンダと、シ
リンダ内を摺動するピストンに一端が取り付けられ、か
つ、そのシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロ
ッドとを備えて、これらのシリンダおよびピストンロッ
ドの一方をばね下部材に連結しながら他方を車体に連結
して、ばね下部材の振動に対する減衰力が得られるよう
にしている。
リンダ内を摺動するピストンに一端が取り付けられ、か
つ、そのシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロ
ッドとを備えて、これらのシリンダおよびピストンロッ
ドの一方をばね下部材に連結しながら他方を車体に連結
して、ばね下部材の振動に対する減衰力が得られるよう
にしている。
【0003】一方、このようなショックアブソーバと車
体との間に車高調整用のシリンダを介装して、車高の低
下時に、このシリンダへ圧力源から圧力流体を供給して
車高を高めるように車高調整を行えるようにしたものが
提案されている。
体との間に車高調整用のシリンダを介装して、車高の低
下時に、このシリンダへ圧力源から圧力流体を供給して
車高を高めるように車高調整を行えるようにしたものが
提案されている。
【0004】この場合には、圧力源としてエンジンによ
り駆動されるポンプを用いるため、エンジンの負担が大
きく燃費効率が悪くなる。
り駆動されるポンプを用いるため、エンジンの負担が大
きく燃費効率が悪くなる。
【0005】一方、これに対して、従来から圧力室に気
液変化する圧力媒体を封入した車高調整部を設けて、エ
ンジンの冷却水を熱媒体として用い、上記圧力媒体を加
熱冷却することにより、車高を昇降調整可能にした車高
調整機能付きショックアブソーバが提案されている。
液変化する圧力媒体を封入した車高調整部を設けて、エ
ンジンの冷却水を熱媒体として用い、上記圧力媒体を加
熱冷却することにより、車高を昇降調整可能にした車高
調整機能付きショックアブソーバが提案されている。
【0006】ところで、車高調整を行うには何らかの車
高検知機構が必要であり、従来は、車高変化に応じた信
号を出力するポテンショメータなどの車高センサが別途
設けられている。
高検知機構が必要であり、従来は、車高変化に応じた信
号を出力するポテンショメータなどの車高センサが別途
設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車高調整機能付きショックアブソーバにあっては、車高
検知のために車高センサを用いた場合には、車高セン
サ、車高センサ用ハーネスの配線、センサ信号処理回路
等が必要になり、使用部品数の増加および組付作業の繁
雑化を招くほか、車高センサの取り付けに際して、検知
精度を出すための調整作業が面倒であるという問題があ
った。
車高調整機能付きショックアブソーバにあっては、車高
検知のために車高センサを用いた場合には、車高セン
サ、車高センサ用ハーネスの配線、センサ信号処理回路
等が必要になり、使用部品数の増加および組付作業の繁
雑化を招くほか、車高センサの取り付けに際して、検知
精度を出すための調整作業が面倒であるという問題があ
った。
【0008】また、車体とばね下部材との相対変位が路
面状態などにより短い周期で繰り返し発生した場合に
は、熱媒体の加熱冷却の温度も短い周期で制御され、こ
のため熱媒体の供給弁を頻繁に開閉させることとなって
車高を安定したレベルに落ち着かせることができないと
いう課題があった。
面状態などにより短い周期で繰り返し発生した場合に
は、熱媒体の加熱冷却の温度も短い周期で制御され、こ
のため熱媒体の供給弁を頻繁に開閉させることとなって
車高を安定したレベルに落ち着かせることができないと
いう課題があった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであり、ショックアブソーバ本体に一体に設けた簡易
な車高検知機構によって、車高検知を高精度に行うこと
ができるとともに、車高調整を、車体とばね下部材との
相対変位が短い周期で繰り返し発生した場合には制限
し、相対変位が落ち着いたタイミングで安定に行わせる
ことができる車高調整機能付きショックアブソーバを得
ることを目的とする。
のであり、ショックアブソーバ本体に一体に設けた簡易
な車高検知機構によって、車高検知を高精度に行うこと
ができるとともに、車高調整を、車体とばね下部材との
相対変位が短い周期で繰り返し発生した場合には制限
し、相対変位が落ち着いたタイミングで安定に行わせる
ことができる車高調整機能付きショックアブソーバを得
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
請求項1の発明にかかる車高調整機能付きショックアブ
ソーバは、ピストンロッドに一端部が気密的に連結さ
れ、シリンダの外周に他端部が摺動自在に接する筒状の
ケースと、車高を検知する車高検知スイッチと、上記シ
リンダおよびピストンロッドとケースとの間に形成され
て、圧力媒体を収容する圧力室と、車高低下時の車高検
知スイッチの動作により電流が供給されて発熱し、この
熱で上記圧力媒体を加熱膨張させて上記圧力室内の圧力
を上昇させシリンダおよびピストンロッドを車高が上昇
する方向に相対変位させるヒータとを設け、車高検知ス
イッチによるオン、オフ信号の周期が設定値より短い場
合には、フィルタ回路にヒータへの電流供給を制限させ
るようにしたものである。
請求項1の発明にかかる車高調整機能付きショックアブ
ソーバは、ピストンロッドに一端部が気密的に連結さ
れ、シリンダの外周に他端部が摺動自在に接する筒状の
ケースと、車高を検知する車高検知スイッチと、上記シ
リンダおよびピストンロッドとケースとの間に形成され
て、圧力媒体を収容する圧力室と、車高低下時の車高検
知スイッチの動作により電流が供給されて発熱し、この
熱で上記圧力媒体を加熱膨張させて上記圧力室内の圧力
を上昇させシリンダおよびピストンロッドを車高が上昇
する方向に相対変位させるヒータとを設け、車高検知ス
イッチによるオン、オフ信号の周期が設定値より短い場
合には、フィルタ回路にヒータへの電流供給を制限させ
るようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
について説明するが、図1は、本発明の車高調整機能付
きショックアブソーバを一部破断して示す正面図であ
り、同図において、1は、ショックアブソーバの本体と
なるシリンダで、このシリンダ1内を摺動するビストン
にピストンロッド2の一端が取り付けられている。
について説明するが、図1は、本発明の車高調整機能付
きショックアブソーバを一部破断して示す正面図であ
り、同図において、1は、ショックアブソーバの本体と
なるシリンダで、このシリンダ1内を摺動するビストン
にピストンロッド2の一端が取り付けられている。
【0012】そして、シリンダ1の上端に設けられたア
イ1aが車体に取り付け可能とされると共に、ピストン
ロッド2の下端に一体のロアキャップ(図示しない)に
設けられたアイ2aが、ばね下部材に取り付け可能とさ
れている。
イ1aが車体に取り付け可能とされると共に、ピストン
ロッド2の下端に一体のロアキャップ(図示しない)に
設けられたアイ2aが、ばね下部材に取り付け可能とさ
れている。
【0013】また、ピストンロッド2下端のインロー部
にはロッドガイド3が嵌挿され、このロッドガイド3下
端に当接するように、ホルダ4がピストンロッド2の下
端部に挿通され、このピストンロッド2下端にねじ込ん
だナット5によって、そのホルダ4がロッドガイド3と
ともに、ピストンロッド2に固定されている。
にはロッドガイド3が嵌挿され、このロッドガイド3下
端に当接するように、ホルダ4がピストンロッド2の下
端部に挿通され、このピストンロッド2下端にねじ込ん
だナット5によって、そのホルダ4がロッドガイド3と
ともに、ピストンロッド2に固定されている。
【0014】なお、ピストンロッド2の下端部およびホ
ルダ4にはヒータとしての後述のヒータプラグを嵌挿す
るための取付孔がそれぞれ設けられている。
ルダ4にはヒータとしての後述のヒータプラグを嵌挿す
るための取付孔がそれぞれ設けられている。
【0015】上記ホルダ4の外周部上面にはケース6の
下端が気密的に固定されており、このケース6の略上半
部がシリンダ1の略下半部の外周を一定間隙Gおいて被
っている。
下端が気密的に固定されており、このケース6の略上半
部がシリンダ1の略下半部の外周を一定間隙Gおいて被
っている。
【0016】そして、ケース6の上端部には、間隙Gを
気密的に塞ぐように、ホルダ、カラー、シール部材(い
ずれも図示しない)が設けられている。
気密的に塞ぐように、ホルダ、カラー、シール部材(い
ずれも図示しない)が設けられている。
【0017】このため、シリンダ1に対してケース6が
気密的に摺動可能とされる。
気密的に摺動可能とされる。
【0018】上記ホルダ4の外周部には、ケース6の外
周を囲むアウタシェル7の下端が取り付けられ、上記カ
ラーにアウタシェル7の上端部が固定されている。
周を囲むアウタシェル7の下端が取り付けられ、上記カ
ラーにアウタシェル7の上端部が固定されている。
【0019】また、このアウタシェル7の下端に、上記
アイ2aを一体に有する上記ロアキャップが取り付けら
れている。
アイ2aを一体に有する上記ロアキャップが取り付けら
れている。
【0020】さらに、アウタシェル7の外周には、円筒
状の樹脂カバー8がねじ9により取り付けられ、樹脂カ
バー8の上端部は図示しない上記カラーに固定されてい
る。
状の樹脂カバー8がねじ9により取り付けられ、樹脂カ
バー8の上端部は図示しない上記カラーに固定されてい
る。
【0021】なお、ねじ9は、樹脂カバー8の下部の取
付孔に一端が嵌合されたボス部材10に挿入され、その
ねじ9の先端がアウタシェル7にねじ込まれている。
付孔に一端が嵌合されたボス部材10に挿入され、その
ねじ9の先端がアウタシェル7にねじ込まれている。
【0022】樹脂カバー8の下部には側面から見て四角
形の枠部8aが突設され、この枠部8a内には回路基板
11の一端が図示のように水平保持され、この回路基板
11上に立設された取付板12が、ねじ13によってボ
ス部14に固定されている。
形の枠部8aが突設され、この枠部8a内には回路基板
11の一端が図示のように水平保持され、この回路基板
11上に立設された取付板12が、ねじ13によってボ
ス部14に固定されている。
【0023】なお、取付板12は、熱導伝性の良好なア
ルミニウムなどの金属材からなり、この取付板12に取
り付けられたヒータ電流制御用のFET(電界効果トラ
ンジスタ)15の放熱作用を持つ。
ルミニウムなどの金属材からなり、この取付板12に取
り付けられたヒータ電流制御用のFET(電界効果トラ
ンジスタ)15の放熱作用を持つ。
【0024】まさらに、このFET15は、上記回路基
板11の回路パターンに接続されている。
板11の回路パターンに接続されている。
【0025】また、16は、圧力媒体を加熱するヒータ
としてのヒータプラグで、これが枠部8a内の樹脂カバ
ー8およびアウタシェル7を貫通して、上記ピストンロ
ッド2端およびホルダ4の上記取付孔に水平保持されて
いる。
としてのヒータプラグで、これが枠部8a内の樹脂カバ
ー8およびアウタシェル7を貫通して、上記ピストンロ
ッド2端およびホルダ4の上記取付孔に水平保持されて
いる。
【0026】このホルダ4には上部に開口する切欠4a
が設けられ、この切欠4a内にヒータプラグ16の加熱
ロッド16a端が臨んでいる。
が設けられ、この切欠4a内にヒータプラグ16の加熱
ロッド16a端が臨んでいる。
【0027】さらに、切欠4aは、シリンダ1下部のケ
ース6内である圧力室17に連通しており、この圧力室
17には上記間隙Gも連通している。
ース6内である圧力室17に連通しており、この圧力室
17には上記間隙Gも連通している。
【0028】圧力室17内には気液変化する、例えば、
代替フロンガスのR134a、R152aなどの低沸点
の圧力媒体が封入されており、これがヒータプラグ16
の加熱ロッド16aにより直接加熱されて気化し、圧力
室17の内圧を高めるように作用する。
代替フロンガスのR134a、R152aなどの低沸点
の圧力媒体が封入されており、これがヒータプラグ16
の加熱ロッド16aにより直接加熱されて気化し、圧力
室17の内圧を高めるように作用する。
【0029】なお、この内圧の上昇によって、ピストン
ロッド2に対してシリンダ1が上方へ押し上げられるこ
ととなる。
ロッド2に対してシリンダ1が上方へ押し上げられるこ
ととなる。
【0030】さらに、上記ヒータプラグ16、圧力室1
7および圧力媒体は、後述のマグネットやリードスイッ
チとともに車高調整手段Aを構成している。
7および圧力媒体は、後述のマグネットやリードスイッ
チとともに車高調整手段Aを構成している。
【0031】また、樹脂カバー8の中腹部から下部にか
けての肉厚内に、車高スイッチとしてのリードスイッチ
18およびこのリードスイッチ18のオン、オフ動作に
よるオン、オフ信号を伝達するリード線19が埋設され
ている。
けての肉厚内に、車高スイッチとしてのリードスイッチ
18およびこのリードスイッチ18のオン、オフ動作に
よるオン、オフ信号を伝達するリード線19が埋設され
ている。
【0032】そして、そのリードスイッチ18に対し、
上部がシリンダ1に取り付けられて、このシリンダ1と
上記樹脂カバー8の各外周面を被うシリンダカバー20
の内側にマグネット21が取り付けられ、これがリード
スイッチ18に対して上下方向に対向配置されている。
上部がシリンダ1に取り付けられて、このシリンダ1と
上記樹脂カバー8の各外周面を被うシリンダカバー20
の内側にマグネット21が取り付けられ、これがリード
スイッチ18に対して上下方向に対向配置されている。
【0033】枠部8aの一部には、これの内外に貫通す
るゴムブッシュ22を介して、ヒータプラグ16など
に、外部電源からの電流を供給するコード23が挿入さ
れている。
るゴムブッシュ22を介して、ヒータプラグ16など
に、外部電源からの電流を供給するコード23が挿入さ
れている。
【0034】なお、図示しないが、枠部8a内には回路
の温度補償を行うサーミスタなども必要に応じ設けられ
る。
の温度補償を行うサーミスタなども必要に応じ設けられ
る。
【0035】また、枠部8aの開口部には樹脂蓋24が
被せられ、ねじ25により固定されている。
被せられ、ねじ25により固定されている。
【0036】図2および図3は、上記樹脂カバー8に設
けられたリードスイッチ18とシリンダカバー20に設
けられたマグネット21との位置関係を概念的に示す正
面図および一部を破断した側面図である。
けられたリードスイッチ18とシリンダカバー20に設
けられたマグネット21との位置関係を概念的に示す正
面図および一部を破断した側面図である。
【0037】ここでは、リードスイッチ18がリード軸
が水平となる方向に配置され、このリードスイッチ18
がリード線19を介して、上記FET15、サーミスタ
および抵抗などを含む電気回路部26に接続されてい
る。
が水平となる方向に配置され、このリードスイッチ18
がリード線19を介して、上記FET15、サーミスタ
および抵抗などを含む電気回路部26に接続されてい
る。
【0038】また、上記マグネット21としては全体と
してしなやかで薄形のラバーマグネットが用いられ、こ
れがシリンダカバー20の内周面に貼着されている。
してしなやかで薄形のラバーマグネットが用いられ、こ
れがシリンダカバー20の内周面に貼着されている。
【0039】また、このマグネット21の着磁パターン
は、図示のように、リードスイッチ18のリード軸方向
Pに対して図示の方向にS極、N極に分けて、リードス
イッチ18と対向する面に片面2極着磁が行われてい
る。
は、図示のように、リードスイッチ18のリード軸方向
Pに対して図示の方向にS極、N極に分けて、リードス
イッチ18と対向する面に片面2極着磁が行われてい
る。
【0040】つまり、マグネット21は、ピストンロッ
ド2の軸線方向に所定長さを持ち、その軸線方向に対し
て略直交する方向にS、N極が形成され、そのS、N極
が形成された面がリードスイッチ18に対向している。
ド2の軸線方向に所定長さを持ち、その軸線方向に対し
て略直交する方向にS、N極が形成され、そのS、N極
が形成された面がリードスイッチ18に対向している。
【0041】図5は、上記電気回路部26の回路図を示
し、図6は、この電気回路部26各部の信号波形を示す
タイミングチャートである。
し、図6は、この電気回路部26各部の信号波形を示す
タイミングチャートである。
【0042】この電気回路部26は、車体とばね下部材
との相対変位に応じてオン、オフする上記リードスイッ
チ18を介してバッテリBに接続されている。
との相対変位に応じてオン、オフする上記リードスイッ
チ18を介してバッテリBに接続されている。
【0043】また、このバッテリBは、リードスイッチ
18を介して、電気回路部26の抵抗R1、R2および
コンデンサC1からなる所定時定数のフィルタ回路27
に電流を供給する。
18を介して、電気回路部26の抵抗R1、R2および
コンデンサC1からなる所定時定数のフィルタ回路27
に電流を供給する。
【0044】また、このフィルタ回路27には、抵抗R
3、コンデンサC2およびアンドゲートGからなる時間
遅延回路28が接続されている。
3、コンデンサC2およびアンドゲートGからなる時間
遅延回路28が接続されている。
【0045】29は、この時間遅延回路28の出力信号
を受けて、車高調整手段を構成する上記ヒータプラグ1
6に電流を供給するヒータプラグ用の駆動回路であり、
これが上記FET15などの回路素子を用いて構成され
ている。
を受けて、車高調整手段を構成する上記ヒータプラグ1
6に電流を供給するヒータプラグ用の駆動回路であり、
これが上記FET15などの回路素子を用いて構成され
ている。
【0046】次に動作を説明すると、まず、車体に作用
する荷重が小さい場合には、車体とばね下部材との間隔
が十分に大きく保たれるため、図1に示すように、ピス
トンロッド2がシリンダ1内から伸び方向に相当量突出
している。
する荷重が小さい場合には、車体とばね下部材との間隔
が十分に大きく保たれるため、図1に示すように、ピス
トンロッド2がシリンダ1内から伸び方向に相当量突出
している。
【0047】従って、ピストンロッド2側の樹脂カバー
8は、シリンダ1に取り付けられたシリンダカバー20
内から上記伸方向に大きく突出している。
8は、シリンダ1に取り付けられたシリンダカバー20
内から上記伸方向に大きく突出している。
【0048】このため、リードスイッチ18に対しマグ
ネット21が上下方向に大きく離れリードスイッチ18
は、マグネット21の磁界の影響を受けず(または磁界
の影響が小さい)、スイッチオフ状態を維持している。
ネット21が上下方向に大きく離れリードスイッチ18
は、マグネット21の磁界の影響を受けず(または磁界
の影響が小さい)、スイッチオフ状態を維持している。
【0049】このリードスイッチ18のオフ状態では、
回路上FET15がオフ状態のため、ヒータプラグ16
に対する信号や電流の供給がしゃ断され、ヒータプラグ
16は加熱制御されることはない。
回路上FET15がオフ状態のため、ヒータプラグ16
に対する信号や電流の供給がしゃ断され、ヒータプラグ
16は加熱制御されることはない。
【0050】一方、車体に作用する荷重が大きくなり、
車体が設定レベルを超えて低下すると、ピストンロッド
2がシリンダ1内に進入していき、従って、樹脂カバー
8もシリンダカバー20内に図4に示すように進入して
いき、遂にはリードスイッチ18がマグネット21の磁
界の影響を受けて、オン状態となる。
車体が設定レベルを超えて低下すると、ピストンロッド
2がシリンダ1内に進入していき、従って、樹脂カバー
8もシリンダカバー20内に図4に示すように進入して
いき、遂にはリードスイッチ18がマグネット21の磁
界の影響を受けて、オン状態となる。
【0051】これによりFET15がオンとなり、ヒー
タプラグ16に対して信号や電流が供給され、FET1
5のドライブ出力によりヒータプラグ16の加熱ロッド
16aが熱せられる。
タプラグ16に対して信号や電流が供給され、FET1
5のドライブ出力によりヒータプラグ16の加熱ロッド
16aが熱せられる。
【0052】この加熱ロッド16aはホルダ4の切欠4
a内に臨んで、圧力室17内の圧力媒体を直接加熱する
ため、この加熱によって圧力媒体が速やかに気化して圧
力室17の内圧を上昇させる。
a内に臨んで、圧力室17内の圧力媒体を直接加熱する
ため、この加熱によって圧力媒体が速やかに気化して圧
力室17の内圧を上昇させる。
【0053】この圧力室17の内圧上昇によってピスト
ンロッド2側のケース6に対してシリンダ1が上方へ移
動する。
ンロッド2側のケース6に対してシリンダ1が上方へ移
動する。
【0054】このため、アイ2aが取り付けられたばね
下部材に対して、アイ2bが取り付けられた車体が上昇
し、この上昇が、マグネット21の影響を受けなくなっ
てリードスイッチ18がオフとなるまで続いて、設定レ
ベルの上昇位置で停止することとなる。
下部材に対して、アイ2bが取り付けられた車体が上昇
し、この上昇が、マグネット21の影響を受けなくなっ
てリードスイッチ18がオフとなるまで続いて、設定レ
ベルの上昇位置で停止することとなる。
【0055】このようにして、車体が所定レベルの高さ
に保持される。
に保持される。
【0056】また、このようなショックアブソーバにお
いては、マグネット21に薄形でリードスイッチ18を
オンさせるのに十分な磁界を発生するラバーマグネット
を使用しているため、シリンダカバー20内周への取り
付けが容易で、しかも嵩ばらず、従って、樹脂カバー8
の外径に対してシリンダカバー20の外径を必要以上に
大きくする必要がない。
いては、マグネット21に薄形でリードスイッチ18を
オンさせるのに十分な磁界を発生するラバーマグネット
を使用しているため、シリンダカバー20内周への取り
付けが容易で、しかも嵩ばらず、従って、樹脂カバー8
の外径に対してシリンダカバー20の外径を必要以上に
大きくする必要がない。
【0057】なお、上記ラバーマグネットは、フェライ
ト磁石粉末と合成ゴムとを複合化したもので、強力な磁
気異方性を付与し、しなやかさと弾力性を持つ。
ト磁石粉末と合成ゴムとを複合化したもので、強力な磁
気異方性を付与し、しなやかさと弾力性を持つ。
【0058】このように、本発明では、加熱ロッド16
aが圧力媒体に直接接触しているため、従来のように、
エンジンの排熱を間接的に利用する場合に比べて、圧力
媒体を直接加熱でき、従って、圧力媒体の膨張による圧
力室内の圧力上昇を速やかに行わせることができ、エン
ジン始動直後の車高調整を遅滞なく円滑に実現できると
いう利点が得られる。
aが圧力媒体に直接接触しているため、従来のように、
エンジンの排熱を間接的に利用する場合に比べて、圧力
媒体を直接加熱でき、従って、圧力媒体の膨張による圧
力室内の圧力上昇を速やかに行わせることができ、エン
ジン始動直後の車高調整を遅滞なく円滑に実現できると
いう利点が得られる。
【0059】また、本発明では、図5に示すようなフィ
ルタ回路27および時間遅延回路28を電気回路部26
に設けている。
ルタ回路27および時間遅延回路28を電気回路部26
に設けている。
【0060】これにより、車体およびばね下部材が、路
面状況に応じて頻繁に上下方向に相対変位を繰り返すこ
とがあっても、その短い周期の相対変位に即応して車両
調整が行われないようにしている。
面状況に応じて頻繁に上下方向に相対変位を繰り返すこ
とがあっても、その短い周期の相対変位に即応して車両
調整が行われないようにしている。
【0061】すなわち、上記フィルタ回路27を用いる
ことで、リードスイッチ18がオン、オフした時に発生
するサージ電圧を、図6(a)に示すようなオン、オフ
信号を抵抗R1、R2およびコンデンサC1によるサー
ジ吸収作用によって吸収して、アンドゲートGにハイレ
ベルのノイズ性信号が入力されないようにして、アンド
ゲートの破壊を防止している。
ことで、リードスイッチ18がオン、オフした時に発生
するサージ電圧を、図6(a)に示すようなオン、オフ
信号を抵抗R1、R2およびコンデンサC1によるサー
ジ吸収作用によって吸収して、アンドゲートGにハイレ
ベルのノイズ性信号が入力されないようにして、アンド
ゲートの破壊を防止している。
【0062】一方、車体およびばね下部材の相対変位が
大きく変化し、この大きく変化した状態が上記抵抗R3
およびコンデンサC2で決まる時定数を超えて長く続く
と、アンドゲートGからハイレベルの制御信号が出力さ
れる。
大きく変化し、この大きく変化した状態が上記抵抗R3
およびコンデンサC2で決まる時定数を超えて長く続く
と、アンドゲートGからハイレベルの制御信号が出力さ
れる。
【0063】このため、アンドゲートGから駆動回路2
9に入力される制御信号は、図6(b)に示すように、
フィルタ回路27の出力信号の立上りタイミングより、
抵抗R3およびコンデンサC2による時定数τだけ遅れ
て立ち上がることとなる。
9に入力される制御信号は、図6(b)に示すように、
フィルタ回路27の出力信号の立上りタイミングより、
抵抗R3およびコンデンサC2による時定数τだけ遅れ
て立ち上がることとなる。
【0064】これによって車体振動が十分に収まった状
態になったときに、初めて車高調整を行わせることがで
きる。
態になったときに、初めて車高調整を行わせることがで
きる。
【0065】また、車両走行中の操安性が害されること
もなくなる。さらに、ヒータのオン、オフの頻度が大幅
に減少し、ヒータの寿命が長くなる。
もなくなる。さらに、ヒータのオン、オフの頻度が大幅
に減少し、ヒータの寿命が長くなる。
【0066】また、上記実施の形態では、マグネット2
1として片面2極着磁を行ったものを使用した場合を示
したが、本発明では、基本的に、ピストンロッド2の軸
線方向に所定長さを持ち、その軸線方向に対し略直交す
る方向にS、N極が形成された面が上記リードスイッチ
18に対向すればよいのであるから、軸方向(両面)2
極着磁を行ったマグネットを使用することも可能であ
る。
1として片面2極着磁を行ったものを使用した場合を示
したが、本発明では、基本的に、ピストンロッド2の軸
線方向に所定長さを持ち、その軸線方向に対し略直交す
る方向にS、N極が形成された面が上記リードスイッチ
18に対向すればよいのであるから、軸方向(両面)2
極着磁を行ったマグネットを使用することも可能であ
る。
【0067】さらに、ショックアブソーバの組立時に
は、マグネット21がリードスイッチ18に正対して移
動できるようにするために、これらを取り付けているシ
リンダカバー20や樹脂カバー8に位置合わせ用の目印
を設けることが望ましい。
は、マグネット21がリードスイッチ18に正対して移
動できるようにするために、これらを取り付けているシ
リンダカバー20や樹脂カバー8に位置合わせ用の目印
を設けることが望ましい。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、車高を
検知する車高検知スイッチと、シリンダおよびピストン
ロッドとケースとの間に形成されて、圧力媒体を収容す
る圧力室と、車高低下時の車高検知スイッチの動作によ
り電流が供給されて発熱し、この熱で上記圧力媒体を加
熱膨張させて上記圧力室内の圧力を上昇させ、シリンダ
およびピストンロッドを車高が上昇する方向に相対変位
させるヒータとを設け、車高検知スイッチによるオン、
オフ信号の周期が設定値より短い場合には、フィルタ回
路にヒータへの電流供給を制限させるようにしたので、
圧力媒体の直接加熱によって圧力室の圧力を速やかに立
ち上げることができるとともに、車体とばね下部材との
相対変位が短い周期で繰り返し発生した場合に、頻繁に
車高調整が行われるのを防止でき、車体姿勢が不安定に
なるのを防止できるという効果が得られる。また、ヒー
タのオン、オフの頻度を大幅に低減できるので、ヒータ
寿命を長くできるという利点も得られる。
検知する車高検知スイッチと、シリンダおよびピストン
ロッドとケースとの間に形成されて、圧力媒体を収容す
る圧力室と、車高低下時の車高検知スイッチの動作によ
り電流が供給されて発熱し、この熱で上記圧力媒体を加
熱膨張させて上記圧力室内の圧力を上昇させ、シリンダ
およびピストンロッドを車高が上昇する方向に相対変位
させるヒータとを設け、車高検知スイッチによるオン、
オフ信号の周期が設定値より短い場合には、フィルタ回
路にヒータへの電流供給を制限させるようにしたので、
圧力媒体の直接加熱によって圧力室の圧力を速やかに立
ち上げることができるとともに、車体とばね下部材との
相対変位が短い周期で繰り返し発生した場合に、頻繁に
車高調整が行われるのを防止でき、車体姿勢が不安定に
なるのを防止できるという効果が得られる。また、ヒー
タのオン、オフの頻度を大幅に低減できるので、ヒータ
寿命を長くできるという利点も得られる。
【図1】本発明の実施の一形態による車高調整機能付き
ショックアブソーバを一部について破断して示す正面図
である。
ショックアブソーバを一部について破断して示す正面図
である。
【図2】図1におけるマグネットとリードスイッチとの
位置関係を概念的に示す車高調整機能付きショックアブ
ソーバの正面図である。
位置関係を概念的に示す車高調整機能付きショックアブ
ソーバの正面図である。
【図3】図2の車高調整機能付きショックアブソーバを
一部について破断して示す側面図である。
一部について破断して示す側面図である。
【図4】図3の車高調整機能付きショックアブソーバの
動作状態を示す側面図である。
動作状態を示す側面図である。
【図5】本発明における電気回路部の詳細を示す回路図
である。
である。
【図6】図5に示す電気回路部各部の信号のタイミング
チャートである。
チャートである。
1 シリンダ 2 ピストンロッド 6 ケース 16 ヒータプラグ(ヒータ) 17 圧力室 18 リードスイッチ(車高検知スイッチ) 27 フィルタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 由紀夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D001 AA08 DA03 3J069 AA09 BB10 CC40 DD13 EE70
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストンロッドに一端部が気密的に連結
され、シリンダの外周に他端部が摺動自在に接する筒状
のケースと、車高を検知する車高検知スイッチと、上記
シリンダおよびピストンロッドとケースとの間に形成さ
れて、圧力媒体を収容する圧力室と、車高低下時の車高
検知スイッチの動作により電流が供給されて発熱し、こ
の熱で上記圧力媒体を加熱膨張させて上記圧力室内の圧
力を上昇させ、シリンダおよびピストンロッドを車高が
上昇する方向に相対変位させるヒータと、車高検知スイ
ッチによるオン、オフ信号の周期が設定値より短い場合
に、上記ヒータへの電流供給を制限するフィルタ回路と
を備えたことを特徴とする車高調整機能付きショックア
ブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149419A JP2001328413A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 車高調整機能付きショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149419A JP2001328413A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 車高調整機能付きショックアブソーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328413A true JP2001328413A (ja) | 2001-11-27 |
JP2001328413A5 JP2001328413A5 (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=18655286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149419A Pending JP2001328413A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 車高調整機能付きショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001328413A (ja) |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149419A patent/JP2001328413A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051116 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081125 |