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JP2001326721A - 携帯電話端末、電力情報報知方法および付加機能制限方法 - Google Patents

携帯電話端末、電力情報報知方法および付加機能制限方法

Info

Publication number
JP2001326721A
JP2001326721A JP2000141629A JP2000141629A JP2001326721A JP 2001326721 A JP2001326721 A JP 2001326721A JP 2000141629 A JP2000141629 A JP 2000141629A JP 2000141629 A JP2000141629 A JP 2000141629A JP 2001326721 A JP2001326721 A JP 2001326721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
call
expected
history
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000141629A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Komiya
光三 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000141629A priority Critical patent/JP2001326721A/ja
Publication of JP2001326721A publication Critical patent/JP2001326721A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に使用電力について管理するようにする
ことができる携帯電話端末を提供する。 【解決手段】 制御部150は、充電装置接続検出手段
6が携帯電話端末100の充電装置200への接続を検
出したタイミングで、時計機能部5からの現在時刻を検
出し、これを充電開始時刻として制御部150のメモリ
に蓄積する。制御部150は、メモリに蓄積された充電
開始時刻から、充電開始の平均時刻(充電開始予定時
刻)を求める。制御部150は、充電開始予定時刻と、
現在時刻とから、充電が行なわれるまでにかかる時間を
予想待ち受け時間として算出する。制御部150は、予
想待ち受け時間分の待ち受け受信を行った場合に消費す
る消費電力量を求め、この消費電力量と、電池残量検出
手段71により検出する電池51の残量との関係をイン
ターフェース部3を通じて報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話端末、
携帯電話端末において行なわれる電力情報報知方法、携
帯電話端末に付加された付加機能の制限方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末は、持ち運ばれて使用され
るため、電源の供給源として、充電式電池が用いられて
いる。そして、携帯電話端末に搭載された充電式電池へ
の充電を頻繁に行わなくても、できるだけ長い時間、携
帯電話端末の機能を動作可能にしておく必要があり、携
帯電話端末を提供する各メーカーにおいては、携帯電話
端末の消費電力の省力化を進め、1回の充電でより長い
時間、携帯電話端末の機能を維持することができるよう
に工夫している。
【0003】しかし、携帯電話端末の場合、主電源を落
とさない限り、自機への着信を検出するためにいわゆる
待ち受け受信を行っており、通話を行わなくても、携帯
電話端末に搭載された電池に蓄積された電力を消費す
る。このため、携帯電話端末においては、搭載された電
池に蓄積されている電力の残量(以下この明細書におい
ては、電池の残量という。)を使用者に通知し、電池の
残量に応じて、使用者が、電話を掛ける時以外は、携帯
電話端末の電源を落とすようにしたり、早めに充電を行
うなどの対応をとることができるようにしている。
【0004】携帯電話端末の電池の残量の通知は、例え
ば、携帯電話端末に設けられたLCD(Liquid
Crystal Display)への残量表示アイコ
ンの表示などにより行なわれる。この場合の電池の残量
の通知は、例えば、フルに充電された状態、電池の残量
が減ってきた状態、電池の残量が残り少ない状態などの
ように、電池の残量の状態を複数段階に分けて通知する
ようにすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯電話端
末の従来の電池の残量の通知は、携帯電話端末の機能を
どれくらいの時間維持することができるのかを明確に通
知するものではない。このため、使用者は、携帯電話端
末の電池の残量の通知を見て、家に帰って充電するまで
もたないと判断すれば、前述もしたように、携帯電話端
末からの発信をひかえたり、携帯電話端末の電源を切っ
て、電話会社側の提供する留守番電話サービスを利用す
るなどの対応を取ることになる。
【0006】しかし、携帯電話端末の電池の残量が残り
少なくなってきていることが通知されている場合であっ
ても、家に帰って充電するまでの数時間の間であれば、
携帯電話端末をいつものように使用することが可能な電
力量、つまり、電話を掛けたり、また、電話を受けたり
して通話をすることが可能な電力量が、電池に残ってい
る場合もあると考えられる。このような場合にまで、携
帯電話端末の使用を使用者自身が制限してしまうことが
発生する可能性があることは好ましいことではない。
【0007】また、携帯電話端末に様々な付加機能を搭
載することが考えられている。例えば、音楽・音声録音
機能、音楽・音声再生機能、画像やテキスト情報の記録
機能、記録した画像やテキスト情報の再生機能、位置情
報表示機能、PDA(Personal Deta A
ssistant)機能(いわゆる電子手帳機能)など
があり、これらの機能の1つだけなく、複数の機能を搭
載することも考えられている。
【0008】このような付加機能が1つ以上搭載された
携帯電話端末においては、その付加機能を使用すること
によって、携帯電話端末に搭載された電池に蓄積されて
いる電力の消費を早めてしまう。このため、付加機能を
使用していて、気が付くと電池に蓄積されている電力が
なくなり、電話機能が使えなくなってしまうということ
が発生することが考えられる。
【0009】これに対処するため、携帯電話端末に搭載
された電池に常に一定量の電力を残しておくようにする
ことが考えられる。しかし、この方法では、電話機能の
ために、必ず電池に一定量の電力を残しておくので、付
加機能を使用するための電力量は限られてしまうことに
なる。しかし、携帯電話端末の使用者自身が、電話機能
のために必要な電力と、付加機能のために必要な電力と
を管理し、電話機能の使用と、付加機能の使用とをコン
トロールすることは難しい。
【0010】以上のことにかんがみ、この発明は、正確
に電池の残量について管理するようにすることができる
携帯電話端末、この携帯電話端末で用いられる電力情報
報知方法および付加機能制限方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の携帯電話端末は、電池に対
する充電が行われる毎に、充電の開始時刻を検出し、こ
れを充電開始履歴としてメモリに記録する充電開始履歴
記録手段と、前記メモリに記録された充電開始履歴と現
在時刻とから、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受
け時間算出手段と、前記予想待ち受け時間算出手段によ
り算出される前記予想待ち受け時間分の消費電力量を算
出する予想待ち受け時間分消費電力量算出手段と、前記
電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、前記予
想待ち受け時間分消費電力量算出手段により算出される
前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記残電力量
検出手段により検出される前記残電力量との関係を報知
する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0012】この請求項1に記載の携帯電話端末によれ
ば、充電開始履歴記録手段によりメモリに記録された充
電開始履歴と現在時刻とから、予想待ち受け時間算出手
段により、充電が行なわれるまでにかかる時間が、予想
待ち受け時間算出手段によって、予想待ち受け時間とし
て算出される。
【0013】そして、予想待ち受け時間分消費電力量算
出手段により、予想待ち受け時間分の待ち受け受信を行
った場合に消費する消費電力量が求められ、この消費電
力量と、残電力量検出手段により検出された電池の残電
力量(電池に蓄積されている電力の残量(電池の残
量))との関係が報知手段により報知される。
【0014】これにより、電池の残電力量が、予想待ち
受け時間分の待ち受け受信を行った場合に消費する消費
電力量より多い場合には、待ち受け受信だけなら充分に
行うことができることを使用者に報知することができ
る。また、電池の残電力量が、予想待ち受け時間分の待
ち受け受信を行った場合に消費する消費電力量より少な
い場合には、充電を行うなどの対応を取る必要があるこ
とを使用者に報知することができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明の携帯電話端
末は、電池に対する充電が行われる毎に、充電の開始時
刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに記録す
る充電開始履歴記録手段と、前記メモリに記録された充
電開始履歴と現在時刻とから、予想待ち受け時間を算出
する予想待ち受け時間算出手段と、通話が行なわれる毎
に、その通話の開始時刻と終了時刻とを検出し、これら
を通話履歴として通話履歴メモリに記録する通話履歴記
録手段と、前記通話履歴メモリに記録された前記通話履
歴から、1日当たりの通話回数を検出する通話回数検出
手段と、前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴
から、1回の通話にかかる通話時間を検出する通話時間
検出手段と、前記1日当たりの通話回数と、前記予想待
ち受け時間と、前記1回の通話にかかる通話時間とか
ら、前記予想待ち受け時間における予想通話時間を算出
する予想通話時間算出手段と、前記予想通話時間算出手
段により算出される前記予想通話時間分の消費電力量を
算出する予想通話時間分消費電力量算出手段と、前記電
池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、前記予想
通話時間分消費電力量算出手段により算出される前記予
想通話時間分の消費電力量と、前記残電力量検出手段に
より検出される残電力量との関係を報知する報知手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】この請求項2に記載の発明の携帯電話端末
によれば、メモリに記録された充電開始履歴と、現在時
刻とから予想待ち受け時間が算出される。また、通話の
開始時刻と終了時刻とからなる通話履歴が、通話履歴メ
モリに記録され、この通話履歴から、1日当たりの通話
回数が求められ、また、1回の通話にかかる通話時間が
算出される。
【0017】そして、予想待ち受け時間、1日当たりの
通話回数、1回の通話にかかる通話時間とから、充電が
開始されるまでに行うであろう予想通話時間が算出され
る。この予想通話時間分の通話を行った場合に消費する
消費電力が求められ、この消費電力量と、電池の残電力
量との関係が報知される。
【0018】これにより、電池の残電力量は、予想通話
時間分の通話を行った場合に消費する消費電力量より多
い場合には、通常行うようにしている通話だけなら充分
に行うことができることを使用者に報知することができ
る。また、電池の残電力量が、予想通話時間分の通話を
行った場合に消費する消費電力量より少ない場合には、
充電を行うなどの対応を取る必要があることを使用者に
報知することができる。
【0019】また、請求項3に記載の発明の携帯電話端
末は、電池に対する充電が行われる毎に、充電の開始時
刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに記録す
る充電開始履歴記録手段と、前記メモリに記録された充
電開始履歴と現在時刻とから、予想待ち受け時間を算出
する予想待ち受け時間算出手段と、前記予想待ち受け時
間算出手段により算出された前記予想待ち受け時間分の
消費電力量を算出する予想待ち受け時間分消費電力量算
出手段と、通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻
と終了時刻とを検出し、これらを通話履歴として通話履
歴メモリに記録する通話履歴記録手段と、前記通話履歴
メモリに記録された前記通話履歴から、1日当たりの通
話回数を検出する通話回数検出手段と、前記通話履歴メ
モリに記録された前記通話履歴から、1回の通話にかか
る通話時間を検出する通話時間検出手段と、前記1日当
たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間と、前記1回
の通話にかかる通話時間とから、前記予想待ち受け時間
における予想通話時間を算出する予想通話時間算出手段
と、前記予想通話時間算出手段により算出される前記予
想通話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消
費電力量算出手段と、前記予想待ち受け時間分消費電力
量算出手段により算出される前記予想待ち受け時間分の
消費電力量と、前記予想通話時間分消費電力量算出手段
により算出される前記予想通話時間分の消費電力量とか
ら、必要電力量を算出する必要電力量算出手段と、前記
電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、前記必
要電力量算出手段により算出される前記必要電力量と、
前記残電力量検出手段により検出される残電力量との関
係を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0020】この請求項3に記載の発明の携帯電話端末
によれば、メモリに記録された充電開始履歴と、現在時
刻とから予想待ち受け時間が算出され、この予想待ち受
け時間分の待ち受け受信を行った場合に消費する消費電
力が算出される。また、通話の開始時刻と終了時刻とか
らなる通話履歴が、通話履歴メモリに記録され、この通
話履歴から、1日当たりの通話回数が求められ、また、
1回の通話にかかる通話時間が算出される。
【0021】そして、予想待ち受け時間、1日当たりの
通話回数、1回の通話にかかる通話時間とから、充電が
開始されるまでに行うであろう予想通話時間が算出され
る。この予想通話時間分の通話を行った場合に消費する
消費電力が求められる。そして、予想待ち受け時間分の
待ち受け受信を行った場合に消費する消費電力と、予想
通話時間分の通話を行った場合に消費する消費電力とを
たし算することにより、現時点から充電が開始されるで
あろう時刻まで、電話機能を維持させるための必要電力
量が算出される。この必要電力量と、電池の残電力量と
の関係が報知される。
【0022】これにより、電池の残電力量が、必要電力
量より多い場合には、通常行うことが可能な待ち受け受
信および通話を充分に行うことができることを使用者に
報知することができる。また、電池の残電力量が、必要
電力量より少ない場合には、充電を行うなどの対応を取
る必要があることを使用者に報知することができる。
【0023】また、請求項4に記載の発明の携帯電話端
末は、請求項3に記載の携帯電話端末であって、前記残
電力量検出手段により検出される前記残電力量が、前記
必要電力量算出手段により算出される前記必要電力量以
下になったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段
により、前記残電力量が、前記必要電力量以下になった
と判別された場合に、これを使用者に警告する警告手段
とを備えることを特徴とする。
【0024】この請求項4に記載の携帯電話端末によれ
ば、電池の残電力量が、必要電力量より少ない場合に
は、電池の残電力量が不足していることが警告され、携
帯電話端末の電源を落として使用を中止したり、充電を
行うようにするなど、迅速に対応することができる。
【0025】また、請求項5に記載の発明の携帯電話端
末は、電池に対する充電が行われる毎に、充電の開始時
刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに記録す
る充電開始履歴記録手段と、前記メモリに記録された充
電開始履歴と現在時刻とから、予想待ち受け時間を算出
する予想待ち受け時間算出手段と、前記予想待ち受け時
間算出手段により算出された前記予想待ち受け時間分の
消費電力量を算出する予想待ち受け時間分消費電力量算
出手段と、通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻
と終了時刻とを検出し、これらを通話履歴として通話履
歴メモリに記録する通話履歴記録手段と、前記通話履歴
メモリに記録された前記通話履歴から、1日当たりの通
話回数を検出する通話回数検出手段と、前記通話履歴メ
モリに記録された前記通話履歴から、1回の通話にかか
る通話時間を検出する通話時間検出手段と、前記1日当
たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間と、前記1回
の通話にかかる通話時間とから、前記予想待ち受け時間
における予想通話時間を算出する予想通話時間算出手段
と、前記予想通話時間算出手段により算出される前記予
想通話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消
費電力量算出手段と、前記予想待ち受け時間分消費電力
量算出手段により算出される前記予想待ち受け時間分の
消費電力量と、前記予想通話時間分消費電力量算出手段
により算出される前記予想通話時間分の消費電力量とか
ら、必要電力量を算出する必要電力量算出手段と、前記
電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、前記残
電力量検出手段により検出される前記残電力量が、前記
必要電力量算出手段により算出される前記必要電力量以
下になった場合に、付加機能を制限するように制御する
制限制御手段とを備えることを特徴とする。
【0026】この請求項5に記載の発明の携帯電話端末
によれば、請求項4に記載の携帯電話端末と同様に、メ
モリに記録された充電開始履歴などに基づいて、予想待
ち受け時間と、この予想待ち受け時間分の待ち受け受信
を行った場合に消費される消費電力が算出される。ま
た、通話履歴メモリに記録された通話履歴に基づいて、
1日当たりの通話回数が求められ、また、1回の通話に
かかる通話時間が算出される。
【0027】そして、予想待ち受け時間、1日当たりの
通話回数、1回の通話にかかる通話時間とから、充電が
開始されるまでに行うであろう通話の予想通話時間が算
出される。この予想通話時間分の通話を行った場合に消
費する消費電力が求められる。そして、予想待ち受け時
間分の待ち受け受信を行った場合に消費する消費電力
と、予想通話時間分の通話を行った場合に消費する消費
電力とから、現時点から充電が開始されるであろう時刻
まで、電話機能を維持させるための必要電力量が算出さ
れる。
【0028】この必要電力量と、電池の残電力量との関
係に基づいて、電話機能以外の付加機能が制限するよう
に制御される。これにより、電池の残電力量が、必要電
力量より多い場合には、通常行うことが可能な待ち受け
受信および通話を行うことができるが、電池の残電力量
が、必要電力量より少ない場合には、これを報知して、
付加機能を動作させるか否かを使用者に選択させるよう
にしたり、あるいは、付加機能を強制的に動作させない
ようにするなどのことが可能となる。
【0029】また、請求項6に記載の発明の携帯電話端
末は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項5に
記載の携帯電話端末において、電池に対する充電が行わ
れる毎に、充電の終了時刻を検出し、これを充電終了履
歴として充電終了履歴メモリに記録する充電終了履歴記
録手段を備え、前記充電開始履歴記録手段は、今回検出
した充電開始時刻と、前記充電終了履歴メモリに記録さ
れている最新の充電終了時刻との差分が、予め決められ
た時間以上の場合に、今回検出した前記充電開始時刻を
前記充電開始履歴として前記メモリに記録することを特
徴とする。
【0030】この請求項6に記載の携帯電話端末によれ
ば、今回検出した充電開始時刻と、その直前の充電終了
時刻との差分が、予め決められた時間以上である場合
に、今回検出した最新の充電開始時刻をメモリに記録
し、今回検出した充電開始時刻と、その直前の充電終了
時刻との差分が、予め決められた時間より短い場合に
は、今回検出した充電開始時刻は、メモリに記録しない
ようにする。
【0031】例えば、携帯電話端末が充電台に乗せられ
た直後に、充電台から下ろされ、その直後に再度携帯電
話端末が充電台に乗せられるといったような場合にま
で、検出した充電開始時刻をいちいち充電開始履歴とし
てメモリに記録していたのでは、予想待ち受け時間を正
確かつ迅速に求めることができなくなるからである。こ
れにより、正確な充電開始履歴のみをメモリに記録する
ことができるので、正確かつ迅速に予想待ち受け時間を
算出することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による携帯電話端末、電力情報報知方法および付加機
能制限方法の一実施の形態について説明する。図1は、
この発明による携帯電話端末、電力情報報知方法および
付加機能制限方法が適用された、この実施の形態の携帯
電話端末100が有する主な機能を説明するための機能
ブロック図である。
【0033】図1において、制御部150は、CPU
(Cental Prossesing Unit)や
各種のメモリなどを備えたマイクロコンピュータであ
り、携帯電話端末100の各部を制御するものである。
この実施の形態の携帯電話端末100は、図1に示すよ
うに、電話機能部1と、付加機能部2とを備えている。
【0034】電話機能部1は、携帯電話端末100を携
帯電話として用いるための電話機能を実現する。すなわ
ち、電話機能部1は、着信のための待ち受け受信を行う
とともに、掛かってきた電話に応答することにより、あ
るいは、自機から発呼することにより、相手先との間に
電話回線を接続し、相手先との間で通話を行えるように
する部分である。
【0035】また、付加機能部2は、音楽コンテンツ
(音楽情報)の記録機能と、音楽コンテンツの再生機能
とを実現する。この実施の形態の携帯電話端末100に
おいて、音楽コンテンツの記録機能は、例えば、インタ
ーネットを通じて音楽コンテンツの提供を受け、これを
自機に接続される着脱可能な外部半導体メモリに記録す
るものである。また、音楽コンテンツの再生機能は、自
機に接続された着脱可能な外部半導体メモリに記録され
ている音楽コンテンツを読み出して、これを再生して出
力するものである。付加機能部2は、このような、音楽
コンテンツの記録/再生を行えるようにする部分であ
る。
【0036】これら、電話機能を実現する電話機能部
1、付加機能として音楽コンテンツの記録/再生を実現
する付加機能部2は、制御部150によって制御され
る。また、制御部150には、インターフェース部3が
接続されている。この実施の形態の携帯電話端末100
において、インターフェース部3は、図1に示すよう
に、キー操作部31、LCD(Liquid Crys
tal Display)32、リンガ33、LED
(Light Emitting Diode)34か
らなるものである。
【0037】そして、制御部150は、インターフェー
ス部3のキー操作部31を通じて、使用者からの指示入
力や必要な情報の供給を受けることができる。また、制
御部150は、インターフェース部3のLCD32、リ
ンガ33、LED34を通じて、携帯電話端末1000
の状態などを使用者に報知したり、あるいは、警告を発
するなどのことができる。
【0038】また、制御部150には、時計機能部4が
接続されている。時計機能部4は、現在時刻を提供する
ものである。また、この実施の形態の時計機能部4は、
カレンダー機能を備え、現在の年月日、曜日などを提供
することができるものである。
【0039】そして、図1に示すように、この携帯電話
端末100には、充電式の電池5が搭載されており、こ
の電池5から携帯電話端末100の各部に電力を供給す
る。この実施の形態においては、充電装置200を用い
ることによって、携帯電話端末100に搭載されている
電池5に充電することができるようにしている。
【0040】充電装置200は、携帯電話端末100と
は別体とされたものである。充電装置200は、図示し
ないが、家庭用交流電源コンセントに接続されて電力の
供給を受けて、携帯電話端末100の電池5に供給する
電力を形成し、これを携帯電話端末100に電池5に供
給するようにするものである。
【0041】このため、充電装置200には、携帯電話
端末100に対して電力を供給するための充電用端子T
J1、TJ2が設けられている。また、図1に示すよう
に、携帯電話端末100にも、充電装置200からの電
力の供給を受けるための充電用端子T1、T2が設けら
れている。
【0042】この場合、携帯電話端末100の充電用端
子T1、T2と、充電装置200の充電用端子TJ1、
TJ2とは、携帯電話端末100を充電装置200にセ
ットしたときに、対応する端子同士が互いに対向するよ
うに設けられている。そして、家庭の交流電源コンセン
トに接続された充電装置200に携帯電話端末100を
セットすることにより、携帯電話端末100の電池5へ
の充電が開始される。
【0043】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00は、図1に示すように、充電装置接続検出手段6を
備えている。充電装置接続検出手段6は、携帯電話端末
100が充電装置200にセットされたり、充電装置2
00から離されたことを検出し、これを制御部150に
通知する。すなわち、充電装置接続検出手段6は、携帯
電話端末100の電池5への充電の開始/終了のタイミ
ングを検出し、これを制御部150に通知する。
【0044】さらに、携帯電話端末100は、図1に示
すように、電池残量検出手段7を備えている。電池残量
検出手段7は、制御部150からの要求に応じて、電池
5に蓄積されている電力の残量(電池5の残量)を検出
し、検出した電池5の残量を制御部150に通知するも
のである。この電池残量検出手段7により、制御部15
0が、必要に応じて、電池5の残量を知ることができる
ようにしている。
【0045】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100は、電話機能だけでなく、付加機能として、音
楽コンテンツの記録/再生機能をも備えたものである。
そして、付加機能を利用することにより、消費電力も増
える。そこで、この実施の形態の携帯電話端末100
は、携帯電話端末100の利用状況やあと何時間電話機
能を使える状態にすればよいかなどの状況に応じて、正
確に必要電力量を見積もり、電池5の残量を管理して、
付加機能の利用を制限したり、あるいは、携帯電話端末
100においての電力情報の報知を行うことができるよ
うにしている。
【0046】[携帯電話端末の一例の詳細説明]次に、
図1を用いて説明した電話機能と付加機能を備えたこの
実施の形態の携帯電話端末100について詳細に説明す
る。なお、以下においては、この実施の形態の携帯電話
端末100について、自機の利用状況などに応じて正確
に必要電力量を見積もり、電池5の残量を管理して、付
加機能の利用を制限するようにする場合を例にして説明
する。
【0047】図2は、図1に示したこの実施の形態の携
帯電話端末100を具体的に説明するためのブロック図
である。図2に示すように、携帯電話端末100の制御
部150は、CPU151と、ROM(Read On
ly Memory)152と、RAM(Random
Access Memory)153と、EEPRO
M(Electrically Erasable a
nd Programmable ROM)154と、
時計回路41とが、CPUバス155を通じて接続され
たものである。
【0048】ここで、ROM152は、CPU151に
おいて実行されるプログラムや、表示用のフォント等の
必要となるデータが予め記憶されたものである。また、
RAM153は、主に作業領域として用いられるもので
あり、CPU151がプログラム実行中において、必要
に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、制御部1
50と、各部との間でやり取りするデータを一時記憶し
たりするなどの場合に用いられる。
【0049】EEPROM154は、携帯電話端末10
0の電源がオフされても例えば直前の設定条件などを記
憶しておき、次の電源オン時に同じ設定にするような使
用方法をする場合に、それらの設定パラメータを記憶し
たり、また、後述もするように数日分の充電開始履歴情
報や通話履歴情報を蓄積するものとして用いられる。す
なわち、EEPROM154は、携帯電話端末100の
電源がオフにされても、これに記憶されているデータが
消滅してしまうことのない不揮発性メモリである。
【0050】また、制御部150には、キー入力部31
が、キーI/F(I/Fは、インターフェースの略。以
下、この明細書において同じ。)31Aを通じて接続さ
れ、LCD32が、LCDコントローラ32Cを通じて
接続されている。また、制御部150には、リンガ3
3、LED34が、リンガドライバ33D、LEDドラ
イバ34Dを通じて接続されている。
【0051】これら、キー入力部31、LCD32、リ
ンガ33、LED34は、図1に示したインターフェー
ス部3を構成し、携帯電話端末100と使用者との間の
情報の伝達を仲介する。すなわち、制御部150は、キ
ー操作部31を通じて、使用者からの指示入力や必要な
情報の入力を受け付けることができるとともに、LCD
32、リンガ33、LED34を通じて、例えば、携帯
電話端末100の状態を使用者に報知したり、不正な操
作に対する警告を発するなどのことができるようにして
いる。
【0052】また、制御部150には、時計機能部4に
相当する時計回路41が接続されている。時計回路41
は、前述もしたように、現在時刻を提供することができ
るとともに、カレンダ機能を有し、現在年月日や曜日を
提供することができるものである。また、設定された時
刻の到来を検出するようにするいわゆるタイマ機能をも
備えたものである。
【0053】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00には、外部の充電装置200と接続するための充電
用端子T1、T2(図1における充電用端子T1、T2
に対応。)に接続された充電式の電池51(図1におけ
る電池5に対応。)が搭載されている。また、充電用端
子と、電池51との間には、充電装置接続検出部61
(図1における充電装置接続検出手段6に対応)が設け
られている。
【0054】この実施の形態の携帯電話端末100で用
いられる充電装置接続検出部61は、例えば、電圧の変
化などを検出することにより、携帯電話端末100が、
受電装置200にセットされたか、また、充電装置20
0から離されたかを電気的に検出し、これを制御部15
0に通知する。
【0055】制御部150は、充電装置接続検出部61
から、携帯電話端末100が充電装置200にセットさ
れたことが通知されたときには、時計回路41からの現
在時刻を充電開始時刻として得て、これを充電開始履歴
情報として、EEPROM154に設けられている充電
ログファイルに記録する。
【0056】また、制御部150は、充電装置接続検出
部61から、携帯電話端末100が充電装置から離され
たことが通知されたときには、時計回路41からの現在
時刻を充電終了時刻として得て、これを充電終了履歴情
報として、EEPROM154に設けられている充電ロ
グファイルに記録する。
【0057】しかし、充電装置200にセットした携帯
電話端末100を置き直したり、あるいは、携帯電話端
末100を充電装置200にセットした直後に、充電装
置200から携帯電話端末100を離し、携帯電話端末
100を数分間使用した後に、再度、携帯電話端末10
0を充電装置200にセットし直すなどというように、
充電が中断するようにされる場合もしばしば発生する。
【0058】このため、この実施の形態の携帯電話端末
100の制御部150は、充電開始時刻(充電開始履歴
情報)の充電ログファイルへの記録に当たり、今回検出
した充電開始時刻と、充電ログファイルに記録されてい
る最新の充電終了時刻との差分(時間間隔)が、予め決
め定められた時間間隔より短い場合には、今回検出した
充電開始時刻を充電開始履歴情報として充電ログファイ
ルには記録しないようにしている。
【0059】図3は、EEPROM154の充電ログフ
ァイルに記録される充電開始時刻と充電終了時刻とを説
明するための図である。図3は、横軸を1日分の時間
(24時間)とし、過去の4日のそれぞれの日において
の充電状況の例を示す図である。図3において、斜線で
しめした帯状の部分が、携帯電話端末100が充電装置
200にセットされ携帯電話端末100の電池51への
充電が行なわれていた時間帯を示している。
【0060】したがって、図3において、時点S1、M
1、M2、S2、S3のそれぞれは、携帯電話端末10
0が充電装置200にセットされた時点として検出さ
れ、これらの時点において、時計回路41から検出され
る現在時刻が充電開始時刻として検出される。また、時
点ME1、ME2、E1、E2のそれぞれは、携帯電話
端末100が充電装置200から離された時点として検
出され、これらの時点において、時計回路41から検出
される現在時刻が充電終了時刻として検出される。
【0061】しかし、図3において、時点ME1と時点
M1との間、および、時点ME2と時点M2との間の時
間間隔は、予め決められた所定時間、例えば、数十分以
下である。このため、時点ME1、ME2は、充電が終
了した時点とはみなさず、充電が中断された時点とみな
す。また、時点M1、M2は、新たに充電が開始された
時点とはみなさず、中断された充電が再開された時点と
みなす。
【0062】このため、図3において、時点S1が4日
前の充電開始時点として検出され、時点S2が3日前の
充電開始時点として検出される。また、時点S3が1日
前の充電開始時点として検出される。そして、これら時
点S1、S2、S3において検出された現在時刻が、充
電開始時刻として、EEPROM154の充電履歴ログ
ファイルに記録されて、充電開始履歴情報とされる。
【0063】また、図3において、時点E1が、4日前
の時点S1において開始された充電の終了時点として検
出され、時点E2が、3日前の時点S2において開始さ
れた充電の終了時点として検出される。そして、これら
時点E1、E2において検出された現在時刻が、充電終
了時刻として、EEPROM154の充電ログファイル
に記録されて、充電終了履歴情報とされる。
【0064】このようにすることにより、中断された充
電の再開時点を充電開始時刻とすることなく、本来の充
電開始時刻を充電ログファイルに記録し、この本来の充
電開始時刻に基づいて、後述する予想充電開始時刻を正
確かつ迅速に算出することができるようにしている。
【0065】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100は、最新の充電終了時刻と、新たに検出した充
電開始時刻との時間間隔が、予め決められた所定時間以
下、例えば、数分から数十分以下であれば、中断された
充電が再開されたと判断し、今回新たに検出した充電開
始時間は無視し、また、充電ログファイルに記録された
充電中断時点に対応する充電終了時間も、新たな充電終
了時間に書き直すようにし、本来の充電開始時刻と、充
電終了時刻とを充電ログファイルに記録する。
【0066】このようにして、制御部150は、充電装
置接続検出部61と協働することにより、EEPROM
154の充電ログファイルに充電開始履歴情報を蓄積す
る。そして、EEPROM154の充電ログファイルに
は、過去数日間分の充電開始履歴情報を蓄積することが
できるようにされている。
【0067】図4は、この実施の形態の携帯電話端末1
00において、EEPROM154に形成される充電ロ
グファイルの例を説明するための図である。図4に示す
ように、この実施の形態の充電ログファイルには、充電
開始時点において、時計回路41からのその時点におけ
る現在年月日と現在時刻とが、開始年月日と開始時刻と
して検出され、これが前述した充電開始時刻(充電開始
履歴情報)として記録される。
【0068】また、図4に示すように、この実施の形態
の充電ログファイルには、充電終了時点において、時計
回路41からのその時点における現在年月日と現在時刻
とが、終了年月日と終了時刻として検出され、これが充
電終了時刻(充電終了履歴情報)として記録される。
【0069】また、この実施の形態の携帯電話端末10
0は、図1に示すように、電池残量検出部71(図1に
おいての電池残量検出手段7に対応。)を備えている。
電池残量検出部71は、制御部150からの制御に応じ
て、電池51に蓄積されている電力の残量(以下、電池
51の残量という。)を検出し、検出した残量を制御部
150に通知する。これにより、制御部150は、電池
残量検出部71を制御することにより、必要なタイミン
グで電池51の残量を知ることができる。
【0070】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100は、充電開始時刻、充電終了時刻をEEPRO
M154の充電ログファイルに記録して管理することが
できるとともに、必要に応じて、充電式の電池5の残量
を検出することができるようにされたものである。
【0071】次に、この実施の形態の携帯電話端末10
0の電話機能部1について説明する。図2に示したこの
実施の形態の携帯電話端末100において、参照符号1
1から参照符号19が付された部分が、電話機能を実現
するための電話機能部1に相当する。まず、この実施の
形態の携帯電話端末100の電話機能部1の受信系につ
いて説明する。
【0072】アンテナ11を通じて受信した受信信号
は、アンテナ共用器12を通じて受信部13に供給され
る。受信部13は、受信信号が適正なレベルになるよう
に、必要な帯域制限、AGC(Automatic G
ain Control)を行うとともに、周波数シン
セサイザ(局発部)19からの信号に基づいて、受信信
号の周波数を一定の周波数にするなどの処理を行って、
処理後の信号をベースバンド処理部14に供給する。
【0073】ベースバンド処理部14は、受信部13か
らの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去
や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エ
ラー訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データ
とその他の通信データとを分離する。ここで分離された
音声データは、DSP15に供給され、その他の通信デ
ータである、例えば、各種の制御情報や文字データなど
は、制御部150に供給される。
【0074】DSP15は、ベースバンド処理部14か
らの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形
成し、これをスピーカ16に供給する。これにより、ス
ピーカ16からは、コーデック15からのアナログ音声
信号に応じた音声が放音される。
【0075】一方、ベースバンド処理部14から制御部
150に供給された通信データは、この携帯電話端末1
00用の制御データや文字データなどの場合には、制御
部150のRAM22に一時記憶されて、この携帯電話
端末100において使用するようにされる。また、それ
以外の通信データ、例えば、インターネットを通じて提
供受ける音楽コンテンツ(音楽情報)などは、この実施
の形態においては、外部メモリI/F81を通じて、こ
の携帯電話端末100に対して着脱可能な外部メモリ
(外部半導体メモリ)90に記録するようにされる。
【0076】次に、この実施の形態の携帯電話端末10
0の電話機能部1の送信系について説明する。マイクロ
ホン17は、収音した音声をアナログ音声信号に変換
し、これをDSP15に供給する。DSP15は、マイ
クロホン17からのアナログ音声信号をA/D変換し
て、デジタル音声信号を形成し、これをベースバンド処
理部14に供給する。
【0077】ベースバンド処理部14は、DSP15か
らのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して
圧縮し、所定のブロックにまとめ、これを送信部18に
供給する。送信部18は、ベースバンド処理部14から
のデジタルデータをD/A変換して、アナログ変調信号
を形成し、このアナログ変調信号を所定の送信周波数に
変換するために、アナログ変調信号と、周波数シンセサ
イザ19からの変換用の信号とを混合して、送信用アナ
ログ変調信号を形成する。この送信部18において形成
された送信用アナログ変調信号は、アンテナ共用器12
を経由して、送受信アンテナ11から送信される。
【0078】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00を用いて通話を行う場合であって、この実施の形態
の携帯電話端末100から発呼する場合には、キー操作
部31のオフフックキーを押下するなどのオフフック操
作を行った後、キー操作部31のテンキーを通じて、ま
た、予め携帯電話端末100のEEPROM154に作
成された電話番号リストから相手先の電話番号を選択す
る。このような、キー操作部31を通じて行なわれた使
用者からの操作入力は、キーI/F31Aを通じて制御
部150に供給される。
【0079】制御部150は、入力された電話番号、あ
るいは、指示された電話番号に基づいて、ダイヤル動作
を行い、発呼要求を形成し、これを前述した送信系を通
じて送信する。これにより、目的とする相手先の電話端
末との間に通信回線を接続するようにする。そして、相
手先からの着信応答が返信されてきて、通信回線の接続
を確認すると、前述したように、受信系、送信系の動作
によって通話が可能となる。
【0080】また、待ち受け受信時においては、携帯電
話端末100の制御部150は、例えば、所定の間隔
で、ベースバンド処理部14からの受信信号を監視する
ことにより、自機への着信を検出する。そして、制御部
150は、自機への着信を検出した場合には、リンガド
ライバ33Dを制御して、リンガ33を駆動させ、呼び
出し音(リンガ音)を放音するなどして、着信を携帯電
話端末100の使用者に通知する。
【0081】そして、携帯電話端末100の使用者が、
キー操作部31に設けられているオフフックキーを押下
するなどのオフフック操作を行うことにより、着信に応
答した場合には、制御部20は、送信系を通じて、接続
応答を送出するなどして通信回線を接続し、前述したよ
うに、受信系、送信系の動作によって通話が可能とな
る。
【0082】このように、携帯電話端末100は、自機
から発呼して、あるいは、相手から掛かってきた電話に
応答して、電話回線を接続し、通話を行うことができる
ようにしている。そして、通話を行った後に、相手がオ
ンフック操作を行った場合、あるいは、携帯電話端末1
00の使用者がオンフック操作を行った場合には、電話
回線は切断され、通話が終了する。
【0083】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00の制御部150は、例えば、ベースバンド処理部1
4からの情報に基づいて、電話回線の接続および切断を
検出する。そして、電話回線の接続を検出したときに
は、その時点の現在時刻を通話開始時刻として時計回路
41から検出し、これを通話開始履歴情報としてEEP
ROM154の通話ログファイルに記録する。
【0084】また、接続された電話回線の切断を検出し
たときには、その時点の現在時刻を通話終了時刻として
時計回路41から検出し、これを通話終了履歴情報とし
てEEPROM154の通話ログファイルに記録する。
【0085】図5は、この実施の形態の携帯電話端末1
00において、EEPROM154に形成される通話ロ
グファイルの例を説明するための図である。図5に示す
ように、この実施の形態の通話ログファイルには、通話
開始時点において、時計回路41からのその時点におけ
る現在年月日と現在時刻とが、開始年月日と開始時刻と
して検出され、これが前述した通話開始時刻(通話開始
履歴情報)として記録される。
【0086】また、図5に示すように、この実施の形態
の通話ログファイルには、通話終了時点において、時計
回路41からのその時点における現在年月日と現在時刻
とが、終了年月日と終了時刻として検出され、これが通
話終了時刻(通話終了履歴情報)として記録される。
【0087】図5に示したように、通話開始時刻と通話
終了時刻とが蓄積するようにされた通話ログファイルの
情報に基づいて、携帯電話端末100においては、1日
に何回通話がおこなわれ、通話の平均時間はどれくらい
なのかなどの情報を得ることが可能となる。
【0088】次に、この実施の形態の携帯電話端末10
0の付加機能部1について説明する。図2に示したこの
実施の形態の携帯電話端末100において、外部メモリ
I/F81、デコーダ21、ヘッドホン端子22が、付
加機能である音楽コンテンツの記録/再生機能を実現す
るための付加機能部2に相当する。
【0089】この実施の形態においては、音楽コンテン
ツの記録媒体として、この携帯電話端末100に対して
着脱可能とされた外部メモリ90が用いらるようにされ
ている。この実施の形態において、外部メモリI/F8
1は、外部メモリ90を装填するスロット部を備えたも
のである。
【0090】また、この実施の形態において、外部メモ
リI/F81は、これに装填された外部メモリ90に音
楽コンテンツを記録したり、装填された外部メモリ90
に記録されている音楽コンテンツを読み出すリーダ/ラ
イタ(読み出し/書込み装置)としての機能をも備えた
ものである。
【0091】この実施の形態の携帯電話端末100が有
する音楽コンテンツの記録/再生機能は、外部メモリI
/F81を通じて接続された外部メモリに、音楽コンテ
ンツを記録したり、外部メモリI/F81を通じて接続
された外部メモリに記録されている音楽コンテンツを読
み出して再生することを実現する。
【0092】まず、この携帯電話端末100が有する音
楽情報の記録機能について説明する。この実施の形態の
携帯電話端末100は、例えば、予め用意されているメ
ニューから音楽コンテンツのダウンロードを実行する場
合に選択する項目を選択するなどの所定の操作を行う
と、所定のインターネットサービスプロバイダ(IS
P)に電話を掛け、このISPを通じてインターネット
に接続して、音楽コンテンツの提供業者のサーバから目
的とする音楽コンテンツの提供を受けることができるよ
うにされている。
【0093】そして、インターネットを通じて提供され
る音楽コンテンツは、送受信アンテナ11、アンテナ共
用器12、受信部13、ベースバンド処理部14を通じ
て、制御部150に供給され、これが外部メモリI/F
81を通じて、外部メモリ90に記録される。
【0094】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100は、インターネットなどのネットワークを通じ
て音楽コンテンツの提供を受け、これを外部メモリI/
F81を通じて携帯電話端末100に接続された外部メ
モリ90に記録することができるものである。
【0095】次に、この携帯電話端末100が有する音
楽コンテンツの再生機能について説明する。この実施の
形態の携帯電話端末100は、例えば、予め用意されて
いるメニューから音楽コンテンツの再生を実行する場合
に選択する項目を選択するなどの所定の操作を行うと、
制御部150は、外部メモリI/F81を通じて、これ
に接続されている外部メモリ90から音楽コンテンツ
(音楽データ)を読み出す。そして、制御部150は、
読み出した音楽データをデコーダ21に供給する。
【0096】デコーダ21は、これに供給された音楽デ
ータをデコードするとともに、デコード後の音楽データ
をD/A変換してアナログ音声信号に変換する。デコー
ダ21からのアナログ音声信号は、ヘッドホン端子22
を通じて、これに接続されたヘッドホンに供給される。
このようにして、外部メモリ90から読み出された音楽
データに応じた音声を、ヘッドホン端子22に接続され
たヘッドホンを通じて聴取することができるようにされ
ている。
【0097】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00は、図4に示した充電ログファイルや図5に示した
通話ログファイルに蓄積された履歴情報に基づいて、携
帯電話端末の利用状況や、あと何時間電話機能を使える
状態にすればよいかなどの状況を検出する。
【0098】この検出結果に基づいて、携帯電話端末1
00において必要な電力量を正確に見積もり、電池残量
検出部71により検出される電池51の残量が、見積も
った必要電力量以下になった場合には、付加機能である
音楽コンテンツの記録/再生機能の使用を制限するよう
にしている。
【0099】具体的には、図4に示したように、EEP
ROM154の充電ログファイルに蓄積される充電開始
履歴情報に基づいて、現時点から充電が行なわれるであ
ろう時刻(充電開始予定時刻)を予想する。そして、現
時点から充電開始予定時刻までの時間が、現時点から、
最低限、待ち受け受信を可能にしておかなければならな
い予想待ち受け時間となる。換言すれば、この予想待ち
受け時間が、現時点からあと何時間電話機能を使える状
態にすればよいかを示す時間である。
【0100】そして、予想待ち受け時間分について、電
話機能を使えるようにしておくために必要な電力量(電
話機能に必要な電力量)は、(1)式のように表すこと
ができる。 (電話機能に必要な電力量) =(待ち受けに必要な電力量)+(通話に必要な電力量) …(1)
【0101】ここで、(待ち受けに必要な電力量)は、
次の(2)式のようにして求めることができる。すなわ
ち (待ち受けに必要な電力量) =(待ち受けに必要な1分当たりの電力量)×(予想待ち受け時間) …(2) となる。
【0102】また、(通話に必要な電力量)は、次の
(3)式のようにして求めることができる。すなわち、 (通話に必要な電力量) =(通話に必要な1分あたりの電力)×(予想通話時間) …(3) となる。
【0103】そして、(2)式においての(待ち受けに
必要な1分当たりの電力量)と、(3)式においての
(通話に必要な1分あたりの電力)は、端末固有の値と
して、予め分かるので、携帯電話端末100の例えばR
OM152に記録されているものである。
【0104】また、(2)式においての(予想待ち受け
時間)は、前述したように、現時点から充電開始予定時
刻までの時間であり、次の(4)式により求めることが
できる。すなわち、 (予想待ち受け時間)=(充電開始予定時刻)−(現在時刻) …(4) となる。この(4)式において、(充電開始予定時刻)
は、前述もしたように、EEPROM154の充電ログ
ファイルに蓄積される充電開始履歴情報の予め決められ
た期間分の平均値として求められるものである。また、
(現在時刻)は、時計回路41から得られるものであ
る。
【0105】また、(3)式においての(予想通話時
間)は、次の(5)式により求めることができる。すな
わち、 (予想通話時間)=((1日当たりの平均通話回数)× ((充電開始予定時刻)−(現在時刻)) /(24×60)+1)× (1回の通話にかかる平均通話時間) …(5)。 となる。
【0106】この(5)式は、充電開始予定時刻まで
に、携帯電話端末100において、あと何回通話をかけ
るかを求め、この求めた予想通話回数に1回の通話にか
かる平均通話時間を掛け算することにより、現時点から
充電開始予定時刻までに行なわれる通話の予想通話時間
を求めるものである。なお、(5)式において、+1
は、最低1回の通話を可能にするためのものである。
【0107】そして、上述したように、(4)式で求め
られる予想待ち受け時間は(2)式でもちいられ、予想
待ち受け時間分、待ち受け受信を行う場合に必要な電力
量(待ち受け受信に必要な電力量)が求められる。ま
た、(5)式で求められる予想待ち受け話時間は、
(3)式で用いられ、予想通話時間分の通話を行うため
に(通話に必要な電力量)が求められる。
【0108】そして、(2)式で求められる(待ち受け
受信に必要な電力量)と(3)式で求められる(通話に
必要な電力量)とが(1)式に示したように合算され
て、予想待ち受け時間分、電話機能を使用可能にしてお
くために必要な電力量である(通話に必要な電力量)が
求められる。
【0109】次に、前述した(4)式で用いられる充電
開始予定時刻の求め方の具体例について、図6のフロー
チャートを参照しながら説明する。この図6に示すフロ
ーチャートの処理は、携帯電話端末100の充電装置接
続検出部61により、携帯電話端末100が充電装置2
00にセットされたことが検出された場合に制御部15
0において実行される処理である。
【0110】充電装置接続検出部61により、携帯電話
端末100が充電装置200にセットされたことが検出
され、これが制御部150に通知されると、制御部15
0は、まず時計回路41から現在時刻を検出する(ステ
ップS101)。そして、制御部150は、EEPRO
M154の充電ログファイルに記録されたデータを参照
し、最新の充電終了時刻から現在時刻までに、予め決め
られた一定時間T以上経過しているか、換言すれば、最
新の充電終了時刻から現在時刻までの時間が、予め決め
られた一定時間T以上であるかを判断する(ステップS
102)。
【0111】そして、ステップS102の判断処理にお
いて、一定時間T以上経過していないと判断したときに
は、前述したように、今回の携帯電話端末100の充電
装置200へのセットは、中断した充電の再開であると
判断し、今回検出した現在時刻を充電開始時刻としてE
EPROM154の充電ログファイルへの記録を行うこ
となく、この図6に示す処理を終了する。
【0112】また、ステップS102の判断処理におい
て、一定時間T以上経過していると判断したときには、
今回の携帯電話端末100の充電装置200へのセット
は、充電の開始であると判断し、今回検出した現在時刻
を充電開始時刻としてEEPROM154の充電ログフ
ァイルに記録する(ステップS103)。
【0113】そして、制御部150は、EEPROM1
54の充電ログファイルから、現時点から予め決められ
た過去n日分の充電開始時刻を読み出し(ステップS1
04)、ステップS104で得た充電開始時刻の平均を
求め、この求めた平均を充電開始時刻として更新する
(ステップS105)。
【0114】この実施の形態の携帯電話端末100にお
いては、平均値として求められた充電開始予定時刻は、
EEPROM154の所定のエリアに更新される。した
がって、EEPROM154に所定のエリアには、常
に、最新の充電開始予定時刻が保持される。このように
して得られた充電開始予定時刻が、前述した(4)式の
(充電開始予定時刻)として用いられる。
【0115】次に、前述した(5)式で用いられる平均
通話回数の求め方の具体例について、図7のフローチャ
ートを参照しながら説明する。この図7に示すフローチ
ャートの処理は、後述もするように、予め決められた時
間毎に定期的に、あるいは、付加機能である音楽コンテ
ンツの記録機能や再生機能を使用する場合に行われる電
池残量管理処理において行われる。
【0116】制御部150は、後述する電池残量管理処
理において、予想通話時間の算出時において、図5を用
いて前述したEEPROM154の通話ログファイルの
データのうち、過去n日分の通話開始時刻をカウントす
ることにより、過去n日分の通話回数を求める(ステッ
プS201)。
【0117】次に制御部200は、ステップS201で
求めた過去n日分の通話回数を、通話回数の対象とした
日数であるnで割ることにより、1日当たりの平均通話
回数を算出する(ステップS202)。このようにして
求めた平均通話回数が、この実施の形態の携帯電話端末
100においてはRAM153に一時記憶され、電池残
量管理処理において用いられることになる。
【0118】次に、前述した(5)式で用いられる平均
通話時間の求め方の具体例について、図8のフローチャ
ートを参照しながら説明する。この図8に示すフローチ
ャートの処理は、図7を用いて前述した平均通話回数の
算出と同様に、予め決められた時間毎に定期的に、ある
いは、付加機能である音楽コンテンツの記録機能や再生
機能を使用する場合に行われる電池残量管理処理におい
て行われる。
【0119】制御部150は、後述する電池残量管理処
理において、予想通話時間の算出時において、図5を用
いて前述したEEPROM154の通話ログファイルの
データのうち、過去n日分の通話開始時刻と通話終了時
刻との差分の累計を累計通話時間として算出する(ステ
ップS301)。
【0120】次に、制御部200は、図7を用いて前述
したステップS201の処理と同様に、図5を用いて前
述したEEPROM154の通話ログファイルのデータ
のうち、過去n日分の通話開始時刻をカウントすること
により、過去n日分の通話回数を求める(ステップS3
02)。
【0121】そして、ステップS301で求めた累計通
話時間をステップS302で求めた過去n日分の通話回
数で割り算することにより、平均通話時間を算出する
(ステップS303)。このようにして求めた平均通話
時間が、この実施の形態の携帯電話端末100において
はRAM153に一時記憶され、電池残量管理処理にお
いて用いられることになる。
【0122】このようにして、EEPROM154の充
電ログファイルや通話ログファイルに蓄積された過去の
充電についての履歴情報や通話についての履歴情報を用
いて、予想通話時間分の間、電話機能を使用できるよう
にするために必要となる電力量を見積もる際に必要にな
る充電開始予定時刻、1日当たりの平均通話回数、1日
当たりの平均通話時間を求めることができる。
【0123】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00は、電池の残量管理を行うことによって、常に充電
開始予定時刻までの間においては、電話機能を使うこと
ができる電力を確保するようにしている。図9は、この
実施の形態の携帯電話端末100において行われる電池
残量管理処理を説明するためのフローチャートである。
【0124】この図9に示す処理は、前述もしたよう
に、予め決められた時間毎に定期的に、あるいは、付加
機能である音楽コンテンツの記録機能や再生機能を使用
する際に、制御部150において行われる処理である。
【0125】すなわち、携帯電話端末100の制御部1
50は、予め決めれた時間間隔毎、あるいは、付加機能
を実行するように指示する使用者から指示入力を受け付
けた場合には、まず、付加機能としての音楽コンテンツ
の記録や再生が行うようにされているか否かを判断する
(ステップS401)。
【0126】ステップS401の判断処理において、付
加機能が使用するようにされていないと判断した場合に
は、付加機能の使用により電池51の電力量が消耗する
ことはないので、何もせずにこの図9に示す処理を終了
する。また、ステップS401の判断処理において、付
加機能が使用するようにされていると判断したときに
は、制御部150は、電池残量検出部71を制御し、電
池51の残量(電池51の残りの電力量)を検出する
(ステップS402)。
【0127】そして、制御部150は、図6、図7、図
8を用いて説明した処理、および、(1)式から(5)
式を用いて説明した演算を行うことにより、現時点から
充電開始予定時刻までの間、電話機能を使用できるよう
に必要な電力量(通話に必要な電力量)を算出し、これ
を予約する(ステップS403)。
【0128】次に、制御部150は、ステップS402
において検出した電池51の残量が、ステップS403
において算出して予約した優先機能としての通話に必要
な電力量よりも大きいか否かを判断する(ステップS4
04)。このステップS404の判断処理において、電
池51の残量が、通話に必要な電力量よりも大きいと判
断した場合には、現在の電池の残量は十分であるので、
この図9に示す処理を終了する。
【0129】また、このステップS404の判断処理に
おいて、電池51の残量が、通話に必要な電力量よりも
大きくないと判断した場合には、制御部150は、付加
機能の使用を制限するようにして(ステップS40
5)、この図9に示す処理を終了する。
【0130】このステップS405においての処理は、
具体的には、付加機能の使用を強制的に停止させたり、
あるいは、LCD32に電池残量が低下し、充電開始予
定時刻まで電話機能が使用できない可能性があることを
警告するメッセージを表示したり、あるいは、LCD3
2に、バッテリー低下アイコンを点灯させたり、点滅さ
せるなどして、電池の残量が低下しているため、付加機
能の使用を停止するように警告する。
【0131】また、ステップS405においては、リン
ガ33を通じて警告音を放音することにより、あるい
は、LED34を点灯させたり、点滅させるなどして、
電池の残量が低下しているため、付加機能の使用を停止
するように警告してもよい。また、LCD32、リンガ
34、LED33の全部、あるいは、そのうちの2つを
用いて、使用者に対し、付加機能の使用を停止するよう
に警告してもよい。
【0132】この実施の形態の携帯電話端末100にお
いては、制御部150の制御により、「電池残量低下。
録音を停止してください。」、あるいは、「電池残量低
下。音楽再生を停止してください。」などのメッセージ
をLCD32に表示すると共に、リンガ34を制御し
て、警告音を放音し、使用者が付加機能の使用を停止さ
せることを促すようにしている。
【0133】そして、この実施の形態の携帯電話端末1
00は、携帯電話端末100の電池51の残量が、見積
もった電話機能に必要な電力量以下になった場合には、
付加機能の使用を制限する。これにより、付加機能を使
い過ぎたために、必要なときに携帯電話端末100の電
話機能が使えなかったという不都合を防止し、使用者
が、安心して付加機能を利用できるようにしている。
【0134】また、付加機能の使用の制限は、所定の時
点において、電話の使用状況やあと何時間電話機能を使
える状態にしておけばよいかなどの携帯電話端末100
の状態に応じて、予想待ち受け時間分の間、電話機能を
使えるようにしておくために必要な電力量を見積もる。
【0135】この見積もった電力量と、電池51の残量
を比較し、その結果に基づいて、付加機能を制限するよ
うにするので、無駄に電話機能を使えるようにしておく
ために必要な電力を確保してしまうことがない。したが
って、付加機能の使用を必要以上に制限することもがな
く、付加機能を有効に活用しながら、電話機能の使用に
対しても支障が生じないようにすることができる。
【0136】なお、この実施の形態の携帯電話端末10
0においては、電池51の残量が、通話に必要な電力量
よりも大きくないと判断した場合には、メッセージ表示
と警告音により、電池残量が充電開始予定時刻間で持た
ない可能性があることを警告し、使用者に付加機能の使
用の中止を促す。
【0137】このため、使用者が、充電を行うであろう
時刻、すなわち、充電開始予定時刻まで電話機能を使え
るようにしておく必要がないと判断した場合には、使用
者が付加機能を停止させる操作を行わないことにより、
付加機能の使用をそのまま続行することができる。
【0138】なお、前述した実施の形態のように、充電
開始予定時刻まで、待ち受け受信および予想される通話
の両方を可能にしておくだけの電力量を予約するように
しなくてもよい。
【0139】例えば、定期的に、あるいは、付加機能が
使用するようにされた時に、前述した(2)式、およ
び、(4)式に基づいて、待ち受け受信に必要な電力量
のみを算出し、電池51の残量と待ち受け受信に必要な
電力量との関係を報知するようにしてもよい。
【0140】この場合、電池51の残量と待ち受け受信
に必要な電力量とをLCD32に表示したり、あるい
は、電池51の残量の方が、待ち受け受信に必要な電力
量よりも多い場合には、緑色のLED点灯を点灯させ、
電池51の残量が、待ち受け受信に必要な電力量以下に
なったときには、赤色のLED点灯を点灯させるなどと
いうようにして、電池51の残量と待ち受け受信に必要
な電力量との関係を報知する。もちろん、このほかの態
様で、電池51の残量と待ち受け受信に必要な電力量と
の関係を報知するようにしてももちろんよい。
【0141】また、図9に示したフローチャートのステ
ップS403においては、(2)式、および、(4)式
に基づいて、待ち受け受信に必要な電力量のみを算出す
る。そして、ステップS404において、電池51の残
量が、待ち受け受信に必要な電力量以下になったと判断
した場合に、これをLCD32、リンガ33、LED3
4の全部、あるいは、その内の2つ、あるいは、そのう
ちの1つを通じて使用者に報知あるいは警告を行った
り、あるいは、付加機能の制限をするようにしてもよ
い。
【0142】この場合には、携帯電話端末100から電
話を掛けなければ、最低限掛かってくる電話があった場
合には、これを知ることができるようにしておくことが
できる。また、付加機能のためにより多くの電力を使用
できるようにすることができる。
【0143】同様にして、定期的に、あるいは、付加機
能が使用するようにされた時に、前述した(3)式、お
よび、(5)式に基づいて、通話に必要な電力量のみを
算出し、電池51の残量と通話に必要な電力量との関係
を報知するようにしてもよい。
【0144】また、図9に示したフローチャートのステ
ップS403においては、(3)式、および、(5)式
に基づいて、通話に必要な電力量のみを算出する。そし
て、ステップS404において、電池51の残量が、通
話に必要な電力量以下になったと判断した場合に、これ
をLCD32、リンガ33、LED34の全部、あるい
は、その内の2つ、あるいは、そのうちの1つを通じて
使用者に報知あるいは警告を行ったり、あるいは、付加
機能の制限をするようにしてもよい。
【0145】また、付加機能を停止させる場合でも、ま
ず、電池の残量が少なくなくなってきたために、付加機
能を停止させることをまず使用者に報知し、使用者の確
認入力後に付加機能を停止させるようにしてももちろん
よい。この場合には、処理途中の音楽コンテンツの記録
や再生をきりのいい所まで行って、その後に付加機能を
停止させるようにすることができる。したがって、付加
機能による処理が途中で中断してしまうことを防止する
ことができる。
【0146】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100の制御部150は、現時点から充電が行なわれ
るであろう時刻までの時間を知ることができるととも
に、携帯電話端末100の電話機能の使用状況を知るこ
とができる。また、携帯電話端末100の制御部150
は、電池残量検出部71により、必要に応じて、電池5
1の残量を検出することができる。また、待ち受け受信
をしている場合の携帯電話端末100の消費電力や、通
話を行っている場合の携帯電話端末100の消費電力
は、予め分かっている。
【0147】このため、この実施の形態の携帯電話端末
100の制御部150は、前述したように、充電が行な
われるあろう時刻(充電開始時刻)の予想がつき、現時
点から、充電開始時刻までに必要な電力が電池51に残
っているか否かを確認し、その結果を使用者に報知する
ことができる。
【0148】また、通話履歴情報を考慮することによっ
て、現時点から充電が行なわれるであろう時刻までの間
に、行なわれるであろう通話の回数(平均通話回数)
や、平均通話時間を予想することができる。このため、
現時点から充電が行なわれるであろう時刻までに行なわ
れるであろう通話にかかる時間分の電力が、電池51に
残っているか否かを確認し、その結果を使用者に報知す
ることができる。
【0149】また、現時点から充電が行なわれるであろ
う時刻まで、待ち受け受信を行うとともに、いつもと同
じように携帯電話端末100を使用し、いつもと同じく
らいの時間分の通話を行うために充分な電力が電池51
に残っているか否かを確認し、これを使用者に報知する
ことができる。
【0150】また、電池51の残量が、現時点から充電
が行なわれるであろう時刻まで、待ち受け受信を行うと
ともに、いつもと同じくらいの時間分の通話を行うため
に必要な電力量以下になった場合には、これを報知した
り、また、付加機能である音楽コンテンツの記録機能や
再生機能を制限し、電話機能が使えなくなることを防止
することもできる。
【0151】このように、この実施の形態の携帯電話端
末100は、携帯電話端末100の使用状況や、現時点
からあと何時間電話機能を使える状態にすればよいかな
どの状況に応じて、正確に必要な電力量を見積もり、電
池5の残量が充分か充分でないかを判別して、使用者に
報知したり、付加機能の使用を制限することができる。
【0152】これにより、この実施の形態の携帯電話端
末100は、電池5の残量が充分でないときには、携帯
電話端末100の使用者が、携帯電話端末100の主電
源を切ったり、掛かってくる電話には応対するが、携帯
電話端末100からは電話を掛けないようにしたり、あ
るいは、早目に帰宅して充電を行うなど、電池51の残
量などに応じて、適切な対応を取ることが可能となる。
【0153】なお、前述の実施の形態においては、付加
機能は、音楽コンテンツの記録機能と再生機能であるも
のとして説明した。しかし、これに限るものではない。
例えば、携帯電話端末に搭載される付加機能としては、
内蔵カメラによる画像(静止画像あるいは動画像)の記
録機能、内蔵カメラにより撮影した画像の再生機能、位
置情報表示機能、PDA機能などであってもよく、ま
た、複数の付加機能が搭載されていてもよい。
【0154】また、前述の実施の形態において、充電開
始予定時刻は、EEPROM154の充電ログファイル
に蓄積された情報に基づいて予測するようにした。しか
し、これに限るものではない。充電開始時刻は、使用者
によりキー操作部31を通じて、例えば、EEPROM
154に設定するようにしてもよい。
【0155】また、前述した(1)式から(5)式にお
いて、適宜、右辺にマージンを加算するようにしてもよ
い。この場合には、見積もる電力量に余裕を持たせるこ
とができる。
【0156】また、前述の実施の形態においては、充電
開始予定時刻の算出に当たっては、充電が行われなかっ
た日は、計算の対象していない。しかし、これに限るも
のではない。充電が行われるのが1日おき、あるいは、
2日おきなどという場合もあると考えられる。
【0157】このため、充電が行われる周期をEEPR
OM154の充電ログファイルのデータに基づいて検出
し、携帯電話端末の使用が充電が行われない日当たる時
には、充電開始予定時刻を次の日の充電開始予定時刻と
して処理を行うようにすることもできる。この場合に
は、充電開始予定時刻について、単に時刻だけでなく、
日にちについても考慮することになる。
【0158】また、充電開始予定時刻を求めるために、
計算の対象にするEEPROM154の充電ログファイ
ルのデータは、予め決め決められた過去数日分のデータ
を用いるようにし、決められた日数よりも古いデータは
用いないようにした。しかし、充電ログファイルに記録
されているすべてのデータを、充電開始予定時刻の算出
のために用いるようにしてもよい。
【0159】もちろん、充電開始予定時刻を求めるため
に、EEPROM154の充電ログファイルのデータに
ついて、計算の対象にする日数は、適正に充電開始予定
時刻を求めるために必要な日数とすることができる。
【0160】また、前述したように、充電開始予定時刻
は、充電ログファイルの充電開始履歴である充電開始時
刻の平均値として求めるようにした。しかし、これに限
るものではない。例えば、充電ログファイルに記録され
た充電開始時刻のうち、最も遅い充電開始時刻、あるい
は、最も早い充電開始時刻を充電開始予定時刻として用
いるようにしたり、あるいは、最も遅い充電開始時刻と
最も早い充電開始時刻との平均を充電開始時刻として用
いるようにしてもよい。
【0161】また、1日当たりの通話回数および1回の
通話にかかる通話時間についても、通話ログファイルの
データに基づいて、平均値として求めるようにしたが、
これに限るものではない。例えば、1日当たりの通話回
数は、過去の各日の通話回数を求め、最も通話回数が多
かった日、あるいは、最も通話回数が少なかった日の通
話回数を1日当たりの通話回数としたり、これらの平均
値を1日当たりの通話回数としてもよい。
【0162】また、1回の通話にかかる通話時間も、例
えば、通話ログファイルのデータから、最も長い通話時
間を検出し、これを1回の通話にかかる通話時間とした
り、逆に、最も短かった通話時間を検出し、これを1回
の通話にかかる通話時間としてもよい。また、通話ログ
ファイルから最も長い通話時間と、最も短い通話時間を
検出し、これらの平均値を1回の通話にかかる通話時間
としてもよい。
【0163】また、図9に示した電池残量管理処理は、
定期的に、あるいは、付加機能が使用するようにされた
場合に行うことに限るものではない。携帯電話端末の主
電源の投入時や、通話の終了時など、所定のイベントの
開始時や終了時に行うようにしてもよい。また、使用者
のキー操作部を通じての電池残量管理処理の開始指示入
力に応じて、適宜のタイミングで行うようにしておくよ
うにしてももちろんよい。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯電話端末の使用状況やあと何時間、待ち受け受
信や通話、あるいは、その両方を行えるようにしておけ
ばよいかなどの状況に応じて、必要な電力量を正確に見
積もり、これと携帯電話端末に搭載された電池の残量と
の関係を報知することができる。これにより、使用者
は、電池の残量に応じて、付加機能の使用を制限するな
どの適切な対応を取ることができる。
【0165】また、携帯電話端末の使用状況やあと何時
間、待ち受け受信や通話、あるいは、その両方を行える
ようにしておけばよいかなどの状況に応じて、必要な電
力量を正確に見積もるので、無駄に必要な電力量を持つ
もることなく、付加機能を使用するための電力量をより
最大限に確保することができる。これにより、使用者
が、付加機能を使用することができる時間を延ばすこと
ができる。また、付加機能の使用時間が、予め決められ
た所定時間でよい場合には、携帯電話端末に搭載する電
池の容量を小さくすることができるので、携帯電話端末
の小形化、軽量化につながる。
【0166】また、携帯電話端末に搭載された付加機能
を使用することにより、完全に電池が消耗してしまい電
話機能が使えなくなることを防止することができる。こ
れにより、使用者は、安心して付加機能を使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯電話端末の一実施の形態の
主な機能について説明するための機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の携帯電話端末の一実施の形態を説明
するためのブロック図である。
【図3】図2に示した携帯電話端末のメモリの充電ログ
ファイルに記録される充電開始時刻について説明するた
めの図である。
【図4】図2に示した携帯電話端末のメモリに作成され
る充電ログファイルについて説明するための図である。
【図5】図2に示した携帯電話端末のメモリに作成され
る通話ログファイルについて説明するための図である。
【図6】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいて行われる充電開始予定時刻の算出処理について説
明するためのフローチャートである。
【図7】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいて行われる1日分の平均通話回数の算出処理につい
て説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいて行われる1日分の平均通話時間の算出処理につい
て説明するためのフローチャートである。
【図9】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいて行われる電池残量管理処理について説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
100…携帯電話端末、150…制御部、1…電話機能
部、2…付加機能部、3…インターフェース部、31…
キー操作部、32…LCD、33…リンガ、34…LE
D、4…時計機能部、5…充電式電池、6…充電装置接
続検出手段、7…電池残量検出手段、T1、T2…充電
用端子、200…充電装置、TJ1、TJ2…充電用端

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録手段と、 前記メモリに記録された充電開始履歴と現在時刻とか
    ら、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出
    手段と、 前記予想待ち受け時間算出手段により算出される前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出手段と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出手段により算出
    される前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記残
    電力量検出手段により検出される前記残電力量との関係
    を報知する報知手段とを備えることを特徴とする携帯電
    話端末。
  2. 【請求項2】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録手段と、 前記メモリに記録された充電開始履歴と現在時刻とか
    ら、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出
    手段と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    日当たりの通話回数を検出する通話回数検出手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    回の通話にかかる通話時間を検出する通話時間検出手段
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出手段と、 前記予想通話時間算出手段により算出される前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出手段と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、 前記予想通話時間分消費電力量算出手段により算出され
    る前記予想通話時間分の消費電力量と、前記残電力量検
    出手段により検出される残電力量との関係を報知する報
    知手段とを備えることを特徴とする携帯電話端末。
  3. 【請求項3】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録手段と、 前記メモリに記録された充電開始履歴と現在時刻とか
    ら、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出
    手段と、 前記予想待ち受け時間算出手段により算出された前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出手段と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    日当たりの通話回数を検出する通話回数検出手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    回の通話にかかる通話時間を検出する通話時間検出手段
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出手段と、 前記予想通話時間算出手段により算出される前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出手段と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出手段により算出
    される前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記予
    想通話時間分消費電力量算出手段により算出される前記
    予想通話時間分の消費電力量とから、必要電力量を算出
    する必要電力量算出手段と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、 前記必要電力量算出手段により算出される前記必要電力
    量と、前記残電力量検出手段により検出される残電力量
    との関係を報知する報知手段とを備えることを特徴とす
    る携帯電話端末。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の携帯電話端末であって、 前記残電力量検出手段により検出される前記残電力量
    が、前記必要電力量算出手段により算出される前記必要
    電力量以下になったか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により、前記残電力量が、前記必要電力量
    以下になったと判別された場合に、これを使用者に警告
    する警告手段とを備えることを特徴とする携帯電話端
    末。
  5. 【請求項5】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録手段と、 前記メモリに記録された充電開始履歴と現在時刻とか
    ら、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出
    手段と、 前記予想待ち受け時間算出手段により算出された前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出手段と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    日当たりの通話回数を検出する通話回数検出手段と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    回の通話にかかる通話時間を検出する通話時間検出手段
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出手段と、 前記予想通話時間算出手段により算出される前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出手段と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出手段により算出
    される前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記予
    想通話時間分消費電力量算出手段により算出される前記
    予想通話時間分の消費電力量とから、必要電力量を算出
    する必要電力量算出手段と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出手段と、 前記残電力量検出手段により検出される前記残電力量
    が、前記必要電力量算出手段により算出される前記必要
    電力量以下になった場合に、付加機能を制限するように
    制御する制限制御手段とを備えることを特徴とする携帯
    電話端末。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項5に記載の携帯電話端末において、 電池に対する充電が行われる毎に、充電の終了時刻を検
    出し、これを充電終了履歴として充電終了履歴メモリに
    記録する充電終了履歴記録手段を備え、 前記充電開始履歴記録手段は、今回検出した充電開始時
    刻と、前記充電終了履歴メモリに記録されている最新の
    充電終了時刻との差分が、予め決められた時間以上の場
    合に、今回検出した前記充電開始時刻を前記充電開始履
    歴として前記メモリに記録することを特徴とする携帯電
    話端末。
  7. 【請求項7】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録工程と、 前記メモリに記録した充電開始履歴と現在時刻とから、
    予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出工程
    と、 前記予想待ち受け時間算出工程において算出した前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出工程と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出工程と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出工程において算
    出した前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記残
    電力量検出手段において検出した前記残電力量との関係
    を報知する報知工程とを有することを特徴とする電力情
    報報知方法。
  8. 【請求項8】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録工程と、 前記メモリに記録した充電開始履歴と現在時刻とから、
    予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出工程
    と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録工程と、 前記通話履歴メモリに記録した前記通話履歴から、1日
    当たりの通話回数を検出する通話回数検出工程と、 前記通話履歴メモリに記録した前記通話履歴から、1回
    の通話にかかる通話時間を検出する通話時間検出工程
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出工程と、 前記予想通話時間算出工程において算出した前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出工程と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出工程と、 前記予想通話時間分消費電力量算出工程において算出し
    た前記予想通話時間分の消費電力量と、前記残電力量検
    出手段において検出した残電力量との関係を報知する報
    知工程とを有することを特徴とする電力情報報知方法。
  9. 【請求項9】電池に対する充電が行われる毎に、充電の
    開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリに
    記録する充電開始履歴記録工程と、 前記メモリに記録した充電開始履歴と現在時刻とから、
    予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出工程
    と、 前記予想待ち受け時間算出工程において算出した前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出工程と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録工程と、 前記通話履歴メモリに記録した前記通話履歴から、1日
    当たりの通話回数を検出する通話回数検出工程と、 前記通話履歴メモリに記録した前記通話履歴から、1回
    の通話にかかる通話時間を算出する通話時間検出工程
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出工程と、 前記予想通話時間算出工程において算出した前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出工程と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出工程において算
    出した前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記予
    想通話時間分消費電力量算出工程において算出した前記
    予想通話時間分の消費電力量とから、必要電力量を算出
    する必要電力量算出工程と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出工程と、 前記必要電力量算出工程において算出した前記必要電力
    量と、前記残電力量検出工程において検出した残電力量
    との関係を報知する報知工程とを有することを特徴とす
    る電力情報報知方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の電力情報報知方法であ
    って、 前記残電力量検出工程において検出した前記残電力量
    が、前記必要電力量算出工程において算出した前記必要
    電力量以下になったか否かを判別する判別工程と、 前記判別工程において、前記残電力量が、前記必要電力
    量以下になったと判別した場合に、これを使用者に警告
    する警告工程とを有することを特徴とする電力情報報知
    方法。
  11. 【請求項11】請求項7、請求項8または請求項9に記
    載の電力情報報知方法において、 電池に対する充電が行われる毎に、充電の終了時刻を検
    出し、これを充電終了履歴として充電終了履歴メモリに
    記録する充電終了履歴記録工程を有し、 前記充電開始履歴記録工程においては、今回検出した充
    電開始時刻と、前記充電終了メモリに記録されている最
    新の充電終了時刻との差分が、予め決められた時間以上
    の場合に、今回検出した前記充電開始時刻を前記充電開
    始履歴として前記メモリに記録することを特徴とする電
    力情報報知方法。
  12. 【請求項12】電池に対する充電が行われる毎に、充電
    の開始時刻を検出し、これを充電開始履歴としてメモリ
    に記録する充電開始履歴記録工程と、 前記メモリに記録された充電開始履歴と現在時刻とか
    ら、予想待ち受け時間を算出する予想待ち受け時間算出
    工程と、 前記予想待ち受け時間算出工程において算出した前記予
    想待ち受け時間分の消費電力量を算出する予想待ち受け
    時間分消費電力量算出工程と、 通話が行なわれる毎に、その通話の開始時刻と終了時刻
    とを検出し、これらを通話履歴として通話履歴メモリに
    記録する通話履歴記録手段と、 前記通話履歴メモリに記録した前記通話履歴から、1日
    当たりの通話回数を検出する通話回数検出工程と、 前記通話履歴メモリに記録された前記通話履歴から、1
    回の通話にかかる通話時間を検出する通話時間検出工程
    と、 前記1日当たりの通話回数と、前記予想待ち受け時間
    と、前記1回の通話にかかる通話時間とから、前記予想
    待ち受け時間における予想通話時間を算出する予想通話
    時間算出工程と、 前記予想通話時間算出工程において算出した前記予想通
    話時間分の消費電力量を算出する予想通話時間分消費電
    力量算出工程と、 前記予想待ち受け時間分消費電力量算出工程において算
    出した前記予想待ち受け時間分の消費電力量と、前記予
    想通話時間分消費電力量算出手段において算出した前記
    予想通話時間分の消費電力量とから、必要電力量を算出
    する必要電力量算出工程と、 前記電池の残電力量を検出する残電力量検出工程と前記
    残電力量検出工程において検出した前記残電力量が、前
    記必要電力量算工程において算出した前記必要電力量以
    下になった場合に、付加機能を制限するように制御する
    制限制御工程とを有することを特徴とする付加機能制限
    方法。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の付加機能制限方法に
    おいて、 電池に対する充電が行われる毎に、充電の終了時刻を検
    出し、これを充電終了履歴として充電終了履歴メモリに
    記録する充電終了履歴記録工程を有し、 前記充電開始履歴記録工程においては、今回検出した充
    電開始時刻と、前記充電終了メモリに記録されている最
    新の充電終了時刻との差分が、予め決められた時間以上
    の場合に、今回検出した前記充電開始時刻を前記充電開
    始履歴として前記メモリに記録することを特徴とする付
    加機能制限方法。
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