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JP2001325103A - シミュレータ作成方法、シミュレータ作成装置およびシミュレータの作成支援方法 - Google Patents

シミュレータ作成方法、シミュレータ作成装置およびシミュレータの作成支援方法

Info

Publication number
JP2001325103A
JP2001325103A JP2000143381A JP2000143381A JP2001325103A JP 2001325103 A JP2001325103 A JP 2001325103A JP 2000143381 A JP2000143381 A JP 2000143381A JP 2000143381 A JP2000143381 A JP 2000143381A JP 2001325103 A JP2001325103 A JP 2001325103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulator
processing
simulation
processing blocks
processing block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000143381A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tsuge
竜也 柘植
Kengo Furuki
建吾 古木
Yasushi Umemura
康司 楳村
Shigeru Akaike
茂 赤池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Denso Itech Co Ltd
Original Assignee
Denso Corp
Denso Itech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Denso Itech Co Ltd filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000143381A priority Critical patent/JP2001325103A/ja
Priority to US09/852,260 priority patent/US20010044928A1/en
Priority to DE10123504A priority patent/DE10123504A1/de
Publication of JP2001325103A publication Critical patent/JP2001325103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CADやCAEなどのシステムやプログラミン
グに関し専門でない者であっても容易に所望のシミュレ
ータを作成することができるシミュレータ作成方法、シ
ミュレータ作成装置およびシミュレータの作成支援方法
を提供する。 【解決手段】コンピュータシステムを用いて、シミュレ
ーションを実行するための一連の作業行程を分割した各
処理ブロックが予め用意されている。ここで、複数の処
理ブロックを関連付けたものが登録され、当該登録した
ものが、予め処理ブロックとして用意される。各処理ブ
ロックを所望に関連付けることにより所望のシミュレー
タが作成できる。関連付け後において予め用意したGU
I部品を定義付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はCAD(Compute
r Aided Design )やCAE(Computer Aided E
ngineering)などで使用するシミュレータを作成(構
築)するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産管理での業務における定形的な処理
(プロセス)の生産性を向上させる手段として、自動化
システムの提供はよく採られる手法である。本来、この
ような業務のノウハウ構築と、それを自動化するための
システム開発は分業化されており、自動化システムを開
発する際には、社内システム部門(あるいはシステム開
発会社)に開発を発注するのが通常である。
【0003】しかし、CAD/CAEなどのシミュレー
ションの場合、たとえ定形業務といえども極めて専門性
の高い固有技術が盛り込まれていることが多い。このた
め、一般のシステムエンジニア(SE)によっては、慣
れないCAD/CAEの専門的知識を理解する必要が発
生する上、CAD/CAEを使用するエンジニアにとっ
ても、自身の専門技術領域を、SEに理解させるために
相当な努力を払う必要がある。その結果、例えば経理部
門や人事部門等の事務系システム開発に比してシステム
化の生産性は高くないのが現状である。
【0004】また、一旦構築されたシステムに対する機
能追加等についても、システム化に対する備えのないユ
ーザ部門で簡単に実施できるものではなく、いちいち開
発元に依頼して改良してもらう以外に手はなかった。そ
のため、製品開発の成否を左右しかねない重要且つ緊急
な機能追加/変更であっても、機動力のあるシステムの
改良が難しく、現場からの改良ニーズに実際のシステム
構築完了が間に合わないこともしばしば発生していた。
このような現実が、エンジニアの創造性を阻害する要因
ともなり兼ねないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景の下になされたものであり、その目的は、CADやC
AEなどのシステムやプログラミングに関し専門でない
者であっても容易に所望のシミュレータを作成すること
ができるシミュレータ作成方法、シミュレータ作成装置
およびシミュレータの作成支援方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、コンピュータシステムを用いて、シミュレーシ
ョンを実行するための一連の作業行程を分割した各処理
ブロックが予め用意されており、作業者(シミュレータ
作成者)は各処理ブロックを所望に関連付ける。これに
より、所望のシミュレータを作成することができる。
【0007】このように、CADやCAEなどのシステ
ムやプログラミングに関し専門でない者であっても、予
め用意された処理ブロックの関連付け作業を行うだけで
容易に所望のシミュレータを作成することができる。
【0008】この方法を行うための装置として、請求項
7に記載のごとく、記憶手段と表示手段と入力手段とを
備えたシミュレータ作成装置を使用する。また、請求項
1に記載のシミュレータ作成方法において、請求項2に
記載のように、複数の処理ブロックを関連付けたものを
登録し、当該登録したものを、予め処理ブロックとして
用意すると、実用上好ましいものとなる。
【0009】この方法を行うための装置として、請求項
8に記載のごとく、記憶手段,表示手段,入力手段に加
え、登録手段を備えたシミュレータ作成装置を使用す
る。また、請求項1に記載のシミュレータ作成方法にお
いて、請求項3に記載のように、予めGUI部品を用意
しておき、関連付け後においてGUI部品を定義付けす
れば、実用上好ましいものとなる。詳しくは、例えば、
請求項4に記載のように、GUI部品はシミュレータに
必要な入力データを規制する部品であると、当該シミュ
レータを利用する際に入力データの規制を確実に行うこ
とができるようになる。より詳しくは、例えば、請求項
5に記載のように、前記必要な入力データを規制する部
品は、上下値が制限されたスライドバーであると、シミ
ュレータを利用する際に入力する上下値の制限を確実に
行うことができるようになる。
【0010】請求項1に記載のシミュレータ作成方法に
おいて、請求項6に記載のように、各処理ブロックを所
望に関連付けた後において、当該関連付けたものの動作
テストを行うようにすると、関連付けた後に早期にチェ
ックを行うことができる。
【0011】請求項9に記載のシミュレータ作成装置に
よれば、ブロックビルダによって、シミュレーションを
実行するための一連の作業行程を分割した各処理ブロッ
クが関連付けられる。また、プロセスマネージャによっ
て、ブロックビルダにより関連付けた処理ブロックにて
構成される作業行程が、他の作業行程と関連付けられ
る。さらに、パネルデザイナによって、シミュレーショ
ンの実行に際しユーザとの間でパラメータの受渡しを行
うツールが提供される。この装置を使って、請求項1に
記載のシミュレータ作成方法を行うことができる。
【0012】請求項10に記載のシミュレータの作成支
援方法によれば、シミュレーションの構造を熟知したス
ペシャリストにより、一連のシミュレーションを分割し
た各処理ブロックが予め用意される。そして、シミュレ
ータ作成者であるエキスパートにより、シミュレーショ
ンを利用する設計者が望むシミュレーションとなるよう
に、各処理ブロックが関連付けられる。これにより、所
望のシミュレータが作成できる。
【0013】このようにエキスパートがスペシャリスト
と設計者を橋渡ししてシミュレータの作成支援による早
期開発を行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。本実施形態においては
CAE用シミュレータ作成装置に具体化しており、その
ハード構成を図1に示す。
【0015】図1において、コンピュータ1にはキーボ
ード2とポインティングデバイス(マウス等)3が接続
されている。また、コンピュータ1には記憶装置4とデ
ィスプレイ5が接続されている。
【0016】図2には、シミュレータ作成のための作業
行程図を示す。以下の説明においては、板バネ強度シミ
ュレータの作成を行う場合について述べる。
【0017】板バネ強度シミュレーションにおいては、
図3に示すように、プリ処理10と計算20とポスト処
理30を順に行っていく。プリ処理10は、起動処理1
1、CADファイルインポート処理12、サーフェース
番号抽出処理13、強制節点用ポイント作成処理14、
メッシュ生成処理15、材料定義・設定処理16、荷重
・境界条件定義処理17、入力ファイル生成処理18、
終了処理19を有する。また、計算20の際には有限要
素法にて板バネの強度解析を行う。ポスト処理30は、
解析結果の出力および表示処理を実行する。
【0018】本シミュレータ作成装置の特徴的な基本機
能について説明しておく。図2に示すように、基本機能
として、(i)ブロックビルダと(ii)プロセスマネージャ
と(iii) パネルデザイナを有する。(i)のブロックビル
ダは、シミュレーションを実行するための一連の作業行
程を分割した各処理ブロックを関連付ける機能である。
(ii)のプロセスマネージャは、ブロックビルダにより関
連付けた処理ブロックにて構成される作業行程を、他の
作業行程と関連付ける機能であり、「アクティビティ」
と呼ばれる部品の配置とリンク(接続)を行うツールと
して利用される。換言すれば、上述のブロックビルダ
は、「アクティビティ」内の処理ロジックの定義を行う
ための機能であり、処理ロジックの定義は、専用のGU
I画面の中に、「処理ブロック」を配置して結線するこ
とによって行う。(iii) のパネルデザイナは、シミュレ
ーションの実行に際しユーザとの間でパラメータの受渡
しを行うツールを提供する機能である。
【0019】以下、図2の作業行程を説明していく。ま
ず、図2において、作業者(シミュレータ作成者)はシ
ステムを立ち上げる(図中の符号100)。そして、作
業者(シミュレータ作成者)は処理ブロックを配置する
(符号200)。詳しくは、例えば、図4(a)に示す
ように、処理ブロックAは2つの入力ポートと1つの出
力ポートを有し、処理ブロックBは1つの入力ポートと
1つの出力ポートを有し、処理ブロックCは1つの入力
ポートと2つの出力ポートを有する。
【0020】ここで、処理ブロックは、図5に示すよう
に、ライブラリに予め用意されている。図5において、
1つの分野共通ブロック40に加え、分野別ブロック5
1,52,53,54を有している。分野別ブロック5
1〜54とは、強度分野ブロック、流れ分野ブロック、
磁場分野ブロック、振動分野ブロックである。そして、
例えば、強度分野でのシミュレータ作成の際には、図5
に示すように、分野共通ブロック40と強度分野ブロッ
ク51とを組み合わせる。また、流れ分野でのシミュレ
ータ作成の際には、図6に示すように、分野共通ブロッ
ク40と流れ分野ブロック52とを組み合わせる。
【0021】さらに、図2において、作業者(シミュレ
ータ作成者)は処理ブロックを結線する(符号30
0)。詳しくは、例えば、図4(b)に示すように、処
理ブロックAの出力ポートと処理ブロックCの入力ポー
トをつなぐとともに、処理ブロックCの一方の出力ポー
トと処理ブロックBの入力ポートをつなぐ。また、処理
ブロックAの2つの入力ポートを新たな系の入力ポート
とするとともに、処理ブロックCの出力ポートと処理ブ
ロックBの出力ポートを新たな系の出力ポートとする。
【0022】より詳しい事例を図7を用いて説明する。
図7は板バネ強度シミュレーションを行う場合に適用し
たものであり、図3のプリ処理10の内訳として表した
各処理に対応する処理ブロックとして、起動処理ブロッ
ク、CADファイルインポート処理ブロック、サーフェ
ース番号抽出処理ブロック、強制節点用ポイント作成処
理ブロック、メッシュ生成処理ブロック、材料定義・設
定処理ブロック、荷重・境界条件定義処理ブロック、入
力ファイル生成処理ブロック、終了処理ブロックを有す
る。そして、図7のように、各処理ブロックを配置して
各ブロック間の結線を行うとともに新しい系の入力ポー
トと出力ポートを決定する。なお、図7においては入力
ポートが九つあり、出力ポートが一つあり、各処理ブロ
ックは図中の上から下のブロックへと作業が進行してい
くこととなる。また、図7の出力ポートのデータは次の
アクティビティの入力データとなる。
【0023】このようにして基本的な処理ブロックの組
み合わせにより複雑な処理を行う処理ブロックを構築す
ることが可能であり、この手法を用いて図3における符
号11〜19で表す各処理を実行することが可能とな
る。
【0024】次に、図2において、作業者(シミュレー
タ作成者)は新たな系に対し動作テストを行う(符号4
00)。このように、各処理ブロックを所望に関連付け
た後において、当該関連付けたものの動作テストを行う
と、関連付けた後に早期にチェックを行うことができ
る。
【0025】そして、作業者(シミュレータ作成者)は
新たな系を登録するか否か判定し(符号500)、登録
する場合には登録処理ブロック用データベース(ハード
ディスク)に記憶する(符号600)。このとき、登録
は、登録用ソフトを用いて、キーボード2またはポイン
ティングデバイス3に用意した登録実行ボタンの操作に
より行われる。本例では、コンピュータ1とキーボード
2またはポインティングデバイス3にて、複数の処理ブ
ロックを関連付けたものを登録し、当該登録したものを
予め処理ブロックとして用意するための登録手段が構成
されている。
【0026】この図2の500,600のように、複数
の処理ブロックを関連付けたものを登録し、当該登録し
たものを、予め処理ブロックとして用意すると、便利で
ある。つまり、図2において基本となる処理ブロック用
のデータベース以外に登録を行った処理ブロック用のデ
ータベースを使用して、符号200で示した処理ブロッ
クの配置を行うことは有用である。即ち、その使い勝手
の一例として、シミュレーションの構造を熟知したスペ
シャリストが、シミュレーションを実行するための一連
の作業行程を分割した各処理ブロックを予め用意する。
そして、以後のシミュレータ作成作業については、シミ
ュレータ作成者であるエキスパートが、シミュレーショ
ンを利用する設計者が望むシミュレーションとなるよう
に作業を行う。このとき、エキスパートがスペシャリス
トと設計者とを橋渡しすることになる。
【0027】また、スペシャリストとエキスパートにつ
いて言及すると、スペシャリストは新規CAE技術の確
立や、手法や理論などの研究・開発を主たる業務とする
技術者であり、エキスパートはスペシャリストが確立し
た技術を基に、CAEの製品への適用化を実施する技術
者である。
【0028】図2の説明に戻り、作業者(シミュレータ
作成者)は1単位の処理が完成したか否か、即ち、複数
の処理ブロックによる部品化が終了したか否か判定し
(符号700)、部品化が終了すると、部品(アクティ
ビティ)を部品化処理ブロック用データベース(ハード
ディスク)に登録する(符号800)。
【0029】次に、作業者(シミュレータ作成者)は、
部品化処理ブロック用データベースの部品(アクティビ
ティ)を配置するとともに(符号900)、部品(アク
ティビティ)の結線を行う(符号1000)。詳しく
は、例えば、図8に示すように、プリ処理部品(プリ処
理アクティビティ)71の後に計算部品(計算アクティ
ビティ)72をつなぐとともに、計算部品72の後にポ
スト処理部品(ポスト処理アクティビティ)73をつな
ぐ。なお、ここでは、プリ処理部品(プリ処理アクティ
ビティ)71は図7で説明したようにして作ったもので
あり、計算部品(計算アクティビティ)72とポスト処
理部品(ポスト処理アクティビティ)73は既に用意さ
れていたものを使用する。
【0030】そして、図2において、作業者(シミュレ
ータ作成者)は動作テスト(符号1100)を行った後
に、GUIの定義を行う(符号1200)。つまり、図
7での入力ポート(入力データ)の定義を行う。例え
ば、図9に示すように、テキストの挿入にて画面に文字
(文章)を配置したり、GUIパーツライブラリからG
UIパーツを画面に配置したり、あるいは、画像80を
挿入する。
【0031】図9の画像80はナビゲーションのための
画像であり、本例の板バネの構造は三角法による表現で
は図11に示すものであり、この図11に示す板バネを
図9の画像80では斜視図として表現し、かつ、直交3
軸系であるX,Y,Z軸を定義している。そして、シミ
ュレータを実際に使用する時において、データ入力時
に、この図9の画像80を見ながら必要な入力値を設定
することが可能となる。
【0032】このように、「GUI画面」への画像貼り
付け機能を利用して、シミュレータの概要を表現できる
画像を実装することにより、作業の指示効率を向上させ
ることができる。つまり、設計者はパラメータ入力の要
求に対して解析の全貌を把握できる画像を参照しながら
必要な値を入力できる。
【0033】引き続き、図2において、作業者(シミュ
レータ作成者)は名前を付けて製品別シミュレータデー
タベース(ハードディスク)に保存する(符号130
0)。そして、作業者(シミュレータ作成者)はシステ
ムを終了する(符号1400)。
【0034】次に、このようにして作成されたシミュレ
ータを実際に使用する時の説明を図10を用いて行う。
図10に示す画面はこれから設計者(シミュレーション
を利用する者)が必要なデータを入力する時の画面であ
る。この画面には、作業ディレクトリの入力箇所と作業
名称の入力箇所と形状ファイル名の入力箇所を有する。
さらに、画面には、ナビゲーション用画像80が挿入さ
れている。つまり、板バネの斜視を示すモデルにおいて
直交3軸(X,Y,Z軸)が規定され、強制変位方向が
Z方向であることが表されている。
【0035】また、図10において、読み込む形状デー
タとして、ラジオスイッチにてワイヤとシートを選択で
きる。また、画面には、板バネの形状・材料特性とし
て、板厚をテンキーで入力できるとともに、材料名をプ
ルダウンメニューにて選択できる。この材料名をプルダ
ウンメニューにて選択すると、自動的にヤング率とポア
ソン比が決定される。また、解析条件等として、メッシ
ュサイズがスライドバーにて入力できる。このとき、ス
ライドバーの上限値と下限値が予め設定されており、こ
の範囲を外れた値が設定されるのが防止される。また、
シャフトの強制変位量をプルダウンメニューにて選択で
きる。これらは、図2のGUIの定義(図中の符号12
00)にて行ったものである。
【0036】このように、強度解析を実施する場合に必
ず必要となるパラメータである、材料の「ヤング率」や
「ポアソン比」などを数値として入力するのではなく
「材料名」の選択で代用させることにより、「ヤング
率」や「ポアソン比」に関する知識のない者でも使える
シミュレータとなる。また、作成するメッシュのサイズ
に関しても同様な手法を用いることができ、シミュレー
タ構築者が検証した範囲を超えないようにすることも
「スライドバー」などを用いれば容易に行うことができ
る。このように、シミュレータ構築者が持つノウハウや
ユーザレベルに合わせたシミュレータ構築が可能とな
る。
【0037】必要なパラメータ入力が終了して、入力終
了(OKボタン)を選択すると、シミュレーションが開
始される。そして、「変位を与えるシャフトのサーフェ
ース」選択や、「スプリング部分のサーフェース選択」
など、必要最小限の作業指示が表示される。これに従い
設計者はマウスを使って選択を実施する。この選択が終
了すると、シミュレーションの進行状況が図8の画面で
の各アイコン(符号71,72,73)の色を変えるこ
とにより表示される。つまり、プリ処理を表すアイコン
71が「青色」になり、プリ処理作業が正常に終了した
ことを知らせると同時に次の計算(72)の工程へと移
行していく。このステップでは設計者が実施すべきこと
がないため、処理は自動的に進んでいくが、画面上のア
イコン(アクティビティ)72が「赤色」の時は「処理
の実行中」であることが分かるようになっている。
【0038】以上のごとく、本実施形態は下記の特徴を
有する。 (イ)シミュレータ作成方法として、図2の符号20
0,300で示すように、コンピュータシステムを用い
て、シミュレーションを実行するための一連の作業行程
を分割した各処理ブロックを予め用意しておき、この各
処理ブロックを所望に関連付けることにより所望のシミ
ュレータを作成するようにした。よって、CAEシステ
ムやCAEプログラミングに関し専門でない者であって
も、予め用意された処理ブロックの関連付け作業を行う
だけで容易に所望のシミュレータを作成することが可能
となる。 (ロ)シミュレータ作成装置として、図1のごとく、シ
ミュレーションを実行するための一連の作業行程を分割
した各処理ブロックを記憶する記憶手段としての記憶装
置4と、各処理ブロックを表示する表示手段としてのデ
ィスプレイ5と、ディスプレイ5に表示された各処理ブ
ロックに対し所望の関連付けを行うための入力手段とし
てのキーボード2またはポインティングデバイス3とを
備えた。この装置により(イ)の方法が具現化できる。 (ハ)シミュレータの作成支援方法として、シミュレー
ションの構造を熟知したスペシャリストが、シミュレー
ションを実行するための一連の作業行程を分割した各処
理ブロックを予め用意するステップと、シミュレータ作
成者であるエキスパートが、シミュレーションを利用す
る設計者が望むシミュレーションとなるように、各処理
ブロックを関連付けるステップを具備するものとする
と、エキスパートがスペシャリストと設計者を橋渡しし
てシミュレータの作成支援による早期開発を行うことが
可能となる。 (ニ)シミュレータ作成方法として、図2の符号120
0,1300で示すように、予めGUI部品を用意して
おき、関連付け後においてGUI部品を定義付けするよ
うにした。よって、シミュレータ作成者は新たに部品を
作ることなく予め用意したこれら部品を選択するだけで
よい。詳しくは、例えば、GUI部品はシミュレータに
必要な入力データを規制する部品であると、当該シミュ
レータを利用する際に入力データの規制を確実に行うこ
とができるようになる。より詳しくは、必要な入力デー
タを規制する部品は、図10のごとく、上下値が制限さ
れたスライドバーであると、シミュレータを利用する際
に入力する上下値の制限を確実に行うことができるよう
になる。また、スライドバーの他にもプルダウンメニュ
ーを使用して値を決定しても値の制限を確実に行うこと
ができる。
【0039】なお、これまでの説明ではCAEに適用し
た場合について述べてきたが、CAEの他にもCADな
どに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CAE用シミュレータ作成装置の概略図。
【図2】 シミュレータ作成作業を説明するための行程
図。
【図3】 シミュレータ作成作業を説明するための図。
【図4】 シミュレータ作成作業を説明するための図。
【図5】 処理ブロックのライブラリを示す図。
【図6】 処理ブロックのライブラリを示す図。
【図7】 シミュレータ作成作業を説明するための図。
【図8】 シミュレータ作成作業を説明するための図。
【図9】 GUIの定義付け作業を説明するための図。
【図10】 シミュレーションを実行する際の画面を示
す図。
【図11】 板バネを説明するための図。
【符号の説明】
1…コンピュータ、2…キーボード、3…ポインティン
グデバイス、4…記憶装置、5…ディスプレイ。
フロントページの続き (72)発明者 古木 建吾 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 楳村 康司 名古屋市中村区名駅南1丁目27番2号日本 生命笹島ビル11階 株式会社デンソーアイ テック内 (72)発明者 赤池 茂 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B046 JA04 5B049 AA01 BB07 EE41 5B076 DB06 DC02 DD06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムを用いて、シミュ
    レーションを実行するための一連の作業行程を分割した
    各処理ブロックを予め用意しておき、この各処理ブロッ
    クを所望に関連付けることにより所望のシミュレータを
    作成するようにしたことを特徴とするシミュレータ作成
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシミュレータ作成方法
    において、 複数の処理ブロックを関連付けたものを登録し、当該登
    録したものを、予め処理ブロックとして用意するように
    したことを特徴とするシミュレータ作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシミュレータ
    作成方法において、 予めGUI部品を用意しておき、前記関連付け後におい
    て前記GUI部品を定義付けするようにしたことを特徴
    とするシミュレータ作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシミュレータ作成方法
    において、 前記GUI部品はシミュレータに必要な入力データを規
    制する部品であることを特徴とするシミュレータ作成方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシミュレータ作成方法
    において、 前記必要な入力データを規制する部品は、上下値が制限
    されたスライドバーであることを特徴とするシミュレー
    タ作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のシミュレータ
    作成方法において、 前記各処理ブロックを所望に関連付けた後において、当
    該関連付けたものの動作テストを行うようにしたことを
    特徴とするシミュレータ作成方法。
  7. 【請求項7】 シミュレーションを実行するための一連
    の作業行程を分割した各処理ブロックを記憶する記憶手
    段と、 前記各処理ブロックを表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された前記各処理ブロックに対し所
    望の関連付けを行うための入力手段と、を備えたことを
    特徴とするシミュレータ作成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のシミュレータ作成装置
    において、 複数の処理ブロックを関連付けたものを登録し、当該登
    録したものを、予め処理ブロックとして用意するための
    登録手段を備えたことを特徴とするシミュレータ作成装
    置。
  9. 【請求項9】 シミュレーションを実行するための一連
    の作業行程を分割した各処理ブロックを関連付ける機能
    であるブロックビルダと、 前記ブロックビルダにより関連付けた処理ブロックにて
    構成される作業行程を、他の作業行程と関連付ける機能
    であるプロセスマネージャと、 シミュレーションの実行に際しユーザとの間でパラメー
    タの受渡しを行うツールを提供する機能であるパネルデ
    ザイナと、を備えたことを特徴とするシミュレータ作成
    装置。
  10. 【請求項10】 シミュレーションの構造を熟知したス
    ペシャリストが、シミュレーションを実行するための一
    連の作業行程を分割した各処理ブロックを予め用意する
    ステップと、 シミュレータ作成者であるエキスパートが、シミュレー
    ションを利用する設計者が望むシミュレーションとなる
    ように、前記各処理ブロックを関連付けるステップと、
    を具備することを特徴とするシミュレータの作成支援方
    法。
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