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JP2001217251A - シリコンウェーハの熱処理方法 - Google Patents

シリコンウェーハの熱処理方法

Info

Publication number
JP2001217251A
JP2001217251A JP2000331700A JP2000331700A JP2001217251A JP 2001217251 A JP2001217251 A JP 2001217251A JP 2000331700 A JP2000331700 A JP 2000331700A JP 2000331700 A JP2000331700 A JP 2000331700A JP 2001217251 A JP2001217251 A JP 2001217251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
heat treatment
wafer
silicon
ingot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000331700A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Muroi
幸男 室井
Takaaki Shiota
孝明 塩多
Hideaki Shibazaki
英明 柴崎
Kazunari Kurita
一成 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Silicon Corp filed Critical Mitsubishi Materials Silicon Corp
Priority to JP2000331700A priority Critical patent/JP2001217251A/ja
Publication of JP2001217251A publication Critical patent/JP2001217251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IG効果を発揮するウェーハを得る。 【解決手段】 格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
する領域[I]に隣接しかつ点欠陥凝集体が存在しない
領域[P]に属し侵入型転位を形成し得る最低の格子間
シリコン濃度未満の領域を[PI]とし、空孔型点欠陥
が支配的に存在する領域[V]に隣接しかつ領域[P]
に属しCOP又はFPDを形成し得る空孔濃度以下の領
域を[PV]とするとき、[PV]と[PI]の混合領域
からなりかつ酸素濃度が0.8×1018〜1.4×10
18atoms/cm3(旧ASTM)であるウェーハを
窒素、アルゴン、水素、酸素又はこれらの混合ガス雰囲
気下で室温から1150〜1200℃まで10〜150
℃/秒で昇温し、1150〜1200℃で0〜30秒間
保持し、続いて窒素雰囲気下、700〜800℃で4〜
5時間保持し、更に酸素雰囲気下、1000℃で16時
間保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(以下、CZ法という。)により作られた点欠陥の凝
集体が存在しないシリコンウェーハにイントリンシック
ゲッタリング(以下、IG)効果をもたらす熱処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路を製造する工程に
おいて、歩留りを低下させる原因として酸化誘起積層欠
陥(Oxidation Induced Stacking Fault、以下、OSF
という。)の核となる酸素析出物の微小欠陥や、結晶に
起因したパーティクル(Crystal Originated Particl
e、以下、COPという。)や、或いは侵入型転位(Int
erstitial-type Large Dislocation、以下、LDとい
う。)の存在が挙げられている。OSFは、結晶成長時
にその核となる微小欠陥が導入され、半導体デバイスを
製造する際の熱酸化工程等で顕在化し、作製したデバイ
スのリーク電流の増加等の不良原因になる。またCOP
は、鏡面研磨後のシリコンウェーハをアンモニアと過酸
化水素の混合液で洗浄したときにウェーハ表面に出現す
る結晶に起因したピットである。このウェーハをパーテ
ィクルカウンタで測定すると、このピットも本来のパー
ティクルとともに光散乱欠陥として検出される。このC
OPは電気的特性、例えば酸化膜の経時絶縁破壊特性
(Time Dependent dielectric Breakdown、TDD
B)、酸化膜耐圧特性(Time Zero Dielectric Breakdo
wn、TZDB)等を劣化させる原因となる。またCOP
がウェーハ表面に存在するとデバイスの配線工程におい
て段差を生じ、断線の原因となり得る。そして素子分離
部分においてもリーク等の原因となり、製品の歩留りを
低くする。更にLDは、転位クラスタとも呼ばれたり、
或いはこの欠陥を生じたシリコンウェーハをフッ酸を主
成分とする選択エッチング液に浸漬するとピットを生じ
ることから転位ピットとも呼ばれる。このLDも、電気
的特性、例えばリーク特性、アイソレーション特性等を
劣化させる原因となる。
【0003】以上のことから、半導体集積回路を製造す
るために用いられるシリコンウェーハからOSF、CO
P及びLDを減少させることが必要となっている。この
OSF、COP及びLDを有しない無欠陥のシリコンウ
ェーハが特開平11−1393号公報に開示されてい
る。この無欠陥のシリコンウェーハは、シリコン単結晶
インゴット内での空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体がそれぞれ存在しないパーフェク
ト領域を[P]とするとき、パーフェクト領域[P]か
らなるインゴットから切出されたシリコンウェーハであ
る。パーフェクト領域[P]は、格子間シリコン型点欠
陥が支配的に存在する領域[I]と、シリコン単結晶イ
ンゴット内で空孔型点欠陥が支配的に存在する領域
[V]との間に介在する。このパーフェクト領域[P]
からなるシリコンウェーハは、インゴットの引上げ速度
をV(mm/分)とし、シリコン融液とインゴットとの
界面近傍におけるインゴット鉛直方向の温度勾配をG
(℃/mm)とするとき、熱酸化処理をした際にリング
状に発生するOSFがウェーハ中心部で消滅するよう
に、V/G(mm2/分・℃)の値を決めて作られる。
一方、半導体デバイスメーカーの中には、OSF、CO
P及びLDを有しない上に、デバイス工程で生じる金属
汚染をゲッタリングする能力を有するシリコンウェーハ
を求めるメーカーがある。ゲッタリング能力が十分に備
わっていないウェーハでは、デバイス工程で金属により
汚染されると、接合リークや、金属不純物によるトラッ
プ準位によるデバイスの動作不良等を生じ、これにより
製品の歩留りが低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記パーフェ
クト領域[P]からなるインゴットから切出されたシリ
コンウェーハは、OSF、COP及びLDを有しないけ
れども、デバイス製造工程の熱処理において、必ずしも
ウェーハ内部で酸素析出が起らず、これによりIG効果
が十分に得られないおそれがある。本発明の目的は、領
域[PV]と領域[PI]の混合領域からなる酸素濃度が
0.8×1018〜1.4×1018atoms/cm
3(旧ASTM)のインゴットから切出されたシリコン
ウェーハであっても、IG効果を発揮するシリコンウェ
ーハの熱処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シリコン単結晶インゴット内での格子間シリコン型点欠
陥が支配的に存在する領域を[I]とし、空孔型点欠陥
が支配的に存在する領域を[V]とし、格子間シリコン
型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しな
いパーフェクト領域を[P]とするとき、パーフェクト
領域[P]からなるインゴットから切出された点欠陥の
凝集体が存在しないシリコンウェーハの熱処理である。
その特徴ある構成は、上記領域[I]に隣接しかつ上記
パーフェクト領域[P]に属し侵入型転位を形成し得る
最低の格子間シリコン濃度未満の領域を[PI]とし、
上記領域[V]に隣接しかつ上記パーフェクト領域
[P]に属しCOP又はFPDを形成し得る空孔濃度以
下の領域を[PV]とするとき、上記領域[PV]と領域
[PI]の混合領域からなりかつ酸素濃度が0.8×1
18〜1.4×1018atoms/cm3(旧AST
M)であるシリコン単結晶インゴットを引上げ、このイ
ンゴットから切出されたシリコンウェーハを窒素、アル
ゴン、水素、酸素又はこれらの混合ガス雰囲気下で室温
から1150〜1200℃まで10〜150℃/秒の昇
温速度で加熱し、1150〜1200℃で0〜30秒間
保持することにある。
【0006】請求項1に係る発明では、インゴットの酸
素濃度が0.8×1018〜1.4×1018atoms/
cm3(旧ASTM)である場合であって、シリコンウ
ェーハが領域[PV]と領域[PI]の混合領域からなる
ときには、このインゴットから切出されたシリコンウェ
ーハを上記条件で熱処理すると、結晶成長時に酸素析出
核が導入されない領域[PI]にも酸素析出核が発現
し、同時に結晶成長時に酸素析出核が導入されている領
域[PV]ではその酸素析出核の密度が高まる。従っ
て、上記熱処理を行ったウェーハを後述する第2段目熱
処理及び第3段目熱処理を行うと、上記酸素析出核が酸
素析出物(Bulk Micro Defect、以下、BMDとい
う。)に成長し、領域[PV]と領域[PI]の混合領域
からなるウェーハであっても、ウェーハ全面にIG効果
を有するようになる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れたシリコンウェーハを窒素、アルゴン、水素、酸素又
はこれらの混合ガス雰囲気下で室温から1150〜12
00℃まで10〜150℃/秒の昇温速度で加熱し、1
150〜1200℃で0〜30秒間保持する第1段目熱
処理を行った後で、シリコンウェーハを窒素雰囲気下、
700〜800℃で4〜5時間保持する第2段目熱処理
を行い、更に酸素雰囲気下、1000℃で16時間保持
する第3段目熱処理を行うことを特徴とするシリコンウ
ェーハの熱処理方法である。請求項2に係る発明では、
前述した第1段目熱処理したウェーハを第2段目熱処理
を行い、更に第3段目熱処理を行うことにより、酸素析
出核がBMDに成長し、領域[PV]と領域[PI]の混
合領域からなるウェーハであっても、全面にIG効果を
有するウェーハとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のシリコンウェーハは、C
Z法によりホットゾーン炉内のシリコン融液からインゴ
ットをボロンコフ(Voronkov)の理論に基づいた所定の
引上げ速度プロファイルで引上げた後、このインゴット
をスライスして作製される。一般的に、CZ法によりホ
ットゾーン炉内のシリコン融液からシリコン単結晶のイ
ンゴットを引上げたときには、シリコン単結晶における
欠陥として、点欠陥(point defect)と点欠陥の凝集体
(agglomerates:三次元欠陥)が発生する。点欠陥は空
孔型点欠陥と格子間シリコン型点欠陥という二つの一般
的な形態がある。空孔型点欠陥は一つのシリコン原子が
シリコン結晶格子で正常的な位置の一つから離脱したも
のである。このような空孔が空孔型点欠陥になる。一
方、原子がシリコン結晶の格子点以外の位置(インター
スチシャルサイト)で発見されるとこれが格子間シリコ
ン点欠陥になる。
【0009】点欠陥は一般的にシリコン融液(溶融シリ
コン)とインゴット(固状シリコン)の間の接触面で形
成される。しかし、インゴットを継続的に引上げること
によって接触面であった部分は引上げとともに冷却し始
める。冷却の間、空孔型点欠陥又は格子間シリコン型点
欠陥は拡散により互いに合併して、空孔型点欠陥の凝集
体(vacancy agglomerates)又は格子間シリコン型点欠
陥の凝集体(interstitial agglomerates)が形成され
る。言い換えれば、凝集体は点欠陥の合併に起因して発
生する三次元構造である。空孔型点欠陥の凝集体は前述
したCOPの他に、LSTD(Laser ScatteringTomogr
aph Defects)又はFPD(Flow Pattern Defects)と
呼ばれる欠陥を含み、格子間シリコン型点欠陥の凝集体
は前述したLDと呼ばれる欠陥を含む。FPDとは、イ
ンゴットをスライスして作製されたシリコンウェーハを
30分間セコエッチング(Secco etching、HF:K2
27(0.15mol/l)=2:1の混合液によるエッチン
グ)したときに現れる特異なフローパターンを呈する痕
跡の源であり、LSTDとは、シリコン単結晶内に赤外
線を照射したときにシリコンとは異なる屈折率を有し散
乱光を発生する源である。
【0010】ボロンコフの理論は、欠陥の数が少ない高
純度インゴットを成長させるために、インゴットの引上
げ速度をV(mm/分)、インゴットとシリコン融液の
界面近傍のインゴット中の温度勾配をG(℃/mm)と
するときに、V/G(mm2/分・℃)を制御すること
である。この理論では、図1に示すように、V/Gをよ
こ軸にとり、空孔型点欠陥濃度と格子間シリコン型点欠
陥濃度を同一のたて軸にとって、V/Gと点欠陥濃度と
の関係を図式的に表現し、空孔領域と格子間シリコン領
域の境界がV/Gによって決定されることを説明してい
る。より詳しくは、V/G比が臨界点以上では空孔型点
欠陥濃度が優勢なインゴットが形成される反面、V/G
比が臨界点以下では格子間シリコン型点欠陥濃度が優勢
なインゴットが形成される。図1において、[I]は格
子間シリコン型点欠陥が支配的であって、格子間シリコ
ン型点欠陥が存在する領域((V/G)1以下)を示し、
[V]はインゴット内での空孔型点欠陥が支配的であっ
て、空孔型点欠陥の凝集体が存在する領域((V/G)2
以上)を示し、[P]は空孔型点欠陥の凝集体及び格子
間シリコン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト
領域((V/G)1〜(V/G)2)を示す。領域[P]に隣
接する領域[V]にはOSF核を形成する領域[OS
F]((V/G)2〜(V/G)3)が存在する。
【0011】このパーフェクト領域[P]は更に領域
[PI]と領域[PV]に分類される。[PI]はV/G
比が上記(V/G)1から臨界点までの領域であり、
[PV]はV/G比が臨界点から上記(V/G)2までの領
域である。即ち、[PI]は領域[I]に隣接し、かつ
侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリコン型点欠陥
濃度未満の格子間シリコン型点欠陥濃度を有する領域で
あり、[PV]は領域[V]に隣接し、かつOSFを形
成し得る最低の空孔型点欠陥濃度未満の空孔型点欠陥濃
度を有する領域である。本発明の所定の引上げ速度プロ
ファイルは、インゴットがホットゾーン炉内のシリコン
溶融物から引上げられる時、温度勾配に対する引上げ速
度の比(V/G)が格子間シリコン型点欠陥の凝集体の
発生を防止する第1臨界比((V/G)1)以上であっ
て、空孔型点欠陥の凝集体をインゴットの中央にある空
孔型点欠陥が支配的に存在する領域内に制限する第2臨
界比((V/G)2)以下に維持されるように決められ
る。
【0012】この引上げ速度のプロファイルは、実験的
に基準インゴットを軸方向にスライスすることで、又は
これらの技術を組合わせることで、シミュレーションに
よって上記ボロンコフの理論に基づき決定される。即
ち、この決定は、シミュレーションの後、軸方向にスラ
イスされたインゴットを横断方向にスライスしてウェー
ハ状態で確認し、更にシミュレーションを繰り返すこと
によりなされる。シミュレーションのために複数種類の
引上げ速度が所定の範囲で決められ、複数個の基準イン
ゴットが成長される。図2に示すように、シミュレーシ
ョンのための引上げ速度プロファイルは1.2mm/分
のような高い引上げ速度(a)から0.5mm/分の低
い引上げ速度(c)及び再び高い引上げ速度(d)に調整
される。上記低い引上げ速度は0.4mm/分又はそれ
以下であることもあってもよく、引上げ速度(b)及び
(d)での変化は線形的なものが望ましい。異なった速
度で引上げられた複数個の基準インゴットは各別に軸方
向にスライスされる。最適のV/Gが軸方向のスライ
ス、ウェーハの確認及びシミュレーションの結果の相関
関係から決定され、続いて最適な引上げ速度プロファイ
ルが決定され、そのプロファイルでインゴットが製造さ
れる。実際の引上げ速度プロファイルは所望のインゴッ
トの直径、使用される特定のホットゾーン炉及びシリコ
ン融液の品質等を含めてこれに限定されない多くの変数
に依存する。
【0013】引上げ速度を徐々に低下させてV/Gを連
続的に低下させたときのインゴットの断面図を描いてみ
ると、図3に示される事実が分かる。図3には、インゴ
ット内での空孔型点欠陥が支配的に存在する領域が
[V]、格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領
域が[I]、及び空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域が
[P]としてそれぞれ示される。前述したようにパーフ
ェクト領域[P]は更に領域[PI]と領域[PV]に分
類される。領域[PV]はパーフェクト領域[P]の中
でも凝集体にならない空孔型点欠陥が存在する領域であ
り、領域[PI]はパーフェクト領域[P]の中でも凝
集体にならない格子間シリコン型点欠陥が存在する領域
である。図3に示すように、インゴットの軸方向位置P
1は、中央に空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を含
む。位置P3は格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
するリング領域及び中央のパーフェクト領域を含む。ま
た位置P2は、本発明に関連する中央に空孔型点欠陥の
凝集体もなく、縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集
体もないので全てパーフェクト領域である。
【0014】図3から明らかなように、位置P1に対応
したウェーハW1は、中央に空孔型点欠陥が支配的に存
在する領域を含む。位置P3に対応したウェーハW3は、
格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在するリング及び
中央のパーフェクト領域を含む。また位置P2に対応し
たウェーハW2は、本発明に係るウェーハであって、中
央に空孔型点欠陥の凝集体もないし、縁部分に格子間シ
リコン型点欠陥の凝集体もないので全てパーフェクト領
域であって、領域[PV]と領域[PI]とが混在する領
域である。この空孔型点欠陥が支配的に存在する領域の
パーフェクト領域に接する僅かな領域(図1の(V/G)
2〜(V/G)3)は、ウェーハ面内でCOPもLDも発生
していない領域である。しかしこのシリコンウェーハW
1に対して、従来のOSF顕在化熱処理に従った、酸素
雰囲気下、1000℃±30℃の温度で2〜5時間熱処
理し、引続き1130℃±30℃の温度で1〜16時間
熱処理すると、OSFを生じる。図4Aに示すように、
ウェーハW1ではウェーハの半径の1/2付近にOSF
リングが発生する。このOSFリングで囲まれた空孔型
点欠陥が支配的に存在する領域はCOPが出現する傾向
がある。
【0015】なお、COPやLDなどの点欠陥の凝集体
は検出方法によって検出感度、検出下限値が異なる値を
示すことがある。そのため、本明細書において、「点欠
陥の凝集体が存在しない」の意味は、鏡面加工されたシ
リコン単結晶を無攪拌セコエッチングを施した後に光学
顕微鏡により、観察面積とエッチング取り代との積を検
査体積として観察した際に、フローパターン(空孔型欠
陥)及び転位クラスタ(格子間シリコン型点欠陥)の各
凝集体が1×10-3cm3の検査体積に対して1個欠陥
が検出された場合を検出下限値(1×103個/cm3
とするとき、点欠陥の凝集体の数が上記検出下限値以下
であることをいう。
【0016】本発明のシリコンウェーハは上述したウェ
ーハW2であって、その平面図は図4Bに示される。ウ
ェーハW2は本発明の熱処理によりこのウェーハW2に所
望の密度以上の酸素析出核を発生させるために、その酸
素濃度が0.8×1018〜1.4×1018atoms/
cm3(旧ASTM)であることが必要である。
【0017】次に上記シリコンウェーハW2の熱処理に
ついて説明する。この熱処理は先ず、ウェーハW2を窒
素、アルゴン、水素、酸素又はこれらの混合ガス雰囲気
下で室温から1150〜1200℃まで10〜150℃
/秒の昇温速度で加熱し、1150〜1200℃で0〜
30秒間保持する第1段目熱処理を行う。ここで保持時
間が0秒間とは、昇温のみ行い、保持しないことを意味
する。加熱は室温に維持された熱処理炉、又は連続運転
の場合には余熱で数百度になっている熱処理炉の内部に
ウェーハを導入し、10〜150℃/秒、好ましくは5
0〜100℃/秒の速度で1150〜1200℃まで昇
温する。昇温速度が10℃/秒未満では酸素析出核は増
加するものの処理能力に劣り、実用的でない。また11
50℃未満では酸素析出核が十分に増加せず、後述する
第2段目熱処理及び第3段目熱処理を行ったときに、I
G効果を奏するのに必要なBMD密度が得られない。保
持温度が1200℃を越えるか、又は保持時間が30秒
を越える場合には、スリップが発生したり、熱処理の生
産性が低下する不具合を生じる。また昇温速度が150
℃/秒を越えると、自重応力や面内温度分布のバラツキ
によりスリップが発生する不具合を生じる。更に上記第
1段目熱処理を行うことにより、ウェーハプロセスのう
ちの酸素ドナーキラー処理が不要となる。
【0018】次に、第1段目熱処理の後で、ウェーハW
2を窒素雰囲気下、700〜800℃で4〜5時間保持
する第2段目熱処理を行い、最後に、第2段目熱処理を
行った後で、酸素雰囲気下、1000℃で16時間保持
する第3段目熱処理を行う。この第2段目熱処理及び第
3段目熱処理を行うことにより、酸素析出核がBMDに
成長するため、IG効果を発揮するウェーハが得られ
る。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例1>シリコン単結晶引上げ装置を用いて直径8
インチのボロン(B)がドープされたp型のシリコンイ
ンゴットを引上げた。このインゴットは直胴部の長さが
1200mm、結晶方位が(100)、抵抗率が約10
Ωcm、酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3
(旧ASTM)であった。インゴットは、引上げ時のV
/Gを0.24mm2/分・℃から0.18mm2/分・
℃まで連続的に減少させながら、同一条件で2本育成し
た。そのうちの1本のインゴットは図3に示すように引
上げ方向にインゴット中心を切断し、各領域の位置を調
べ、別の1本から図3のP2に対応する位置のシリコン
ウェーハW2を切出し、試料とした。この例では試料と
なるウェーハは、中心部に領域[PV]を有し、その周
囲に領域[PI]を有し、更にその周囲に領域[PV]を
有する図4Bに示すウェーハW2である。
【0020】インゴットから切出し鏡面研磨したこのウ
ェーハW2を窒素雰囲気下、室温から1150℃まで約
50℃/秒の昇温速度で加熱し、1150℃で保持する
ことなく第1段目熱処理を行った。
【0021】<実施例2>実施例1と同じインゴットか
ら切出し鏡面研磨したウェーハW2の熱処理時の保持時
間を5秒とした以外は、実施例1と同様に1150℃で
第1段目熱処理を行った。 <実施例3>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理時の保持時間を30秒と
した以外は、実施例1と同様に1150℃で第1段目熱
処理を行った。
【0022】<実施例4>実施例1と同じインゴットか
ら切出し鏡面研磨したウェーハW2の熱処理温度を12
00℃とした以外は、1200℃で保持することなく実
施例1と同様に第1段目熱処理を行った。 <実施例5>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1200℃、保持
時間を5秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目熱
処理を行った。 <実施例6>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1200℃、保持
時間を30秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目
熱処理を行った。
【0023】<比較例1>実施例1と同じインゴットか
ら切出し鏡面研磨したウェーハW2の第1段目熱処理を
行わなかった。 <比較例2>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1100℃、保持
時間を5秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目熱
処理を行った。 <比較例3>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1100℃、保持
時間を30秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目
熱処理を行った。 <比較例4>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1100℃、保持
時間を60秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目
熱処理を行った。
【0024】<比較例5>実施例1と同じインゴットか
ら切出し鏡面研磨したウェーハW2の保持時間を60秒
とした以外は、実施例1と同様に1150℃で第1段目
熱処理を行った。 <比較例6>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1200℃、保持
時間を60秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目
熱処理を行った。 <比較例7>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1250℃、保持
時間を5秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目熱
処理を行った。 <比較例8>実施例1と同じインゴットから切出し鏡面
研磨したウェーハW2の熱処理温度を1250℃、保持
時間を30秒とした以外は、実施例1と同様に第1段目
熱処理を行った。
【0025】<比較評価>実施例1〜6及び比較例1〜
8のウェーハをそれぞれ第2段目熱処理として窒素雰囲
気下、800℃で4時間保持した後、更に、第3段目熱
処理として酸素雰囲気下、1000℃で16時間保持す
る熱処理を行った。熱処理した後、各ウェーハを劈開
し、更にウェーハ表面をライト(Wright)エッチング液
で選択エッチングを行い、光学顕微鏡の観察により、ウ
ェーハ表面から深さ350μmにおける領域[PV]及
び領域[PI]に相当する部分のBMD密度及びスリッ
プの有無を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1から明らかなように、比較例1〜6の
ウェーハの領域[PI]に相当する部分では、そのBM
D密度がIG効果が現れるとされるBMD密度(5.0
×107個/cm3以上、好ましくは1.0×108個/
cm3以上)にならなかった。また比較例7及び8につ
いては領域[PV]及び領域[PI]に相当する部分のB
MD密度が1.0×108個/cm3を越えていたが、ス
リップが発生した。なお、比較例5及び6のウェーハも
スリップが現れた。これに対して、実施例1、2、4〜
6のウェーハでは領域[PV]及び領域[PI]に相当す
る部分のBMD密度が1.0×108個/cm3を越え、
かつスリップは発生しなかった。特に実施例4〜6のウ
ェーハではより高いBMD密度が得られた。なお、実施
例3のウェーハではBMD密度が1.0×108個/c
3より低いが、ウェーハ面内の析出分布が均一であっ
た。
【0028】<実施例7>実施例1のウェーハW2を用
意し、このウェーハW2の表面に濃度が8×1012at
oms/cm3のFeを含む溶液を滴下し、スピンコー
トすることにより、ウェーハ表面をFeで強制的に汚染
した。 <実施例8>実施例7のウェーハ表面をFeで強制的に
汚染したウェーハW2を用意し、このウェーハW2を80
0℃で4時間熱処理した後、1000℃で16時間熱処
理して、Fe元素をウェーハのバルク中に拡散させた。
【0029】<比較例9>比較例1のウェーハW2を用
意し、実施例7と同様にウェーハ表面をFeで強制的に
汚染した。 <比較評価2>実施例7、8及び比較例9のウェーハW
2をDLTS(Deep Level TransientSpectroscopy)法
によりウェーハ表面のFe濃度を測定した。実施例7、
8及び比較例9のFe濃度のウェーハ径方向分布図を図
5に示す。図5より明らかなように、比較例9では汚染
した濃度である8×1012atoms/cm3のFeが
検出された。これに対して、実施例7ではFe濃度がほ
ぼ径方向に均一に2×1012atoms/cm3まで低
下していた。また、実施例8ではFe濃度がほぼ径方向
に均一に1×1012atoms/cm3まで低下してお
り、IG効果が発揮していることが判る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱処理方法
によれば、領域[PV]と領域[PI]の混合領域からな
りかつ酸素濃度が0.8×1018〜1.4×1018at
oms/cm3(旧ASTM)であるシリコンウェーハ
を第1段目熱処理として窒素、アルゴン、水素、酸素又
はこれらの混合ガス雰囲気下で室温から1150〜12
00℃まで10〜150℃/秒の昇温速度で加熱し、1
150〜1200℃で0〜30秒間保持することによ
り、点欠陥の凝集体が存在しないことに加えて、領域
[PI]にも所望の密度以上の酸素析出核が形成され
る。また、従来行われていた酸素ドナーキラー処理が不
要となる利点もある。続いて第2段目熱処理としてシリ
コンウェーハを窒素雰囲気下、700〜800℃で4〜
5時間保持し、更に、第3段目熱処理として酸素雰囲気
下、1000℃で16時間保持することにより、第1段
目熱処理において形成された酸素析出核が酸素析出物に
成長するため、ウェーハ全面にIG効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボロンコフの理論を基づいた、V/G比が臨界
点以上では空孔豊富インゴットが形成され、V/G比が
臨界点以下では格子間シリコン豊富インゴットが形成さ
れることを示す図。
【図2】所望の引上げ速度プロファイルを決定するため
の引上げ速度の変化を示す特性図。
【図3】本発明による基準インゴットの空孔が支配的に
存在する領域、格子間シリコンが支配的に存在する領域
及びパーフェクト領域を示すX線トポグラフィの概略
図。
【図4】A 図3の位置P1に対応するシリコンウェー
ハW1にOSFリングが出現する状況を示すウェーハW1
の平面図。B 図3の位置P2に対応するシリコンウェ
ーハW2の平面図。
【図5】比較評価2における実施例7、8及び比較例9
のFe濃度のウェーハ径方向分布図。
フロントページの続き (72)発明者 柴崎 英明 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社シリコン研究センター 内 (72)発明者 栗田 一成 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社シリコン研究センター 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶インゴット内での格子間
    シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を[I]と
    し、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を[V]と
    し、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥
    の凝集体が存在しないパーフェクト領域を[P]とする
    とき、 前記パーフェクト領域[P]からなるインゴットから切
    出された点欠陥の凝集体が存在しないシリコンウェーハ
    の熱処理方法であって、 前記領域[I]に隣接しかつ前記パーフェクト領域
    [P]に属し侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリ
    コン濃度未満の領域を[PI]とし、前記領域[V]に
    隣接しかつ前記パーフェクト領域[P]に属しCOP又
    はFPDを形成し得る空孔濃度以下の領域を[PV]と
    するとき、 前記領域[PV]と領域[PI]の混合領域からなりかつ
    酸素濃度が0.8×1018〜1.4×1018atoms
    /cm3(旧ASTM)であるシリコン単結晶インゴッ
    トを引上げ、 前記インゴットから切出されたシリコンウェーハを窒
    素、アルゴン、水素、酸素又はこれらの混合ガス雰囲気
    下で室温から1150〜1200℃まで10〜150℃
    /秒の昇温速度で加熱し、1150〜1200℃で0〜
    30秒間保持することを特徴とするシリコンウェーハの
    熱処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたシリコンウェーハ
    を窒素、アルゴン、水素、酸素又はこれらの混合ガス雰
    囲気下で室温から1150〜1200℃まで10〜15
    0℃/秒の昇温速度で加熱し、1150〜1200℃で
    0〜30秒間保持する第1段目熱処理を行った後で、前
    記シリコンウェーハを窒素雰囲気下、700〜800℃
    で4〜5時間保持する第2段目熱処理を行い、更に酸素
    雰囲気下、1000℃で16時間保持する第3段目熱処
    理を行うことを特徴とするシリコンウェーハの熱処理方
    法。
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