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JP2001099693A - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置

Info

Publication number
JP2001099693A
JP2001099693A JP27439899A JP27439899A JP2001099693A JP 2001099693 A JP2001099693 A JP 2001099693A JP 27439899 A JP27439899 A JP 27439899A JP 27439899 A JP27439899 A JP 27439899A JP 2001099693 A JP2001099693 A JP 2001099693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid level
liquid
water
electrode
dissolving tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27439899A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ikeda
淳 池田
Yuko Minegishi
優子 峰岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27439899A priority Critical patent/JP2001099693A/ja
Publication of JP2001099693A publication Critical patent/JP2001099693A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解槽内の湿度の高い環境や、液面の波立
ち、溶解時の泡立ち等に影響されずに溶解槽内の液面レ
ベルを確実にかつ精度よく検出する。 【解決手段】 電極314A乃至電極314Dは、遮蔽
部材312によって遮蔽されているため、前記最初の水
の投入時や洗浄に使用した水の落下時等に起こり得る波
が、遮蔽部材312によって抑えられ、遮蔽部材312
の内方には波が立ちにくくなり、液面レベルを確実、か
つ精度よく検出することができる。また、溶解時の泡の
発生も少ないため、泡による誤検出も防止することがで
きる。また、各電極314A乃至D毎に、全部又はその
一部がコーティングされているため、液の飛散によって
付着した処理剤の固化による導通を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理液体槽内
の処理液の液面レベルを検出する液面検出装置に関する
ものであり、特に、顆粒状又は粉体状等の写真用固形処
理剤と、液体とをそれぞれ投入し、攪拌することで処理
液を生成する溶解槽内の液体の液面レベルを検出する液
面検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真現像機用として用いられ
る粉体又は顆粒状等の固形の処理剤を水に溶解して処理
液を準備する場合、専用の生成装置を用いて溶解するこ
とが知られている。
【0003】一般に粉体又は顆粒状の処理剤は、PET
製のボトルに収容されて市販されている。その吐出口
は、粉体又は顆粒状の処理剤をボトル内に収容した状態
で、アルミニウム製のシール部材等でシールされてい
る。なお、安全のため、シール部材を覆うように吐出口
の外側に蓋体をかぶせてあることがある。
【0004】このようなボトルは、蓋体を外した状態で
吐出口を下向きにして生成装置の装填部に装填される。
【0005】生成装置の装填部には、装填されるボトル
のシール部材と対向するように円筒状の刃を持つ穿孔部
材が配設されており、この穿孔部材の刃によってシール
部材を輪状に突き破ることにより、ボトル内の所定量の
処理剤を下方の溶解槽へ落下させる。
【0006】溶解槽には所定量の水が貯留されており、
攪拌用のスクリューを回転させることにより処理剤を水
に溶解し、所定の濃度の処理液を生成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、水に粉体状ま
たは粒状の写真処理剤を溶解する際に、水温が低い場合
には粉体状または顆粒状の現像剤は溶解し難く時間がか
かり、現像液を生成するのに長時間を要する。そして、
水温が高いほど溶解速度が速くなる傾向にあるが、溶解
速度を速めるために溶解槽内に貯留されている水の水温
を高くするには、ヒーター等の加熱装置を設けなければ
ならないという問題があった。
【0008】これを解消するため、溶解熱を利用し、水
温を上げ溶解速度を早めようとすることが提案されてい
る。
【0009】ここで、溶解熱を利用するには、ボトル内
の一定量の粉体又は顆粒状の現像剤を溶解するに際して
水の量を少なくする必要がある。その理由は、水量が多
いと溶解熱による水温上昇が小さく、溶解速度を早める
目的を達成できないからである。ただし、水が少なすぎ
る場合には、前記現像剤を完全に溶解し得ない場合もあ
り、溶解槽においては精度の良い液量の検出が要求され
る。このため、溶解槽に、液面センサを設け、逐次この
液面センサからの検出信号に基づいて液量を適度に調整
することが必要である。
【0010】しかしながら、液面センサは、一対の電極
によって構成されており、この電極間の抵抗値の変化に
より液面を検出しているため、その検出精度は液体の供
給時、現像剤の溶解時、あるいは溶解槽内の攪拌による
溶解槽ないの波立ちや泡立ちに大きく左右される。
【0011】また、電極に湿った現像剤が付着し、電極
間がこの固化した現像剤によりブリッジのように連結さ
れると、表面の水分によって液面と同等の抵抗値となり
導通してしまうことがある。
【0012】例えば、溶解槽の周りは、現像剤、或いは
溶解後の現像液の飛散防止のためにある程度密閉状態と
しているため、この密閉内部は湿度が高く(約90%R
H以上)、これにより、液面センサの電極や前記ブリッ
ジに結露が生じ、誤検出することもある。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、溶解槽内の湿
度の高い環境や、液面の波立ち、溶解時の泡立ち等に影
響されずに溶解槽内の液面レベルを確実にかつ精度よく
検出することができる液面検出装置を得ることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真処理液の液面の液面レベルを検出するために少
なくとも検出すべき液面レベルにある液面レベルセンサ
と、少なくとも前記液面レベル近傍で液面に沿って前記
液面レベルセンサの周囲を囲む遮蔽部材と、を設けたこ
とを特徴としている。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、顆粒状又
は粉体状等の写真用固形処理剤と、液体とをそれぞれ投
入し、攪拌することで処理液を生成する溶解槽内の液体
の液面レベルを検出する液面検出装置であって、前記液
面レベルセンサの電極の周囲を覆うように遮蔽部材を設
けた、ことを特徴としている。
【0016】請求項1及び請求項2に記載の発明によれ
ば、遮蔽部材を液面レベルセンサの周囲に配置すること
で、液面にできる波立ちや泡立ちによる液面の変動があ
った場合でも遮蔽部材が波消し板、泡消し板の役目とな
し、液面レベルセンサにおいては液面の変動の影響がほ
とんど現れないため、液面レベルセンサによる液面レベ
ルの検出の精度を向上させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記遮蔽部材が、前記液面レベル
センサの棒状の電極の基部を保持すると共に溶解装置へ
固定するためのフランジ部と、前記フランジ部の下端面
に固着され、前記電極に沿う筒状部と、で構成されてい
ることを特徴としている。
【0018】この構成により、液面レベルセンサの電極
の相互位置を確実に位置決めすることができ、フランジ
部を溶解装置へ取付けることで、液面レベルセンサ及び
遮蔽部材を同時に配置できるため、組み付け作業やメン
テナンス作業性が向上する。
【0019】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記液面レベルセン
サの電極の先端検出部位以外を熱伝導率が低く、かつ撥
水性の高いコーティング部材によってコーティングし
た、ことを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記液面
レベルセンサの電極の先端以外を撥水性の高い材料によ
ってモールディング又はコーティングした、ことを特徴
としている。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、電極の先
端部、すなわち直接処理液と接触しなければならない部
分以外をコーティング或いはモールディングしたこと
で、湿った顆粒や粉体状の処理剤が付着し固化し、ある
いは析出物が電極間にブリッジのように形成されても電
極間が導通するような不具合の発生を防止することがで
きる。
【0022】請求項5に記載の発明は、前記請求項4に
記載の発明において、前記撥水性の高い材料が、シリコ
ーン若しくはEPTゴム、或いはテフロンである、こと
を特徴としている。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、撥水性の
高い部材として、シリコーン若しくはEPTゴム、或い
はテフロンを使用する。例えば、シリコーンやEPTゴ
ムを電極にコーティングしたリ、テフロンチューブで電
極をモールディングする。こられの処理により、電極の
先端以外は液体に接触することはなく、電極基部、さら
には配線まで液体が遡って腐蝕等による故障の発生を防
止することができる。
【0024】請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項5記載の発明において、が、希釈水である前記
液体の最初に前記溶解槽へ直接供給された第1のレベル
と、前記第1のレベルに対して前記溶解槽へ間接的に加
えられた液体を加えた第2のレベルと、前記溶解槽へ前
記第2のレベルに液体が追加されて、前記溶解槽内の液
体の量が所定朗であることを示す第3のレベルと、の3
種類のレベルを検出するためのそれぞれの電極と、共通
の電極とから成る、ことを特徴としている。請求項6に
記載の発明によれば、4本の電極で3種類の液面レベル
を検出することができる。第1のレベルは、処理剤を溶
解するのに適した量かつ適したよう加熱による温度の上
昇を確保することができる溶解槽ないの液面のレベルで
あり、第2のレベルは、ボトル内の洗浄等の他の目的の
ために使用した液体を溶解槽内へ追加したときのレベル
であり、第3のレベルは溶解した処理液を排出し溶解槽
へ供給した処理剤の量に対して所定の濃度の処理液を生
成するために、溶解槽内の液体を適切な総量にするレベ
ルである。これらの各レベルで溶解槽への液体(希釈
水)の供給を停止させるように制御することで、効率よ
く処理液を生成できるようになる。
【0025】請求項7に記載の発明は、前記請求項6に
記載の発明において、前記遮蔽部材が前記3種類のレベ
ルを検出する全ての電極を覆う一つの筒状部から成るこ
とを特徴としている。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、遮蔽部材
により電極近傍の液面変動をほとんどなくすことができ
るため、個々の電極に遮蔽部材を設けずに、狭い範囲に
まとめて配置される電極を1つの筒体の遮蔽部材で覆う
ようにする。この構成により、3種類のレベルを検出す
る電極等を1つのユニットとなるため、組み付け作業や
メンテナンスの作業性が向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0028】図1には、本実施の形態に係る現像剤生成
装置100が示されている。
【0029】生成装置100は、上下二層構造を持つ。
上槽は、予め所定量の水を貯留し、その中に後述する固
形(例えば粉体又は顆粒状)の現像剤を溶解する溶解槽
104であり、下槽は水に現像剤を溶解させてできた現
像液108をストックするストック槽110である。
【0030】図2に示される如く、溶解槽104の底部
104Sは舟底形状となっており、短辺側側壁104L
には、軸線が上下方向とされた半円状の突起部104T
が形成されている。突起部104Tの底面には、開口部
112が設けられている。
【0031】この開口部112には、円筒状のフィルタ
113が取付蹴られており、このフィルタ113の上端
は、溶解槽内の液体の液面が最も上がったレベルより高
い位置となっている。このため、開口部112から流出
する処理液は、フィルタ113を必ず通過することにな
る。この開口部112を経て処理液(現像液)はボール
バルブ117の開放時に溶解槽104からストック槽1
10へ流下する構造となっている。なお、ボールバルブ
117は、処理剤106を溶解する段階では開口部11
2を閉止している。
【0032】図1に示される如く、溶解槽104の舟底
形状の底部近傍には、攪拌はね115が配設されてお
り、溶解槽104内で水と処理剤とを攪拌して溶解を促
進する。
【0033】ストック槽110の側壁110Aには、配
管116の一端が接続され、図示しない現像部機の現像
槽等まで配管され、その中間部にはポンプ118が設け
られている。このポンプ118を適宜に駆動させること
により、ストック槽110内の処理液108を現像槽へ
送り込むことができる。
【0034】溶解槽104の上方には、生成装置100
ケーシング100Aの上面を支持台124として、粉体
又は顆粒状の処理剤を収納したボトル122を生成装置
に固定するための装填部120が配設されている。
【0035】支持台124の中央部には円孔126が設
けられている。この円孔126の周縁部には、ボトル1
22の吐出口128(図3参照)を固定する係合部13
0が設けられている。図3に示される如く、係合部13
0は、リング状の側壁部130Aとこの側壁部130A
の上端にドーナツ状の天井部130Bとが一体形成され
た構成となっている。なお、この天井部130B位置に
は、切欠部132が設けられている。
【0036】この係合部130の切欠部132に対応し
てボトル122の吐出口128の周面には、半径方向の
突起部134が設けられている。
【0037】ここでボトル122を装填部120に装填
する場合の動作は、ボトル122を逆さ(吐出口128
を下向き)にして、突起部134を切欠部132とを対
向させて、係合部130内へ押し込む。その後、ボトル
122を回転させる。この押し込み、回転動作により、
突起部134が支持台124と天井部130Bとの間に
挟持され、ボトル122は装填部120の支持第124
に固定される。
【0038】図1に示される如く、支持台124の下面
側に設ける円孔126の周縁部には、カバー部200が
形成されている。このカバー部200は、前記支持台1
24の下面から下方に行くに従い徐々に小径となる所謂
テーパー形状となっている。
【0039】このカバー部材200は、ボトル122か
ら落下してくる処理剤を案内するガイド筒としての役目
も有している。
【0040】このカバー部200には、穿孔部材140
がボトル122のシール部材202(図3参照)を穿孔
する位置(第2の位置)と、待機位置(第1の位置、図
1で二点鎖線で示されている)の間を移動し得るように
配設されている。
【0041】図4及び図5(A)及び(B)に示される
如く、穿孔部材140は、十文字型の断面をもつ槍刃1
42とこの槍刃142を支持する円筒部144とで構成
されている。円筒部144の外周には、ブラケット部1
46が取り付けられている。
【0042】ブラケット部146の2本のアーム部14
6Aには、それぞれ円孔148が設けられており、これ
らの円孔148には1本の軸150が掛け渡されてい
る。この軸150は、図示しない駆動手段の駆動力で回
転するカムプレート152の偏芯位置に取り付けられて
いる(図1参照)。
【0043】ここで、カムプレート152が所定角度
(90°)の範囲の回動を1往復することで、穿孔部材
140は、図1の実線位置(第2の位置)と想像線位置
(第1の位置)の間を往復回動することになる。これに
より、シール部材202を十文字に切り裂くことができ
る。
【0044】なお、十文字に切り裂かれたシール部材2
02はその周囲のほとんどが切断されずに残っているた
め、ボトル122の吐出口から離脱せずに残る。しか
し、シール部材202は四方に開放されるため、処理剤
は円滑にボトル122内から支持台124の円孔126
内へ落下する。なお、槍刃142に限らず、円筒部14
4の軸線方向一端側に、一部を残して直接鋸刃を形成
し、シール部材202を円弧状に切断する構造であって
もよい。
【0045】前記カバー部材の内側には、パイプ158
が配設されている。このパイプ158は、ポンプ164
の吐出口に配管されている。
【0046】また、ポンプ164の取り入れ口に取り付
けられたパイプ168は、水タンク160に接続されて
いる。また、水タンク160からは、ポンプ170を介
して溶解槽104の上部まで配管162が配管されてい
る。
【0047】パイプ158は、穿孔部材140の第1の
位置と第2の位置の間の移動を妨げない位置に設けられ
ている。また、パイプ158のノズルは、吐出口を粒状
の処理剤の落下時にふさがないような配置となってい
る。また、ノズルからの吐出量は0.2〜2リットル/
毎分であり、吐出される水は、ボトル122の底面へ向
けて吐出される(ボトル122の底面の中央部が好まし
い)。
【0048】なお、本実施の形態では、ボトル122の
先端吐出口128の内径と、前記カバー部材200の下
端部の内径とが等しくなっており、カバー部材200か
ら落下する洗浄水が飛散することはなく、確実に溶解槽
104へ流れ落ちるようになっている。また、この洗浄
に使用される水は、溶解時に必要な水(希釈水)の一部
として利用される。
【0049】すなわち、水タンク160からは、溶解槽
104へ直接水を貯留する配管1620と、ボトル12
2の底面へ向けて水を吐出させる配管158とを介して
溶解槽へ供給される水の総量はボトル122の1本の処
理剤を溶解させて所望濃度の現像液を与えるのに必要な
量である。
【0050】このとき溶解槽104に供給する水の量
は、ボトル122内に封入された処理剤を完全に溶かす
ことのできる最低量とする。例えば、処理液生成のため
に必要な水の総量を9.27リットルとすると、はじめ
に溶解槽104に供給する水量は5.27リットルと
し、3.00リットルを後述するボトル122の洗浄用
に使用する。さらに、水の総量を9.27リットルにす
るために約1リットルをレベル合わせ用に、ボトル12
2の洗浄と同様に供給する。このように当初溶解槽10
4に供給する水量を所定濃度の処理液生成に必要な水量
よりも少なくすることにより、処理剤が溶解する際に発
する溶解熱により溶解槽中の水温を高くすることができ
る。
【0051】図1に示される如く、溶解槽104におけ
る上端開口周縁のフランジ部300には、前記複数の水
の量(液面レベル)を検出するための液面レベルセンサ
ユニット302が取付けられている。
【0052】図7乃至図9に示される如く、液面レベル
センサユニット302は、4本の電極アッセンブリ30
4A乃至304Dを備えており、これらの電極アッセン
ブリがポリプロピレン製の帯状保持体306に設けられ
た4個の貫通孔308にそれぞれ挿入された状態でユニ
ット化されている。なお、図9は図1において左方から
見た状態の液面レベルセンサユニット示す。
【0053】保持体306の長手方向両端部には、前記
4つの貫通孔308の両側にそれぞれ円孔310が設け
られている。これら円孔310は図示しないビスを貫通
させ、これらのビスによって保持体306を、すなわち
4本の電極アッセンブリを、前記溶解槽104のフラン
ジ部300へ固定するようになっている。
【0054】保持体306の下端部には保持体306の
周縁に沿って筒状の遮蔽部材312が設けられている。
本実施の形態では、保持体306と遮蔽部材312と
は、一体成形品として構成されている。遮蔽部材312
は、保持体306の長手方向両端部に設けられた円孔3
10よりも内側に配置されており、前記溶解槽104側
のフランジ部300には、前記遮蔽部材312が貫通す
る開口300Aが設けられており、これにより、この遮
蔽部材312の内方に配設された4本の電極アッセンブ
リ304A乃至304Dの電極314A乃至Dは、溶解
槽104に吊り下げ状態で固定されることになる。
【0055】4本の電極314A乃至314Dは、図9
の左側の順番に、2本の最も長い電極314A、314
B、次に長い電極314C、最も短い電極314Dとな
っている。
【0056】各電極314A乃至Dは、前記最も短い電
極Dの先端部が若干突出する程度の長さでコーティング
(コーティング部316)され、電極アッセンブリ30
4A乃至304Dを形成している。このーティング剤
は、シリコーン若しくはEPTゴムが好ましい。また、
テフロンチューブでモールディングしてもよい。
【0057】上記コーティング(モールディング)によ
り、電極314A乃至Dへの処理剤の付着が防止され、
電極314A乃至D間の処理剤のブリッジによる導通等
の不具合を防止できる。なお、コーティング(モールデ
ィング)は、各電極314A乃至Dの先端検出部が若干
突出する程度としてもよい。
【0058】電極314Aはコモン端子であり、電極3
14Bは溶解作業時に最初に投入する水量(5.27リ
ットル)の液面位を検出するレベルセンサ、電極314
Cは溶解槽104にボトル122の洗浄が終わったとき
の水量(5.27リットル+3リットル)の液面位を検
出するレベルセンサ、電極314Dは、溶解槽104に
最終的に目標H号とする溶液の量(9.27リットル)
の液面を検出するレベルセンサ、としての役目を有して
いる。
【0059】前記遮蔽部材312の上部側面には、小孔
312Aが設けられている。遮蔽部材312は、前記電
極314Bと電極314Cの間に液面レベルがあるとき
に下端開口が液中に入る長さ以上となっているため、徐
々に液面が上がってくると、遮蔽部材内側に空気が溜ま
り、それを排出できなくなる。このため、前記小孔31
2Aによって、空気を排出し、この遮蔽部材312の内
に確実に液体が入り込むようにしている。
【0060】前記遮蔽部材312により、遮蔽部材31
2の内の液面は、その外側の液面よりも波が立ちにく
く、かつ処理剤との攪拌時に泡がたちにくい構造とな
る。このため、各電極314A乃至Dでの液面検出の精
度が向上する。
【0061】以下の本実施の形態の作用を説明する。
【0062】作業者が溶解装置を作動させると、ポンプ
170が作動して溶解槽104に処理剤を溶解させるた
めに使用する水を供給する。ここで供給する水の量は、
前述したように処理剤を完全に溶解させるために必要な
最少量(5.27リットル)であり、電極314Aと電
極314Bとが共に液面レベルとなり、この電極314
A−B間の導通を見ることによって、液面レベルが最少
量レベルになったことを示す。
【0063】その信号によりポンプ170の作動を停止
させると共に、パドル115を始動させて溶解槽104
内の水の攪拌を開始する。次いで、穿孔部材140を動
作させてボトル122から処理剤を溶解槽104に投入
する。処理剤の投入から処理剤が完全に水に溶解するた
めに必要な予め定められた所定時間が経過した後に、ポ
ンプ164を介してカバー部材200の内部に位置する
吐出口から所定量の水をボトル122の内部に噴出し、
ボトル122の内部を洗浄する。前記洗浄動作により、
洗浄用に使用した水およびボトル122内部に残留して
いた処理剤が溶解槽104に流れ落ちてくるので、攪拌
を継続する。洗浄に使用する水は3リットルと設定され
ている。すなわち、電極314A−B間の導通が検出さ
れた後、電極314A−C間が導通するまでポンプ16
4により供給されて溶解槽104内で増加する水量が3
リットルになるよう、電極314Bが配置されている。
電極314A−C間の導通を検出したことでポンプ16
4は作動を停止して、この3リットル分の水のボトル1
22への供給を終了する。の後、溶解増104内の液面
が電極314Dに達していないことを検知して、再度ポ
ンプ164を作動させて水の供給を再開する。
【0064】ボトル122への水の供給再開による溶解
槽への水の加算分の供給を、電極314Aと電極314
Dの導通によって検出する。この検出は、溶解槽内の水
量が9.27リットルになったことを検出したことであ
り、ポンプ164の作動を停止させて水の供給を止め
る。電極314Dは、溶解槽内の水量が9.27リット
ルに相当するレベルを検出するように配置されている。
【0065】溶解が終了すると、パドル115を停止さ
せて溶解槽104内の水の攪拌を停止し、溶解処理を終
了する。その後、必要に応じてボールバルブ117を開
放することで、溶解槽104内の処理液(現像液)を排
出することができる。
【0066】電極314A乃至電極314Dは、遮蔽部
材312によって遮蔽されているため、前記最初の水の
投入時や洗浄に使用した水の落下時、攪拌時等に起こる
波が、遮蔽部材312によって抑えられ、遮蔽部材31
2の内方には波が立ちにくくなり、液面レベルを確実、
かつ精度よく検出することができる。また、溶解時の泡
の発生も少ないため、泡による誤検出も防止することが
できる。
【0067】また、各電極314A乃至D毎に、全部又
はその一部がコーティング又はモールディングされてい
るため、液の飛散によって付着した処理剤の固化による
導通を防止することができる。
【0068】さらに、処理剤の飛散等の防止のため、密
閉状態となっているため、高温、高湿となり結露するこ
とがあるが、遮蔽部材312の配設、各電極314A乃
至Dへのコーティング又はモールディングにより電極3
14A乃至Dへの結露による誤検出を防止することがで
きる。
【0069】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る液面検出
装置は、溶解槽内の湿度の高い環境や、液面の波立ち、
溶解時の泡立ち等に影響されずに溶解槽内の液面レベル
を確実にかつ精度よく検出することができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る生成装置の全体概略断面図
である。
【図2】溶解槽の底部構造を示す斜視図である。
【図3】装填部と装填部に係合されるボトル注ぎ口を示
す斜視図である。
【図4】穿孔部材の斜視図である。
【図5】(A)は穿孔部材の側面断面図、(B)は図5
(A)の下面図である。
【図6】ボトル内を洗浄する水道水の流れを示すボトル
正面断面図である。
【図7】本実施の形態に係る液面レベルセンサユニット
の斜視図である。
【図8】電極アッセンブリの斜視図である。
【図9】液面レベルセンサユニットの正面図である。
【符号の説明】
104 溶解槽 158 パイプ 160 水タンク 164 ポンプ 170 ポンプ 302 液面レベルセンサユニット 306 保持体 312 遮蔽部材 314(A乃至D) 電極 316 モールディング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真処理液の液面の液面レベルを検出す
    るために少なくとも検出すべき液面レベルにある液面レ
    ベルセンサと、少なくとも前記液面レベル近傍で液面に
    沿って前記液面レベルセンサの周囲を囲む遮蔽部材と、
    を設けたことを特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 顆粒状又は粉体状等の写真用固形処理剤
    と、液体とをそれぞれ投入し、攪拌することで処理液を
    生成する溶解槽内の液体の液面レベルを検出する液面検
    出装置であって、 前記液面レベルセンサの電極の周囲を覆うように遮蔽部
    材を設けた、ことを特徴とする溶解槽の液面検出装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽部材が、 前記液面レベルセンサの棒状の電極の基部を保持すると
    共に溶解装置へ固定するためのフランジ部と、 前記フランジ部の下端面に固着され、前記電極に沿う筒
    状部と、で構成されていることを特徴とする請求項2記
    載の液面検出装置。
  4. 【請求項4】 前記液面レベルセンサの電極の先端以外
    を撥水性の高い材料によってモールディング又はコーテ
    ィングした、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    何れか1項記載の液面検出装置。
  5. 【請求項5】 前記撥水性の高い材料が、シリコーン若
    しくはEPTゴム、或いはテフロンである、ことを特徴
    とする請求項4記載の液面検出装置。
  6. 【請求項6】 前記液面レベルセンサが、希釈水である
    前記液体の最初に前記溶解槽へ直接供給された第1のレ
    ベルと、前記第1のレベルに対して前記溶解槽へ間接的
    に加えられた液体を加えた第2のレベルと、前記溶解槽
    へ前記第2のレベルに液体が追加されて、前記溶解槽内
    の液体の量が所定朗であることを示す第3のレベルと、
    の3種類のレベルを検出するためのそれぞれの電極と、
    共通の電極とから成る、ことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5の何れか1項記載の液面検出装置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽部材が前記3種類のレベルを検
    出する全ての電極を覆う一つの筒状部から成ることを特
    徴とする請求項6記載の液面検出装置。
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