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JP2001071961A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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Publication number
JP2001071961A
JP2001071961A JP24774999A JP24774999A JP2001071961A JP 2001071961 A JP2001071961 A JP 2001071961A JP 24774999 A JP24774999 A JP 24774999A JP 24774999 A JP24774999 A JP 24774999A JP 2001071961 A JP2001071961 A JP 2001071961A
Authority
JP
Japan
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seat
side plates
fender
battery
rear fender
Prior art date
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Granted
Application number
JP24774999A
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English (en)
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JP4216965B2 (ja
Inventor
Yasushi Nakajima
泰 中島
Noriyoshi Tsutsui
則吉 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24774999A priority Critical patent/JP4216965B2/ja
Priority to DE60008327T priority patent/DE60008327T2/de
Priority to EP00115150A priority patent/EP1081036B1/en
Priority to US09/654,563 priority patent/US6318743B1/en
Publication of JP2001071961A publication Critical patent/JP2001071961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4216965B2 publication Critical patent/JP4216965B2/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J15/00Mud-guards for wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ライダーが座乗するシートを支持する左右一対
のシートレールを含む後部フレームに、後輪を覆うリヤ
フェンダーが取付けられ、前記シートで覆われる部分で
リヤフェンダー内にバッテリが収容される自動二輪車に
おいて、シートの幅および高さに影響を与えることな
く、ワイヤーハーネスを配線可能とする。 【解決手段】左右一対の側板82と、両側板82の下端
間を連結する底板83とを一体に有するリヤフェンダー
46に、バッテリを収容するバッテリ収容部87が両側
板82の内方に間隔をあけて形成され、バッテリ収容部
87および両側板82間に配置される両シートレール3
8の一部で上方を覆われる左右一対の配線溝90が、バ
ッテリ収容部87および両側板82間でリヤフェンダー
46に形成され、それらの配線溝90の前端開放部から
リヤフェンダー46外に導出されるワイヤーハーネス9
1,92が配線溝90に通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライダーが座乗す
るシートを支持する左右一対のシートレールを含む後部
フレームに、後輪を覆うリヤフェンダーが取付けられ、
前記シートで覆われる部分でリヤフェンダー内にバッテ
リが収容される自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる自動二輪車は、たとえば特
許第2534475号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動二輪車
の後端に配置されるリヤランプに接続されるワイヤハー
ネスは自動二輪車のほぼ全長にわたって配線されるので
あるが、上記従来のものでは、リヤフェンダーの両側に
シートレールがそれぞれ配置されているので、バッテリ
およびリヤフェンダーの側板間もしくはリヤフェンダー
の側板およびシートレール間にワイヤーハーネス配線用
のスペースを確保するか、リヤフェンダーの上方にワイ
ヤーハーネス配線用のスペースを確保する必要がある。
しかるに、そのようなワイヤーハーネスの配線構造をと
ると、シートレールに支持されるシートの幅および高さ
に影響が及ぶことになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、シートの幅および高さに影響を与えることな
く、ワイヤーハーネスを配線し得るようにした自動二輪
車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ライダーが座乗するシート
を支持する左右一対のシートレールを含む後部フレーム
に、後輪を覆うリヤフェンダーが取付けられ、前記シー
トで覆われる部分でリヤフェンダー内にバッテリが収容
される自動二輪車において、左右一対の側板と、それら
の側板の下端間を連結する底板とを一体に有するリヤフ
ェンダーに、前記バッテリを収容するバッテリ収容部が
前記両側板の内方に間隔をあけて形成され、前記バッテ
リ収容部および前記両側板間に配置される両シートレー
ルの一部で上方を覆われる左右一対の配線溝が、前記バ
ッテリ収容部および前記両側板間で前記リヤフェンダー
に形成され、それらの配線溝の前端開放部からリヤフェ
ンダー外に導出されるワイヤーハーネスが前記配線溝に
通されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、シートレールの
一部が、リヤフェンダー内でバッテリ収容部の両側に配
置され、リヤフェンダー内でシートレールの下方にワイ
ヤーハーネスが通されるので、自動二輪車の後端に至る
ワイヤーハーネスの配線によって両シートレール間の間
隔に影響が及ぶことはなく、またシートレールの上方に
ワイヤーハーネス配線のためのスペースを確保すること
も不要であるので、シートの幅および高さに影響を与え
ることなくワイヤーハーネスを配線することができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、エンジン制御用の電子制御
ユニットを収容するECU収容部が、前記バッテリ収容
部の前方で前記リヤフェンダーに形成されることを特徴
とし、かかる構成によれば、電子制御ユニットに接続さ
れるECU用ワイヤーハーネスを極力短くすることが可
能となるとともに、シートの下のバッテリを避けてEC
U用ワイヤーハーネスを配線することが不要であるの
で、シート下の車体幅を狭くすることが可能となるとと
もに、シート高さを低くすることも可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0009】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の側面図、図2は車体フレー
ムの平面図、図3は自動二輪車の後部拡大側面図、図4
は後部フレームおよびリヤフェンダーの拡大平面図、図
5はリヤフェンダーの側面図、図6は図4の6−6線断
面図、図7は図4の7−7線に沿うリヤフェンダーの断
面図である。
【0010】先ず図1において、この自動二輪車の車体
フレームFは、エンジンEが搭載される前部フレーム1
1と、該前部フレーム11の後端部に結合される後部フ
レーム12とで構成されるものであり、前部フレーム1
1が前端に備えるヘッドパイプ13には、前輪WFを軸
支するフロントフォーク18が操向可能に支承され、フ
ロントフォーク18の上端にはバーハンドル19が連結
される。
【0011】前部フレーム11には、車体フレームFの
幅方向に複数気筒たとえば4気筒を並列配置した多気筒
のエンジンEが支持される。該エンジンEにおけるクラ
ンクケース20の後部にはアーム支持部材21が支持さ
れており、後輪WRを軸支するリヤスイングアーム22
の前端部が、前記アーム支持部材21に支軸23を介し
て揺動可能に支持される。またアーム支持部材21およ
びリヤスイングアーム22間にはリンク機構24が設け
られ、このリンク機構24と、前部フレーム11の後部
との間にリヤクッションユニット25が設けられる。
【0012】前記エンジンEに内蔵された変速機の出力
軸26からの動力は、チェーン伝動手段27を介して後
輪WRに伝達されるものであり、該チェーン伝動手段2
7は、前記出力軸26に固定される駆動スプロケット2
8と、後輪WRに固定される被動スプロケット29と、
それらのスプロケット28,29に巻掛けられる無端状
のチェーン30とで構成され、自動二輪車の進行方向前
方を向いた状態でエンジンEの左側に配置される。
【0013】エンジンEの上方には、前部フレーム11
および後部フレーム12の前部で支持される燃料タンク
31が配置され、この燃料タンク31およびエンジンE
間にエアクリーナ32が、またエンジンEの前方にラジ
エータ33が配置される。
【0014】エンジンEのシリンダヘッド34に接続さ
れる複数たとえば4本の排気管35,35…は、エンジ
ンEの前方側からエンジンEの下方を経て後輪WRの右
側に延出されるものであり、後輪WRの右側に配置され
た排気マフラー36に接続される。
【0015】後部フレーム12は、前部フレーム11の
後端から後上がりに延びる左右一対のリヤステー37…
と、それらのリヤステー37…の上方で前部フレーム1
1の後端から後上がりに延びてリヤステー37…の後端
に結合される左右一対のシートレール38…とを備え、
ライダーを座乗させるためのメインシート39が燃料タ
ンク31の後方でシートレール38…に支持され、同乗
者を乗せるためのピリオンシート40が前記メインシー
ト39から後方に離れた位置でシートレール38…に支
持される。
【0016】前部フレーム11におけるヘッドパイプ1
3の前方は、合成樹脂から成るフロントカウル42で覆
われ、車体の前部両側が、前記フロントカウル42に連
なる合成樹脂製のセンターカウル43で覆われ、排気管
35,35…のうちエンジンEの下方に配置される部分
を両側から覆う合成樹脂製のロアカウル44が前記セン
ターカウル43に連設される。またフロントカウル42
における上部の左右両側部には、後方確認用のミラー4
5…が取付けられる。
【0017】後部フレーム12には、後輪WRの上方を
覆うリヤフェンダー46が取付けられており、前輪WF
の上方を覆うフロントフェンダー47はフロントフォー
ク18に取付けられる。また後部フレーム12およびリ
ヤフェンダー46はリヤカウル48で覆われる。
【0018】図2において、前部フレーム11は、ヘッ
ドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下りに延び
る左右一対のメインフレーム14,14と、両メインフ
レーム14,14の後端間を連結するブラケット15と
で構成されるものであり、両メインフレーム14,14
の前部間には、エアクリーナ32を支持するための支持
ステー51が設けられ、該支持ステー51は、両メイン
フレーム14,14を補強するクロスメンバーとしての
機能も果す。
【0019】メインフレーム14は、たとえばアウミニ
ウム合金の鋳塊を従来公知の押出し成形方法により、中
空の角形断面を有するように成形されるものであり、両
メインフレーム14,14は、その押出し成形後に長手
方向中間部が外側方に凸に彎曲するように形成される。
【0020】ブラケット15は、後輪WRを軸支するリ
ヤスイングアーム22の前端部の上方に配置されて前記
両メインフレーム14,14の後端にそれぞれ溶接され
る一対のフレーム側部15a,15aと、両フレーム側
部15a,15a間を連結する単一のクロスパイプ部1
5bとを一体に有し、平面視で略U字状となるようにし
てアルミニウム合金等により鋳造成形される。
【0021】前部フレーム11の後端部すなわち前記ブ
ラケット15における両フレーム側部15a,15aに
は、後部フレーム12における両シートレール38…の
前端部を締結するための被取付け板52,52が上方に
突出するようにして一体に設けられるとともに、前記後
部フレーム12における両リヤステー37…の前端部を
締結するための被取付け板53,53が後方に突出する
ようにして一体に設けられる。
【0022】また前記ブラケット15におけるクロスパ
イプ部15bには、リヤクッションユニット25の上端
部を連結するための一対の連結板部54,54が後方に
突出するようにして一体に設けられる。
【0023】図3および図4を併せて参照して、シート
レール38は、側面視で平板状にして後上がりに延びる
取付け板38aと、該取付け部38aよりも緩やかに傾
斜して前記取付け板38aの後端から後上がりに延びる
パイプ38bとから成るものであり、取付け板38aの
前端が前部フレーム11の後端の被取付け板52に一対
のボルト55,55およびナット56,56により締結
される。すなわち取付け板38aの前端は前部フレーム
11の後端に着脱可能に連結される。
【0024】取付け板38aはアルミニウム合金等で鋳
造成形され、パイプ38bはアルミニウム合金等により
角形断面を有するように押出し成形されており、パイプ
38bの前端が取付け板38aの後端に溶接される。
【0025】しかもライダーが座乗するメインシート3
9に対応する部分で、取付け板38aの後端部は、図4
で示すように平面視でリヤステー37よりも内方に入り
込むように屈曲されており、これにより取付け板38a
の後端部およびパイプ38bの前端部は車幅方向内方に
屈曲され、前記メインシート39に対応する部分では、
両シートレール38,38間の間隔が狭く設定される。
また両シートレール38,38の後端部すなわち両パイ
プ38b,38bの後端部は、後方に向うにつれて相互
間の間隔が狭くなるように曲げられている。
【0026】リヤステー37は、アルミニウム合金等に
より角形断面を有するパイプ状に押出し成形されるもの
であり、前記シートレール38におけるパイプ38bよ
りも急傾斜で後上がりに傾斜するようにして側面視で直
線状に延びるリヤステー37の前端が、前部フレーム1
1の後端の被取付け板53にボルト57およびナット5
8により締結される。
【0027】しかも両リヤステー37,37の後端部
は、前記両シートレール38,38の後端部の下方に配
置されるようにして、後方に向うにつれて相互間の間隔
が狭くなるように曲げられており、それらのリヤステー
37,37の後端部上面にシートレール38,38の後
端部が溶接される。これにより後部フレーム12の後端
部が、後方に向かうにつれて幅が狭くなるように形成さ
れることになる。
【0028】両シートレール38,38における取付け
板38a,38aの中間部内面には受け板59,59が
一体に突設されており、両取付け板38a,38a間に
わたる第1支持板60の両端がそれらの受け板59,5
9上に締結される。また両シートレール38,38にお
けるパイプ38b,38bの中間部上面には、シートレ
ール38,38から上方に隆起する第2支持板61の両
端が溶接される。また両リヤステー37,37の前部寄
りの部分間には第1クロスパイプ62が設けられ、両リ
ヤステー37,37の後端部間には第2クロスパイプ6
3が設けられ、シートレール38,38およびリヤステ
ー37,37の中間部間は連結板64…で相互に連結さ
れる。
【0029】ライダーが座乗するメインシート39の前
部は、両シートレール38,38における取付け板38
a,38aの後端部上に図示しない弾性部材を介して載
せられる。一方、両シートレール38,38の前部間に
設けられた第1支持板60には被係合部材65が固定さ
れており、メインシート39の前部下端から前方に延び
る係合片66が前記被係合部材65に下方から係合され
る。またメインシート39の後部はパイプ38b,38
bの前端部上に載置され、パイプ38bにボルト67…
により締結される。すなわちメインシート39は、ボル
ト67…の締結状態で両シートレール38,38上に固
定されるのであるが、ボルト67…を緩めることにより
両シートレール38,38上から取外すことが可能であ
る。
【0030】パイプ38b,38bの中間部間に設けら
れる第2支持板61上には軸受部材68が固着されてお
り、同乗者用のピリオンシート40の下部に設けられて
前方に延びるアーム69の前端部が軸70を介して前記
軸受部材68に回動可能に連結される。一方、両リヤス
テー37,37の後端部間を連結する第2クロスパイプ
63には、ピリオンシート40の後端下部を受けるシー
ト支持板71が固着されており、該支持板71とピリオ
ンシート40との間には、リヤフェンダー46の後端に
設けられているシリンダ錠72のキー操作によってロッ
ク状態およびロック解除状態を切換可能なロック機構7
3が設けられる。ロック機構73のロック解除状態では
ピリオンシート40を、その後部が上方にはね上がるよ
うにして回動することができる。
【0031】前記両パイプ38b,38bの中間部には
ホルダ74,74が締結されており、ピリオンシート4
0上の同乗者が足を載せるためのステップ75,75
が、折畳み可能として前記ホルダ74,74に支持され
る。一方、メインシート39上のライダーが足を載せる
ための左右のステップ76…(図1参照)は、アーム支
持部材21に締結された左右一対のホルダ77…(図1
参照)に支持される。
【0032】図5〜図7を併せて参照して、リヤフェン
ダー46は、後輪WRの上方に配置されるフェンダー主
部80と、該フェンダー主部80の後端から後下がりに
垂下される後方垂下部81とを一体に有して、合成樹脂
により形成される。
【0033】フェンダー主部80は、左右一対のリヤス
テー37,37の内方側で上下に延びる左右一対の側板
82,82と、それらの側板82,82の下端間を連結
する底板83とで、上方に開放した略U字状の横断面形
状を有するように形成される。
【0034】底板83の前部寄りの部分には、第1クロ
スパイプ62に上方から弾発嵌合する一対の嵌合支持部
84,84が一体に設けられる。また両側板82,82
の中間部から後端にかけての下端には、両リヤステー3
7,37の下面に当接するようにして外側方に張出す鍔
部85,85が一体に設けられており、これらの鍔部8
5,85には、リヤステー37,37に締結される締結
部85a,85aが形成される。
【0035】ところで、シートレール38における取付
け板38aの後端部およびパイプ38bの前端部は、車
幅方向内方に屈曲されており、前記取付け板38aの後
端部は、側板82の内方に配置される。一方、前記パイ
プ38bの後部は側板82の外方側に配置されるもので
あり、側板82の内方側から外方側に屈強される前記パ
イプ38bの前端部を挿通せしめる切欠き86,86が
両側板82,82の前部側上部にそれぞれ設けられる。
【0036】メインシート39で覆われる部分で、フェ
ンダー主部80には、バッテリ88(図3参照)を収容
するバッテリ収容部87が、前記両側板82,82の内
方に間隔をあけて形成される。このバッテリ収容部87
は、底板83から隆起する隔壁89により区画されるも
のであり、この隔壁89と、前記両側板82,82との
間には、シートレール38,38の一部である取付け板
38a,38aの後端部で上方が覆われる配線溝90,
90が形成される。
【0037】これらの配線溝90,90の前端部はフェ
ンダー主部80の前端で開放されており、両配線溝9
0,90の前端開放部からリヤフェンダー46外に導出
されるワイヤーハーネス91,92(図6参照)が各配
線溝90,90に通される。
【0038】ところでリヤカウル48の後端に設けられ
ているリヤランプ93に接続されるワイヤーハーネス9
1は、両配線溝90,90のうち自動二輪車の進行方向
前方を向いた状態で右側(図6の左側)の配線溝90に
通される。
【0039】またエンジン制御用の電子制御ユニット9
4(図3参照)を収容するECU収容部95が、バッテ
リ収容部87の前方に隣接する位置でフェンダー主部8
0の前部に形成される。
【0040】次にこの実施例の作用について説明する
と、左右一対のシートレール38,38は、側面視で平
板状にして後上がりに延びるとともに前部フレーム11
の後端に着脱可能に取付けられる取付け板38aと、該
取付け部38aよりも緩やかに傾斜して前記取付け板3
8aの後端から後上がりに延びるパイプ38bとからそ
れぞれ成るものであり、これらのシートレール38,3
8を含む後部フレーム12が、前部フレーム11の後端
に着脱可能に連結される。
【0041】したがってメンテナンス等に備えてシート
レール38,38を含む後部フレーム12を前部フレー
ム11に着脱可能に取付けることができる。しかもシー
トレール38,38および前部フレーム11の連結部
が、ライダー用のメインシート39から前方斜め下方に
離れた位置に配置されることになるので、着脱可能な構
造とすることで左右の連結部の車幅方向での間隔が広が
ったとしても、シートレール38,38上のメインシー
ト39に座乗したライダーの体格によって乗車姿勢や足
つき性に影響を及ぼすことがない。
【0042】また左右一対のシートレール38,38
と、左右一対のリヤステー37,37とで構成される後
部フレーム12の後端部が、後方に向かうにつれて幅を
狭くするように形成されているので、前部フレーム11
とともに車体フレームFを構成する後部フレーム12の
後端部を、図2で示すように左右方向でコンパクトにす
ることができ、後部フレーム12を覆うリヤカウル48
のコンパクト化を図ることもできる。
【0043】しかもリヤステー37,37は、シートレ
ール38,38の後部であるパイプ38b…よりも急な
傾斜角で傾斜するようにして、側面視で直線状に延びる
ものであり、これにより後部フレーム12の後端部を左
右方向だけでなく上下方向でもコンパクトにすることが
でき、リヤカウウル48を左右方向だけでなく上下方向
でもコンパクト化することができる。
【0044】さらに後部フレーム12に支持されるリヤ
フェンダー46は、左右一対の側板82,82と、それ
らの側板82,82の下端間を連結する底板83とを一
体に有するフェンダー主部80と、該フェンダー主部8
0の後端から後下がりに垂下される後方垂下部81とを
備えるものであり、フェンダー主部80には、バッテリ
88を収容するバッテリ収容部87が前記両側板82,
82の内方に間隔をあけて形成される。しかもバッテリ
収容部87および前記両側板82,82間には、シート
レール38,38の一部である取付け板部38a,38
aの後端部が配置されており、それらの取付け板部38
a,38aの後端部で上方を覆われる左右一対の配線溝
90,90が、バッテリ収容部87および前記両側板8
2,82間でフェンダー主部80に形成され、各配線溝
90,90にはその前端開放部からリヤフェンダー46
外に導出されるワイヤーハーネス91,92が通されて
いる。
【0045】したがって自動二輪車の後端のリヤランプ
93に至るワイヤーハーネス91の配線によって両シー
トレール38,38間の間隔に影響が及ぶことはなく、
またシートレール38,38の上方にワイヤーハーネス
配線のためのスペースを確保することも不要であるの
で、メインシート39の幅および高さに影響を与えるこ
となくワイヤーハーネス91,92を配線することがで
きる。
【0046】またエンジン制御用の電子制御ユニット9
4を収容するECU収容部95が、バッテリ収容部87
の前方でフェンダー主部80に形成されるので、電子制
御ユニット94に接続されるECU用ワイヤーハーネス
を極力短くすることが可能となるとともに、メインシー
ト39の下のバッテリ88を避けてECU用ワイヤーハ
ーネスを配線することが不要であるので、メインシート
39下の車体幅を狭くすることが可能とななるととも
に、メインシート39の高さを低くすることも可能とな
る。
【0047】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、自動二輪車の後端に至るワイヤーハーネスの配線に
よって両シートレール間の間隔に影響が及ぶことはな
く、またシートレールの上方にワイヤーハーネス配線の
ためのスペースを確保することも不要であるので、シー
トの幅および高さに影響を与えることなくワイヤーハー
ネスを配線することができる。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、電子制
御ユニットに接続されるECU用ワイヤーハーネスを極
力短くすることが可能となるとともに、シートの下のバ
ッテリを避けてECU用ワイヤーハーネスを配線するこ
とが不要であるので、シート下の車体幅を狭くすること
が可能となるとともに、シート高さを低くすることも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】車体フレームの平面図である。
【図3】自動二輪車の後部拡大側面図である。
【図4】後部フレームおよびリヤフェンダーの拡大平面
図である。
【図5】リヤフェンダーの側面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図4の7−7線に沿うリヤフェンダーの断面図
である。
【符号の説明】
12・・・後部フレーム 38・・・シート 38・・・シートレール 46・・・リヤフェンダー 82・・・側板 83・・・底板 87・・・バッテリ収容部 88・・・バッテリ 90・・・配線溝 91,92・・・ワイヤーハーネス 94・・・電子制御ユニット 95・・・ECU収容部 WR・・・後輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライダーが座乗するシート(39)を支
    持する左右一対のシートレール(38)を含む後部フレ
    ーム(12)に、後輪(WR)を覆うリヤフェンダー
    (46)が取付けられ、前記シート(38)で覆われる
    部分でリヤフェンダー(46)内にバッテリ(88)が
    収容される自動二輪車において、左右一対の側板(8
    2)と、それらの側板(82)の下端間を連結する底板
    (83)とを一体に有するリヤフェンダー(46)に、
    前記バッテリ(88)を収容するバッテリ収容部(8
    7)が前記両側板(82)の内方に間隔をあけて形成さ
    れ、前記バッテリ収容部(87)および前記両側板(8
    2)間に配置される両シートレール(38)の一部で上
    方を覆われる左右一対の配線溝(90)が、前記バッテ
    リ収容部(87)および前記両側板(82)間で前記リ
    ヤフェンダー(46)に形成され、それらの配線溝(9
    0)の前端開放部からリヤフェンダー(46)外に導出
    されるワイヤーハーネス(91,92)が前記配線溝
    (90)に通されることを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】 エンジン制御用の電子制御ユニット(9
    4)を収容するECU収容部(95)が、前記バッテリ
    収容部(87)の前方で前記リヤフェンダー(46)に
    形成されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪
    車。
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