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JP2000501089A - 農薬の製法 - Google Patents

農薬の製法

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JP2000501089A
JP2000501089A JP9520163A JP52016397A JP2000501089A JP 2000501089 A JP2000501089 A JP 2000501089A JP 9520163 A JP9520163 A JP 9520163A JP 52016397 A JP52016397 A JP 52016397A JP 2000501089 A JP2000501089 A JP 2000501089A
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JP9520163A
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フェルーク,ザルーム
トラーフ,シュテファン
ツィーグレー,ヒューゴ
トゥルフルー,レーヌ
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ノバルティス アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある式(I){式中、A,X,Y,Z,R2,R3,R4,R5,R7,R9及びnは請求項1において定義したものであり、そしてたE印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物、又は適当な場合には、その互変異性体の製法であって、a1)上述の式(IIの化合物)と、式中X1が脱離基である上述の式(III)の化合物を反応させるか、又はa2)適当な場合には、塩基の存在下、上述の式(IV)の化合物を、上述の式(V)の化合物と反応させるかの、いずれかを行い、又はb1)上述の式(VI)の化合物と、式中X2が脱離基である式R7−A−X2(VII)の化合物を反応させ、そして、例えば方法a2)に従って、式(IV)の、このようにして得られる化合物をさらに反応させるか、又はb2)それをヒドロキシルアミン又はその塩と、適当な場合には、塩基又は酸触媒の存在下で、反応させ、そして例えば方法a1)に従って、式(II)の、このようにして得られる、化合物をさらに反応させるかのいずれかを行い、又はc)上述の式(VIII)の化合物をC1−C6アルキル・ニトリットと反応させ、そして例えば方法b)に従って、式(VI)の、このようにして得られる化合物をさらに反応させることを含む、前記製法に、式(II),(IV)及び(VI)の化合物のE変異体に、それらの製法に、そして式(I)の化合物の製造のためのそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 農薬の製法 本発明は、各ケースにおいてその遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、 XはCH又はN,YはOR1であり、そしてZはOであり、又は XはNであり、YはNHR8であり、そしてZはO,S又はS(=O)であるかの いずれかであり; R1はC1−C4アルキルであり、; R2はH、C1−C4アルキル、ハロゲノ−C1−C4アルキル、C3−C6シクロ アルキル又はC1−C4アルコキシメチルであり; R3とR4は互いに独立してH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、OH、 CN、NO2、(C1−C4アルキル)3−Si基(ここで、アルキル基は同一であっても相 異してもよい。)、ハロゲン、(C1−C4アルキル)S(=O)m、(ハロゲノ −C1−C4アルキル)S(=O)m、ハロゲノ−C1−C4アルキル又はハロゲノ −C1−C4アルコキシであり; R5はC1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ 、ハロゲノ−C1−C6アルコキシ、C1−C6 −アルキルチオ、ハロゲノ−C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフ ィニル、ハロゲノ−C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6アルキル−スル ホニル、ハロゲノ−C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルコキシ−C1− C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6ア ルキルチオ−C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルキルチオ−C1−C6ア ルキル、C1−C6アルキル−スルフィニル−C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1 −C6アルキルスルフィニル−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルホニル −C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6−アルキルスルホニル−C1−C6アル キル、C1−C6アルキルカルボニル、ハロゲノ−C1−C6−アルキルカルボニル 、C1−C6−アルコキシカルボニル、ハロゲノ−C1−C6−アノコキシカルボニ ル、C1−C6−アルキル−アミノカルボニル、C1−C4−アルコキシイミノメチ ル;ジ(C1−C6アルキル)−アミノカルボニル(ここで、アルキル基は同一で あっても相異してもよい。);C1−C6−アルキルアミノチオカルボニル;ジ( C1−C6アルキル)−アミノチオカルボニル(ここで、アルキル基は同一であっ ても相異してもよい。);C1−C6−アルキル−アミノ、ジ(C1−C6アルキル )−アミノ(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。);ハロゲ ン、NO2、CN、SF5、チオアミノ、チオシアナトメチル;非置換又はモノ−〜テト ラ−置換C1−C4アルキレンジオキシ基(ここで、置換基はC1−C4アルキル及 びハロゲンから成る群から選ばれる。);又はQR6であり(ここでnが1より大 きい場合、基R5は同一であり又は相異することができ; R6は、非置換又は1〜3ハロゲン原子により置換されたC2−C6アルキレン 又はC2−C6アルキニル;(C1−C4アルキル )3Si(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。);CN;又は非置 換又はモノ−〜ペンタ−置換C3−C6シクロアルキル、アリール又はヘテロシク リル基(ここで、置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6ア ルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲノ−C1−C6アルコキシ、フェノキシ、ナ フトキシ及びCNから成る群から選ばれる。)であり; Aは直接結合、C1−C10アルキレン、−C(=O)−、−C(=S)−又は ハロゲノ−C1−C10アルキレンであり、R7は基R10であるか、又はC1−C10 アルキレン、−C(=O)−、−C(=S)−又はハロゲノ−C1−C10アルキ レンであり、そしてR7はOR10、N(R10)2(ここで、基R10は同一であっても相 異してもよい。)、又は−S(=O)q10のいずれかであり; R8はH又はC1−C4アルキルであり; R9はメチル、フルオロメチル又はジフルオロメチルであり; R10はH;非置換又は置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2− C6アルキニル基(ここで、置換基はハロゲンから成る群から選ばれる。);(C1 −C4アルキル)3Si(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。) ;C3−C6シクロ−アルキルであって、非置換又はハロゲンにより置換されたも の;C1−C6アルコキシカルボニルであって、非置換又はハロゲンにより置換さ れたもの;非置換又は置換アリール(ここで、置換基はハロゲン、ハロゲノ−C1 −C4アルキル及びCNから成る群から選ばれる。);(C1−C4アルキル)3Si基 (ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。);C3−C6シクロア ルキルであって、非置換又はハロゲンにより置換されたもの;C1−C6アルコキ シカルボニルであって非置換又はハロゲンにより置換されたもの;又は非置換又 は置換アリール又はヘテロシクリル基(ここ で、置換基はハロゲン及びハロゲノ−C1−C4アルキルから成る群から選ばれる 。)であり; Qは直接結合、C1−C8アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキ ニレン、O、O(C1−C6アルキレン)、(C1−C6アルキレン)O、S(=O )p、S(=O)p(C1−C6アルキレン)又は(C1−C6アルキレン)S(=O )pであり; mは0,1又は2であり; nは0,1,2,3,4又は5であり; pは0,1又は2であり;そして qは0,1又は2であり、そして Eで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物、及び 適当な場合には、それらの互変異性体の製法であって、 a1)適当な場合、塩基の存在下、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にあ る以下の式:{式中、A,R2,R5,R7及びnは、式(I)のために定義したものと同じで あり、そしてEで印をつけたC=N2重結合がE型である。}により表される化 合物又はその互変異性体を、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、知ら れており又はそれ自体知られた方法で製造されることができる以下の式: {式中、X,Y,Z,R3,R4及びR5は、式(I)のために定義したものと同 じであり、そしてX1は脱離基である。}により表される化合物又はその互変異 性体と反応されるか、又は a2)適当な場合、塩基の存在下、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にあ る、以下の式: {式中、A,R2,R5,R7及びnは、式(I)のために定義したものと同じで あり、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化 合物又はその互変異性体を、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、知ら れており又はそれ自体知られた方法により製造されることができる以下の式:{式中、X,Y,Z,R3,R4及びR9は式(I)のために定義したものと同じ である。}により表される化合物又はその互変異性体と反応させ、又は b1)適当な場合、塩基の存在下、各ケースにおいて遊離形態又 は塩形態にある、以下の式: {式中、R2,R5及びnは式(I)のために定義したものと同じであり、そして Eで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物又はその 互変異性体を、知られており又はそれ自体知られた方法により製造されることが できる以下の式: Rγ-A-X2 (VII) {式中、A及びR7は式(I)のために定義したものと同じであり、そしてX2は 脱離基である。}により表される化合物と反応させ、そして例えば、a2)の方 法に従って、式(IV)により表される、このようにして得られることができる化 合物をさらに反応させるか、又は b2)適当な場合、塩基又は酸触媒の存在下、 それをヒドロキシルアミン又はその塩と反応させ、そして例えば、a1)の方 法に従って、式(II)により表される、このようにして得られることができる化 合物をさらに反応させるか、又は c)適当な場合、塩基の存在下、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある 、知られており又はそれ自体知られた方法により製造されることができる以下の 式: {式中、R2,R5及びnは式(I)のために定義したものと同じである。}によ り表される化合物又はその互変異性体を、C1−C6 アルキル・ニトリットと反応させ、そして例えば、b)の方法に従って、式(V I)により表される、このようにして得られることができる化合物を、さらに反 応させる、 ことを含む製法に、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある上記式(II), (IV)及び(VI)の化合物又はその互変異性体のE変異体に、それらの製法に、 そして式(I)の化合物の製造のためのそれらの使用に関する。 式(I)の化合物は、知られた農薬である。それらの製造のための今日まで知 られた方法は、その方法に依存して、異なる組成をもつ、式(I)内のEで印を つけたC=N2重結合に関してE異性体とZ異性体の混合物を与える。これらE 異性体の生物学的特性は、各ケースにおいて、その混合物及びそのZ異性体の特 性よりも優れていることが判明しているので、異性体として純粋なE型をもつ式 (I)の化合物のための製法を開発する必要性が在る。この目的は、本発明に係 る製法により達成される。 別段の定めなき限り、本明細書中に使用する一般用語を、以下のように定義す る。 各ケースにおいて炭素含有基及び化合物は、1〜8、好ましくは1〜6、特に 1〜4、さらに特に1又は2の炭素原子を含む。 基それ自体としての、そしてハロゲノアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、 アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシ カルボニル、ハロゲノアルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アル コキシイミノメチル、アルキルアミノチオカルボニル及びアルキルアミノの如き 、他の基及び化合物の構造要素としてのアルキルは、各ケースにおいて、その対 応基又は化合物内に含まれる炭素原子の、ケース毎に含まれる、数を適切に考慮 して、直鎖、すなわち、メチル、エチル、プロピル、 ブチル、ペンチル又はヘキシル、又は分枝、例えば、イソプロピル、イソブチル 、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル又はイソヘキシル のいずれかである。 基それ自体としての、そしてハロゲノアルケニルの如き他の基及び化合物の構 造要素としてのアルケニルは、各ケースにおいてその対応基又は化合物内に含ま れる炭素原子の、ケース毎に含まれる、数を適切に考慮して、直鎖、例えば、ビ ニル、1−メチルビニル、アリル、1−ブテニル又は2−ヘキセニル、又は分枝 、例えば、イソ−プロペニルのいずれかである。 基それ自体としての、そしてハロゲノアルキニルの如き他の基及び化合物の構 造要素としてのアルキニルは、各ケースにおいてその対応基又は化合物内に含ま れる炭素原子の、ケース毎に含まれる、数を適切に考慮して、直鎖、例えば、プ ロパルギル、2−ブチニル又は5−ヘキシニル、又は分枝、例えば、2−エチニ ルプロピル又は2−プロパルギルイソプロピルのいずれかである。 C3−C6シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル 又はシクロヘキシルである。 基それ自体としての、そしてO(アルキレン)、(アルキレン)O、S(=O )p(アルキレン)、(アルキレン)S(=O)p又はアルキレンジオキシの如き 他の基及び化合物の構造要素としてのアルキレンは、各ケースにおいてその対応 の基又は化合物内に含まれる炭素原子の、ケース毎に含まれる、数を適切に考慮 して、直鎖例えば、−CH2CH2−、−CHCH2CH2−又は−CH2CH2CH2CH2−、又は分枝 、例えば、−CH2(CH3)−、−CH(C2H2)−、−C(CH3)2−、−CH(CH3)CH2−又は−C H(CH3)CH(CH3)−のいずれかである。 アルケニレンは、各ケースにおいて、その対応の化合物内に含まれる炭素原子 の、ケース毎の、数を適切に考慮して、直鎖、例えば vin−1,2−ylene、all−1,3−ylene、but−1−en−1,4−ylene 又は hex−2−en−1,6−ylene、又は分枝、例えば、1−メチル vin−1,2−yl ene のいずれかである。 アルキニレンは、各ケースにおいてその対応の化合物内に含まれる炭素原子の 、ケース毎の、数を適切に考慮して、直鎖、例えば、プロパルギレン、2−ブチ ニレン又は5−ヘキシニレン、又は分枝、例えば、2−エチニルプロピレン又は 2−プロパルギルイソプロピレンのいずれかである。 アリールは、フェニル又はナフチル、特にフェニルである。 ヘテロシクリルは、N,O及びSから成る群から選ばれた1〜3複素原子をも つ5−〜7−員の芳香族又は非芳香族環である。複素原子として窒素原子を含み 、そして適当な場合、さらなる複素原子、好ましくは、窒素又は硫黄、特に窒素 を含む5−及び6−員環が好ましい。 基それ自体としての、そしてハロゲノアルキル、ハロゲノアルケニル及びハロ ゲノアルキニルの如き他の基及び化合物の構造要素としてのハロゲンは、フッ素 、塩素、臭素又はヨウ素、特にフッ素、塩素又は臭素、特にフッ素又は塩素、さ らに特にフッ素である。 ハロゲン置換炭素含有基及び化合物、例えば、ハロゲノアルキル、ハロゲノア ルケニル又はハロゲノアルキニルは、部分的にハロゲン化又はペルハロゲン化さ れることができ、そしてポリハロゲン化の場合には、それらハロゲン置換基は、 同一であっても相異してもよい。基それ自体としての、そしてハロゲノアルケニ ルの如き他の基及び化合物の構造要素としてのハロゲノアルキルの例は、フッ素 、塩素及び/又は臭素でモノ−〜トリ−置換されたメチル、例えば、CHF2又はCF3 ;フッ素、塩素及び/又は臭素でモノ−〜ペンタ−置換されたエチル、例えば 、CH2CF3、CF2CF3、CF2CCl3、CF2CHCl2 、CF2CHF2、CF2CFCl2、CF2CHBr2、CF2CHCIF、CF2CHBrF又はCClFCHClF ;フッ素 、塩素及び/臭素でモノ−〜ヘプタ置換されたプロピル又はイソプロピル、例え ばCH2CHBrCH2Br、CF2CHFCF3、CH2CF2CF3又はCH(CF3)2;及びフッ素、塩素及び/ 又は臭素でモノ−〜ノナ置換されたブチル又はその異性体の中の1、例えばCF(C F3)−CHFCF3又は、CH2(CF2)2CF3である。ハロゲノアルケニルは、例えば、CH2CH =CHCl、CH2CH=CCl2、CH2CF=CF2又はCH2CH=CHCH2Br である。ハロゲノアルキ ニルは、例えば、CH2C≡CF、CH2C≡CCH2Cl又は CF2CF2C≡CCH2F である。 いくつかの化合物(I)〜(VI)と(VIII)は、特にAR7がHである場合、専 門家には馴染みがあるが、互変異性体として存在することができる。それ故、本 明細書中、化合物(I)は、たとえ、互変異性体が各ケースにおいて特に言及さ れていないとしても、対応の互変異性体をも意味するものと理解されるべきであ る。 少なくとも1の塩基中心を含む化合物(I)〜(VI)と(VIII)は、例えば、 酸付加塩を形成することができる。これらは、例えば、強無機酸、例えば、鉱酸 、例えば、過塩酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸、又はハロゲン化水素酸と、強 無機カルボン酸、例えば、非置換又は例えばハロゲンにより置換されたC1−C4 アルカンカルボン酸、例えば、酢酸、例えば、ジカルボン酸であって飽和又は不 飽和であるもの、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル 酸又はフタル酸、例えば、ヒドロキシカルボン酸、例えば、アスコルビン酸、乳 酸、リンゴ酸、酒石酸又はクエン酸、又は例えば、安息香酸と、又は有機スルホ ン酸、例えば、C1−C4アルカン−又はアリールスルホン酸であって非置換又は 例えば、ハロゲンにより置換されたもの、例えば、メタン−又はp−トルエンス ルホン酸と、形成される。少なくとも1の残基をもつ化合物(I )は、さらに、塩基と塩を形成することができる。好適な塩基との塩は、例えば 、金属塩、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、例えば、ナトリウム、 カリウム又はマグネシウム塩、又はアンモニア又は有機アミン、例えば、モルフ ォリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−,ジ−若しくはトリ−低級アルキルア ミン、例えば、エチル−,ジエチル−,トリエチル−若しくはジメチル−プロピ ル−アミン、又はモ−,ジ−若しくはトリヒドロキシ−低級アルキルアミン、例 えば、モノ−,ジー若しくはトリエタノールアミとの塩を形成することができる 。さらに、適当な場合、対応の分子内塩が形成されることができる。農薬学的に 有利な塩は、本発明に関して好ましい;しかしながら、農薬用途にとって欠点を もつ塩、例えば、ハチ又は魚に対して毒性である塩であって、例えば、遊離の化 合物(I)又は農薬学的に使用され得るその塩の単離又は精製のために使用され るものも含まれる。遊離形態及びそれらの塩形態にある式(I)〜(VI)及び( VIII)の化合物は、本明細書中、その対応塩又はその遊離の化合物(I)〜(VI )及び(VIII)を意味するものとも理解されるべきである。同じことが、式(I )〜(VI)及び(VIII)の化合物及びそれらの塩に適用される。一般に、遊離形 態が各ケースにおいて好ましい。 本明細書中に記載する反応は、それ自体知られたやり方で、例えば、好適な溶 媒又は希釈剤又はその混合物の非存在下又は通常存在下、その反応を、必要な場 合、冷却しながら、室温で、又は加熱しながら、例えば、約−80℃〜その反応媒 質の沸点の温範囲内で、好ましくは、約0℃〜約 150℃で、そして必要な場合、 密閉容器内で、加圧下、不活性ガス雰囲気中及び/又は無水条件下で行われる。 特に有利な条件は、実施例中に見られる。 各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、化合物(I)の製 造のために使用される、本明細書中に言及する出発材料は、知られており又はそ れ自体知られた方法で、例えば、以下の言及に従って、製造されることができる 。 変法a1/a2) 式(III)内の好適な脱離基X1は、例えば、ヒドロキシル、C1−C8アルコキ シ、ハロゲノ−C1−C8アルコキシ、C1−C8アルカノイルオキシ、メルカプト 、C1−C8アルキルチオ、ハロゲノ−C1−C8アルキルチオ、C1−C8アルカン スルホニルオキシ、ハロゲノ−C1−C8アルカンスルホニルオキシ、ベンゼンス ルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ及びハロゲン、好ましくは、トルエ ンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ及びハロゲン、特に ハロゲンである。 上記反応を容易にするために好適な塩基は、例えば、アルカリ金属又はアルカ リ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド、アミド、アルカノレート、アセテート、カ ーボネート、ジアルキルアミド又はアルキルシリルアミド、アルキルアミン、ア ルキレンジアミン、N−アルキル化又は非アルキル化、飽和又は不飽和シクロア ルキルアミン、塩基性複素環化合物、水酸化アンモニウム及び炭素環式アミンで ある。例は、ナトリウム・ヒドロキシド、ヒドリド、アミド、メタノレート、ア セテート及びカーボネート、カリウムtert−ブタノレート、ヒドロキシド、カー ボネート、及びヒドリド、リチウム・ジイソプロピルアミド、カリウムbis(トリ メチルシリル)アミド、カルシウム・ヒドリド、トリエチルアミン、ジイソプロ ピル−エチル−アミン、トリエチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、N−シ クロヘキシル−N,N−ジメチル−アミン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジ ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、キヌクリジン、N−メチルモル フォリン、ベンジル−トリメチル−アン モニウム・ヒドロキシド及び1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕undec −5 −ene(DBU)である。 上記反応体は、そのまま互いと、すなわち溶媒又は希釈剤の添加を伴わずに、 例えば、溶融状態で反応することができる。しかしながら、不活性溶媒又は希釈 剤又はその混合物の添加が通常有利である。このような溶媒又は希釈剤の例は: 芳香族、脂肪族及び脂環式炭化水素及びハロゲノ炭化水素、例えば、ベンゼン、 トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、クロロベンゼン、ジクロロベン ゼン、ブロモベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、塩化メチレ ン、クロロホルム、4塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエテン又はテトラ クロロエテン;エステル、例えば、酢酸エチル;エーテル、例えば、ジエチル・ エーテル、ジプロピル・エーテル、ジイソプロピル・エーテル、ジブチル・エー テル、tert−ブチル・メチル・エーテル、エチレン・グリコール、モノメチル・ エーテル、エチレン・グリコール・モノエチル・エーテル、エチレン・グリコー ル・ジメチル・エーテル、ジメトキシジエチル・エーテル、テトラヒドロフラン 又はジオキサン;ケトン、例えば、アセトン、メチル・エチル・ケトン又はメチ ル・イソブチル・ケトン;アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロ パノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレン・グリコール又はグリセロ ール;アミド、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホル ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン又はヘキサメ チルホスホン酸トリアミド;ニトリル、例えば、アセトニトリル又はプロピオニ トリル;及びスルホキシド、例えば、ジメチル・スルホキシドである。上記反応 が塩基の存在下で行われる場合、過剰に使用される。塩基、例えば、トリエチル アミン、ピリジン、N−メチルモルフォリン又はN,N−ジエチル アニリンは、その溶媒又は希釈剤としても働くことができる。 反応は、有利には、約0℃〜約180℃の温度範囲内で、好ましくは、約10℃〜 約80℃で、多くの場合、室温とその反応混合物の還流温度の間の範囲で、行われ る。 反応は、好ましくは、常圧下で行われる。 反応は、不活性ガス雰囲気を用いず行われることができるが、好ましくは、不 活性ガス雰囲気、例えば窒素又はアルゴン、特に窒素下で行われる。 反応時間は臨界的ではなく;約 0.1〜約24時間、特に約 0.5〜約2時間の反応 時間が好ましい。 生成物は、常法により、例えば、濾過、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィー 又はこれらの方法のいずれかの好適な組合せによって単離される。 変法a1/a2)の好ましい態様においては、化合物(II)を、化合物(III )と、0℃〜80℃で、好ましくは、10℃〜30℃で、不活性溶媒中、好ましくは、 アミド中、特にN,N−ジメチルホルムアミド中、金属ヒドリド、好ましくは、 ナトリウム・ヒドリドの存在下で、反応させる。 上記反応のための特に好ましい条件を、実施例H1d)及びH3f)中に記載 する。 式(III)の化合物は、知られており又は知られた化合物と同様に製造される ことができる。 化合物(I)は知られている。しかしながら、従来技術に従うそれらの製造は 、多数の重大な、工業的、生態学的、経済的及びその他の欠点をもつ。 従って、従来技術に従う製造方法においては、一般に、式(I)内のEで印を つけたC=N2重結合に関してE/Z異性体混合物が 得られる。このE異性体の生物学的特定は各ケースにおいてこの混合物及び各ケ ースにおけるそのZ変異体の活性よりも優れていることが判明しているので、従 来技術による方法は、E/Z混合物として有意に低い活性をもち、又はそれらの 生物学的活性を高めるためにそれからそのZ異性体を除去しなければならないと いうかなりの欠点をもち、このことは、多くの不必要な取扱い操作が異性体の分 離のために行われなければならないということを意味し、これは、ひじょうに時 間がかかるという効果をもち、長時間にわたり貴重な生産ラインを遮断し、そし て高い追加のエネルギー・コストと関係する。低活性のZ異性体の除去は、収量 における追加の大きな損失をも導き、これは次に、やっかいで生態学的に欠点を もつばかりでなく、従来技術による方法をかなり高価なものにし、そして結果と して経済学的に利益をもたらさないものにもする。従来技術による方法の工業的 、生態学的、経済的及びその他の欠点は、上述のものに限らず、これらは、従来 技術による方法の多数の欠点の中のほんの僅かの例として役立つことを意図され ている。従来技術による方法の欠点は、それらの方法が実験室規模で行われると きでさえかなりの問題を引き起こす。これらの方法が大規模で行われるときは、 上記欠点はかなり強められる。しかしながら、結局は、上記方法が農薬目的のた めの製品の製造に好適である場合には、ある特定の方法を工業的な規模で行うこ とが目的となる。 本発明に係る方法に従えば、化合物(I)は、化合物(II)を化合物(III) と反応させるとにより、又は化合物(IV)を化合物(V)と反応させることによ り、製造される。本発明に係る上記方法は、従来技術からの方法に比較して、極 めて驚くべき工業的、生態学的、経済的及びその他の利点をもっている。化合物 (II)、又は対応の、(IV)は、Eで印をつけたC=N2重結合に関して純粋な E 異性体として本発明に係る製法において存在するので、化合物(I)のE異性体 は、本製法において作られ、それは、かなりの時間削減効果、そして同時に高い コスト及びエネルギー削減効果をもつ。なぜなら、貴重な生産ラインは上記異性 体の分離のために長時間塞がれず、そして同時に単位時間当りに作られる生物学 的により活性なE型異性体の量が従来技術による方法におけるよりもより多いか らである。従って、出発製品及びエネルギーの如き資源は、本製法において最適 に使用され、これは、本法をきわめて大きく単純化し、そして本法を生態学的に 有利にするばかりでなく、その結果として本法を安価にし、そしてそれ故大きな 経済的利益をもたらす。 このことは、E/Z異性体の形成に帰されることができる従来技術による方法 の欠点の全てが回避されるということを意味する。本発明に係る方法の工業的、 生態学的、経済的及びその他の利点は上述のものに限られず、これらは、本法に 固有の多数の利点の中のほんの僅かの例として役立つことを意図される。上述の 本発明の利点の全てによって、実験室での方法の段階においてさえ従来技術によ る方法において生じる重大な問題が回避される。本製法が大規模で使用される場 合、上記利点はさらにより意義のあるものであることを証明し、このことは、上 記利点が、本法が工業的規模で使用されることを最初に許容するという効果を有 するものである。 上記理由により、従来技術による方法の全ての工業的、生態学的、経済的及び その他の欠点は、本製法による化合物(I)の製造において驚くべきことに有利 に克服される。 変法b) 変法b)に従う方法は、まず、化合物(VI)を、化合物(VII)と反応させ、 適当な場合、得られた生成物(IV)を、適当な場合、単離後に、ヒドロキシルア ミン又はその塩とさらに反応させ、そして 得られた生成物(II)、又は対応の、(IV)を、適当な場合、単離後に、変法a 1/a2)に従って、例えば、上記のやり方で、さらに反応させて、化合物(I )を得ることにより、行われる。 化合物(VII)内の好適な脱離基X2は、例えば、変法a1/a2)においてX1 のための例として述べたものである。 上記反応を容易にするために好適な塩基は、例えば、変法a1/a2)におい て述べたものである。 上記反応体を、そのまま互いと、すなわち溶媒又は希釈剤の添加を伴わずに、 例えば、溶融状態で反応させることができる。しかしながら、不活性溶媒又は希 釈剤又はその混合物の添加が通常有利である。このような溶媒又は希釈剤の例は 変法a1/a2)において述べたものである。 反応は、有利には、約0℃〜約 180℃の温度範囲内で、好ましくは、約10℃〜 約80℃で、多くの場合、室温とその反応混合物の還流温度の間の範囲で、行われ る。 反応は、好ましくは、常圧下で行われる。 反応は、不活性ガス雰囲気を用いず行われることができるが、好ましくは、不 活性ガス雰囲気、例えば窒素又はアルゴン、特に窒素下で行われる。 反応時間は臨界的ではなく;約0.1〜約24時間、特に約 0.5〜約2時間の反応 時間が好ましい。 生成物は、常法により、例えば、濾過、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィー 又はこれらの方法のいずれかの好適な組合せによって単離される。 変法b)の好ましい態様においては、化合物(VI)を、化合物(VII)と、0 ℃〜80℃で、好ましくは、10℃〜60℃で、不活性溶媒中、好ましくは、ニトリル 中、特にアセトニトリル中、金属カーボネ ート、好ましくは、炭酸カリウムの存在下で、そしてこのように得られる化合物 (IV)をその後さらに、好ましくは方法a2)に従って、反応させる。 上記反応のための特に好ましい条件を、実施例H1b〜1d)及びH3d〜3 f)中に記載する。 式(VII)の化合物は、知られており又は知られた化合物と同様に製造される ことができる。 原則として、本発明に係る変法a1/a2)とO−アルキル化反応との有利な 組合せである、変法b)の発明に係る本製法は、変法a1/a2)の発明に係る 方法のために先に既に討議した従来技術に比較して大きな利点をもつ。特に、変 法b)の方法は、化合物(VI)内のEで印をつけられたC=N2重結合のE型が 保持されることを保証する。そしてさらに、変法b)の発明に係る方法は、さら なる工業的、生態学的、経済的及びその他の利点を有し、これは、最初に形成さ れる中間生成物(IV)が精製されないが、中間体単離の場合には、湿った粗生成 物としてさらに直接的に処理され、又はそれが単離されない場合、反応混合物中 でその場で処理されるという特徴に関係する。上述の中間体製造の間の上記精製 段階の省略は、例えば、それを乾燥させる必要がない限り有利であり、これはエ ネルギー、そしてさらに資源を削減するばかりでなく、本製法の安全性をも大き く高めるものである。なぜなら、その乾燥中間生成物の粉塵爆発の危険性が完全 に回避されるからである。資源における削減は、その中間生成物が、精製されず にさらに反応される場合にはさらに大きなものである。なぜなら、例えば、追加 の溶媒が再結晶化のために消費されないからでる。変法b)は、変法b)におけ る合計反応時間がより短く、これが結果として、単位時間当りの反応生成物(I )の高い生産を導き、そしてそれ故貴重な生産ライン のより効率的な使用を導くという点で、実施される変法a1/a2)のアルキル 化反応の個々の工程に比較して特に有利である。さらに、反応生成物(I)の合 計収率は、変法b)が使用されるとき、驚くべき良好なものであり、そしてアル キル化反応と変法a1/a2)の個々の工程の合計収率と比較して、同じパーセ ンテージの範囲内又はさらに良好なものである。変法b)の発明に係る方法の工 業的、生態学的、経済的及びその他の利点は上述のものに限られず、これらは、 変法b)の発明に係る方法に固有の多数の利点のほんの僅かな例として役立つこ とを意図される。 化合物(I)の製造のために本発明に係る変法b)を使用することにより、多 数の工業的、生態学的、経済的及びその他の利点がそれ故に驚くべきことに効率 的に使用されることができる。 変法c) 変法c)に係る方法は、化合物(VIII)をまずアルキルニトリルを反応させ、 そしてさらに、得られた生成物(VI)を、適当な場合、単離の後、変法b)に従 って、例えば、上述のやり方で、反応させて、化合物(I)を得ることにより、 行われる。 上記反応を容易にするために好適な塩基は、例えば、変法a1/a2)におい て述べられたものである。 上記反応体は、そのまま互いと、すなわち溶媒又は希釈剤の添加を伴わずに、 例えば、溶融状態で反応することができる。しかしながら、不活性溶媒又は希釈 剤又はその混合物の添加が通常有利である。このような溶媒又は希釈剤の例は変 法a1/a2)において述べたものである。 反応は、有利には、約0℃〜約 180℃の温度範囲内で、好ましくは、約0℃〜 約60℃で、多くの場合、室温とその反応混合物の還流温度の間の範囲で、行われ る。 反応は、好ましくは、常圧下で行われる。 反応は、不活性ガス雰囲気を用いず行われることができるが、好ましくは、不 活性ガス雰囲気、例えば窒素又はアルゴン、特に窒素下で行われる。 反応時間は臨界的ではなく;約 0.1〜約24時間、特に約 0.5〜約3時間の反応 時間が好ましい。 生成物は、常法により、例えば、濾過、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィー 又はこれらの方法のいずれかの好適な組合せによって単離される。 変法c)の好ましい態様においては、化合物(VIII)を、アルキル・ニトリル と、0℃〜80℃で、好ましくは、0℃〜40℃で、不活性溶媒中、好ましくは、ア ルコール中、特にメタノール中、金属アルコレート、好ましくは、ナトリウム・ メタノレートの存在下で、そしてその後、このように得られる化合物(VI)を、 好ましくは、変法b)に従ってさらに反応させる。 上記反応のための特に好ましい条件を、実施例H3d〜3f)中に記載する。 式(VIII)の化合物は、知られており又は知られた化合物と同様に製造される ことができる。 原則として、本発明に係る変法a1/a2)及びb)とオキシム化反応との有 利な組合せである、変法c)の発明に係る方法は、変法a1/a2)及びb)の 発明に係る方法のために先に既に討議した従来技術に比較してかなりの利点をも つ。さらに、化合物(VI)のオキシム化製法は、驚くべきことに、式(VI)内の Eで印をつけられたC=N2重結合のE型を独占的にもたらす。従って、式(I )の製造のために本発明に係るその後の方法における、例えば、変法a1/a2 )及びb)における特定の出発製品(II),(IV)又 は、対応の、(VI)は、純粋なE型異性体である。 それ故、多数の工業的、生態学的、経済的及びその他の利点が、驚くべきこと に、式(I)の化合物の製造のために本発明に係る変法c)使用することにより 効率的に使用されることができる。 各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、式(II)、式(IV)及び(VI) の化合物及びそれらの互変異性体のE型異性体は新規であり、そして同じく本発 明はそれらに関する。 本発明はさらに、上述の方法c)に従って、各ケースにおいて遊離形態又は塩 形態にある、式(VI)の化合物又はその互変異性体のE型異性体の製法、 上述の方法b1)に従って、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、式 (IV)の化合物又はその互変異性体のE型異性体の製法、並びに 上述の方法b2)に従って、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、式 (II)の化合物又はその互変異性体のE型異性体の製法、 にも関する。 上記中間生成物の製造のための方法条件も、上述の方法a),b)及びc)か ら分かる。製造実施例 実施例H1 :メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−フェニル−2−E−〔(2− プロピニル)オキシイミノ〕−エチリデン)アミノ〕オキシ〕メチル〕α−(メ トキシメチレン)−フェニルアセテート(化合物1.16) H1a)1−フェニル−1,2−プロパンジオン1−E−オキシム メタノール中のナトリウム・メチレートの30%溶液69.7gを、冷却しながら、 20−25℃における 460mlのメタノール中の40.2gの1−フェニル−2−プロパノ ン及び36.1gのイソペンチル・ニトリットの溶液に滴下する。次にこの反応混合 物を室温で1時間さらに撹拌する。この溶液を真空中で濃縮した後、この残渣を 600mlの水に溶解し、この溶液を10%塩酸で酸性にし、析出した生成物を濾別し 、そして酢酸エチルに溶解し、そしてその有機相を水で2回洗浄し、硫酸ナトリ ウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発させる。この残渣をヘキサン中で撹拌し、 そして濾過する。168〜70℃の融点をもつ表題の化合物をこのようにして得る。 H1b)1−フェニル−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル )オキシム〕 170mlのアセトニトリル中の14gの1−フェニル−1,2−プロパンジオン1 −E−オキシム、11.9gの1−ブロモ−2−プロピン、13.8gの炭酸カリウム及 び 0.5gのヨウ化カリウムの混合物を、50°で2時間撹拌し、次にこの溶媒を真 空中で留去し、そしてその残渣を酢酸エチルに再び溶解する。この有機相を各ケ ースにおいて2回水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾 燥させ、そして真空中で蒸発させる。ヘキサンからこの残渣を再結晶化した後、 54〜56℃の融点をもつ1−フェニル−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2− プロピニル)オキシム〕を得る。 H1d)1−フェニル−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル )オキシム〕−2−オキシム 230mlのエタノール中の14.3gの1−フェニル−1,2−プロパンジオン1− E−〔(2−プロピニル)オキシム〕、10.3gのヒドロキシアミン、ヒドロクロ リド及び11.7gのピリジンの混合物を、1時間還流下で沸騰させ、そして次に真 空中で濃縮し、そして 800 mlの水をその残渣に添加する。析出した生成物を濾別し、そして酢酸エチルに溶 解し、そしてその溶液を3回水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真 空中で蒸発させる。この残渣をヘキサン中に懸濁させ、そして濾過する 163〜 1 65℃の融点をもつ表題の化合物をこのようにして得る。 H1e)メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−フェニル−2−E−〔(2−プ ロピニル)オキシイミノ〕エチリデン)アハノ〕オキシ〕−メチル〕−α−(メ トキシメチレン)−フェニルアセテート 24mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の5gの1−フェニル−1,2−プロ パンジオン1−E−〔(2−プロピニル)オキシム〕−2−オキシムの溶液を、 室温で45mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の1.16gのナトリウム・ヒドリド (油中約55%)の懸濁液に滴下し、そてこの混合物をさらに10分間撹拌する。次 に24mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の 6.5gのメチル2−(ブロモメチル )−α−(メトキシメチレン)−フェニルアセテートを滴下し、そてこの反応混 合物をさらに室温で1時間撹拌する。その後、この混合物を酢酸で酸性にし、そ して真空中で蒸発させる。この残渣を酢酸エチルに溶解し、そしてこの溶液を水 で3回、そして飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥さ せ、そして真空中で蒸発させる。ヘキサン/酢酸エチルからその残渣を結晶化し た後、82〜84°の融点をもつ表題の化合物を得る。実施例H2 :メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−フルオロフェニル)− 2−E−〔(2−プロピニル)オキシイミノ〕エチリデン)アミノ〕オキシ〕メ チル〕−α−(メトキシメチレン)フェニルアセテート(化合物1.44) 91〜93°の融点をもつ表題の化合物を、1−(4−フルオロフェニル)−2− プロパノンから出発して、実施例H1に記載したもの と同様のやり方で製造することができる。 H3a)1−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロパノン 82gの1−(4−メトキシフェニル)−2−プロパノン、 500mlの酢酸と 500 mlの水性臭化水素酸の混合物を、2時間還流下で沸騰させ、そして次に真空中で 蒸発させる。この油状残渣を、都度、700mlのヘキサン/エーテル(5:2)で 4回抽出し、この抽出物を蒸発させ、そしてこの残渣を、ヘキサン/酢酸エチル (3:1)を使用したシリカ・ゲル上でクロマトグラフィーにかける。40〜41° の融点をもつ1−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロパノンをこのようにし て得る。 H3b)1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル 〕−2−プロパノン 800mlアセトン中 5.8gの1−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロパノン 、61.6gの炭酸カリウム、72.3gの1−(クロロメチル)−3−(トリフルオロ メチル)−ベンゼン、及び1gのヨウ化カリウムの混合物を5時間還流下で沸騰 させる。その後、この反応混合物を濾過し、そしてその濾液を真空中で蒸発させ る。次にこの残渣をジエチル・エーテルに溶解し、そしてこのエーテル相を水で 3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発させる。このようにして得 られる1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕− 2−プロパノンを、さらに精製することなく次の反応(、工程)段階に使用する 。 H3c)1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル 〕−1,2−プロパンジオン1−E−オキシム メタノール中のナトリウム・メタノレートの30%溶液45gを、その温度が20〜 25°を超えないように、 300mlのメタノール中の59.6gの1−〔4−(3−トリ フルオロメチルフェニルメトキシ)−フ ェニル〕−2−プロパノン及び23.4gのイソペンチル・ニトリットの溶液にゆっ くりと滴下する。次にこの反応混合物を、室温で1時間さらに撹拌し、そしてそ の後、真空中で蒸発させる。この残渣を 600mlの水に溶解し、そしてこの溶液を 10%塩酸で酸性にする。析出した沈殿を濾別し、そして酢酸エチルに溶解し、そ してその有機相を水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発させ る。その粗生成物をヘキサン中に懸濁させ、そして濾過した後、134〜136°の融 点をもつ1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕 −1,2−プロパンジオン1−E−オキシムを得る。 H3d)1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル 〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル)オキシム 40mlのアセトニトリル中の6gの1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニ ルメトキシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−オキシム、 2.4g の1−ブロモ−2−プロピン、 2.6gの炭酸カリウム及び 0.5gのヨウ化カリウ ムの混合物を、1時間還流下で沸騰させ、そして次に真空中で蒸発させ、そして その残渣を、酢酸エチルに溶解する。この有機相を水で2回、そして飽和塩化ナ トリウム溶液で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発させる。こ のようにして得られる粗1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ )−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル)オキシ ム〕をさらに精製することなくさらに処理する。 H3e)1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル 〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル)オキシム〕−2−オ キシム 60mlのエタノール中 5.9gの1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメ トキシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル) オキシム〕、 2.3gのヒドロキシルアミン・ヒドロクロリド及び 2.6gのピリジ ンの混合物を1時間還流下で沸騰させ、そして次に真空中で濃縮し、そして 200 mlの水をその残渣に添加する。析出した生成物を濾別し、そして酢酸エチルに溶 解し、そしてその溶液を水で2回、そして飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し 、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発させる。この残渣をヘキサン 中に懸濁させ、そして濾過する。 114〜 115°の融点をもつ1−〔4−(3−ト リフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1 −E−〔(2−プロピニル)オキシム〕−2−オキシムをこのようにして得る。 H3f)メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(3−トリフルオロフェ ニルメトキシ)−フェニル)−2−E−〔(2−プロピニル)オキシイミノ〕エ チリデン)アミノ〕オキシ〕メチル〕−α−(メトキシメチレン)−フェニルア セテート 25mlのN,N−ジメチルホムアミド中の 5.5gの1−〔4−(3−トリフルオ ロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔 (2−プロピニル)オキシム〕−2−オキシムの溶液を、25mlのN,N−ジメチ ルホルムアミド中の 0.7gのナトリウム・ヒドリド(油中約55%)の懸濁液に滴 下し、そしてその混合物を室温で10分間さらに撹拌する。15mlのN,N−ジメチ ルホルムアミド中の4gのメチル2−(ブロモメチル)−α−(メトキシメチレ ン)−フェニルアセテートを、次に滴下し、そしてこの反応混合物を室温で1時 間さらに撹拌する。その後、この混合物を酢酸で酸性にし、そして50°で真空中 で蒸発させる。この残渣を酢酸エチルに溶解し、そしてこの溶液を水で2回そし て飽和塩化ナ トリウム溶液で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発さ せる。クロマトグラフィー(シリカ・ゲル、酢酸エチル/ヘキサン1:3)によ る精製後、表題化合物を樹脂として得る。実施例H4 :メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(4−クロロフェノキ シ)−フェニル)−2−E−〔(2−エチル)オキシイミノ〕エチリデン)アミ ノ〕オキシ〕メチル〕−α−(メトキシメチレン)−フェニルアセテート(化合 物1.366) H4a)1−〔4−(4−クロロフェノキシ)−フェニル〕−1,2−プロパ ンジオン1−E−オキシム メタノール中のナトリウム・メチレートの30%溶液16.7gを冷却しながら、20 −25°において 120mlのメタノール中22.5gの1−〔4−(4−クロロェノキシ )−フェニル〕−2−プロパノンと10.3gのイソペンチル・ニトリットの溶液に 滴下する。次にこの反応混合物を室温で1時間さらに撹拌する。この溶液を真空 中で濃縮した後、この残渣を 300mlの水に溶解し、そしてこの溶液を10%塩酸で 酢酸にし、析出した生成物を濾別し、そして酢酸エチルに溶解し、そしてその有 機相を水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発させる 。この残渣をヘキサン中で撹拌し、そして濾過する。 154〜 155℃の融点をもつ 表題の化合物をこのようにして得る。 H4b)1−〔4−(4−クロロフェノキシ)−フェニル〕−1,2−プロパ ンジオン1−E−〔(2−エチル)オキシム〕 30mlのアセトニトリル中の6gの1−〔4−(4−クロロフェノキシ)−フェ ニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−オキシム、 3.3gの臭化エチル、 3.5 gの炭酸カリウム及び 0.5gのヨウ化カリウムの混合物を2時間50°で撹拌し、 次にこの溶媒を真空中で留 去し、そしてその残渣を再び酢酸エチルに溶解する。この有機相を各ケースにお いて水及び飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、 そして真空中で蒸発させる。ヘキサンからこの残渣を再結晶化した後、77〜78℃ の融点をもつ表題の生成物を得る。 H4c)1−〔4−(4−クロロフェノキシ)−フェニル〕−1,2−プロパ ンジオン1−E−〔(2−エチル)オキシム〕−2−オキシム 50mlのエタノール中の 5.5gの1−〔4−(4−クロロフェノキシ)−フェニ ル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−エチル)オキシム〕、 2.4gの ヒドロキシアミン・クロリド及び 2.7gのピリジンの混合物を1時間還流下で沸 騰させ、そして次に真空中で濃縮し、そして 800mlの水をこの残渣に添加する。 析出した生成物を濾別し、そして酢酸エチルに溶解し、そしてこの溶液を水で3 回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発させる。この残渣を ヘキサン中に懸濁し、そして濾過する。 176〜177℃の融点をもつ表題の生成物 を純粋な形態でこのようにして得る。 H4d)メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(4−クロロフェノキシ )−フェニル)−2−E−〔(2−エチル)オキシイミノ〕エチリデン)アミノ 〕オキシ〕メチル〕−α−(メトキシメチレン)−フェニルアセテート 25mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の 4.7gの1−〔4−(4−クロロフ ェノキシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル )−2−オキシムの溶液を、20mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の0.65gの ナトリウム・ヒドリド(油中約55%)の懸濁液に滴下し、そしてこの混合物を10 分間室温でさらに撹拌する。次に15mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の4g のメチル2−(ブロモメチル)−α−(メトキシメチレン)−フェニルアセテー トを滴下し、そしてこの反応混合物を1時間室温でさらに撹拌する。その後、こ の混合物を酢酸で酸性にし、そして50°で真空中で蒸発させる。この残渣を酢酸 エチルに溶解し、そしてこの溶液を水で2回、そして飽和塩化ナトリウム溶液で 1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で蒸発させる。フラッシ ュ・クロマトグラフィー(シリカ・ゲル、酢酸エチル/ヘキサン1:3)による 精製の後、87〜89℃の融点をもつ表題化合物を得る。実施例H5 :メチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(4−クロロフェノキ シ)−フェニル)−2−E−〔(2−エチル)オキシ−イミノ〕エチリデン)ア ミノ〕オキシ〕メチル〕−α−(メトキシイミノ)フェニルアセテート(化合物 2.366) 90〜93℃の融点をもつ表題の化合物を、1−〔4−(4−クロロフェノキシ) −フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔(2−プロピニル)オキシム 〕−2−オキシム及びメチル2−(ブロモメチル)−α−(メトキシイミノ)− フェニルアセテートから実施例H4中に記載したのと同様のやり方で得る。実施例H6 :2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(4−クロロフェノキシ)− フェニル)−2−E−〔(2−エチル)オキシ−イミノ〕エチリデン)アミノ〕 オキシ〕メチル〕−α−(メトキシイミノ)フェニル酢酸メチルアミド(化合物 3.366) 13.3gのメチル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(4−クロロフェノキシ )−フェニル)−2−E−〔(2−エチル)オキシイミノ〕エチリデン)アミノ 〕オキシ〕メチル〕−α−(メトキシイミノ)フェニルアセテートを、2日間室 温で80mlのジメチルホルムアミドとエタノール中のメチルアミンの8モル溶液9. 2mlと共に放置する。この混合物を50℃で濃縮し、n−ヘキサンを添加し、そし てこの混合物を室温まで冷却し、そして濾過する。この残渣を高真空下で乾燥さ せる。 126〜 129℃の融点をもつ表題化合物を得る。実施例H7 :表1〜3中に列記する他の化合物も、実施例H1〜H6中に記載し たものと同様のやり方で製造することができる。表の“物理データ(physical da ta)”欄中、各ケースにおいて言及される温度は着目の化合物の融点を表し、c.p ropylはシクロピロピルである。表1 以下の一般式:{式中、XはCHであり、そてYは酸素であり、そして各ケースにおいて化合物の ための置換基R2、(R5)nとA−R7の組合せは表A中の行に対応する。}。以下 の表の化合物番号は、表A中の特定番号に対応する。 表2 一般式I.1の化合物{式中、 Xは窒素であり、そして Yは酸素であり、 そして各ケースにおいて化合物のための置換基R2,(R5)nと A−R7の組合せは表A中の行に対応する。} 表3 一般式I.1の化合物{式中、 Xは窒素であり、そして YはNH2であり、そして 各ケースにおいて化合物のための置換基R2(R5)nとA−R7の組合せは表A中 の行に対応する。} 表A 表2.1 と2.2 中、化合物1−〔4−(3−トリフルオロメチル−フェニルメト キシ)−フェニル〕−1,2−プロパンジオン1−E−〔メチルオキシム〕−2 −オキシム及び1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェ ニル〕−1,2−プロパンジオン1−Z−〔メチルオキシム〕−2−オキシム( これは、知られた方法の中の1により製造され、そしてそれからその製造におい て形成されたE/Z異性体混合物が単離された。)又は、対応のメ チル2−〔〔〔(1−メチル−2−(4−(3−メトフルオロメチルフェニルメ トキシ)−フェニル)−2−E−〔メトキシイミノ〕エチリデン)アミノ〕オキ シ〕メチル〕−α−(メトキシメチレン)−フェニルアセテート(表1中の化合 物A225)の13C-NMR データを示す。表2.1 中の化合物Aの原子1と4の化学シ フト及び表2.2中のものにより、式(I)の化合物のE型を確認した。表2.1 :1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕 −1,2−プロパンジオン1−E−〔メチルオキシム〕−2−オキシム(A)及 び1−〔4−(3−トリフルオロメチルフェニルメトキシ)−フェニル〕−1, 2−プロパンジオン1−Z−〔メチルオキシム〕−2−オキシム(B)の、13C- NMR シフト及び1ccカップリング定数 表2.2 :2−メチル2−〔〔〔1−メチル−2−(4−(3−トリフルオロメチ ルフェニルメトキシ)−フェニル)−2−E−〔メトキシイミノ〕エチリデン) アミノ〕オキシ〕メチル〕−α−(メト キシメチリデン)−フェニルアセテート(化合物1.225)の13C-NMRシフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BA,BB,BG ,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,GE,HU, IL,IS,JP,KP,KR,LC,LK,LR,L T,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL ,RO,SG,SI,SK,TR,TT,UA,UZ, VN (72)発明者 ツィーグレー,ヒューゴ スイス国,ツェーハー―4108 ビッテルビ ル,イム ボーナック 15 (72)発明者 トゥルフルー,レーヌ スイス国,ツェーハー―4052 バーゼル, ザンクト アルバン ラインベック 180

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.各ケースにおいてその遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、 XはCH又はN,YはOR1であり、そしてZはOであり、又は ZはNであり、YはNHR8であり、そしてZはO,S又はS(=O)であるかの いずれかであり; R1はC1−C4アルキルであり、; R2はH、C1−C4アルキル、ハロゲノ−C1−C4アルキル、C3−C6シクロ アルキル又はC1−C4アルコキシメチルであり; R3とR4は互いに独立してH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、OH、 CN、NO2、(C1−C4アルキル)3−Si基(ここで、アルキル基は同一であっても 相異してもよい。)、ハロゲン、(C1−C4アルキル)S(=O)m、(ハロゲ ノ−C1−C4アルキル)S(=O)m、ハロゲノ−C1−C4アルキル又はハロゲ ノ−C1−C4アルコキシであり; R5はC1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ 、ハロゲノ−C1−C6アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、ハロゲノ−C1− C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、ハロゲノ−C1−C6−アル キルスルフィニル、C1−C6アルキル−スルホニル、ハロゲノ−C1−C6 アルキルスルホニル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1 −C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルチオ−C1−C6アルキ ル、ハロゲノ−C1−C6アルキルチオ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキル− スルフィニル−C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルキルスルフィニル− C1−C6アルキル、C1−C6アルキルスルホニル−C1−C6アルキル、ハロゲノ −C1−C6−アルキルスルホニル−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボ ニル、ハロゲノ−C1−C6−アルキルカルボニル、C1−C6−アルコキシカルボ ニル、ハロゲノ−C1−C6−アノコキシカルボニル、C1−C6−アルキル−アミ ノカルボニル、C1−C4−アルコキシイミノメチル;ジ(C1−C6アルキル)− アミノカルボニル(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。); C1−C6−アルキルアミノチオカルボニル;ジ(C1−C6アルキル)−アミノチ オカルボニル(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。);C1 −C6−アルキル−アミノ、ジ(C1−C6アルキル)−アミノ(ここで、アルキ ル基は同一であっても相異してもよい。);ハロゲン、NO2、CN、SF5、チオアミ ノ、チオシアナトメチル;非置換又はモノ−〜テトラ−置換C1−C4アルキレン ジオキシ基(ここで、置換基はC1−C4アルキル及びハロゲンから成る群から選 ばれる。);又はQR6であり(ここでnが1より大きい場合、基R5は同一であっ ても又は相異してもよい。); R6は、非置換又は1〜3ハロゲン原子により置換されたC2−C6アルキレン 又はC2−C6アルキニル;(C1−C4アルキル)3Si(ここで、アルキル基は同一 であっても相異してもよい。);CN;又は非置換又はモノ−〜ペンタ−置換C3 −C6シクロアルキル、アリール又はヘテロシクリル基(ここで、置換基はハロ ゲン、 C1−C6アルキル、ハロゲノ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲ ノ−C1−C6アルコキシ、フェノキシ、ナフトキシ及びCNから成る群から選ばれ る。)であり; Aは直接結合、C1−C10アルキレン、−C(=O)−、−C(=S)−又は ハロゲノ−C1−C10アルキレンであり、R7は基R10であるか、又はC1−C10 アルキレン、−C(=O)−、−C(=S)−又はハロゲノ−C1−C10アルキ レンであり、そしてR7はOR10、N(R10)2(ここで、基R10は同一であっても相 異してもよい。)、又は−S(=O)q10のいずれかであり; R8はH又はC1−C4アルキルであり; R9はメチル、フルオロメチル又はジフルオロメチルであり; R10はH;非置換又は置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2− C6アルキニル基(ここで、置換基はハロゲンから成る群から選ばれる。);(C1 −C4アルキル)3Si(ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。) ;C3−C6シクロ−アルキルであって、非置換又はハロゲンにより置換されたも の;C1−C6アルコキシカルボニルであって、非置換又はハロゲンにより置換さ れたもの;非置換又は置換アリール(ここで、置換基はハロゲン、ハロゲノ−C1 −C4アルキル及びCNから成る群から選ばれる。);(C1−C4アルキル)3Si基 (ここで、アルキル基は同一であっても相異してもよい。);C3−C6シクロア ルキルであって、非置換又はハロゲンにより置換されたもの;C1−C6アルコキ シカルボニルであって非置換又はハロゲンにより置換されたもの;又は非置換又 は置換アリール又はヘテロシクリル基(ここで、置換基はハロゲン及びハロゲノ −C1−C4アルキルから成る群から選ばれる。)であり; Qは直接結合、C1−C8アルキレン、C2−C6アルケニレン 、C2−C6アルキニレン、O、O(C1−C6アルキレン)、(C1−C6アルキレ ン)O、S(=O)p、S(=O)p(C1−C6アルキレン)又は(C1−C6アル キレン)S(=O)pであり; mは0,1又は2であり; nは0,1,2,3,4又は5であり; pは0,1又は2であり;そして qは0,1又は2であり、そして Eで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物、及び 適当な場合には、それらの互変異性体の製法であって、 a1)各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、A,R2,R5,R7及びnは、式(I)のために定義したものと同じで あり、そしてEで印をつけたC=N2重結合がE型である。}により表される化 合物又は可能なその互変異性体を、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある 、以下の式: {式中、X,Y,Z,R3,R4及びR9は、式(I)のために定義したものと同 じであり、そしてX1は脱離基である。}により表 される化合物又はその互変異性体と反応されるか、又は a2)各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、以下の式: {式中、A,R2,R5,R7及びnは、式(I)のために定義したものと同じで あり、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化 合物又は可能なその互変異性体を、各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある 、以下の式: {式中、X,Y,Z,R3,R4及びR5は式(I)のために定義したものと同じ である。}により表される化合物又は適当な場合にはその互変異性体と反応させ るかのいずれか、又は b1)各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある、以下の式: {式中、R2,R5及びnは式(I)のために定義したものと同じであり、そして Eで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物又は可能 なその互変異性体を、以下の式: Rγ-A-X2 (VII) {式中、A及びR7は式(I)のために定義したものと同じであり、そしてX2は 脱離基である。}により表される化合物と反応させ、そして例えば、a2)の方 法に従って、式(IV)により表される、このようにして得られることができる化 合物をさらに反応させるか、又は b2)それをヒドロキシルアミン又はその塩と反応させ、そして例えば、a1 )の方法に従って、式(II)により表される、このようにして得られることがで きる化合物をさらに反応させるか、又は c)各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、R2,R5及びnは式(I)のために定義したものと同じである。}によ り表される化合物又は可能なその互変異性体を、C1−C6アルキル・ニトリット と反応させ、そして例えば、b)の方法に従って、式(VI)により表される、こ のようにして得られることができる化合物を、さらに反応させる、 ことを含む製法。 2.式(I)の化合物の製造のための請求項1に記載の方法であって、式(II )の化合物を、式(III)の化合物と反応させることを含む方法。 3.式(III)の化合物{式中、X1がハロゲンである。}を使用する、請求項 2に記載の方法。 4.式(III)の化合物{式中、X1が塩素である。}を使用する、請求項2に 記載の方法。 5.前記反応が、塩基の存在下で行われる、請求項2に記載の方 法。 6.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選ばれた塩基の存在下で行われる、請求項 5に記載の方法。 7.前記塩基がナトリウム・ヒドリドである、請求項6に記載の方法。 8.前記反応が、溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項 2に記載の方法。 9.前記溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムア ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン及びヘキサメチル ホスホン酸トリアミドから成る群から選ばれる、請求項8に記載の方法。 10.前記溶媒が、N,N−ジメチルホルムアハドである、請求項9に記載の方 法。 11.前記反応が、約10°〜約30°の温度範囲内で行われる、請求項2に記載の 方法。 12.前記反応時間が、約 0.5〜約2時間の間である、請求項2に記載の方法。 13.式(I)の化合物の製造のための請求項1に記載の方法であって、式(IV )の化合物を、式(V)の化合物と反応させることを含む方法。 14.前記反応が塩基の存在下で行われる、請求項13に記載の方法。 15.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選 ばれる塩基の存在下で行われる、請求項14に記載の方法。 16.前記塩基が水酸化ナトリウムである、請求項15に記載の方法。 17.前記反応が、溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項 13に記載の方法。 18.前記溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール 、ブタノール、エチレン・グリコール及びグルセロールから成る群から選ばれた 、請求項17に記載の方法。 19.前記反応がメタノール中で行われる、請求項18に記載の方法。 20.前記反応が約10°〜約30°の温度範囲内で行われる、請求項13に記載の方 法。 21.前記反応時間が約 0.5〜約2時間の間にある、請求項13に記載の方法。 22.式(I)の化合物の製造のための請求項1に記載の方法であって、式(VI )の化合物を、式(VII)の化合物と反応させ、そして請求項13に記載の方法に 従って、式(IV)の、このようにして得られる化合物を反応させるか又は、それ を適当な場合、塩基又は酸触媒の存在下、ヒドロキシルアミン又はその塩と反応 させるかのいずれかを行い、そしてさらに請求項2に記載の方法に従って、式( II)の、このようにして得られる化合物をさらに反応させることを含む、前記方 法。 23.式(VII)の化合物{式中、X2がハロゲンである。}を使用する、請求項 22に記載の方法。 24.式(VII)の化合物{式中、X2が塩素である。}を使用する、請求項22に 記載の方法。 25.式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応が塩基の存在 下で行われる、請求項22に記載の方法。 26.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選ばれた塩基の存在下で行われる、請求項 25に記載の方法。 27.塩基が炭酸カリウムである、請求項26に記載の方法。 28.式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応が溶媒又は希釈剤又はそ の混合物の存在下で行われる、請求項22に記載の方法。 29.前記溶媒が、アセトニトリル及びプロピオニトリルから成る群から選ばれ た、請求項28に記載の方法。 30.前記反応がアセトニトリル中で行われる、請求項29に記載の方法。 31.式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応が約10°〜約80°の温度 範囲で行われる、請求項22に記載の方法。 32.式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応時間が、約 0.5〜約2時 間の間にある、請求項22に記載の方法。 33.式(I)の化合物の製造のための請求項1に記載の方法であって、式(VI I)の化合物をC1−C6アルキル・ニトリットと反応させ、そしてさらに、請求 項22に記載の方法に従って、式(VI)の、このようにして得られる、化合物をさ らに反応させるとを含む、前記方法。 34.前記反応が塩基の存在下で行われる、請求項33に記載の方法。 35.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選ばれた塩基の存在下で行われる、請求項 34に記載の方法。 36.前記塩基がナトリウム・メタノレートである、請求項35に記載の方法。 37.前記反応が溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項33 に記載の方法。 38.前記溶媒がメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、 ブタノール、エチレン・グリコール及びグリセロールから成る群から選ばれた、 請求項37に記載の方法。 39.前記反応がメタノール中で行われる請求項38に記載の方法。 40.前記反応が約0℃〜約60の温度範囲で行われる、請求項33に記載の方法。 41.前記反応時間が約 0.5〜約3時間の間にある、請求項33に記載の方法。 42.以下の式:{式中、A,R2,R5,R7とnは式(I)のために定義したものと同じであり 、そしてEで印をつけたC=N2重結合がE型である。}により表される化合物 の製法であって、以下の式: {式中、R2,R5とnは式(I)のために定義したものと同じであり、そしてE で印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物を、以下の 式: Rγ-A-X2 (VII) {式中、AとR7は式(I)のために定義したものと同じであり、そしてX2は脱 離基である。}により表される化合物と反応させることを含む製法。 43.式(VII)の化合物{式中、X2はハロゲンである。}を使用す、請求項42 に記載の方法。 44.式(VII)の化合物{式中、X2は塩素である。}を使用する、請求項43に 記載の方法。 45.前記反応が塩基の存在下で行われる、請求項42に記載の方法。 46.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選ばれた塩基の存在下で行われる、請求項 45に記載の方法。 47.前記塩基が炭酸カリウムである、請求項46に記載の方法。 48.前記反応が、溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項 47に記載の方法。 49 前記溶媒が、アセトニトリル及びプロピオニトリルから成る群から選ばれ る、請求項48に記載の方法。 50.前記反応がアセトニトリル中に行われる、請求項49に記載の方法。 51.前記反応が、約10°〜約80°の温度範囲内で行われる、請求項42に記載の 方法。 52.前記反応時間が約 0.5〜約2時間の間にある、請求項42に記載の方法。 53.以下の式: {式中、A,R2,R5,R7及びnは式(I)のために定義したものと同じであ り、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合 物の製法であって、以下の式: {式中、A,R2,R5,R7及びnは式(I)のために定義したものと同じであ り、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合 物を、ヒドロキシルアミン又はその塩と反応させることを含む製法。 54.前記反応をヒドロキシルアミン・ヒドロクロリドを用いて行う、請求項53 に記載の方法。 55.前記反応が、溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項 53に記載の方法。 56.前記溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール 、ブタノール、エチレン・グリコール及びグリセロールから成る群から選ばれる 、請求項55に記載の方法。 57.前記反応がエタノール中で行われる、請求項56に記載の方法。 58.前記反応が約20°〜約 100°の温度範囲内で行われる、請求項53に記載の 方法。 59.前記反応時間が約 0.5〜約2時間の間にある、請求項53に記 載の方法。 60.以下の式: {式中、R2,R5とnは式(I)のために定義したものと同じであり、そしてE で印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物の製法であ って、以下の式: {式中、R2,R5とnは式(I)のために定義したものと同じである。}により 表される化合物を、C1−C6アルキルニトリットと反応させることを含む製法。 61.前記反応が塩基の存在下で行われる、請求項60に記載の製法。 62.前記反応が、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ヒドロキシド、ヒドリド 、アミド、アルカノレート、アセテート、カーボネート、ジアルキルアミド及び アルキルシリルアミドから成る群から選ばれた塩基の存在下で行われる、請求項 61に記載の方法。 63.前記塩基がナトリウム・メタノレートである、請求項62に記載の製法。 64.前記反応が、溶媒又は希釈剤又はその混合物の存在下で行われる、請求項 60に記載の方法。 65.前記溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール 、ブタノール、エチレン・グリコール及びグルセロー ルから成る群から選ばれた、請求項64に記載の方法。 66.前記反応がメタノール中で行われる、請求項65に記載の方法。 67.前記反応約0°〜約40°の温度範囲内で行われる、請求項60に記載の方法 。 68.前記反応時間が約 0.5〜約2時間の間にある、請求項60に記載の方法。 69.各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、A,R2,R5,R7とnは式(I)のために請求項1中に定義したもの と同じであり、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表 される化合物、又は適当な場合にはその互変異性体。 70.各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、A,R2,R5,R7とnは式(I)のために請求項1中に定義したもの と同じであり、そしてEで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表 される化合物、又は適当な場合にはその互変異性体。 71.各ケースにおいて遊離形態又は塩形態にある以下の式: {式中、R2,R5及びnは式(I)について定義したものと同じであり、そして Eで印をつけたC=N2重結合はE型である。}により表される化合物、又は適 当な場合には、その互変異性体。
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