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JP2000345966A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

Info

Publication number
JP2000345966A
JP2000345966A JP11153843A JP15384399A JP2000345966A JP 2000345966 A JP2000345966 A JP 2000345966A JP 11153843 A JP11153843 A JP 11153843A JP 15384399 A JP15384399 A JP 15384399A JP 2000345966 A JP2000345966 A JP 2000345966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
valve
cylinder bore
gas
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11153843A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yamada
山田  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP11153843A priority Critical patent/JP2000345966A/ja
Priority to US09/584,666 priority patent/US6336795B1/en
Publication of JP2000345966A publication Critical patent/JP2000345966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/10Adaptations or arrangements of distribution members
    • F04B39/1073Adaptations or arrangements of distribution members the members being reed valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1009Distribution members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16K15/14Check valves with flexible valve members
    • F16K15/16Check valves with flexible valve members with tongue-shaped laminae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16K15/14Check valves with flexible valve members
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
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    • Y10T137/7837Direct response valves [i.e., check valve type]
    • Y10T137/7879Resilient material valve
    • Y10T137/7888With valve member flexing about securement
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構造で吸入弁の閉塞度合いを緩和して
ガス吸入初期時に吸入弁に生じる自励振動を抑制でき、
吸入ガスのシリンダボア内への流入を安定して効率良く
行い得る圧縮機を提供すること。 【解決手段】 この圧縮機の場合、弁板24のシリンダ
ボア2a側に一端が固定され、且つ他端が自由端となる
ことで吸入孔22を開放又は閉塞自在に取り付けられた
吸入弁36と、シリンダブロック2のシリンダボア2a
の開口面に沿った内壁端に吸入弁36の開放状態におけ
る自由端を係止するために所定の深さで設けられた凹状
リセス部2bとを従来通りに有するが、凹状リセス部2
bは、シリンダボア2a側に所定の深さを頂部として吸
入弁36を係止するために凸状に形成された弁スッパ部
2cと、弁スッパ部2cの周囲に吸入ガスのガス流路を
拡張するために所定の深さよりも深く凹状に形成された
凹部2dとを含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
代表される車両用等の空調装置に用いられると共に、吸
入室及びシリンダボアを連通するための吸入孔が設けら
れた弁板を含む圧縮機に関し、詳しくは弁板のシリンダ
ボア側に吸入孔を開放又は閉塞自在に取り付けられた吸
入弁をガス吸入時に係止するためにシリンダブロックの
シリンダボア面に沿った内壁端に凹状リセス部が設けら
れた構造の圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧縮機として、例えば容
量可変型圧縮機(特公平2−61627号公報に開示さ
れたもの)では、図3に示されるような構造になってい
る。
【0003】この容量可変型圧縮機の場合、シリンダケ
ーシング1の一端にはシリンダボア2aを形成したシリ
ンダブロック2が形成され、他端の開口部にはシャフト
軸4が挿通する貫通孔3aが穿設されたフロントハウジ
ング3が配置固定されている。この貫通孔3aへはラジ
アルベアリング5が圧入配設され、シャフト軸4を回転
可能に支持している。
【0004】フロントハウジング3の貫通孔3aの外端
部には、シャフト軸4を内包するように突出するシャフ
ト軸導筒3bが設けられ、シャフト軸4とシャフト軸導
筒3bの内壁とによって形成される空間をシール室6と
してメカニカルシール7が配置されている。又、フロン
トハウジング3の内壁及びシリンダブロック2の一端面
間にはクランク室1aが形成され、クランク室1a内の
シャフト軸4の側端部にはロータ8が嵌着されている。
ロータ8の一端部は、シャフト軸4の方向に折り曲げら
れ、耳状に形成された耳部8aを有し、この耳部8aに
は長孔8bが設けられている。
【0005】シャフト軸4には、ロータ8と間隔を置い
て球面ブッシュ9がシャフト軸4上を滑動可能に配置さ
れており、球面ブッシュ9の球面上には円板状の斜板1
0が球面上を滑動可能に設けられている。更に、斜板1
0の一端面上にはロータ8の耳部8aに向かって耳状に
形成された耳部10aが設けられており、この耳部10
aには長孔8bに対応して長孔10bが設けられてい
る。これらの長孔8b及び長孔10bを通してピン状部
材11が各長孔8b,10b内を滑動可能に挿入されて
所謂ヒンジ機構を成している。又、ロータ8と球面ブッ
シュ9とはシャフト軸4と平行に配置されたスプリング
12によって連結されており、フロントハウジング3の
内壁面及びロータ8間にはスラストレース13が配置さ
れ、このスラストレース13間にはスラストニードルベ
リング14が挟持されている。シャフト軸4の他方端に
はシリンダブロック2において、ラジアルベアリング1
5に回転可能に支持され、更にシャフト軸4の端面に配
置されたスラストニードルベリング16及びバネ板17
を介してアジャストスクリュー18で回転可能に支持さ
れている。
【0006】又、斜板10の所定の円周上には、斜板1
0を挟むようにして球面を有する一対のスライディング
シュー19がその球面を外側にして、斜板10の円周上
を摺動可能に配設され、先端部が二股に分離されたピス
トンロッド20がスライディングシュー19を挟持する
ようにして配置され、ピストンロッド20の一端(先端
部)はスライディングシュー19上を摺動可能になって
いる。又、ピストンロッド20の先端部はシリンダボア
2a内で摺動可能にピストン21が設けられている。即
ち、ピストン21の一端が実質的にスライディングシュ
ー19を挟持していることになる。尚、斜板10上には
上述した構造のピストン21が複数本設けられている。
【0007】シリンダボア2aの一端面には、流体を吸
入するための吸入孔22と流体を吐出するための吐出孔
23とが穿設され、吸入孔22,吐出孔23への流体の
流通を制御するように吸入弁及び吐出弁が連設されてい
る弁板24をガスケット25を介してシリンダブロック
2へ接続し、隔壁26aを有するシリンダヘッド26に
よって吸入室27及び吐出室28が形成されるように、
シリンダヘッド26をガスケット29を介して弁板24
の一端面に配置し、弁板24及びシリンダヘッド26を
シリンダブロック2上に固定し、シリンダケーシング1
を閉塞する。尚、吸入室27には吸入ポート27aが連
結され、吐出室28には吐出口28aが設けられてい
る。
【0008】更に、吸入室27及びクランク室1aを連
結するため、シリンダケーシング1に形成されたシリン
ダブロック2を通して連通孔30が設けられている。こ
の連通孔30は、弁板24及びガスケット25,29を
貫通する導入孔30aと、後述するベローズ34を配置
するための連通孔部30bとによって構成されている。
連通孔部30bのクランク室1a側には通過孔31a及
び弁座31aを設けたカップリング31が設けられ、そ
の端部にはガス漏れを防ぐためにOリング32が挿入さ
れている。又、連通孔部30bには、上面両端に貫通孔
33aを設けた台座33が固定され、この台座33の上
面には先端にニードル34aを有する一定の圧力でガス
が封入されたベローズ34が配置され、ニードル34a
の先端が通過孔31aに挿入されると、台座31b及び
ニードル34aによって通過孔31aが閉塞される。
【0009】この容量可変型圧縮機の場合、圧縮動作時
(細部の動作は省略する)には熱負荷及び圧縮容量の状
態に応じ、シャフト軸4に対して斜板10の傾斜角が最
大となる方向でピストン21のストローク量を大きくし
て圧縮容量を増加したり、或いはシャフト軸4に対して
斜板10の傾斜角が最小となる方向でピストン21のス
トローク量を小さくして圧縮容量を減少することによ
り、圧縮容量を可変制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した容量可変型圧
縮機の場合、図4に示される弁板24周辺の局部構成を
シリンダヘッド26を取り除いた状態で拡大して示した
平面図、並びに図5に示される図4中のA−A線方向に
おける側面断面図(因みに、弁板24及びシリンダブロ
ック2の間には図3では略図した別のガスケット35が
配備されている)を参照すれば、ピストン21が吸入工
程に移行するときに弁板24のシリンダボア2a側に一
端が固定され、且つ他端が自由端となることで吸入孔2
2を開放又は閉塞自在に取り付けられた吸入弁36が開
放状態となってその自由端がシリンダブロック2のシリ
ンダボア2aの開口面に沿った内壁端に設けられた凹状
(通常は半球凹状)リセス部2b′に当接して係止し、
この状態で吸入ガス(冷媒ガス)が吸入孔22から凹状
リセス部2b′を通ってシリンダボア2a内に流れ込む
が、このガス吸入初期時に吸入弁36の自由端が凹状リ
セス部2b′に当接するまでの間は閉塞状態にあった吸
入ガスが吸入弁36の自由端及び凹状リセス部2b′の
隙間を通って急速にシリンダボア2a内に流れ込むた
め、流速の大きな吸入ガスが乱流を起こして吸入弁36
に自励振動を生じさせ、こうした場合には吸入脈動を誘
発して振動や騒音を起こしてしまうという問題がある。
【0011】尚、ここでの弁板24の吐出室28側に
は、吐出孔23を開閉可能な吐出弁37及びリテーナが
ボルトにより取り付けられており、ガス吐出時に開放状
態となった吐出弁37の自由端をリテーナが規制する構
造となっている。
【0012】このようなガス吸入初期時に吸入弁36に
自励振動が生じる問題は、上述した容量可変型圧縮機以
外にも、図4及び図5で説明したように、吸入室27及
びシリンダボア2aを連通するための吸入孔22が設け
られた弁板24を含み、弁板24のシリンダボア2a側
に吸入孔22を開放又は閉塞自在に取り付けられた吸入
弁36をガス吸入時に係止するためにシリンダブロック
2のシリンダボア2a面に沿った内壁端に凹状リセス部
2b′が設けられた構造(即ち、ピストン型の構造)の
ものであれば、他のタイプの圧縮機でも同様に発生す
る。
【0013】そこで、特開平8−261154号公報に
開示されたピストン型圧縮機では、作製容易な係止部構
造で吸入弁の振動や吸入性能の低下を防止するため、シ
リンダボアの頂端周壁に刻設されて吸入弁のリード部開
度を規制するための係止部を、リード部先端と干渉して
その序動姿勢を規制する比較的浅い第1の係止面と、こ
の第1の係止面よりも深く形成されてリード部の先端よ
りもやや後退した部分と干渉してその撓曲開放姿勢を規
制する比較的深い第2の係止面とから成る構造とするこ
とにより、吸入弁のリード部開度の適性を確保しつつ、
如何なる運転条件下でも自励振動の発生を防止できるよ
うにしている。
【0014】しかしながら、ここでの係止部は、吸入弁
における吸入ガスの流圧による変形を規制してリード部
開度の適性を確保するためのものであり、構造的に吸入
ガスのガス流路の拡張を計ったものでないため、この場
合にも上述したようなガス吸入初期時に吸入弁の自由端
が係止部に当接するまでの間において閉塞状態にあった
吸入ガスが吸入弁の自由端及び係止部の隙間を通って急
速にシリンダボア内に流れ込むと、流速の大きな吸入ガ
スが乱流を起こして吸入弁に自励振動を生じさせ、結果
として吸入脈動を誘発して振動や騒音を起こしてしまう
ことになり、吸入ガスのシリンダボア内への流入を常時
安定して効率良く行わせ難いものとなっている。
【0015】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、簡素な構造で吸入
弁の閉塞度合いを緩和してガス吸入初期時に吸入弁に生
じる自励振動を抑制でき、吸入ガスのシリンダボア内へ
の流入を安定して効率良く行い得る圧縮機を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリン
ダボアが形成されたシリンダブロックと吸入室が区画形
成されたシリンダヘッドとを該吸入室及び該シリンダボ
アを連通するための吸入孔が設けられた弁板を介在させ
て結合固定して成り、更に、弁板のシリンダボア側に一
端が固定され、且つ他端が自由端となることで吸入孔を
開放又は閉塞自在に取り付けられた吸入弁と、シリンダ
ブロックのシリンダボアの開口面に沿った内壁端に吸入
弁の開放状態における自由端を係止するために所定の深
さで設けられた凹状リセス部とを有する圧縮機におい
て、凹状リセス部は、シリンダボア側に所定の深さを頂
部として吸入弁を係止するために凸状に形成された弁ス
ッパ部と、弁スッパ部の周囲に吸入ガスのガス流路を拡
張するために所定の深さよりも深く凹状に形成された凹
部とを含んで成る圧縮機が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の圧
縮機について、図面を参照して詳細に説明する。尚、本
発明の実施例に係る圧縮機も、図3並びに図4及び図5
に示した従来の容量可変型圧縮機に適用可能なものであ
って、その基本構成は大部分が従来のものと同様である
ため、同じ構成部分には同じ参照符号を付して説明を省
略し、相違する部分を説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る容量可変
型圧縮機の要部である弁板24周辺の局部構成をシリン
ダヘッド26を取り除いた状態で拡大して示した平面図
である。又、図2は、図1中のA−A線方向における側
面断面図である。
【0019】この容量可変型圧縮機の場合も、図3並び
に図1及び図2を参照すれば、シリンダボア2aが形成
されたシリンダブロック2を内部に配備したシリンダケ
ーシング1と壁面で吸入室27が区画形成されたシリン
ダヘッド26とを吸入室27及びシリンダボア2aを連
通するための吸入孔22が設けられた弁板24を介在さ
せて結合固定して成り、更に、弁板24のシリンダボア
2a側に一端が固定され、且つ他端が自由端となること
で吸入孔22を開放又は閉塞自在に取り付けられた吸入
弁36と、シリンダブロック2のシリンダボア2aの開
口面に沿った内壁端に吸入弁36の開放状態における自
由端を係止するために所定の深さで設けられた凹状リセ
ス部2bとを有する従来通りの構造となっているが、こ
こでの凹状リセス部2bは、シリンダボア2a側に所定
の深さを頂部として吸入弁36を係止するために凸状に
形成された弁スッパ部2cと、この弁スッパ部2cの周
囲に吸入ガスのガス流路を拡張するために所定の深さよ
りも深く凹状に形成された凹部2dとを含んで成ってい
る。
【0020】この容量可変型圧縮機の場合、シリンダブ
ロック2のシリンダボア2aの開口面に沿った内壁端の
凹状リセス部2bを弁スッパ部2cとその周囲の深さの
深い凹部2dから成る構成としているため、ガス吸入初
期時に吸入弁36の自由端が凹状リセス部2bの弁スッ
パ部2cに当接するまでの間において閉塞状態にあった
吸入ガスが吸入弁36の自由端及び凹状リセス部2bの
隙間を通って急速にシリンダボア2a内に流れ込んで
も、このときに弁スッパ部2c周囲の凹部2dの存在に
よって吸入ガスのガス流路が拡張されていることによ
り、吸入ガスの流圧や流速が減じられて乱流を起こすこ
とが無く、吸入弁36の自励振動が防止される。こうし
た結果として、吸入弁36の閉塞度合いを緩和させ、吸
入ガスのシリンダボア2a内への流入を安定して効率良
く行わせることができる。
【0021】尚、本実施例では容量可変型圧縮機を対象
にして説明したが、本発明の技術的要旨である弁スッパ
部2cとその周囲の深さの深い凹部2dとから成る凹状
リセス部2bの構成は、容量可変型圧縮機以外にも、ピ
ストン構造を有する構造のものであれば、他のタイプの
圧縮機でも同様に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の圧縮機
によれば、シリンダブロックのシリンダボアの開口面に
沿った内壁端に設けられた凹状リセス部をシリンダボア
側に所定の深さを頂部として吸入弁を係止するために凸
状に形成された弁スッパ部と、この弁スッパ部の周囲に
吸入ガスのガス流路を拡張するために所定の深さよりも
深く凹状に形成された凹部とから成る構造としているた
め、ガス吸入初期時に吸入弁の自由端が凹状リセス部の
弁スッパ部に当接するまでの間において閉塞状態にあっ
た吸入ガスが吸入弁の自由端及び凹状リセス部の隙間を
通って急速にシリンダボア内に流れ込んでも、このとき
に弁スッパ部周囲の凹部の存在によって吸入ガスのガス
流路が拡張されていることにより、吸入ガスの流圧や流
速が減じられて乱流を起こすこと無く吸入弁の自励振動
が防止され、結果として簡素な構造で吸入弁の閉塞度合
いを緩和させた上で吸入ガスのシリンダボア内への流入
を安定して効率良く行わせることができ、吸入脈動の低
減と吸入効率の向上とを計り得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る容量可変型圧縮機の要
部である弁板周辺の局部構成をシリンダヘッドを取り除
いた状態で拡大して示した平面図である。
【図2】図1中のA−A線方向における側面断面図であ
る。
【図3】従来の圧縮機の一例に係る容量可変型圧縮機の
基本構成を示した縦方向の側面断面図である。
【図4】図3に示す容量可変型圧縮機の要部である弁板
周辺の局部構成をシリンダヘッドを取り除いた状態で拡
大して示した平面図である。
【図5】図4中のA−A線方向における側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダケーシング 1a クランク室 2 シリンダブロック 2a シリンダボア 2b,2b′ 凹状リセス部 2c 弁ストッパ部 2d 凹部 3 フロントハウジング 3a 貫通孔 3b シャフト軸導筒 4 シャフト軸 5 ラジアルベアリング 6 シール室 7 メカニカルシール 8 ロータ 8a,10a 耳部 8b,10b 長孔 9 球面ブッシュ 10 斜板 11 ピン状部材 12 スプリング 13 スラストレース 14,16 スラストニードルベリング 15 ラジアルベアリング 17 バネ板 18 アジャストスクリュー 19 スライディングシュー 20 ピストンロッド 21 ピストン 22 吸入孔 23 吐出孔 24 弁板 25,29,35 ガスケット 26 シリンダヘッド 26a 隔壁 27 吸入室 27a 吸入ポート 28 吐出室 28a 吐出口 30 連通孔 30a 導入孔 30b 連通孔部 31 カップリング 31a 通過孔 31b 弁座 32 Oリング 33 台座 33a 貫通孔 34 ベローズ 34a ニードル 36 吸入弁 37 吐出弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアが形成されたシリンダブロ
    ックと吸入室が区画形成されたシリンダヘッドとを該吸
    入室及び該シリンダボアを連通するための吸入孔が設け
    られた弁板を介在させて結合固定して成り、更に、前記
    弁板の前記シリンダボア側に一端が固定され、且つ他端
    が自由端となることで前記吸入孔を開放又は閉塞自在に
    取り付けられた吸入弁と、前記シリンダブロックの前記
    シリンダボアの開口面に沿った内壁端に前記吸入弁の前
    記開放状態における前記自由端を係止するために所定の
    深さで設けられた凹状リセス部とを有する圧縮機におい
    て、前記凹状リセス部は、前記シリンダボア側に前記所
    定の深さを頂部として前記吸入弁を係止するために凸状
    に形成された弁スッパ部と、前記弁スッパ部の周囲に吸
    入ガスのガス流路を拡張するために前記所定の深さより
    も深く凹状に形成された凹部とを含んで成ることを特徴
    とする圧縮機。
JP11153843A 1999-06-01 1999-06-01 圧縮機 Withdrawn JP2000345966A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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